JP2017100255A - ウエーハの加工方法 - Google Patents

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【課題】SiC、GaN、LT、LN等のように硬度が高く脆性なウエーハであっても先ダイシング法を実施することができるウエーハの加工方法を提供する。【解決手段】表面に格子状の複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハの加工方法であって、ウエーハの裏面に研削可能なサブストレートを装着してウエーハを補強する補強工程と、ウエーハの表面から分割予定ラインに沿って切削しデバイスの仕上がり厚さに相当する深さの溝を形成する溝形成工程と、溝形成工程が実施されたウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、保護部材貼着工程が実施されたウエーハの裏面に装着されたサブストレートを研削するとともにウエーハの裏面を研削して溝を露出させ、ウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程とを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、基板の表面に格子状の複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域に光デバイスやSAWデバイスが形成されたウエーハを分割予定ラインに沿って個々の光デバイスやSAWデバイスに分割するウエーハの加工方法に関する。
光デバイスやSAWデバイスの製造工程においては、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、リチウムタンタレート(LT)、リチウムナイオベート(LN)等の比較的高価なウエーハの表面に格子状の複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域に光デバイスやSAWデバイスを形成して光デバイスウエーハやSAWデバイスウエーハを構成する。そして、光デバイスウエーハやSAWデバイスウエーハを分割予定ラインに沿って切断することにより光デバイスやSAWデバイスが形成された領域を分割して個々の光デバイスやSAWデバイスを製造している。
上述した光デバイスウエーハやSAWデバイスウエーハの分割予定ラインに沿った切断は、通常、ダイサーと呼ばれている切削装置によって行われている。この切削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削手段と、チャックテーブルと切削手段とを相対的に移動せしめる切削送り手段とを具備している。切削手段は、回転スピンドルと該スピンドルに装着された切削ブレードおよび回転スピンドルを回転駆動する駆動機構を含んでいる。切削ブレードは円盤状の基台と該基台の側面外周部に装着された環状の切れ刃からなっており、切れ刃は例えば粒径3μm程度のダイヤモンド砥粒を電鋳によって基台に固定し厚さ20μm程度に形成されている。
しかるに、ウエーハの裏面をダイシングテープに貼着してウエーハを分割予定ラインに沿って切削ブレードで切断することにより個々のデバイスに分割すると、デバイスの裏面に欠けが発生して品質を著しく低下させるという問題がある。
一方、切削ブレードによってウエーハを分割予定ラインに沿って完全切断しないで個々のデバイスに分割する方法として、所謂先ダイシング法と呼ばれる分割技術が実用化されている。この先ダイシング法は、ウエーハの表面から分割予定ラインに沿ってデバイスの仕上がり厚さに相当する深さの切削溝を形成し、その後、表面に切削溝が形成されたウエーハの裏面を研削して該裏面に切削溝を露出させることにより個々のデバイスに分割する技術である。(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−40520号公報
しかるに、光デバイスウエーハやSAWデバイスウエーハの加工に上述した先ダイシング法を適用すると、次の問題が発生した。
即ち、光デバイスウエーハやSAWデバイスウエーハを形成するSiC、GaN、LT、LN等は硬度が高く脆性であることから、例えば厚みが200μmのウエーハにデバイスの仕上がり厚さに相当する深さ100μmの切削溝を形成する際に割れが発生し、先ダイシング法を実施することが困難であるという問題が生じた。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、SiC、GaN、LT、LN等のように硬度が高く脆性なウエーハであっても先ダイシング法を実施することができるウエーハの加工方法を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、表面に格子状の複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハの加工方法であって、
