JP2017103254A - 発光装置 - Google Patents

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Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
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Abstract

【課題】電圧降下が抑制され、高い光取り出し効率が実現された発光装置を提供する。ま
たは、生産性が高められた発光装置を提供する。または、信頼性の高い発光装置を提供す
る。
【解決手段】光射出側の電極として3nm以上50nm以下と極めて薄い導電膜を用い、
当該電極に接して、補助配線を設ける構成とすればよい。また補助配線を100μm以下
の線幅とすることにより、肉眼ではほとんど視認されることがなく、取り出し効率が向上
し且つ均一な発光輝度の発光を呈する発光装置とすることができる。極めて細い線幅の補
助配線は、ナノインプリント技術により形成できる。ナノインプリント技術を用いること
により、補助配線の線幅を10nm以下にまで細線化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機EL素子が適用された発光装置に関する。
有機EL(ElectroLuminescence)素子の研究開発が盛んに行われ
ている。有機EL素子の基本的な構成は、一対の電極間に発光性の有機化合物を含む層を
挟んだものである。この素子に電圧を印加することにより、発光性の有機化合物から発光
を得ることができる。
有機EL素子は膜状に形成することが可能であるために、大面積の素子を容易に形成す
ることができ、照明等に応用できる面光源としての利用価値も高い。
例えば、特許文献1には、有機EL素子を用いた照明器具が開示されている。
また、有機EL素子には、基板の被形成面側に光を取り出す上面発光型、被形成面とは
反対側に光を取り出す下面発光型、またはその両面側から光を取り出す両面発光型がある
ここで、有機EL素子の光射出側に設けられる電極には、発光性の有機化合物からの発
光に対して透光性を有する導電性材料を用いる。例えば、インジウムスズ酸化物や、イン
ジウム亜鉛酸化物などの酸化物導電体が多く用いられる。
特開2009−130132号公報
有機EL素子(以下、発光素子ともいう)の光射出側の電極に用いられる導電性材料と
しては、透光性が高いことが望まれる。用いる導電性材料の透光性が高いほど光の取り出
し効率が向上し、高効率な発光素子を実現できる。
また当該導電性材料は低抵抗であることが望まれる。特に発光装置を照明装置に適用す
る場合には、発光領域の面積の増大に伴い、電極の抵抗に起因して電圧降下が著しくなる
傾向がある。当該電圧降下が顕著な場合、発光領域内で均一な発光輝度を得られないとい
った問題が生じる。
しかしながら、透光性の導電性材料として多く用いられる酸化物導電体は、比較的抵抗
率が高いといった問題がある。
したがって、酸化物導電体を用いる場合、抵抗を下げるために比較的厚い(例えばイン
ジウムスズ酸化物では数100nm程度の)酸化物膜とする必要がある。酸化物膜は代表
的にはスパッタリング法により形成できるが、成膜速度を高めることが難しく、酸化物膜
を厚く形成する場合には生産性を高められない。また長時間の成膜処理により、被形成面
にゴミ(パーティクルと呼ばれる小さな異物を含む)が付着してしまい、発光素子の信頼
性が損なわれる場合もある。
本発明は、このような技術的背景のもとでなされたものである。したがって、本発明の
一態様は、電圧降下が抑制され、高い光取り出し効率が実現された発光装置を提供するこ
とを課題の一とする。または、生産性が高められた発光装置を提供することを課題の一と
する。または、信頼性の高い発光装置を提供することを課題の一とする。
本発明の一態様は、上記課題の少なくとも一を解決するものである。
上記課題を解決するため、光射出側の電極の構成に着眼した。光射出側の電極として極
めて薄い導電膜を用い、当該電極に接して、補助配線を設ける構成とすればよい。
すなわち、本発明の一態様の発光装置は、絶縁表面上に第1の電極層と、第1の電極層
上に重なる第2の電極層と、第1の電極層と第2の電極層との間に発光性の有機化合物を
含む層と、第2の電極層の上面に接する第1の補助配線と、を備える。さらに、第1の電
極層は、発光性の有機化合物を含む層からの発光に対して反射性を有し、第2の電極層は
、発光に対して透光性を有し、且つ厚さが3nm以上50nm以下であることを特徴とす
る。
このような構成とすることにより、光射出側の透光性の電極を極めて薄く形成すること
ができ、当該電極による発光性の有機化合物を含む層からの発光の吸収を抑制できるため
、高い光取り出し効率を実現できる。さらに当該電極に用いる導電膜の成膜時間を短縮で
きるため、生産性や信頼性が高められた発光装置を実現できる。さらに透光性の電極上に
接する補助配線(第1の補助配線)を設けることにより極めて薄い電極を用いても電圧降
下が抑制され、均一な発光輝度を得ることができる。
また、上記発光装置において、第1の補助配線は、絶縁表面と垂直な方向からみた最も
細い線幅が10nm以上100μm以下であることが好ましい。
また、上記発光装置において、第1の補助配線は、絶縁表面と垂直な方向からみた最も
細い線幅が10nm以上1μm以下であることが好ましい。
透光性の電極に接する補助配線が設けられた領域では発光素子からの発光が遮光され、
当該補助配線が設けられた領域は非発光領域となる。しかし、補助配線を100μm以下
の線幅とすることにより、当該非発光領域が肉眼ではほとんど視認されることがなく、均
一な発光輝度を得ることができる。例えば発光装置を照明装置として用いる場合には、光
拡散シートなどを用いなくとも良好な面状発光を得ることができる。
さらに補助配線の線幅が1μm以下であると、可視光領域の波長の光の回折が顕著にな
るため、当該補助配線による非発光領域は実質的に視認されなくなる。
このような極めて細い線幅の配線は、ナノインプリント技術により形成できる。ナノイ
ンプリント技術を用いることにより、補助配線の線幅を10nm以下にまで細線化するこ
とができる。
また、上記発光装置において、第2の電極層は、金属又は合金からなる層を有すること
が好ましい。
このような構成とすると、透光性の電極の抵抗を低減できるため好ましい。また当該電
極は極めて薄くできるため、発光性の有機化合物を含む層からの発光の吸収が抑制され、
高い光取り出し効率を実現できる。
ここで、インジウムを含む酸化物導電体は比較的低抵抗であるが、インジウムは希少金
属であるため高価である。また、インジウムを含む酸化物導電体からなる導電膜を低抵抗
化するために水を含む雰囲気化で導電膜を形成することで水素キャリアを含有させる場合
がある。しかしながら、この方法により、膜中の水分によって発光素子の劣化が促進され
る恐れがある。そのため、このような酸化物導電体に換えて、金属又は合金を用いること
は特に有効である。
光射出側の電極には銀を含む導線性材料を用いることが好ましい。銀は極めて抵抗率が
低く、また希少金属であるインジウムよりも安価であるため、生産性を向上できる。特に
、銀とマグネシウムの合金を含む導電性材料を用いると、高い導電性と高いキャリア注入
性を両立できるため好ましい。
また、上記発光装置において、第1の補助配線は、絶縁表面と垂直な方向からみて、2
次元格子状に配置され、補助配線に囲まれる形状が円、または多角形であることが好まし
い。
このように、透光性の電極に接する補助配線を格子状に設けることにより、より均一な
発光輝度を得ることができる。このような格子状の電極パターンは、メタルマスクを用い
