JP2002201809A - 機械式駐車装置の制御方法及び装置 - Google Patents

機械式駐車装置の制御方法及び装置

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JP2002201809A
JP2002201809A JP2000402692A JP2000402692A JP2002201809A JP 2002201809 A JP2002201809 A JP 2002201809A JP 2000402692 A JP2000402692 A JP 2000402692A JP 2000402692 A JP2000402692 A JP 2000402692A JP 2002201809 A JP2002201809 A JP 2002201809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の入庫又は出庫を迅速、かつ円滑に行
え、利用者の待ち時間(平均待ち時間)の短縮を図る。 【解決手段】 エレベータ式の機械式駐車装置1におい
て、エレベータ31、横行台車21のコントロールによ
り、上下階層の各駐車区画20間で自動車を配置替え可
能にし、特に庫内で自動車の入出庫口40から離れた駐
車区画20に格納された自動車Cを、自動車の入出庫口
40に近い駐車区画20が空になったときに、その空の
駐車区画20へ移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式駐車装置の
制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、機械式駐車装置は、同一の庫内
に、自動車を格納する複数の駐車区画と、自動車の移送
手段とを備え、自動車が自動車の入出庫口に入庫される
と、自動車の移送手段により予め決められた駐車区画へ
移送され、格納されるようになっている。
【0003】図9に、従来のエレベータ式の機械式駐車
装置が示されている。図9において、この機械式駐車装
置は、同一の庫内に、その左右両側に対にして複数の駐
車区画20が高さ方向に画設されていて、これら駐車区
画20にそれぞれ、横行台車21が配置されている。ま
た、その中間にエレベータ31が左右の駐車区画20に
沿って昇降可能に設置されている。40は自動車の入出
庫口である。自動車を入庫する場合、まず自動車Cは自
動車の入出庫口40でエレベータ31に載せられる。図
示されないエレベータの駆動装置の作動により、エレベ
ータ31が上昇され、空の駐車区画20の階層まで移動
されて、自動車Cがエレベータ31からその駐車区画2
0の横行台車21に受け渡しされる。このようにして自
動車Cが所定の駐車区画20に格納される(自動車の入
庫運転)。なお、自動車Cを出庫する場合は、この動作
が逆になる(自動車の出庫運転)。
【0004】この種の機械式駐車装置においては、自動
車の入庫を開始する場合、図9に示すように、自動車C
を自動車の入出庫口40に近い階層の駐車区画20から
順次格納していき、最終的に、図10に示すように、自
動車の入出庫口40から離れた階層の駐車区画20に格
納して満車になる。これに対して、自動車を出庫する場
合は、各自動車のユーザーの都合によるため、図11に
示すように、自動車が上、中、下の各階層の駐車区画2
0から不規則に取り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機械式駐車装置では、エレベータその他の自動車の各種
移送手段が、専ら、自動車を自動車の入出庫口から駐車
区画へ移送する動作と駐車区画から自動車の入出庫口へ
移送する動作とを行うように制御されているため、自動
車の入出庫口から各駐車区画まで又は各駐車区画から自
動車の入出庫口までの自動車の移送距離とその間の移送
手段の動作時間とから、各駐車区画毎に自動車の入庫又
は出庫に要する時間が固定され、次のような問題があ
る。 (1)自動車の入庫に際して、自動車を自動車の入出庫
口に近い駐車区画に格納する場合、自動車の入出庫口か
ら駐車区画までの自動車の移送距離が短く、移送手段の
動作時間が短いため、利用者の待ち時間が短くすむが、
自動車の入出庫口から離れた駐車区画に格納する場合
は、自動車の入出庫口から駐車区画までの自動車の移送
距離が長く、移送手段の動作時間が長くなり、利用者の
待ち時間が長くなる。 (2)自動車の入庫が重なる時間帯が決まっているよう
な場合でも、先行の自動車が自動車の入出庫口に近い駐
車区画に格納され、後続の自動車は、後続になればなる
程、自動車の入出庫口から離れた駐車区画に格納されて
いくから、先の利用者の待ち時間は少なく済むが、後の
利用者の待ち時間は長くなる。 (3)同様に、自動車の出庫に際して、自動車を自動車
の入出庫口に近い駐車区画から取り出す場合は、駐車区
画から自動車の入出庫口までの自動車の移送距離が短
く、移送手段の動作時間が短いため、利用者の待ち時間
が短くすむが、自動車を自動車の入出庫口から離れた駐
車区画から取り出す場合は、駐車区画から自動車の入出
庫口までの自動車の移送距離が長く、移送手段の動作時
間が長くなり、利用者の待ち時間が長くなる。 (4)また同様に、自動車の出庫が重なる時間帯が決ま
っているような場合でも、自動車が自動車の入出庫口に
近い駐車区画に格納されている場合は、利用者の待ち時
間が少なく済むが、自動車の入出庫口から離れた駐車区
