JP5148964B2 - 組み合わせ成形体の製法およびそれによって得られる組み合わせ成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、2種類の樹脂成形体を組み合わせることにより、特殊な装飾模様を得るようにした組み合わせ成形体の製法およびそれによって得られる組み合わせ成形体に関するものである。
化粧料を収容したコンパクト容器や口紅容器等には、単に機能性だけでなく、見栄えがよい、商品イメージを反映したデザインである、といった意匠性も要求される。このような要求に応えるために、例えば、コンパクト容器の蓋部に、接着剤を用いることなく装飾フィルムを一体化したり、装飾模様を直接印刷したりすることが、多く行われている。
しかし、平面上に平面的な装飾模様を施しただけでは印象が弱いため、最近は、平面上の模様を立体的に浮かび上がらせて、インパクトの強い印象を与えるようにする方法がいくつか提案されている。例えば、目的とする模様付与予定面に、光による干渉縞をフィルム表面に凹凸で記録したエンボスホログラムフィルムを転写して、見る角度によって色合いや図柄が変化して立体的にみえるホログラムを付与する方法(特許文献1参照)や、シルクスクリーン印刷でレンズを形成し、オフセットで絵柄を印刷することにより、絵柄を立体的に浮かび上がらせる方法(特許文献2参照)等をあげることができる。
また、樹脂成形品を成形する際に、樹脂成形品の表面に等間隔の縞模様を印刷し、上記樹脂成形品の裏面側に、上記縞模様とは異なる間隔の縞模様を立体的に形成して、上記樹脂成形品の表面にモアレ(干渉縞)を浮かび上がらせる方法(特許文献3)や、光透過性のレンズ要素が形成されたシートを、射出成形金型にインサートして射出成形によって透明樹脂成形品を得た後、そのレンズ要素に対応した装飾模様を付加して、モアレ模様を得る方法(特許文献4)等も提案されている。
特開平7−261647号公報 特開2003−307799公報 特開2001−171300公報 特開2007−62124公報
しかしながら、これらの方法は、いずれも工程が複雑で、製造コストが高いという問題や、顧客のニーズに応じたデザインのものを、短時間で提供したり、急な仕様変更に対応したりすることができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、低コストで簡単に、従来にない特殊な装飾模様を得ることのできる、優れた組み合わせ成形体の製法と、それによって得られる組み合わせ成形体の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体を準備し、その表面もしくは裏面の少なくとも一部にCO2 レーザを照射し、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面を部分的に溶融加工して凸状もしくは凹状の微細凹凸模様を形成する工程と、第2の樹脂成形体を準備し、その表面の少なくとも一部に着色層を形成する工程と、上記第2の樹脂成形体の着色層の一部にYAGレーザを照射し、上記着色層を部分的に除去加工して第2の樹脂成形体が部分的に露出した微細模様を形成する工程とを備え、上記微細凹凸模様が形成された第1の樹脂成形体を、上記微細模様が形成された第2の樹脂成形体の上に重ねることにより、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体表面の微細模様がみえるようにした組み合わせ成形体の製法を第1の要旨とする。
また、本発明は、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体を準備し、その表面もしくは裏面の少なくとも一部にCO2 レーザを照射し、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面を部分的に溶融加工して凸状もしくは凹状の微細凹凸模様を形成する工程と、透明樹脂からなる第2の樹脂成形体を準備し、その裏面の少なくとも一部に着色層を形成する工程と、上記第2の樹脂成形体の着色層の一部にYAGレーザを照射し、上記着色層を部分的に除去加工して第2の樹脂成形体が部分的に露出した微細模様を形成する工程とを備え、上記微細凹凸模様が形成された第1の樹脂成形体を、上記微細模様が形成された第2の樹脂成形体の上に重ねることにより、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体裏面の微細模様がみえるようにした組み合わせ成形体の製法を第2の要旨とする。
