JP2017103331A - 回転機構及び切削装置 - Google Patents

回転機構及び切削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017103331A
JP2017103331A JP2015234824A JP2015234824A JP2017103331A JP 2017103331 A JP2017103331 A JP 2017103331A JP 2015234824 A JP2015234824 A JP 2015234824A JP 2015234824 A JP2015234824 A JP 2015234824A JP 2017103331 A JP2017103331 A JP 2017103331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
magnet
chuck table
workpiece
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015234824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6548561B2 (ja
Inventor
圭吾 吉田
Keigo Yoshida
圭吾 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2015234824A priority Critical patent/JP6548561B2/ja
Publication of JP2017103331A publication Critical patent/JP2017103331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6548561B2 publication Critical patent/JP6548561B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】チャックテーブルを回転可能に装着する回転機構において、切削液が吸引されても吸引力を維持する。【解決手段】回転機構4を、一端にチャックテーブル30を装着する第1の回転軸40と、回転軸40の内部に形成され装着面を吸引源7に連通させる連通路402と、回転軸40の他端に連結する第1のマグネット41と、マグネット41及び回転軸40を収容するケース42と、ケース42の側壁に形成され吸引源7に連通する吸引口422と、回転軸40を回転させるモータ44と、ケース42を介在させ回転軸40の延在方向においてマグネット41に対面する第2のマグネット45と、マグネット45に接続され回転軸40と軸心を同じくする第2の回転軸46と、回転軸46の軸心と中心を一致させ回転軸46に接続する円周方向に目盛りを備えた円板状スケール47と、スケール47の目盛り読み取り部48と、を備えるものとした。【選択図】図4

Description

本発明は、チャックテーブルを回転可能に装着する回転機構、及びこの回転機構を備える切削装置に関する。
半導体ウエーハやパッケージ基板等の板状ワークを切削ブレードで切削する切削装置においては、チャックテーブル上に保持された板状ワークをX軸方向及びX軸方向に対し水平方向に直交する方向(Y軸方向)から切削することで、矩形のチップを作製している。そのため、切削ブレードに対して板状ワークの分割予定ラインを合わせるために、板状ワークを保持するチャックテーブルにはチャックテーブルを回転させるための回転機構が装着されている。そして、この回転機構は、主にチャックテーブルの底面側に装着されている。
切削加工においては、板状ワークの直線状の分割予定ラインに沿って切削ブレードを切り込ませる必要があるため、例えば特許文献1に記載されているような回転機構(回転軸の軸方向が鉛直方向、すなわちZ軸方向となる回転機構)は、X軸Y軸平面(水平面)上でチャックテーブルを正確な角度で回転させてX軸方向又はY軸方向から板状ワークを切削できるように、チャックテーブルを回転させた角度を常に正確に認識できるものである必要がある。
そして、切削装置により板状ワークを切削する際には、まず、切削ブレードがチャックテーブルに保持された板状ワークの分割予定ラインと平行になるように、チャックテーブルを回転させた後、チャックテーブルを切削方向(X軸方向)に切削送りし、回転する切削ブレードを分割予定ラインに沿って板状ワークに切り込ませていく。例えば、X軸方向の全ての分割予定ラインに沿って切削ブレードを板状ワークに切り込ませた後、水平面上においてチャックテーブルを90度正確に回転させ、先に切削した分割予定ラインに直交する分割予定ラインに沿って回転する切削ブレードを板状ワークに切り込ませていく。
特開2009−023044号公報
例えば、半導体ウエーハを切削し完全に切断する場合には、半導体ウエーハの裏面(チャックテーブルに載置される側の面)にダイシングテープを貼着した状態で、半導体ウエーハを切削していくことが多い。これに対して、パッケージ基板を切削し完全に切断する場合には、パッケージ基板の裏面にダイシングテープを貼着せずに、パッケージ基板の裏面を直にチャックテーブルの保持面に接触させた状態で吸引保持を行い、吸引保持されたパッケージ基板の切削を行っていくことが多い。
そのため、パッケージ基板を保持するチャックテーブル(ジグ式のチャックテーブルも含む)には、切削ブレードをパッケージ基板の厚み以上の切り込み位置まで切り込ませられるように、その表面にはX軸方向及びY軸方向に延在する逃げ溝が形成されるとともに、切断により作製されたチップを個々に吸引保持するための吸引孔が形成されている。そして、この吸引孔はチャックテーブルの底面を通り、吸引力を生み出す吸引源に連通路を介して連通している。この連通路は、チャックテーブルの底面側に装着された回転機構の内部に主に引かれている。このように、連通路の経路が回転機構の内部を通る構成とすることで、切削装置の省スペース化及びチャックテーブルの切削送り方向(例えば、X軸方向)へのスムーズな移動を実現することができている。
