JP6586304B2 - 加飾成形体およびその製法 - Google Patents

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本発明は、色模様のついた透かし模様が立体的な陰影を有する、興趣に富む加飾成形体およびその製法に関するものである。
化粧料を収容したコンパクト容器や口紅容器等には、単に機能性だけでなく、見栄えがよい、商品イメージを反映したデザインである、といった意匠性も要求される。このような要求に応える技術として、例えば、コンパクト容器の蓋部に、接着剤を用いることなく装飾フィルムを一体化する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、最近は、より複雑な模様を付与するために、上記装飾フィルムの一部をレーザ照射によって除去し、その除去部から容器の地の部分を露出させて文字や図柄模様を形成することも行なわれ、さらには、より印象の強い模様を付与する方法として、成形体の表面に着色層を形成し、その上にさらに被覆層を形成した後、レーザ照射により上記被覆層に透孔部を形成してその部分から着色層を露呈させる方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−292827号公報 特開2002−127691号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、装飾フィルムを用いたものは、経時的に装飾フィルム部が変質したり摩耗・損傷したりして、見栄えが悪くなるという問題がある。また、容器の地の部分を露出させて色模様を付与する方法では、文字や図柄模様の部分の色が、容器の地の色に限られるため、全体として、その印象が弱くなるという問題がある。一方、上記特許文献2のように、成形体の表面に着色層を形成し、その上の被覆層に設けた透孔部から着色層を露呈させる方法では、上記透孔部からカラフルな色模様を見せることができるものの、色模様が色模様として見えるだけであり、その色模様に特殊な陰影が付与されていたり見る角度によって変化したりするものではないため、期待されるような高いアイキャッチ効果は得られていないのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、色模様のついた透かし模様が立体的な陰影を有する、興趣に富む加飾成形体およびその製法をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、成形体の表面に、着色層と、透明なアンダーコート層と、金属薄膜層と、透明なトップコート層とが、この順で形成されており、上記金属薄膜層とトップコート層がレーザ照射によって部分的に除去されて、アンダーコート層を最表面とする透かし模様が形成され、その透かし模様部分において、アンダーコート層を通して、その下の着色層が視認可能になっている加飾成形体であって、上記着色層の厚みが、金属薄膜層とトップコート層の積層厚みよりも大きくなるよう設定され、透かし模様部分が、透かし模様以外の部分よりも凸状に盛り上がっている加飾成形体を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記アンダーコート層の厚みが10〜80μmに設定されている加飾成形体を第2の要旨とする。
さらに、本発明は、上記第1の要旨である加飾成形体を製造する方法であって、成形体を準備する工程と、上記成形体の表面に、着色層と、透明なアンダーコート層と、金属薄膜層と、透明なトップコート層とを、この順で形成する工程と、上記金属薄膜層とトップコート層の一部をレーザ照射によって部分的に除去し、その溶融除去跡によって、アンダーコート層を最表面とする透かし模様を形成する工程とを備え、上記着色層を形成する際、着色層の厚みを、金属薄膜層とトップコート層の積層厚みよりも大きくなるよう設定することにより、透かし模様部分を、透かし模様以外の部分よりも凸状に盛り上げ、その透かし模様部分において、アンダーコート層を通して、その下の着色層が視認できるようにした加飾成形体の製法を第の要旨とする。
そして、本発明は、そのなかでも、特に、上記アンダーコート層の厚みを10〜80μmに設定した加飾成形体の製法を第の要旨とする。