ウエーハの裏面に研削可能なサブストレートを装着してウエーハを補強する補強工程と、
該補強工程が実施されたウエーハの表面から分割予定ラインに沿って切削しデバイスの仕上がり厚さに相当する深さの溝を形成する溝形成工程と、
該溝形成工程が実施されたウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
該保護部材貼着工程が実施されたウエーハの裏面に装着されたサブストレートを研削するとともにウエーハの裏面を研削して該溝を露出させ、ウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程と、を含む、
ことを特徴とするウエーハの加工方法が提供される。
上記分割工程を実施した後、ウエーハを収容する開口部を有する環状のフレームに粘着テープを装着して開口部を塞ぐとともにウエーハの裏面を開口部の粘着テープに貼着して粘着テープを介してウエーハを環状のフレームで支持し、ウエーハの表面に貼着されている保護部材を剥離するウエーハ移替工程を実施する。
本発明によるウエーハの加工方は、ウエーハの裏面に研削可能なサブストレートを装着してウエーハを補強する補強工程と、補強工程が実施されたウエーハの表面から分割予定ラインに沿って切削しデバイスの仕上がり厚さに相当する深さの溝を形成する溝形成工程と、溝形成工程が実施されたウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、保護部材貼着工程が実施されたウエーハの裏面に装着されたサブストレートを研削するとともにウエーハの裏面を研削して溝を露出させ、ウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程とを含んでいるので、溝形成工程を実施する際には、ウエーハは裏面に装着されたサブストレートによって補強されているので、SiC、GaN、LT、LN等のように硬度が高く脆性なウエーハであっても割れを生じさせることがない。
また、上記分割工程を実施するに際しては、ウエーハの裏面に装着されたサブストレートを剥離することなく、サブストレートを研削するとともにウエーハの裏面を研削するので、ウエーハに負荷をかけることなく研削することができる。従って、個々に分割されたデバイスの裏面外周に欠けを生じされることがなく、品質の高いデバイスを得ることができる。
本発明によるウエーハの加工方法によって加工されるウエーハとしてのSAWデバイスウエーハの斜視図。 本発明によるウエーハの加工方法における補強工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法における溝形成工程を実施するための切削装置の要部斜視図。 本発明によるウエーハの加工方法における溝形成工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法における保護部材貼着工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法における分割工程の説明図。 本発明によるウエーハの加工方法におけるウエーハ移替工程の説明図。
以下、本発明によるウエーハの加工方法について添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明によるウエーハの加工方法によって個々のデバイスに分割されるウエーハとしてのSAWデバイスウエーハの斜視図が示されている。図1に示すSAWデバイスウエーハ2は、厚みが200μmのLTウエーハからなっており、表面2aには複数の分割予定ライン21が格子状に形成されている。そして、SAWデバイスウエーハ2の表面2aには、格子状に形成された複数の分割予定ライン21によって区画された複数の領域にSAWデバイス22が形成されている。以下、このSAWデバイスウエーハ2を分割予定ライン21に沿って個々のSAWデバイス22に分割するウエーハの加工方法について説明する。