画に格納されている場合は、利用者の待ち時間が長くな
る。本発明は、このような従来の問題を解決するもので
あり、自動車の入庫又は出庫を迅速、かつ円滑に行え、
利用者の待ち時間(平均待ち時間)の短縮を図る優れた
機械式駐車装置の制御方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の機械式駐車装置
の制御方法は、同一の庫内に複数の駐車区画を備えた機
械式駐車装置の制御方法において、前記庫内の前記駐車
区画間で自動車を任意に配置替えできるようにしたもの
である。これにより、庫内に格納中の自動車を次の入庫
又は出庫を迅速、円滑に行い得る任意の位置(以下、次
の入庫又は出庫に適した位置という。)の駐車区画に配
置替えして、庫内を整理することにより、自動車の入庫
又は出庫に際して、自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は
出庫することができる。この庫内の整理により、入庫又
は出庫が集中する、いわゆる連続入庫又は連続出庫にお
いて、特に有効となる。
【0007】また、本発明の機械式駐車装置の制御方法
は、次のように具体化することが好ましい。第1に、こ
の自動車の配置替えに、前記庫内で出庫口から離れた駐
車区画に格納された自動車を、前記出庫口に近い駐車区
画が空になったときに、その空の駐車区画へ移動する動
作を含む。これにより、庫内に格納中の出庫予定の自動
車を出庫口に近い駐車区画へ移動することにより、その
自動車の出庫に際して、その自動車の移送距離及び移送
手段の動作時間を短くして、その自動車を迅速、かつ円
滑に出庫することができる。
【0008】第2に、この自動車の配置替えに、前記庫
内で入庫口に近い駐車区画に格納された自動車を、前記
入庫口から離れた駐車区画の空の駐車区画へ移動する動
作を含む。これにより、庫内に格納中の自動車を入庫口
から離れた駐車区画へ移動することにより、次の自動車
の入庫に際して、その自動車を入庫口に近い駐車区画に
格納することができ、その自動車の移送距離及び移送手
段の動作時間を短くして、その自動車を迅速、かつ円滑
に入庫することができる。
【0009】第3に、この自動車の配置替えの操作をコ
ンピュータに予め組み込まれているプログラムに従って
自動的に処理する。これにより、自動車の配置替えの操
作を、コンピュータにより自動的に効率良く行うことが
でき、迅速な操作を可能とする。
【0010】第4に、この自動車の配置替えを時間指定
により行う。これにより、一定の時刻や、自動車毎の入
庫予定時間又は出庫予定時間や、利用者毎の利用時間な
どを時間指定することにより、自動車の配置替えの操作
を自動的に行うことができ、自動車の配置替えを迅速、
かつ円滑に行うことができる。
【0011】第5に、この自動車の配置替えをボタン操
作により行う。これにより、ボタン操作で、自動車の配
置替えの操作を選択的に行うことができ、操作員が入出
庫の少ない時間帯を選んで、自動車の配置替えを迅速、
かつ円滑に行うことができる。
【0012】第6に、前記庫内に、前記複数の駐車区画
が高さ方向に画設されて、前記各駐車区画に沿って自動
車を昇降する昇降手段と、前記各駐車区画と前記昇降手
段との間で自動車を移載する移載手段とを備え、前記昇
降手段、前記移載手段のコントロールにより前記各駐車
区画間で自動車を移動する。これにより、庫内の各駐車
区画に格納中の自動車を、昇降手段、移載手段により、
各階層の駐車区画間で次の入庫又は出庫に適した位置の
駐車区画に配置替えして、庫内を整理することにより、
自動車の入庫又は出庫に際して、自動車を迅速、かつ円
滑に入庫又は出庫することができる。
【0013】第7に、前記庫内に、前記複数の駐車区画
が高さ方向に画設された駐車塔を縦方向又は横方向に連
設されて、前記各駐車塔の前記各駐車区画に沿って自動
車を昇降する昇降手段と、前記各駐車塔の前記各駐車区
画と前記各昇降手段との間で自動車を移載する移載手段
と、前記各駐車塔間で自動車を搬送する搬送手段とを備
え、前記昇降手段、前記移載手段、前記搬送手段のコン
トロールにより前記各駐車塔毎の又は各駐車塔間の各駐
車区画間で自動車を移動する。これにより、庫内の各駐
車塔の各駐車区画に格納中の自動車を、昇降手段、移載
手段、搬送手段により、各駐車塔毎の又は各駐車塔間の
各駐車区画間で次の入庫又は出庫に適した位置の駐車区
画に配置替えして、庫内を整理することにより、自動車
の入庫又は出庫に際して、自動車を迅速、かつ円滑に入
庫又は出庫することができる。
【0014】第8に、前記庫内に、前記複数の駐車区画
が水平方向に単列に画設されて、前記各駐車区画に沿っ
て自動車を搬送する搬送手段と、前記各駐車区画と前記
搬送手段との間で自動車を移載する移載手段とを備え、
前記搬送手段、前記移載手段のコントロールにより、前
記各駐車区画間で自動車を移動する。これにより、庫内
の各駐車区画に格納中の自動車を、搬送手段、移載手段
により、単列毎の又は単列間の各駐車区画間で次の入庫
又は出庫に適した位置の駐車区画に配置替えして、庫内
を整理することにより、自動車の入庫又は出庫に際し
て、自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は出庫することが
できる。
【0015】第9に、前記庫内に、前記複数の駐車区画
が水平方向に複列に画設されて、第1の列の複数の駐車
区画に沿って自動車を搬送する搬送手段と、各列の前記