ここで、切削加工中においては、主に切削ブレードとパッケージ基板との接触部位に切削水を噴射することで、切削ブレード及びパッケージ基板の冷却並びに発生する切削屑の除去を行っているが、上記吸引孔からこの切削水が吸引されることがある。そして、切削加工中において、吸引孔から吸引された切削水が上記連通路に滞留することにより、パッケージ基板を吸引するための吸引力が低下する場合があるという問題がある。特に従来の回転機構においては、回転機構の回転軸との配置の兼ね合いから、連通路となる吸引配管は、その管径が小さいものを使用せざるをえず、この問題が顕著なものとなっている。
この問題に付随して、吸引力が低下することでパッケージ基板の保持力も低下するため、切削ブレードの切削負荷によってパッケージ基板がチャックテーブルから引き離されることで、切削ブレードが破損するという問題も発生する。また、従来のように、チャックテーブルの回転角度を正確に計測するために、回転機構の回転軸の近くに回転角度を読み取るためのスケールが配設されている場合には、回転機構の構成上回転軸に沿って連通路の経路も延在していることから、吸引孔から吸引され連通路から漏れた切削水によりこのスケールが汚されることがあり、チャックテーブルが何度の位置なのかをスケールにより正確に読み取れない場合があるという問題もある。
よって、切削装置等に備えられるチャックテーブルを回転可能に装着する回転機構の構成が、その内部にチャックテーブル上における吸引力を伝達するための連通路が通るものとなっている場合には、切削水がチャックテーブル上から吸引され連通路に浸入しても吸引力を低下させないようにするという課題がある。また、チャックテーブルを所定角度正確に回転させるために、切削水がチャックテーブル上から吸引され連通路に浸入しても、回転角度を読み取るためのスケールが汚れないようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、板状ワークを吸引保持する保持面を有するチャックテーブルを回転可能に装着する回転機構であって、一方の軸端に該チャックテーブルを装着する装着面を備える第1の回転軸と、該第1の回転軸の内部に形成され該装着面を吸引源に連通させる連通路と、該第1の回転軸の他方の軸端に連結する第1のマグネットと、該第1のマグネットと共に該第1の回転軸を収容するケースと、該ケースの側壁に形成され該吸引源に連通する吸引口と、該第1の回転軸と該ケースとの間で該第1の回転軸を回転可能に支持するベアリングと、該ベアリングで支持される該第1の回転軸を回転させるモータと、該ケースを介在させ非接触で該第1の回転軸の延在方向において該第1のマグネットに対面する第2のマグネットと、該第2のマグネットに接続され該第1の回転軸と軸心を同じくする第2の回転軸と、該第2の回転軸の軸心と中心を一致させ該第2の回転軸に接続する円周方向に目盛りを備えた円板状のスケールと、該スケールの目盛りを読み取る読み取り部と、を備える回転機構である。
また、上記課題を解決するための本発明は、板状ワークを吸引保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルを回転可能に装着し該保持面を前記吸引源に連通可能にする前記回転機構と、該チャックテーブルに保持される板状ワークを切削ブレードで切削する切削手段と、該切削ブレードと板状ワークとに切削水を供給する切削水供給手段と、を備える切削装置である。
本発明においては、板状ワークを吸引保持する保持面を有するチャックテーブルを回転可能に装着する回転機構に、一方の軸端にチャックテーブルを装着する装着面を備える第1の回転軸と、第1の回転軸の内部に形成され装着面を吸引源に連通させる連通路と、第1の回転軸の他方の軸端に連結する第1のマグネットと、第1のマグネットと共に第1の回転軸を収容するケースと、ケースの側壁に形成され吸引源に連通する吸引口と、第1の回転軸とケースとの間で第1の回転軸を回転可能に支持するベアリングと、ベアリングで支持される第1の回転軸を回転させるモータと、ケースを介在させ非接触で第1の回転軸の延在方向において第1のマグネットに対面する第2のマグネットと、第2のマグネットに接続され第1の回転軸と軸心を同じくする第2の回転軸と、第2の回転軸の軸心と中心を一致させ第2の回転軸に接続する円周方向に目盛りを備えた円板状のスケールと、スケールの目盛りを読み取る読み取り部とを備えるものとしている。そのため、ケース内を負圧にしてから、吸引力をチャックテーブルの保持面に伝達させて、チャックテーブルにより板状ワークを吸引保持させることで、板状ワークの被保持面とチャックテーブルの保持面との隙間から切削液を吸引してしまい切削液が連通路に浸入してしまった場合においても、連通路内に切削液を滞留させず、吸引力を低下させることがない。また、従来の回転機構に比べて、吸引容量を容易に大きくすることができる。
さらに、板状ワークの被保持面とチャックテーブルの保持面との隙間から回転機構内部に浸入した切削液の移動経路と、チャックテーブルの回転角度を示すスケールとが切り離されて設置されていることから、スケールが汚れることが無くなり、読み取り部による回転角度の読み取りが正確になることから、チャックテーブルを所定角度正確に回転させることが可能となる。
本発明に係る切削装置においては、本発明に係る回転機構を備えるものとしたことで、チャックテーブルの保持力が低下しなくなることから、切削ブレードの切削負荷によって板状ワークがチャックテーブルから引き離されることで、切削ブレードが破損することがない。また、チャックテーブルが所定角度正確に回転することから、板状ワークを分割予定ラインに沿って正確に切削することが可能となる。
切削装置の一例を示す斜視図である。 板状ワーク及びチャックテーブルの一例を示す斜視図である。 回転機構の一例を示す分解断面図である。 回転機構の一例を示す断面図である。
図1に示す切削装置1は、チャックテーブル30が保持する板状ワークWに対して、切削手段6によって切削加工を施す装置である。切削装置1のベース10上は、主に板状ワークWの着脱等が行われる領域である着脱領域Aと、切削手段6による板状ワークWの切削等が行われる領域である切削領域Bとに分かれている。
