JP5116992B2 - 有機el素子 - Google Patents

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Description

本発明は、光を上面電極から取り出すトップエミッション型有機EL素子(electroluminescent device)に於ける高効率化及び長寿命化に関する。
現在、有機EL素子を表示素子として用いる表示装置を実用化する研究開発が盛んに行われている。
特に、基板とは反対側に在る上面電極から光を取り出すトップエミッション型有機EL素子は、TFT(thin film transistor)を用いたアクティブマトリクス型表示装置に用いた場合、基板側の下面電極から光を取り出すボトムエミッション型有機EL素子に比較し、TFTマトリクスに依る遮光がない為、開口率を大きくすることでき、表示装置の高輝度化、及び、長寿命化の点で有利である。
図3は従来の技術に依るボトムエミッション型有機EL素子を表す要部切断側面図であり、図に於いて、1は透明基板、2は透明電極からなる陽極、3は発光層(図示せず)を含む有機層、4は陰極をそれぞれ示している。
図3のボトムエミッション型有機EL素子に於いては、有機層3に含まれる発光層からの光は陽極2を通して透明基板1から取り出す構成になっている(例えば、非特許文献1を参照。)。
このボトムエミッション型有機EL素子は、一般的に、透明基板1としてはガラスを、透明電極からなる陽極2としてはITO(indium tin oxide)を、陰極4にはAlをそれぞれ用い、そして、陰極4から有機層3へ良好に電子注入を行う為、陰極4に於ける有機層3側の表面にLiFからなる電子注入層を設けたLiF/Al陰極を用いることもある。
図4は従来の技術に依るトップエミッション型有機EL素子を表す要部切断側面図であり、図に於いて、11は絶縁性基板、12は陽極、13は発光層(図示せず)を含む有機層、14は光透過性電極からなる陰極をそれぞれ示している。
図4のトップエミッション型有機EL素子に於いては、有機層13に含まれる発光層からの光は光透過性電極からなる陰極14から取り出す構成になっている。
このトップエミッション型有機EL素子は、一般的に、陰極14としては例えばITO等の透明電極を用いるのであるが、Mg薄膜やAg薄膜のような光半透過性電極を用い、陽極12にPt、Au、Crのような光反射性電極を用いた場合、陰極14及び陽極12間で発生する多重干渉に依って、微小空洞共振器(マイクロキャビティ)効果で、発光スペクトルがボトムエミッション型有機EL素子に比較して急峻となり、色純度が向上するとされている(例えば、特許文献1を参照。)。
更に、陽極12として光反射率が高いAg或いはAlなどの金属を用いることで発光効率の向上が期待できるが、AgやAlから直接に有機層13に正孔注入することは困難であって、有機EL素子の動作電圧上昇を引き起こす。
そこで、トップエミッション型有機EL素子に於ける正孔注入を改善する為の手段として、陽極をAl−Cu/Ni/NiOx /V2 5 で構成すること(例えば、特許文献2を参照。)、Ag/ITOで構成すること(例えば、特許文献3を参照。)、Al/Niで構成すること(例えば、非特許文献2を参照。)などが知られている。
また、陽極にAgを、そして、正孔注入層にCFx 及びMoOx を、更に、陰極の光半透過性電極にはAg薄膜をそれぞれ用い、また、有機層厚を最適化することにより、色純度だけでなく、発光効率も従来のボトムエミッション型有機EL素子に比較して向上することが開示されている(例えば、特許文献4を参照。)。
尚、Ag薄膜を陰極に用いる技術としては、電子注入層LiFと陰極Ag薄膜間に層厚0.6nmのAl超薄膜を挿入することにより良好な電圧−電流密度特性を示すことが報告されている(例えば、特許文献5を参照。)。
前記したように微小空洞共振器(マイクロキャビティ)効果を利用したトップエミッション型有機EL素子では、色純度、発光効率が向上し、高輝度・高発光効率・高色再現性をもつアクティブマトリクス型表示装置の実現が可能であるとされている。
