JP6428582B2 - 樹脂成形品の成形方法 - Google Patents

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本発明は、基材の凹凸模様が形成された表面が可視光線透過性を有する表層で覆われてなる樹脂成形品の成形方法に関する。
自動車の内装材や外装材、家庭用品、事務用品など様々な製品が合成樹脂によって成形されているが、近年はこのような樹脂成形品に対する加飾の要求が高くなっている。その加飾技術に関し、特許文献1は、透明又は不透明の第一合成樹脂フィルムの上面に光輝性のあるシボが形成され、このシボの上に1層又は複数層からなる透明の第二合成樹脂フィルムが積層されてなる加飾フィルムを開示する。
また、特許文献1には、第一合成樹脂フィルムに、フレーク状や粉状の光輝材を練り込んだ合成樹脂を使用すること、第二合成樹脂フィルムを第一合成樹脂フィルムに積層するときの加熱によってシボが潰れないように、両フィルムを形成する合成樹脂のメルトフローレイトの差を0.5〜50g/分にすること、両合成樹脂フィルムには着色してもよいこと、さらに、シボが光輝性を有するので、光を良く反射し、見る方向によって光の反射が異なり、また陰の出方が異なるので、立体感があり高級感が得られることが記載されている。
特開2005−14374号公報
ところで、基材の凹凸模様が形成された表面に可視光透過性を有する表層を積層してなる樹脂成形品を得るにあたり、その表層の成形に射出成形を採用すると、基材表面の凹凸模様が射出された樹脂材料によって崩れるという問題がある。すなわち、例えば、表層成形用のキャビティに基材をインサートした状態で表層成形用の樹脂材料を射出すると、そのキャビティ内を基材の表面に沿って流動する樹脂材料のせん断発熱やその流動に伴って凹凸模様に加わるせん断力によって、凹凸模様の凹凸が潰れたように変形するという問題である。特に、キャビティのゲート近傍では、射出が終了するまで基材の凹凸模様にせん断発熱及びせん断力が加わり続けるため、凹凸模様が崩れ易い。
本発明の課題は、キャビティに射出された表層用の樹脂材料によって基材表面の凹凸模様が崩れるという問題を解決することにある。
本発明は、上記課題の解決のために、表層を成形するキャビティに接続されるゲートにフィルムゲートを採用した。
ここに開示する方法は、表面に凹凸高さが5μm以上700μm以下である凹凸模様が形成され光輝材及び/又は無機顔料を含有する基材の当該表面が可視光線透過性を有する厚さが1.0mm以上8mm以下の表層で覆われてなる樹脂成形品の成形方法であって、
上記基材の上記凹凸模様が形成された表面側に上記表層を成形するためのキャビティを形成する工程と、
上記キャビティに樹脂材料を射出することによって上記表層を成形する工程とを備え、
上記キャビティの上記表層の表面を成形する成形面と上記基材の表面との間隔は上記表層の上記厚さに相当しており、
上記キャビティに接続されるゲートをフィルムゲートとし、
上記ゲートの幅Wが10mm以上であり、上記ゲートの厚さTgが0.5mm以上であり、上記ゲートが上記基材の表面から該基材の厚さ方向に離れた高さに設定され、
上記ゲートの相対する面のうちの一方の面が上記キャビティの上記表層の表面を成形する成形面と面一になるように設定され、
上記ゲートの断面積(mm単位)をK、上記表層の厚さ(mm単位)をTs、上記表層の表面の面積(mm単位)をA、上記ゲートの数をNとしたとき、指標値R=(K×Ts×N)/Aを3.33×10 −4 以上とすることを特徴とする。
ここにRは表層を射出成形したときの基材表面の凹凸模様の崩れ防止に関する指標値である。
本発明者の実験によれば、ゲートの断面積K、表層の厚さTs、又は表層の表面の面積Aが変わると、基材表面の凹凸模様の変形の程度が異なるという結果が得られている。ゲートが幅広になってゲート断面積Kが大きくなるほど、また、表層の厚さTsが大きくなるほど、また、1つのゲートから射出される樹脂材料の量(この量は表層の表面の面積Aをゲート数Nで除したA/Nで表すことができる。)が少なくなるほど、基材の表面に沿って流動する樹脂材料の流速が小さくなるためである。すなわち、樹脂材料から基材の凹凸模様に加わるせん断発熱及びせん断力が小さくなるためである。
そうして、上記ゲートの断面積K、表層の厚さTs、表層の表面の面積A及びゲート数Nよりなる上記指標値Rが3.33×10 −4 以上であるとき、表層の射出成形に伴う基材表面の凹凸模様の崩れが少ない。よって、得られる樹脂成形品は、表層を通して基材表面の凹凸模様が強い陰影感及び奥行き感(立体感)をもって明りょうに現れ、その意匠性の向上に有利になる。より好ましいのは指標値Rが6.67×10 −4 以上であることであり、指標値Rが10.0×10−4以上であることが更に好ましい。