切削装置1の前面側(−Y方向側)には、Z軸方向に往復移動する昇降機構10a上に設置されたウエーハカセット11が備えられており、ウエーハカセット11は、板状ワークWを複数枚収容することができる。ウエーハカセット11の後方(+Y方向側)には、ウエーハカセット11から板状ワークWの搬出入を行う搬出入手段12が配設されている。ウエーハカセット11と搬出入手段12との間には、搬出入対象の板状ワークWが一時的に載置される仮置き領域13が設けられており、仮置き領域13には、板状ワークWを一定の位置に位置合わせする位置合わせ手段14が配設されている。
仮置き領域13の近傍には、チャックテーブル30と仮置き領域13との間で、板状ワークWを搬送する第一の搬送手段15aが配設されている。第一の搬送手段15aにより吸着された板状ワークWは、仮置き領域13からチャックテーブル30上に搬送される。
第一の搬送手段15aの近傍には、切削加工後の板状ワークWを洗浄する洗浄手段16が配設されている。また、洗浄手段16の上方には、チャックテーブル30から洗浄手段16へと、切削加工後の板状ワークWを吸着し搬送する第二の搬送手段15bが配設されている。
チャックテーブル30の移動経路の上方には、板状ワークWの切削すべき分割予定ラインSを検出するアライメント手段17が配設されている。アライメント手段17は、板状ワークWの表面Waを撮像する撮像手段170を備えており、撮像手段170により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の画像処理によって切削すべき分割予定ラインSを検出することができる。撮像手段170によって取得された画像はアライメント手段17の上方に配設された表示手段18に表示される。また、アライメント手段17の近傍には、切削領域B内で、チャックテーブル30に保持された板状ワークWに対して切削加工を施す切削手段6が配設されている。切削手段6はアライメント手段17と一体となって構成されており、両者は連動してY軸方向及びZ軸方向へと移動する。
切削手段6は、軸方向がX軸方向に対し水平方向に直交する方向(Y軸方向)であるスピンドル61と、スピンドル61に固定され回転可能な切削ブレード62とを備えており、図示しない割り出し送り手段によってY軸方向へ移動可能となっており、図示しない切り込み送り手段によってZ軸方向に移動可能となっている。
切削ブレード62の近傍には、切削ブレード62に切削水を供給する切削水供給手段19が設けられており、切削ブレード62のY軸方向前後には、切削ブレード62の板状ワークWに対する加工点に対して切削水供給手段19により供給した切削水を噴射する切削水ノズル190が設けられている。切削水ノズル190から噴射される切削水は、切削ブレード62と板状ワークWとの接触部位を冷却しかつ板状ワークWの加工点に生じた切削屑を除去する。
図2に示す板状ワークWは、例えば、矩形状のパッケージ基板であり、板状ワークWの表面Wa上には、分割予定ラインSによって格子状に区画された矩形領域W1が複数(図示の例においては、3つ)形成されている。各矩形領域W1は、小片化され主に廃材となる余剰領域W2によってその周囲を囲まれている。矩形領域W1は、各分割予定ラインSに沿って切削され切り分けられることで個々のチップCとなる。なお、板状ワークWの形状、矩形領域W1の数等は、添付図面に図示されている例に限定されるものではない。
図1に示す切削装置1のベース10上に配設され板状ワークWを吸引保持するチャックテーブル30は、例えば、その外形が、矩形の板状ワークWに対応する矩形状であり、ポーラス部材等からなり板状ワークWを吸着する吸着部300と、吸着部300を支持する枠体301とを備える。吸着部300の露出面である保持面300aには、格子状に形成された複数の逃げ溝300bと、逃げ溝300bにより区画されて形成された各格子中に各々設けられた複数の吸引孔300cとを備える。各吸引孔300cは、吸着部300の厚み方向に貫通して形成されており、図3に示す枠体301の中央に形成された中央孔301aに連通している。
チャックテーブル30は、チャックテーブル30の下側に配設された図3,4に示す回転機構4に矢印R方向に回転可能に装着されており、かつ、切削送り手段5により、X軸方向に往復移動可能となっている。
チャックテーブル30をX軸方向に切削送りする切削送り手段5は、例えば、X軸方向に延びるX軸ベース50と、X軸方向の軸心を有しX軸ベース50上に配設されるボールネジ51と、ボールネジ51と平行に配設された一対のガイドレール52と、ボールネジ51を回動させるモータ53と、内部の図示しないナットがボールネジ51に螺合し底部がガイドレール52に摺接する可動ベース54と、から構成されている。可動ベース54の底部には、ガイドレール52に緩嵌合する嵌合部540が形成されており、この嵌合部540をガイドレール52に緩嵌合させた状態で、モータ53がボールネジ51を回動させると、これに伴い可動ベース54がガイドレール52にガイドされてX軸方向に移動し、可動ベース54上に回転機構4を介して配設されたチャックテーブル30が可動ベース54の移動に伴いX軸方向に切削送りされる。
回転機構4は、一方の軸端400にチャックテーブル30を装着する装着面400aを備える第1の回転軸40と、第1の回転軸40の内部に形成され装着面400aを吸引源7に連通させる連通路402と、第1の回転軸40の他方の軸端401に連結する第1のマグネット41と、第1のマグネット41と共に第1の回転軸40を収容するケース42と、ケース42の側壁42aに形成され吸引源7に連通する吸引口422と、第1の回転軸40とケース42との間で第1の回転軸40を回転可能に支持するベアリング43と、ベアリング43で支持される第1の回転軸40を回転させるモータ44と、ケース42を介在させ非接触で第1の回転軸40の延在方向において第1のマグネット41に対面する第2のマグネット45と、第2のマグネット45に接続され第1の回転軸40と軸心を同じくする第2の回転軸46と、第2の回転軸46の軸心と中心を一致させ第2の回転軸46に接続する円周方向に目盛りを備えた円板状のスケール47と、スケール47の目盛りを読み取る読み取り部48とを、少なくとも備えている。