すなわち、本発明は、成形体の表面に形成された金属薄膜層をレーザ照射によって部分的に除去し、その下の着色層を露出させて透かし模様とした加飾成形体において、着色層の上に透明なアンダーコート層を形成し、金属薄膜層の上にトップコート層を形成した状態で、トップコート層と金属薄膜層を部分的に除去し、アンダーコート層は除去しないようにして、透かし模様を形成したものである。
この構成によれば、レーザ照射によって形成された金属薄膜層の開口端面と、その上のトップコート層の開口端面とが上下に重なった状態で、透かし模様の透かし模様部分を囲った形になっており、その陰影が、透かし模様の表面に露出する透明なアンダーコート層に映り込んで、アンダーコート層の下にある着色層に輪郭があるように見えて、あたかも厚みのあるタイルが、周囲を目地に囲まれて埋め込まれているかのように見える。また、見る角度によっては、そのタイルのように見える部分が周囲よりも突出しているかのように浮き上がって見える。このため、この透かし模様部分が、従来にない、興趣に富む印象を与えるようになっている。
そして、本発明の加飾成形体では、特に、上記着色層の厚みが、金属薄膜層とトップコート層の積層厚みよりも大きくなるよう設定されており、透かし模様部分が、透かし模様以外の部分よりも凸状に盛り上がっている。したがって、上記凸状に盛り上がっている透かし模様部分が、実際の盛り上がりよりもさらに大きく突出しているように見えるため、厚みのあるタイルが目地に囲まれて埋め込まれているかのような印象が、より強調されることになる。
また、本発明の加飾成形体のなかでも、特に、上記アンダーコート層の厚みが10〜80μmに設定されているものは、アンダーコート層が分厚く形成されているため、透かし模様部分において、着色層表面と金属薄膜層の開口端面およびトップコート層の開口端面との距離が遠くなり、より陰影の深い立体的な見え方となって、好適である。
そして、本発明の加飾成形体の製法によれば、上記加飾成形体を、短時間で効率よく製造することができる。特に、着色層を、インクジェット印刷等によって形成する場合、その印刷データと、金属薄膜層とトップコート層へのレーザ照射時の加工データとを関連付けることにより、最小限の領域に着色層を形成して、これを透かし模様として、過不足なく見せることができる。したがって、着色層の材料を無駄にすることなく、美麗な仕上がりの加飾成形体を得ることができ、好適である。
本発明の一参考の形態を示す斜視図である。 (a)は図1のX−X′断面を模式的に示す説明図、(b)は図1の部分的な平面図である。 (a)、(b)は、ともに上記参考の形態に用いられる蓋体の製造方法の説明図である。 上記蓋体に形成される透かし模様の模式的な説明図である。 (a)は本発明の一実施の形態における透かし模様の断面を模式的に示す説明図、(b)はその製造方法の説明図である。
つぎに、本発明を実施するための形態(参考の形態を含む)について説明する。ただし、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一参考の形態であるコンパクト容器の斜視図であり、図2(a)は、そのX−X′断面を模式的に示す説明図である。すなわち、このコンパクト容器は、その内部にファンデーション等の化粧料を収容保持する本体部1と、上記本体部1の上部開口を蓋する蓋体2とを備えている。そして、上記蓋体2は、本体部1の後端部に設けられたヒンジ連結部(図示せず)に回動自在に取り付けられており、図1において鎖線で示すように、後方に開くようになっている。なお、蓋体2の内側面には、鏡3が貼着されている。
より詳しく説明すると、上記蓋体2は、図2(a)に示すように、不透明なポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂によって成形された成形体4をベースとしており、その表面に、着色層5と、透明なアンダーコート層6と、金属薄膜層7と、透明なトップコート層8とが、この順で形成されている。そして、上記金属薄膜層7とトップコート層8がレーザ照射によって部分的に除去されて、アンダーコート層6を最表面とする透かし模様Pが形成されている。この透かし模様Pの透かし模様部分において、透明なアンダーコート層6を通して、その下の着色層5の色模様が見えるようになっている。なお、図1において、上記透かし模様Pが形成されている部分以外の、透明なトップコート層8を透かして金属薄膜層7の金属光沢色が見える部分に、目の粗い斜線を付けて示している。