各駐車区画と前記搬送手段との間で自動車を移載する移
載手段とを備え、前記搬送手段、前記移載手段のコント
ロールにより、各列毎の又は各列間の前記各駐車区画間
で自動車を移動する。これにより、庫内の各駐車区画に
格納中の自動車を、搬送手段、移載手段により、各列毎
の又は各列間の各駐車区画間で次の入庫又は出庫に適し
た位置の駐車区画に配置替えして、庫内を整理すること
により、自動車の入庫又は出庫に際して、自動車を迅
速、かつ円滑に入庫又は出庫することができる。
【0016】第10に、前記庫内に、前記複数の駐車区
画が水平方向に単列又は複列に画設された駐車階層を積
層されて、前記各駐車階層の駐車区画の列に沿って自動
車を搬送する搬送手段と、前記各駐車区画と前記搬送手
段との間で自動車を移載する移載手段と、前記各駐車階
層間で自動車を昇降する昇降手段とを備え、前記搬送手
段、前記移載手段、前記昇降手段のコントロールによ
り、前記駐車階層毎の又は前記駐車階層間の各駐車区画
間で自動車を移動する。これにより、庫内の各駐車区画
に格納中の自動車を、搬送手段、移載手段、昇降によ
り、各駐車階層毎の又は各駐車階層間の各駐車区画間で
次の入庫又は出庫に適した位置の駐車区画に配置替えし
て、庫内を整理することにより、自動車の入庫又は出庫
に際して、自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は出庫する
ことができる。
【0017】第11に、前記庫内に、前記複数の駐車区
画が移動手段により水平方向又は垂直方向に循環可能に
配設された駐車階層を積層されて、前記各駐車階層間に
自動車を昇降する昇降手段を備え、前記移動手段、前記
昇降手段のコントロールにより前記駐車階層間で自動車
を移動する。これにより、庫内の各駐車区画に格納中の
自動車を、移動手段、昇降手段により、各駐車階層毎の
又は各駐車階層間の各駐車区画間で次の入庫又は出庫に
適した位置の駐車区画に配置替えして、庫内を整理する
ことにより、自動車の入庫又は出庫に際して、自動車を
迅速、かつ円滑に入庫又は出庫することができる。
【0018】本発明の機械式駐車装置の制御装置は、同
一の庫内に、自動車を格納する複数の駐車区画と、入出
庫口から前記各駐車区画へ又はその反対に自動車を移送
する各種移送手段とを備え、前記自動車を前記各駐車区
画間で任意に移動可能に、前記各種移送手段をコントロ
ールするシステム制御手段を備えたものである。これに
より、庫内に格納中の自動車を次の入庫又は出庫に適し
た位置の駐車区画に配置替えして、庫内を整理すること
により、自動車の入庫又は出庫に際して、自動車を迅
速、かつ円滑に入庫又は出庫することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態
として例示するエレベータ式の機械式駐車装置の全体構
成を概略的に示している。 図1において、機械式駐車
装置1は、同一の庫内に、その左右両側に対にして自動
車を格納する複数の駐車区画20が高さ方向に画設され
ていて、これら駐車区画20にそれぞれ、自動車搭載用
の横行台車(移載手段)21が配置されている。またそ
の中間に、両側の各駐車区画20に沿って自動車を昇降
するエレベータ(昇降手段)31が設置されている。な
お、この機械式駐車装置1の場合、下部乗り込み方式に
なっていて、その最下階層の中間に自動車の入出庫口4
0が設けられている。
【0021】この機械式駐車装置においては、図2に示
すような制御装置を備えている。図2において、制御装
置10は、庫内各部(機械式駐車装置1全体)をコント
ロールするためのコンピュータ11と、このコンピュー
タ11で制御される入出庫制御部12等で構成されてい
る。コンピュータ11には、システム制御部(CPU)
13と、システム制御部13により読み出されて、その
システム制御部13に予め決められた手順に従って動作
処理を実行させるためのプログラムを格納しているメイ
ンメモリ14と、システム制御部13の処理途中でのデ
ータ等を一時記憶しておく作業メモリ15が備えられて
いる。また、コンピュータ11に自動車の呼び出しや、
自動車の入れ替えを指示する操作部16と、コンピュー
タ11で処理された自動車配置等の変化を表示する表示
装置17等が接続されている。入出庫制御部12は、コ
ンピュータ11からの指令を受けてエレベータ31を上
下動させるエレベータ装置18の駆動や、同じくコンピ
ュータ11からの指令を受けて横行台車21を横行する
横行台車装置19の駆動を制御する。
【0022】この制御装置10のコントロールに基づい
て、庫内のエレベータ31、横行台車21が駆動され、
自動車の入庫に際して入庫運転が行われ、自動車の出庫
に際して出庫運転が行われる。さらに、自動車の入出庫
準備として、自動車の配置替え運転が併せて行われる。
なお、自動車の入庫運転と出庫運転については従来と同
じであり、ここではその重複した説明を省略し、自動車
の配置替え運転について、その動作を説明する。
【0023】図3に、コンピュータ11におけるシステ
ム制御部13の主要な制御動作を示している。また、図
4に、庫内における自動車の配置替えパターンを示して
いる。以下、図3、図4を用いて、自動車の配置替え運
転について説明する。なお、この配置替え運転は、ボタ
ン操作又は時間指定で実行される。時間指定の場合は、
一定の時刻、自動車の入出庫予定時間、利用者の利用時
間などが設定される。自動車の入出庫予定時間を設定す
