JP2017096054A - 機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 - Google Patents

機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設定された消費電力以下でパレットを目標の格納棚まで移動する、ことを目的とする。【解決手段】機械式駐車装置は、車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置され、パレットが格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動するフロアを有する。そして、機械式駐車装置が備えるパズル処理装置は、車両の入出庫における消費電力が消費電力上限値以下となるように、パレットを縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させるスライドと、パレットを複数の配列で同時に移動させるムーブとの組合せを決定する。【選択図】図9

Description

本発明は、機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法に関するものである。
N行×M列の格子状に配置された格納棚を有する車両の格納庫を備え、格納棚間でパレットを水平循環させることで車両が載置されたパレットの搬送を行う機械式駐車装置が開発されている。
この機械式駐車装置は、格納棚として、パレットが配置された格納棚と、パレットが配置されず空き領域となる格納棚があり、空き領域の格納棚へパレットを送ることで、パレットを移動させる。このようなパレットの移動動作であるパズル処理が繰返し行われることで、目的のパレットは、指定された位置の格納棚へ移動する。
そして、機械式駐車装置では、契約等により消費電力が予め決められ、この消費電力の範囲内で運用を要する場合がある。
特許文献1には、パレットを移動する際に短時間で処理することを優先する時間優先モード、又は低消費電力で処理することを優先する低消費電力モードのいずれかに設定し、設定したモードに応じてパレットの搬送経路を探索するパズル式駐車場が開示されている。
特開2014−9512号公報
しかしながら、特許文献1に記載のパズル式駐車場は、低消費電力モードであっても、消費電を予め設定された値以下にするものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、設定された消費電力以下でパレットを目標の格納棚まで移動できる、機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る機械式駐車装置の制御装置は、車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置され、前記パレットが前記格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動する格納庫を有する機械式駐車装置の制御装置であって、車両の入出庫における消費電力が所定値以下となるように、前記パレットを縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させる第1移動と、前記パレットを複数の前記配列で同時に移動させる第2移動との組合せを決定する決定手段を備える。
本構成によれば、機械式駐車装置は、車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置された格納庫を有し、前記パレットが前記格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動する所謂パズル式の駐車装置である。
格納階の各層(フロア)において、パレットは、縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させる第1移動、又は複数の配列で同時に移動させる第2移動で移動する。第2移動では第1移動に比べて多数のパレットを同時に移動させることも可能である。パレットを目標位置へ移動させるために同時に駆動する格納棚の数が多いほど、パレットを目標位置へ移動させるまでの時間は短いものの、パレット移動のための消費電力は増加する。一方、パレットを目標位置へ移動させるために同時に駆動する格納棚の数が少ないほど、パレットを目標位置へ移動させるまでの時間は長いものの、パレット移動のための消費電力は減少する。
そこで、車両の入出庫における入出庫部及びリフトを含む機械式駐車装置の消費電力が、所定値以下となるように、第1移動と第2移動との組合せが決定される。
これにより、本構成は、第1移動と第2移動との組み合わせを最適化することによって、設定された消費電力以下でパレットを目標の格納棚まで移動できる。
上記第一態様では、前記決定手段が、前記パレットの移動を実行している最中に新たな入出庫指示がされた場合、現在実行中の前記パレットの移動と共に新たな前記入出庫指示に応じた前記パレットの移動を同時進行させつつ、前記消費電力が所定値以下となるように、前記第1移動と前記第2移動との組合せを決定することが好ましい。
本構成によれば、複数の入出庫を同時進行する場合でも、設定された消費電力以下でパレットを目標の格納棚まで移動できる。
上記第一態様では、前記パレットの移動を実行している最中に新たな入出庫指示がされた場合、現在実行中の前記パレットの搬送経路は変えず、新たな前記入出庫指示に応じた前記パレットの搬送経路を追加して、前記第1移動と前記第2移動との組合せを再度決定することが好ましい。
上記第一態様では、前記格納庫が複数段備えられ、前記決定手段が、複数段の前記格納庫における前記パレットの移動を同時進行させつつ、前記消費電力が所定値以下となるように、前記第1移動と前記第2移動との組合せを決定することが好ましい。
本構成によれば、複数段の格納庫毎に入出庫を同時進行する場合でも、設定された消費電力以下とする条件を満たす範囲において、最短でパレットを目標の格納棚まで移動できる。
上記第一態様では、前記決定手段が、複数の前記第1移動を結合して前記第2移動とし、前記第2移動を分割して複数の前記第1移動とし、前記第1移動を分割して複数の前記第1移動とすることが好ましい。
本構成によれば、第1移動と第2移動との組み合わせをより最適にして、パレットの搬送時間を短縮できる。
上記第一態様では、前記格納棚毎に設けられ、縦方向及び横方向に隣接する他の前記格納棚へ前記パレットを移動させる移動装置と、前記移動装置を駆動するモータと、前記モータを制御する複数のインバータと、を備え、前記パレットが移動する前記格納棚の数が異なる複数の前記第1移動を結合させて前記第2移動とする場合、各前記第1移動に用いられる前記移動装置は各々異なるインバータで駆動されることが好ましい。