例えば、第1の回転軸40は、円柱状に形成されており、その軸心40aの軸方向は水平面に対して直交する方向(Z軸方向)となっている。そして、第1の回転軸40の一方の軸端400(図3,4における上端)の装着面400aに、チャックテーブル30の枠体301の底面が装着される。第1の回転軸40の一方の軸端400には、その周囲を囲繞するように円環状の支持ユニット403が配設されている。支持ユニット403は、第1の回転軸40の一方の軸端400の径方向に突設されたフランジ部400bに複数のボルトによって固定されている。支持ユニット403の上面は、第1の回転軸40の装着面400aと面一になっており、嵌合部403aがチャックテーブル30の底面に嵌合した状態で、装着面400aと共にチャックテーブル30の底面に接続されている。
また、枠体301を支持ユニット403にネジで螺合する螺合部で螺合させても良い。螺合部は、枠体301の上面と下面とを貫通するネジ貫通孔と、支持ユニット403の上面から堀下げられる雌ねじ穴とを複数備え、雄ねじをネジ貫通孔に貫通させ雌ねじ穴に螺入させることで枠体301と支持ユニット403とを螺合させる。
第1の回転軸40の内部には、その中央をZ軸方向に延びる連通路402が形成されている。連通路402の上端は、装着面400aにおいて円形状に開口しており、チャックテーブル30の枠体301の中央に形成された中央孔301aに連通している。連通路402のもう一端は、第1の回転軸40の側面下部において、図示の例においては略楕円形状に開口(図3,4に示す開口部402a)している。開口部402aは、例えば、第1の回転軸40の側面下部において、周方向に複数(図3、4においては、1つのみ図示)等間隔で開口している。
第1の回転軸40の他方の軸端401(図3,4における下端)のマグネット装着面401aには、第1のマグネット41がボルトによって連結されている。すなわち、図示の例では、第1のマグネット41の中央部に形成された窪み部分に、ボルトを差し込み、さらに、このボルトをマグネット装着面401aに螺入することで連結している。第1のマグネット41は、例えば、フェライト磁石や金属磁石等が用いられ、防錆加工等が施されていると好ましい。図示の例においては、第1のマグネット41の下面側(−Z方向側)がN極となっており、上面側(+Z方向側)がS極となっている。
第1のマグネット41と共に第1の回転軸40を収容するケース42は、図3,4に示すように、切削送り手段5の可動ベース54上に配設されている。ケース42は、例えば、有底円筒状のケースであり、その長手方向(Z軸方向)の上端部から中間部にかけて外径が二段階で拡径されている。ケース42の収容部42bの直径(内径)は、例えば、第1の回転軸40の外径よりも大径に形成されており、第1の回転軸40が収容部42b内で回転している際に、第1の回転軸40がケース42の側壁42aに接触しないようになっている。ケース42の側壁42aの上部には、ベアリング43をボルト430によって装着するためのベアリング装着部420が形成されており、ベアリング装着部420より下方のケース42の側壁42aには、ステータコイル装着部421が形成されている。
ケース42の側壁42aの下部には、吸引源7に連通する吸引口422が、側壁42aの厚み方向(図示の例においては、+Y方向)に貫通して収容部42bで開口するように形成されている。吸引口422には配管が接続されており、吸引口422は、配管を介して真空発生装置及びコンプレッサー等からなる吸引源7に連通している。例えば、第1の回転軸40の開口部402aの上方には、シール部409が配設されている。第1の回転軸40がケース42に収容され、吸引源7が吸引を行うと、ケース42の収容部42b内を負圧になり、シール部409はこの負圧を保つための役割を果たす。
第1の回転軸40とケース42との間で第1の回転軸40を回転可能に支持するベアリング43(図示の例においては、スラストベアリング)は、ボルト430によって、ケース42のベアリング装着部420に装着されており、第1の回転軸40が矢印R方向に回転した場合のスラスト荷重を受ける役割を果たす。ベアリング43は、オイルレスベアリング、又は潤滑油の給油が必要となるベアリングのいずれであってもよい。
ベアリング43で支持される第1の回転軸40を回転させるモータ44は、例えば、アウターローター型のサーボモータであり、ステータコイル441の外側に配設されるローター440と、第1の回転軸40がケース42に収容された場合にローター440と対向するようにステータ装着部421に装着されたステータコイル441とを少なくとも備えている。ステータコイル441には、図示しない電源が接続されている。なお、モータ44は、例えば、制御部9から送られるパルス信号により第1の回転軸40を所定の角度だけ回転させるパルスモータであってもよい。
永久磁石等からなるローター440は、円環状の支持ユニット403の底面側にローター取り付け部材404を介して配設されている。図3に示すように、円環状のローター取り付け部材404は、ボルトによって、支持ユニット403の底面に固定されており、その厚さ方向(Z軸方向)の中間部から下面にかけて開口部の内径が拡径されて形成されたベアリング接触部404bを備えている。第1の回転軸40がケース42に収容された場合に、ローター取り付け部材404にベアリング43が嵌合する形で配設されることで、第1の回転軸40とケース42との間で、第1の回転軸40がベアリング43により回転可能に支持されている状態となる。
このように構成されたモータ44は、ステータコイル441に図示しない電源から交流電力が印加され磁界が発生することでローター440がスタータコイル441の周囲を回転する。ローター440が生み出す回転力が、ローター取り付け部材404及び支持ユニット403を介して第1の回転軸40へと伝達されることで、第1の回転軸40が軸心40aを軸にして回転する。また、モータ44には、モータ44の回転角度を制御するCPU及びメモリ等から構成される制御部9が接続されている。