る場合、予め、自動車毎にその入庫時間又は出庫時間を
入力し、これを記憶しておく。利用者の利用時間を設定
する場合、予め利用者の利用時間を入力し、これを記憶
しておく。
【0024】図3において、まず、システム制御部13
で、現時の自動車の入出庫データから、自動車の入出庫
口付近の駐車区画に空車があるか否かが判定される(ス
テップSТ1)。ここで空車がないと判定された場合、
システム制御部13は配置替えの動作完了の信号を出力
し、処理を終了する(ステップSТ2)。
【0025】ステップSТ1で空車があると判定された
場合、続いて作業モードに移行する(ステップSТ
3)。この作業モードは自動モード又は手動モードを選
択するためのもので、通常、自動モードが自動選択さ
れ、手動モードを選択する場合、ボタン操作により手動
モードに切り替えられる。なお、この切り替えは自動車
の入庫状況又は出庫状況に応じて行われる。例えば、入
庫の自動車が多いときは、手動モードに切り替えて、自
動車の入出庫口付近の駐車区画から順次自動車を出庫
し、自動車の入出庫口付近の駐車区画を空にして入庫の
自動車を入庫していき、自動車の入庫時間の短縮を図
る。また、出庫の自動車が多いときは、自動モードによ
り、自動車の入庫運転と出庫運転との間隙で順次、自動
車の配置替えを行い、自動車の出庫時間の短縮を図る。
ここで、手動モードが選択された場合、自動車の配置替
え運転が即時に開始される(ステップSТ4)。自動モ
ードが選択された場合、自動車の配置替え運転が前記時
間指定に基づいて開始される。すなわち、この時間指定
に基づいて、システム制御部13で、まず、自動車の入
庫又は出庫があるか否かが判定される(ステップSТ
5)。ここで、自動車の入庫又は出庫がある場合、自動
車の配置替え運転が中断され(ステップSТ6)、シス
テム制御部13及び入出庫制御部12のコントロールに
より、エレベータ31と、横行台車21が駆動され、自
動車の入庫運転又は出庫運転が行われる(ステップSТ
7)。自動車の入庫又は出庫が完了すると(ステップS
Т8)、ステップSТ1に戻る。また、ステップSТ5
で自動車の入庫又は出庫がない場合、自動車の配置替え
運転が実行される。すなわち、システム制御部13及び
入出庫制御部12のコントロールにより、図4に示すよ
うに、エレベータ31が自動車の入出庫口40から離れ
た駐車区画20に移動され、その駐車区画20の横行台
車21からエレベータ31へ自動車Cが受け渡しされ
る。続いて、エレベータ31は自動車の入出庫口40に
近い駐車区画20へ移動され、エレベータ31からその
駐車区画20の横行台車21へ自動車Cが受け渡しされ
る(ステップSТ9)。自動車の配置替え運転が完了す
ると(ステップSТ10)、ステップSТ1に戻り、同
様の動作が繰り返される。
【0026】このように、エレベータ式の機械式駐車装
置1において、エレベータ31、横行台車21のコント
ロールにより、上下階層の各駐車区画20間で自動車を
配置替え可能にし、特に庫内で自動車の入出庫口40か
ら離れた駐車区画20に格納された自動車Cを、自動車
の入出庫口40に近い駐車区画20が空になったとき
に、その空の駐車区画20へ移動するようにしているの
で、庫内に格納中の自動車の格納先を自動車の入出庫口
40から離れた階層の駐車区画20から自動車の入出庫
口40付近の階層の駐車区画20に変更、整理すること
ができ、自動車の出庫に際して、その自動車の移送距離
及びエレベータ31などの移送手段の動作時間を短くし
て、自動車を迅速、かつ円滑に出庫することができる。
【0027】とりわけ、自動車の出庫が集中する時間帯
が明らかな場合に、その時間帯とその時間帯前の所定の
時間帯を時間指定しておき、自動車の出庫が集中する時
間帯までに、自動車の入出庫口40から離れた駐車区画
20に格納された自動車を自動車の入出庫口40に近い
駐車区画20に配置替えすることにより、また、自動車
の出庫が集中する時間帯中の自動車の出庫と出庫との間
隙に、自動車の入出庫口40から離れた駐車区画20に
格納された自動車を自動車の入出庫口40に近い駐車区
画20に配置替えすることにより、自動車の出庫時間を
大幅に短縮することができる。例えば、会社の社屋に近
接して機械式駐車装置を設置している場合、夕方の退社
時において出庫が集中しやすいときに、極めて有効であ
る。また、スーパーマーケット等の店舗に近接して機械
式駐車装置を設置している場合、スーパーマーケットの
閉店時などにおいて出庫が集中しやすいときに、極めて
有効である。
【0028】また、このエレベータ式の機械式駐車装置
1において、エレベータ31、横行台車21のコントロ
ールにより、上下階層の各駐車区画20間で自動車を配
置替え可能にし、特に庫内で自動車の入出庫口40に近
い駐車区画20に格納された自動車を、自動車の入出庫
口40から離れた空の駐車区画20へ移動することがで
き、自動車の入庫が続くような場合に、入庫と入庫の間
隙または入庫と出庫の間隙に、この配置替えを行うこと
により、自動車の入出庫口40付近の階層の駐車区画2
0に空の駐車区画20を準備することができ、自動車の
入庫に際して、自動車の移送距離及びエレベータ31な
どの移送手段の動作時間を短くして、自動車を迅速、か
つ円滑に入庫することができる。
【0029】とりわけ、自動車の入庫が集中する時間帯
が明らかな場合に、その時間帯を時間指定しておき、自
動車の入庫が集中する時間帯の自動車の入庫と入庫との