本構成によれば、パレットが移動する格納棚の数が異なる複数の第1移動を結合させて第2移動としても、パレットを所望の位置に正確に停止できる。
本発明の第二態様に係る機械式駐車装置は、車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置され、前記パレットが前記格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動する格納庫と、上記記載の制御装置と、を備える。
本発明の第三態様に係る機械式駐車装置の制御方法は、車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置され、前記パレットが前記格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動する格納庫を有する機械式駐車装置の制御方法であって、車両の入出庫における消費電力が所定値以下となるように、前記パレットを縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させる第1移動と、前記パレットを複数の前記配列で同時に移動させる第2移動との組合せを決定する。
本発明によれば、設定された消費電力以下でパレットを目標の格納棚まで移動できる、という効果を有する。
本発明の実施形態に係る機械式駐車装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る格納棚を構成する移動装置に関する電力供給系統図である。 本発明の実施形態に係る制御の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るスライドとムーブの説明に要する模式図である。 本発明の実施形態に係るスライドとムーブとの組み合わせを示す模式図である。 本発明の実施形態に係るパレットの移動の説明に要する模式図である。 本発明の実施形態に係る格納棚を構成する移動装置に関する電力供給系統の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るパズル処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る手順管理処理の流れを示すフローチャートである。 入出庫指示がされたときのターゲットパレットと目標位置を示したレイアウトである。 図10に示されるレイアウトにおいて時間優先モードでターゲットパレットを目標位置までの移動手順を示したレイアウトである。 図10に示されるレイアウトにおいて電力優先モードでターゲットパレットを目標位置までの移動手順を示したレイアウトである。 図12で説明したスライドに番号を付して示したレイアウトである。 図11で説明した時間優先モードにおける消費電力を示したグラフである。 図12で説明した電力優先モードにおける消費電力を示したグラフである。 図10に示されるレイアウトにおいて本実施形態に係る移動手順を示したレイアウトである。 図15で説明した本実施形態に係る移動手順における消費電力を示したグラフである。 スライドの分割例を示したレイアウトである。 図18で説明したスライドを分割した場合における消費電力を示したグラフである。 図18で説明したスライドの分割を行い、かつ本実施形態に係る移動手順を用いた場合のレイアウトである。 図18で説明した移動手順における消費電力を示したグラフである。 入出庫指示がされたときのフロア1及びフロア2のターゲットパレットと目標位置を示したレイアウトである。 図22(A)に示されるフロア1のレイアウトにおいて、時間優先モードでターゲットパレットを目標位置までの移動手順を示したレイアウトである。 図22(B)に示されるフロア2のレイアウトにおいて、時間優先モードでターゲットパレットを目標位置までの移動手順を示したレイアウトである。 図22(A)に示されるフロア1のレイアウトにおいて、電力優先モードでターゲットパレットを目標位置までの移動手順を示したレイアウトである。 図22(B)に示されるフロア2のレイアウトにおいて、電力優先モードでターゲットパレットを目標位置までの移動手順を示したレイアウトである。 図25で説明したフロア1のスライドに番号を付して示したレイアウトである。 図26で説明したフロア1のスライドに番号を付して示したレイアウトである。 図23,24で説明した時間優先モードにおける消費電力を示したグラフである。 図25,26で説明した電力優先モードにおける消費電力を示したグラフである。 図22に示されるフロア1,2のレイアウトにおいて、本実施形態に係る移動手順でターゲットパレットを目標位置までの移動手順を示したレイアウトである。 図31で説明した本実施形態に係る移動手順における消費電力を示したグラフである。
以下に、本発明に係る機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る機械式駐車装置10の構成図である。
機械式駐車装置10は、車両12を入出庫させる入出庫部14と、車両12を載置して搬送するためのパレット16(板状の台)が配置された複数の格納棚18、及びパレット16が配置されない空き領域となる1箇所以上の格納棚18が格子状(例えば、N行×M列)に配置された格納庫であるフロア20と、入出庫部14とフロア20の間を昇降してパレット16を搬送するリフト22と、を備える。
なお、パレット16には、各々異なる番号が予め付加されており、機械式駐車装置10は、該付加されている番号によって各パレット16を識別する。
また入出庫部14には、扉26と操作盤28が設けられている。
操作盤28は、機械式駐車装置10の利用者が操作可能なように、入出庫部14の外側に設けられ、例えば、スイッチ等を介して各種操作(入庫又は出庫の指示等)の入力を受け付ける共に、液晶ディスプレイ装置等の画像表示装置によって、種々の情報を利用者のために表示する。
機械式駐車装置10は、パレット16を、格納棚18間で縦方向及び横方向に水平に移動(循環)させることで、フロア20内で車両12の搬送を行うパズル式の駐車装置である。パレット16を水平循環させることで、パレット16を目標とする格納棚18に移動させる運転やこれに要する経路探索及び手順管理を含む処理をパズル処理という。なお、パレット16をフロア20内で水平に移動(搬送)させることをフロア移動ともいう。
図1に示される機械式駐車装置10は、一例であり、図1では、フロア20の格納棚18が3層であるが、1層、2層、又は4層以上でもよい。また、フロア20は、入出庫部14よりも下層に配置されているが、これに限らず、フロア20は、入出庫部14よりも上層に配置されてもよいし、入出庫部14よりも上層及び下層両方に配置されてもよい。
さらに、各層の格納棚18は、リフト22によって接続されており、各層の格納棚18の数及び縦横比等は、各々同じでも異なっていてもよい。また、リフト22も複数備えられ、リフト22に応じて入出庫部14が設けられてもよい。
