JP2017101354A - 空調服 - Google Patents

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Taizo Hayashi
泰三 林
西口 昌利
Masatoshi Nishiguchi
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Abstract

【課題】空気を良好に流通させることができ、かつ、空調服本体に対するファン装置および外気取入スペーサの着脱を容易に行うことが可能な空調服の提供。【解決手段】空調服1は、空調服本体11とファンユニット21とを備えている。ファンユニット21は、空気を流通させることが可能な第1生地部22Aと空気を流通させることが困難または不可能な第2生地部22Bとが対向配置されたメッシュ袋部22と、メッシュ袋部22に形成された開口22cを塞ぐように取り付けられるファン部23と、ファン部23と第1生地部22Aとを離間させるためのスペーサ部24とを有し、スライドファスナーFを介して空調服本体11に着脱自在に設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、空調服に関し、特に、空調服本体に対してファン装置を着脱することが可能な空調服に関するものである。
近年、高温雰囲気下で作業を行う作業者の身体を冷却する衣服(上着)として、ファン装置を備えた空調服が知られている。
このような空調服では、その上から作業者の身体を保護するための衣服(例えば、作業着や絶縁服等の保護服、以下、「保護服」という)を着用する場合が少なくない。
ところで、従来の空調服のなかには、ファン装置の外気取入口が空調服の外面上に露出して設けられたものがある。
しかしながら、このような空調服では、その上から保護服を着用すると、当該保護服によってファン装置の外気取入口が塞がれてしまうおそれがあり、かかる場合、空調服内に外気を十分に取り入れることができない、といった問題が生じる。
そこで、例えば、空気を流通させることが可能な外気取入スペーサを、ファン装置の外気取入口を覆うように取り付ける技術が提案されている(特許文献1参照)。
このような技術によれば、外気取入スペーサによって、保護服とファン装置の外気取入口との間に外気取入スペースが形成されるため、空調服の上から保護服を着用しても、空調服内に外気を良好に取り入れることが可能である。
特開2006−307354号
ところで、特許文献1に記載の空調服では、ファン装置が、空調服本体に対して着脱自在に構成されていることに加え、外気取入スペーサも、ファン装置を覆うように設けられたメッシュ状のポケット部から出し入れできるように構成されている。
一般に、空調服は、ファン装置によって取り入れられた空気を、身体の表面に沿って流通させることで、汗を気化させて作業者の身体を冷却するようにしている。このため、空調服は、下着などと同様に汚れやすく、高い頻度で洗濯するのが好ましいものである。
この点、特許文献1に記載の空調服では、洗濯をする場合、その前に、電気部品であるファン装置を、空調服本体から取り外すほか、外気取入スペーサも、破損・損傷するおそれがあるため、ポケット部から取り外す必要がある。一方、洗濯をし終えた後においては、これらを、上記空調服に対するファン装置および外気取入スペーサの取り外しとは逆の手順で空調服本体に取り付けることになる。なお、このことは、洗濯以外の理由でファン装置および外気取入スペーサを着脱する場合、例えば、空調服をコンパクトに折り畳んで持ち運ぶ場合においても、同様なことがいえる。
このように、特許文献1に記載の空調服では、洗濯等をする場合、ファン装置のみならず、外気取入スペーサの取り外し(取り付け)も行わなければならないため、その作業が煩雑である、といった問題があった。
また、一般に、空調服に設けられるファン装置は、軽量化等の観点から樹脂により形成されることがおおく、上述したような取り外しおよび取り付けを頻繁に行うと、ファン装置が破損・損傷(特に、空調服本体に取り付けるための係合部が破損・損傷)するおそれがある。
本発明は、上記不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、空気を良好に流通させることができ、かつ、空調服本体に対するファン装置および外気取入スペーサの着脱を容易に行うことが可能な空調服を提案することにある。
上記課題は、本発明に係る空調服によれば、空気を流通させることが可能な多孔性材料からなる第1生地部と空気を流通させることが困難または不可能な材料からなる第2生地部とが対向するように配置された袋状の袋部と、前記第2生地部に形成された開口を塞ぐように取り付けられ、空気を吸引することが可能なファン部と、前記第2生地部に取り付けられた前記ファン部と前記第1生地部とを離間させるためのスペーサ部と、を有するファンユニットを備え、前記ファンユニットは、人が着用する空調服本体に着脱手段を介して着脱自在に設けられていることにより解決される。
上記構成では、ファン部およびスペーサ部を収納することが可能な袋部(ファンユニット)が、空調服本体に対して着脱自在に設けられている。このため、空調服本体を洗濯等する場合、ファン部およびスペーサ部を一体的に着脱することが可能なため、その作業を極めて簡便に行うことができる。
