JP2017097742A - 処理装置、処理方法、プログラム - Google Patents

処理装置、処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも2つの画像形成装置の現像剤が同時期になくなることを抑制できる、処理装置、処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】自装置であるプリンタでは、一覧情報に含まれる現像剤残量割合の中で、最も大きい現像剤残量割合が基準値とされる(S305)。最も大きい現像剤残量割合に対する目標値が基準値に設定され(S306)、M番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値がMより1だけ小さい値「M−1」と一定値との乗算値を基準値から減じた値に設定される(S308)。目標値が設定された現像剤残量割合の中で目標値からのプラス分が最も大きいプリンタ1から順に印刷ジョブ優先度が割り付けられて、最も印刷ジョブ優先度の高いプリンタが送信対象のプリンタとされて、そのプリンタに印刷ジョブが送信される。
【選択図】図7A

Description

本発明は、画像形成装置に画像形成を指示する処理を実行する処理装置、処理装置で実行される処理方法、及び、処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムに関する。
従来、複数のプリンタがネットワークに接続されたシステムがある。このシステムの一例として、特許文献1には、複数のネットワークプリンタとプリンタ管理サーバとを通信可能に接続したシステムが開示されている。ネットワークプリンタは、トナー等の残量を検出し、検出したトナー等の残量を含むステータス情報をプリンタ管理サーバに送信する。
また、プリンタ管理サーバは、ステータス情報を受信し、受信したステータス情報に基づいて、トナー残量が多いネットワークプリンタと、トナー残量が少ないネットワークプリンタとを配置交換すべきことを示す交換案内情報を生成し、生成した交換案内情報を提示要求に応じて提示する。この提示に従って、ユーザがトナー残量の多いネットワークプリンタとトナー残量の少ないネットワークプリンタとの配置を交換して使用することにより、複数のネットワークプリンタが均等に使用される。
また、特許文献2には、プリントサーバに複数のプリンタが接続されたシステムが開示されている。各プリンタは、トナー残量を検知する手段を有している。また、プリントサーバは、印刷データの印刷に必要なトナー量を解析する手段を有している。プリンタシステム内の全てのプリンタにおいてトナーがなくなる事態が印刷途中で発生し、印刷が完了できなくなることを回避するため、プリントサーバは、印刷データの印刷に必要なトナー量を解析し、当該印刷データのすべてを印刷可能なトナー残量を有するプリンタのうち、最も少ないトナー残量を有するプリンタを選択して印刷データを印刷させる。
特開2004−206684号公報 特開2003−345561号公報
しかし、特許文献1のシステムでは、複数のネットワークプリンタが均等に使用されるため、複数のネットワークプリンタでトナー切れが同時期に発生し、いずれのネットワークプリンタにおいても印刷ができなくなる恐れがある。一方、特許文献2のシステムでは、最も少ないトナー残量を有する特定のプリンタのみが使用され続けるという問題がある。
本発明の目的は、少なくとも2つの画像形成装置の現像剤が同時期になくなることを抑制できる、処理装置、処理方法及びプログラムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の第1の局面に係る処理装置は、複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、記憶部と、制御部と、を備え、制御部は、画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、通信部を介して受信する残量情報受信処理と、残量情報受信処理によって受信した残量情報を、画像形成装置毎に記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、受信した残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、記憶部に記憶されている残量情報の中で、残量情報から目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい残量情報を送信した画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、を実行する処理装置であって、目標値設定処理において、制御部は、記憶部に記憶されている残量情報のうちの1つの残量情報を基準値とし、1つの残量情報に対する目標値を基準値に設定し、記憶部に記憶されている残りの残量情報のうち、1つの残量情報からP(P:1以上の整数)番目に大きい残量情報に対する目標値を、値Pと一定値との乗算値を基準値に加算した値に設定し、1つの残量情報からP番目に小さい残量情報に対する目標値を、値Pと一定値との乗算値を基準値から減算した値に設定し、一定値は、残量情報毎に設定される目標値がいずれも正の値となるように設定されている。
この構成によれば、処理装置では、画像形成装置から該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報が通信部を介して受信される。該受信された残量情報は、記憶部に記憶される。記憶部に記憶されている残量情報(残量の割合)のうちの1つが基準値とされる。そして、各残量情報に対する目標値が設定される。すなわち、記憶部に記憶されている基準値とされた残量情報以外の残量情報のうち、基準値とされた残量情報からP(P:1以上の整数)番目に大きい残量情報に対する目標値が値Pと一定値との乗算値を基準値に加算した値に設定され、基準値とされた残量情報からP番目に小さい残量情報に対する目標値が値Pと一定値との乗算値を基準値から減算した値に設定される。これにより、記憶部に記憶されている残量情報のそれぞれに対する目標値は、最も大きい残量情報から残量情報が小さくなるごとに、一定値だけ小さい値に設定される。
処理装置から画像形成装置のいずれかに画像の形成が指示される際には、目標値が設定された残量情報の中で目標値からのプラス分が最も大きい残量情報の送信元の画像形成装置が指示対象の画像形成装置とされて、その画像形成装置に対して、画像データが送信され、かつ、画像データの画像の形成が指示される。
その結果、複数の画像形成装置間において、現像剤の残量が多いものから順に現像剤の満量に対する残量の割合が一定値ずつ小さくなるように(一定値の差が生じるように)、複数の画像形成装置が使用される(画像データの画像の形成が指示される)。よって、複数の画像形成装置の現像剤が同時期になくなることを抑制できる。
また、複数の画像形成装置における現像剤の残量の割合の差が一定値に保たれるように、各画像形成装置が片寄りなく使用されるので、特定の画像形成装置のみが使用され続けることを抑制できる。
本発明の第2の局面に係る処理装置は、複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、記憶部と、制御部と、を備え、制御部は、画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、通信部を介して受信する残量情報受信処理と、残量情報受信処理によって受信した残量情報を、画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、受信した残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、記憶部に記憶されている残量情報の中で、残量情報から目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい残量情報を送信した画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、を実行する処理装置であって、目標値設定処理において、制御部は、記憶部に記憶されている残量情報の中で残量の割合が最も大きい残量情報を基準値とし、該最も大きい残量情報に対する目標値を基準値に設定し、記憶部に記憶されている残量情報のうちのM(M:2以上の整数)番目に大きい残量情報に対する目標値を、Mから1を減じた値(M−1)を一定値に乗じて、該乗算値を基準値から減じた値に設定し、一定値は、残量情報毎に設定される目標値がいずれも正の値となるように設定されている。