た形成方法では形成できない。また公知のフォトリソグラフィ法を用いた場合では発光素
子がエッチング処理やレジストの剥離処理に曝されるため、現実的ではない。ナノインプ
リント法に代表される印刷法を用いることにより、このような形状の補助配線を信頼性高
く形成することができる。
また、上記発光装置において、第1の電極層の上面は、絶縁表面と垂直な方向からみて
第1の補助配線と重なる領域に凹凸形状を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、透光性の電極に接する補助配線の裏面側で反射した
光は、さらに反射性の電極の凹凸によって乱反射され、当該補助配線が設けられていない
領域から外部に放出される。したがって、実質的に発光素子の発光を全て取り出すことが
できる。
また、上記発光装置において、絶縁表面上に、絶縁表面と垂直な方向からみて第1の補
助配線と重なる第2の補助配線を備え、第1の電極層は、第2の補助配線の上面を覆い、
且つ当該上面に接して設けられ、第1の電極層の上面は、第2の補助配線の形状を反映し
た凹凸形状を有することが好ましい。
このように、反射性の電極に接する補助配線(第2の補助配線)を当該電極の下部に設
けることにより、当該電極表面に凹凸形状を形成することが好ましい。上述した凹凸形状
による取り出し効率の向上と同時に、反射性の電極における電圧降下も抑制することがで
きる。
また、上記発光装置において、金属又は合金を含む第1の基板を備え、当該第1の基板
上に設けられた絶縁表面上に、第1の電極層を備えることが好ましい。
このように、発光素子が形成される基板に熱伝導性の高い材料を用いることにより、発
光素子からの発熱を効率的に外部に放熱することができ、信頼性の高い発光装置を実現で
きる。
また、上記発光装置において、発光性の有機化合物を含む層からの発光に対して透光性
を有し、且つ第2の電極層と対向する第2の基板を備え、また第2の電極層と、第2の基
板との間に、封止層を備えることが好ましい。
このように、封止層により封止することで中空封止構造に比べて発光装置の機械的強度
を高めることができる。さらに、発光素子からの発光が封止層を介して第2の基板側に射
出されるため、中空封止構造に比べて光取り出し効率を向上させることができる。
また、上記発光装置において、上記第2の基板の対向する2面のうち、第2の電極層と
対向しない面において、絶縁表面から垂直方向からみて、少なくとも発光性の有機化合物
を含む層と重なる領域に、レンズアレイを備えることが好ましい。
このように、光射出側の基板の外部と接する面にレンズアレイを設けることにより、光
射出側の基板と外部との界面における全反射が抑制され、光取り出し効率を向上させるこ
とができる。また、光射出側の電極の補助配線の線幅を極めて細くすることが可能なため
、レンズアレイにより当該補助配線で遮光される領域が強調されたとしても、当該遮光さ
れる領域はほとんど視認されない。
また、上記発光装置において、上記第2の基板の屈折率が封止層の屈折率以上であり、
且つ、レンズアレイの屈折率が、封止層の屈折率以上であることが好ましい。
このような構成とすることで、封止層と第2の基板の界面、及び第2の基板とレンズア
レイとの界面での全反射を抑制できるため、極めて高い取り出し効率を実現できる。
また、本発明の一態様の発光装置の作製方法は、絶縁表面上に第1の電極層を形成する
工程と、第1の電極層上に、発光性の有機化合物を含む層と第2の電極層を順に積層して
形成する工程と、第2の電極層上に接して、ナノインプリント法を用いて第1の補助配線
を形成する工程と、を有する。さらに、第1の電極層は、発光性の有機化合物を含む層か
らの発光に対して反射性を有し、第2の電極層は、発光に対して透光性を有し、且つ厚さ
が3nm以上50nm以下となるように形成することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様の発光装置の作製方法は、絶縁表面上に第2の補助配線を形
成する工程と、第2の補助配線の上面を覆う第1の電極層を形成する工程と、第1の電極
層上に、発光性の有機化合物を含む層と第2の電極層を順に積層して形成する工程と、第
2の電極層上に、ナノインプリント法を用いて第1の補助配線を形成する工程と、を有す
る。さらに、第1の電極層は、発光性の有機化合物を含む層からの発光に対して反射性を
有し、且つ上面に、第2の補助配線の形状を反映する凹凸形状が形成されるように形成し
、第2の電極層は、発光に対して透光性を有し、且つ厚さが3nm以上50nm以下とな
るように形成し、第1の補助配線は、絶縁表面に垂直な方向からみて第2の補助配線と重
なるように形成することを特徴とする。
このように、ナノインプリント法を用いることにより、発光素子上に極めて細い線幅の
補助配線を設けることができる。またナノインプリント法で形成するため、単純な工程に
より生産性高く発光装置を作製することができる。
また、反射性の電極に接する補助配線(第2の補助配線)を設ける場合、当該補助配線
は必ずしも細線化する必要はないため、ナノインプリント法とは異なる方法で形成しても
よい。
なお、本明細書中において、EL層とは発光素子の一対の電極間に設けられ、少なくと
も発光性の有機化合物を含む層(発光層とも呼ぶ)、または発光層を含む積層体を示すも
のとする。
なお、本明細書中において、発光装置とは画像表示装置、もしくは光源(照明装置含む
)をいう。また、発光装置にコネクター、例えばFPC(Flexible print
ed circuit)もしくはTCP(Tape Carrier Package)
が取り付けられたモジュール、TCPの先にプリント配線板が設けられたモジュール、ま
たは発光素子が形成された基板にCOG(Chip On Glass)方式によりIC
(集積回路)が直接実装されたモジュールも全て発光装置に含むものとする。
本発明によれば、電圧降下が抑制され、高い光取り出し効率が実現された発光装置を提
供できる。また、生産性が高められた発光装置を提供できる。また、信頼性の高い発光装
置を提供できる。
本発明の一態様の発光装置を説明する図。 本発明の一態様の発光装置を説明する図。 本発明の一態様の発光装置の作製方法を説明する図。 本発明の一態様の発光装置を説明する図。 本発明の一態様の発光装置を説明する図。 本発明の一態様の照明装置を説明する図。 本発明の一態様の発光素子を説明する図。 本発明の一態様の照明装置を説明する図。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定
されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更
し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態
の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する発明の構成におい
て、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い
、その繰り返しの説明は省略する。
なお、本明細書で説明する各図において、各構成の大きさ、層の厚さ、または領域は、
明瞭化のために誇張されている場合がある。よって、必ずしもそのスケールに限定されな
い。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様の発光装置の構成例と、作製方法例について、図面
を参照して説明する。
<構成例>
図1(A)は、本発明の一態様の発光装置100の断面概略図である。
発光装置100は、絶縁表面を有する第1の基板101上に、第1の電極層103、E