また、上記構成では、ファン部およびスペーサ部を袋部に収納すると、(空気を流通させることが可能な)第1生地、スペーサ部、および、(空気を流通させることが困難または不可能な第2生地に取り付けられた)ファン部といった順で、これらが重なって配置される。すなわち、上記構成では、ファン部およびスペーサ部を袋部に収納するだけで、いわば自動的に、ファン部の周囲に外気取入空間(ファン部が排気方式である場合、空気排出空間)が形成されるため、空調服の上に保護服を着用した場合であっても、空調服内に外気を良好に取り入れることが可能である。
さらに、上記構成では、袋部それ自体が汚れた場合や、ファン部に不具合が生じた場合などに、ファン部を袋部から取り外せばよいため、袋部に対するファン部の着脱頻度を抑えることが可能である。このため、上記構成によれば、ファン部の着脱に伴う破損・損傷を確実に抑制することができる。
なお、上記構成に加え、前記着脱手段は、前記ファンユニットおよび前記空調服本体のそれぞれに務歯を有するスライドファスナーであることが好ましい。
また、前記スライドファスナーは、前記ファンユニット側の務歯が前記ファンユニットの外周縁全体に亘って設けられる一方、前記空調服本体側の務歯が当該空調服本体の所定位置に形成された開口部の開口周縁全体に亘って設けられていることが好ましい。
さらに、前記ファンユニットが前記空調服本体に取り付けられた状態で前記スライドファスナーの始端部および終端部を覆うことが可能な被覆手段をさらに備え、前記被覆手段は、空気を流通させることが困難または不可能な材料からなることが好ましい。
また、前記被覆手段は、その一部が前記ファンユニットに固定され、前記スライドファスナーの始端部および終端部は、前記ファンユニットと前記被覆手段とが固定される部分よりも下方に配置されていることが好ましい。
さらに、前記ファン部は、前記第2生地部の開口に対して着脱自在に設けられ、前記スペーサ部は、前記第2生地部の開口を介して着脱自在に設けられていることが好ましい。
また、前記空調服本体は、人の腰部を覆うことが可能な上着であり、前記空調服本体の裾部には、裾回りの大きさを調整することが可能な調整手段が設けられていることが好ましい。
さらに、前記空調服本体は、上着であり、前記空調服本体の襟部には、その一部を人体の首部から離れるように変形させることによって空気流通路を形成する空気流通路形成手段が設けられていることが好ましい。
また、前記空調服本体は、上着であり、前記ファン部は、前記ファンユニットが前記空調服本体に取り付けられた状態で人の腰部よりも上方に配置されることが好ましい。
さらに、前記空調服本体には、その外面側と内面側とを貫通するように形成され、前記ファン部に接続された配線を引き出すことが可能な孔部が形成されていることが好ましい。
以上のように、本発明に係る空調服によれば、簡単な構成でありながらも、空調服内に導入された空気を良好に流通させることができるうえ、ファン部およびスペーサ部の着脱を極めて容易に行うことができる。
本発明の実施の一形態に係る空調服の正面図である。 図1に示す空調服の背面図である。 空調服本体を裏返した状態における背中側の配置関係を示す平面図である。 図3の空調服本体にファンユニットを取り付けた状態を示す平面図である。 空調服本体に取り付けられるインナースペーサの斜視図である。 空調服本体の襟部を概念的に示した概念図である。 図1に示す空調服の要部拡大断面図である。 ファン部を取り付ける直前の状態を示すファンユニットの正面図である。 図8に示すファンユニットの背面図である。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の一形態に係る空調服の正面図、図2は図1に示す空調服の背面図、図3は空調服本体を裏返した状態における背中側の配置関係を示す平面図、図4は図3の空調服本体にファンユニットを取り付けた状態を示す平面図、図5は空調服本体に取り付けられるインナースペーサの斜視図、図6は空調服本体の襟部を概念的に示した概念図、図7は図1に示す空調服の要部拡大断面図、図8はファン部を取り付ける直前の状態を示すファンユニットの正面図、図9は図8に示すファンユニットの背面図である。なお、以下の説明における上下、前後および左右方向は、起立した作業者が正面を向いた状態での方向をそれぞれ示している。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る空調服1は、作業者Hの上半身に着用するもの(例えば、下着やワイシャツの上から着用するもの)であって、空調服本体11と、ファンユニット21とを備えている。なお、前記空調服本体11とファンユニット21とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「空調服本体」と「ファンユニット」とに該当する。
本実施形態に係る空調服本体11は、いわゆる半袖タイプのものであって、その前側の左右方向中央部には、上下方向に亘って、いわゆるスライドファスナー(線ファスナーともいう、図示省略)が設けられている。詳しくは後述するが、本実施形態に係る空調服1は、(ファンユニット21を構成する)ファン部23の駆動によって内面側に取り入れた空気(外気)を、作業者Hの上半身との間で流通させることによって、作業者Hの上半身を冷却することができるように構成されている。なお、以下の説明においては、半袖タイプのものを例示して説明するが、いわゆる長袖タイプのものであってもよい。
