JP2017095168A - 内容物放出機構およびこの内容物放出機構を備えたエアゾール式製品 - Google Patents

内容物放出機構およびこの内容物放出機構を備えたエアゾール式製品 Download PDF

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Abstract

【課題】容器本体に収容した内容物および噴射用ガスによるエアゾール動作と噴射用ガスの圧力低下状態でのポンプ動作とを個々に実行可能な内容物噴射機構において、エアゾール作動モードからポンプ作動モードへの切換えタイミングの最適化を図る。【解決手段】ボール弁10から外部空間域への噴射孔部2nへと続く内容物通路域(2a,2g)に噴射用ガスの圧力に応動する形で配設され、エアゾール動作のときは開状態に設定され、かつ、噴射用ガスの圧力低下状態では閉状態に設定される終了弁作用部(2k,3)を設けた。終了弁作用部は、ポンプ動作のとき、ボール弁10と下流弁8との間の貯留空間域Sの内圧増加にともない開状態になる。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物およびその噴射用ガスを収容した容器本体に対しての放出操作部の移動にともない、短移動のエアゾール動作と、噴射用ガスの圧力低下状態での上流弁および下流弁に基づく長移動のポンプ動作とを個々に実行可能な内容物噴射機構に関する。
特に、内容物通路域に、エアゾール動作の噴射用ガスの圧力や、ポンプ動作の上流弁と下流弁との間の貯留空間域の内圧に応動する形の終了弁作用部を、備えた内容物噴射機構に関する。
この終了弁作用部は、ミスユースなどによりエアゾール動作における噴射用ガスの圧力が低下すると、閉状態に設定されてそれまでのエアゾール動作をいわば強制終了させ、かつ、通常のエアゾール動作およびポンプ動作のときは内圧で開状態に設定される。
利用者は、このエアゾール動作の強制終了を認識して、その後の内容物噴射機構の使用形態を、放出操作部の短移動設定のエアゾール態様から長移動設定のポンプ動作へと切り替えることができる。
本明細書では、ノズルの噴射孔部側を「前」と記し、それとは水平面上で180度反対側のアーム状部側を「後」と記す。図1〜図6の左側が「前」で右側が「後」となる。
また、必要に応じて、各図の上下方向を「縦」、この上下方向と直交する水平面上などの任意方向を「横」,「左右」とそれぞれ記す。
従来、放出操作部の移動態様にともない、噴射用ガスに基づく短移動のエアゾール動作と、噴射用ガスの圧力低下後の上流弁および下流弁に基づく長移動のポンプ動作とが個々に実行可能な内容物放出機構は、すでに提案されている(特許文献1参照)。
この内容物放出機構の場合、利用者は、噴射用ガスの圧力が低下して内容物放出状態がいわば劣化したことを目視などにより確認した上で、エアゾール作動モードからポンプ作動モードに切り替えている。
特開平2014−91527号公報
このような従来の、噴射用ガスに基づくエアゾール動作と、噴射用ガスの圧力低下後のポンプ動作とを個々に実行可能な内容物放出機構におけるポンプ作動モードへの切換えは、もっぱら内容物放出状態についての利用者の目視結果などに依存する。
そのため利用者は、無意識に、また切換え操作の煩わしさなどもあって、噴射用ガスの圧力低下後もエアゾール動作のまま使い続けることがある。
すなわち、エアゾール動作において噴射用ガスの圧力が低下した状態でのポンプ動作への本来の切換えが結果として十全に行われずに、このポンプ動作の有効利用という点での利便性にかけるという問題点があった。
そこで、本発明では内容物放出機構の内容物通路に、噴射用ガスの圧力に応動し、当該圧力が低下した場合には当該内容物通路を閉状態に設定して外部空間域への内容物放出動作を止めるための終了弁を配設する。
すなわち、ミスユースなどにともなう噴射用ガスの圧力低下時のこの終了弁の閉動作によって、それまでの外部空間域への内容物放出状態が強制終了となり、利用者はこの内容物が急に放出されなくなるといった強制終了状態を簡単・確実に認識できる。
この噴射用ガスの圧力低下時における内容物放出状態の強制終了により、エアゾール作動モードからポンプ作動モードへの切換えタイミングの最適化を図り、この切換え機能を備えた内容物放出機構としての一層の利便化を図ることを目的とする。
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
(1)内容物およびその噴射用ガスを収容した容器本体(例えば後述の容器本体12)に対しての放出操作部(例えば後述のトリガレバー1)の移動にともない、短移動(例えば後述の短ストロークd1)のエアゾール動作と、前記噴射用ガスの圧力低下状態での上流弁(例えば後述のボール弁10)および下流弁(例えば後述の下流弁8)に基づく長移動(例えば後述の長ストロークd2)のポンプ動作とを個々に実行可能な内容物噴射機構において、
