JP2876792B2 - 水平循環式地下駐車装置 - Google Patents

水平循環式地下駐車装置

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JP2876792B2
JP2876792B2 JP3027392A JP2739291A JP2876792B2 JP 2876792 B2 JP2876792 B2 JP 2876792B2 JP 3027392 A JP3027392 A JP 3027392A JP 2739291 A JP2739291 A JP 2739291A JP 2876792 B2 JP2876792 B2 JP 2876792B2
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vehicle
pallet
pallets
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horizontal
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JPH04265372A (ja
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興忠 原
敏紀 小塚
栄一 加藤
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IHI Corp
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IHI Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水平循環式地下駐車装置
に係り、車両の収容効率を高めると共に入出庫の円滑性
を向上できる水平循環式地下駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年にあっては地下高騰の影響や敷地面
積の狭小化に伴いビルなどの地下に駐車スペースを広げ
ることが試みられている。
【0003】この種の地下駐車装置においては図6に示
す如き水平循環式の駐車装置が知られており、図示する
ように、この駐車装置1には入出庫するための入出庫口
2が形成されると共に、同一平面上に車両Aをパレット
P(P1〜P8)に載せてパレットPごと格納する水平
循環手段3が設置されている。循環手段3には図示例に
あっては10枚のパレットPを格納するスペースが形成
されると共に対角線方向両側に空のスペース4a,4b
が形成され、入出庫するために8枚のパレットPが循環
移送されるようになっている。
【0004】具体的には図示例にあっては車両A1を出
庫させる場合には先ず操作盤の所定のボタンが押され、
左右両サイドのパレットP1,P8がそれぞれ縦方向に
反対方向へそれぞれ移送され、この縦移送後、入出庫口
側の4枚のパレットP5〜P8が左方向へ、奥側4枚の
パレットP1〜P4が右方向へ同時に1パレット分だけ
移動する。これら縦方向と横方向との移動が4回繰り返
されると、図7に示すように、入出庫口2には車両A1
が移動し、出庫が可能となる。このように車両Aをパレ
ットPに載せてパレットPごと平面移動させるため、駐
車スペースの有効利用が図れると共に駐車スペースの天
井が低い場合に有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大容量の駐
車に対応するには駐車装置の収容効率を高めることにな
る。収容効率を高めるために、単にパレットPの収容ス
ペースを拡大しただけでは入出庫の円滑性が低下する問
題がある。すなわち、水平循環式駐車装置にあっては1
台の車両Aを入出庫させるためには循環手段3の全ての
パレットPを縦横に移動する必要があるため、パレット
Pの設置スペースを拡大するにしたがって入出庫口2か
ら遠距離に位置する車両Aの入出経路が長くなり、入出
庫するには長時間を要することになる。
【0006】本発明は上記水平循環式駐車装置における
問題点を有効に解決すべく創案されたものである。
【0007】本発明は大容量の駐車に対応できると共に
入出庫の円滑性の向上を図ることのできる水平循環式地
下駐車装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は車両を入出庫す
べく垂直方向へ搬送する昇降機と、その車両をパレット
に載せてパレットごと搬送すべく水平方向に走行路上を
走行する車両搬送台車と、上記走行路に沿って多数台の
車両をパレットごと並列に多数列に亘って格納すると共
に入出庫すべく互いに隣接する一対の列に格納されたパ
レットを互いに反対方向に水平移送して循環させる水平
循環手段とから構成されるものである。
【0009】
【作用】このように走行路に沿って多数台の車両を並列
に多数列に亘って格納するため、大容量の駐車に対応で
きる。また、多数台の車両を並列に多数列に亘って格納
すると共に車両搬送台車を介して車両の入出庫がなされ
るため、車両の入出庫経路が短くなり、入出庫の円滑性
を向上できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0011】図1および図2は本発明に係る水平循環式
地下駐車装置を示すものであり、図示するように、この
駐車装置11には車両Aを出入庫すべく垂直方向へ搬送
する複数台の昇降機12が設置されている。この昇降機
12には車両Aを移載する移載手段13が昇降自在に設
けられている。本実施例においては地下に多段に車両を
格納されるようになっており、各階14,15には昇降
機12の移載手段13が昇降自在に停止するようになっ
ている。
【0012】各階14,15には車両AをパレットPに
載せてパレットPごと搬送する複数台の車両搬送台車1
6が水平方向に走行路17に沿って往復走行するように
なっている。すなわち、図1および図3に示すように、
搬送台車16の走行を案内する複数本の走行路17が互
いに並行に敷設されると共にその走行路17を挾んで両
側には昇降機12が設けられている。
【0013】また、各階14,15には走行路17に沿
って多数台の車両AをパレットPに載せてパレットPご
と格納する水平循環手段18が設けられている。この循
環手段18は走行路17に沿って多数台の車両Aを並列
に多数列に亘って格納するように構成されている。ま
た、循環手段18は走行路17と直交する方向に入出庫
すべく互いに隣接する一対の列に格納されたパレットP
を互いに反対方向に水平移送して循環するように構成さ