各格納棚18には、図2に示すように、格納棚18に配置されたパレット16を縦方向及び横方向に隣接する他の格納棚18へ移動させるための移動装置30を有する。移動装置30は格納棚18に対して複数個(図3では一例として2つ)設けられており、モータ32によって駆動される。モータ32は、各々が異なるインバータ34によって制御される。
複数のインバータ34は、電源スイッチ36を介して商用電源38から電力の供給を受ける。すなわち、インバータ34の総容量が機械式駐車装置10のフロア20における最大電力に相当する。
図3は、機械式駐車装置10のフロア20におけるパズル処理に係る制御装置の電気的構成を示すブロック図である。本実施形態に係る制御装置では、車両12の入出庫における入出庫部14及びリフト22を含む機械式駐車装置10の単位時間当たりの消費電力が設定された上限値(以下「消費電力上限値」という。)以下となるように、パズル処理を行う。
消費電力上限値は、例えば電力会社に対する契約電力よりも低い値であり、任意に設定でき、機械式駐車装置10の運用中であっても変更が可能とされる。例えば、季節や時間帯等に応じて消費電力上限値が変更されてもよい。
なお、パズル処理において消費電力は、パレット16を移動させるために移動装置30が同時に駆動する格納棚18の数(以下「同時駆動マス数」という。)に比例する。換言すると、消費電力は、移動装置30に備えられているモータ32が同時に駆動する数によって変化する。パレット16を移動させるためには、パレット16が配置されている格納棚18が有する移動装置3と隣接する格納棚18が有する移動装置3が駆動する必要があるため、最小の同時駆動マス数は“2”である。
機械式駐車装置10は、入力装置50、管理装置52、制御装置54、及びパズル処理装置56を備える。入力装置50、管理装置52、制御装置54、及びパズル処理装置56は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、データの加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
なお、管理装置52、制御装置54、及びパズル処理装置56を個別の装置とするのではなく、機械式駐車装置10は、管理装置52、制御装置54、及びパズル処理装置56の機能をすべて有する制御装置を備えてもよい。
入力装置50は、例えば操作盤28であり、タッチパネル等を介して、機械式駐車装置10の利用者による車両12の入出庫指示を受け付ける。受け付けた入出庫指示は、入出庫要求データとして制御装置54へ出力される。
管理装置52は、機械式駐車装置10全体を管理するものであり、本実施形態では、消費電力上限値を設定する。設定された消費電力上限値は、制御装置54へ出力される。
制御装置54は、機械式駐車装置10の機械制御を行うものである。具体的には、制御装置54は、パズル処理装置56で決定された搬送指示データに基づき、パレット16をフロア移動させるための制御指令をインバータ34へ出力し、パレット16をフロア20内でリフト22まで搬送し、リフト22を昇降させて入出庫部14へ搬送する。
制御装置54は、フロア20内におけるパレット16の各配置位置(以下「レイアウト」という。)が変わる度に、現在のレイアウトを示す現在レイアウトデータとして更新記憶する。
また、制御装置54は、入出庫要求データが入力されると、入出庫要求データに基づいて、移動対象のパレット16(以下「ターゲットパレット」という。)及びターゲットパレットの移動目標となる格納棚18(以下「目標位置」という。)を決定する。ターゲットパレットは、入庫させる車両12を載置するために入出庫部14に搬送されるパレット16、又は出庫させる車両12を載置したパレット16である。
そして、制御装置54は、消費電力上限値、ターゲットパレット、目標位置、及び現在レイアウトデータをパズル処理条件データとしてパズル処理装置56へ出力する。
パズル処理装置56は、入力部60、取得部62、経路探索部64、手順管理部66、及び出力部68を備える。
入力部60は、制御装置54からパズル処理条件データが入力される。パズル処理条件データは、取得部62を介して経路探索部64へ出力される。
取得部62は、必要に応じて制御装置54から現在レイアウトデータを取得し、手順管理部66へ出力する。取得部62が制御装置54から現在レイアウトデータを取得する場合とは、例えば、パズル処理によってパレット16が移動している最中に、新たな入出庫指示がされる場合である。
経路探索部64は、入力されたパズル処理条件データに基づいて、ターゲットパレットを目標位置へ搬送させるための経路である搬送経路を探索する。なお、経路探索部64で行われる経路探索の方法は、従来既知のものを適用すればよい。
手順管理部66は、経路探索部64で探索された搬送経路に基づいて、車両12の入出庫における消費電力が消費電力上限値以下となるように、各パレット16をフロア移動させるために同時に駆動する格納棚18とその移動手順、及び格納棚18に備えられたモータ32の駆動を制御するインバータ34を決定する決定手段である。手順管理部66は、決定した移動手順を搬送指示データとして、出力部68を介して制御装置54へ出力する。
また、手順管理部66は、取得部62から新たに現在レイアウトデータが入力されると、この現在レイアウトデータに基づいて、新たな移動手順を決定する。
次に、本実施形態に係るパレット16の移動手順に説明する。
手順管理部66は、経路探索部64で探索された搬送経路に基づいて、消費電力が消費電力上限値以下となるように、パレット16を縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させる第1移動(以下「スライド」という。)と、パレット16を複数の配列で同時に移動させる第2移動(以下「ムーブ」という。)との組合せを決定する。
なお、以下の説明において横方向を列といい、縦方向を行ともいう。
上記スライドとムーブについて図4を参照して説明する。
図4は、フロア20内におけるパレット16の位置を示したレイアウトであり、横方向のA〜Eが列、縦方向の1〜5が行であり、各格納棚18の位置を示している。このように、以下の説明で用いるレイアウトを示す図において、格納棚18の位置は列を表す英字と行を表す数字を用いて示し、白抜きの格納棚18はパレット16が配置されていない空き棚(以下「空マス」という。)を示す。
図4は、ターゲットパレット(T)であるA5のパレット16をE1の目標位置へ搬送する場合の移動手順を示している。ターゲットパレット(T)の目標位置への搬送経路は、例えば、A5からA1を経由してE1に至る経路が最短である。
図4(A)に示されるように、B2、C3、及びB4の格納棚18は、パレット16が配置されていない空マスとされている。そこで、A2のパレット16をB2へ移動させ、B3のパレット16をC3へ移動させ、A3のパレット16をB3へ移動させ、A4のパレット16をB4へ移動させる。これにより、図4(C)に示されるように、A2、A3、及びA4が空マスとなり、ターゲットパレットはA1の手前であるA2へ移動可能となる。
