JP2017094593A - 樹脂成形品の成形方法及び当該成形に用いる一次成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材2の表面側に表層の厚さに匹敵する高さの突起2aを設けておき、基材2の表面側に表層を成形するためのキャビティを形成する工程において、基材2の突起2aを金型7の表層表面を成形する成形面7a側に当接させることにより、基材2の表面と成形面7aの間に表層の厚さに匹敵するクリアランスを確保する。
【選択図】図6
Description
上記基材の上記凹凸模様が形成された表面側に上記表層を成形するためのキャビティを金型によって形成する工程と、
上記キャビティに樹脂材料を射出することによって上記表層を成形する工程とを備え、
上記基材の表面側に上記表層の厚さに匹敵する高さの突起を設けておき、
上記キャビティを形成する工程において、上記金型の上記表層の表面を成形する成形面側に上記突起を当接させることにより、上記基材の表面と上記成形面の間に上記表層の厚さに匹敵するクリアランスを確保することを特徴とする。
上記基材の表面側に設けられた、上記表層の厚さに匹敵する高さの突起とを備えてなり、
上記金型の上記表層の表面を成形する成形面側に上記突起を当接させることにより、上記基材の表面と上記成形面の間に上記表層の厚さに匹敵するクリアランスを確保することを特徴とする。
図1に示す樹脂成形品1において、2は基材、3は基材2の表面を覆う表層である。基材2の表面側(表層3側)の周縁部には表層3の厚さに匹敵する堤状の突起2aが形成されている。図2に拡大して示すように、基材2の表面に凹凸模様4が形成されている。表層3は可視光線透過性を有する樹脂材料で形成されているため、表層3を通して基材2の表面の凹凸模様4を視認することができる。基材2は光輝材及び/又は無機顔料を含有する樹脂材料によって形成され、表層3は着色材を含有する又は着色材を含有しない樹脂材料によって形成されている。基材2の凹凸模様4の凹凸高さは5μm以上700μm以下であり、表層3の厚さは0.8mm以上8mm以下である。
図3に樹脂成形品1の成形装置5の一例を模式的に示す。この成形装置5は、二色成形法で樹脂成形品1を成形するものである。
上記成形装置5を用いた樹脂成形品1の成形方法を説明する。キャビティ型6,7及びコア型8を型締めし、第1射出ユニット22を前進させ、溶融した第1樹脂材料21を基材成形用キャビティ12に射出する。これにより、表面に凹凸模様を有し、周縁部に突起2aが設けられた基材2が形成される。
図7は図1に示す樹脂成形品1の成形に用いる一次成形品31を示す。この一次成形品31は、表面に凹凸模様4を有する基材2と、基材2の周縁部から基材2の表面側に堤状に突き出た突起2aと、基材2に一体に連なった樹脂製ゲート部19とを備えてなる。
2 基材
2a 突起
3 表層
4 凹凸模様
5 成形装置
6 一次キャビティ型
7 二次キャビティ型
7a 成形面
8 コア型
13 表層形成用キャビティ
14 金型
18 ゲート
31 一次成形品
42a 成形面
Claims (13)
- 表面に凹凸高さが5μm以上700μm以下である凹凸模様が形成された基材の当該表面が可視光線透過性を有する厚さが0.8mm以上8mm以下の表層で覆われてなる樹脂成形品の成形方法であって、
上記基材の上記凹凸模様が形成された表面側に上記表層を成形するためのキャビティを金型によって形成する工程と、
上記キャビティに樹脂材料を射出することによって上記表層を成形する工程とを備え、
上記基材の表面側に上記表層の厚さに匹敵する高さの突起を設けておき、
上記キャビティを形成する工程において、上記金型の上記表層の表面を成形する成形面側に上記突起を当接させることにより、上記基材の表面と上記成形面の間に上記表層の厚さに匹敵するクリアランスを確保することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 請求項1において、
上記突起を上記基材の周縁部に設けることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 請求項1又は請求項2において、
上記基材の凹凸模様の凹凸高さが10μm以上350μm以下であることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記キャビティのゲートをフィルムゲートとし、
上記ゲートの幅が10mm以上であり、上記ゲートの厚さが0.5mm以上であり、上記ゲートが上記基材の表面から該基材の厚さ方向に離れた高さに設定されることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 請求項4において、
上記ゲートの相対する面のうちの一方の面が上記キャビティの上記表層の表面を成形する成形面と面一になるように設定されることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 請求項4又は請求項5において、
上記表層の厚さが1.5mm以上であり、上記ゲートの幅が15mm以上であり、上記ゲートの厚さが1.0mm以上であり、上記ゲートと上記基材表面との間隔が0.5mm以上であることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
上記基材が光輝材及び/又は無機顔料を含有することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 請求項7において、
上記基材が上記光輝材としてアルミフレークを含有することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 - 表面に凹凸高さが5μm以上700μm以下である凹凸模様が形成された基材の当該表面が可視光線透過性を有する厚さが0.8mm以上8mm以下の表層で覆われてなる樹脂成形品の成形に用いる一次成形品であって、
上記表層を射出成形するキャビティを形成すべく金型内に設けられる上記基材と、
上記基材の表面側に設けられた、上記表層の厚さに匹敵する高さの突起とを備えてなり、
上記金型の上記表層の表面を成形する成形面側に上記突起を当接させることにより、上記基材の表面と上記成形面の間に上記表層の厚さに匹敵するクリアランスを確保することを特徴とする樹脂成形品の成形に用いる一次成形品。 - 請求項9において、
上記突起が上記基材の周縁部に設けられていることを特徴とする樹脂成形品の成形に用いる一次成形品。 - 請求項9又は請求項10において、
上記基材の凹凸模様の凹凸高さが10μm以上350μm以下であることを特徴とする樹脂成形品の成形に用いる一次成形品。 - 請求項9乃至請求項11のいずれか一において、
上記基材が光輝材及び/又は無機顔料を含有することを特徴とする樹脂成形品の成形に用いる一次成形品。 - 請求項12において、
上記基材が上記光輝材としてアルミフレークを含有することを特徴とする樹脂成形品の成形に用いる一次成形品。
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