然しながら、本発明者の知見に依れば、トップエミッション型有機EL素子の寿命特性については問題があり、実用化するに充分な程度の寿命を実現した旨の報告は未だなされていない。特に、非特許文献2に開示されている陽極にAl/Niの構成を用いた素子では寿命特性が悪い。
WO01−039554 特許第3488474号明細書 特開2004−192890号公報 特開2004−228082号公報 特開2001−52878号公報 L.S.Hung,C.W.Tang and M.G.Mason Applied Physics Letters vol.70(2),152(1997) J.Appl.Phys.,Vol.94,No.8,5290(2003)
本発明では、陽極に光高反射金属を用いたトップエミッション型有機EL素子に於け寿命特性を簡単な手段を適用して向上させようとする。
本発明の課題は、以下の有機EL素子によって達成された。
<1> 基板上に少なくとも光反射性陽極、酸化モリブデンからなる陽極バッファー層、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、光透過性陰極が順次積層された有機EL素子に於いて、前記正孔注入層の前記光反射性陽極側に金属酸化物がドープされてなり、前記ドープされる金属酸化物が酸化バナジウム(V)又は酸化モリブデン(MoO)であることを特徴とする有機EL素子。
<2> 前記光反射性陽極がAl或いはAl合金からなることを特徴とする<1>に記載の有機EL素子。
<3> 前記光反射性陽極がUVオゾン或いはOプラズマで表面処理されてなることを特徴とする<1>又は<2>に記載の有機EL素子。
<4> 前記陽極バッファー層がUVオゾン或いはOプラズマで表面処理されてなることを特徴とする<1>乃至<3>の何れか1項に記載の有機EL素子。
<5> 前記ドープされた金属酸化物が前記正孔注入層の前記正孔輸送層側に存在しないことを特徴とする<1>乃至<4>の何れか1項に記載の有機EL素子。
<6> 前記光透過性陰極がAg或いはAg合金からなる光半透過性陰極であることを特徴とする<1>乃至<5>の何れか1項に記載の有機EL素子。
<7> 前記Ag或いはAg合金からなる光半透過性陰極と前記電子輸送層との間にアルカリ金属化合物及び層厚が0.5nm〜3nmのAl薄膜からなる電子注入層が介挿されてなることを特徴とする<6>に記載の有機EL素子。
<8> 前記Ag或いはAg合金からなる光半透過性陰極上に硫化亜鉛(ZnS)からなるキャッピング層が積層されてなることを特徴とする<6>或いは<7>に記載の有機EL素子。
<9> 前記基板がフレキシブル基板であることを特徴とする<1>乃至<8>の何れか1項に記載の有機EL素子。
本発明の有機EL素子に於いては、基板上に少なくとも光反射性陽極、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、光透過性陰極が順次積層された有機EL素子に於いて、前記正孔注入層の前記光反射性陽極側に金属酸化物がドープされてなることが基本になっている。好ましくは、本発明における正孔注入層は、金属酸化物をドープして含有する第一正孔注入層及び金属酸化物を実質的に含有しない第二正孔注入層の積層体である。前記第一正孔注入層は前記光反射性陽極に接し、前記第二正孔注入層は前記正孔輸送層に接して配される。
有機膜である正孔注入層中にドープされる金属酸化物は、酸化バナジウム(V2 5 )或いは酸化モリブデン(MoO3 )が好ましく、また、光反射性陽極には、Al又はAl−NdなどのAl合金が好ましく、更にまた、陽極バッファー層としては、酸化モリブデン、酸化バナジウム、酸化ニッケル(NiO)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)等から選択して良いが、特に、酸化モリブデンが好ましい。