空調服本体11は、主に、空気の流通が困難または不可能なポリエステル等の素材(生地)により形成され、従来の空調服と同様、その上から保護服などの外套を着用することが可能となっている。
この空調服本体11には、その腰部付近および胸部に、ポケット12が複数(本実施形態では空調服本体11の胸部及び腰部の左右両側にそれぞれ2箇所ずつ)取り付けられている。本実施形態では、これらポケット12の何れか1つに、ファン部23を駆動させるための電源装置31が収納されるようになっている。
電源装置31は、ファン部23に電源の供給および駆動信号の送信などを行うものであって、配線32を介してファン部23と接続されている。この電源装置31は、電源としての電池を格納する電池格納部(図示省略)および複数の操作部(図示省略)を有し、当該操作部を操作することによって、電源のオン・オフおよびファン部23の羽根部(図示省略)の回転数の調整などを行うことが可能となっている。なお、前記ファン部23と配線32とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「ファン部」と「配線」とに該当する。
また、ポケット12が配置される空調服本体11の所定位置には、それぞれ、その外面側と内面側とを貫通する孔部12aが形成されている。なお、前記孔部12aが特許請求の範囲に記載の「孔部」に該当する。
ここで、電源装置31とファン部23とを接続する配線32について、図1、図2、図4および図7を参照して説明する。
図1、図2、図4および図7に示すように、配線32は、その両端部のそれぞれに接続端子(例えば、プラグ、図示省略)を有し、これら接続端子を、それぞれ電源装置31およびファン部23のコネクタ部(図示省略)に差し込むことによって、これら装置と接続されるようになっている。なお、本実施形態では、配線32を、電源装置31及びファン部23の双方から着脱することが可能なものについて説明するが、電源装置31およびファン部23の何れか一方から着脱自在に構成されているものであれば、適宜変更することが可能である。
ファン部23から延びる配線32は、主に、空調服本体11の内面側に配置され、その一方の端部(電源装置31に接続される接続端子)を、空調服本体11の孔部12aに挿通することによって、空調服本体11の外面側(ポケット12内)に引き出すことが可能となっている。なお、本実施形態において、電源装置31は、このようにして引き出された配線32とコネクタ接続され、この状態でポケット12に収納されるようになっている。また、ファン部23から延びる配線32は、図4に示すように、着脱部材26(例えば、面ファスナー)によって、その移動が規制されるようになっている。この着脱部材26は、面ファスナーに限られず、その他の部材(例えば、紐)により構成することも可能である。さらに、本実施形態では、着脱部材26を、ファンユニット21側に設けたが、空調服本体11側に設けてもよく、また、空調服本体11およびファンユニット21の双方に設けることも可能である。
ところで、図2、図3および図4に示すように、本実施形態に係る空調服本体11には、その背中部11Dの所定位置に開口部13が形成されている。開口部13は、略矩形形状を有し、作業者Hが空調服本体11を着用した状態で、その左右両側の端部がそれぞれ作業者Hの脇下部付近に位置するとともに、その下側の端部が作業者Hの腰部よりもやや上側に位置するように形成されている。なお、前記開口部13が特許請求の範囲に記載の「開口部」に該当する。
この開口部13の開口周縁には、その全域に亘って、後述するファンユニット21の務歯22aと係合可能な務歯13aが取り付けられている。(ファンユニット21側の)務歯22aには、当該務歯22aおよび(空調服本体11側の)務歯13aとともに、スライドファスナーFを構成するスライダー22bが取り付けられている。なお、スライドファスナーFそれ自体は周知であるため、その構成についての詳しい説明を省略する。また、前記務歯13aと、務歯22aと、スライドファスナーFとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「空調服本体側の務歯」と、「ファンユニット側の務歯」と「スライドファスナー」とに該当する。
本実施形態において、務歯13aの始端部および終端部は、何れも、開口部13の下側略中央の位置で互いに隣接して配置されている。
また、空調服本体11には、その内面側で、かつ、務歯13aの始端部13asおよび終端部13aeの下側(真下)に、後述するファンユニット側面ファスナー25と係合可能な空調服本体側面ファスナー14が取り付けられている。なお、前記ファンユニット側面ファスナー25が特許請求の範囲に記載の「被覆手段」に該当する。
次に、空調服本体11のその他の特徴的な部分について説明する。
図2、図4および図6に示すように、空調服本体11には、その襟部11Aの後側に、空気流通路形成部15が設けられている。この空気流通路形成部15は、襟部11Aと作業者Hの首部Hnとの間に、空気を流通させることが可能な空気流通路R1を形成するものである。なお、前記空気流通路形成部15が特許請求の範囲に記載の「空気流通路形成手段」に該当する。