ここに、上記表層の厚さTsが1.0mmよりも小さくなると、表層の形成が難しくなり、8mmよりも大きくなると、表面の平滑性の確保が難しくなる。
また、上記凹凸模様の凹凸高さが5μmよりも小さくなると、凹凸模様の視認性が悪くなり、700μmを超えて大きくなると、細かい模様の形成に不利になる。好ましいのは、凹凸高さを10μm以上350μm以下にすることである。
上記ゲートが上記基材の表面から該基材の厚さ方向に離れた高さに設定されていることにより、表層の射出成形に伴って樹脂材料から基材表面の凹凸模様に加わるせん断発熱及びせん断力が小さくなり、凹凸模様の崩れ防止に有利になる。上記ゲートと上記基材表面との間隔は0.5mm以上であることが好ましく、さらには1.0mm以上であることが好ましい。
また、上記ゲートの相対する面のうちの一方の面が上記キャビティの上記表層の表面を成形する成形面と面一になるように設定されていることにより、上記ゲートと上記基材表面との間隔を広くとることができ、上記樹脂材料から基材表面の凹凸模様に加わるせん断発熱及びせん断力を小さくする上で有利になる。
また、上記基材が光輝材及び/又は無機顔料を含有することにより、基材のメルトフローレートが該基材を構成するマトリックス樹脂自体のメルトフローレートよりも低くなる。よって、表層を射出成形したときに、流動する樹脂材料によって基材の凹凸模様が崩れることを避ける上で有利になる。このことは、表層用の樹脂材料として、必ずしも、基材のマトリックス樹脂よりも融点が低い樹脂材料を採用することを要しないことを意味する。従って、樹脂材料の選択幅が広がる。
上記光輝材としては、例えばアルミフレークを採用することができ、上記無機顔料としては、チタン、カーボン、酸化鉄等を採用することができる。
好ましいのは、上記表層の厚さTsが1.5mm以上であり、上記ゲートの幅Wが15mm以上であり、上記ゲートの厚さTgが1.0mm以上であることである。さらに好ましいのは、上記表層の厚さTsが2.5mm以上であり、上記ゲート幅Wが20mm以上であり、上記ゲートの厚さTgが1.5mm以上であることである。
上記基材及び表層には種々の樹脂材料を採用することができるが、基材用樹脂材料としては、PC(ポリカーボネート)、ABS樹脂、PC−ABS(PCとABS樹脂のポリマーアロイ)等を好適に採用することができ、表層用樹脂としては、PC、PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等を好適に採用することができる。
本発明によれば、表面に凹凸高さが5μm以上700μm以下である凹凸模様が形成され光輝材及び/又は無機顔料を含有する基材の当該表面が可視光線透過性を有する厚さが1.0mm以上8mm以下の表層で覆われてなる樹脂成形品を成形するにあたり、基材の凹凸模様が形成された表面側に表層を成形するためのキャビティを形成し、該キャビティの表層表面を成形する成形面と基材の表面との間隔が上記表層の厚さに相当していて、該キャビティに樹脂材料を射出することによって上記表層を成形するようにし、該キャビティに接続されるゲートを、幅Wが10mm以上であり、厚さTgが0.5mm以上であり、基材の表面から該基材の厚さ方向に離れた高さに設定されたフィルムゲートとし、且つゲートの相対する面のうちの一方の面が上記キャビティの上記表層の表面を成形する成形面と面一になるように設定され、該ゲートの断面積(mm単位)をK、上記表層の厚さ(mm単位)をTs、上記表層の表面の面積(mm単位)をA、上記ゲートの数をNとしたとき、指標値R=(K×Ts×N)/Aを3.33×10 −4 以上とするから、表層の射出成形に伴う基材表面の凹凸模様の崩れが少なく、得られた樹脂成形品は、表層を通して基材表面の凹凸模様が強い陰影感及び奥行き感(立体感)をもって明りょうに現れ、その意匠性の向上に有利になる。
樹脂成形品を一部断面にして示す斜視図。 樹脂成形品の成形装置の一例を模式的に示す一部断面にした側面図。 金型から離型した樹脂成形品の一部を示す斜視図。 金型の断面図。 図4のV−V線断面図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<樹脂成形品の一例>
図1に示す樹脂成形品1において、2は基材、3は基材2の表面を覆う表層である。基材2の表面に凹凸模様4が形成されている。表層3は可視光線透過性を有する樹脂材料で形成されているため、表層3を通して基材2の表面の凹凸模様4を視認することができる。基材2は光輝材及び/又は無機顔料を含有する樹脂材料によって形成され、表層3は着色材を含有する又は着色材を含有しない樹脂材料によって形成されている。基材2の凹凸模様4の凹凸高さは5μm以上700μm以下である。