間隙に、自動車の入出庫口40に近い駐車区画20に格
納された自動車を自動車の入出庫口40から離れた駐車
区画20に配置替えすることにより、自動車の入庫時間
を大幅に短縮することができる。例えば、会社の社屋に
近接して機械式駐車装置を設置している場合、朝方の出
社時において入庫が集中しやすいときに、極めて有効で
ある。
【0030】また、この機械式駐車装置1の場合、自動
車の配置替えの操作をコンピュータに予め組み込まれて
いるプログラムに従って自動的に処理しているので、自
動車の配置替えの操作を、コンピュータにより自動的に
効率良く行うことができ、自動車の配置替えを迅速に実
行することができる。
【0031】また、この機械式駐車装置1の場合、自動
車の配置替えを時間指定により行うので、一定の時刻
や、自動車毎の入庫予定時間又は出庫予定時間や、利用
者毎の利用時間などを時間指定しておくことにより、自
動車の配置替え操作を自動的に行うことができ、自動車
の配置替えを迅速、かつ円滑に行うことができる。
【0032】また、この機械式駐車装置1の場合、自動
車の配置替えを時間指定の他、ボタン操作で行うことが
できるようにしているので、自動車の入庫状況又は出庫
状況に応じてボタン操作を併用することにより、自動車
の配置替え操作を選択的に行うことができ、庫内に格納
中の自動車を次の自動車の入庫又は出庫に適した位置に
配置替えして、全体を整理することができる。特に、入
庫が多く、出庫が少ないときは、このボタン操作によっ
て庫内を整理しておき、自動車の入出庫口40に近い駐
車区画20から出庫させるようにしておけば、次の入庫
の際には、前記出庫で空となった前記入出庫口40に近
い駐車区画20への自動車の移送、格納が可能となり、
入庫又は出庫に要する時間を短縮できる。
【0033】以下、さらに他の実施の形態として、各種
機械式駐車装置の制御方法及び装置について説明する。
【0034】(実施の形態2)第2の実施の形態とし
て、連塔形のエレベータ式の機械式駐車装置を例示す
る。図5に示すように、この機械式駐車装置1は、同一
の庫内に、第1、第2の駐車塔201、202が連設さ
れている。第1、第2の駐車塔201、202はそれぞ
れ、第1の実施の形態と同様に、複数の駐車区画20が
高さ方向に画設されていて、エレベータ31と、横行台
車21とを備える。これにさらに第1、第2の駐車塔間
に自動車を搬送する搬送台車50を備える。この機械式
駐車装置1においても、第1の実施の形態と同様に、コ
ンピュータと入出庫制御部等で構成された制御装置を備
える。この制御装置のコントロールに基づいて、庫内の
エレベータ31、横行台車21、搬送台車51が駆動さ
れ、第1、第2の駐車塔201、202毎の又は第1、
第2の駐車塔201、202間の各駐車区画20間で、
自動車を配置替えする。特に、自動車の入庫状況又は出
庫状況に応じて、庫内で自動車の入出庫口40から離れ
た駐車区画20に格納された自動車を、自動車の入出庫
口40に近い駐車区画20が空になったときに、その空
の駐車区画20へ移動する。又は、庫内で自動車の入出
庫口40に近い駐車区画20に格納された自動車を、自
動車の入出庫口40から離れた空の駐車区画へ移動す
る。
【0035】このようにして、連塔形のエレベータ式の
機械式駐車装置1において、全駐車区画20間で自動車
を配置替えできるようにしているので、庫内に格納中の
自動車を次の入庫又は出庫に適した位置の駐車区画へ配
置替えすることにより、自動車の入庫又は出庫に際し
て、自動車の移送距離及びエレベータ31、搬送台車5
1などの移送手段の動作時間を短くして、自動車を迅
速、かつ円滑に入庫又は出庫することができる。その他
第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0036】(実施の形態3)第3の実施の形態とし
て、単列形の平面往復式の機械式駐車装置を例示する。
図6に示すように、この機械式駐車装置1は、同一の庫
内に、その左右両側にそれぞれ、自動車を格納する複数
の駐車区画20が水平方向に単列に画設されていてい
る。またその中間に、各駐車区画20の列に沿って自動
車を搬送する搬送台車(搬送手段)61が配置され、こ
の搬送台車61上に搬送台車61と各駐車区画20との
間で自動車を移載する移載装置(移載手段)71が具備
されている。この機械式駐車装置1においても、第1の
実施の形態と同様に、コンピュータと入出庫制御部等で
構成された制御装置を備える。この制御装置のコントロ
ールに基づいて、庫内の搬送台車61、移載装置71が
駆動され、各列毎の又は各列間の各駐車区画20間で、
自動車を配置替えする。特に、自動車の入庫状況又は出
庫状況に応じて、庫内で自動車の入出庫口40から離れ
た駐車区画20に格納された自動車を、自動車の入出庫
口40に近い駐車区画20が空になったときに、その空
の駐車区画20へ移動する。又は、庫内で自動車の入出
庫口40に近い駐車区画20に格納された自動車を、自
動車の入出庫口40から離れた空の駐車区画20へ移動
する。
【0037】このようにして、単列形の平面往復式の機
械式駐車装置において、全駐車区画20間で自動車を配
置替えできるようにしているので、庫内に格納中の自動
車を次の入庫又は出庫に適した位置の駐車区画へ配置替
えすることにより、自動車の入庫又は出庫に際して、自
動車の移送距離及び搬送台車61などの移送手段の動作