L層105、及び第2の電極層107が順に積層された発光素子110を備える。また第
2の電極層107上に接して補助配線111が設けられている。
第1の電極層103は、EL層105からの発光に対して反射性を有する。また第2の
電極層107は、当該発光に対して透光性を有する。したがって、発光素子110は第1
の基板101の発光素子110が設けられる被形成面側に発光を呈する、上面発光型の発
光素子である。
光射出側に設けられる基板の材料としては、ガラス、石英、有機樹脂などの透光性を有
する材料を用いることができる。また光射出とは反対側に設けられる基板の場合は、透光
性を有していなくともよく、上記の材料に加え金属、半導体、セラミック、有色の有機樹
脂などの材料を用いることができる。導電性の基板を用いる場合、少なくとも被形成面に
は、当該被形成面を酸化させる、若しくは絶縁膜を形成することにより絶縁表面を形成す
る。
金属や合金などの導電性の基板の表面を絶縁処理する方法としては、陽極酸化法や電着
法などがある。例えば基板としてアルミニウム基板を用いた場合、陽極酸化法により表面
に形成される酸化アルミニウムは絶縁性が高いため、酸化アルミニウムを薄く形成できる
ため好ましい。また、電着法ではポリアミドイミド樹脂やエポキシ樹脂などの有機樹脂を
基板表面に形成することができる。このような有機樹脂は絶縁性が高く、可撓性を有して
いるため、基板を曲げて使用した場合であっても表面にクラックが発生しにくいため好ま
しい。また、耐熱性の高い材料を選択して用いると、発光装置を駆動させたときに発生す
る熱で基板表面が変形してしまうことを抑制できる。
基板として有機樹脂を用いる場合、有機樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、ポリア
クリルニトリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネー
ト(PC)樹脂、ポリエーテルスルフォン(PES)樹脂、ポリアミド樹脂、シクロオレ
フィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、またはポリ塩化ビニル樹脂など
を用いることができる。また、ガラス繊維に有機樹脂を含浸した基板や、無機フィラーを
有機樹脂に混ぜた基板を使用することもできる。
特に、上面発光型の発光装置の場合、発光素子が形成される光射出側とは反対側の基板
には金属や合金などの熱伝導性の高い基板を用いることが好ましい。発光素子を用いた大
型の照明装置の場合、発光素子からの発熱が問題となる場合があるため、このような熱伝
導性の高い基板を用いると放熱性が高まる。例えば、ステンレス基板のほかに、アルミニ
ウム酸化物、ジュラルミンなどを用いると、軽量且つ放熱性を高めることができる。また
、アルミニウムとアルミニウム酸化物との積層構造、ジュラルミンとアルミニウム酸化物
との積層構造、ジュラルミンとマグネシウム酸化物との積層構造などを用いると、基板表
面を絶縁性とすることができるため好ましい。
発光装置に用いる基板として、可撓性を有する材料を用いることにより、フレキシブル
な発光装置を実現できる。また、当該基板として、被形成面が3次元曲面などの曲面であ
る基材を用いてもよい。
光射出側に設けられる第2の電極層107は、その厚さが3nm以上50nm以下、好
ましくは3nm以上30nm以下の極めて薄い電極である。第2の電極層107に金属又
は合金材料を用いると、導電性が高まるため好ましい。また第2の電極層107は極めて
薄いため、金属又は合金を用いてもEL層105からの発光の吸収が抑制され、高い光取
り出し効率を実現できる。
また、補助配線111が第2の電極層107に接して設けられているため、第2の電極
層107を極めて薄くしても電圧降下が抑制され、発光装置100の発光輝度を均一なも
のとすることができる。
第2の電極層107として用いる材料としては、金、銀、白金、マグネシウム、ニッケ
ル、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、パラジウム、又はチタン等
の金属材料や、当該金属材料を含む合金を用いることができる。または、上述の金属材料
の窒化物(例えば、窒化チタン)等を用いてもよい。第2の電極層107には、銀を含む
材料を用いることが好ましい。
また、第2の電極層107に、透光性を有する導電性酸化物を用いてもよい。例えば、
酸化インジウム、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを
添加した酸化亜鉛などを用いると、透光性を高めることができる。またこのような比較的
抵抗の高い材料を用いても、補助配線111によって電圧降下を抑制することができる。
また、このような酸化物材料を用いた場合でも極めて薄く形成できるため、生産性を低下
させることなく発光装置100を作製することができる。
第2の電極層107は、上述した材料からなる導電膜の単層、若しくは積層構造とする
ことができる。
ここで、第2の電極層107上にグラフェンの単層膜、または多層膜(2層から100
層程度の多層膜)を積層して用いてもよい。グラフェンは高い導電性と高い透光性を兼ね
るため、光取り出し効率を犠牲にすることなく効果的に第2の電極層107の導電性を補
助することができる。グラフェンは、第2の電極層107と補助配線111との間に設け
られていてもよいし、第2の電極層107と補助配線111を覆うように形成されていて
もよい。
EL層105は、少なくとも発光性の有機化合物を含む層を有する。そのほか、電子輸
送性の高い物質を含む層、正孔輸送性の高い物質を含む層、電子注入性の高い物質を含む
層、正孔注入性の高い物質を含む層、バイポーラ性の物質(電子輸送性及び正孔輸送性が
高い物質)を含む層等を適宜組み合わせた積層構造を構成することができる。
なお、本発明の一態様では、第1の電極層103と第2の電極層107との間に、複数
の発光層が設けられた発光素子(タンデム型発光素子)を適用することができる。好まし
くは、2〜4層(特に3層)構造とする。また、これらのEL層の間に電子輸送性の高い
材料や正孔輸送性の高い材料などを含む中間層を有していてもよい。
発光素子の構成については実施の形態4で詳細に説明する。
光射出側とは反対側に設けられる第1の電極層103は、反射性を有する材料を用いて
形成される。反射性を有する材料としては、アルミニウム、金、白金、銀、ニッケル、タ
ングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、又はパラジウム等の金属材料を用
いることができる。または上述した金属材料を含む合金材料を用いることができる。例え
ばアルミニウムとチタンの合金、アルミニウムとニッケルの合金、またはアルミニウムと
ネオジムの合金などのアルミニウムを含む合金(アルミニウム合金)や、銀と銅の合金、
または銀とマグネシウムの合金などの銀を含む合金を用いることもできる。銀と銅の合金
は、耐熱性が高いため好ましい。さらに、アルミニウム合金膜に接する金属膜、又は金属
酸化物膜を積層することでアルミニウム合金膜の酸化を抑制することができる。該金属膜
、金属酸化物膜の材料としては、チタン、酸化チタンなどが挙げられる。また、電極層の
材料としてアルミニウムを用いることもできるが、その場合にはインジウムスズ酸化物な
どの導電性酸化物と直接接して設けると腐食する恐れがある。よって、電極層を積層構造
とし、導電性酸化物と接しない層にアルミニウムを用いればよい。
補助配線111は、第2の電極層107上に接して設けられる。補助配線111には導
電性の高い金属または合金材料を用いる。補助配線111に用いる金属又は合金材料とし