具体的に、空気流通路形成部15は、右側布片15Aおよび左側布片15Bを有している。右側布片15Aおよび左側布片15Bは、それぞれ、略矩形形状を有し、空調服本体11と同様に、空気の流通が困難または不可能なポリエステル等の素材(生地)により形成されている。なお、右側布片15Aおよび左側布片15Bは、空調服本体11と同様な素材で形成する場合に限られず、他の素材により形成することも可能である。
右側布片15Aは、襟部11Aの後側の右よりの位置に縫製される一端と、自由端である他端とを有している。また、この右側布片15Aには、左右方向に所定の間隔をあけて複数(本実施形態では2つ)のボタン15aが取り付けられている(以下、右側のボタンを「ボタン15a1」、左側のボタンを「ボタン15a2」という)。
一方、左側布片15Bは、右側布片15Aと同様に、襟部11Aの後側の左よりの位置に縫製される一端と、自由端である他端とを有している。また、この左側布片15Bには、その自由端側の所定位置にボタン15aを差し込むことが可能なボタンホール15bが1つ形成されている。
本実施形態では、左側のボタン15a1をボタンホール15bにかけ合わせた状態で、右側布片15Aおよび左側布片15Bが、襟部11Aに沿って互いに重なるように配置される。一方、右側のボタン15a2をボタンホール15bにかけ合わせた状態では、右側布片15Aおよび左側布片15Bが、襟部11Aと離間するように配置される。
すなわち、本実施形態では、右側のボタン15a2をボタンホール15bにかけ合わせることによって、作業者Hの首部Hnと空調服本体11の襟部11Aとの間に、空気を流通させることが可能な凹状の空気流通路R1が形成されるようになっている。
このように、本実施形態では、空調服本体11の襟部11Aに、空気流通路R1を形成することが可能な空気流通路形成部15が設けられているため、ファン部23の駆動によって空調服本体11内に導入された空気を、空気流通路形成部15を介して良好に排出することが可能となっている。
なお、本実施形態では、右側布片15Aと左側布片15Bとに、それぞれ、ボタン15aとボタンホール15bとを設けたが、その逆であってもよく、また、ボタン15aは2つに限定されることなく、3つ以上設けることも可能である。このように、ボタン15aを3つ以上設けた場合には、作業者Hの首部Hnと襟部11Aとの間に形成される空間(空気流通路R1)の開口度を適宜調整することができる、といったメリットがある。
さらに、本実施形態では、空調服本体11の襟部11Aに、右側布片15Aおよび左側布片15Bを設けたが、これに代えて、樹脂や金属等からなる断面凸状(断面略ハット状)の部材を取り付けることも可能である。このようにすれば、ボタン15aをボタンホール15bにかけ合わせることなく、首部Hnと襟部11Aとの間に、自然と空気流通路R1を形成することが可能となる。
また、上記空調服本体11のその他の特徴的な部分として、図1〜図5に示すように、本実施形態の空調服本体11には、その内面側に、肩部11Cから背中部11Dに亘ってインナースペーサ17が取り付けられている。このインナースペーサ17は、空調服本体11の左右両側において左右対称に設けられている。なお、左右両側に設けられるインナースペーサ17は、両者とも、ほぼ同様な構成を有しているため、以下の説明において、必要がある場合を除き、一方のインナースペーサ17についてのみを説明し、他方のインナースペーサ17の説明を省略する。
インナースペーサ17は、樹脂等によって形成され、複数の突条部17aを有している。これら突条部17aは、空気を流通させることが可能なように所定の間隔をあけて相互に接続されている。
このインナースペーサ17は、空調服本体11の内面における肩部11Cおよび背中部11Dのほぼ全域に亘って取り付けられた袋状のメッシュ袋部18に対して、着脱自在に設けられている。なお、本実施形態では、インナースペーサ17を、空調服本体11の左右両側にそれぞれ配置するもの(分割されたもの)を例にとって説明するが、これに限られず、一体的に形成することも可能である。
メッシュ袋部18は、空気を流通させることが可能な素材(例えば、メッシュ生地)により形成されている。なお、本実施形態では、このメッシュ袋部18の下端部が、開口部13の開口周縁上側を覆うように配置される。
メッシュ袋部18の下端部には、開閉自在なスライドファスナー18aが設けられ、インナースペーサ17は、ここから出し入れできるようになっている。
本実施形態では、空調服本体11がこのように構成されているため、洗濯等をする際に、空調服本体11に対するインナースペーサ17の着脱を簡単に行うことが可能となっている。
このように、本実施形態では、作業者Hが、インナースペーサ17が取り付けらた空調服本体11を着用すると、通常、服の重みによって作業者Hの身体との間にほとんど隙間が形成されない肩部11C付近に、空気流通路R2が自然と形成されるようになっている。このため、本実施形態では、インナースペーサ17によって空気流通路R2が形成されるほか、上述したように、空気流通路形成部15によって空気流通路R1も形成されるため、空調服本体11内に空気が導入されると、当該空気を、背中部11Dおよび腹部→肩部11C→襟部11A→外部といった順で良好に流すことが可能となっている。
さらに、上記空調服本体11のその他の特徴的な部分として、図1に示すように、空調服本体11には、その裾部11Bに裾回りの大きさを調整することが可能な調整部16が設けられている。なお、前記調整部16が特許請求の範囲に記載の「調整手段」に該当する。