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様と、上記第2の樹脂成形体に形成される微細模様とを、それぞれ微細な間隔で平行線が並ぶ縞模様で形成した組み合わせ成形体の製法を第3の要旨とし、上記縞模様が、10μm〜5mmの間隔で平行に並ぶ幅25〜100μmの線で構成されている組み合わせ成形体の製法を第4の要旨とする。
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様における縞模様の延びる方向と、上記第2の樹脂成形体の形成される微細模様における縞模様の延びる方向とが、互いにずれるよう設定し、上記第1の樹脂成形体の縞模様と第2の樹脂成形体の縞模様の重なりによって、上記第1の樹脂成形体の縞模様にモアレ調の陰影が生じるようにした組み合わせ成形体の製法を第5の要旨とする。
また、本発明は、前記第1の要旨である製法によって得られる組み合わせ成形体であって、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体と、その下に重ねられる第2の樹脂成形体とを備え、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面の少なくとも一部に、CO2 レーザの照射によってその表面もしくは裏面が部分的に溶融加工されて凸状もしくは凹状の微細凹凸模様が形成されているとともに、上記第2の樹脂成形体の表面の少なくとも一部に着色層が形成され、かつその着色層がYAGレーザの照射によって部分的に除去加工され第2の樹脂成形体が部分的に露出してなる微細模様が形成されており、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体表面の微細模様がみえるようになっている組み合わせ成形体を第6の要旨とする。
さらに、本発明は、前記第2の要旨である製法によって得られる組み合わせ成形体であって、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体と、その下に重ねられる、透明樹脂からなる第2の樹脂成形体とを備え、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面の少なくとも一部に、CO2 レーザの照射によってその表面もしくは裏面が部分的に溶融加工されて凸状もしくは凹状の微細凹凸模様が形成されているとともに、上記第2の樹脂成形体の裏面の少なくとも一部に着色層が形成され、かつその着色層がYAGレーザの照射によって部分的に除去加工され第2の樹脂成形体が部分的に露出してなる微細模様が形成されており、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体裏面の微細模様がみえるようになっている組み合わせ成形体を第7の要旨とする。
そして、本発明は、それらのなかでも、特に、上記第1の樹脂成形体に形成された微細凹凸模様と、上記第2の樹脂成形体に形成された微細模様が、それぞれ微細な間隔で平行線が並ぶ縞模様である組み合わせ成形体を第8の要旨とし、上記縞模様が、10μm〜5mmの間隔で平行に並ぶ幅25〜100μmの線で構成されている組み合わせ成形体を第9の要旨とする。
また、本発明は、それらのなかでも、特に、上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様における縞模様の延びる方向と、上記第2の樹脂成形体の形成される微細模様における縞模様の延びる方向とが、互いにずれるよう設定されており、上記第1の樹脂成形体の縞模様と第2の樹脂成形体の縞模様の重なりによって、上記第1の樹脂成形体の縞模様にモアレ調の陰影が生じるようになっている組み合わせ成形体を第10の要旨とする。