ては、上記第1の電極層103又は第2の電極層107で例示した材料を用いることがで
きる。
また、補助配線111は、絶縁表面から垂直な方向からみて、その最も細い線幅が10
nm以上100μm以下、好ましくは10nm以上1μm以下となるように細線化するこ
とが好ましい。
補助配線111を100μm以下の線幅とすることにより、肉眼ではほとんど視認され
ることがなく、均一な発光輝度を得ることができる。例えば発光装置100を照明装置と
して用いる場合には、光拡散シートなどを用いなくとも良好な面状発光を得ることができ
る。
さらに補助配線111の線幅が1μm以下であると、可視光領域の波長の光の回折が顕
著になるため、当該補助配線111で遮光される領域(非発光領域)は実質的に視認され
なくなる。
このような極めて細い線幅の配線は、後述するナノインプリント技術により形成できる
。ナノインプリント技術を用いることにより、補助配線の線幅を10nm以下にまで細線
化することができる。
補助配線111は、絶縁表面に垂直な方向からみて周期的なパターンとすることが好ま
しい。例えば、格子状、ストライプ状、ドット状、または長方形を周期的に配列した形状
などとすることができる。補助配線111を周期的に配置することにより、発光装置10
0から均一な発光輝度が得られる。
好ましくは、補助配線111のパターンを、2次元格子状とし、その補助配線111に
囲まれる開口部の形状が円(楕円を含む)または多角形形状とする。当該開口部から、発
光素子110からの発光が射出されるため、各開口部の形状と同一のものとすることによ
り発光輝度を均一なものとすることができる。
図1(B)には、補助配線111に囲まれる開口部の形状が六角形である形状(蜂の巣
形状、またはハニカム形状ともいう)とした場合の、発光装置100の斜視概略図を示す
。このような蜂の巣形状は、開口部を中心に6回対称性を有し極めて対称性が高いため、
発光輝度の角度依存性を抑制することができ、特に好ましい。
補助配線111は、このような蜂の巣形状の他にも様々な形状を取り得る。図2(A)
〜(C)は、補助配線111の形状の他の例を示す上面概略図である。
図2(A)では、図1(B)に示した蜂の巣状の補助配線111に囲まれる開口部の形
状を、六角形から円とした例である。図1(B)の形状と同様に高い対称性を有している
ため、発光輝度の角度依存性が抑制される。また、3つの開口部に囲まれる補助配線11
1の一部を太くすることにより、導電性を高めることができる。また、開口部が楕円であ
る形状としてもよい。
図2(B)では、四角形形状の開口部を一列に配置し、各々の列を半周期ずつ互い違い
にずらして、開口部をレンガ状に配置した例である。このように補助配線111を配置す
ることにより、直交する直線からなる単純な格子状に配置した場合に比べて、発光の干渉
縞を低減することができる。なお、図2(B)には開口部の形状を正方形となるように明
示したが、長方形となるように補助配線111を配置してもよい。
図2(C)は、三角形形状の開口部を最密に配置した例である。このように、開口部を
3辺で囲うように補助配線111を密に配置することにより、第2の電極層107の電圧
降下を効果的に抑制することができる。
以上が本実施の形態で例示する発光装置の構成例についての説明である。
<作製方法例>
以下では、上述した発光装置100の作製方法の一例について説明する。図3は、本作
製工程例を説明するための断面概略図である。
まず、第1の基板101の絶縁表面上に、第1の電極層103、EL層105、及び第
2の電極層107を順に積層し、発光素子110を形成する(図3(A))。
第1の電極層103は、上述した材料を用い、スパッタリング法または蒸着法により形
成する。
EL層105は、蒸着法、液滴吐出法、塗布法などを用いて形成する。
第2の電極層107は、上述した材料を用い、スパッタリング法または蒸着法により形
成する。例えば銀、又は銀を含む合金(好適には銀とマグネシウムの合金)からなる導電
膜を用いる場合には、蒸着法を用いて形成できる。蒸着法を用いることにより、スパッタ
リング法を用いた場合に比べてEL層105への成膜時のダメージを低減できるため、信
頼性の高い発光素子110とすることができる。
続いて、ナノインプリント法を用いて第2の電極層107上に接して補助配線111を
形成する。
補助配線111の形成には、ナノインプリント技術の一つであるナノトランスファープ
リント法(メタルトランスファープリント法とも呼ぶ)、カソードトランスファープリン
ト法等の直接ナノインプリント法を用いることができる。
補助配線111の形成は、表面に転写膜117が形成された凸部を有するモールド11
5を、第2の電極層107の上面に押し付け(図3(B))、転写膜117と第2の電極
層107とを接合し、その後モールド115を分離することにより、転写膜117を第2
の電極層107上に転写する(図3(C))。ここで転写された転写膜117が、補助配
線111となる。
モールド115を第2の電極層107に押し付けた際、転写膜117と第2の電極層1
07の接合を確実なものとするために加熱した状態で接合してもよい。その場合は、発光
素子110への熱的ダメージを考慮して、150℃以下の温度で加熱することが好ましい
モールド115としては、金属基板、半導体基板、ガラス基板、石英基板等の硬質の基
板材料を用いることができる。このような硬質の基板材料を用いると、高い精度で補助配
線111のパターンを形成することができる。
または、モールド115として、シリコン系エラストマー、ニトリル系エラストマー、
アクリル系エラストマー、ポリブタジエンなどのエラストマーを用いることができる。特
に、PDMS(ポリジメチルシロキサン)を用いることが好ましい。このようなエラスト
マーを用いると、硬質材料を用いた場合に比べて転写の際の圧力を極めて小さいもの(例
えば100分の1〜1000分の1)とすることができるため、発光素子110へのダメ
ージが低減され、信頼性の高い発光素子110とすることができる。
また、第1の基板101として、被形成面に湾曲面を有する基板を用いた場合であって
も、エラストマーからなるモールド115を用いることで容易に補助配線111を形成す
ることができる。
また、モールド115の基材を上述した硬質の基板材料を用い、凸部に上述したエラス
トマーを用いてもよい。第2の電極層107に押し付ける凸部には、エラストマーを用い
るとモールド115を押し付ける際の発光素子110にかかる圧力を低減できるため好ま
しい。
また、モールド115の基材にエラストマーを用い、凸部に硬質の材料を用いてもよい
。このとき、凸部に用いる材料としては、合成樹脂、金属、酸化物などが挙げられる。モ
ールド115の基材にエラストマーを用いることで、第2の電極層107の上面が湾曲面
であっても、当該湾曲面に沿って容易に補助配線111を形成することができる。
転写膜117は、後に補助配線111となる膜である。したがって転写膜117には上
述した補助配線111に適用可能な材料を用いることができる。モールド115上に転写
膜117を成膜する方法としては、蒸着法、スパッタリング法、塗布法などが挙げられる
。特に蒸着法を用いることが好ましい。
また、転写膜117として上述した材料のナノ粒子またはナノ粒子を含む溶液(インク
)を用いてもよい。インクを用いる場合には、モールド115の表面に塗布した後、溶媒
を除去しておく。または、第2の電極層107上にインクを転写したのち、150℃以下
の温度で加熱して溶媒を除去して補助配線111を形成する。
また、モールド115と転写膜117との間に、転写膜117の剥離性を向上させるた
めの剥離層を設けてもよい。当該剥離層には、転写膜117との接合強度が、転写膜11
7と第2の電極層107の接合強度よりも小さい材料を用いることができる。例えば、剥