前記上流弁から外部空間域への内容物噴射孔部(例えば後述の噴射孔部2n)へと続く内容物通路域(例えば後述のL字状通路部2a,直線状通路部2g)と、
前記噴射用ガスの圧力に応動する形で前記内容物通路域に配設されて、前記エアゾール動作のときは開状態に設定され、かつ、前記圧力低下状態では閉状態に設定される終了弁作用部(例えば後述の流入口2kおよび終了弁3)と、を備え、
前記終了弁作用部は、
前記ポンプ動作のとき、前記上流弁と前記下流弁との間の貯留空間域(例えば後述の貯留空間域S)の内圧増加にともない開状態に設定される、
構成態様のものを用いる。
(2)上記(1)において、
前記終了弁作用部は、
前記内容物通路域の、前記下流弁からその下流側に続く流路部分に配設されている、
構成態様のものを用いる。
このような構成からなる内容物放出機構およびこの内容物放出機構を備えたエアゾール式製品を発明の対象としている。
本発明は、以上の構成をとることにより、エアゾール作動モードからポンプ作動モードへの切換えタイミングの最適化を図り、この切換え機能を備えた内容物放出機構としての一層の利便化を図ることができる。
内容物放出機構の静止モード(初期状態)を示す説明図である。 図1のステムからノズルまでの内容物通路域およびその中の終了弁などの部分を拡大した説明図である。 図1の内容物放出機構のエアゾール作動モードを示す説明図である。 図3のエアゾール作動モードにおける噴射用ガスの圧力が低下して終了弁が閉じたエアゾール動作終了状態を示す説明図である。 図4のエアゾール動作終了後にトリガレバーを長ストロークd2だけ回動操作したポンプ作動モードを示す説明図である。 図5のトリガレバーの回動操作を解除した後の図1の初期状態への復帰モードを示す説明図である。
図1〜図6を用いて本発明の実施するための最良の形態を説明する。
本発明の内容物放出機構は、本来のエアゾール作動に加え、噴射用ガス圧力が低下した場合のポンプ作動も実行できる、といったいわばハイブリッド作動を前提とする。
各図で用いるアルファベット付き参照番号の構成要素(例えば開口部1a)は原則として、この参照番号の数字部分の構成要素(例えばトリガレバー1)の一部であることを示している。
図1〜図6において、
1は内容物放出操作用の回動式の放出操作部としてのトリガレバー,
1aはトリガレバー前面の上側部分およびこれに続く天面前部分に形成されて、後述のノズル2m(通路部材2)の上下動を可能にするための開口部,
1bはトリガレバー後側の両側面に形成されて、後述のアーム状部4aの軸部分4bとの係合作用によりトリガレバーの回動中心となる一対の孔部,
1cはトリガレバー前後方向中間の両側面に形成されて、それぞれトリガレバー1の回動操作に基づく後述の円柱状部2fへの押圧作用により通路部材2を下動させる一対の、下広がり下向きの例えば円弧状の駆動曲面,
1dは後述の誤操作防止部材5がロック位置のとき、この部材後側の横湾曲板状部5bの上端側に当接する態様で設けられたリブ状部,
をそれぞれ示している。
また、
2はトリガレバー1の回動操作により作動モード位置に下動するL字筒状の通路部材,
2aは通路部材2の流入側を構成して、その下端側内周面が後述のステム上部6aの上端側外周面と嵌合した筒状のL字状通路部,
2bはL字状通路部2aの上流側縦部分,
2cはL字状通路部2aの下流側横部分,
2dは上流側縦部分2bと下流側横部分2cとの境界域に形成された内容物通過用の上横孔部,
2eは上横孔部2dの回りに形成された環状平面部,
2fは通路部材外周面に形成されて、トリガレバー1の回動操作にともなう駆動曲面1cとの協働により通路部材2を下方向へ移動させる周知の円柱状部,
2gは通路部材2の流出側を構成して、その後側内周面が下流側横部分2cの外周面と嵌合した筒状の直線状通路部,
2hは直線状通路部2gの前側内周面からそれとの内外二重筒状部の態様で連続形成された内容物通過用の内側筒状部,
2jはこの内外二重筒状部の間に設定される横方向でいわば有底の横環状空間域,
2kは内側筒状部2hの後端側に形成された後広がり後向きの環状テーパ面の弁作用部からなる、終了弁作用部としての放出対象内容物の流入口,
2mは直線状通路部2gの横環状空間域2jに嵌合状態で取り付けられて、その内側筒状部2hとの連通経路を有するノズル,
2nはノズル2mに設定された内容物流出用の噴射孔部,
をそれぞれ示している。
また、