本発明の製法は、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体に、CO2 レーザを用いて微細凹凸模様を形成し、第2の樹脂成形体に、金属光沢層等の着色層を形成後、この着色層を、YAGレーザを用いて部分的に除去加工して微細模様を形成し、これらを上下に重ねて、上側の第1の樹脂成形体の微細凹凸模様を透かして、下側の第2の樹脂成形体の微細模様がみえるようにしたものである。この製法によれば、金型による賦形や後加工では得られない、微細な模様を二重に重ねて、さらに複雑な模様とすることができ、特殊な外観の成形体を得ることができる。特に、上記二重に重なった模様は、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体に形成された微細凹凸模様を透かして得られる模様であるため、みる方向によって、上記微細凹凸模様の凹凸部分を通過する光の屈折・反射によって、凹凸の陰影が変化するとともに、下側の微細模様との重なりが微妙に変化し、従来にない、趣深い印象のものとなる。
しかも、上記製法によれば、組み合わせる2つの樹脂成形体に、それぞれCO2 レーザもしくはYAGレーザを照射するだけで、簡単に微細凹凸模様もしくは微細模様を得ることができるため、製造の手間およびコストを大幅に削減することができる。そして、CO2 レーザによる微細凹凸模様の変更、YAGレーザによる微細模様の変更は、CO2 レーザ、YAGレーザに入力するデータを入れ換えるだけで簡単に行うことができるため、短期間で、ニーズに応じた多種多様な商品を納品することができるという利点を有する。
なお、上記製法のなかでも、特に、上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様と、上記第2の樹脂成形体に形成される微細模様とを、それぞれ微細な間隔で平行線が並ぶ縞模様で形成したもの、そして、その縞模様が、10μm〜5mmの間隔で平行に並ぶ幅25〜100μmの線で構成されているものは、上側の微細凹凸模様と下側の微細模様との重なりによってみえる模様が、より微妙な変化を伴う繊細な印象の模様となり、好適である。
そして、それらの製法のなかでも、特に、上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様における縞模様の延びる方向と、上記第2の樹脂成形体の形成される微細模様における縞模様の延びる方向とが、互いにずれるよう設定し、上記第1の樹脂成形体の縞模様と第2の樹脂成形体の縞模様の重なりによって、上記第1の樹脂成形体の縞模様にモアレ調の陰影が生じるようにしたものは、従来のような複雑な工程を経由することなく、非常に簡単にモアレ調の外観を有する樹脂成形体を得ることができ、好適である。
そして、これらの製法によって得られる組み合わせ成形体は、それぞれに、従来にはない、非常に興趣に富む微細模様が付与されており、強い印象を与えることができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明を実施するための最良の形態であるコンパクト容器を示している。このコンパクト容器は、本体部1と、これを蓋する蓋体2とで構成されており、上記本体部1の内部には、ファンデーション等の化粧料と、化粧筆、パフ等の化粧用具が併せて収容保持されるようになっている(内部は図示せず)。
上記蓋体2は、図2に示すように、蓋枠体3と、その蓋枠体3の上面に嵌合一体化される蓋板4とで構成されており、上記蓋板4が、本発明の第1の樹脂成形体に相当し、上記蓋枠体3が、本発明の第2の樹脂成形体に相当する。
そして、上記蓋枠体3の後端部には、下向きにヒンジ部3aが突設されており、このヒンジ部3aが本体部1の後端部と係合することにより、図1において鎖線で示すように、蓋体2が、本体部1に開閉自在に取り付けられている。また、上記蓋枠体3の内側面には、鏡5が貼着されている。
上記蓋板4は、透明アクリル樹脂成形体からなり、その裏面には、微細な間隔で平行線が並ぶ縞模様を縦横に配置してなる微細凹凸模様Pが形成されて、この模様が表面側から透けてみえるようになっている。上記蓋板4の、表面側から透けてみえる微細凹凸模様Pの図柄を、図3(a)に模式的に示す。また、上記蓋板4の下側の蓋枠体3も、同じく透明アクリル樹脂成形体からなり、その外表面全体が、半透明のアルミニウム蒸着膜からなる着色層6で被覆されている。そして、表面の着色層6が部分的に除去されて、その除去跡によって、微細な間隔で平行線が並ぶ縞模様を縦横に配置してなる微細模様Qが形成されている。ただし、上記微細模様Qの図柄は、図3(b)に示すように、上記蓋板4の裏面側に形成される微細凹凸模様Pと同一の図柄であり、上記微細凹凸模様Pを表面側から透かしてみえる図柄(図3〔a〕参照)とは、左右対称形になっている。