本発明によるウエーハの加工方法においては、先ずウエーハの裏面に研削可能なサブストレートを装着してウエーハを補強する補強工程を実施する。即ち、図2の(a)および(b)に示すようにSAWデバイスウエーハ2の裏面2bに厚みが200μmのサブストレート3の表面3aをボンド剤30(図2の (b)参照)を介して接合することにより装着する。(補強工程)。なお、研削可能なサブストレート3としては、シリコン基板やガラス基板または樹脂を用いることができる。また、ボンド剤30としては、エポキシ樹脂、アロンアルファ(登録商標)等の瞬間接着剤、その他適宜のボンド剤を使用することができる。なお、樹脂によってサブストレートを形成する場合は、熱硬化性樹脂をBステージ(半硬化)の状態でウエーハの裏面に配設し、その後再加熱してCステージ(完全硬化)の状態でサブストレートとしてもよい。その際、加熱による熱膨張がウエーハと略同じになるように樹脂にフィラーを混入することが望ましい。
上述したように補強工程を実施したならば、ウエーハの表面から分割予定ラインに沿って切削しデバイスの仕上がり厚さに相当する深さの溝を形成する溝形成工程を実施する。この溝形成工程は、図示の実施形態においては図3に示す切削装置4を用いて実施する。図3に示す切削装置4は、被加工物を保持するチャックテーブル41と、該チャックテーブル41に保持された被加工物を切削する切削手段42と、チャックテーブル41に保持された被加工物を撮像する撮像手段43を具備している。チャックテーブル41は、被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない切削送り手段によって図3において矢印Xで示す切削送り方向に移動せしめられるとともに、図示しない割り出し送り手段によって矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられるようになっている。
上記切削手段42は、実質上水平に配置されたスピンドルハウジング421と、該スピンドルハウジング421に回転自在に支持された回転スピンドル422と、該回転スピンドル422の先端部に装着された環状の切れ刃423aを備えた切削ブレード423を含んでおり、回転スピンドル422がスピンドルハウジング421内に配設された図示しないサーボモータによって矢印422aで示す方向に回転せしめられるようになっている。なお、切削ブレード423の環状の切れ刃423aの厚みは、図示の実施形態においては20μmに設定されている。上記撮像手段43は、顕微鏡やCCDカメラ等の光学手段からなっており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
上述した切削装置4を用いて溝形成工程を実施するには、図3に示すようにチャックテーブル41上にSAWデバイスウエーハ2の裏面に装着されたサブストレート3側を載置し、図示しない吸引手段を作動することによりSAWデバイスウエーハ2をチャックテーブル41上にサブストレート3を介して吸引保持する。従って、チャックテーブル41に保持されたSAWデバイスウエーハ2は、表面2aが上側となる。このようにして、SAWデバイスウエーハ2を吸引保持したチャックテーブル41は、図示しない切削送り手段によって撮像手段43の直下に位置付けられる。
チャックテーブル41が撮像手段43の直下に位置付けられると、撮像手段43および図示しない制御手段によってSAWデバイスウエーハ2の分割予定ライン21に沿って溝を形成すべき切削領域を検出するアライメント作業を実施する。即ち、撮像手段43および図示しない制御手段は、SAWデバイスウエーハ2の所定方向に形成されている分割予定ライン21と、切削ブレード423との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、切削領域のアライメントを遂行する(アライメント工程)。また、SAWデバイスウエーハ2に形成されている上記所定方向に対して直交する方向に延びる分割予定ライン21に対しても、同様に切削領域のアライメントを遂行する。
以上のようにしてチャックテーブル41上に保持されているSAWデバイスウエーハ2の切削領域を検出するアライメント作業を実施したならば、SAWデバイスウエーハ2を保持したチャックテーブル41を切削加工領域の切削開始位置に移動する。このとき、図4の(a)で示すようにSAWデバイスウエーハ2は分割予定ライン21の一端(図4の(a)において左端)が切削ブレード423の環状の切れ刃423aの直下より所定量右側に位置するように位置付けられる。次に、切削ブレード423を図4の(a)において2点鎖線で示す待機位置から矢印Z1で示すように下方に切り込み送りし、図4の(a)において実線で示すように所定の切り込み送り位置に位置付ける。この切り込み送り位置は、図4の(a)および図4の(c)に示すように切削ブレード423の環状の切れ刃423aの下端がSAWデバイスウエーハ2の表面からデバイスの仕上がり厚さに相当する深さ位置(例えば、100μm)に設定されている。