3は通路部材2の下流側横部分2cからその下流側の流入口2kにいたる内部空間域に配設されて、後述の容器本体12の噴射用ガスの圧力がエアゾール作動モードの略作動限界まで下がった場合に流入口2kをそれまでの開状態から閉状態にシフトさせる、すなわちエアゾール作動モードをトリガレバー1の操作状態はそのままでいわば自動的に強制終了させる、筒状の畜圧タイプでトリガレバーフリーの終了弁作用部としての終了弁,
3aは終了弁3の縦断面中央を通る長手横方向に形成された横中央胴部,
3bは横中央胴部3aの外周面横方向に形成されて、内容物通過用を呈する計3個の横方向溝状部,
3cは横中央胴部3aの前端中央部分に形成された弁作用部であって、噴射用ガスの圧力の大きさにより、流入口2kとの対向状態の当接・離間位置にシフトする後広がり前向きの弁作用上環状テーパ面,
3dは横中央胴部3aの前外側部分に連続形成されて、直線状通路部2gの前側内周面と密接してシール作用を呈する後向きスカート状部,
3eは横中央胴部3aの後方外側部分に連続形成されて、L字状通路部2aの下流側横部分2cの内周面と密接してシール作用を呈する前向きスカート状部,
3fは横中央胴部3aの後端側に、横方向溝状部3bを飛び飛びに含む態様で形成された環状段部,
3gはこの環状段部3fとL字状通路部2aの環状平面部2eとの間に配設されて、終了弁3の全体を前方向に付勢し、これにより静止モードや、エアゾール作動モードで噴射用ガスの圧力が低下した場合に、内側筒状部2hの流入口2kを終了弁3で閉状態に設定するための横コイルスプリング,
をそれぞれ示している。
また、
4は後述のハウジング7と一体化して、通路部材2や、自内部に配設された後述のステム上部6aを案内保護し、かつ、トリガレバー1の取付け基部として作用するカバー体,
4aはカバー体4の上端側小径部分から後方に延びる形のアーム状部,
4bはアーム状部の4aの上端側外面に形成されてトリガレバー1の孔部1bに入り込んだ状態で使用され、トリガレバー1の回動中心軸として作用する一対の軸部分,
4cはアーム状部4aの下端側であって、後述のステム上部6aの上下動の案内作用を呈する二重筒状部,
4dは二重筒状部4cの外下端部分から連続形成された環天井部付きの大径筒状部,
4eは大径筒状部4dの内上端側であって凹状側面からなり、後述の環鍔状部7aを保持する環天井部,
4fは大径筒状部4dの内周面に連続形成されて、後述の容器本体12の外周面ネジ部12bと螺合するスパイラル状の内周面ネジ部,
をそれぞれ示している。
また、
5はカバー体4の上側小径部分に上下動せずに回動可能な形で取り付けられて、その回動位置に応じて通路部材2の下動を阻止する、すなわち作動モード設定操作を不可とする周知の誤操作防止部材,
5aは誤操作防止部材5の回動操作用のつまみ,
5bはつまみ5aとは反対側に設けられた横湾曲板状部,
をそれぞれ示している。
また、
6は通路部材2に取り付けられて、トリガレバー1との連動により後述の下流弁8との間で弁作用を呈し、内容物が通過するステム(ステム上部6a+ステム下部6f),
6aは通路部材2の下端側開口部に嵌合した筒状のステム上部,
6bはステム上部6aの上端側部分に形成された内容物通路としての小径通路部,
6cは小径通路部6bの下端部分からその下方の中径内周面の径・上下方向に形成された内容物通路としての複数のL字溝状部,
6dはL字溝状部6cの下側に連続形成された大径内周面,
6eは大径内周面6dの上端部分の表側外周面に形成されて、後述のストッパブッシュ9のステム用環状テーパ面9aとの離間対向状態に設定される下広がり上向きの下環状テーパ面,
6fはL字溝状部6cの設定範囲でこの溝状部が形成されていない相対的凸部分に嵌合した鞘状のステム下部,
6gはステム下部6fの下端側鍔状部の上面部分に形成されて、後述の下流弁8との間で弁作用を呈する上向き環凹状部,
6hはステム下部6fの底面部分に形成されて後述の縦コイルスプリング6jの上端側を保持する下向き受け凹状部,
6jは後述のボール弁10よりも上方のハウジング底面部分とステム下部6fの下向き受け凹状部6hとの間に配設されて、ステム6およびこれと一体の通路部材2を上方向に付勢する弾性部材としての縦コイルスプリング,
をそれぞれ示している。
また、
7はその内部空間域に、ステム6,縦コイルスプリング6jや後述の下流弁8,ストッパブッシュ9およびボール弁10などを収容して配設する筒状のハウジング,
7aはハウジング7の上端部分に形成されて、大径筒状部4dの上端側の凹状側面からなる環天井部4eに嵌合保持された環鍔状部,
7bは環鍔状部7aの下面との密接状態でハウジング7の外周面上端部分に係合保持されたシール作動用の環状パッキン,
7cはハウジング7の上側周面部に形成されて、ポンプ作動時の容器本体内部の減圧を防止するための外気取込み用の下横孔部,