図4(B1),(B2)は、図4(A)に示されるレイアウトから図4(C)に示されるレイアウトへ至るまでの手順を示しており、図4(B1)はスライドの例、図4(B2)はムーブの例である。
スライドは、上述のようにパレット16を縦方向(列方向)又は横方向(行方向)における一つの配列毎に移動させるものである。このため、図4(B1)に示されるスライド1では、A4のパレット16をB4へ移動させる。スライド1の後、スライド2では、B3のパレット16をC3へ移動させるのと同時にA3のパレット16をB3へ移動させる。スライド2の後、スライド3では、A2のパレット16をB2へ移動させる。
一方、ムーブは、上述のようにパレット16を、縦方向(列方向)又は横方向(行方向)にかかわらず、複数の配列で同時に移動させるものである。このため、図4(B2)に示されるムーブは、A4からB4、B3からC3、A3からB3、A2からB2へパレット16を同時に移動させる。
換言すると、ムーブは、複数のスライドを結合したものである。一方、スライドは、ムーブを分割したものである。また、スライドは、更に短い複数のスライドへ分割することも可能とされる。
ムーブではスライドに比べて多数のパレット16を同時に移動させることも可能である。ターゲットパレットを目標位置へ移動させるために同時に駆動する格納棚18の数が多いほど、ターゲットパレットを目標位置へ移動させるまでの時間は短いものの消費電力は増加する。一方、ターゲットパレットを目標位置へ移動させるために同時に駆動する格納棚18の数が少ないほど、ターゲットパレットを目標位置へ移動させるまでの時間は長いものの消費電力は減少する。
そこで、本実施形態では、車両12の入出庫における消費電力が消費電力上限値以下となるように、スライドとムーブとの組合せが決定される。
図5は、車両12の入出庫における消費電力が消費電力上限値以下となるように、組み合わされるスライドの例である。図5の横軸は時間であり、縦軸は消費電力、換言すると同時に駆動する格納棚18の数である。なお、図5に示されるスライドの番号(1〜5)は、他の図に示されるスライドとの関連性はない。
上述のように、複数のスライドが組み合わされムーブとされる。図5の例では、スライド1とスライド2とが組み合わされて一つのムーブとされる。また、スライド3とスライド4,5も組み合わされる。なお、スライド5はスライド4の終了後に行われる。
このようなスライドとムーブの組み合わせは、消費電力上限値以下でかつターゲットパレットが目標位置へ到達するまでの搬送時間が最も短くなるように決定、すなわち最適化される。
ここで、パレット16が移動する格納棚18の数が異なる複数のスライドを結合してムーブとする場合について説明する。
図6に示されるパレット16をA1からC1へ移動させるスライド1は、パレット16が移動する格納棚18の数は横方向へ2棚であり、パレット16をA2からB2へ移動させるスライド2は、パレット16が移動する格納棚18の数は横方向へ1棚である。そして、スライド1とスライド2とが結合されて同一のムーブとされる。
なお、パレット16が移動する格納棚18の数を「移動マス数」という。例えば、図6では、スライド1の移動マス数が横方向へ2棚、スライド2の移動マス数が横方向へ1棚となる。
このように移動マス数が異なるスライドは、パレット16の移動速度が最大速度となる移動距離(移動時間)が異なる。このため、移動マス数が異なるとパレット16を所定の格納棚18で停止させるための減速位置も異なる。
すなわち、パレット16の移動マス数が異なる複数のスライドを組み合わせてムーブとする場合、各スライドに用いられる移動装置30(モータ32)は各々異なるインバータ34で制御される必要がある。同一のインバータ34で制御されるモータ32は、始動・減速・停止のタイミングが同じとなり、スライド毎に減速位置を調整できないためである。
これにより、移動マス数が異なる複数のスライドを組み合わせてムーブとしても、パレット16を所望のタイミングで始動・減速・停止できる。一方、同一のムーブにおいて移動マス数が同じ複数のスライドに対しては、同じインバータ34を使用してモータ32を制御してもよい。
なお、本実施形態では、図2に示すように、格納棚18毎に複数のモータ32が設けられ、格納棚18毎の複数のモータ32は、各々異なるインバータ34で制御される。このため、本実施形態では、移動マス数が異なる複数のスライドを組み合わせてムーブとする場合、スライド毎に異なるインバータ34で制御されるモータ32が選択される。
しかしながら、これに限らず、図7に示すように、各モータ32にはスイッチ37を介して複数のインバータ34が接続可能とされ、移動マス数が異なる複数のスライドを組み合わせてムーブとする場合、スイッチ37を切り換えることによって、スライド毎に異なるインバータ34が選択して制御してもよい。
図8は、本実施形態に係るパズル処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ100では、入力装置50が利用者からの入出庫指示を受け付ける。
次のステップ102では、パズル処理装置56が、入出庫指示に基づくパズル処理条件データを制御装置54から取得する。
次のステップ104では、経路探索が必要であるか否かが判定され、肯定判定の場合はステップ106へ移行する。すでに、経路探索がされている場合には否定判定とされ、ステップ106へ移行することなく、ステップ108へ移行する。
ステップ106では、パズル処理条件データに基づいて、ターゲットパレットを目標位置へ搬送するための搬送経路が探索される。
ステップ108では、探索した搬送経路に基づいて、機械式駐車装置10の消費電力が消費電力上限値以下となるように、移動手順を決定する処理である手順管理処理を行う。
次のステップ110では、移動手順を示した搬送指示データを制御装置54へ出力する。制御装置54は、搬送指示データに基づいて、パレット16の移動等を実行する。
図9は、図8のステップ108における手順管理処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ200では、探索した搬送経路に基づいて、搬送に必要な全ての単一スライドを算出する。ここでいう、単一スライドとは、最小単位のスライドであり、同時駆動マス数が2棚のスライドである。
次のステップ202では、実行順序が固定される単一スライドを定義する。実行順序が固定されるスライドとは、例えば、他の単一スライドを行うために、必ず先に実行する必要がある単一スライド等である。
これにより、単一スライドの実行順序が求められることとなる。
次のステップ204では、同時に動かせる連続した単一スライド同士を結合する。この結合は、行方向又は列方向に連続した単一スライド同士の結合であるため、ムーブではなく、より移動マス数の大きな一つのスライドとなる。