前記手段を採ることに依り、トップエミッション型有機EL素子を長寿命化することができ、また、光反射性陽極として光反射率は高いが寿命特性が悪いとされているAl或いはAl合金を用いることが可能となって高効率化することができ、更にまた、Al等の光反射性陽極と正孔注入層との間に仕事関数が4.3eV以上の金属またはその金属酸化物からなる陽極バッファー層を介挿することで動作電圧を低電圧化することができる。従って、全体として広い色再現範囲をもち、長寿命、高効率、低動作電圧であるトップエミッション型有機EL素子を実現することができる。
図1は本発明に依る一実施の形態を説明する為の有機EL素子を表す要部切断側面図であり、図に於いて、21は基板、22は光反射性陽極、23は陽極バッファー層、24は正孔注入層、25は正孔注入層24を構成する第一正孔注入層、26は正孔注入層を構成する第二正孔注入層、27は正孔輸送層、28は発光層、29は電子輸送層、30は光透過性陰極、31はキャッピング層をそれぞれ示している。
図示の有機EL素子に於いて、基板21には、ガラス或いは石英等の透明性絶縁基板、PET等のフレキシブル基板、Si等の半導体基板、又は、それら基板上にTFTのようなスイッチング素子をマトリスクス状に形成した有機EL素子のオンオフ制御回路を作製した基板を用いてよい。基板21にフレキシブル基板を用いた場合、可撓性があり機器の筐体上の曲面に配置できるフレキシブルディスプレイが可能となる。
フレキシブル基板としては、特開2002−82627に開示されている様に、ステンレス、Fe、Al、Ni、Co、Cuやこれらの合金等からなるフィルム状金属基板、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルスルホン)、PO(ポリオレフィン)等からなるフィルム状プラスチック基板、或いは当該フィルム状プラスチック基板表面にガスバリア層を設けたもの等を用いることができる。
光反射性陽極22には、Al或いはAl−NdなどのAl合金、Ag或いはAg合金、Mo、Cr等が用いられる。
尚、従来陽極として使用されているITOは可撓性に乏しく、脆く割れやすいという特徴があり(フレキシブル基板への印刷技術、P.84、東レリサーチセンター)、フレキシブルディスプレイには不適であるが、上記の金属および金属合金を上述フレキシブル基板上に光反射性陽極として用いることにより、可撓性に富み、割れにくい理想的なフレキシブルディスプレイが可能となる。
正孔注入層24には、HOMO(最高被占準位)が高い、即ち、イオン化ポテンシャルが小さい材料、代表的なものとして例えば銅フタロシアニン(CuPc)、スターバースト型アミンであるm−MTDATA、2−TNATA等が用いられる。
第一正孔注入層25には、上記正孔注入層24に酸化バナジウム(V2 5 )又は酸化モリブデン(MoO3 )等の金属酸化物をドープすることで構成されている。金属酸化物をドープする量は、好ましくは正孔注入材料に対して10質量%以上60質量%以下である。より好ましくは正孔注入材料に対して20質量%以上50質量%以下である。
第二正孔注入層26は、正孔注入層24自体、F4−TCNQ、或いは、上記金属酸化物をドープした正孔注入層を用いる。
正孔輸送層27も正孔注入層24と同様にHOMOが高い、即ち、イオン化ポテンシャルが小さい材料が用いられ、代表的なものとしては、TPD、α−NPD等がある。
発光層28には、Alq3、BAlq2等の金属錯体系材料、PZ10、EM2等の色素系材料等を使用するか、或いは、ルブレン、t(dta)py(1,3,6,8−tetra(N,N−di−4−tolylamino)pyrene)、tbppy(1,3,6,8−テトラ(4−ビフェニル)ピレン)等の色素をAlq3、CBP等のホスト材にドーピングしたものを使用することができる。
電子輸送層29には、光透過性陰極30からの電子注入障壁を小さくする為にLUMOが低い材料が用いられ、代表的なものとしては、Alq3、BCP等が挙げられる。これらの電子輸送材料にLi、Cs等の仕事関数が小さい金属をドープすると光透過性陰極30から電子注入を行う際の障壁が小さくなる。