7fはハウジング7の下端側内周面に形成されて、後述のボール弁10を受ける上流弁作用部としての上広がり上向きの弁作用下環状テーパ面,
をそれぞれ示している。
また、
8はステム上部6aの大径内周面6dおよびハウジング7の上側内周面に密接しながら上下動して、ステム下部6fの上向き環凹状部6gとの間で弁作用を呈し、かつ、図3の静止モードおよび図4のエアゾール作動モードにおいて下横孔部7cを閉塞する、すなわちこの下横孔部と外部空間域との間を非連通状態に設定する弁部材としての下流弁,
8aは後述のストッパブッシュ9との係止作用により下流弁8の上死点位置を設定し、かつ静止モードおよびエアゾール作動モードのときはハウジング7の下横孔部7cより上方の内周面に密接し、ポンプ作動モードのときは下横孔部7cより下方の内周面に密接する上外側逆スカート状部,
8bは常時、ハウジング7の下横孔部7cより下方の内周面に密接する下外側スカート状部,
8cは常時、ステム上部6aの大径内周面6dと密接する上内側逆スカート状部,
8dは上内側逆スカート状部8cの下方に連続形成されて、ステム下部6fの上向き環凹状部6gとの間で弁作用を呈する上広がりの環状弁作用部,
をそれぞれ示している。
また、
9はハウジング7の内周面の上端側部分に嵌合状態で取り付けられて、下流弁8の上死点位置を、その上外側逆スカート状部8aとの係止作用により設定する筒状のストッパブッシュ,
9aはストッパブッシュ9の内周面上端側に、ステム上部6aの下環状テーパ面6eと離間対向する態様で形成された下広がり下向きのステム用環状テーパ面,
9bはストッパブッシュ9の下端面からなり、下流弁8を、その上外側逆スカート状部8aとの係止作用により上死点位置に設定する上広がり下向きの下流弁用環状テーパ面,
をそれぞれ示している。
また、
10はハウジング7の弁作用下環状テーパ面7fに保持されて、その下側から上方への圧力全体が、上側から下方への圧力全体および自重よりも大きくなったときに上動して開状態となる上流弁としてのボール弁,
11はハウジング7の下端側内周面に取り付けられた内容物流入用のチューブ,
12は後述の各種の内容物およびその噴射用ガスが収容される容器本体,
12aは容器本体の小径部分からなる上端側の開口筒状部,
12bは開口筒状部12aの外周面に連続形成されて、カバー体4の内周面ネジ部4fと螺合するスパイラル状の外周面ネジ部,
をそれぞれ示している。
また、
Sは上流弁のボール弁10と下流弁8との間に設定され、ポンプ作動操作の終了にともないこのボール弁から容器本体12の内容物が次回放出対象として流入する、ハウジング7の内部空間域としての貯留空間域,
d1はエアゾール作動用のトリガレバー回動操作のストローク(図4参照),
d2はポンプ作動用のトリガレバー回動操作のストローク(図5参照),
f1はポンプ作動モードにおける外部空間域への内容物放出経路(図5参照),
f2は図5のポンプ作動モードの終了段階における貯留空間域Sへの内容物貯留経路(図6参照),
f3は図5のポンプ作動モードの終了段階における容器本体12への減圧防止用外気流入経路(図6参照),
をそれぞれ示している。
以上の各構成要素の中、トリガレバー1,通路部材2,終了弁3,カバー体4,誤操作防止部材5,ステム6,下流弁8,ストッパブッシュ9およびチューブ11はプラスチック製のもので、例えばポリプロピレン,ポリエチレン,ポリアセタール,ナイロン,ポリブチレンテレフタレートなどからなる
横コイルスプリング3g,縦コイルスプリング6j,ハウジング7,ボール弁10および容器本体12はプラスチック製または金属製のものであり、環状パッキン7bはゴム製またはプラスチック製のものである。
図示の内容物放出機構は、このようにトリガレバー1の移動態様にともない噴射用ガスに基づく短移動のエアゾール動作と、噴射用ガスの圧力低下後の上流弁(ボール弁)および下流弁に基づく長移動のポンプ動作と、を個々に実行しえる放出機構である。
その基本的特徴は、下記(13)に示すごとく、内容物放出機構本来のエアゾール作動モードで噴射用ガスの圧力低下により十全な放出状態が担保されない場合に、内容物放出通路の一部(例えば通路部材2)をオフにするための、終了弁3を配設したことである。
図示の内容物放出機構は、チューブ11から噴射孔部2nまでの内容物流路に順次配設されたボール弁10,下流弁8および終了弁3に関し、
(11)図1および図2の、トリガレバー1を回動操作していない静止モードでは、ボール弁10,下流弁8および終了弁3がすべて閉状態に設定され、
(12)図3の、トリガレバー1を短ストロークd1だけ回動操作したエアゾール作動モードの安定状態では、ボール弁10,下流弁8および終了弁3がすべて開状態に設定され、