離層として、酸化シリコン、窒化シリコン、窒化チタンなどの酸化物または窒化物、フッ
素樹脂などの有機樹脂など、様々な材料を用いることができる。
また、上述した剥離層は、転写後の補助配線111に接して残存する場合がある。当該
補助配線111に接する剥離層は、補助配線111の保護膜としても機能するため、補助
配線111の表面の酸化などによる絶縁化が抑制され、高い導電性を保持することができ
る。
また、モールド115に設けられた転写膜117の表面に、第2の電極層107との接
着性を向上させる接着層を設けてもよい。このとき、当該接着層には導電性材料を用いる
。例えば第2の電極層107に用いる導電膜に含まれる材料を含む接着層とすると、第2
の電極層107との接合強度が高まるため好ましい。
以上の工程により、発光装置100を作製することができる。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施するこ
とができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態とは異なる構成の発光装置の例について、図面を参
照して説明する。なお以下では、上記実施の形態と重複する部分については説明を省略す
るか簡略化して説明する。
<構成例>
図4(A)は、本構成例で例示する発光装置120の断面概略図である。
発光装置120は、第1の基板101の絶縁表面と垂直な方向からみて補助配線111
と重なる補助配線121(第2の補助配線ともよぶ)が、第1の電極層103と第1の基
板101との間に設けられている点で、上記実施の形態における発光装置100と相違し
ている。
補助配線121には、補助配線111と同様の導電性材料を用いることができる。
補助配線121を被覆するように設けられた第1の電極層103は、その上面(EL層
105と接する面)に、当該補助配線121の形状を反映した凹凸形状が形成されている
ここで、補助配線121は、その段差により第1の電極層103が断線しないような形
状とすることが好ましい。
例えば、第1の電極層103の厚さに対して十分薄い厚さとすることにより、断線する
ことなく第1の電極層103を形成することができる。例えば、補助配線121の厚さを
第1の電極層103の厚さに対して100%以下、好ましくは80%以下とする。
または、図4(A)に示すように、補助配線121の端部の形状をテーパ形状とするこ
とが好ましい。補助配線121の端部をテーパ形状とする場合、補助配線121の厚さを
十分厚くしても第1の電極層103を断線することなく形成することができる。また補助
配線121の厚さが厚いほど、第1の電極層103の上面の起伏を大きくすることができ
る。
補助配線121は、フォトリソグラフィ法、スクリーン印刷法などの印刷法、インクジ
ェット法やディスペンス法などの吐出法、メッキ法などにより形成することができる。
また補助配線121は、ナノインプリント法を用いて形成することが好ましい。特に補
助配線111の線幅が細い場合には、ナノインプリント法を用いて細線化された補助配線
121を用いることが好ましい。
補助配線121をナノインプリント法により形成する場合には、例えば熱ナノインプリ
ント法、光ナノインプリント法、マイクロコンタクトプリント法、マイクロトランスファ
ーモールド法、ナノトランスファープリント法(メタルトランスファープリント法とも呼
ぶ)、カソードトランスファープリント法など、様々な手法により形成できる。
上述した方法のうち、レジストを加工する方法(熱ナノインプリント法、光ナノインプ
リント法など)を用いる場合には、絶縁表面上に導電膜とレジストを積層して形成し、ナ
ノインプリント法によりレジストに凹凸形状を形成した後、レジストの凹部に残存した膜
をエッチングして導電膜を露出させ、レジストをマスクとして当該導電膜をエッチングす
ることにより、補助配線121を形成することができる。
このような補助配線121を第1の電極層103の下部に設けることにより、第1の基
板101の絶縁表面に垂直な方向からみて補助配線111と重なる領域における第1の電
極層103の上面に、補助配線121の形状を反映した凸部が形成される。
続いて、第1の電極層103の上面に設けられた凸部により、光取り出し効率が向上す
る理由について、図4(B)を用いて説明する。
EL層105からの発光は、あらゆる向きに対して射出される。EL層105から第1
の電極層103側に射出された発光は、当該第1の電極層103で反射し、第2の電極層
107を介して外部に取り出される。またEL層105から第2の電極層107側に射出
された発光の一部は、補助配線111の裏面で反射するが、その多くは再度第1の電極層
103で反射して、第2の電極層107を介して外部に取り出される。
しかしながら、第1の電極層103の上面が平坦な場合、補助配線111の直下のEL
層105からの発光のうち補助配線111で反射したものは、補助配線111と第1の電
極層103との間で反射が繰り返されるため、外部に取り出されることがない。
ここで、図4(B)のように、補助配線111と重なる領域において第1の電極層10
3の上面に凸部を形成した場合、補助配線111で反射された発光123は、当該凸部で
乱反射される。その結果、補助配線111が設けられていない領域で第2の電極層107
を介して当該光を外部に取り出すことができる。したがって、実質的に発光素子110か
らの発光を全て外部に取り出すことができる。
ここで、光取り出し効率を向上させるためには、補助配線111と重なる領域における
第1の電極層103の上面に凹凸形状を形成すればよく、補助配線121の代わりに凸部
を有する絶縁層を設ける構成としてもよい。しかし補助配線121を設けることで、高い
取り出し効率を実現しつつ、第1の電極層103の電圧降下も同時に抑制することができ
る。
また、補助配線121に反射性の導電性材料、好ましくは第1の電極層103と同一の
材料を用い、第1の電極層103の上面に接して設ける構成としてもよい。その場合、補
助配線121を覆って形成されるEL層105の被覆性を向上させるため、補助配線12
1の端部をテーパ形状にすることが好ましい。
このように、補助配線111と重なる領域に凹凸形状を有する第1の電極層103を備
える発光装置120とすることにより、第1の電極層103及び第2の電極層107の電
圧降下が抑制され、且つ極めて高い光取り出し効率が実現された発光装置を実現できる。
<変形例>
以下では、上記構成例とは構成が異なる発光装置について説明する。
図5は、本変形例で示す発光装置140の断面概略図である。発光装置140は、補助
配線121に換えて凹凸形状を有する絶縁層125を備える点で、発光装置120と相違
している。
絶縁層125は、第1の電極層103と接する上面に凹凸形状を有する。また第1の電
極層103の上面は、当該絶縁層125の形状を反映した凹凸形状が形成されている。
このように、第1の電極層103の上面において、補助配線111と重ならない領域に
も凹凸形状を設けることにより、EL層105からの発光全体に対して乱反射する光の割
合を高めることができ、発光装置140からの発光の指向性が弱められ、視野角依存性が
改善された発光装置とすることができる。
絶縁層125としては、例えば、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、エポキシ等の有
機樹脂や、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウムなどの無
機絶縁材料を用いることができる。また形成方法は特に限定されないが、スピンコート法
やディップ法などの塗布法、スパッタリング法、蒸着法、液滴吐出法、またはスクリーン