<樹脂成形品の成形装置>
図2に樹脂成形品1の成形装置5の一例を模式的に示す。この成形装置5は、二色成形法で樹脂成形品1を成形するものである。
成形装置5において、6は基材2の凹凸模様を成形する成形面6aを備えた一次キャビティ型、7は表層3の表面を成形する成形面7aを備えた二次キャビティ型、8は両キャビティ型6,7に共通のコア型である。一次キャビティ型6のキャビティ面6aは基材表面に凹凸模様を成形すべくシボ加工されている。
両キャビティ型6,7は、コア型8を挟んで相対するようにベース9上に配置され、互いに離反する方向(型開き方向)に可動になっている。コア型8は、垂直軸まわりに回転するロータリー11に支持され、その互いに逆向きになった両面に基材2の裏面側を成形する成形面8aを備えている。
一次キャビティ型6とコア型8によって基材成形用キャビティ12が形成される。また、二次キャビティ型7とコア型8によって、基材2を収容し、該基材2の凹凸模様が形成された表面側に表層3を射出成形するためのキャビティ13を形成する金型14が構成される。図2において、15は基材成形用キャビティ12に通ずるランナー、16は同キャビティ12に接続されるゲートである。また、17は表層成形用キャビティ13に通ずるランナー、18は同キャビティ13に接続されるゲートである。
一次キャビティ型6の背部には基材成形用の第1樹脂材料21を射出するための第1射出ユニット22が配置されている。二次キャビティ型7の背部には表層成形用の第2樹脂材料23を射出するための第2射出ユニット24が配置されている。両射出ユニット22,24各々は、キャビティ型6,7に対して進退可能になっている。
図3乃至図5に模式的に示すように、表層成形用キャビティ13に接続されるゲート18はフィルムゲートである。図3において、19はゲート16で成形されたゲート部、20はゲート18で成形されたゲート部である。ゲート18の幅Wは10mm以上であり、該ゲート18の厚さTgは0.5mm以上である。表層3の厚さTsは1.0mm以上8mm以下である。ゲート18は、基材2の表面から基材2の厚さ方向(上方)に離れた高さに設定され、ゲート18の相対する面(上面及び下面)のうちの一方の面(上面)は、キャビティ13の上記表層の表面を成形する成形面と面一になっている。図4及び図5に示すように、キャビティ13の表層3の表面を成形する成形面7aと基材2の表面との間隔は表層3の厚さTsに相当する。
ゲート18と基材2の表面との間隔Sは0.5mm以上であることが好ましい。例えば、表層3の厚さTsを1.5mm以上とする場合、ゲート18の幅Wを15mm以上とし、ゲート18の厚さTgを1.0mm以上として、ゲート18と基材2の表面との間隔Sを0.5mm以上とすることが好ましい。また、表層3の厚さTsを2.5mm以上とする場合、ゲート18の幅Wを20mm以上とし、ゲート18の厚さTgを1.5mm以上として、ゲート18と基材2の表面との間隔Sを1.0mm以上とすることが好ましい。
ゲート18の断面積(mm単位)をK、表層3の厚さ(mm単位)をTs、表層3の表面の面積(mm単位)をA、ゲート18の数をNとしたとき、凹凸模様の崩れ防止に関する指標値R=(K×Ts×N)/Aは3.0×10−4以上である。
<樹脂成形品の成形方法>
上記成形装置5を用いた樹脂成形品1の成形方法を説明する。キャビティ型6,7及びコア型8を型締めし、第1射出ユニット22を前進させ、溶融した第1樹脂材料21を基材成形用キャビティ12に射出する。これにより、表面に凹凸模様を有する基材2が形成される。型開き後に、ロータリー11によって一対コア型8を成形された基材2と共に180度反転させ、型締めする。これにより、当該基材2の表面と二次キャビティ型7の間に表層成形用キャビティ13が形成される。第2射出ユニット24を前進させ、溶融した第2樹脂材料23を表層成形用キャビティ13に射出する。これにより、基材2の表面を覆う表層3が形成され、基材2と表層3の界面に凹凸模様を有する樹脂成形品1が得られる。
第2樹脂材料の溶融温度t2は第1樹脂材料の溶融温度t1よりも低いこと(例えば、温度差(t1−t2)が0℃以上50℃以下であること)が好ましい。基材2及び表層3の射出成形は、例えば、各々のマトリックス樹脂としてPCを用いる場合、例えば、型温度を80℃程度、射出ユニット22,24のシリンダ温度を250℃程度とすればよい。
<樹脂成形品の製造例>