時間を短くして、自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は出
庫することができる。その他第1の実施の形態と同様の
効果を奏することができる。
【0038】(実施の形態4)第4の実施の形態とし
て、複列形の平面往復式の機械式駐車装置を例示する。
ここでは特に図示していないが(図6参照)、この機械
式駐車装置は、同一の庫内に、その左右両側にそれぞ
れ、自動車を格納する複数の駐車区画が水平方向に複列
に画設されている。またその中間に、第1の駐車区画の
列に沿って自動車を搬送する搬送台車(搬送手段)が配
置され、この搬送台車上に搬送台車と各列の各駐車区画
との間で自動車を移載する移載装置(移載手段)が具備
されている。この機械式駐車装置においても、第1の実
施の形態と同様に、コンピュータと入出庫制御部等で構
成された制御装置を備える。この制御装置のコントロー
ルに基づいて、庫内の搬送台車、移載装置が駆動され、
各列毎の又は各列間の各駐車区画間で、自動車を配置替
えする。特に、自動車の入庫状況又は出庫状況に応じ
て、庫内で自動車の入出庫口から離れた駐車区画に格納
された自動車を、自動車の入出庫口に近い駐車区画が空
になったときに、その空の駐車区画へ移動する。又は、
庫内で自動車の入出庫口に近い駐車区画に格納された自
動車を、自動車の入出庫口から離れた空の駐車区画へ移
動する。
【0039】このようにして、複列形の平面往復式の機
械式駐車装置において、全駐車区画間で自動車を配置替
えできるようにしているので、庫内に格納中の自動車を
次の入庫又は出庫に適した位置の駐車区画へ配置替えす
ることにより、自動車の入庫又は出庫に際して、自動車
の移送距離及び搬送台車などの移送手段の動作時間を短
くして、自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は出庫するこ
とができる。その他第1の実施の形態と同様の効果を奏
することができる。
【0040】(実施の形態5)第5の実施の形態とし
て、多層形の平面往復式の機械式駐車装置を例示する。
図7に示すように、この機械式駐車装置1は、同一の庫
内に、複数の駐車階層210が積層されている。これら
の駐車階層210はそれぞれ、第3又は第4の実施の形
態と同様に、複数の駐車区画20が水平方向に単列又は
複列に画設されていて、図示されない搬送台車、移載装
置と、さらに各駐車階層210間で自動車を昇降するリ
フト81とを備える。この機械式駐車装置1において
も、第1の実施の形態と同様に、コンピュータと入出庫
制御部等で構成された制御装置を備える。この制御装置
のコントロールに基づいて、庫内の搬送台車、移載装
置、さらにリフト81が駆動され、各駐車階層210毎
に又は各駐車階層210間の各駐車区画20間で、自動
車を配置替えする。特に、自動車の入庫状況又は出庫状
況に応じて、庫内で自動車の入出庫口40から離れた駐
車区画20に格納された自動車を、自動車の入出庫口4
0に近い駐車区画20が空になったときに、その空の駐
車区画20へ移動する。又は、庫内で自動車の入出庫口
40に近い駐車区画20に格納された自動車を、自動車
の入出庫口40から離れた空の駐車区画20へ移動す
る。
【0041】このようにして、多層形の平面往復式の機
械式駐車装置1において、全駐車区画20間で自動車を
配置替えできるようにしているので、庫内に格納中の自
動車を次の入庫又は出庫に適した位置の駐車区画20へ
配置替えすることにより、自動車の入庫又は出庫に際し
て、自動車の移送距離及び搬送台車、リフト81などの
移送手段の動作時間を短くして、自動車を迅速、かつ円
滑に入庫又は出庫することができる。その他第1の実施
の形態と同様の効果を奏することができる。
【0042】(実施の形態6)第6の実施の形態とし
て、多層形の箱形循環式の機械式駐車装置を例示する。
図8に示すように、この機械式駐車装置1は、同一の庫
内に、第1、第2の自動車循環階層211、212が積
層されている。第1、第2の自動車循環階層211、2
12はそれぞれ、自動車を載せる複数のトレー(駐車区
画)Т列が垂直方向に複数段に配置されていて、これら
のトレーТ列を水平方向に送るトレー送り装置(移動手
段)91とトレーを垂直方向に送るトレー昇降装置(移
動手段)92と、さらに自動車の入出庫口40と第1、
第2の駐車階層211、212との間にトレーТを昇降
するリフト81とを備える。この機械式駐車装置1にお
いても、第1の実施の形態と同様に、コンピュータと入
出庫制御部等で構成された制御装置を備える。この制御
装置のコントロールに基づいて、庫内のトレー送り装置
91、トレー昇降装置92、リフト81が駆動され、第
1、第2の自動車循環階層211、212間でトレーТ
を循環し、自動車を配置替えする。特に、自動車の入庫
状況又は出庫状況に応じて、庫内で自動車の入出庫口4
0から離れた自動車循環階層212に格納された自動車
を、自動車の入出庫口40に近い自動車循環階層211
のトレーТへ移動する。又は、庫内で自動車の入出庫口
40に近い自動車循環階層211のトレーТに格納され
た自動車を、自動車の入出庫口40から離れた自動車循
環階層212へ移動する。
【0043】このようにして、多層形の箱形循環式の機
械式駐車装置1において、各自動車循環階層211、2
12間で自動車を配置替えできるようにしているので、
庫内に格納中の自動車を次の入庫又は出庫に適した自動
車循環階層211又は212へ配置替えすることによ