この構成によれば、処理装置では、画像形成装置から該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報が通信部を介して受信される。該受信された残量情報は、記憶部に記憶される。記憶部に記憶されている残量情報(残量の割合)の中で、最も大きい残量情報が基準値とされる。そして、各残量情報に対する目標値が設定される。最も大きい残量情報に対する目標値が基準値に設定され、M(M:2以上の整数)番目に大きい残量情報に対する目標値がMより1だけ小さい値(M−1)と一定値との乗算値を基準値から減じた値に設定される。これにより、記憶部に記憶されている残量情報のそれぞれに対する目標値は、最も大きい残量情報から残量情報が小さくなるごとに、一定値だけ小さい値に設定される。
処理装置から画像形成装置のいずれかに画像の形成が指示される際には、目標値が設定された残量情報の中で目標値からのプラス分が最も大きい残量情報の送信元の画像形成装置が指示対象の画像形成装置とされて、該画像形成装置に対して、画像データが送信され、かつ、該画像データの画像の形成が指示される。
その結果、複数の画像形成装置間において、現像剤の残量が多いものから順に現像剤の満量に対する残量の割合が一定値ずつ小さくなるように(一定値の差が生じるように)、複数の画像形成装置が使用される(画像データの画像の形成が指示される)。よって、複数の画像形成装置の現像剤が同時期になくなることを抑制できる。
また、複数の画像形成装置における現像剤の残量の割合の差が一定値に保たれるように、各画像形成装置が片寄りなく使用されるので、特定の画像形成装置のみが使用され続けることを抑制できる。
本発明の第3の局面に係る処理装置は、複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、記憶部と、制御部と、を備え、制御部は、画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、通信部を介して受信する残量情報受信処理と、残量情報受信処理によって受信した残量情報を、画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、受信した残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、記憶部に記憶されている残量情報の中で、残量情報から目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい残量情報を送信した画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、を実行する処理装置であって、目標値設定処理において、制御部は、記憶部に記憶されている残量情報の中で残量の割合が最も小さい残量情報を基準値とし、該最も小さい残量情報に対する目標値を基準値に設定し、記憶部に記憶されている残量情報のうちのM(M:2以上の整数)番目に小さい残量情報に対する目標値を、Mから1を減じた値(M−1)を一定値に乗じて、該乗算値を基準値に加えた値に設定し、一定値は、残量情報毎に設定される目標値がいずれも正の値となるように設定されている、処理装置。
この構成によれば、処理装置では、画像形成装置から該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報が通信部を介して受信される。該受信された残量情報は、記憶部に記憶される。記憶部に記憶されている残量情報(残量の割合)の中で、最も大きい残量情報が基準値とされる。そして、各残量情報に対する目標値が設定される。最も小さい残量情報に対する目標値が基準値に設定され、M(M:2以上の整数)番目に小さい残量情報に対する目標値がMより1だけ小さい値(M−1)と一定値との乗算値を基準値に加えた値に設定される。これにより、記憶部に記憶されている残量情報のそれぞれに対する目標値は、最も小さい残量情報から残量情報が大きくなるごとに、一定値だけ大きい値に設定される。
処理装置から画像形成装置のいずれかに画像の形成が指示される際には、目標値が設定された残量情報の中で目標値からのプラス分が最も大きい残量情報の送信元の画像形成装置が指示対象の画像形成装置とされて、該画像形成装置に対して、画像データが送信され、かつ、該画像データの画像の形成が指示される。
その結果、複数の画像形成装置間において、現像剤の残量が多いものから順に現像剤の満量に対する残量の割合が一定値ずつ小さくなるように(一定値の差が生じるように)、複数の画像形成装置が使用される(画像データの画像の形成が指示される)。よって、複数の画像形成装置の現像剤が同時期になくなることを抑制できる。
また、複数の画像形成装置における現像剤の残量の割合の差が一定値に保たれるように、各画像形成装置が片寄りなく使用されるので、特定の画像形成装置のみが使用され続けることを抑制できる。
なお、本発明は、処理装置の形態で実現することができるだけでなく、たとえば、処理装置で実行される処理方法、及び、処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムの形態で実現することもできる。
本発明によれば、少なくとも2つの画像形成装置の間で現像剤の満量に対する残量の割合に一定値の差が生じるように、画像データの画像の形成を各画像形成装置に指示することにより、それらの画像形成装置の現像剤が同時期になくなることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るプリンタを含む印刷システムの構成を示す概念図である。 プリンタの主要構成を示すブロック図である。 メインフローチャートである。 一覧情報更新処理の流れを示すフローチャートである。 エラー理由判断処理の流れを示すフローチャートである。 一覧情報の一例を示す図である。 ジョブ送信先決定処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 ジョブ送信先決定処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 目標値の設定例を示す図である。 目標値の第2の設定例を示す図である。 目標値の第3の設定例を示す図である。 目標値の第4の設定例を示す図である。 一覧情報更新処理の変形例について説明するためのフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<システム構成>
この実施形態では、8台のプリンタA〜H(以下、これらを区別しない場合には「プリンタ1」という。)が印刷システムに含まれる。図1には、8台のプリンタA〜Hのうちの5台のプリンタA〜Eが図示されている。複数のプリンタ1及びPC(パーソナルコンピュータ)2は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。
各プリンタ1は、同一の主要構成を有している。
プリンタ1は、図2に示されるように、画像形成部10、表示部20、操作部30及びネットワークインタフェース(I/F)40を備えている。