次に、切削ブレード423を図4の(a)において矢印422aで示す方向に所定の回転速度で回転せしめ、チャックテーブル41を図4の(a)において矢印X1で示す方向に所定の切削送り速度で移動せしめる。そして、分割予定ライン21の他端(図4の(b)において右端)が切削ブレード423の環状の切れ刃423aの直下より所定量左側に位置する位置まで達したら、チャックテーブル41の移動を停止する。このようにチャックテーブル41を切削送りすることにより、図4の(b)および(d)で示すようにSAWデバイスウエーハ2には分割予定ライン21に沿って表面からデバイスの仕上がり厚さに相当する深さ(例えば、100μm)の溝210が形成される(溝形成工程)。
次に、切削ブレード423を図4の(b)において矢印Z2で示すように上昇させて2点鎖線で示す待機位置に位置付け、チャックテーブル41を図4の(b)において矢印X2で示す方向に移動して、図4の(a)に示す位置に戻す。そして、チャックテーブル41を紙面に垂直な方向(割り出し送り方向)に分割予定ライン21の間隔に相当する量だけ割り出し送りし、次に切削すべき分割予定ライン21を切削ブレード423と対応する位置に位置付ける。そして、次に切削すべき分割予定ライン21を切削ブレード423と対応する位置に位置付けたならば、上述した溝形成工程を実施する。このようにして、SAWデバイスウエーハ2に所定方向に形成された全ての分割予定ライン21に沿って上記溝形成工程を実施したならば、SAWデバイスウエーハ2を保持したチャックテーブル41を90度回動する。そして、SAWデバイスウエーハ2に所定方向と直交する方向に形成された全ての分割予定ライン21に沿って上記溝形成工程を実施する。
なお、上述した溝形成工程を実施する際には、SAWデバイスウエーハ2は裏面に装着されたサブストレート3によって補強されているので、切削ブレードによって切削しても割れを生じさせることがない。
上述したように溝形成工程を実施したならば、ウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程を実施する。即ち、図5に示すように裏面にサブストレート3が装着されたSAWデバイスウエーハ2の表面2aに保護部材としての保護テープ5を貼着する。なお、保護テープ5は、図示の実施形態においては厚さが100μmのポリ塩化ビニル(PVC)からなるシート状基材の表面にアクリル樹脂系の糊が厚さ5μm程度塗布されている。
上記保護部材貼着工程を実施したならば、ウエーハの裏面に装着されたサブストレートを研削するとともにウエーハの裏面を研削して上記溝形成工程において形成された溝を露出させ、ウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程を実施する。この分割工程は、図6の(a)に示す研削装置6を用いて実施する。図6の(a)に示す研削装置6は、被加工物を保持する保持手段としてのチャックテーブル61と、該チャックテーブル61に保持された被加工物を研削する研削手段62を具備している。チャックテーブル61は、上面に被加工物を吸引保持するように構成されており、図示しない回転駆動機構によって図6の(a)において矢印Aで示す方向に回転せしめられる。研削手段62は、スピンドルハウジング631と、該スピンドルハウジング631に回転自在に支持され図示しない回転駆動機構によって回転せしめられる回転スピンドル632と、該回転スピンドル632の下端に装着されたマウンター633と、該マウンター633の下面に取り付けられた研削ホイール634とを具備している。この研削ホイール634は、円環状の基台635と、該基台635の下面に環状に装着された研削砥石636とからなっており、基台635がマウンター633の下面に締結ボルト637によって取り付けられている。なお、上述した研削装置6を構成する回転スピンドル632には軸心に沿って形成された研削水供給通路が設けられており、該研削水供給通路を通して研削水を研削砥石636による研削領域に供給するようになっている。
上述した研削装置6を用いて上記分割工程を実施するには、図6の(a)に示すようにチャックテーブル61の上面(保持面)にSAWデバイスウエーハ2の表面に貼着されている保護テープ5側を載置する。そして、図示しない吸引手段によってチャックテーブル61上にSAWデバイスウエーハ2を保護テープ5を介して吸着保持する(ウエーハ保持工程)。従って、チャックテーブル61上に保護テープ5を介して保持されたSAWデバイスウエーハ2の裏面に装着されているサブストレート3が上側となる。