JP4668083B2 - 模様付成形体の製法およびそれによって得られる模様付成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、表面に色模様が付与された模様付成形体の製法およびそれを用いた模様付成形体に関するものである。
化粧料を収容したコンパクト容器や口紅容器等には、単に機能性だけでなく、見栄えがよい、商品イメージを反映したデザインである、といった意匠性も要求される。そのため、化粧料容器に装飾を施す技術が、従来からいろいろと提案されている。例えば、コンパクト容器の蓋部に、接着剤を用いることなく装飾フィルムを一体化する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、最近は、より複雑な模様を付与するために、上記装飾フィルムの一部をレーザ照射によって除去し、その除去部から容器の地の部分を露出させて文字や図柄模様を形成することも行われている。しかし、上記の方法では、文字や図柄模様の部分の色が、容器の地の色に限られるため、全体として、その印象が弱くなるという問題がある。
そこで、より印象の強い模様を付与する方法として、成形体の表面に着色層を形成し、その上にさらに被覆層を形成した後、レーザ照射により上記被覆層に透孔部を形成してその部分から着色層を露呈させる方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2001−292827号公報 特開2002−127691号公報
しかしながら、着色層の上に被覆層を重ねたものは、被覆層と着色層の密着性が不充分な場合があり、経時的な使用によって、被覆層の端縁部や透孔部の開口縁部から被覆層が剥がれたりひび割れたりしやすいという問題がある。また、模様を細かくすると、このような損傷が生じやすいため、あまり繊細な模様を作ることができないという問題もある。そして、着色層と被覆層を順次形成しなければならず、手間を要するという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、着色層と被覆層を順次形成する必要がなく、しかも模様を構成する部分が剥がれたりすることがなく、長期にわたってその模様が美麗に保たれる模様付成形体の製法と、それによって得られる模様付成形体の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、ベースシート上に、着色層と接着層とが、直接もしくは他の層を介して、この順で積層され、上記接着層が、着色層の色とは異なる色調に着色されている転写シートを準備する工程と、上記転写シートの、少なくとも着色層と接着層を含む積層部を、上記接着層を介して成形体表面に転写するとともに、上記ベースシートを、上記積層層から除去する工程と、上記成形体表面に転写された積層部のうち、接着層以外の層をレーザ照射によって部分的に除去し、その除去跡から接着層を部分的に露出させることにより色模様を現出させる工程とを備えた模様付成形体の製法を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記着色層が、金属蒸着層を備え、金属光沢を有するものである模様付成形体の製法を第2の要旨とし、上記接着層が、接着剤組成物100重量部に対し着色剤を0.1〜50重量部(以下「部」と略す)含有する組成物を用いて形成されている模様付成形体の製法を第3の要旨とし、上記レーザ照射を、YAGレーザ、YVO4レーザもしくは半導体レーザのいずれかによって行うようにした模様付成形体の製法を第4の要旨とする。
そして、本発明は、上記第1〜第4のいずれかの要旨である製法によって得られる模様付成形体を第5の要旨とする。
すなわち、本発明によれば、従来、単に着色層を接着させる機能しかもっていなかった転写シートの接着層を、その上の着色層とは異なる色で着色しておき、接着層より上の層を部分的にレーザ照射によって除去することにより、その除去跡から接着層を部分的に露出させて、色模様を現出させるようになっている。したがって、従来のように、塗装や転写等によってまず着色層を形成し、さらにその上に、塗装や蒸着、転写等によって被覆層を形成した後、被覆層を部分的に除去して下側の着色層を部分的に露出させて色模様を形成する、という2段階の工程が不要で、効率がよいという利点を有する。そして、転写シートの接着層自身が着色されているため、その上の着色層(従来の被覆層に相当)との密着性に優れており、着色層が経時的に剥離したりひび割れたりせず、長期にわたって良好な状態で保たれ、美麗な外観が維持されるという利点を有する。しかも、上記着色層の耐久性が高いことから、繊細なデザインの色模様を作ることができるという利点を有する。また、露出させるべき着色層を余分に形成する必要がないため、色模様部分の厚みをごく薄くすることができ、全体の軽量化を図ることができる。