次のステップ206では、同時駆動マス数が多く、消費電力上限値を超えるスライドがあるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ208へ移行する。一方、否定判定の場合はステップ210へ移行する。
ステップ208では、消費電力上限値を超えるスライドを同時駆動マス数の少ない複数のスライドに分割し、ステップ206へ戻る。
ステップ210では、同時に動かせるスライド同士を結合してムーブ化する。
次のステップ212では、同時駆動マス数が多く、消費電力上限値を超えるムーブがあるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ214へ移行する。一方、否定判定の場合はステップ216へ移行する。
ステップ214では、消費電力上限値を超えるムーブを同時駆動マス数の少ない複数のスライド又は同時駆動マス数の少ない複数のムーブに分割し、ステップ210へ戻る。
ステップ216では、同一ムーブ内のスライド同士が禁止事項に該当するか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ214へ移行し、該当するムーブを同時駆動マス数の少ない複数のスライド又は同時駆動マス数の少ない複数のムーブに分割してステップ210へ戻る。
なお、禁止事項とは、例えば、同一ムーブ内のスライド同士が交差する場合等である。
一方、否定判定の場合はステップ218へ移行する。
ステップ218では、結合可能なスライドのムーブ化が全て完了したか否かを判定し、肯定判定の場合は、最短搬送時間となる搬送指示データとし、手順管理処理を終了する。一方、否定判定の場合はステップ210へ戻る。このように、最短搬送時間となるスライドとムーブの組み合わせが決定されることにより、消費電力が消費電力上限値以下となることを満たしつつ、入出庫処理のためのパレット搬送時間を最短にできる。
次に、パレット16の移動を実行している最中に、新たな入出庫指示がされた場合について説明する。
新たな入出庫指示がされた場合、パズル処理装置56は、新たな入出庫指示に応じたパズル処理条件データに基づいて、ターゲットパレットを目標位置へ搬送するための搬送経路を探索し、現在実行中のパレット16の移動と共に新たな入出庫指示に応じたパレット16の移動を同時進行させつつ、消費電力が消費電力上限値以下となるように、スライドとムーブとの組合せを決定する。
なお、現在実行中のパレット16の搬送経路については再び探索せず、既に探索済みの搬送経路は変えずにそのまま用いる。このため、手順管理部66は、取得部62によって制御装置54から読み出された現在レイアウトデータを用い、現在実行中のパレット16の探索済みの搬送経路に基づいてスライドを算出する。
手順管理部66は、新たな入出庫指示に応じたパレット16の搬送経路に基づくスライドと、現在実行中のパレット16の搬送経路に基づいてスライドとを結合させてムーブ化する。そして、手順管理部66は、消費電力が消費電力上限値以下となるように、スライドとムーブとの組合せを再度決定する。
すなわち、現在実行中のパレット16の搬送経路に新たな入出庫指示に応じたパレット16の搬送経路を追加して、スライドとムーブの組合せが再度決定される。
これにより、複数の入出庫を同時進行する場合でも、設定された消費電力上限値以下とする条件を満たす範囲において、最短でターゲットパレットを目標位置まで移動できる。
また、現在実行中のパレット16の搬送経路の再探索を行わないため、新たな入出庫指示がされても、現在実行中のパレット16の移動を停止させる必要はなく、パズル処理装置56で行う計算時間が短く済む。
次に、本実施形態に係る移動手順について、入出庫に要する時間を優先した場合(以下「時間優先モード」という。)と、消費電力を設定値以下にすることを優先した場合(以下「電力優先モード」という。)とで比較して説明する。
まず、図10〜17を参照して、ターゲットパレットを目標位置まで移動させる場合について説明する。図10〜17において、T1はターゲットパレットであり、L1は目標位置とされるリフト22である。
図10は、入庫又は出庫指示がされたときのターゲットパレットと目標位置を示したフロア20(1層)のレイアウトである。ターゲットパレットはB4であり、目標位置はA1である。目標位置には、パレット16が配置されている。
図11は、図10に示されるレイアウトにおいて、時間優先モードでターゲットパレットを目標位置まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。時間優先モードによると、複数のスライドを結合したムーブも用いてパレット16を移動させる。
1手目でムーブによって、B4のターゲットパレットをA4へ移動させると共に、目標位置であるA1のパレット16をB1へ移動させる(図11(A))。
2手目でスライドによって、B3のパレット16をB4へ移動させる(図11(B))。
3手目でムーブによって、D2のパレット16をE2へ移動させ、C2のパレット16をD2へ移動させ、B2のパレット16をC2へ移動させ、A2のパレット16をB2へ移動させると共に、A3のパレット16をB3へ移動させる(図11(C))。
4手目でスライドによって、ターゲットパレットをA4からA1へ移動させ(図11(D))、ターゲットパレットは目標位置とされるリフト22に到達する(図11(E))。
ここで、移動マス数が1棚の移動に要する時間を1単位時間とし、移動マス数がN棚の移動に要する時間をN単位時間とすると、図11に示される時間優先モードによると、移動手順の搬送時間は、図14に示すように、6単位時間(4手)となる。
なお、本実施形態では、縦方向と横方向、及び異なる移動マス数でも、1棚当たりに要する移動時間は同じ単位時間とするが、これに限らず、縦方向と横方向、及び異なる移動マス数、各々で異なる単位時間としてもよい。
図12は、図10に示されるレイアウトにおいて、電力優先モードでターゲットパレットを目標位置まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。電力優先モードによると、スライド毎にパレット16を順次移動させる。
1手目でスライドによって、B4のターゲットパレットをA4へ移動させる(図12(A))。
2手目でスライドによって、目標位置であるA1のパレット16をB1へ移動させる(図12(B))。
3手目でスライドによって、B3のパレット16をB4へ移動させる(図12(C))。
4手目でスライドによって、D2のパレット16をE2へ移動させ、C2のパレット16をD2へ移動させ、B2のパレット16をD2へ移動させ、A2のパレット16をB2へ移動させる(図12(D))。
5手目でスライドによって、A3のパレット16をB3へ移動させる(図12(E))。