画像形成部10は、印刷データに基づく印刷(カラー印刷またはモノクロ印刷)を実行し、シートに画像を形成する。画像形成の方式は、トナーを現像剤として用いる電子写真方式であってもよいし、インクを現像剤として用いるインクジェット方式であってもよい。
表示部20は、例えば、液晶表示器からなる。表示部20には、各種の設定画面や装置の動作状態など、各種の情報が表示される。
操作部30は、スタートキー、テンキー及びカーソルキーなどの複数の操作ボタンからなる。使用者が操作部30を操作することにより、各種の指示を入力することが可能である。
ネットワークインタフェース40(通信部の一例)は、LANに接続されているPC2や他のプリンタ1などとの通信のためのインタフェースである。通信の方式は、無線通信方式であってもよいし、有線通信方式であってもよい。
プリンタ1は、ASIC50、ROM51、RAM52及びNVRAM53を備えている。
ASIC50(制御部の一例)は、CPU54を内蔵している。ASIC50には、PC2や他のプリンタ1との間で送受信される印刷データがネットワークインタフェース40を介して入出力される。CPU54は、ASIC50に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、画像形成部10を制御し、ネットワークインタフェース40を介した通信を制御する。
ROM51には、CPU54によって実行されるプログラム及び各種のデータなどが記憶されている。
RAM52(記憶部の一例)は、CPU54がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
NVRAM53は、不揮発性メモリである。
<メインフローチャート>
プリンタA(処理装置の一例)では、以下に説明する処理が実行される。
ASIC50のCPU54は、図3に示されるメインフローチャートの処理を実行する。
この処理では、CPU54は、PC2からの印刷ジョブをネットワークインタフェース40を介して受信したか否かを判断する(S1)。
プリンタ1の使用に際しては、ユーザによりPC2が操作されて、画像形成(印刷)の対象のファイルが選択される。また、PC2の操作により、画像形成に使用するシートのサイズなどの画像形成条件が指定される。さらに、PC2の操作により、画像形成を行う場所である印刷場所が指定される場合がある。その後、ユーザによりPC2が操作されて、画像形成の実行が指示されると、印刷ジョブがPC2からプリンタAに送信される。印刷ジョブには、画像形成命令(印刷命令)に、画像形成の対象のファイルの画像データ、画像形成の際の条件を示すデータなどが含まれる。
印刷ジョブを受信していない間は(S1:NO)、CPU54は、印刷ジョブを受信するまで処理を待機し、以下の処理を実行しない。
CPU54は、ネットワークインタフェース40を介して印刷ジョブを受信すると(S1:YES)、一覧情報更新処理を実行する(S2)。一覧情報更新処理については、後述する。また、CPU54は、受信した印刷ジョブをRAM53に記憶させる。
一覧情報更新処理の実行後、CPU54は、ジョブ送信先決定処理を実行する(S3)。ジョブ送信先決定処理は、印刷ジョブを自装置で実行するか、又は、受信した印刷ジョブの送信先のプリンタによって実行するかを決定するための処理である。ジョブ送信先決定処理の詳細については、後述する。
ジョブ送信先決定処理によって印刷ジョブの送信先が決定されると、CPU54は、その印刷ジョブを自装置で実行するか否かを判断する(S4)。
自装置で印刷ジョブを実行する場合(S4:YES)、CPU54は、画像形成部10を制御して、RAM53に記憶させた印刷ジョブが画像形成部10を用いて実行される(S5)。印刷ジョブの実行により、印刷ジョブに含まれる画像形成条件に従って、印刷ジョブに含まれるファイルのデータの画像がシートに形成される。
印刷ジョブの送信先が自装置以外のプリンタ1に決定された場合(S4:NO)、CPU54は、RAM53に記憶されている印刷ジョブをネットワークインタフェース40を介して送信先に決定されたプリンタ1に送信するように指示する(S6)。
<一覧情報更新処理>
図3のステップS2で実行される一覧情報更新処理の流れは、図4に示されている。
一覧情報更新処理は、NVRAM53に記憶されている一覧情報を更新する処理である。一覧情報は、自装置と通信可能に接続された各プリンタ1に関する情報の一覧である。
一覧情報は、図6に示されている。
一覧情報には、プリンタA〜Hのそれぞれについて、現像剤の満量に対する残量の割合である現像剤残量割合(残量情報の一例)と、印刷可能(画像を形成可能)な状態「○」、印刷不可能な状態「×」又は一時的に印刷不可能な状態「△」のいずれであるかを示す印刷可能情報(形成可能情報の一例)とが含まれる。
一覧情報では、プリンタA〜Hのそれぞれについての現像剤残量割合及び印刷可能情報がプリンタA〜Hの設置場所である印刷場所毎に区分けされている。図6に示される一例では、プリンタA〜Dの設置場所である印刷場所「PLACE1」と、プリンタE〜Hの設置場所である印刷場所「PLACE2」とに区分けされている。
また、一覧情報には、印刷場所「PLACE1」及び印刷場所「PLACE2」のそれぞれについての振り分けプリンタ数Nが含まれる。振り分けプリンタ数Nは、印刷場所「PLACE1」及び印刷場所「PLACE2」のそれぞれにおける印刷可能な状態「○」又は一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタ1の台数である。図6に示される一例では、プリンタA,Bが印刷可能な状態「○」であり、プリンタCが一時的に印刷不可能な状態「△」であり、プリンタDが印刷不可能な状態「×」であるので、印刷場所「PLACE1」についての振り分けプリンタ数Nは、3である。また、プリンタE,F,Gが印刷可能な状態「○」であり、プリンタHが一時的に印刷不可能な状態「△」であるので、印刷場所「PLACE2」についての振り分けプリンタ数Nは、4である。
一覧情報更新処理では、CPU54は、印刷ジョブの受信後(図3のS1)、一覧情報に含まれていないプリンタ1が自装置と通信可能に接続されているか否かを判断する。そして、CPU54は、一覧情報に含まれていないプリンタ1が自装置と通信可能に接続されている場合、一覧情報に含まれていないプリンタ1を一覧情報に追加する必要があると判断する。また、CPU54は、自装置と通信可能に接続されていないプリンタ1が一覧情報に含まれているか否かを判断する。そして、CPU54は、自装置と通信可能に接続されていないプリンタ1が一覧情報に含まれている場合、自装置と通信可能に接続されていないプリンタ1を一覧情報から削除する必要があると判断する。
その後、CPU54は、一覧情報への追加又は一覧情報からの削除が必要なプリンタ1があるか否かを判断する(S201)。
一覧情報への追加が必要なプリンタ1がある場合(S201:YES)、そのプリンタ1を一覧情報に追加する(S202)。また、一覧情報からの削除が必要なプリンタ1がある場合(S201:YES)、削除が必要なプリンタ1及びそのプリンタ1に関する情報を一覧情報から削除する(S202)。
一方、一覧情報への追加又は一覧情報からの削除が必要なプリンタ1がない場合(S201:NO)、CPU54は、当然、一覧情報へのプリンタ1の追加及び一覧情報からのプリンタ1の削除を行わない。
その後、CPU54は、一覧情報に含まれる振り分けプリンタ数Nを0にリセットする(S203)。図6に示される一覧情報では、印刷場所「PLACE1」及び印刷場所「PLACE2」のそれぞれについての振り分けプリンタ数Nが0にリセットされる。
そして、CPU54は、一覧情報に含まれるプリンタ1から1台のプリンタ1を選択する(S204)。
つづいて、CPU54は、その選択した1台のプリンタ1(以下、「取得対象プリンタ1」という。)に対して、取得対象プリンタ1についてのプリンタ情報の取得命令を送信する(S205)。プリンタ情報には、現像剤残量割合、印刷可能情報及び動作状態の情報などが含まれる。