光透過性陰極30には、層厚が10nm〜40nmのAg又はMg−Ag等のAg合金が用いられ、また、光透過性陰極30から電子輸送層29への電子注入を良好にする為、光透過性陰極30と電子輸送層29との間に層厚が0.1nm〜5nmのLiF等のアルカリフッ化物からなる電子注入層を介在させることができ、更に、アルカリフッ化物上には層厚が0.2nm〜3.0nm程度のAl層を設けることが好ましい。
光透過性陰極30として光半透過電極を用いることにより、光反射性陽極22と光半透過性である陰極30との間で多重干渉による微小空洞共振器(マイクロキャビティ)効果を生成させることで発光スペクトルの色純度が良くなる。
更にまた、必須ではないが、光透過性陰極30上にはキャッピング層31を形成することが好ましい。キャッピング層31は光透過性陰極30の光透過率を向上させる効果があり、屈折率が大きい材料を用いると良く、例えば、ITO、TiO2 、MgO等の高屈材料を用いることができるのであるが、ZnS、ZnSe、ZnTe等の亜鉛化合物が高屈折で且つ真空蒸着で成膜できる旨の利点がある。尚、光透過性陰極30にはITOに代表される透明電極を用いても良い。
前記説明した構成に加えて、より好ましい構成としては、光反射性陽極22と第一正孔注入層25との間に陽極バッファー層23を介挿することが好ましく、その陽極バッファー層23としては、仕事関数が4.3eV以上の金属、或いは、その金属酸化物からなる材料が用いられる。そして、当該材料には、酸化モリブデン(MoO3 )、酸化バナジウム(V2 5 )、酸化ニッケル(NiO)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)等から採用して良いが、MoO3 が最も好ましい。尚、陽極バッファー層23の層厚は光反射性陽極22の反射率を損ないよう0.5nm〜10nmが好ましい。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1
(1) 純水→アセトン→純水→IPAの順に各15分間の超音波洗浄を行ったガラス基板上にWフィラメントを用いて光反射性陽極を構成する厚さ60nmのAl膜を成膜した。その後、基板表面をUVオゾンで20分の処理を行なった。
(2) 次に、Alからなる光反射性陽極上にTaからなるボートを用いて2−TNATA(4,4’,4”−トリス(2−ナフチルフェニルアミノ) トリフェニルアミン) 、Moからなるボートを用いて酸化バナジウム(V2 5 )をV2 5 のドープ濃度が33質量%となるように且つ層厚が20nmとなるように真空蒸着法に依る共蒸着を行って第一正孔注入層を形成する。
(3) 次に、Taからなるボートを用いて正孔注入層2−TNATAと、同じくTaからなるボートを用いてF4−TCNQとをF4−TCNQ(2,3,5,6−tetrafluoro−7,7,8,8−tetracyanoquinodimethane)のドープ濃度が0.1質量%となるように且つ層厚が165nmとなるように真空蒸着法に依る共蒸着を行って第二正孔注入層を形成する。
(4) 次に、Taからなるボートを用いてNPD(N,N’−ジナフチル−N,N’−ジフェニル−〔1,1’−ビフェニル〕−4,4’−ジアミン)を層厚が10nmとなるように成膜して正孔輸送層を形成する。
(5) 次に、Taからなるボートを用いてt(dta)py(1,3,6,8−tetra(N,N−di−4−tolylamino)pyrene)とAlq3(トリス(8−キノリノラト)アルミニウム)とをt(dta)pyのドープ濃度が1質量%となるように且つ層厚が30nmとなるように真空蒸着法に依る共蒸着を行って発光層を形成する。
(6) 次に、Alq3をTaからなるボートを用いて層厚が20nmとなるように成膜して電子輸送層を形成する。
(7) 次に、Moからなるボートを用いてLiFを0.5nmの厚さに、そして、Wフィラメントを用いてAlを1.5nmの厚さにそれぞれ真空蒸着法にて成膜して電子注入層を形成する。
(8) 次に、Moからなるボートを用いてAgを15nmの厚さに成膜して陰極を形成し、次に、Moからなるボートを用いて前記Agからなる陰極上にZnSを25nmの厚さに成膜してキャッピング層を形成してトップエミッション型有機EL素子を作製し、最後に、ガラス基板を用いて露点温度−60℃以下の乾燥窒素雰囲気下でUV接着材にて封止した。