調整部16は、空調服本体11の前方左右両側においてほぼ対称的に設けられている。なお、左右両側に設けられる調整部16は、両者とも、ほぼ同様な構成を有しているため、以下の説明において、必要がある場合を除き、一方の調整部16について説明し、他方の調整部16についての説明を省略する。
調整部16は、略矩形状の布片16aと、スナップ式のボタン16bとを有している。布片16aは、空調服本体11と同様に、空気の流通が困難または不可能なポリエステル等の素材(生地)により形成され、裾部11Bの所定位置(本実施形態では脇腹の下側)に縫製される一端と、自由端である他端とを有している。ボタン16bは、そのメス側が布片16aの他端の所定位置に1つ取り付けられる一方、オス側が裾部11Bに複数(本実施形態では3つ)取り付けられている。オス側のボタン16bは、左右方向に所定の間隔をあけて取り付けられている。なお、布片16aは、空調服本体11と同様な素材で形成する場合に限られず、他の素材により形成することも可能である。
調整部16は、このように構成されているため、布片16aに取り付けられるメス側のボタン16bを、より空調服本体11の中央側に位置するオス側のボタン16bに押し込むことによって、裾回りの大きさを小さくすることが可能となっている。なお、本実施形態では、裾回りの大きさを調整する手段として、布片16aおよびスナップ式のボタン16bを採用したが、これに代えて、裾部11Bを締め付けることが可能な紐などを採用することも可能である。
また、本実施形態では、裾部11Bの後側に、裾回りの大きさを絞る(小さくする)方向に付勢された付勢部19(例えば、ゴム)が取り付けられている。このため、本実施形態では、調整部16によって裾回りの大きさをきつめに調整したとしても、付勢部19によって伸長されるため、作業者Hに対して、裾回りがきついといった印象をほとんど与えることなく、裾部11Bを作業者Hの腰部Hhにより密着させることが可能となっている。
このように、本実施形態では、裾回りの大きさを小さくすることによって、空調服本体11の裾部11Bを作業者Hに極力密着させることが可能なため、空調服本体11内に導入された空気が裾部11Bから漏出する、といった事態を抑制することができるようになっている。すなわち、本実施形態では、調整部16によって空調服本体11の気密性を向上させることが可能なため、空調服本体11内を流通する空気の流速を早めることができ、その結果、作業者Hを冷却する冷却効果を向上させることが可能となっている。
次に、ファンユニット21について、図2、図4および図7〜図9を参照して説明する。
図2、図4および図7〜図9に示すように、ファンユニット21は、メッシュ袋部22と、複数(本実施形態では2つ)のファン部23と、スペーサ部24とを備えている。なお、前記メッシュ袋部22と、ファン部23とスペーサ部24とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「袋部」と「ファン部」と「スペーサ部」とに該当する。
メッシュ袋部22は、空調服本体11に取り付けた状態で、当該空調服本体11の外面側に配置される第1生地部22Aと、内面側に配置される第2生地部22Bとを有している。なお、前記第1生地部22Aと第2生地部22Bとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1生地部」と「第2生地部」とに該当する。
第1生地部22Aは、空気を流通させることが可能な素材(例えば、メッシュ生地)からなり、(空調服本体11の)開口部13の開口周縁の形状よりもやや小さい形状に形成されている。一方、第2生地部22Bは、空気を流通させることが困難または不可能な素材(本実施形態では空調服本体11と同様なポリエステル等の素材(生地))からなり、第1生地部22Aとほぼ同じ形状に形成されている。
第1生地部22Aおよび第2生地部22Bは、それぞれの外周縁を縫製することにより取り付けられている。さらに、第1生地部22Aおよび第2生地部22Bは、その他、中央部付近においても、左右方向に所定の間隔をあけた位置で上下方向に2箇所縫製されている。
メッシュ袋部22は、このように構成されているため、左右方向に3つの領域S(右側の領域Sr、中央の領域Sc、左側の領域Sl)が形成されているものといえる。
さらに、第1生地部22Aおよび第2生地部22Bの外周縁には、開口部13に設けられた務歯13aと係合可能な、スライダー22b付きの務歯22aが縫製されている。
ここで、空調服本体11に対するメッシュ袋部22の取り付けおよび取り外しについて説明する。
空調服本体11に対するメッシュ袋部22の取り付けは、スライダー22bを、空調服本体11側の務歯13aの始端部13asに嵌合させた後、スライドファスナーFの終端部Fe(務歯13aの終端部13aeおよび務歯22aの終端部22ae)に向けて移動させることにより行われる。一方、空調服本体11に対するメッシュ袋部22の取り外しは、上記空調服本体11に対するメッシュ袋部22の取り付けと逆の手順をふむことにより行うことが可能である。
また、メッシュ袋部22の第2生地部22Bには、右側の領域Srおよび左側の領域Slに、それぞれ、ファン部23を取り付けるための略円状の開口22cが形成されている。なお、前記開口22cが特許請求の範囲に記載の「開口」に該当する。