その後、CPU54は、取得対象プリンタ1からプリンタ情報を受信したか否かを判断する(S206)。
取得命令の送信から一定期間内に取得対象プリンタ1からプリンタ情報を受信した場合(S206:YES)、CPU54は、受信したプリンタ情報に含まれる印刷可能情報が印刷可能な状態「○」を示しているか否か、すなわち、受信した印刷可能情報から取得対象プリンタ1が印刷可能な状態「○」であるか否かを判断する(S207)。
取得対象プリンタ1が印刷可能な状態「○」である場合(S207:YES)、CPU54は、取得対象プリンタ1について、印刷可能な状態「○」であることを示す印刷可能情報を一覧情報に書き込む(S208)。
その後、CPU54は、取得対象プリンタ1の設置場所である印刷場所「PLACE1」又は印刷場所「PLACE2」についての振り分けプリンタ数Nをインクリメント(+1)する(S209)。
また、CPU54は、取得対象プリンタ1について、一覧情報に含まれる現像剤残量割合を取得対象プリンタ1から受信した現像剤残量割合に更新する(S210)。
そして、CPU54は、一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1を選択済みであるか否かを判断する(S211)。
一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1を選択済みでない場合(S211:NO)、CPU54は、一覧情報に含まれるプリンタ1から未選択の1台のプリンタ1を新たに選択し(S204)、ステップS205以降の処理を実行する。
取得命令の送信から一定期間内に取得対象プリンタ1からプリンタ情報を受信し(S206:YES)、その取得対象プリンタ1が印刷可能な状態「○」でない場合(S207:NO)、CPU54は、エラー理由判断処理を実行する(S212)。エラー理由判断処理では、取得対象プリンタ1の復帰可能性の有無が判断される。エラー理由判断処理の詳細については、後述する。
CPU54は、エラー理由判断処理で復帰可能性があると判断されたか否かを判断する(S213)。
エラー理由判断処理で復帰可能性があると判断された場合(S213:YES)、CPU54は、取得対象プリンタ1について、一時的に印刷不可能な状態「△」であることを示す印刷可能情報を一覧情報に書き込む(S214)。
その後、CPU54は、取得対象プリンタ1の設置場所である印刷場所「PLACE1」又は印刷場所「PLACE2」についての振り分けプリンタ数Nをインクリメント(+1)する(S209)。また、CPU54は、取得対象プリンタ1について、一覧情報に含まれる現像剤残量割合を取得対象プリンタ1から受信した現像剤残量割合に更新する(S210)。そして、CPU54は、一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1を選択済みであるか否かを判断する(S211)。一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1を選択済みでない場合(S211:NO)、CPU54は、一覧情報に含まれるプリンタ1から未選択の1台のプリンタ1を新たに選択し(S204)、ステップS205以降の処理を実行する。
エラー理由判断処理で復帰可能性がないと判断された場合(S213:NO)、CPU54は、取得対象プリンタ1について、印刷不可能な状態「×」であることを示す印刷可能情報を一覧情報に書き込む(S215)。
また、取得命令の送信から一定期間内に取得対象プリンタ1からプリンタ情報を受信しない場合にも(S206:NO)、CPU54は、取得対象プリンタ1について、印刷不可能な状態「×」であることを示す印刷可能情報を一覧情報に書き込む(S215)。
その後、CPU54は、一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1を選択済みであるか否かを判断する(S211)。一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1を選択済みでない場合(S211:NO)、CPU54は、一覧情報に含まれるプリンタ1から未選択の1台のプリンタ1を新たに選択し(S204)、ステップS205以降の処理を実行する。
ステップS204〜S211の処理が繰り返されて、CPU54は、一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1を選択済みであると判断すると(S211:YES)、一覧情報更新処理を終了する。
<エラー理由判断処理>
図4のS212で実行されるエラー理由判断処理の流れは、図5に示されている。
エラー理由判断処理では、CPU54は、プリンタ情報に含まれる動作状態の情報から、取得対象プリンタ1が印刷ジョブを実行中であるか否かを判断する(S2121)。
取得対象プリンタ1が印刷ジョブを実行中である場合(S2121:YES)、CPU54は、プリンタ情報に含まれる動作状態の情報から、取得対象プリンタ1における実行中の印刷ジョブと実行待機中の印刷ジョブの合計数が5以下であるか否かを判断する(S2122)。
実行中の印刷ジョブと実行待機中の印刷ジョブの合計数が5以下であれば(S2122:YES)、取得対象プリンタ1におけるすべての印刷ジョブの実行が完了するまでに長い時間がかからないので、CPU54は、取得対象プリンタ1の復帰可能性があると判断して(S2123)、エラー理由判断処理を終了する。
一方、実行中の印刷ジョブと実行待機中の印刷ジョブの合計数が5よりも多い場合には(S2122:NO)、取得対象プリンタ1におけるすべての印刷ジョブの実行が完了するまでに長い時間がかかるので、CPU54は、取得対象プリンタ1の復帰可能性がないと判断して(S2125)、エラー理由判断処理を終了する。
なお、「復帰可能性がある」とは、取得対象プリンタ1の現在の状態が印刷可能な状態「○」ではないが、現時点から長い時間がかからずに、取得対象プリンタ1が現在の状態から印刷可能な状態「○」に復帰する可能性があることを意味する。一方、「復帰可能性がない」とは、取得対象プリンタ1の現在の状態が印刷可能な状態「○」ではなく、取得対象プリンタ1が現在の状態から印刷可能な状態「○」に復帰するには長い時間を要することが見込まれ、取得対象プリンタ1が現在の状態から印刷可能な状態「○」にすぐに復帰する可能性がないことを意味する。
取得対象プリンタ1が印刷ジョブを実行中でない場合(S2121:NO)、CPU54は、プリンタ情報に含まれる動作状態の情報から、取得対象プリンタ1がクリーニング動作中であるか否かを判断する(S2124)。取得対象プリンタ1における画像形成の方式が電子写真方式である場合、クリーニング動作には、たとえば、色補正動作が含まれる。色補正動作では、シート搬送ベルトなどの表面にトナーによるパッチが形成され、パッチの濃度が検出された後、パッチが除去(クリーニング)される。取得対象プリンタ1における画像形成方式がインクジェット方式である場合、クリーニング動作には、たとえば、インクジェットヘッドにおけるインクの詰まりを解消又は予防するためのヘッドクリーニング動作が含まれる。
取得対象プリンタ1がクリーニング動作中である場合(S2124:YES)、クリーニング動作が終了すれば印刷が可能となるので、CPU54は、取得対象プリンタ1の復帰可能性があるとして(S2123)、エラー理由判断処理を終了する。
取得対象プリンタ1が印刷ジョブの実行中ではなく、クリーニング動作中でもない場合(S2124:NO)、それ以外の理由、たとえば、シート切れ(用紙切れ)、ジャムなどのエラーで取得対象プリンタ1が印刷を実行できない状態であると考えられるので、CPU54は、取得対象プリンタ1の復帰可能性がないと判断して(S2125)、エラー理由判断処理を終了する。
<ジョブ送信先決定処理>
図3のステップS3で実行されるジョブ送信先決定処理の流れは、図7A及び図7Bに示されている。