(13)図4の、エアゾール作動モードの噴射用ガスの圧力が低下した不安定状態では、少なくとも終了弁3が閉状態に設定され、
(14)図5の、トリガレバー1を長いストロークd2にわたってさらに回動操作したポンプ作動モードでは、ボール弁10が閉状態に設定され、下流弁8および終了弁3が開状態に設定され、
(15)図6の、ポンプ作動モード終了後の上方へのステム復帰段階では、ボール弁10が開状態に設定され、下流弁8および終了弁3が閉状態に設定される、
ことである。
このように図3のエアゾール作動モードで噴射用ガス圧力が低下すると、終了弁3が、横コイルスプリング3gの弾性作用により内側筒状部2hの流入口2kを閉じてそれまでの噴射孔部2nからの内容物放出状態を終了させる(図4参照)。
利用者は、この内容物放出終了により噴射用ガス圧力の低下を明確に認識し、すなわちエアゾール作動が不安定であることを把握することができる。
そしてこの後、噴射孔部2nから外部空間域への内容物放出を可とするためには、利用者がトリガレバー1を長ストロークd2の回動状態(図5参照)に設定すればよい。
このトリガレバー1が長ストロークd2の回動位置にシフトした図5の下流弁8およびボール弁(上流弁)10などの動作は、周知の蓄圧タイプのポンプ放出機構のそれと同じである。
すなわち、トリガレバー1の回動操作にともなうステム6の下方シフトにより貯留空間域Sの容積が減少してそこでの内圧が増加し、この内圧増加によりボール弁10が閉じて、下流弁8の環状弁作用部8dがステム下部6fの上向き環凹状部6gから離間する。
また、このとき終了弁3も、その弁作用上環状テーパ面3cが図3のエアゾール作動モードと同様に内側筒状部2hの流入口2kから離間する。
この下流弁8および終了弁3の離間状態へのシフトにより、貯留空間域Sの収容内容物が、ポンプ作動モードの形で下流弁8,ステム6,通路部材2を経てノズル2mの噴射孔部2nから外部空間域に放出される。
以下、図1,図2の静止モード,図3,図4のエアゾール作動モード,図5のポンプ作動モード、および図6のポンプ作動後の復帰モードなどについて順次説明する。
図1およびその一部を拡大した図2は、トリガレバー1がその初期位置のままで回動操作されていない静止モードを示している。
図1,図2の静止モードでは、
(21)通路部材2,ノズル2mおよびステム6の一体物ならびにこれらとリンクしたトリガレバー1および下流弁8が縦コイルスプリング6jの弾性作用により最上位置に設定されて、
(22)縦コイルスプリング6jの上方向への弾性力によりステム下部6fの上向き環凹状部6gと下流弁8の環状弁作用部8dとが密接し、
(23)この密接作用にともない噴射用ガスの圧力を受けない終了弁3の弁作用上環状テーパ面3cが、横コイルスプリング3gの前方向への弾性力により内側筒状部2hの流入口2kに密接し、
(24)ボール弁10が閉状態に設定され、
(25)ステム上部6aの下端部分が下流弁8の上面環凹状部からその上方向に離間し、
(26)ハウジング7の下横孔部7cは、その内側が下流弁8で閉じられて外部空間域と連通しない、
状態に設定されている。
図1,図2の静止モードのトリガレバー1を図3〜図5の矢印方向に引き操作すると、通路部材2およびステム6が、トリガレバー1の駆動曲面1cと通路部材2の円柱状部2fとの当接変位作用により縦コイルスプリング6jの弾性力に抗しながら下動する。
そして利用者が引き操作を止めると、トリガレバー1,通路部材2およびステム6が縦コイルスプリング6jの上方への弾性力に基づいてそれぞれの初期状態の静止モード位置へ復帰する。
図示の内容物放出機構は、トリガレバー1への回動操作を選択的に阻止・許容する周知の誤操作防止部材5(例えば特開2010−253443号公報)を備えている。図1,図2の静止モードではこの誤操作防止部材が回動操作阻止のロック位置に設定されている。
図3〜図6は、それぞれ図1の静止モードの誤操作防止部材5のつまみ5aを略90度回動させたロック解除位置にしてからトリガレバー1を引いたときの、エアゾール作動モードおよびポンプ作動モードなどを示している。
図3は、ロック解除位置のトリガレバー1を図示反時計方向にストロークd1ほど移動させたエアゾール作動モードを示している。
静止モードからエアゾール作動モードへの移行に際しては、周知のごとく、
(31)通路部材2およびこれと一体のステム6が縦コイルスプリング6jの弾性力に抗しながら下方に移動し、
(32)この移動のとき、下流弁8は噴射用ガスの上方への圧力作用で図1,図2の静止モード位置にとどまり、その環状弁作用部8dがステム下部6fの上向き環凹状部6gから離間して、下流弁作用部がそれまでの「閉」状態から「開」状態に変化し、