6手目でスライドによって、ターゲットパレットをA4からA1へ移動させ(図12(F))、ターゲットパレットは目標位置に到達する(図12(G))。
図12に示される電力優先モードによると、移動時間の搬送時間は、図15に示すように、8単位時間(6手)となる。
図13は、図12で説明したスライドに番号を付して示したレイアウトの遷移である。
図13(A)のスライドS001は図12(A)のスライドに対応し、図13(B)のスライドS002は図12(B)のスライドに対応し、図13(C)のスライドS003は図12(C)のスライドに対応し、図13(C)のスライドS004は図12(C)のスライドに対応し、図13(D)のスライドS005は図12(D)のスライドに対応し、図13(E)のスライドS005は図12(E)のスライドに対応し、図13(F)のスライドS006は図12(F)のスライドに対応する。
図14は、図11で説明した時間優先モードにおける消費電力の変化を示したグラフであり、図15は、図12で説明した電力優先モードにおける消費電力の変化を示したグラフである。なお、消費電力は、同時駆動マス数に比例し、図14,15の例では、消費電力上限値は、それぞれ同時駆動マス数が7棚及び5棚に相当する。また、図14,15で示す各移動手順における“S”で始まる番号は、図13のスライドの番号に対応する。
例えば、消費電力上限値として同時駆動マス数を5棚に仮定した場合、時間優先モードでは、3手目の駆動マス数が7棚であるため、消費電力上限値の5棚を超える。一方、電力優先モードでは、消費電力上限値を超える同時駆動マス数はないものの、搬送時間は8単位時間(6手)であり、搬送時間が6単位時間(4手)となる時間優先モードよりも長い。
図16は、本実施形態に係る移動手順を示したレイアウトであり、予め消費電力上限値として同時駆動マス数を5棚に設定している。
1手目でムーブによって、B4のターゲットパレットをA4へ移動させると共に、目標位置であるA1のパレット16をB1へ移動させる(図16(A))。
2手目でスライドによって、B3のパレット16をB4へ移動させる(図16(B))。
3手目でスライドによって、D2のパレット16をE2へ移動させ、C2のパレット16をD2へ移動させ、B2のパレット16をD2へ移動させ、A2のパレット16をB2へ移動させる(図16(C))。
4手目でスライドによって、A3のパレット16をB3へ移動させる(図16(D))。
5手目でスライドによって、ターゲットパレットをA4からA1へ移動させ(図16(E))、ターゲットパレットは目標位置に到達する(図16(F))。
これにより、図16に示す場合の移動手順の搬送時間は、図17に示すように、7単位時間(5手)となる。そして、図17のグラフに示すように、全ての移動手順の同時駆動マス数が消費電力上限値の5を超えることなく、電力優先モードよりも搬送時間は短縮される。
次に、上述した図10〜17の例において、消費電力上限値として同時駆動マス数を4棚に設定した場合について説明する。
消費電力上限値として同時駆動マス数を4棚とすると、スライドS004は、同時駆動マス数が5棚であるため消費電力上限値を超える。このため、図18に示すようにS004のスライド(図18(A))を、同時駆動マス数が4棚のスライドS004a(図18(B1))と同時駆動マス数が2棚のスライドS004b(図18(B2))に分割する。
そして、図19に示される電力優先モードによると、全ての移動手順が消費電力上限値を超えることがないものの、移動手順の搬送時間は、9単位時間(7手)となるので、搬送時間は増加する。
一方、図18で説明したスライドの分割を行い、かつ本実施形態に係る移動手順を用いると、図20に示すレイアウトのようになる。
1手目でムーブによって、B4のターゲットパレットをA4へ移動させると共に、目標位置であるA1のパレット16をB1へ移動させる(図20(A))。
2手目でスライドによって、B3のパレット16をB4へ移動させる(図20(B))。
3手目でスライドによって、D2のパレット16をE2へ移動させ、C2のパレット16をD2へ移動させ、B2のパレット16をC2へ移動させる(図20(C))。
4手目でムーブによって、A2のパレット16をB2へ移動させると共に、A3のパレット16をB3へ移動させる(図20(D))。
5手目でスライドによって、ターゲットパレットをA4からA1へ移動させ(図20(E))、ターゲットパレットは目標位置に到達する(図20(F))。
本実施形態に係る移動手順では、図21に示すように、4手目でS004bのスライドとS005のスライドとを結合してムーブとしている。このため、本実施形態に係る移動手順の搬送時間は、消費電力上限値として同時駆動マス数を5とした場合と同様に、7単位時間(5手)となるので、消費電力上限値を削減しても搬送時間は長くならない。
次にフロア22が複数段備えられる場合について、図22〜33を参照して説明する。図22〜33はフロア22が2段の場合の例である。T1は1段目のフロア1におけるターゲットパレットであり、L1はフロア1における目標位置とされるリフト22である。T2は2段目のフロア2におけるターゲットパレットであり、L2はフロア2における目標位置とされるリフト22である。
図22は、入出庫指示がされたときのフロア1及びフロア2のターゲットパレットと目標位置を示したレイアウトである。図22(A)に示されるように、フロア1のターゲットパレット(T1)の位置はB3であり、目標位置はA1である。図22(B)に示されるように、フロア2のターゲットパレット(T2)の位置はC4であり、目標位置はE5である。
図23は、図22(A)に示されるフロア1のレイアウトにおいて、時間優先モードでターゲットパレット(T1)を目標位置(A1)まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。
1手目でスライドによって、E2のパレット16をE3へ移動させる(図23(A))。
2手目でムーブによって、C4のパレット16をD4へ移動させ、B4のパレット16をC4へ移動させ、A4のパレット16をB4へ移動させると共に、D2のパレット16をE2へ移動させ、C2のパレット16をD2へ移動させ、B2のパレット16をC2へ移動させる(図23(B))。
3手目でムーブによって、A3のパレット16をA4へ移動させ、A2のパレット16をA3へ移動させ、A1のパレット16をA2へ移動させると共に、B3のターゲットパレット(T1)をB1へ移動させる(図23(C))。
4手目でスライドによって、ターゲットパレット(T1)をB1からA1へ移動させ(図23(D))、ターゲットパレット(T1)は目標位置(A1)に到達する(図23(E))。
図23に示される時間優先モードによると、フロア1のターゲットパレット(T1)を、目標位置(A1)へ移動させる移動手順の搬送時間は、5単位時間(4手)となる。