ジョブ送信先決定処理では、CPU54は、PC2から受信した印刷ジョブの中に、印刷場所を指定するデータが含まれているか否かを判断する(S301)。言い換えれば、CPU54は、印刷ジョブで画像データの印刷場所が指定されている否かを判断する。
印刷場所が指定されている場合(S301:YES)、図6に示される一覧情報では、印刷場所「PLACE1」または印刷場所「PLACE2」の一方が指定されている場合、CPU54は、その指定された印刷場所に設置されているプリンタ1のうち、印刷可能な状態「○」又は一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタ1を印刷ジョブの送信先の候補に決定する(S302)。
印刷場所が指定されていない場合(S301:NO)、CPU54は、一覧情報に含まれるすべてのプリンタ1のうち、印刷可能な状態「○」又は一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタ1を印刷ジョブの送信先の候補印刷ジョブの送信先の対象に決定する(S303)。
その後、CPU54は、印刷ジョブの送信先の候補として決定したすべてのプリンタ1の現像剤残量割合を一覧情報から読み出して、その読み出した現像剤残量割合を大きい順に順位付けする(S304)。
以下では、ジョブ送信先決定処理の内容につき、図6に示される一覧情報がRAM52に記憶されており、印刷ジョブで印刷場所「PLACE1」が指定されている場合の具体例に沿って説明する。
CPU54は、印刷場所「PLACE1」が指定されている場合、印刷場所「PLACE1」に設置されているプリンタ1のうち、印刷可能な状態「○」又は一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタA,B,Cを印刷ジョブの送信先の候補に決定する(S302)。その後、CPU54は、プリンタAの現像剤残量割合「a」、プリンタBの現像剤残量割合「b」(b<a)及びプリンタCの現像剤残量割合「c」(c<b)を一覧情報から読み出し(S304)、図8A及び図8Bに示されるように、現像剤残量割合「a」,「b」,「c」を大きいものから現像剤残量割合「a」,「b」,「c」の順に順位付けする(S304)。
CPU54は、最も大きい現像剤残量割合である現像剤残量割合「a」を基準値として設定する(S305)。
また、CPU54は、その基準値「a」を最も大きい現像剤残量割合「a」に対する目標値「a’」に設定する(S306)。
その後、CPU54は、現像剤残量割合の順位を表す数値Mに2をセットする(S307)。
そして、CPU54は、M番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値を、次式(1)に従って設定する(S308)。
目標値=基準値−一定値×(M−1) ・・・(1)
すなわち、CPU54は、2番目に大きい現像剤残量割合「b」に対する目標値「b’」を、Mから1を減じた値「M−1」を一定値に乗じて、その乗算値「一定値×(M−1)」を基準値「a」から減じた値に設定する。
ここで、一定値は、各現像剤残量割合のいずれに対する目標値も正の値をとるように設定されている。具体的には、一定値は、現像剤残量割合1から100の間の値であって、最も小さい現像剤残量割合に対する目標値が必ず正の値をとるように設定されている。たとえば、最も小さい現像剤残量割合に対する目標値が必ず正の値をとるのであれば、印刷場所「PLACE1」についての振り分けプリンタ数Nを用いて、100をNで除した値「100/N」が一定値に設定されてもよい。
目標値の設定後、CPU54は、現像剤残量割合「a」,「b」,「c」のすべてに、それぞれ目標値「a’」,「b’」,「c’」が設定されたか否か、つまり順位を表す数値Mが印刷場所「PLACE1」の振り分けプリンタ数Nに一致したか否かを判断する(S309)。
順位を表す数値Mが振り分けプリンタ数Nよりも小さい場合(S309:NO)、CPU54は、順位を表す数値Mをインクリメント(+1)する(S310)。そして、M番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値を設定する(S308)。すなわち、CPU54は、3番目に大きい現像剤残量割合「c」に対する目標値「c’」を、Mから1を減じた値(M−1)を一定値に乗じて、その乗算値を基準値「a」から減じた値に設定する。
こうして、現像剤残量割合「a」,「b」,「c」のすべてに、それぞれ目標値「a’」,「b’」,「c’」が設定されて、順位を表す数値Mが振り分けプリンタ数Nに一致すると(S309:YES)、CPU54は、現像剤残量割合「a」から目標値「a’」を差し引いた値、つまり現像剤残量割合「a」の目標値「a’」からのプラス分「a”」を取得する(S311)。また、現像剤残量割合「b」から目標値「b’」を差し引いた値、つまり現像剤残量割合「b」の目標値「b’」からのプラス分「b”」を取得し、現像剤残量割合「c」から目標値「c’」を差し引いた値、つまり現像剤残量割合「c」の目標値「c’」からのプラス分「c”」を取得する(S311)。
その後、CPU54は、プラス分「a”」,「b”」,「c”」が大きい順にプリンタA,B,Cを並べ、その並べたプリンタA,B,Cに対してプラス分の大きい順に順位R1,R2,・・・Rnを付ける(S312)。
そして、順位を表す数字「n」に1をセットする(S313)。
印刷ジョブ優先度の割り付け後、CPU54は、順位Rnのプリンタ1の印刷可能情報が印刷可能な状態「○」であることを示しているか否かを判断する(S314)。
順位Rnのプリンタ1の印刷可能情報が印刷可能な状態「○」でない場合(S314:NO)、CPU54は、順位を表す数字「n」をインクリメントし(S315)、順位Rnのプリンタ1の印刷可能情報が印刷可能な状態「○」であることを示しているか否かを判断する(S314)。
図8Aに示される例では、プラス分「a”」が0であり、プラス分「b”」が13であり、プラス分「c”」が14であるので、プリンタA,B,CがプリンタC,B,Aの順に並べられて、プリンタC,B,Aにそれぞれ順位R1,R2,R3が付けられる(S312)。そして、順位R1のプリンタCの印刷可能情報が印刷可能な状態「○」であることを示しているか否かが判断される(S314)。この場合、プリンタCの印刷可能情報が一時的に印刷不可能な状態「△」であることを示しているので(S314:NO)、「n」が1から2にインクリメントされて(S315)、順位R2のプリンタBの印刷可能情報が印刷可能な状態「○」であることを示しているか否かが判断される(S313)。
図8Bに示される他の例では、プラス分「a”」が0であり、プラス分「b”」が−10であり、プラス分「c”」が−12であるので、プリンタA,B,CがプリンタA,B,Cの順に並べられて、プリンタA,B,Cにそれぞれ順位R1,R2,R3が付けられる(S312)。そして、順位R1のプリンタAの印刷可能情報が印刷可能な状態「○」であることを示す印刷可能情報であるか否かが判断される(S314)。
順位Rnのプリンタ1の印刷可能情報が印刷可能な状態「○」である場合(S314:YES)、CPU54は、順位Rnのプリンタ1が自装置であるプリンタAであるか否かを判断する(S316)。
順位Rnのプリンタ1が自装置である場合(S316:YES)、CPU54は、自装置であるプリンタAで印刷ジョブを実行することを決定し(S317)、ジョブ送信先決定処理を終了する。図8Bに示される例では、自装置であるプリンタAで印刷ジョブを実行することが決定される。
順位Rnのプリンタ1が自装置でない場合(S316:NO)、CPU54は、順位Rnのプリンタ1を印刷ジョブの送信先に決定し(S316)、ジョブ送信先決定処理を終了する。図8Aに示される例では、順位R2のプリンタBが印刷ジョブの送信先に決定される。
<作用効果>