参考例2
実施例1と相違するところは、Alからなる光反射性陽極を形成した後、その上にWフィラメントを用いて陽極バッファー層である厚さ1nmのNiを真空蒸着法を適用して成膜し、その後、基板表面をUVオゾンで20分間の処理を行なう点にある。従って、正孔注入層はAl上でなくNi上に形成されることになる。
実施例
参考例1及び参考例2と相違するところは、Alからなる光反射性陽極を形成した後、その上にMoからなるボートを用いて陽極バッファー層である厚さ2nmのMoOを真空蒸着法を適用して成膜する点、及び、第二正孔注入層の層厚が165nmでなく170nmにした点にある。尚、当然のことながら、正孔注入層はAlやNiの上でなく、MoO上に形成されることになる。
実施例
実施例と相違するところは、陽極バッファー層であるMoO上に成膜される第一正孔注入層として2−TNATAとVを用いる代わりに2−TNATAとMoOをドープ量が2−TNATAとに対して30質量%となるように変更して共蒸着した点にある。
(比較例1)
前記本発明の実施例と相違するところは、表面をUVオゾンで20分間の処理を行なったNiからなる陽極バッファー層上にTaからなるボートを用いて第二正孔注入層である2−TNATA、及び、同じくTaからなるボートを用いてF4−TCNQをF4−TCNQのドープ濃度が0.1質量%となるように層厚185nmまで共蒸着した点にある。
(比較例2)
純水→アセトン→純水→IPAの各15分超音波洗浄を行った陽極ITO付きガラス基板表面をUVオゾンで20分処理した。次に、ITO上にTaボートを用いて第二正孔注入層である2−TNATAとTaボートを用いてF4−TCNQとをF4−TCNQのドープ濃度が0.1質量%となるように層厚185nmまで真空蒸着に依り共蒸着を行なった。次に、正孔輸送層NPDをTaボートを用いて10nmの厚さに成膜した。更に、t(dta)pyとAlq3とをそれぞれTaボートを用いてt(dta)pyのドープ濃度が1質量%となるように共蒸着を行い、層厚30nmの発光層を成膜した。次に、電子輸送層としてAlq3をTaボートを用いて層厚20nm成膜した。次に、電子注入層としてMoボートを用いてLiFを0.5nmの厚さに真空蒸着法を適用して成膜した。次に、Wフィラメントを用いて陰極Alを80nmの厚さに真空蒸着法を適用して成膜し、ボトムエミッション型有機EL素子を作製した。最後に、ガラス基板を用いて露点温度−60C°以下の乾燥窒素雰囲気下でUV接着材にて封止を行った。
(比較例3)
比較例2と同様なボトムエミッション型有機EL素子であるが、そのITO上に形成する正孔注入層が本発明の実施例、例えば、実施例1と同じ構成になっている。即ち、実施例1と同じく、第一の正孔注入層及び第二の正孔注入層を備えている。
前記説明した参考例1〜2、実施例1〜及び比較例1〜3の各素子構成を纏めて表1に示し、また、それらの各素子の駆動電流15mA/cmとした場合の素子特性を表2に示してある。
これらの有機EL素子は全て緑色の発光を行うものであり、図2には駆動電流を15mA/cmとした場合に於ける素子の輝度劣化を表している。
比較例1は従来技術に依って陽極および正孔注入層を構成したトップエミッション型有機EL素子であり、そして、比較例2は従来技術によるボトムエミッション型有機EL素子である。比較例1の素子では、Alからなる反射性陽極とAgからなる光半透過陰極を用いることによって、前述の微小空洞共振器(マイクロキャビティ)効果により、発光スペクトルが急峻となり、色純度が向上し、更には発光効率も向上することが確認されている。然しながら、輝度半減時間は比較例2の素子の1000時間に対し、比較例1の素子では65時間であって、素子寿命は極端に悪くなっている。然しながら、参考例1の素子では、比較例1の高色純度、高発光効率を維持しながら、輝度半減時間が2300時間と大幅に改善されている。これは、比較例2の素子に対しても2.3倍の値である。参考例2に於いても、高色純度、高発光効率を維持しながら、輝度半減時間が比較例2と同等の1000時間まで改善されている。実施例及びに於いては、陽極バッファー層にMoOを導入することにより、参考例1と同等の輝度半減時間が得られ、しかも、駆動電圧は低電圧化し、発光効率は向上している。陽極にITOを用いた比較例2と比較例3とでは輝度半減時間に差は見られなかった。