上記微細凹凸模様Pを有する蓋板4は、例えばつぎのようにして製造することができる。すなわち、まず、蓋板4を賦形するための金型を用い、透明アクリル樹脂を射出成形して、図4(a)に示すように、透明無地の蓋板4を得る。
つぎに、図4(b)に示すように、上記蓋板4の裏面に対し、CO2 レーザを照射し、上記蓋板4の裏面を部分的に溶融加工するこにより、図3(a)に示すような、直線状の凹部が微細な間隔で並ぶ縞模様を組み合わせてなる図柄の微細凹凸模様Pを形成する。
なお、上記CO2 レーザを照射するためのヘッド部は、蓋板4の裏面に対峙する位置を順次移動するようになっており、予め入力された数値データにもとづいてレーザ光を照射するようになっている。そして、上記縞模様を形成するために、そのヘッド部を、微細なピッチで繰り返し走査させて、溶融加工跡が、直線状の凹部として、平行に並ぶようにする。このとき、縞模様を構成する平行線の各線、すなわち直線状の溶融加工跡の幅Wを、25〜100μmに設定し、その間隔Dを、10μm〜5mmに設定すると、蓋枠体3側に形成された微細模様Qとの重なりによって得られる組み合わせ模様が、非常に興趣に富むものとなり、好適である。
また、上記蓋板4と嵌合一体化される蓋枠体3は、例えばつぎのようにして製造することができる。すなわち、まず、蓋枠体3を賦形するための金型を用い、透明アクリル樹脂を射出成形した後、その外表面全体に、半透明となるようアルミニウム蒸着膜を形成して、着色層6を得る。この状態を、図5(a)に示す。
つぎに、図5(b)に示すように、上記蓋枠体3の表面に対し、YAGレーザを照射し、上記着色層6の表面を部分的に除去加工するこにより、図3(b)に示すような、直線状の切欠部が微細な間隔で並ぶ縞模様を組み合わせてなる図柄の微細模様Qを形成する。
なお、上記YAGレーザを照射するためのヘッド部も、上記CO2 レーザと同様、蓋枠体3の表面に対峙する位置を順次移動するようになっており、予め入力された数値データにもとづいてレーザ光を照射するようになっている。そして、上記縞模様を形成するために、そのヘッド部を、微細なピッチで繰り返し走査させて、除去加工跡が、直線となって平行に並ぶようにする。このとき、縞模様を構成する平行線の各線、すなわち直線状の除去加工跡の幅W′を、25〜100μmに設定し、その間隔D′を、10μm〜5mmに設定すると、蓋板4側に形成された微細凹凸模様Pとの重なりによって得られる組み合わせ模様が、非常に興趣に富むものとなり、好適である。
そして、上記蓋枠体3の上面に、蓋板4を嵌合させることにより、図6に示すように、両者が一体化した蓋体2を得ることができる。
上記蓋体2の表面(すなわち蓋板4の表面)をみると、蓋板4の裏面に形成された微細凹凸模様Pと、その下側の、蓋枠体3の表面に形成された微細模様Qとが重なって、図7に示すような、非常に複雑な図柄となってみえる。また、見る角度によっては、微細凹凸模様Pが浮きでてみえたり、沈んでみえたりして、その印象が変化する。したがって、片方の面だけに図柄がある場合に比べて、複雑かつ立体的な印象を与えることができる。
しかも、上記微細凹凸模様Pおよび微細模様Qは、ともに蓋板4と蓋枠体3とが互いに重なる内側の面にそれぞれ形成されており、蓋板4の表面および蓋枠体3の裏面は、その平滑性が維持されているため、上記模様が経時的に摩耗・損傷して見栄えが悪くなることがない。
また、上記微細凹凸模様Pは、CO2 レーザの照射による一工程で簡単に形成することができ、上記微細模様Qも、YAGレーザの照射による一工程で簡単に形成することができるため、製造の手間およびコストを大幅に削減することができる。
そして、上記CO2 レーザおよびYAGレーザによる加工は、そのレーザ照射位置を指示するための数値データを入力するだけで、簡単に図柄設定を行うことができ、図柄のデザインを、簡単に変更させることができる。特に、この例では、蓋板4の裏面側に形成する微細凹凸模様Pの図柄と、YAGレーザによる微細模様Qの図柄とが、同一であるにもかかわらず、蓋板4の表面側から透かして見える微細凹凸模様P(図柄が左右対称形)が、その下の微細模様Qと重なるため、簡単な図柄設定でありながら、非常に複雑にみえる外観模様を得ることができ、効果的である。