(33)同じくボール弁10が、噴射用ガスの圧力作用によりハウジング7の弁作用下環状テーパ面7fから上動離間し、縦コイルスプリング6jの下端部分に当接した状態へとシフトして、上流弁作用部もそれまでの「閉」状態から「開」状態に変化する。
なお、エアゾール作動の引き操作の場合、トリガレバー1のストロークd1が小さくて、ハウジング7の外気取込み用の下横孔部7cは、静止モードと同じく下流弁8の上外側逆スカート状部8aおよび下外側スカート状部8bで外部空間域から隔離されている。
また、図3のエアゾール作動モードの終了弁3は、
(41)その前面側が後面側に比べて広い受圧面部分を持ち、噴射用ガスの(前方への圧力よりも)大きな後方への圧力を受けることにより、横コイルスプリング3gの弾性力に抗しながら後退し、
(42)この後退作用でそれまでの流入口2kとの密接状態を解消し、容器本体12の収容内容物を噴射用ガスの作用で噴射孔部2nから外部空間域に放出させる機能を有している。
なお、終了弁3の前面側の広い受圧面部分は後向きスカート状部3dの円周状前端縁から横中央胴部3aを除いた縦断面環状部分に対応し、後面側の狭い受圧面部分は前向きスカート状部3eの円周状後端縁の縦断面内部全体に対応する。
この後向きスカート状部3dの環状部分と、前向きスカート状部3eの内部全体とのいわば縦断面の差分面積に対する後方向への噴射用ガスの全圧力が、横コイルスプリング3gの前方向への弾性力に勝るとき、静止モード位置の終了弁3が後方に移動する。なお、この「差分面積」は終了弁3の形状によって一意に決まる大きさの面積である。
図3のエアゾール作動モードのとき、容器本体12の内容物が、噴射用ガスの作用により概略「チューブ11−ボール弁10−貯留空間域S−下流弁8−L字溝状部6c−小径通路部6b−L字状通路部2a−終了弁3−噴射孔部2n」の内容物通路域を経て外部に放出される。
図4は、図3のエアゾール作動モードでの噴射用ガスの圧力が低下した場合の終了弁3の動作状態を示している。
内容物放出機構のミスユースや繰返し使用などにより容器本体12の噴射用ガスの圧力が低下してくると、下流弁8およびボール弁10それぞれの十分な押し上げ動作も担保されず、噴射用ガスの圧力作用による良好な内容物放出動作を期待できない。
本発明の内容物放出機構のエアゾール作動モードにおける噴射用ガスの圧力が低下したときは、流入口2kに対する終了弁3の閉作用により内容物通路部をいわば遮断し、噴射孔部2nから外部空間域への内容物放出を終了するようにしている。
利用者は、この内容物放出終了により噴射用ガス圧力の低下を明確に認識し、すなわちエアゾール作動が不安定であることを把握することができる。
ここで、図3のエアゾール作動モードでは、上述の静止モードからエアゾール作動モードへの移行初期のときと違って、終了弁3の前面側の広い受圧面部分には後向きスカート状部3dの円周状前端縁の縦断面内部全体が対応する。
噴射用ガスの圧力低下により、後向きスカート状部3dおよび前向きスカート状部3eそれぞれの内部全体の縦断面の差分面積に対する後方向への全圧力が小さくなって横コイルスプリング3gの前方向への弾性力が勝るとき、終了弁3は閉状態に設定される。すなわち図3のエアゾール作動モードが終了する。
図5は、このような噴射用ガス圧低下にともない十分なエアゾール作動が実行されない場合に、図3のトリガレバー1をエアゾール作動操作よりも大きなストロークd2だけ引き操作した状態、すなわちポンプ作動モードを示している。
なお、ストロークd2の広範囲にわたりトリガレバー1を回動操作できるのは容器本体12の噴射用ガスの圧力が低下しているからである。
図5のポンプ作動モードへの移行時、トリガレバー1に対する長ストロークd2の引き操作とリンクしたステム6の下動にともない、
(51)下流弁8も、ステム6とともに閉状態のまま下方へ移動開始し、
(52)この移動にともない、貯留空間域Sの容積が減少してそこでの内圧が高まって上流弁のボール弁10は強制閉状態に保持されるとともに、閉状態の下流弁8が上方への圧力を受けることによりステム6に対して上動し、
また、L字状通路部2aなどでの内圧の高まりにより、図3のエアゾール動作のときと同じように終了弁3が下流側横部分2cの前端部分に当たるまで後退して、その弁作用相手の流入口2kから離間し、
(53)上動した下流弁8は、その上面中央の環凹状部がステム上部6aの下端部分に当接して、ステム下部6fの弁作用部の上向き環凹状部6gから離間した開状態に保持され、
(54)内圧が高まった貯留空間域Sの収容済み内容物は、「開状態の下流弁8−L字溝状部6c−小径通路部6b−L字状通路部2a−終了弁3−ノズル2m」の内容物放出経路f1によりノズル2mの噴射孔部2nから外部空間域に放出される。