印刷、オフセット印刷などの印刷法、フォトリソグラフィ法、ナノインプリント法などを
用いればよい。
また絶縁層125には乾燥剤が含まれていても良い。例えば、アルカリ土類金属の酸化
物(酸化カルシウムや酸化バリウム等)のように、化学吸着によって水分を吸着する物質
を用いることができる。その他の乾燥剤として、ゼオライトやシリカゲル等のように、物
理吸着によって水分を吸着する物質を用いてもよい。
ここで、本変形例では第1の電極層103よりも下層に凹凸形状を有する絶縁層125
を備える構成としたが、絶縁層125の代わりに導電性の材料を用いて当該第1の電極層
103の裏面に接する導電層を設ける構成としてもよい。また、上記構成例における補助
配線121を、補助配線111と重ならない領域にも設ける構成としてもよい。絶縁層1
25に換えて導電性の材料を用いることで、第1の電極層103の電圧降下を抑制し、均
一な発光輝度を得ることができる。
また、第1の基板101の上面を加工して被形成面に凹凸形状を有する基板とし、絶縁
層125を用いない構成としてもよい。第1の基板101に直接凹凸形状を形成する方法
としては、フォトリソグラフィ法、ナノインプリント法、サンドブラスト法などを適宜用
いることができる。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施するこ
とができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明の一態様の発光装置の例として、発光素子が適用された照明
装置の構成例について、図面を参照して説明する。なお以下では、上記実施の形態と重複
する部分については説明を省略するか簡略化して説明する。
図6(A)は本実施の形態で例示する照明装置200の上面概略図である。また、図6
(B)に、図6(A)中の切断線A−Bに沿って切断した断面概略図を示す。
照明装置200は、第1の基板201上に設けられた発光素子110が、第1の基板2
01と対向する第2の基板202と封止層205により封止されている。また、第1の基
板201の第2の基板202と重ならない領域に、発光素子110の第1の電極層103
と電気的に接続する取り出し電極207と、第2の電極層107と電気的に接続する取り
出し電極208が設けられている。また、第2の基板202の発光素子110と対向しな
い面には、少なくとも発光素子110と重なる領域にレンズアレイ206が設けられてい
る。
第1の基板201の上面に絶縁層203が設けられ、絶縁層203上に第1の電極層1
03、取り出し電極207、及び取り出し電極208がそれぞれ設けられている。また第
1の電極層103の上面の一部や、第1の電極層103及び取り出し電極208の端部を
覆う絶縁層204が設けられている。また第1の電極層103上にEL層105及び第2
の電極層107が順に積層して設けられ、発光素子110を構成している。第2の電極層
107の一部は、取り出し電極208と電気的に接続している。また、第2の電極層10
7の上面に接して、補助配線111が設けられている。また封止層205が少なくとも発
光素子110を覆って設けられ、当該封止層205によって第1の基板201と第2の基
板202とが接着されている。
第1の基板201として、熱伝導性の高い基板を用いることが好ましい。また、第1の
基板201と第2の基板202の両方に可撓性を有する程度に薄い基板を用いると、フレ
キシブルな表示装置を実現できる。例えば、第1の基板201として厚さ0.2mmのア
ルミニウム基板を用いる。
第2の基板202として可撓性を有する基板を用いる場合、例えばシート状の有機樹脂
や、可撓性を有する程度に薄いガラス基板などを用いることができる。
また第2の基板202として複数の層を積層した材料を用いることもできる。特に、ガ
ラス層を有する構成とすると、水や酸素に対するバリア性を向上させ、信頼性の高い発光
装置とすることができる。
特に第2の基板202として、発光素子110に近い側からガラス層、接着層、及び有
機樹脂層を積層したシートを用いることが好ましい。当該ガラス層の厚さとしては20μ
m以上200μm以下、好ましくは25μm以上100μm以下の厚さとする。このよう
な厚さのガラス層は、水や酸素に対する高いバリア性と可撓性を同時に実現できる。また
、有機樹脂層の厚さとしては、10μm以上200μm以下、好ましくは20μm以上5
0μm以下とする。このような有機樹脂層をガラス層よりも外側に設けることにより、ガ
ラス層の割れやクラックを抑制し、機械的強度を向上させることができる。このようなガ
ラス材料と有機樹脂の複合材料を第2の基板202に適用することにより、極めて信頼性
が高く、且つフレキシブルな発光装置とすることができる。
絶縁層203は、第1の基板201の被形成面に絶縁表面を形成する目的で設けられる
。また第1の基板201に含まれる不純物が発光素子110に拡散することを抑制するた
めのバリア膜として用いることもできる。絶縁層203は、上記実施の形態における絶縁
層125と同様の材料、方法により形成できる。
絶縁層204は、第2の電極層107が第1の電極層103とショートしないように、
第1の電極層103の端部を覆って設けられる。また、絶縁層204の上層に形成される
第2の電極層107の被覆性を良好なものとするため、絶縁層204の上端部又は下端部
に曲率半径(0.2μm〜3μm)を有する曲面を持たせるのが好ましい。また、絶縁層
204の材料としては、ネガ型の感光性樹脂あるいはポジ型の感光性樹脂などの有機化合
物や、酸化シリコン、酸窒化シリコン等の無機化合物を用いることができる。
図6(B)には、取り出し電極207と取り出し電極208が同一平面上に形成され、
且つ、第1の電極層103と同一の材料を用いて構成される例を示している。ここで第1
の電極層103の一部が取り出し電極207を構成している。
第2の電極層107は、第1の電極層103と取り出し電極208の各々の端部を覆う
絶縁層204を越えて取り出し電極208と接するように設けられ、取り出し電極208
と電気的に接続している。
なお、取り出し電極207や取り出し電極208を、第1の電極層103とは異なる導
電膜で別途形成してもよい。例えば第1の電極層103よりも厚い導電膜を、絶縁層を介
して第1の電極層103よりも下側(第1の基板201側)に配置する構成としてもよい
。このとき、当該導電膜に銅を含む導電膜を用いると、導電性を高めることができるため
好ましい。また、第1の電極層103を取り出し電極207の上面に接して設ける構成と
してもよい。
封止層205としては、熱硬化性の樹脂、光硬化性の樹脂などの硬化性樹脂や、ゲルな
どを用いることが好ましい。封止層に用いる材料としては、PVC(ポリビニルクロライ
ド)、アクリル、ポリイミド、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブチ
ラル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を用いることができる。
また封止層205には乾燥剤が含まれていてもよい。例えば、アルカリ土類金属の酸化
物(酸化カルシウムや酸化バリウム等)のように、化学吸着によって水分を吸着する物質
を用いることができる。その他の乾燥剤として、ゼオライトやシリカゲル等のように、物
理吸着によって水分を吸着する物質を用いてもよい。また粒状の乾燥剤を設けることによ
り、当該乾燥剤により発光素子110からの発光が乱反射されるため、信頼性が高く、且
つ視野角依存性が改善した発光装置を実現できる。
また、封止層205を用いずに、シール材を用いて第1の基板201と第2の基板20
2とをこれらの外周部で接着する、いわゆる中空封止構造としてもよいが、発光素子11