り、自動車の入庫又は出庫に際して、自動車の移送距離
及びリフト81などの移送手段の動作時間を短くして、
自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は出庫することができ
る。その他第1の実施の形態と同様の効果を奏すること
ができる。
【0044】(実施の形態7)第7の実施の形態とし
て、多層形の水平循環式の機械式駐車装置を例示する。
ここでは特に図示していないが、この機械式駐車装置
は、同一の庫内に、第1、第2の自動車循環階層が積層
されている。第1、第2の自動車循環階層はそれぞれ、
自動車を載せる複数のトレー(駐車区画)列が水平方向
に複列に配置されていて、これらのトレー列を横送りす
るトレー横送り装置(移動手段)とトレーを縦送りする
トレー縦送り装置(移動手段)と、さらに第1、第2の
駐車階層間にトレーを昇降するリフトとを備える。この
機械式駐車装置においても、第1の実施の形態と同様
に、コンピュータと入出庫制御部等で構成された制御装
置を備える。この制御装置のコントロールに基づいて、
庫内のトレー横送り装置、トレー縦送り装置、リフトが
駆動され、第1、第2の自動車循環階層間でトレーを移
動し、自動車を配置替えする。特に、自動車の入庫状況
又は出庫状況に応じて、庫内で自動車の入出庫口から離
れた自動車循環階層に格納された自動車を、自動車の入
出庫口に近い自動車循環階層のトレーへ移動する。又
は、庫内で自動車の入出庫口に近い自動車循環階層のト
レーに格納された自動車を、自動車の入出庫口から離れ
た自動車循環階層へ移動する。
【0045】このようにして、多層形の水平循環式の機
械式駐車装置において、各自動車循環階層間で自動車を
配置替えできるようにしているので、庫内に格納中の自
動車を次の入庫又は出庫に適した自動車循環階層へ配置
替えすることにより、自動車の入庫又は出庫に際して、
自動車の移送距離及びリフトなどの移送手段の動作時間
を短くして、自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は出庫す
ることができる。その他第1の実施の形態と同様の効果
を奏することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、同一の
庫内の複数の駐車区画間で自動車を配置替えできるよう
にしているので、庫内に格納中の自動車を次の入庫又は
出庫に適した位置、すなわち、次の入庫又は出庫を迅
速、円滑に行い得る任意の位置に配置替えして、庫内を
整理することにより、自動車の入庫又は出庫に際して、
自動車を迅速、かつ円滑に入庫又は出庫することがで
き、したがって、利用者の待ち時間(平均待ち時間)を
大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態として示す機械式
駐車装置の全体構成を概略的に示す正面縦断面図
【図2】 同機械式駐車装置に備える制御装置の構成を
示すブロック図
【図3】 同機械式駐車装置に備える制御装置におい
てシステム制御部の主要な制御動作を示すフローチャー
【図4】 同機械式駐車装置において自動車の配置替え
動作を概略的に示す正面縦断面図
【図5】 本発明の第2の実施の形態として示す機械式
駐車装置の全体構成を概略的に示す側面縦断面図
【図6】 本発明の第3の実施の形態として示す機械式
駐車装置の全体構成を概略的に示す平面図
【図7】 本発明の第5の実施の形態として示す機械式
駐車装置の全体構成を概略的に示す側面縦断面図
【図8】 本発明の第6の実施の形態として示す機械式
駐車装置の全体構成を概略的に示す正面縦断面図
【図9】 従来の機械式駐車装置の全体構成を概略的に
示す正面縦断面図
【図10】 同機械式駐車装置において全駐車区画の満
車状態を概略的に示す正面縦断面図
【図11】 同機械式駐車装置において自動車の出庫状
態を概略的に示す正面縦断面図
【符号の説明】
1 機械式駐車装置 20 駐車区画 201、202 駐車塔 210 駐車階層 211、212 自動車循環階層 21 横行台車 31 エレベータ 40 自動車の入出庫口 51 搬送台車 61 搬送台車 71 移載装置 81 リフト 91 トレー送り装置 92 トレー昇降装置 10 制御装置 11 コンピュータ 12 入出庫制御部 13 システム制御部(CPU) 14 メインメモリ 15 作業メモリ 16 操作部 17 表示装置 18 エレベータ装置 19 横行台車装置 Т トレー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の庫内に複数の駐車区画を備えた機
    械式駐車装置の制御方法において、 前記庫内の前記駐車区画間で自動車を任意に配置替えで
    きるようにしたことを特徴とする機械式駐車装置の制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記自動車の配置替えに、前記庫内で出
    庫口から離れた駐車区画に格納された自動車を、前記出
    庫口に近い駐車区画が空になったときに、その空の駐車
    区画へ移動する動作を含むことを特徴とする請求項1に
    記載の機械式駐車装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記自動車の配置替えに、前記庫内で出
    庫口に近い駐車区画に格納された自動車を、前記出庫口