上記(52)の下流弁8の上動は、貯留空間域Sの内容物が気体を多く含むときは当該内容物が圧縮されやすく内圧の高まりが緩やかなので、ハウジング7と下流弁8との間の摺動抵抗による上方への付勢力も、下流弁8のステム6に対する上動を助けている。
このように図5のポンプ作動モードでは、貯留空間域Sに収容済みの内容物がその放出経路f1を通って外部空間域に流出する。
また、通常のポンプ動作と同じように、内容物の外部空間域への放出にともなう貯留空間域Sの内圧低下により、下流弁8が閉じる。このとき終了弁3も閉じる。
図6は、利用者が図5のポンプ作動用のトリガレバー引き操作を解除したときの復帰モードを示している。
なお、図5のトリガレバー1の引き操作最終段階の下流弁8は、その上外側逆スカート状部8aがハウジング7の下横孔部7cより下方部分に位置している。
利用者が図5のポンプ作動モードのトリガレバー引き操作を解除すると、
(61)通路部材2,ノズル2mおよびステム6の一体物ならびにこれらとリンクしたトリガレバー1および下流弁8が、縦コイルスプリング6jの上方への弾性作用によりそれぞれの静止モード位置に復帰し、
(62)この静止モード位置への復帰にともない貯留空間域Sの容積が増加してそこでの内圧が容器本体内部よりも低下し、
(63)この内圧低下により上流弁のボール弁10が開き、すなわちボール弁10がハウジング7の弁作用下環状テーパ面7fから上動離間して、容器本体12の内容物が、チューブ11から貯留空間域Sへと内容物貯留経路f2を通って流入し、
(64)この内容物流入にともなう容器本体12の内部減圧を防止するための外気が外気流入経路f3により下横孔部7cから容器本体内部へ供給される。
上記(63)でハウジング7の貯留空間域Sに流入した内容物が、次回のトリガレバーのポンプ動作引き操作時の外部空間域への放出対象内容物となる。
外気流入経路f3は、概略「通路部材2の外周面と誤操作防止部材5・二重筒状部4cの各内周面との間−ステム上部6aの外周面とストッパブッシュ9・ハウジング7の各内周面との間−下横孔部7c−容器本体12」の形に設定される。
すなわち、下流弁8が上動して下横孔部7cを閉じるまでの間、容器本体減圧防止用の外気流入経路f3が確保される。
この容器本体内部への減圧防止用の外気流入動作は、図5のトリガレバー1の引き操作時において、前回の内容物放出操作解除時の外気流入量不足のため容器本体内部が外部空間域に対し負圧状態のまま、といった場合にも生じる。
本発明が以上の実施形態に限定されないこと勿論であり、例えば、
(71)終了弁3およびこれによって開閉される流入口2kの弁機構を、ボール弁10とノズル2mとの間の内容物通路部の任意の箇所に配設する、
(72)トリガレバー1に代えて押圧タイプの操作部を用いる、
(73)カバー体4の大径筒状部4dと容器本体12の開口筒状部12aとを、図示の螺合作用ではなく嵌合作用により結合する、
ようにしてもよい。
本発明が適用される製品としては、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,冷却剤,筋肉消炎剤,ヘアスタイリング剤,ヘアトリートメント剤,染毛剤,育毛剤,化粧品,シェービングフォーム,食品,栄養補助食品(ビタミンなど)医薬品,医薬部外品,塗料,園芸用剤,忌避剤(殺虫剤),クリーナー,消臭剤,洗濯のり,ウレタンフォーム,消火器,接着剤,潤滑剤などの各種用途のものがある。
容器本体に収納する内容物は、液状,クリーム状,ゲル状など種々の形態のものを用いることができ、内容物に配合される成分としては例えば、粉状物,油成分,アルコール類,界面活性剤,高分子化合物,各用途に応じた有効成分,水などが挙げられる。
粉状物としては、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えば、タルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),アルギン酸カルシウム,金粉,銀粉,雲母,炭酸塩,硫酸バリウム,セルロースおよびこれらの混合物などを用いる。
油成分としては、シリコーン油,パーム油,ユーカリ油,ツバキ油,オリーブ油,ホホバ油,パラフィン油,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,リノール酸,リノレン酸などを用いる。
アルコール類としては、エタノールなどの1価の低級アルコール,ラウリルアルコールなどの1価の高級アルコール,エチレングリコール,グリセリン,1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールなどを用いる。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの非イオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などを用いる。