0と第2の基板202の間に封止層205を充填し、屈折率を調整することにより光取り
出し効率を高めることができるため好ましい。
レンズアレイ206は、第2の基板202と外部(空気)との界面で、発光素子110
からの発光の全反射を抑制する目的で設けられる。レンズアレイ206としては、高屈折
材料からなるレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、または光拡散シートなどを用いるこ
ともできる。特に、マイクロレンズアレイを用いると、効率的に光取り出し効率を向上さ
せ、さらに視野角依存性を改善できるため、均一な発光輝度の照明装置を実現できるため
好ましい。
また、レンズアレイ206を設けることにより、視認する角度によっては補助配線11
1によって形成される非発光領域が強調される場合がある。しかしながら補助配線111
として極めて細い配線を用いているため、このような場合でも非発光領域が強調されて輝
度の不均一として視認されることはない。
また図6(B)ではレンズアレイ206を第2の基板202に接して設ける構成とした
が、第2の基板202の表面に凹凸形状を形成して全反射を抑制する構成としてもよい。
また、第2の基板202の発光素子110と対向する面にもレンズアレイを設ける、また
は凹凸形状を形成する構成としてもよい。第2の基板202に直接凹凸形状を形成する方
法としては、フォトリソグラフィ法、ナノインプリント法、サンドブラスト法などを適宜
用いることができる。
ここで、第2の基板202の屈折率が封止層205の屈折率以上であり、且つレンズア
レイの屈折率が、封止層205の屈折率以上であることが好ましい。また、第2の基板2
02の屈折率が封止層205の屈折率以上であり、且つレンズアレイの屈折率が、第2の
基板202の屈折率以上であっても良い。すなわち、発光素子110から遠いほど、屈折
率が大きくなるように設定する。このような構成とすることにより、封止層205と第2
の基板202との界面、及び第2の基板202とレンズアレイの界面での全反射が起こら
ないため、実質的に発光素子110からの発光を全て取り出すことができる。
また、図6(B)に示す照明装置200は、第2の電極層107上に接して補助配線1
11が設けられている。したがって、照明装置200は、電圧降下が抑制され、高い光取
り出し効率が実現された照明装置である。
図6(C)には、実施の形態2で例示した補助配線121(第2の補助配線)が設けら
れている構成を示す。補助配線121により第1の電極層103の電圧降下が抑制される
と共に、補助配線111と重なる領域における第1の電極層103の上面の凹凸形状によ
り、高い光取り出し効率が実現されている。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施するこ
とができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明の一態様の発光装置に適用可能な発光素子の構成例について
、図面を参照して説明する。
本実施の形態で例示する発光素子は、第1の電極、第2の電極及び第1の電極と第2の
電極の間に発光性の有機化合物を含む層(以下EL層という)を備える。第1の電極また
は第2の電極のいずれか一方は陽極、他方が陰極として機能する。EL層は第1の電極と
第2の電極の間に設けられ、該EL層の構成は第1の電極と第2の電極の材質に合わせて
適宜選択すればよい。以下に発光素子の構成の一例を例示するが、発光素子の構成がこれ
に限定されないことはいうまでもない。
<発光素子の構成例1>
発光素子の構成の一例を図7(A)に示す。図7(A)に示す発光素子は、陽極110
1と陰極1102の間にEL層が挟まれている。
陽極1101と陰極1102の間に、発光素子の閾値電圧より高い電圧を印加すると、
EL層に陽極1101の側から正孔が注入され、陰極1102の側から電子が注入される
。注入された電子と正孔はEL層において再結合し、EL層に含まれる発光物質が発光す
る。
本明細書においては、両端から注入された電子と正孔が再結合する領域を1つ有する層
または積層体を発光ユニットという。よって、当該発光素子の構成例1は発光ユニットを
1つ備えるということができる。
発光ユニット1103は、少なくとも発光物質を含む発光層を1つ以上備えていればよ
く、発光層以外の層と積層された構造であっても良い。発光層以外の層としては、例えば
正孔注入性の高い物質、正孔輸送性の高い物質、正孔輸送性に乏しい(ブロッキングする
)物質、電子輸送性の高い物質、電子注入性の高い物質、並びにバイポーラ性(電子及び
正孔の輸送性の高い)の物質等を含む層が挙げられる。
発光ユニット1103の具体的な構成の一例を図7(B)に示す。図7(B)に示す発
光ユニット1103は、正孔注入層1113、正孔輸送層1114、発光層1115、電
子輸送層1116、並びに電子注入層1117が陽極1101側からこの順に積層されて
いる。
<発光素子の構成例2>
発光素子の構成の他の一例を図7(C)に示す。図7(C)に例示する発光素子は、陽
極1101と陰極1102の間に発光ユニット1103を含むEL層が挟まれている。さ
らに、陰極1102と発光ユニット1103との間には中間層1104が設けられている
。なお、当該発光素子の構成例2の発光ユニット1103には、上述の発光素子の構成例
1が備える発光ユニットと同様の構成が適用可能であり、詳細については、発光素子の構
成例1の記載を参酌できる。
中間層1104は少なくとも電荷発生領域を含んで形成されていればよく、電荷発生領
域以外の層と積層された構成であってもよい。例えば、第1の電荷発生領域1104c、
電子リレー層1104b、及び電子注入バッファー1104aが陰極1102側から順次
積層された構造を適用することができる。
中間層1104における電子と正孔の挙動について説明する。陽極1101と陰極11
02の間に、発光素子の閾値電圧より高い電圧を印加すると、第1の電荷発生領域110
4cにおいて、正孔と電子が発生し、正孔は陰極1102へ移動し、電子は電子リレー層
1104bへ移動する。電子リレー層1104bは電子輸送性が高く、第1の電荷発生領
域1104cで生じた電子を電子注入バッファー1104aに速やかに受け渡す。電子注
入バッファー1104aは発光ユニット1103に電子を注入する障壁を緩和し、発光ユ
ニット1103への電子注入効率を高める。従って、第1の電荷発生領域1104cで発
生した電子は、電子リレー層1104bと電子注入バッファー1104aを経て、発光ユ
ニット1103のLUMO準位に注入される。
また、電子リレー層1104bは、第1の電荷発生領域1104cを構成する物質と電
子注入バッファー1104aを構成する物質が界面で反応し、互いの機能が損なわれてし
まう等の相互作用を防ぐことができる。
当該発光素子の構成例2の陰極に用いることができる材料の選択の幅は、構成例1の陰
極に用いることができる材料の選択の幅に比べて、広い。なぜなら、構成例2の陰極は中
間層が発生する正孔を受け取ればよく、仕事関数が比較的大きな材料を適用できるからで
ある。
<発光素子の構成例3>
発光素子の構成の他の一例を図7(D)に示す。図7(D)に例示する発光素子は、陽
極1101と陰極1102の間に2つの発光ユニットが設けられたEL層を備えている。
さらに、第1の発光ユニット1103aと、第2の発光ユニット1103bとの間には中
間層1104が設けられている。
なお、陽極と陰極の間に設ける発光ユニットの数は2つに限定されない。図7(E)に
例示する発光素子は、発光ユニット1103が複数積層された構造、所謂、タンデム型の
発光素子の構成を備える。但し、例えば陽極と陰極の間にn(nは2以上の自然数)層の