図24は、図22(B)に示されるフロア2のレイアウトにおいて、時間優先モードでターゲットパレット(T2)を目標位置(E5)まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。
1手目でムーブによって、D4のパレット16をD5へ移動させると共に、E4のパレット16をE3へ移動させる(図24(A))。
2手目でムーブによって、C4のターゲットパレット(T2)をE4へ移動させ、C5のパレット16をB5へ移動させ、D5のパレット16をC5へ移動させ、E5のパレット16をD5へ移動させる(図24(B))。
3手目でスライドによって、E4のターゲットパレット(T2)をE5へ移動させ(図24(C))、ターゲットパレット(T2)は目標位置(E5)に到達する(図24(D))。
図24に示される時間優先モードによると、フロア2のターゲットパレット(T2)を、目標位置(E5)へ移動させる移動手順の搬送時間は、4単位時間(3手)となる。
図25は、図22(A)に示されるフロア1のレイアウトにおいて、電力優先モードでターゲットパレット(T1)を目標位置(A1)まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。
1手目でスライドによって、E2のパレット16をE3へ移動させる(図25(A))。
2手目でスライドによって、C4のパレット16をD4へ移動させ、B4のパレット16をC4へ移動させ、A4のパレット16をB4へ移動させる(図25(B))。
3手目でスライドによって、D2のパレット16をE2へ移動させ、C2のパレット16をD2へ移動させ、B2のパレット16をC2へ移動させる(図25(C))。
4手目でスライドによって、A3のパレット16をA4へ移動させ、A2のパレット16をA3へ移動させ、A1のパレット16をA2へ移動させる(図25(D))。
5手目でスライドによって、B3のターゲットパレット(T1)をB1へ移動させる(図25(E))。
6手目でスライドによって、ターゲットパレット(T1)をB1からA1へ移動させ(図25(F))、ターゲットパレット(T1)は目標位置(A1)に到達する(図25(G))。
図25に示される電力優先モードによると、フロア1のターゲットパレット(T1)を、目標位置(A1)へ移動させる移動手順の搬送時間は、7単位時間(6手)となる。
図26は、図22(B)に示されるフロア2のレイアウトにおいて、電力優先モードでターゲットパレット(T2)を目標位置(E5)まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。
1手目でスライドによって、D4のパレット16をD5へ移動させる(図26(A))。
2手目でスライドによって、E4のパレット16をE3へ移動させる(図26(B))。
3手目でスライドによって、C4のターゲットパレットをE4へ移動させる(図26(C))。
4手目でスライドによって、C5のパレット16をB5へ移動させ、D5のパレット16をC5へ移動させ、E5のパレット16をD5へ移動させる(図26(D))。
5手目でスライドによって、E4のターゲットパレット(T2)をE5へ移動させ(図26(E))、ターゲットパレット(T2)は目標位置(E5)に到達する(図26(F))。
図26に示される電力優先モードによると、フロア2のターゲットパレット(T2)を、目標位置(E5)へ移動させる移動手順の搬送時間は、6単位時間(5手)となる。
図27は、図25で説明したフロア1のスライドに番号を付して示したレイアウトの遷移である。
図27(A)のスライドS101は図25(A)のスライドに対応し、図27(B)のスライドS102は図25(B)のスライドに対応し、図27(B)のスライドS103は図25(C)のスライドに対応し、図27(C)のスライドS104は図25(D)のスライドに対応し、図27(C)のスライドS105は図25(E)のスライドに対応し、図27(D)のスライドS106は図25(F)のスライドに対応する。
図28は、図26で説明したフロア2のスライドに番号を付して示したレイアウトの遷移である。
図28(A)のスライドS201は図26(A)のスライドに対応し、図28(A)のスライドS202は図26(B)のスライドに対応し、図28(B)のスライドS203は図26(C)のスライドに対応し、図28(B)のスライドS204は図26(D)のスライドに対応し、図28(C)のスライドS205は図26(E)のスライドに対応する。
図29は、図23,24で説明した時間優先モードにおける消費電力を示したグラフである。図30は、図25,26で説明した電力優先モードにおける消費電力を示したグラフである。また、図29,30で示す各移動手順における“S”で始まる番号は、図27,28のスライドの番号に対応する。
時間優先モードでは、フロア1とフロア2におけるパレット16の移動を同時に行い、電力優先モードでは、フロア1とフロア2におけるパレット16の移動を同時に行わないものとしている。
例えば、消費電力上限値として同時駆動マス数10棚を設定した場合、時間優先モードでは、フロア1とフロア2の移動手順を単に順次組み合わせるだけであり、図29に示されるように、移動手順の搬送時間は6単位時間(4手)となるが、2手目の同時駆動マス数が15となり、消費電力上限値である10棚を超える。一方、電力優先モードでは、図30に示されるように、消費電力上限値を超える同時駆動マス数はないものの、フロア1とフロア2におけるパレット16の移動を同時に行わないため、移動手順の搬送時間は13単位時間(11手)となり、時間優先モードよりも長い。
図31は、本実施形態に係る移動手順を示したレイアウトであり、予め消費電力上限値として同時駆動マス数を10棚に設定している。そして、手順管理部66は、複数段のフロア20におけるパレット16の移動を同時進行させつつ、消費電力が消費電力上限値以下となるように、スライドとムーブとの組合せを決定する。すなわち、図31における手数は、同じタイミングで行われるものである。
図31(A1)〜(F1)は、図22(A)に示されるフロア1のレイアウトにおいて、本実施形態に係る移動手順でターゲットパレット(T1)を目標位置(A1)まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。
1手目でスライドによって、E2のパレット16をE3へ移動させる(図31(A1))。
2手目でムーブによって、C4のパレット16をD4へ移動させ、B4のパレット16をC4へ移動させ、A4のパレット16をB4へ移動させると共に、D2のパレット16をE2へ移動させ、C2のパレット16をD2へ移動させ、B2のパレット16をC2へ移動させる(図31(B1))。