このように、上記製法によれば、短期間で、ニーズに応じた多種多様な微細凹凸模様Pおよび微細模様Qを組み合わせた商品を納品することができるという利点を有する。
なお、上記の例では、微細凹凸模様Pを、蓋板4の裏面側に形成したが、場合によっては、図8に示すように、蓋板4の表面側に形成しても差し支えない。この構成によれば、微細凹凸模様Pと微細模様Qの間に、蓋板4の厚み分だけ透明層が介在することになるため、上からみる角度をかえると、上下の模様P、Qが大きくずれて、そのみえ方が大きく変化する。したがって、上記の例よりも、変化の大きい、より印象的な外観模様を得ることができる。
ただし、図8に示す例では、蓋板4表面の平滑性が得られないため、この面が外側に配置される場合は、この上に、さらに透明な別部材を嵌合したり、透明な保護皮膜や保護シートを被覆することが好ましい。
また、前記の例では、蓋枠体3の外表面全体を、着色層6である半透明のアルミニウム蒸着膜で被覆したが、図9(a)に示すように、着色層6を、蓋枠体3の裏面側のみに形成し、この裏面側の着色層6に対しYAGレーザを照射して、微細模様Qを形成するようにしてもよい。このものを、前記の例と同様、裏面側に微細凹凸模様Pが形成された蓋板4と組み合わせることにより、前記の例と同様の効果を得ることができる。
さらに、上記蓋枠体3の裏面側に微細模様Qが形成された蓋枠体3を、図9(b)に示すように、表面側に微細凹凸模様Pが形成された蓋板4と組み合わせることにより、上下の模様P、Qが、より大きくずれて、みえ方が大きく変化するため、より印象的な外観模様を得ることができる。
ただし、上記図9(a)、(b)に示す例のように、蓋枠体3の裏面側に微細模様Qを形成する場合、上記蓋枠体3は透明でなければならない。蓋板4の表面側から、上記微細模様Qが透けて見えなければならないからである。なお、この場合、上記微細模様Qが形成された蓋枠体3の下側に、さらに適宜の着色層を直接積層したり、着色シートや着色部材を組み合わせることにより、微細模様Qの隙間から、異なる色模様が透けて見えるようにしても差し支えない。このようにすると、微細凹凸模様Pと微細模様Qの組み合わせに、さらに色模様が組み合わせられるため、より一層複雑かつ印象的な模様を得ることができる。
なお、上記蓋板4の材料としては、従来から容器等の成形品に用いられる透明部材、例えば、アクリル樹脂の他、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)等があげられる。これらは、少なくともその下側の微細模様Qを透かして見せるために透明でなければならないが、無色である必要はなく、多少着色されていても、反対側が透けて見えるものであれば差し支えはない。また、樹脂ではなくガラスや鉱石、セラミックであってもよい。
ただし、上記蓋板4の材料として、上記アクリル樹脂以外のものを用いた場合、CO2 レーザを照射すると、その樹脂表面が溶融除去されて凹部になるのではなく、図10に模式的に示すように、溶融軟化した樹脂が盛り上がって凸部になるため、得られる微細凹凸模様P′は、凸状の直線が並ぶ縞模様として形成される。そして、上記微細凹凸模様P′が形成された蓋板4と、微細模様Qが形成された蓋枠体3とを組み合わせることにより、すでに述べた一連の例と同様の効果を得ることができる。
また、上記蓋枠体3の材料としては.従来から容器等の成形品に用いられる部材、例えば、アクリル樹脂の他、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、ポリカーボネート(PC)等があげられる。なお、上記蓋枠体3の表面側に微細模様Qを形成する場合は、蓋枠体3は透明であっても、非透明であってもよいが、上記蓋枠体3の裏面側に微細模様Qを形成する場合は、これを上から透かしてみせるために、蓋枠体3は透明でなければならない。その場合、上記蓋板4と同様、無色である必要はなく、多少着色されていても、反対側が透けて見えるものであれば差し支えはない。もちろん、樹脂ではなくガラスや鉱石、セラミックであってもよい。