図3,4に示すように、ケース42の底部42cには、底部42cを+Z方向に向かって収容部42bに至らない程度に円柱状に切欠することによって、マグネット収容部423が形成されている。そして、マグネット収容部423には、第1の回転軸40の延在方向(Z軸方向)において第1のマグネット41に対面する第2のマグネット45が配設されている。第2のマグネット45は、図示の例においては、第1のマグネット41と同一の形状に形成されている。第1のマグネット41と第2のマグネット45との間にはケース42の底部42cが介在していることから、第1の回転軸40がケース42に収容された場合において、第1のマグネット41と第2のマグネット45とは非接触な状態で対面している。なお、ケース42の底部42cは、開閉可能な排出口が設けられることで、切削加工時に底部42cに滞留した切削液を排出可能に構成されていてもよい。
第2のマグネット45は、第2の回転軸46の一方の軸端(図3,4における上端)に、ボルトによって螺接されている。図示の例においては、第2のマグネット45の下面側(−Z方向側)がN極となっており、上面側(+Z方向側)がS極となっている。したがって、第1のマグネット41と第2のマグネット45とは、引き合った状態となっている。なお、第1のマグネット41及び第2のマグネット45の形状は、本実施形態におけるものに限定されるものではなく、また、その大きさも、少なくとも円板状のスケール47を回転させることができる磁力(すなわち、ケース42の底部42cによって、第1のマグネット41と第2のマグネット45との間の磁力が遮断されることで、第1のマグネット41と第2のマグネット45とが連動して回転しなくなることがない程度磁力)を発生させることができる程度の大きさであればよい。
また、底部42cを形成する材質は限定しないが、第1のマグネット41と第2のマグネット45との磁力を低下させないように非磁性体の材質で形成するとよい。例えば、PVA樹脂などが良い。さらに、底部42cへの切削屑の付着を防止するため撥水コーティングを備えると良い。
第2の回転軸46は、図示の例においては、第1の回転軸40よりも小径の円柱状に形成されており、その軸心46aが第1の回転軸40の軸心40aに一致するようにして、可動ベース54の内部に形成された支持部541に軸受け460を介して回転可能に配設されている。
第2の回転軸46の下端側には、円周方向に目盛りを備えた円板状のスケール47が、第2の回転軸46の軸心46bと中心とを一致させて接続されている。したがって、第1の回転軸40が回転することに伴って、第1のマグネット41、第2のマグネット45、第2の回転軸46及びスケール47が皆、第1の回転軸40の回転角度と同方向に同一の角度分だけ回転する。
スケール47の下側には、スケール47の目盛りを読み取る読み取り部48が配設されている。読み取り部48は、例えば、スケール47に形成された目盛りの反射光を読み取る光学式のものであり、読み取り部48には、読み取った情報を送信するためのケーブルが接続されている。このケーブルのもう一端は、支持部541に配設されたコネクタ542に接続されており、コネクタ542は、配線を介して制御部9に接続されている。スケール47及び読み取り部48は、モータ44の回転角度を検出するためのエンコーダとしての役割を果たしている。
例えば、図4に示すように、回転機構4の周囲には、チャックテーブル30の下側周囲を覆うためのX軸カバー31が配設されている。このX軸カバー31は、可動ベース54の例えば4隅から立設された4本(図4においては、2本のみ図示している。)のX軸カバー支柱310に対してボルト311により固定されることで、X軸カバー支柱310によって支持されている。図1に示すように、X軸カバー31のX軸方向の両端には、伸縮する蛇腹カバー33a及び蛇腹カバー33bがそれぞれ接続されており、蛇腹カバー33a及び蛇腹カバー33b並びにX軸カバー31によって、チャックテーブル30の移動経路下に配設された図4に示すウォータケース8上を覆っている。
X軸カバー31の中央部には、回転機構4を嵌めこむための開口312が形成されており、この開口312の周縁には+Z方向に突出するフランジ部312aが設けられている。フランジ部312aの外周縁には、X軸カバー31上に流れ落ちた切削水が回転機構4のローター440等に接触することを防止するために、返し部がついたゴムシール32が配設されている。また、X軸カバー31のY軸方向の両端部からは−Z方向に垂設されたスカート部313が形成されている。
図4に示すように、X軸カバー31の開口312と回転機構4の支持ユニット403との隙間に切削水が侵入することを防止するために、支持ユニット403の外周部には、ボルト490によってθ軸カバー49が固定されている。
ウォータケース8は、例えば、チャックテーブル30の移動経路下に配設され、チャックテーブル30をX軸方向に往復移動させるのを可能とするために、箱状の部材の底板80の中央部に矩形状の開口部81を設けており、底板80、内側壁82及び外側壁83により構成され切削水を受け止める樋部84を備えている。チャックテーブル30上から流れてくる切削水は、蛇腹カバー33a及び蛇腹カバー33b並びにX軸カバー31のY軸方向の両端からスカート部313を伝って、ウォータケース8の桶部84へと流下し、桶部84に連通する図示しない排水口から排出される。
以下に、図1〜2、及び図4を用いて、図1に示す板状ワークWを切削装置1により切削する場合の、切削装置1の動作及び回転機構4の動作にについて説明する。
図1に示すように、まず、搬出入手段12により、一枚の板状ワークWが、ウエーハカセット11から仮置き領域13に搬出される。そして、仮置き領域13において、位置合わせ手段14により板状ワークWが所定の位置に位置決めされた後、第一の搬送手段15aが板状ワークWを吸着して仮置き領域13から図2に示すチャックテーブル30の保持面300aへと板状ワークWを移動させる。この際に、例えば、板状ワークWは、各チップCの裏面に対して、チャックテーブル30の各吸引孔300cがそれぞれ1つずつ対応するように、保持面300a上に位置づけられる。