上記透かし模様Pは、図1の部分的な平面図である図2(b)に示すように、大小2種類の円形の透かし模様部分が交互に配置された模様になっており、各円形の透かし模様部分において、着色層5である、着色部分に細かい線模様が描かれた色模様が、アンダーコート層6を通して見えている。そして、この透かし模様Pとその周囲の、金属光沢色に見える部分との境界部、すなわち透かし模様部分の輪郭部のうち光を受けた部分が、透明なアンダーコート層6に映り込んで見えるため、透かし模様部分の周囲には、厚み方向に陰影があるように見える。したがって、それぞれの円形の透かし模様部分が、目地で囲われた小さな色模様付きの丸いタイルを、やや盛り上がった状態で埋め込んで形成したように見えて、趣深い印象を与えている。
上記蓋体2は、例えばつぎのようにして得ることができる。すなわち、まず、蓋体2のベースとなる成形体4を賦形するための金型を用意し、その形成材料であるPET系樹脂材料を射出成形することにより、所定形状が付与された成形体4を得ることができる。
つぎに、図3(a)に示すように、上記成形体4の表面に、まず、インクジェット印刷によって、細かい色模様からなる着色層5を形成する。そして、その上に、透明なアンダーコート層6を形成し、その上に、アルミニウム蒸着によって金属薄膜層7を形成する。そして、さらにその上に、透明なトップコート層8を形成する。なお、上記着色層5は、成形体4の表面全面に形成する必要はなく、少なくとも透かし模様Pとして見せる領域に形成すれば足りる。
つぎに、図3(b)に示すように、上記トップコート層8の表面のうち、予め設定された特定領域(透かし模様Pの形成予定部)に、YAGレーザ照射を行い、トップコート層8と金属薄膜層7を溶融除去する。この溶融除去部においてアンダーコート層6が露出し、透明なアンダーコート層6を通して、その下の着色層5が見えることによって、透かし模様Pとなる。このようにして、図1に示すコンパクト容器の蓋体2を得ることができる。
上記製法によれば、得ようとする加飾成形体(この例では、コンパクト容器の蓋体2)のデザインに応じて、成形体4の表面に着色層5を形成する際のインクジェット印刷の色やデザイン、印刷領域等の条件と、透かし模様Pを形成する際のレーザ照射条件とを、適宜に設定すればよい。したがって、デザイン変更の場合、いちいち成形体4の金型を作り直したりすることなく、即座に対応が可能であることから、多種多様なデザインの加飾成形体を、市場のニーズに応じて、短期間で納品することができるという利点を有する。
特に、上記インクジェット印刷の印刷データとレーザ照射の加工データとを関連付けることにより、透かし模様Pの形成領域に対し過不足のない、最小限の領域に着色層5を形成することができ、インクの無駄をなくすことができる。
また、この蓋体2の、透かし模様P以外の部分は、金属薄膜層7が透明なトップコート層8によって保護されており、透かし模様Pの部分は、色模様からなる着色層5が透明なアンダーコート層6によって保護されているため、金属薄膜層7の金属光沢と、透かし模様Pにおける繊細な色模様とが、摩耗や傷等によって経時的に汚損されることがなく、美麗なデザインが長く保たれるという利点を有している。
なお、上記の例において、レーザ照射の条件によっては、透かし模様Pを形成するための溶融除去加工時に、気化したガスが、その除去部分の周囲の、金属薄膜層7とトップコート層8の開口端面内側に入り込んで、微細気泡となって閉じ込められることがある。その状態の一例を、図4に模式的に示す。この場合、閉じ込められた微細気泡10が、透かし模様Pの透かし模様部分の周縁部に沿って並んでいる様子が、透明なトップコート層8を通して見えるため、その微細気泡10の陰影によって、透かし模様部分が、より凸状に盛り上がって見えるという効果を奏する。