れている。
【0014】具体的には図1および図3において、走行
路17に直交するように互い隣接する任意な一対の列1
9a,19bを、車両AをパレットPごと循環移送する
1単位のユニットとすると、1ユニットが走行路17に
沿って並列に設置された多数のユニットからなる水平循
環手段18が構成されている。各ユニットには図1に示
すように車両AをパレットPごと12台を格納するスペ
ースが形成されると共に10枚のパレットPが格納さ
れ、これら10枚のパレットPを循環移送させるべくパ
レット2枚分の空スペース21a,21bが形成されて
いる。各パレットPは入出庫するために循環方向前方に
位置するパレットPを押出すことにより循環方向前方に
前進するようになっている。
【0015】したがって、図4に示すように、単一のユ
ニットには走行路17に対して直交する方向(矢印22
a,22b)に往復移送自在にパレットPを縦移送する
縦移送路が互いに並行に形成されると共に走行路17に
対して並行(矢印23a,23b)に往復移送自在にパ
レットPを横移送する横移送路が互いに並行に形成さ
れ、パレットPが左右両回りに循環移送されるように構
成されている。したがって、入出庫するには車両Aの格
納位置が走行路17ないし搬送台車16に最も近い最短
の入出庫ルートを選定することになる、また、パレット
Pを走行路17に沿って横移送(矢印23a,23b)
する横移送路は走行路17に沿って連続されてパレット
補給路24を形成する。すなわち、パレット補給路24
は1つユニット内の各パレットPを入出庫するためにパ
レットPを横移送すると共に、出庫した後のユニット内
に循環移送するための10枚のパレット数に調整するた
めに他のユニットからパレットPを搬入して補給するよ
うになっている。
【0016】また、本実施例においては走行路17と走
行路17との間に循環棚18が形成されているため、ユ
ニットの対角線方向両側で入出庫されると共に、パレッ
トPの循環を逆方向にした場合には他方の対角線方向両
側で入出庫されるように構成されている。さらに、ユニ
ットを構成する一方の列19aとこれに隣接する他の列
19cとを1ユニットとして構成することも可能であ
る。したがって、任意の1の列19aはこれに隣接する
両隣のいずれかの列19b,19c列と1単位のユニッ
トを形成することになる。
【0017】次に実施例の作用について説明する。
【0018】図4において、例えば任意の列19bから
出庫するにはその列19bとその両側の列のいずれか一
方の列を出庫するためのユニットとして形成することに
なる。一対の列19a,19bを1ユニットとした場合
において、このユニットから出庫するには先ず出庫位置
の車両AがパレットP1ごと搬送台車16に移載される
ことになる。この車両Aは水平方向に走行路17に沿っ
て搬送されて昇降機12に受け渡されることになる。
【0019】他方、最前に格納されたパレットP1を出
庫したユニットには9枚のパレットP2〜P10が格納
されており、図5に示すように、この状態においては3
つの空スペース21a,21b,21cが形成されるた
め、例えば後方に待機する次のパレットP2を出庫位置
に移送するには新たに別個にパレットを補給しなければ
各パレットP2〜P10を循環移送できないことにな
る。そこで、走行路17とパレットP10との間に形成
される空スペース21cにはパレット補給路24のいず
れかに位置するパレットP11が搬送されて補給される
ことになる。したがって、ユニットには循環するための
10枚のパレットP2〜P11が準備され、パレットP
2を出庫のための循環移送が可能になる。
【0020】なお、入庫する場合には1ユニット内に3
つの空スペ−スが形成されているときにはそのユニット
に格納されることになる。
【0021】このように本発明は走行路17に沿って多
数台の車両Aを並列に多数列に亘って格納するため、大
容量の駐車に対応できる。また、多数台の車両Aを並列
に多数列に亘って格納すると共に車両搬送台車16を介
して車両Aの入出庫がなされるため、車両Aの入出庫経
路が短くなり、入出庫の円滑性を向上できる。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、多数台の
車両を並列に多数列に亘って格納すると共に車両搬送台
車を介して車両の入出庫がなされるため、大容量の駐車
に対応できると共に車両の入出庫経路が短くなり、入出
庫の円滑性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水平循環式地下駐車装置の要部を示す
平面図である。
【図2】水平循環式地下駐車装置を示す側面図である。
【図3】水平循環式地下駐車装置を示す平面図である。
【図4】水平循環式地下駐車装置の要部を示す拡大図で
ある。
【図5】水平循環式地下駐車装置の出庫状態を示す平面
図である。
【図6】従来の水平循環式地下駐車装置を示す平面図で
ある。
【図7】従来の水平循環式地下駐車装置の出庫状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
A 車両 P パレット 11 駐車装置 12 昇降機 16 車両搬送台車 17 走行路 18 水平循環手段 19a,19b,19c 列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 栄一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を入出庫すべく垂直方向へ搬送する
    昇降機と、該車両をパレットに載せてパレットごと搬送
    すべく水平方向に走行路上を走行する車両搬送台車と、
    上記走行路に沿って多数台の車両をパレットごと並列に
    多数列に亘って格納すると共に入出庫すべく互いに隣接
    する一対の列に格納されたパレットを互いに反対方向に
    水平移送して循環させる水平循環手段とを備えたことを
    特徴とする水平循環式地下駐車装置。
JP3027392A 1991-02-21 1991-02-21 水平循環式地下駐車装置 Expired - Lifetime JP2876792B2 (ja)

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JPH04265372A JPH04265372A (ja) 1992-09-21
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