次いで、図4に示す吸引源7が吸引することでケース42内部に負圧が発生し、この結果生み出された吸引力が、連通路402及び中央孔301aを通り、吸引孔300cから保持面300a上に伝達されることで、チャックテーブル30が板状ワークWを保持面300a上で直に吸引保持する。
チャックテーブル30により板状ワークWが吸引保持された後、図4に示す切削送り手段5が、チャックテーブル30に保持された板状ワークWを−X方向に送り、図1に示す撮像手段170によって板状ワークWの表面Waが撮像されて切削すべき分割予定ラインSの位置が検出される。分割予定ラインSが検出されるのに伴って、切削手段6がY軸方向に駆動され、切削すべき分割予定ラインSと切削ブレード62とのY軸方向における位置合わせが行われる。
次いで、チャックテーブル30がさらに−X方向に送られると共に、切削ブレード62が高速回転しながら−Z方向に降下していき、板状ワークWの分割予定ラインSを切削していく。切削中は、切削ブレード62と板状ワークWとの接触部位に対して切削水ノズル190から切削水を噴射する。
切削ブレード62が分割予定ラインSを切削し終えるX軸方向の所定の位置まで板状ワークWが−X方向に進行すると、切削送り手段5により板状ワークWの切削送りを一度停止させ、図示しない切込み送り手段が切削ブレード62を板状ワークWから離間させ、次いで、切削送り手段5がチャックテーブル30を+X方向へ送り出して元の位置に戻す。そして、隣り合う分割予定ラインSの間隔ずつ切削ブレード62をY軸方向に割り出し送りしながら順次同様の切削を行うことにより、同方向の全ての分割予定ラインSを切削する。
次いで、回転機構4がチャックテーブル30を90度回転させる。すなわち、図示しない電源から交流電力がステータコイル441に印加されることにより、ローター440がケース42の周囲を公転する。ローター440が回転することで生み出された回転力が、ローター取り付け部材404及び支持ユニット403を介して第1の回転軸40へと伝達されることで、第1の回転軸40が軸心40aを軸にして回転する。第1の回転軸40が回転することで、第1のマグネット41、第2のマグネット45、第2の回転軸46及びスケール47が皆、第1の回転軸40の回転角度と同方向に同一の角度分だけ回転する。第1の回転軸40の回転角度は、スケール47の回転角度として読み取り部48によって読み取られる。読み取り部48が読み取ったスケール47の回転角度についての情報は、コネクタ542を介して制御部9へと送られ、制御部9によるモータ44のフィードバック制御が行われることで、チャックテーブル30が90度正確に回転される。
チャックテーブル30を90度回転させて、先に切削した分割予定ラインSに直交する分割予定ラインSに沿って、先ほどと同様に切削ブレード62を板状ワークWに切り込ませていくことで、全ての分割予定ラインSが縦横に全てカットされ、個々のチップCが作製される。個々のチップCは、チャックテーブル30の各吸引孔300cによって、それぞれが保持面300a上に吸引保持された状態となる。
ここで、切削加工中において、切削水ノズル190から噴射された切削水は、そのほとんどが、蛇腹カバー33a及び蛇腹カバー33b並びにX軸カバー31のY軸方向の両端から図4に示すスカート部313を伝って、ウォータケース8の桶部84へと流下する。しかし、噴射された切削水の内、板状ワークWの裏面Wbとチャックテーブル30の保持面300aとの隙間から保持面300a上の吸引孔300cに吸い込まれる切削水も存在する。
吸引孔300cから吸い込まれた切削水は、枠体301の中央孔301aを通り第1の回転軸40の内部に形成された連通路402に流れ込む。連通路402に流れ込んだ切削水は、開口部402からケース42の底部42cへと流下し、底部42cに滞留させない。なお、ケース42の側壁42aにおける吸引口422の設置位置は、例えば、ケース42の底部42cから吸引口422に段差が形成されない位置であると、吸引口422に切削液が流れ込みやすくなり、連通路402に切削水を滞留させず、吸引力の低下を防止できる。なお、吸引口422から吸引源7までの配管経路にも切削水を滞留させないように、吸引口422の配管径より大きい配管径の配管を用いるなどすると良い。
回転機構4においては、吸引孔300cから吸い込まれた切削水は、連通路402に滞留せず、ケース42の底部42cに滞留する。したがって、連通路402が切削水(切削屑等も含む)によってふさがれることはない。そして、ケース42の内部が負圧になっている状態は保たれていることから、吸引源7で生み出される吸引力は低下せず、チャックテーブル30の保持面300aの吸引力も低下しない。したがって、切削加工中に切削ブレード62の切削負荷によって板状ワークWがチャックテーブル30から引き離されてしまったり、作製されたチップCが飛び散ってしまったりすることを防止することができる。
また、回転機構4においては、吸引源7によって生み出される吸引力(吸引容量)が従来の回転機構に比べて大きくなる。すなわち、連通路402が形成された第1の回転軸40をケース42の内部に収容しケース42内部を負圧にしてから連通路402に吸引力を伝達するため、従来の回転機構における連通路(直径の小さい吸引配管)に直接吸引源を連通させる構造と異なり、連通路402の直径をより大きくすることが可能となるため、吸引容量も大きくすることができる。そして、連通路402の直径を大きくするだけで、吸引容量を大きくすることができるため、従来の回転機構のように吸引配管の本数を増やすことで吸引容量を大きくする構造に比べて、回転機構4は、その製造時おける組み立てに掛かる手間や装置点検において掛かる手間が少なくなる。