また、上記の例において、成形体4の材質は、PET系樹脂に限るものではなく、成形可能な各種の合成樹脂を用いることができる。なかでも、上記PET系樹脂の他、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、アクリロニトリル−スチレン(AS)樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)を用いることが、成形性、耐久性、軽量性の点で好ましい。そして、成形体4の色は、コンパクト容器全体のデザインに応じて選択され、透明、不透明を問わず、また有色、無色も問わない。
さらに、上記の例では、成形体4の表面に形成される着色層5を、インクジェット印刷によって形成したが、必ずしもインクジェット印刷に限るものではない。例えば、予め色や色模様が付与された着色層が形成された転写シートを転写して得られるものや、蒸着、スパッタリング、メッキ、ホットスタンプ、コーティング、貼付等によって得られる各種の着色層5を用いることができる。ただし、上記の例のように、着色層5を、インクジェット印刷によって形成すると、目的とするデザインに応じた色(単色)や色模様を、簡単な設定で迅速に形成することができるだけでなく、印刷データをレーザ照射時の加工データと関連付けることができ、好適である。
そして、上記着色層5の厚みは、その材質や全体の大きさにもよるが、例えば、上記の例のように、コンパクト容器の蓋体2に用いる場合、0.04〜200μmに設定することが好適である。すなわち、上記着色層5の厚みが薄すぎると、層を均一に形成することが容易でなく、逆に厚すぎると、加飾成形体全体が嵩高くなって好ましくない。なお、本発明では、透かし模様Pの陰影を強調するために、着色層5を意図的に厚盛にする。その場合、着色層5の厚みは、アンダーコート層6を介してその上に形成される金属薄膜層7とトップコート層8の積層厚み(厚みの合計)よりも厚くして、透かし模様Pの透かし模様部分から、着色層5の上に重なるアンダーコート層6の表面が突出するよう設定する。
着色層5を意図的に厚盛にして透かし模様Pの透かし模様部分から突出させるようにしたものの一例(本発明の一実施の形態)を、図5(a)に模式的に示す。このものは、透かし模様Pの透かし模様部分に相当する部分のみに、インクジェット印刷等によって、着色層5′を厚く形成したものである。
そして、上記着色層5′の厚みが、アンダーコート層6の上の、金属薄膜層7とトップコート層8の積層厚み(厚みの合計)よりも厚く設定されているため、図5(b)に模式的に示すように、この着色層5′が形成された部分の上の、金属薄膜層7とトップコート層8とを、レーザ照射によって溶融除去すると、溶融除去されずに残っているトップコート層8の表面(透かし模様以外の部分)よりも、露出したアンダーコート層6の表面(透かし模様の部分)の方が高く突出することになる。なお、図では、各層の厚みを極端に厚く誇張しているため、レーザ照射による溶融除去後の金属薄膜層7とトップコート層8の形状が、図5(a)に示すようになることがわかりにくいが、実際は、各層は極めて薄いため、得られる透かし模様部分の形状は、概ね図5(a)に示す形状となる。
この構成によれば、透かし模様Pの透かし模様部分において、露出したアンダーコート層6の表面が、他の部分に比べて凸状に盛り上がっており、その盛り上がり部分が、実際の盛り上がりよりもさらに大きく突出して盛り上がっているように見えるため、図1に示す構成のものに比べて、より一層、その厚みのあるタイルを埋め込んだかのような立体感が強調されて、好適である。
また、これらの例において、アンダーコート層6は、その下の着色層5、5′を透かして見せる必要から、透明でなければならないが、無色である必要はなく、透明性が損なわれない範囲内で、着色されていてもよい。そして、その厚みは、通常、10〜80μmに設定することが好適である。すなわち、アンダーコート層6が薄すぎると、透かし模様Pの陰影が弱くなって、浮き上がるように見えにくい。また、アンダーコート層6が厚すぎると、成形体4と金属薄膜層7との接着性が逆に悪くなるおそれがあり、また、コンパクト容器全体の軽量化を阻害するおそれがあるからである。