さらに、上記蓋枠体3の表面もしくは裏面に微細模様Qを形成するために設けられる着色層6の材料は、上記の例のように、アルミニウム蒸着膜以外に、従来から成形体の加飾に用いられる着色転写シート(フィルム)、ホログラムシート、金属箔等が用いられる。もちろん、その形成方法も、蒸着の他、転写、スパッタリング、メッキ、ホットスタンプ、コーティング等、その材質に応じて適宜の方法が採用される。そして、上記着色層6の色は、単一色に限るものではなく、2色以上の色からなる色模様であっても差し支えない。そして、前記の例のように、着色層6は半透明でもよいが、下地となる蓋枠体3の色との区別が明確で、YAGレーザによる除去加工によって形成される微細模様Qが、蓋板4の上から視認できるものでなければならない。
なお、上記着色層6の色は、前記の例のように、金属光沢を有していることが、この着色層6から得られる微細模様Qを、より立体的に際立たせる上で好適である。金属光沢によって反射される光が、陰影模様Pの縞模様の向きに応じて陰影を形成するため、金属光沢のない色の微細模様Qと重ねた場合よりも立体的な陰影を与えるからである。
また、前記の例では、微細凹凸模様Pと微細模様Qの図柄を、ともに同一の、縞模様を適宜に配置した図柄として、作業の簡便化を図ったが、縞模様のデザインや配置は、上記の例に限るものではない。
例えば、図11(a)に示すように、縦横に延びる縞模様からなる微細凹凸模様Pが裏面に形成された透明な蓋板4と、図11(b)に示すように、斜め方向に延びる縞模様からなる微細模様Qが表面に形成された蓋枠体3とを上下に重ねて組み合わせた蓋体2(図2参照)は、その表面に透けて見える微細凹凸模様Pから反射する光と、その下側の微細模様Qから反射する光の干渉によって、見る角度により、図12に示すように、モアレ調の陰影が現出するようになっており、より興趣に富むものとなる。
また、微細模様模様Pや微細模様Qの図柄として、例えば図13(a)に示すように、縞模様が部分的に形成されていたり、縞模様の各線の太さや間隔が異なる図柄を採用してもよい。
さらに、微細模様模様Pや微細模様Qの図柄として、例えば図13(b)に示すように、縞模様ではない、単なる微細模様や直線模様による図柄を採用しても差し支えない。
なお、これらの例は、本発明を、コンパクト容器の蓋体2に適用したものであるが、本発明を適用する組み合わせ成形体は、上記蓋体2に限らず、各種の樹脂成形体、あるいは樹脂成形体に他の部材を組み合わせた成形体等に適用することができる。例えば、携帯電話、文房具、家電製品、各種ケース等への適用があげられる。
本発明の一実施例の斜視図である。 上記実施例における蓋体の分解斜視図である。 (a)は、上記実施例における微細凹凸模様の説明図、(b)は同じく微細模様の説明図である。 (a)、(b)は、ともに上記実施例における蓋板の形成方法の説明図である。 (a)、(b)は、ともに上記実施例における蓋枠体の形成方法の説明図である。 上記実施例における蓋体の形成方法の説明図である。 上記実施例の蓋体を表面から見た状態の説明図である。 本発明の他の実施例の説明図である。 (a)、(b)は、ともに本発明のさらに他の実施例の説明図である。 本発明の微細凹凸模様の他の形態の説明図である。 (a)は、本発明の他の実施例における微細凹凸模様の説明図、(b)は、同じく微細模様の説明図である。 上記他の実施例の蓋体を表面から見た状態の説明図である。 (a)、(b)は、ともに本発明の微細凹凸模様もしくは微細模様の変形例を示す説明図である。
符号の説明
2 蓋体
3 蓋枠体
4 蓋板
6 着色層
P 微細凹凸模様
Q 微細模様

Claims (10)

  1. 透明樹脂からなる第1の樹脂成形体を準備し、その表面もしくは裏面の少なくとも一部にCO2 レーザを照射し、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面を部分的に溶融加工して凸状もしくは凹状の微細凹凸模様を形成する工程と、第2の樹脂成形体を準備し、その表面の少なくとも一部に着色層を形成する工程と、上記第2の樹脂成形体の着色層の一部にYAGレーザを照射し、上記着色層を部分的に除去加工して第2の樹脂成形体が部分的に露出した微細模様を形成する工程とを備え、上記微細凹凸模様が形成された第1の樹脂成形体を、上記微細模様が形成された第2の樹脂成形体の上に重ねることにより、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体表面の微細模様がみえるようにしたことを特徴とする組み合わせ成形体の製法。