また、回転機構4においては、回転機構4がチャックテーブル30を90度回転させる際に、スケール47の回転角度が正確に読み取り部48により読みられている。これは、吸引孔300cから吸い込まれた切削水は、連通路402を通りケース42の底部42cに滞留する。そして、スケール47は、吸引孔300cから吸い込まれた切削水の移動経路から、ケース42の底部42c等により切り離されているため、スケール47の目盛りが切削水によって汚されることないためである。また、読み取り部48が読み取ったスケール47の回転角度は、第1の回転軸40の回転角度と正確に一致する。これは、第1のマグネット41と第2のマグネット45とが磁力によって、連動して同一角度回転するためである。すなわち、回転機構4においては、第1のマグネット41及び第2のマグネット45により、モータ44のエンコーダとしての役割を果たすスケール47を切削水の移動経路から隔離し汚れないようにすることと共に、第1の回転軸40の回転角度を正確に制御することができる。
切削装置1は、回転機構4を備えるものとしたことで、板状ワークWの保持力が低下しなくなることから、切削加工中において、切削ブレード62の切削負荷によって板状ワークWがチャックテーブル30から引き離されることで、切削ブレード62が破損することがない。また、チャックテーブル30が所定角度正確に回転することから、板状ワークWを分割予定ラインSに沿って正確に切削することが可能となる。
なお、本発明に係る切削装置1及び回転機構4は上記実施形態に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されている各構成の大きさや形状等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。例えば、回転機構4は、レーザー加工装置に設置することも可能である。
1:切削装置 10:ベース 10a:昇降機構 11:ウエーハカセット
12:搬出入手段 13:仮置き領域 14:位置合わせ手段 15a:第一の搬送手段
15b:第二の搬送手段 16:洗浄手段
17:アライメント手段 170:撮像手段
6:切削手段 61:スピンドル 62:切削ブレード
19:切削水供給手段 190:切削水ノズル
W:板状ワーク Wa:板状ワークの表面 Wb:板状ワークの裏面
W1:矩形領域 W2:余剰領域 C:チップ
S:分割予定ライン C:チップ
30:チャックテーブル 300:吸着部 300a:保持面 300b:逃げ溝
300c:吸引孔 301:枠体 301a:中央孔
5:切削送り手段 50:X軸ベース 51:ボールネジ 52:ガイドレール
53:モータ 54:可動ベース 540:嵌合部 541:支持部 542:コネクタ
4:回転機構
40:第1の回転軸 40a:軸心 400:一方の軸端 400a:装着面
400b:フランジ部
401:他方の軸端 401a:マグネット装着面
402:連通路 402a:開口部 403:支持ユニット
404:ローター取り付け部材 404b:ベアリング接触部
404a:ボルト
409:シール部
41:第1のマグネット
42:ケース 420:ベアリング装着部 421:ステータコイル装着部
42a:側壁 42b:収容部 422:吸引口 423:マグネット収容部
43:ベアリング 430:ボルト
44:モータ 440:ローター 441:ステータコイル
45:第2のマグネット
46:第2の回転軸 460:軸受け
47:円板状のスケール 48:読み取り部
9:制御部
31:X軸カバー 310:カバー支柱 311:ボルト 312:開口
312a:フランジ部 313:スカート部 33a、33b:蛇腹カバー
32:ゴムシール
8:ウォータケース 80:底板 81:開口部 82:内側壁 83:外側壁
84:桶部

Claims (2)

  1. 板状ワークを吸引保持する保持面を有するチャックテーブルを回転可能に装着する回転機構であって、
    一方の軸端に該チャックテーブルを装着する装着面を備える第1の回転軸と、該第1の回転軸の内部に形成され該装着面を吸引源に連通させる連通路と、該第1の回転軸の他方の軸端に連結する第1のマグネットと、該第1のマグネットと共に該第1の回転軸を収容するケースと、該ケースの側壁に形成され該吸引源に連通する吸引口と、該第1の回転軸と該ケースとの間で該第1の回転軸を回転可能に支持するベアリングと、該ベアリングで支持される該第1の回転軸を回転させるモータと、該ケースを介在させ非接触で該第1の回転軸の延在方向において該第1のマグネットに対面する第2のマグネットと、該第2のマグネットに接続され該第1の回転軸と軸心を同じくする第2の回転軸と、該第2の回転軸の軸心と中心を一致させ該第2の回転軸に接続する円周方向に目盛りを備えた円板状のスケールと、該スケールの目盛りを読み取る読み取り部と、を備える回転機構。
  2. 板状ワークを吸引保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルを回転可能に装着し該保持面を前記吸引源に連通可能にする請求項1記載の回転機構と、該チャックテーブルに保持される板状ワークを切削ブレードで切削する切削手段と、該切削ブレードと板状ワークとに切削水を供給する切削水供給手段と、を備える切削装置。
JP2015234824A 2015-12-01 2015-12-01 回転機構及び切削装置 Active JP6548561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015234824A JP6548561B2 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 回転機構及び切削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015234824A JP6548561B2 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 回転機構及び切削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017103331A true JP2017103331A (ja) 2017-06-08
JP6548561B2 JP6548561B2 (ja) 2019-07-24

Family