以上のように、自装置であるプリンタ1では、取得対象プリンタ1からその取得対象プリンタ1についての現像剤残量割合、印刷可能情報及び動作状態の情報を含むプリンタ情報を受信する。受信したプリンタ情報は、RAM52の一覧情報に含めて記憶される。一覧情報に含まれる現像剤残量割合(残量の割合)の中で、最も大きい現像剤残量割合が基準値とされる。そして、最も大きい現像剤残量割合に対する目標値が基準値に設定され、M番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値がMより1だけ小さい値「M−1」と一定値との乗算値を基準値から減じた値に設定される。これにより、RAM52に記憶されている現像剤残量割合のそれぞれに対する目標値は、最も大きい現像剤残量割合から現像剤残量割合が小さくなるごとに一定値だけ小さい値に設定される。
自装置がPC2から受信した印刷ジョブをプリンタ1(自装置を含む。)のいずれかで実行するために、目標値が設定された現像剤残量割合の中で、現像剤残量割合の目標値からのプラス分が大きい順にプリンタ1が並べられて、印刷可能情報が印刷可能な状態「○」であることを示しているプリンタ1のうち、プラス分が最も大きい現像剤残量割合を有するプリンタ1が送信対象のプリンタ1とされて、そのプリンタ1に印刷ジョブが送信される。
その結果、現像剤の残量が多いものから順に現像剤の満量に対する残量の割合が一定値ずつ小さくなるように(一定値の差が生じるように)、複数のプリンタ1が使用される(画像データの画像の形成が指示される)。よって、複数のプリンタ1の現像剤が同時期になくなることを抑制できる。
また、複数のプリンタ1における現像剤の残量の割合の差が一定値に保たれるように、各プリンタ1が片寄りなく使用されるので、特定のプリンタ1のみが使用され続けることを抑制できる。
しかも、印刷可能情報が印刷可能な状態「○」であるプリンタ1の中から印刷ジョブの送信先が決定されるので、印刷ジョブの送信に応答して速やかに、その送信先のプリンタ1による画像の形成を開始させることができる。
また、印刷可能情報が一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタ1の現像剤残量割合に対しても目標値が設定される。そのため、一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタ1が印刷可能な状態に変化した場合に、そのプリンタ1を印刷ジョブの送信対象のプリンタ1とすることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
前述の実施形態では、一覧情報に含まれる現像剤残量割合の中で、最も大きい現像剤残量割合が基準値とされて、最も大きい現像剤残量割合に対する目標値が基準値に設定され、M番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値がMより1だけ小さい値「M−1」と一定値との乗算値を基準値から減じた値に設定されるとした。
これに代えて、最も小さい現像剤残量割合が基準値とされて、最も小さい現像剤残量割合に対する目標値が基準値に設定され、M番目に小さい現像剤残量割合に対する目標値がMより1だけ小さい値「M−1」と一定値との乗算値を基準値に加えた値に設定されてもよい。
たとえば、図9に示されるように、印刷ジョブで印刷場所「PLACE1」が指定されている場合、CPU54は、印刷場所「PLACE1」に設置されているプリンタ1のうち、印刷可能な状態「○」又は一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタA,B,Cを印刷ジョブの送信先の対象に決定する。その後、CPU54は、プリンタAの現像剤残量割合「a」、プリンタBの現像剤残量割合「b」(b<a)及びプリンタCの現像剤残量割合「c」(c<b)を一覧情報から読み出し、現像剤残量割合「a」,「b」,「c」を小さいものから現像剤残量割合「c」,「b」,「a」の順に順位付けする。そして、CPU54は、最も小さい現像剤残量割合である現像剤残量割合「c」を基準値として設定する。また、CPU54は、その基準値「c」を最も小さい現像剤残量割合「c」に対する目標値「c’」に設定する。その後、CPU54は、M番目に小さい現像剤残量割合に対する目標値を次式(2)に従って設定する。
目標値=基準値+一定値×(M−1) ・・・(2)
すなわち、CPU54は、2番目に小さい現像剤残量割合「b」に対する目標値「b’」を、M(=2)から1を減じた値「M−1」を一定値に乗じて、その乗算値「一定値×(M−1)」を基準値「c」に加えた値に設定する。また、CPU54は、3番目に小さい現像剤残量割合「a」に対する目標値「a’」を、M(=3)から1を減じた値(M−1)を一定値に乗じて、その乗算値を基準値「c」に加えた値に設定する。
また、現像剤残量割合のうちの1つが基準値に設定されて、基準値に設定された現像剤残量割合以外の残りの現像剤残量割合のうち、基準値に設定された現像剤残量割合からP(P:1以上の整数)番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値が値Pと一定値との乗算値を基準値に加えた値に設定され、基準値に設定された現像剤残量割合からP番目に小さい現像剤残量割合に対する目標値が値Pと一定値との乗算値を基準値から減じた値に設定されてもよい。
たとえば、図10に示されるように、印刷ジョブで印刷場所「PLACE1」が指定されている場合、CPU54は、印刷場所「PLACE1」に設置されているプリンタ1のうち、印刷可能な状態「○」又は一時的に印刷不可能な状態「△」であるプリンタA,B,Cを印刷ジョブの送信先の対象に決定する。その後、CPU54は、プリンタAの現像剤残量割合「a」、プリンタBの現像剤残量割合「b」(b<a)及びプリンタCの現像剤残量割合「c」(c<b)を一覧情報から読み出し、1つの現像剤残量割合「b」を基準値として設定する。また、CPU54は、その基準値「b」を現像剤残量割合「b」に対する目標値「b’」に設定する。
その後、CPU54は、現像剤残量割合「b」からP番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値を次式(3)に従って設定する。また、現像剤残量割合「b」からP番目に小さい現像剤残量割合に対する目標値を次式(4)に従って設定する。
目標値=基準値+一定値×P ・・・(3)
目標値=基準値−一定値×P ・・・(4)
すなわち、CPU54は、現像剤残量割合「b」から1番目に大きい現像剤残量割合「a」に対する目標値「a’」を、値P=1を一定値に乗じて、その乗算値(1×P)を基準値「b」に加えた値に設定する。また、CPU54は、現像剤残量割合「b」から1番目に小さい現像剤残量割合「c」に対する目標値「c’」を、値P=1を一定値に乗じて、その乗算値(1×P)を基準値「b」から減じた値に設定する。
以上で説明した目標値の設定手法では、現像剤残量割合のうちの1つが基準値に設定されるが、基準値が設定されずに、一定の式の元に、各現像剤残量割合に対する目標値が設定されてもよい。なお、その場合においても、最も小さい現像剤残量割合に対する目標値が必ず正の値をとるように設定される。
また、一定式は、単調増加もしくは、単調減少の式に基づくものであってもよい。
たとえば、現像剤残量割合が大きい順に並べられて、次式(5)に従って、現像剤残量割合の中で所定値からP(P:1以上の整数)番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値が値Pと一定値との乗算値を所定値に加えた値に設定され、次式(6)に従って、所定値からP番目に小さい現像剤残量割合に対する目標値が値Pと一定値との乗算値を基準値から減じた値に設定されてもよい。
目標値=所定値+一定値×P ・・・(5)
目標値=所定値−一定値×P ・・・(6)