実施例
(1) 純水→アセトン→純水→IPAの順に各15分の超音波洗浄を行ったガラス基板上にWフィラメントを用いて光反射性陽極を構成する厚さ60nmのAl膜を真空蒸着法にて成膜した。その後、基板表面をUVオゾンで20分の処理を行った。
(2) 次に、Alからなる光反射性陽極上にMoからなるボートを用いてMoO3 からなる陽極バッファー層を厚さが2nmとなるように真空蒸着法にて成膜した。
(3) 次に、MoO3 からなる陽極バッファー層上にTaボートを用いて2−TNATAとMoボートを用いて酸化モリブデン(MoO3 )とをMoO3 ドープ濃度が30質量%となるように且つ層厚が20nmとなるように真空蒸着法に依る共蒸着を行って正孔注入層を形成する。
(4) 次に、Taからなるボートを用いて2−TNATAと、同じくTaからなるボートを用いてF4−TCNQとをF4−TCNQのドープ濃度が0.1質量%となるように且つ層厚が170nmとなるように真空蒸着法に依る共蒸着を行って正孔注入層を形成する。
(5) 次に、Taからなるボートを用いてNPDを層厚が10nmとなるように成膜して正孔輸送層を形成した。
(6) 次に、Taからなるボートを用いてt(dta)pyとAlq3とをt(dta)pyのドープ濃度が1質量%となるように且つ層厚が30nmとなるように真空蒸着法に依る共蒸着を行って発光層を形成する。
(7) 次に、Taからなるボートを用いてAlq3を層厚が20nmとなるように成膜して電子輸送層を形成する。
(8) 次に、Moからなるボートを用いてLiFを0.5nmの厚さに、そして、Wフィラメントを用いてAlを1.5nmの厚さにそれぞれ真空蒸着法にて成膜して電子注入層を形成する。
(9) 次に、Moからなるボートを用いてAgを15nmの厚さに成膜して陰極を形成し、次に、Moからなるボートを用いて前記Agからなる陰極上にZnSを25nmの厚さに成膜してキャッピング層を形成してトップエミッション型有機EL素子を作製し、最後に、ガラス基板を用いて露点温度−60C°以下の乾燥窒素雰囲気下でUV接着材にて封止した。
実施例
実施例と相違するところは、Alからなる光反射性陽極を形成した後、基板表面を出力200W、O流量0.2sccmとした酸素プラズマを適用して1分間の処理を行う点にある。
実施例
実施例と相違するところは、スパッタ法を適用することに依り、ガラス基板に層厚が100nmであるAl−Ndからなる光反射性陽極を形成し、次いで、実施例と同様に超音波洗浄を行い、次いで、実施例と同様にプラズマ処理を行い、次いで、実施例と同様にMoOからなる陽極バッファー層を形成するのであるが、その陽極バッファー層は、当然、Al−Ndからなる光反射性陽極上に形成される。そして、MoOからなる陽極バッファー層上には2−TNATA及びMoOをMoOのドープ濃度が30質量%となるように真空蒸着法にて共蒸着して正孔注入層とする点にある。
参考
実施例と相違するところは、スパッタ法を適用することに依り、ガラス基板に層厚が100nmであるAl−Nd膜と層厚が15nmであるMo膜の積層構造からなる光反射性陽極を形成してから実施例と同様に超音波洗浄し、且つ、実施例と同様にプラズマ処理する点、そして、Al−Nd/Moからなる光反射性陽極上には、Taからなるボートを用いて2−TNATAと、Moからなるボートを用いて酸化バナジウム(V)とをVのドープ濃度が33質量%となるように且つ層厚が20nmとなるように真空蒸着法により共蒸着を行って第一正孔注入層を形成する点にある。尚、第一正孔注入層に積層する第二正孔注入層の形成については実施例乃至実施例と変わりない。
以上説明した実施例5、及び参考例3の各素子構成を纏めて表3に示し、また、それらの各素子の駆動電流を15mA/cmとした場合の素子特性を表4に示してある。