3手目でムーブによって、A3のパレット16をA4へ移動させ、A2のパレット16をA3へ移動させ、A1のパレット16をA2へ移動させると共に、B3のターゲットパレット(T1)をB1へ移動させる(図31(C1),(D1))。なお、3手目のA3のパレット16をA4へ移動させ、A2のパレット16をA3へ移動させ、A1のパレット16をA2へ移動させるスライドS104と、B3のターゲットパレット(T1)をB1へ移動させるスライドS105は完全に同期しているものではなく(非同期)、移動マス数が1棚のスライドS104よりも、移動マス数が2棚のスライドS105の方が移動完了が遅くなり、図31(D1)に示されるように、スライドS105の途中でスライドS104は完了する。
4手目でスライドによって、ターゲットパレット(T1)をB1からA1へ移動させ(図31(E1))、ターゲットパレット(T1)は目標位置(A1)に到達する(図31(F1))。
図31(A2)〜(F2)は、図22(B)に示されるフロア2のレイアウトにおいて、本実施形態に係る移動手順でターゲットパレット(T2)を目標位置(E5)まで移動させる移動手順を示したレイアウトの遷移である。
1手目でムーブによって、D4のパレット16をD5へ移動させると共に、E4のパレット16をE3へ移動させる(図31(A2))。
2手目では、フロア2のパレット16は移動しない(図31(B2))。
3手目でムーブによって、C4のターゲットパレット(T2)をE4へ移動させると共に、C5のパレット16をB5へ移動させ、D5のパレット16をC5へ移動させ、E5のパレット16をD5へ移動させる(図31(C2),(D2))。なお、3手目のC4のターゲットパレット(T2)をE4へ移動させるスライドS203と、D5のパレット16をC5へ移動させ、E5のパレット16をD5へ移動させるスライドS204は完全に同期しているものではなく(非同期)、スライドS104の移動完了後にスライドS204が開始され、同時に完了する。
4手目でスライドによって、E4のターゲットパレット(T2)をE5へ移動させ(図31(E2))、ターゲットパレットは目標位置(E5)に到達する(図31(F2))。
図32は、図31で説明した本実施形態に係る移動手順における消費電力を示したグラフである。
図31で説明したフロア1とフロア2の移動手順を組み合わせることで、全ての移動手順が消費電力上限値を超えることなく、時間優先モードより早い5単位時間(4手)の搬送時間でターゲットパレット(T1及びT2)は目標位置(A1及びE52)に到達することが分かる。
以上説明したように、本実施形態に係るパズル処理装置56は、車両12の入出庫における消費電力が消費電力上限値以下となるように、パレット16を縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させるスライドと、パレット16を複数の配列で同時に移動させるムーブとの組合せを決定する。
従って、本実施形態に係るパズル処理装置56は、設定された消費電力以下でパレット16を目標の格納棚18まで移動できる。
以上、本発明を、上記実施形態で説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した各種処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
10 機械式駐車装置
12 車両
16 パレット
18 格納棚
22 フロア
56 パズル処理装置
66 手順管理部

Claims (8)

  1. 車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置され、前記パレットが前記格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動する格納庫を有する機械式駐車装置の制御装置であって、
    車両の入出庫における消費電力が所定値以下となるように、前記パレットを縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させる第1移動と、前記パレットを複数の前記配列で同時に移動させる第2移動との組合せを決定する決定手段を備える機械式駐車装置の制御装置。
  2. 前記決定手段は、前記パレットの移動を実行している最中に新たな入出庫指示がされた場合、現在実行中の前記パレットの移動と共に新たな前記入出庫指示に応じた前記パレットの移動を同時進行させつつ、前記消費電力が所定値以下となるように、前記第1移動と前記第2移動との組合せを決定する請求項1記載の機械式駐車装置の制御装置。
  3. 前記パレットの移動を実行している最中に新たな入出庫指示がされた場合、現在実行中の前記パレットの搬送経路は変えず、新たな前記入出庫指示に応じた前記パレットの搬送経路を追加して、前記第1移動と前記第2移動との組合せを再度決定する請求項2記載の機械式駐車装置の制御装置。
  4. 前記格納庫は複数段備えられ、
    前記決定手段は、複数段の前記格納庫における前記パレットの移動を同時進行させつつ、前記消費電力が所定値以下となるように、前記第1移動と前記第2移動との組合せを決定する請求項1から請求項3の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  5. 前記決定手段は、複数の前記第1移動を結合して前記第2移動とし、前記第2移動を分割して複数の前記第1移動とし、前記第1移動を分割して複数の前記第1移動とする請求項1から請求項4の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  6. 前記格納棚毎に設けられ、縦方向及び横方向に隣接する他の前記格納棚へ前記パレットを移動させる移動装置と、前記移動装置を駆動するモータと、前記モータを制御する複数のインバータと、を備え、
    前記パレットが移動する前記格納棚の数が異なる複数の前記第1移動を結合させて前記第2移動とする場合、各前記第1移動に用いられる前記移動装置は各々異なるインバータで駆動される請求項1から請求項5の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  7. 車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置され、前記パレットが前記格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動する格納庫と、
    請求項1から請求項6の何れか1項記載の制御装置と、
    を備える機械式駐車装置。
  8. 車両を載置して搬送するためのパレットが配置される複数の格納棚が格子状に配置され、前記パレットが前記格納棚間を縦方向及び横方向に水平に移動する格納庫を有する機械式駐車装置の制御方法であって、
    車両の入出庫における消費電力が所定値以下となるように、前記パレットを縦方向又は横方向における一つの配列毎に移動させる第1移動と、前記パレットを複数の前記配列で同時に移動させる第2移動との組合せを決定する機械式駐車装置の制御方法。
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