また、複数の現像剤残量割合のうちの特定の一つの現像剤残量割合からm(m:整数)番目に大きい現像剤残量割合に対する目標値を「Q(m)」としたときに、その目標値Q(m)が「Q(m−1)+A」(A:一定値)に設定されてもよい。一定値Aは、たとえば、振り分けプリンタ数Nを用いて、100をNで除した値「100/N」に設定されてもよい。
目標値の各設定手法で用いられる「一定値」が「可変値」に変更されてもよい。
図4に示される一覧情報更新処理では、印刷ジョブの受信後、CPU54は、一覧情報に含まれていないプリンタ1が自装置と通信可能に接続されているか否かを判断し(S201)、一覧情報に含まれていないプリンタ1が自装置と通信可能に接続されている場合、一覧情報に含まれていないプリンタ1を一覧情報に追加する(S202)とした。また、CPU54は、自装置と通信可能に接続されていないプリンタ1が一覧情報に含まれているか否かを判断し(S201)、自装置と通信可能に接続されていないプリンタ1が一覧情報に含まれている場合、自装置と通信可能に接続されていないプリンタ1を一覧情報から削除する(S202)とした。
処理(S201)に代えて、CPU54は、図11に示される処理を実行してもよい。すなわち、印刷ジョブの受信後(図3のS1)、CPU54は、RAM52に記憶されている一覧情報の一部又は全部を表示部20に表示させる(S21)。一覧情報の一部が表示部20に表示される場合、表示部20には、少なくとも、一覧情報に含まれるプリンタ1(プリンタA〜H)のプリンタ名が一覧で表示される。ユーザは、一覧表示されたプリンタ1以外に一覧情報に追加したいプリンタ1がある場合、操作部30を操作して、そのプリンタ(プリンタ名)の追加を指示することができる。また、ユーザは、一覧表示されたプリンタ1から削除したいプリンタ1がある場合、操作部30を操作して、そのプリンタ1の削除を指示することができる。
その後、CPU54は、一覧情報を表示部20に表示させてから所定時間内に操作部30からプリンタ1の追加又は削除が入力されたか否かを判断する(S22)。
そして、プリンタ1の追加又は削除が入力された場合には(S22:YES)、CPU54は、一覧情報にプリンタ1を追加又は一覧情報からプリンタ1を削除する(S202)
前述の実施形態では、CPU54が各処理を実行する場合について説明した。しかしながら、ASIC50が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 プリンタ
10 画像形成部
20 表示部
30 操作部
40 ネットワークインタフェース
50 ASIC
52 RAM

Claims (14)

  1. 複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、前記通信部を介して受信する残量情報受信処理と、
    前記残量情報受信処理によって受信した残量情報を、前記画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、
    前記受信した前記残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で、前記残量情報から前記目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、
    を実行する処理装置であって、
    前記目標値設定処理において、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記残量情報のうちの1つの残量情報を基準値とし、前記1つの残量情報に対する目標値を前記基準値に設定し、前記記憶部に記憶されている残りの残量情報のうち、前記1つの残量情報からP(P:1以上の整数)番目に大きい残量情報に対する目標値を、値Pと一定値との乗算値を前記基準値に加算した値に設定し、前記1つの残量情報からP番目に小さい残量情報に対する目標値を、値Pと前記一定値との乗算値を前記基準値から減算した値に設定し、
    前記一定値は、前記残量情報毎に設定される目標値がいずれも正の値となるように設定されている、処理装置。
  2. 複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、前記通信部を介して受信する残量情報受信処理と、
    前記残量情報受信処理によって受信した残量情報を、前記画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、
    前記受信した前記残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で、前記残量情報から前記目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、
    を実行する処理装置であって、
    前記目標値設定処理において、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で前記残量の割合が最も大きい前記残量情報を基準値とし、該最も大きい前記残量情報に対する目標値を前記基準値に設定し、前記記憶部に記憶されている前記残量情報のうちのM(M:2以上の整数)番目に大きい前記残量情報に対する目標値を、Mから1を減じた値(M−1)を一定値に乗じて、該乗算値を前記基準値から減算した値に設定し、
    前記一定値は、前記残量情報毎に設定される目標値がいずれも正の値となるように設定されている、
    処理装置。
  3. 複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、前記通信部を介して受信する残量情報受信処理と、
    前記残量情報受信処理によって受信した残量情報を、前記画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、
    前記受信した前記残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で、前記残量情報から前記目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、
    を実行する処理装置であって、
    前記目標値設定処理において、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で前記残量の割合が最も小さい前記残量情報を基準値とし、該最も小さい前記残量情報に対する目標値を前記基準値に設定し、前記記憶部に記憶されている前記残量情報のうちのM(M:2以上の整数)番目に小さい前記残量情報に対する目標値を、Mから1を減じた値(M−1)を一定値に乗じて、該乗算値を前記基準値に加えた値に設定する、
    処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の処理装置であって、
    更に、
    画像形成部、を備え、
    前記残量情報記憶処理は、更に前記画像形成部の前記残量情報を記憶し、
    前記画像形成指示処理において、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で前記目標値との差が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置、又は、前記処理装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する、
    処理装置。
  5. 請求項4記載の処理装置であって、
    前記制御部は、
    更に、
    前記画像形成装置毎に前記通信部を介して、前記残量情報、及び、該画像形成装置が前記画像データの画像を形成可能な状態であるか否かの形成可能情報を取得する取得命令を送信する取得命令送信処理、
    を実行し、
    前記残量情報受信処理において、
    前記取得命令送信処理後、前記画像形成装置から送信される前記残量情報、及び、前記形成可能情報を、前記通信部を介して受信し、