これらの有機EL素子はすべて緑色の発光を行うものであり、Alからなる光反射性陽極の表面をUVオゾン処理した実施例及びOプラズマ処理した実施例は共に実施例と同様に高色純度、高発光効率、高寿命を示した。また、陽極にAl−Ndを用いた実施例に於いても、実施例と同様に高色純度、高発光効率を示し、輝度半減時間も比較例2を上回った。また、陽極にMoを用いた参考では、Moからなる光反射性陽極の反射率はAlに比較して低下するので発光効率は他の実施例より減少するが、輝度半減時間は比較例を上回った。
実施例
実施例において、基板をガラス基板から両面にSiNxからなるガスバリア膜が配されたPETからなるフレキシブル基板に変更し、かつ封止をUV接着材による封止からスパッタ法で形成したSiNxからなる封止膜に変更し、その他は実施例と同様にして有機EL素子を作製した。
実施例で作製した素子は、実施例と同程度の発光特性を示し、また良い可撓性も示した。
本発明に於いては、前記説明した実施の形態を含め、多くの形態で実施することができる。
本発明に依る一実施の形態を説明する為の有機EL素子を表す要部切断側面図である。 駆動電流を15mA/cmとした場合に於ける素子の輝度劣化を表す線図である。 従来の技術に依るボトムエミッション型有機EL素子を表す要部切断側面図である。 従来の技術に依るトップエミッション型有機EL素子を表す要部切断側面図である。
符号の説明
21 基板
22 光反射性陽極
23 陽極バッファー層
24 正孔注入層
25 正孔注入層24を構成する第一正孔注入層
26 正孔注入層を構成する第二正孔注入層
27 正孔輸送層
28 発光層
29 電子輸送層
30 光透過性陰極
31 キャッピング層

Claims (9)

  1. 基板上に少なくとも光反射性陽極、酸化モリブデンからなる陽極バッファー層、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、光透過性陰極が順次積層された有機EL素子に於いて、前記正孔注入層の前記光反射性陽極側に金属酸化物がドープされてなり、前記ドープされる金属酸化物が酸化バナジウム(V)又は酸化モリブデン(MoO)であることを特徴とする有機EL素子。
  2. 前記光反射性陽極がAl或いはAl合金からなることを特徴とする請求項1記載の有機EL素子。
  3. 前記光反射性陽極がUVオゾン或いはOプラズマで表面処理されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の有機EL素子。
  4. 前記陽極バッファー層がUVオゾン或いはOプラズマで表面処理されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の有機EL素子。
  5. 前記ドープされた金属酸化物が前記正孔注入層の前記正孔輸送層側に存在しないことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の有機EL素子。
  6. 前記光透過性陰極がAg或いはAg合金からなる光半透過性陰極であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の有機EL素子。
  7. 前記Ag或いはAg合金からなる光半透過性陰極と前記電子輸送層との間にアルカリ金属化合物及び層厚が0.5nm〜3nmのAl薄膜からなる電子注入層が介挿されてなることを特徴とする請求項6に記載の有機EL素子。
  8. 前記Ag或いはAg合金からなる光半透過性陰極上に硫化亜鉛(ZnS)からなるキャッピング層が積層されてなることを特徴とする請求項6或いは請求項7に記載の有機EL素子。
  9. 前記基板がフレキシブル基板であることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の有機EL素子。
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