ID=59016801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015234824A Active JP6548561B2 (ja) 2015-12-01 2015-12-01 回転機構及び切削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6548561B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02129813U (ja) * 1989-03-31 1990-10-25
JPH05315234A (ja) * 1992-05-12 1993-11-26 Fujitsu Ltd 絶縁基板へのスピン・コート方法とその装置
JPH0778864A (ja) * 1993-09-06 1995-03-20 Toshiba Corp 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法
JP2003139563A (ja) * 2001-11-01 2003-05-14 Murata Mach Ltd スライド位置検出装置
JP2004204339A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Reiki Watanabe 処理装置及び処理方法
WO2007069433A1 (ja) * 2005-12-16 2007-06-21 Niigata University 非接触型回転処理装置
JP2007292484A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Murata Mach Ltd ガイド付きリニアセンサ
JP2009204567A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Nippon Seiki Co Ltd 回転角度検出装置
JP2015036179A (ja) * 2013-08-16 2015-02-23 株式会社ディスコ チャックテーブル機構

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02129813U (ja) * 1989-03-31 1990-10-25
JPH05315234A (ja) * 1992-05-12 1993-11-26 Fujitsu Ltd 絶縁基板へのスピン・コート方法とその装置
JPH0778864A (ja) * 1993-09-06 1995-03-20 Toshiba Corp 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法
JP2003139563A (ja) * 2001-11-01 2003-05-14 Murata Mach Ltd スライド位置検出装置
JP2004204339A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Reiki Watanabe 処理装置及び処理方法
WO2007069433A1 (ja) * 2005-12-16 2007-06-21 Niigata University 非接触型回転処理装置
JP2007292484A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Murata Mach Ltd ガイド付きリニアセンサ
JP2009204567A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Nippon Seiki Co Ltd 回転角度検出装置
JP2015036179A (ja) * 2013-08-16 2015-02-23 株式会社ディスコ チャックテーブル機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP6548561B2 (ja) 2019-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI607496B (zh) Cutting device with blade sleeve
CN107081855B (zh) 卡盘工作台机构
JP2019198915A (ja) 加工装置
US10974364B2 (en) Cutting blade mounting mechanism
US10569442B2 (en) Cutting blade mounting mechanism
KR20180102002A (ko) 플랜지 기구
TWI715779B (zh) 吸盤台機構
TW201609332A (zh) 切削裝置
JP2009107040A (ja) 加工装置
JP4676288B2 (ja) 切削装置
JP2018181931A (ja) 切削装置
JP6845022B2 (ja) 加工装置
KR102486302B1 (ko) 가공 장치
JP2017103331A (ja) 回転機構及び切削装置
TW202027178A (zh) 工件的保持方法及工件的處理方法
JP5520729B2 (ja) 搬入装置
JP6689543B2 (ja) 被加工物のアライメント方法
JP2016021492A (ja) 加工装置
JP2010115730A (ja) 加工装置
KR102457882B1 (ko) 부채형 웨이퍼편의 가공 방법
JP7349247B2 (ja) 検査用テーブル
JP2018060957A (ja) チャックテーブル機構
JP6192526B2 (ja) 加工装置
JP2010153709A (ja) ウエーハの加工装置
JP2010228048A (ja) 切削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6548561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250