このようにチャックテーブル61上にSAWデバイスウエーハ2を保護テープ5を介して吸引保持したならば、チャックテーブル61を図6の(a)において矢印Aで示す方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削手段62の研削ホイール634を図6の(a)において矢印Bで示す方向に例えば6000rpmで回転せしめて、図6の(b)に示すように研削砥石636を被加工面であるサブストレート3の上面に接触せしめ、研削ホイール634を矢印Cで示すように例えば1μm/秒の研削送り速度で下方(チャックテーブル61の保持面に対し垂直な方向)に所定量研削送りする。この結果、サブストレート3が研削されるとともに、SAWデバイスウエーハ2の裏面が研削され、SAWデバイスウエーハ2の裏面に溝210が露出するまで研削することによって、図6の(b)に示すようにSAWデバイスウエーハ2は個々のSAWデバイス22に分割される。なお、分割された複数のSAWデバイス22は、その表面に保護テープ5が貼着されているので、バラバラにはならずSAWデバイスウエーハ2の形態が維持されている。
なお、上述した分割工程を実施するに際しては、SAWデバイスウエーハ2の裏面に装着されたサブストレート3を剥離することなく、サブストレート3を研削するとともにSAWデバイスウエーハ2の裏面を研削するので、SAWデバイスウエーハ2に負荷をかけることなく研削することができる。従って、個々に分割されたSAWデバイスの裏面外周に欠けを生じされることがなく、品質の高いSAWデバイスを得ることができる。
上述した分割工程を実施したならば、ウエーハを収容する開口部を有する環状のフレームに粘着テープを装着して開口部を塞ぐとともにウエーハの裏面を開口部の粘着テープに貼着して粘着テープを介してウエーハを環状のフレームで支持し、ウエーハの表面に貼着されている保護部材を剥離するウエーハ移替工程を実施する。即ち、図7に示すように、環状のフレーム7の開口71部を覆うように外周部が装着された粘着テープ8の表面に上述した分割工程が実施されたSAWデバイスウエーハ2の裏面2bを貼着する。そして、SAWデバイスウエーハ2の表面2aに貼着されている保護テープ5を剥離する。従って、粘着テープ8の表面に貼着されたSAWデバイスウエーハ2は、表面2aが上側となる。なお、図7に示す実施形態においては、環状のフレーム7に外周部が装着された粘着テープ8の表面にSAWデバイスウエーハ2の裏面を貼着する例を示したが、SAWデバイスウエーハ2の裏面に粘着テープ8を貼着するとともに粘着テープ8の外周部を環状のフレーム7に同時に装着してもよい。
以上のようにしてウエーハ移替工程が実施されたSAWデバイスウエーハ2は、個々に分割されたSAWデバイスをピックアップするピックアップ工程に搬送される。
以上、LTウエーハからなるSAWデバイスウエーハに本発明による先ダイシング法を適用した例を示したが、本発明はSiC、GaN、LN等のように硬度が高く脆性であるウエーハからなる光デバイスウエーハやSAWデバイスウエーハに適用しても同様の作用効果が得られる。
2:SAWデバイスウエーハ
21:分割予定ライン
22:SAWデバイス
3:サブストレート
4::切削装置
41:切削装置のチャックテーブル
42:切削手段
423:切削ブレード
5:保護テープ
6:研削装置
61:研削装置のチャックテーブル
62:研削手段
634:研削ホイール
7:環状のフレーム
8:粘着テープ

Claims (2)

  1. 表面に格子状の複数の分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウエーハを個々のデバイスに分割するウエーハの加工方法であって、
    ウエーハの裏面に研削可能なサブストレートを装着してウエーハを補強する補強工程と、
    該補強工程が実施されたウエーハの表面から分割予定ラインに沿って切削しデバイスの仕上がり厚さに相当する深さの溝を形成する溝形成工程と、
    該溝形成工程が実施されたウエーハの表面に保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
    該保護部材貼着工程が実施されたウエーハの裏面に装着されたサブストレートを研削するとともにウエーハの裏面を研削して該溝を露出させ、ウエーハを個々のデバイスに分割する分割工程と、を含む、
    ことを特徴とするウエーハの加工方法。
  2. 該分割工程を実施した後、ウエーハを収容する開口部を有する環状のフレームに粘着テープを装着して開口部を塞ぐとともにウエーハの裏面を開口部の粘着テープに貼着して粘着テープを介してウエーハを環状のフレームで支持し、ウエーハの表面に貼着されている保護部材を剥離するウエーハ移替工程を実施する、請求項1記載のウエーハの加工方法。
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