  2. 透明樹脂からなる第1の樹脂成形体を準備し、その表面もしくは裏面の少なくとも一部にCO2 レーザを照射し、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面を部分的に溶融加工して凸状もしくは凹状の微細凹凸模様を形成する工程と、透明樹脂からなる第2の樹脂成形体を準備し、その裏面の少なくとも一部に着色層を形成する工程と、上記第2の樹脂成形体の着色層の一部にYAGレーザを照射し、上記着色層を部分的に除去加工して第2の樹脂成形体が部分的に露出した微細模様を形成する工程とを備え、上記微細凹凸模様が形成された第1の樹脂成形体を、上記微細模様が形成された第2の樹脂成形体の上に重ねることにより、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体裏面の微細模様がみえるようにしたことを特徴とする組み合わせ成形体の製法。
  3. 上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様と、上記第2の樹脂成形体に形成される微細模様とを、それぞれ微細な間隔で平行線が並ぶ縞模様で形成した請求項1または2記載の組み合わせ成形体の製法。
  4. 上記縞模様が、10μm〜5mmの間隔で平行に並ぶ幅25〜100μmの線で構成されている請求項3記載の組み合わせ成形体の製法。
  5. 上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様における縞模様の延びる方向と、上記第2の樹脂成形体の形成される微細模様における縞模様の延びる方向とが、互いにずれるよう設定し、上記第1の樹脂成形体の縞模様と第2の樹脂成形体の縞模様の重なりによって、上記第1の樹脂成形体の縞模様にモアレ調の陰影が生じるようにした請求項3または4記載の組み合わせ成形体の製法。
  6. 請求項1記載の製法によって得られる組み合わせ成形体であって、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体と、その下に重ねられる第2の樹脂成形体とを備え、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面の少なくとも一部に、CO2 レーザの照射によってその表面もしくは裏面が部分的に溶融加工されて凸状もしくは凹状の微細凹凸模様が形成されているとともに、上記第2の樹脂成形体の表面の少なくとも一部に着色層が形成され、かつその着色層がYAGレーザの照射によって部分的に除去加工され第2の樹脂成形体が部分的に露出してなる微細模様が形成されており、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体表面の微細模様がみえるようになっていることを特徴とする組み合わせ成形体。
  7. 請求項2記載の製法によって得られる組み合わせ成形体であって、透明樹脂からなる第1の樹脂成形体と、その下に重ねられる、透明樹脂からなる第2の樹脂成形体とを備え、上記第1の樹脂成形体の表面もしくは裏面の少なくとも一部に、CO2 レーザの照射によってその表面もしくは裏面が部分的に溶融加工されて凸状もしくは凹状の微細凹凸模様が形成されているとともに、上記第2の樹脂成形体の裏面の少なくとも一部に着色層が形成され、かつその着色層がYAGレーザの照射によって部分的に除去加工され第2の樹脂成形体が部分的に露出してなる微細模様が形成されており、上記微細凹凸模様を透かして、第2の樹脂成形体裏面の微細模様がみえるようになっていることを特徴とする組み合わせ成形体。
  8. 上記第1の樹脂成形体に形成された微細凹凸模様と、上記第2の樹脂成形体に形成された微細模様が、それぞれ微細な間隔で平行線が並ぶ縞模様である請求項6または7記載の組み合わせ成形体。
  9. 上記縞模様が、10μm〜5mmの間隔で平行に並ぶ幅25〜100μmの線で構成されている請求項8記載の組み合わせ成形体。
  10. 上記第1の樹脂成形体に形成される微細凹凸模様における縞模様の延びる方向と、上記第2の樹脂成形体の形成される微細模様における縞模様の延びる方向とが、互いにずれるよう設定されており、上記第1の樹脂成形体の縞模様と第2の樹脂成形体の縞模様の重なりによって、上記第1の樹脂成形体の縞模様にモアレ調の陰影が生じるようになっている請求項8または9記載の組み合わせ成形体。
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