表1に示すように、フィルムゲート18の幅W及び/又は厚さTgを変えて、表層を基材表面に成形した。基材及び表層のマトリックス樹脂はいずれもPCである。基材表面の凹凸模様は凹凸高さが55μmの木目調とした。射出成形において、型温度は80℃、射出ユニット22,24のシリンダ温度は250℃とした。そうして、得られた樹脂成形品の凹凸模様の崩れ状態を目視で評価した。
表1の評価欄において、「◎」は凹凸模様の陰影感及び奥行き感(立体感)が強く、凹凸模様の崩れが認められない(品質最良)を、「○」は凹凸模様に陰影感及び奥行き感があり、凹凸模様の崩れが殆ど認められない(品質良好)を、「△」はゲート近傍において凹凸模様が少し流され、その崩れが認められる(低品質)を、「×」はゲート近傍から比較的広い範囲にわたって凹凸模様の崩れが認められる(不良)を、それぞれ意味する。
Figure 0006428582
表1によれば、凹凸模様の崩れ防止に関する指標値Rが3.0×10−4以上であるケース(製造例3〜7)では、凹凸模様に陰影感及び奥行き感があり、得られる樹脂成形品の品質に大きな問題はなかった。特に指標値Rが10.0×10−4の製造例6及び指標値Rが15.0×10−4の製造例7は高い品質であった。
製造例4,5は、いずれもゲート幅W=40mm、ゲート厚さTg=1.0mm、表層厚さTs=1.5mmであって、同じく指標値R=6.67×10−4であるが、ゲート位置が異なるケースである。すなわち、製造例5は、図4に示すように、ゲート18の片面(上面)が表層表面を成形するキャビティ面7aと面一になっている。一方、製造例4はゲートがキャビティ13の高さ方向の中間位置に配置されている。評価結果は製造例5の方が製造例4よりも良好であった。ゲート位置が面一である製造例5の場合、ゲート18から表層成形用キャビティへの樹脂材料の流入位置が基材表面から離れているため、樹脂材料から基材表面の凹凸模様に加わるせん断発熱及びせん断力が小さくなり、凹凸模様の崩れが防止されたものと認められる。
上記実施形態では樹脂成形品の成形に二色成形法を採用したが、本発明は、基材を金型にインサートして表層を射出成形するインサート成形法を採用することもできる。
1 樹脂成形品
2 基材
3 表層
4 凹凸模様
5 成形装置
6 一次キャビティ型
7 二次キャビティ型
7a 表層の表面を成形するキャビティ面
8 コア型
18 ゲート(フィルムゲート)

Claims (5)

  1. 表面に凹凸高さが5μm以上700μm以下である凹凸模様が形成され光輝材及び/又は無機顔料を含有する基材の当該表面が可視光線透過性を有する厚さが1.0mm以上8mm以下の表層で覆われてなる樹脂成形品の成形方法であって、
    上記基材の上記凹凸模様が形成された表面側に上記表層を成形するためのキャビティを形成する工程と、
    上記キャビティに樹脂材料を射出することによって上記表層を成形する工程とを備え、
    上記キャビティの上記表層の表面を成形する成形面と上記基材の表面との間隔は上記表層の上記厚さに相当しており、
    上記キャビティに接続されるゲートをフィルムゲートとし、
    上記ゲートの幅Wが10mm以上であり、上記ゲートの厚さTgが0.5mm以上であり、上記ゲートが上記基材の表面から該基材の厚さ方向に離れた高さに設定され、
    上記ゲートの相対する面のうちの一方の面が上記キャビティの上記表層の表面を成形する成形面と面一になるように設定され、
    上記ゲートの断面積(mm単位)をK、上記表層の厚さ(mm単位)をTs、上記表層の表面の面積(mm単位)をA、上記ゲートの数をNとしたとき、指標値R=(K×Ts×N)/Aを3.33×10 −4 以上とすることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  2. 請求項1において、
    上記基材の凹凸模様の凹凸高さが10μm以上350μm以下であることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記指標値Rを6.67×10 −4 以上とすることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記表層の厚さTsが1.5mm以上であり、上記ゲートの幅Wが15mm以上であり、上記ゲートの厚さTgが1.0mm以上であることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
  5. 請求項1乃至請求項4いずれか一において、
    上記基材が上記光輝材としてアルミフレークを含有することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。
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