    前記目標値設定処理において、
    前記画像データの画像を形成可能な状態であることを示す前記形成可能情報と共に前記通信部を介して受信した前記残量情報毎に、前記目標値を設定する、
    処理装置。
  6. 請求項5記載の処理装置であって、
    更に、
    表示部と、
    操作部と、
    を備え、
    前記記憶部に、予め前記画像形成装置のリストが記憶され、
    前記制御部は、
    更に、
    前記画像データを受信する印刷ジョブ受信処理と、
    前記印刷ジョブ受信処理後、前記表示部に前記リストを表示させ、前記リストに対する前記画像形成装置の追加、又は、削除を、前記操作部を用いて更新可能にする、更新処理と、
    を実行し、
    前記取得命令送信処理において、
    前記更新処理で更新されたリストの前記画像形成装置に対して、前記取得命令を送信する、
    処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載の処理装置において、
    前記制御部は、
    前記目標値設定処理において、
    更に、該画像形成装置が前記画像データの画像を一時的に形成不可能な状態である前記形成可能情報と共に前記通信部を介して受信した前記残量情報に対しても前記目標値を設定する、
    処理装置。
  8. 請求項7に記載の処理装置であって、
    前記形成可能情報における該画像形成装置が前記画像データの画像を一時的に形成不可能な状態とは、該画像形成装置に実行中の印刷ジョブと待機中の印刷ジョブが所定数以内有することを示している、
    処理装置。
  9. 請求項7に記載の処理装置であって、
    前記形成可能情報における該画像形成装置が前記画像データの画像を一時的に形成不可能な状態とは、該画像形成装置が有する画像形成部がクリーニング動作中であることを示している、
    処理装置。
  10. 請求項5から9のいずれか1項に記載の処理装置において、
    前記制御部は、
    前記目標値設定処理において、
    前記形成可能情報が対応付けられた前記残量情報の数N(N:2以上の整数)の逆数に100を乗じた値を前記一定値に設定する、
    処理装置。
  11. 複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備える処理装置において、前記制御部により実行される処理方法であって、
    前記画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、前記通信部を介して受信する残量情報受信処理と、
    前記残量情報受信処理によって受信した残量情報を、前記画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、
    前記受信した前記残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で、前記残量情報から前記目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理とを含み、
    前記目標値設定処理において、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報のうちの1つの残量情報が基準値とされて、前記1つの残量情報に対する目標値が前記基準値に設定され、前記記憶部に記憶されている残りの残量情報のうち、前記1つの残量情報からP(P:1以上の整数)番目に大きい残量情報に対する目標値が、値Pと一定値との乗算値を前記基準値に加算した値に設定され、前記1つの残量情報からP番目に小さい残量情報に対する目標値が、値Pと前記一定値との乗算値を前記基準値から減算した値に設定され、
    前記一定値は、前記残量情報毎に設定される目標値がいずれも正の値となるように設定されている、
    処理方法。
  12. 複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、
    記憶部と、
    を備える処理装置のコンピュータにインストールされるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、前記通信部を介して受信する残量情報受信処理と、
    前記残量情報受信処理によって受信した残量情報を、前記画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、
    前記受信した前記残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で、前記残量情報から前記目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、
    を実行させ、
    前記目標値設定処理において、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報のうちの1つの残量情報が基準値とされて、前記1つの残量情報に対する目標値が前記基準値に設定され、前記記憶部に記憶されている残りの残量情報のうち、前記1つの残量情報からP(P:1以上の整数)番目に大きい残量情報に対する目標値が、値Pと一定値との乗算値を前記基準値に加算した値に設定され、前記1つの残量情報からP番目に小さい残量情報に対する目標値が、値Pと前記一定値との乗算値を前記基準値から減算した値に設定され、
    前記一定値は、前記残量情報毎に設定される目標値がいずれも正の値となるように設定されている、
    プログラム。
  13. 複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、前記通信部を介して受信する残量情報受信処理と、
    前記残量情報受信処理によって受信した残量情報を、前記画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、
    前記受信した前記残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で、前記残量情報から前記目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、
    を備え、
    前記目標値設定処理で設定されている目標値は、前記残量情報毎に一定の式の元で定められる、
    処理装置。
  14. 複数の画像形成装置と通信可能な通信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成装置毎に、該画像形成装置における現像剤の満量に対する残量の割合を示す残量情報を、前記通信部を介して受信する残量情報受信処理と、
    前記残量情報受信処理によって受信した残量情報を、前記画像形成装置毎に前記記憶部に記憶させる残量情報記憶処理と、
    前記受信した前記残量情報毎に目標値を設定する目標値設定処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記残量情報の中で、前記残量情報から前記目標値を差し引いて得られるプラス分が最も大きい前記残量情報を送信した前記画像形成装置に対して、画像データを送信、かつ、前記画像データの画像形成を指示する画像形成指示処理と、
    を実行する処理装置であって、
    前記目標値設定処理において、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記残量情報のうち一つの特定の残量情報よりm(m:整数)番目に大きい残量情報に対する目標値を「Q(m)」としたときに、Q(m)は「Q(m−1)+A」(A:一定値)とする、
    処理装置。
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