    から離れた駐車区画の空の駐車区画へ移動する動作を含
    むことを特徴とする請求項1又は2に記載の機械式駐車
    装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記自動車の配置替えの操作をコンピュ
    ータに予め組み込まれているプログラムに従って自動的
    に処理することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の機械式駐車装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記自動車の配置替えを時間指定により
    行う請求項1乃至4のいずれかに記載の機械式駐車装置
    の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記自動車の配置替えをボタン操作によ
    り行う請求項1乃至5のいずれかに記載の機械式駐車装
    置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記庫内に、前記複数の駐車区画が高さ
    方向に画設されて、前記各駐車区画に沿って自動車を昇
    降する昇降手段と、前記各駐車区画と前記昇降手段との
    間で自動車を移載する移載手段とを備え、前記昇降手
    段、前記移載手段のコントロールにより前記各駐車区画
    間で自動車を移動することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記庫内に、前記複数の駐車区画が高さ
    方向に画設された駐車塔を縦方向又は横方向に連設され
    て、前記各駐車塔の前記各駐車区画に沿って自動車を昇
    降する昇降手段と、前記各駐車塔の前記各駐車区画と前
    記各昇降手段との間で自動車を移載する移載手段と、前
    記各駐車塔間で自動車を搬送する搬送手段とを備え、前
    記昇降手段、前記移載手段、前記搬送手段のコントロー
    ルにより前記各駐車塔毎の又は前記各駐車塔間の各駐車
    区画間で自動車を移動することを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記庫内に、前記複数の駐車区画が水平
    方向に単列に画設されて、前記各駐車区画に沿って自動
    車を搬送する搬送手段と、前記各駐車区画と前記搬送手
    段との間で自動車を移載する移載手段とを備え、前記搬
    送手段、前記移載手段のコントロールにより、前記各駐
    車区画間で自動車を移動することを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載の機械式駐車装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記庫内に、前記複数の駐車区画が水
    平方向に複列に画設されて、第1の列の複数の駐車区画
    に沿って自動車を搬送する搬送手段と、各列の前記各駐
    車区画と前記搬送手段との間で自動車を移載する移載手
    段とを備え、前記搬送手段、前記移載手段のコントロー
    ルにより、各列毎の又は各列間の前記各駐車区画間で自
    動車を移動することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の機械式駐車装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記庫内に、前記複数の駐車区画が水
    平方向に単列又は複列に画設された駐車階層を積層され
    て、前記各駐車階層の駐車区画の列に沿って自動車を搬
    送する搬送手段と、前記各駐車区画と前記搬送手段との
    間で自動車を移載する移載手段と、前記各駐車階層間で
    自動車を昇降する昇降手段とを備え、前記搬送手段、前
    記移載手段、前記昇降手段のコントロールにより、前記
    駐車階層毎の又は前記駐車階層間の各駐車区画間で自動
    車を移動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    かに記載の機械式駐車装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記庫内に、前記複数の駐車区画が移
    動手段により水平方向に又は垂直方向に循環可能に配設
    された駐車階層を積層されて、前記各駐車階層間に自動
    車を昇降する昇降手段を備え、前記移動手段、前記昇降
    手段のコントロールにより前記駐車階層間で自動車を移
    動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の機械式駐車装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 同一の庫内に、自動車を格納する複数
    の駐車区画と、入出庫口から前記各駐車区画へ又はその
    反対に自動車を移送する各種移送手段とを備え、前記自
    動車を前記各駐車区画間で任意に移動可能に、前記各種
    移送手段をコントロールするシステム制御手段を備えた
    ことを特徴とする機械式駐車装置の制御装置。
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