発光ユニット1103を設ける場合には、m(mは自然数、1以上(n−1)以下)番目
の発光ユニットと、(m+1)番目の発光ユニットとの間に、それぞれ中間層1104を
設ける構成とする。
また、当該発光素子の構成例3の発光ユニット1103には、上述の発光素子の構成例
1と同様の構成を適用することが可能であり、また当該発光素子の構成例3の中間層11
04には、上述の発光素子の構成例2と同様の構成が適用可能である。よって、詳細につ
いては、発光素子の構成例1、または発光素子の構成例2の記載を参酌できる。
発光ユニットの間に設けられた中間層1104における電子と正孔の挙動について説明
する。陽極1101と陰極1102の間に、発光素子の閾値電圧より高い電圧を印加する
と、中間層1104において正孔と電子が発生し、正孔は陰極1102側に設けられた発
光ユニットへ移動し、電子は陽極側に設けられた発光ユニットへ移動する。陰極側に設け
られた発光ユニットに注入された正孔は、陰極側から注入された電子と再結合し、当該発
光ユニットに含まれる発光物質が発光する。また、陽極側に設けられた発光ユニットに注
入された電子は、陽極側から注入された正孔と再結合し、当該発光ユニットに含まれる発
光物質が発光する。よって、中間層1104において発生した正孔と電子は、それぞれ異
なる発光ユニットにおいて発光に至る。
なお、発光ユニット同士を接して設けることで、両者の間に中間層と同じ構成が形成さ
れる場合は、発光ユニット同士を接して設けることができる。具体的には、発光ユニット
の一方の面に電荷発生領域が形成されていると、当該電荷発生領域は中間層の第1の電荷
発生領域として機能するため、発光ユニット同士を接して設けることができる。
発光素子の構成例1乃至構成例3は、互いに組み合わせて用いることができる。例えば
、発光素子の構成例3の陰極と発光ユニットの間に中間層を設けることもできる。
また、発光色の異なる複数の発光物質を用いることにより、発光スペクトルの幅を拡げ
て、例えば白色発光を得ることもできる。白色発光を得る場合には、例えば、発光物質を
含む層を少なくとも2つ備える構成とし、それぞれの層を互いに補色の関係にある色を呈
する光を発するように構成すればよい。具体的な補色の関係としては、例えば青色と黄色
、あるいは青緑色と赤色等が挙げられる。
さらに、演色性の良い白色発光を得る場合には、発光スペクトルが可視光全域に拡がる
ものが好ましく、例えば、一つの発光素子が、青色を呈する光を発する層、緑色を呈する
光を発する層、赤色を呈する光を発する層を備える構成とすればよい。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施するこ
とができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、本発明の一態様の発光装置が適用された照明装置の例について、図
面を参照して説明する。
本発明の一態様の発光装置は、可撓性を有する基板を用いることにより湾曲した発光面
を有する発光装置とすることもできる。したがって、家屋やビルの内壁または外壁や、自
動車の内装または外装の曲面に沿って組み込むことも可能である。
図8(A)は、照明装置の一例を示している。照明装置7100は、筐体7101に光
源として本発明の一態様の発光装置7103a〜7103dが組み込まれている。照明装
置7100は、天井や壁等に取り付けることが可能である。
また、長時間使用しても目が疲労し難い明度が高く淡い色を呈する光と、鮮やかな赤色
と、異なる鮮やかな色を呈する光を発する発光パネルを備える。発光素子を駆動する条件
を発光色ごとに調整することで、使用者が色相を調節できる照明装置を実現できる。
図8(B)〜(D)は、照明装置の一例を示している。照明装置7200、7210、
7220はそれぞれ、操作スイッチ7203を備える台部7201と、台部7201に支
持される発光部を有する。
図8(B)に示す照明装置7200は、波状の発光面を有する発光部7202を備える
。したがってデザイン性の高い照明装置となっている。
図8(C)に示す照明装置7210の備える発光部7212は、凸状に湾曲した2つの
発光部が対称的に配置された構成となっている。したがって照明装置7210を中心に全
方位を照らすことができる。
図8(D)に示す照明装置7220は、凹状に湾曲した発光部7222を備える。した
がって、発光部7222からの発光を、照明装置7220の前面に集光するため、特定の
範囲を明るく照らす場合に適している。
ここで、発光部7222には、本発明の一態様の発光装置が組み込まれている。したが
って、電圧降下が抑制され、且つ高い光取り出し効率が実現されており、信頼性の高い照
明装置である。
なお、本発明の一態様の発光装置を具備していれば、上記で示した照明装置の形態に限
定されないことは言うまでもない。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態及び実施例と適宜組み合わせて
実施することができる。
100 発光装置
101 第1の基板
103 第1の電極層
105 EL層
107 第2の電極層
110 発光素子
111 補助配線
115 モールド
117 転写膜
120 発光装置
121 補助配線
123 発光
125 絶縁層
140 発光装置
200 照明装置
201 第1の基板
202 第2の基板
203 絶縁層
204 絶縁層
205 封止層
206 レンズアレイ
207 取り出し電極
208 取り出し電極
1101 陽極
1102 陰極
1103 発光ユニット
1103a 発光ユニット
1103b 発光ユニット
1104 中間層
1104a 電子注入バッファー
1104b 電子リレー層
1104c 電荷発生領域
1113 正孔注入層
1114 正孔輸送層
1115 発光層
1116 電子輸送層
1117 電子注入層
7100 照明装置
7101 筐体
7103a 発光装置
7103d 発光装置
7200 照明装置
7201 台部
7202 発光部
7203 操作スイッチ
7210 照明装置
7212 発光部
7220 照明装置
7222 発光部

Claims (3)

  1. 絶縁表面上に第1の電極層と、
    前記第1の電極層上に重なる第2の電極層と、
    前記第1の電極層と前記第2の電極層との間に発光性の有機化合物を含む層と、
    前記第2の電極層の上面に接する第1の補助配線と、
    前記第2の電極層の上面及び前記第1の補助配線の上面に接するグラフェンの層と、を備え、
    前記第1の電極層は、前記発光性の有機化合物を含む層からの発光に対して反射性を有し、
    前記第2の電極層は、前記発光に対して透光性を有し、且つ金属又は合金からなる層であることを特徴とする発光装置。
  2. 絶縁表面上に第1の電極層と、
    前記第1の電極層上に重なる第2の電極層と、
    前記第1の電極層と前記第2の電極層との間に発光性の有機化合物を含む層と、
    前記第2の電極層の上面に接するグラフェンの層と、
    前記グラフェンの層の上面に接する第1の補助配線と、を備え、
    前記第1の電極層は、前記発光性の有機化合物を含む層からの発光に対して反射性を有し、
    前記第2の電極層は、前記発光に対して透光性を有し、且つ金属又は合金からなる層であることを特徴とする発光装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第1の電極層は凹凸形状を有し、
    前記第2の電極層は、前記第1の凹凸形状を反映した凹凸形状を有することを特徴とする発光装置。
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