さらに、本実施形態では、第2生地部22Bの中央部の下端側に、空調服本体11に設けられた空調服本体側面ファスナー14と係合することが可能なファンユニット側面ファスナー25が縫製されている。
このファンユニット側面ファスナー25は、空調服本体11と同様に、空気の流通が困難または不可能なポリエステル等の素材(生地)により形成され、ファンユニット21を空調服本体11に取り付けた状態で、スライドファスナーFの始端部Fs(務歯13aの始端部13asおよび務歯22aの始端部22as)および終端部Feを、空調服本体11の内面側から覆う(被覆する)ことができるように構成されている。
次に、ファン部23について、図2および図7〜図9を参照して説明する。なお、本実施形態では、ファンユニット21に、2つのファン部23を設けているが、これらファン部23は、同様な構成を有しているため、一方のファン部23のみの説明を行い、他方のファン部23についての説明を省略する。また、ファン部23の基本的な構成は、従来のものと同様であるため、本実施形態を説明するうえで必要がある場合を除き、その説明を省略する。
図2および図7〜図9に示すように、ファン部23は、ファン部本体23Aと、ロック部23Bとを有し、電源が供給されると、外気(空気)を空調服本体11内に取り入れるように構成されている。なお、本実施形態では、いわゆる吸気型のファン(送風方向が外部→空調服1の向き)を例にとって説明するが、排気型のファン(送風方向が空調服1→外部の向き)であってもよい。
ファン部本体23Aは、配線32を接続することが可能な接続端子(図示省略)を有し、電源装置31からの電源の供給を受けて、羽根部(図示省略)に接続されたモーター(図示省略)が回転するように構成されている。
また、ファン部本体23Aは、その前端部(吸気側の端部)にリング状の鍔部23aを有し、モーター等の電気部品を除き、その骨格となる部分(筐体部分)が樹脂(例えば、プラスチック)などにより形成されている。鍔部23aは、その外周形状が(メッシュ袋部22の)開口22cの開口周縁の形状よりも大きめに形成されている。
ロック部23Bは、略円柱形状を有し、ファン部本体23Aの骨格部分と同様な部材(例えば、プラスチック等の樹脂)により形成されている。このロック部23Bは、鍔部23aと同様に、その外周形状が(メッシュ袋部22の)開口22cの開口周縁の形状よりも大きめに形成されている。
また、ロック部23Bは、ファン部本体23Aの後端部(排気側の端部)側から挿入することが可能な形状を有し、例えば、鍔部23aと近接する位置まで挿入された際に、ファン部本体23Aに設けられた爪部等と係合するように構成されている。
ここで、メッシュ袋部22に対するファン部23の取り付けおよび取り外しについて説明する。
メッシュ袋部22に対するファン部23の取り付けは、
(1)メッシュ袋部22の開口22cを楕円状に変形させた状態で、ファン部本体23Aの鍔部23aをメッシュ袋部22内に挿入する、
(2)次に、ロック部23Bを、ファン部本体23Aの後端側から挿入する、
(3)その後、開口22cの開口周縁をロック部23Bと鍔部23aとの間で挟み込んだ状態で、当該ロック部23Bをさらに押し込み、ファン部本体23Aに設けられた爪部等に係合させる、
といった手順をふむことにより行われる。
このような手順をふむことにより、ファン部23は、気密性を確保した状態で、メッシュ袋部22に取り付けられることとなる。なお、ファン部23は、この状態で、ファン部本体23Aの後端部側が、空調服本体11の内面側に配置されるようになっている。一方、メッシュ袋部22に対するファン部23の取り外しは、上記メッシュ袋部22に対するファン部23の取り付けと逆の手順をふむことにより行うことが可能である。
次に、スペーサ部24について、図2および図7〜図9を参照して説明する。
図2および図7〜図9に示すように、スペーサ部24は、空調服本体11に取り付けられるインナースペーサ17と同様な構成を有し(図5参照)、折り畳む方向に弾性変形させた状態で、メッシュ袋部22の開口22cを介してその内部に収納することが可能となっている。なお、上記メッシュ袋部22に対するファン部23の取り付けは、メッシュ袋部22内へのスペーサ部24の収納が完了した後に、行われるようになっている。
次に、本実施形態に係る空調服1内における空気の流れについて、図1、図2および図6を参照して説明する。なお、以下の説明では、予め、空調服本体11の空気流通路形成部15によって襟部11Aと作業者Hの首部Hnとの間に空気流通路R1が形成され、かつ、調整部16によって裾部11Bと作業者Hの腰部Hhとの間に隙間が極力生じないように調整された状態となっていることを前提として説明する。
上述したように、空調服1内における空気の流れは、当該空調服1を着用した作業者Hが、ポケット12内に収納される電源装置31の電源をオンにしてファン部23を駆動させることによって、生じるようになっている。
ファン部23が駆動されると、空気は、メッシュ袋部22の第1生地部22Aおよびファン部23を介して空調服1内に導入されることとなる。