高分子化合物としては、メチルセルロース,ゼラチン,デンプン,カゼイン,ヒドロキシエチルセルロース,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマーなどを用いる。
各用途に応じた有効成分としては、サリチル酸メチル,インドメタシンなどの消炎鎮痛剤、安息香酸ナトリウム,クレゾールなどの除菌剤、ヒレスロイド,ジエチルトルアミドなどの害虫忌避剤、酸化亜鉛などの制汗剤、カンフル,メントールなどの清涼剤、エフェドリン,アドレナリンなどの抗喘息薬、スクラロース,アスパルテームなどの甘味料、エポキシ樹脂,ウレタンなどの接着剤や塗料、パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,リン酸二水素アンモニウム,炭酸水素ナトリウム・カリウムなどの消火剤などを用いる。
さらに、上記内容物以外の、懸濁剤,紫外線吸収剤,乳化剤,保湿剤,酸化防止剤、金属イオン封鎖剤なども用いることができる。
エアゾール式製品における噴射用ガスとしては、炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどの圧縮ガスや、液化石油ガス,ジメチルエーテル,フロロカーボンなどの液化ガスを用いる。
1:トリガレバー
1a:開口部
1b:一対の孔部
1c:駆動曲面
1d:リブ状部
2:通路部材(L字状通路部2a+直線状通路部2g+ノズル2m)
2a:L字状通路部
2b:L字状通路部の上流側縦部分
2c:L字状通路部の下流側横部分
2d:上横孔部
2e:環状平面部
2f:円柱状部
2g:直線状通路部
2h:内側筒状部
2j:横環状空間域
2k:流入口
2m:ノズル
2n:噴射孔部
3:終了弁
3a:横中央胴部
3b:横方向溝状部
3c:弁作用上環状テーパ面
3d:後向きスカート状部
3e:前向きスカート状部
3f:環状段部
3g:横コイルスプリング
4:カバー体
4a:アーム状部
4b:軸部分
4c:二重筒状部
4d:大径筒状部
4e:環天井部
4f:内周面ネジ部
5:誤操作防止部材
5a:つまみ
5b:横湾曲板状部
6:ステム(ステム上部6a+ステム下部6f)
6a:ステム上部
6b:小径通路部
6c:L字溝状部
6d:大径内周面
6e:下環状テーパ面
6f:ステム下部
6g:上向き環凹状部
6h:下向き受け凹状部
6j:縦コイルスプリング
7:ハウジング
7a:環鍔状部
7b:環状パッキン
7c:下横孔部
7f:弁作用下環状テーパ面
8:下流弁
8a:上外側逆スカート状部
8b:下外側スカート状部
8c:上内側逆スカート状部
8d:環状弁作用部
9:ストッパブッシュ
9a:ステム用環状テーパ面
9b:下流弁用環状テーパ面
10:ボール弁
11:チューブ
12:容器本体
12a:開口筒状部
12b:外周面ネジ部
S:貯留空間域
d1:トリガレバー回動操作の短ストローク(図4参照)
d2:トリガレバー回動操作の長ストローク(図5参照)
f1:内容物放出経路(図5参照)
f2:内容物貯留経路(図6参照)
f3:外気流入経路(図6参照)

Claims (3)

  1. 内容物およびその噴射用ガスを収容した容器本体に対しての放出操作部の移動にともない、短移動のエアゾール動作と、前記噴射用ガスの圧力低下状態での上流弁および下流弁に基づく長移動のポンプ動作とを個々に実行可能な内容物噴射機構において、
    前記上流弁から外部空間域への内容物噴射孔部へと続く内容物通路域と、
    前記噴射用ガスの圧力に応動する形で前記内容物通路域に配設されて、前記エアゾール動作のときは開状態に設定され、かつ、前記圧力低下状態では閉状態に設定される終了弁作用部と、を備え、
    前記終了弁作用部は、
    前記ポンプ動作のとき、前記上流弁と前記下流弁との間の貯留空間域の内圧増加にともない開状態に設定される、
    ことを特徴とする内容物噴射機構。
  2. 前記終了弁作用部は、
    前記内容物通路域の、前記下流弁からその下流側に続く流路部分に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の内容物放出機構。
  3. 請求項1または2に記載の内容物放出機構を備え、かつ、前記容器本体に噴射用ガスおよび内容物を収容した、
    ことを特徴とするエアゾール式製品。
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