さらに、これらの例において、金属薄膜層7は、アルミニウム蒸着による金属薄膜からなり、その厚みは、0.001〜0.05μmに設定することが好適である。金属薄膜層7の厚みが薄すぎると、金属光沢色が充分に現われず、所望の色調を得られにくいおそれがあり、逆に、厚すぎると、アンダーコート層6との密着性が低下するおそれがあるからである。なお、上記金属薄膜層7は、アルミニウム蒸着によるものに限るものではなく、ステンレス等、他の金属材料からなる薄膜であってもよい。また、ベースとなる金属薄膜の上に、ホログラム形成層やパール調付与層等をさらに形成したものであってもよい。これらの場合、より複雑な金属光沢色調を得ることでき、デザインの幅が広がる。
また、これらの例において、トップコート層8は、無色透明のアクリル系塗料を塗布することによって形成されているが、これに代えて、他のトップコート用塗料を用いることもできる。なお、必要に応じ、このトップコート層8を形成する各種の塗料に着色剤を含有させ、色調を出すこともできる。トップコート層8に色調が付加されると、透かし模様Pとの組み合わせによって、デザインの幅が広がるようになる。そして、上記トップコート層8は、金属薄膜層7の酸化防止、腐食・摩耗の防止等の保護作用を果たし、その耐久性を高めるものであるが、さらに紫外光劣化防止のために、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を上記トップコート用塗料に添加してもよい。
上記トップコート層8の厚みは、10〜20μmにすることが好適である。すなわち、10μm未満では、その下の金属薄膜層7等を保護するのに充分な効果を発揮できないおそれがあり、20μmを超えると、保護の効果は充分であり、それ以上厚みが増加しても、保護の効果がさらに向上することは期待できないからである。
さらに、これらの例において、透かし模様Pを形成するためのレーザ照射は、YAGレーザを用いて行なっているが、これに代えて、COレーザ、ルビーレーザ、YVOレーザ、半導体レーザ等、各種のレーザ装置を用いて行うことができる。なかでも、制御性、仕上がり性において、YAGレーザ、YVOレーザ、半導体レーザのいずれかを用いることが好適である。
なお、上記一連の説明は、本発明をコンパクト容器に適用したものを例にとってなされているが、本発明は、コンパクト容器に限らず、各種の樹脂成形品、あるいは樹脂成形品に他の部材を組み合わせた成形品等に、広く適用可能である。例えば、携帯電話、文房具、家電製品、各種ケース等に応用することができる。
本発明は、色模様のついた透かし模様が立体的な陰影を有する、興趣に富む加飾成形体およびその製法に利用することができる。
2 蓋体
4 成形体
5 着色層
6 アンダーコート層
7 金属薄膜層
8 トップコート層
P 透かし模様

Claims (4)

  1. 成形体の表面に、着色層と、透明なアンダーコート層と、金属薄膜層と、透明なトップコート層とが、この順で形成されており、上記金属薄膜層とトップコート層がレーザ照射によって部分的に除去されて、アンダーコート層を最表面とする透かし模様が形成され、その透かし模様部分において、アンダーコート層を通して、その下の着色層が視認可能になっている加飾成形体であって、上記着色層の厚みが、金属薄膜層とトップコート層の積層厚みよりも大きくなるよう設定され、透かし模様部分が、透かし模様以外の部分よりも凸状に盛り上がっていることを特徴とする加飾成形体。
  2. 上記アンダーコート層の厚みが10〜80μmに設定されている請求項1記載の加飾成形体。
  3. 請求項1記載の加飾成形体を製造する方法であって、成形体を準備する工程と、上記成形体の表面に、着色層と、透明なアンダーコート層と、金属薄膜層と、透明なトップコート層とを、この順で形成する工程と、上記金属薄膜層とトップコート層の一部をレーザ照射によって部分的に除去し、その溶融除去跡によって、アンダーコート層を最表面とする透かし模様を形成する工程とを備え、上記着色層を形成する際、着色層の厚みを、金属薄膜層とトップコート層の積層厚みよりも大きくなるよう設定することにより、透かし模様部分を、透かし模様以外の部分よりも凸状に盛り上げ、その透かし模様部分において、アンダーコート層を通して、その下の着色層が視認できるようにしたことを特徴とする加飾成形体の製法。
  4. 上記アンダーコート層の厚みを10〜80μmに設定した請求項記載の加飾成形体の製法。
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