空調服1内に導入された空気は、まず、作業者Hの背中部にあたることになるが、その後、当該背中部から作業者Hの身体に沿って広がるように流れる。具体的に、空調服1内に導入された空気は、インナースペーサ17(空気流通路R2)を介して肩部11Cから襟部11Aに向けて良好に流れる他、作業者Hの脇下部に沿って胸部や腹部などに向けて流れることとなる。なお、ファン部23の回転数などにもよるが、通常、空調服1は、導入された空気によって膨出されることとなる。
上述したように、本実施形態では、特に、裾部11Bと作業者Hの腰部Hhとの間に隙間が極力生じないように調整することが可能で、かつ、作業者Hの首部Hnと襟部11Aとの間に空気流通路R1を形成することができるように構成されている。このため、空調服1内に導入された空気は、裾部11Bからほとんど漏出することなく、作業者Hの首部Hn回りに形成される空気流通路R1を介して、比較的早い流速で排出させることが可能となっている。
このように、本実施形態に係る空調服1では、簡単な構成でありながらも、当該空調服1内において空気を良好に流通させることができるうえ、空調服本体11に対するファン部23およびスペーサ部24の着脱を極めて容易に行うことが可能となっている。
また、本実施形態では、メッシュ袋部22それ自体が汚れた場合や、ファン部23に不具合が生じた場合などに、ファン部23をメッシュ袋部22から取り外せばよいため、メッシュ袋部22に対するファン部23の着脱頻度を抑えることが可能である。このため、本実施形態によれば、ファン部23の着脱に伴う破損・損傷(特に、ファン部本体23Aとロック部23Bとを係合させる部分(例えば、爪部)の破損・損傷)を確実に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、空気流通路形成部15によって作業者Hの首部Hnと襟部11Aとの間に空気流通路R1を形成することができ、かつ、調整部16によって裾部11Bと作業者Hの腰部Hhとを極力密着させることが可能となっている。
このため、本実施形態に係る空調服1は、内部に導入された空気を、空気流通路R1を介して積極的かつ速い流速で排出させることができるように構成されたものといえる。
従って、本実施形態に係る空調服1では、作業者Hの首部Hnを積極的かつ効率よく冷やすことができるため、その結果、作業者Hの上半身全体を効果的に冷却することが可能である。
ところで、(本実施形態のように)ファン部やスペーサ部が取り付けられたファンユニットを空調服本体から着脱自在に構成すると、空調服内に導入された空気が、ファンユニットと空調服本体とを接続する接続部分から漏出してしまい、その結果、冷却効率が低下しがちである。
この点、本実施形態では、空調服本体11とファンユニット21とを接続する接続手段(着脱手段)として、気密性の比較的高いスライドファスナーFが採用されているうえ、隙間が生じがちなスライドファスナーFの始端部Fsおよび終端部Feとの間が、ファンユニット側面ファスナー25によって覆われるように構成されている。
すなわち、本実施形態では、空調服本体11とファンユニット21とが接続される部分や、スライドファスナーFの始端部Fsおよび終端部Feからの空気の漏出を効果的に抑制することが可能なため、上述したような冷却効率が低下する、といった問題もほとんど生じない。
また、本実施形態では、ファンユニット21を空調服本体11に取り付けた状態で、スライドファスナーFの始端部Fsおよび終端部Feが、ファンユニット側面ファスナー25が縫製される縫製位置よりも下側に配置されている。
すなわち、本実施形態では、ファンユニット側面ファスナー25を空調服本体側面ファスナー14に係合させる直前の状態で、ファンユニット側面ファスナー25の自由端側が、重力によって、すでに、空調服本体側面ファスナー14と近接した位置に配置されるため、これらの係合を極めて容易に行う(単に軽く押圧するだけで行う)ことが可能である。
さらに、本実施形態では、とかく厚くなりがちなファン部23が、作業者Hの腰部Hhよりも上側の位置に配置されるため、例えば、作業者Hが腰袋等を着用する際に邪魔になることがない。
また、本実施形態では、空調服本体11のポケット12が配置される位置に、ファン部23から延びる配線32を、空調服本体11の外面側に引き出すことが可能な孔部12aが形成されている。このため、本実施形態では、ファンユニット21のみならず、配線32も空調服本体11に対して容易に着脱することが可能である。
なお、本実施形態では、ファンユニット21を空調服本体11に取り付けた状態で、スライドファスナーFの始端部Fsおよび終端部Feを覆うファンユニット側面ファスナー25が、空調服本体11の内面側に配置されるように構成したが、外面側に配置されるように構成することも可能である。
また、本実施形態では、スライドファスナーFの始端部Fsおよび終端部Feを覆う面ファスナー(ファンユニット側面ファスナー25)を、ファンユニット21側に固定(縫製)したが、これに代えて、空調服本体11側に固定することも可能である。
さらに、スライドファスナーFの始端部Fsおよび終端部Feを覆う面ファスナー(ファンユニット側面ファスナー25)を、空調服本体11およびファンユニット21の何れにも固定することなく、別体とすることも可能である。
また、本実施形態では、スライドファスナーFの始端部Fsおよび終端部Feを、(空調服本体11の)開口部13の下側に配置したが、これに限られず、その他の位置(例えば、開口部13の上側の位置)に配置してもよい。
さらに、本実施形態では、ファンユニット21に設けられるファン部23の数を2つとしたが、これに限られず、1つまたは3つ以上とすることも可能である。
また、本実施形態では、ファンユニット21を、空調服本体11の背中部11D付近に配置したが、これに限られず、脇腹部等、他の位置に配置することも可能である。
さらに、本実施形態では、空調服本体11からファンユニット21を着脱する着脱手段として、スライドファスナーFを採用したが、これに限られず、その他の着脱手段(例えば面ファスナー)を採用することも可能である。
また、本実施形態では、ファンユニット21を1つ設ける場合を例示したが、これに限られず、2つ以上設けることも可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1 空調服
11 空調服本体
11A 襟部
11B 裾部
11C 肩部
11D 背中部
12 ポケット
12a 孔部
13 開口部
13a 務歯
13as 始端部
13ae 終端部
14 空調服本体側面ファスナー
15 空気流通路形成部
15A 右側布片
15a,15a1,15a2 ボタン
15B 左側布片
15b ボタンホール
16 調整部
16a 布片
16b ボタン
17 インナースペーサ
17a 突条部
18 メッシュ袋部
18a スライドファスナー
19 付勢部
21 ファンユニット
22 メッシュ袋部
22A 第1生地部
22B 第2生地部
22a 務歯
22as 始端部
22ae 終端部
22b スライダー
22c 開口
23 ファン部
23A ファン部本体
23B ロック部
23a 鍔部
24 スペーサ部
25 ファンユニット側面ファスナー
26 着脱部材
31 電源装置
32 配線
H 作業者
Hn 首部
Hh 腰部
F スライドファスナー
Fs 始端部
Fe 終端部
R1,R2 空気流通路
S,Sr,Sc,Sl 領域

Claims (10)

  1. 空気を流通させることが可能な多孔性材料からなる第1生地部と空気を流通させることが困難または不可能な材料からなる第2生地部とが対向するように配置された袋状の袋部と、
    前記第2生地部に形成された開口を塞ぐように取り付けられ、空気を吸引することが可能なファン部と、
    前記第2生地部に取り付けられた前記ファン部と前記第1生地部とを離間させるためのスペーサ部と、を有するファンユニットを備え、
    前記ファンユニットは、人が着用する空調服本体に着脱手段を介して着脱自在に設けられていることを特徴とする空調服。
  2. 前記着脱手段は、前記ファンユニットおよび前記空調服本体のそれぞれに務歯を有するスライドファスナーであることを特徴とする請求項1に記載の空調服。
  3. 前記スライドファスナーは、前記ファンユニット側の務歯が前記ファンユニットの外周縁全体に亘って設けられる一方、前記空調服本体側の務歯が当該空調服本体の所定位置に形成された開口部の開口周縁全体に亘って設けられていることを特徴とする請求項2に記載の空調服。
  4. 前記ファンユニットが前記空調服本体に取り付けられた状態で前記スライドファスナーの始端部および終端部を覆うことが可能な被覆手段をさらに備え、
    前記被覆手段は、空気を流通させることが困難または不可能な材料からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の空調服。
  5. 前記被覆手段は、その一部が前記ファンユニットに固定され、
    前記スライドファスナーの始端部および終端部は、前記ファンユニットと前記被覆手段とが固定される部分よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の空調服。
  6. 前記ファン部は、前記第2生地部の開口に対して着脱自在に設けられ、
    前記スペーサ部は、前記第2生地部の開口を介して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の空調服。
  7. 前記空調服本体は、人の腰部を覆うことが可能な上着であり、
    前記空調服本体の裾部には、裾回りの大きさを調整することが可能な調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の空調服。
  8. 前記空調服本体は、上着であり、
    前記空調服本体の襟部には、その一部を人体の首部から離れるように変形させることによって空気流通路を形成する空気流通路形成手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の空調服。
  9. 前記空調服本体は、上着であり、
    前記ファン部は、前記ファンユニットが前記空調服本体に取り付けられた状態で人の腰部よりも上方に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の空調服。
  10. 前記空調服本体には、その外面側と内面側とを貫通するように形成され、前記ファン部に接続された配線を引き出すことが可能な孔部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の空調服。
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