そして、本発明のなかでも、特に、上記着色層が、金属蒸着層を備え、金属光沢を有するものである場合には、上記着色層の金属光沢と、部分的に露出する接着層の色とが、陰影のある印象的な対比となり、とりわけ興趣に富む色模様を得ることができる。
また、本発明のなかでも、特に、接着層が、接着剤組成物100部に対し着色剤を0.1〜50部含有する組成物を用いて形成されたものを用いるようにすると、接着性を損なうことなく鮮明な色調の接着層を得ることができ、好適である。
さらに、本発明のなかでも、特に、上記レーザ照射を、YAGレーザ、YVO4レーザもしくは半導体レーザのいずれかによって行うようにすると、成形体表面に転写された剥離層と着色層の部分的な除去を、効率よく、しかも美麗に仕上げることができ、好適である。
そして、本発明の製法によって得られる模様付成形体は、長期にわたって、その表面に付与された模様が良好な状態を維持するものであり、付加価値の高い商品となる。そして、上記模様部分に殆ど高低差がなく、手触りがよいという利点を有する。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
図1は、本発明を実施するための最良の形態であるコンパクト容器の斜視図であり、図2は、そのX−X′断面図である。これらの図において、1は本体部で、その内側の向かって左側に設けられた凹部2には、ファンデーション等の化粧料が収容保持されるようになっている。また、向かって右側に設けられた凹部3には、化粧料を肌に塗布するためのパフが収容保持されるようになっている。そして、上記本体部1の上部開口を蓋する蓋体4は、本体部1とヒンジ連結され、図1において鎖線で示すように、上方に開くようになっている。なお、5は、蓋体4の内側面に貼着された鏡である。
上記蓋体4は、無色透明のアクリル樹脂成形体からなり、その上面全面が、オーロラ調の金属光沢を有する薄膜6で被覆されている。そして、その表面部が部分的に除去され、その除去部が赤味のある透明色を呈して、蔓草を模した微細な色模様Pになっている。なお、図2において、上記薄膜6の断面は模式的であり、実際の厚みとは異なっている(以下の図においても同じ)。
上記色模様Pを備えた蓋体4は、例えばつぎのようにして得ることができる。すなわち、まず、図3(a)に示すような、ベースシート7上に剥離層8と着色層9と接着層10とがこの順で積層された転写シートを準備する。
上記転写シートにおいて、ベースシート7は、転写される部分(剥離層8と着色層9と接着層10)を安定した状態で保持するためのもので、その材質および厚みは、従来から転写シート(いわゆる「転写箔」を含む、以下同じ)に用いられているものと同様のものでよく、特に限定するものではない。
また、上記剥離層8は、転写後に、転写された部分から上記ベースシート7をきれいに剥がすための層で、その材質および厚みも、従来から転写シートに用いられているものと同様のものでよく、特に限定するものではない。ただし、転写する着色層9の色がそのまま見えるように、通常は無色透明のものが用いられる。
さらに、上記着色層9は、偏光顔料を含有する透明樹脂組成物からなる偏光層9aと、アルミニウム蒸着層9bの2層で構成されている。上記偏光層9aは、その下のアルミニウム蒸着層9bの金属光沢に、オーロラ調の偏光を与えるもので、従来から、オーロラ調転写箔を作るのに用いられているどのようなものであっても差し支えない。また、これらの層9a、9bの厚みについても、特に限定するものではない。
そして、上記接着層10は、従来から転写シートの接着層に用いられているどのような接着剤組成物を用いて形成してもよく、その厚みも任意に設定できるが、その接着剤組成物に着色剤を含有させることにより、上記着色層9の色とは異なる色調を呈する接着層10にしなければならない。ちなみに、この例では、アクリル系樹脂を主成分とする接着剤組成物100部に対し赤色着色剤を2部含有させてなる着色接着剤組成物が用いられており、全体として、赤味がかった透明色の接着層10が形成されている。
一方、上記蓋体4の形状が賦形された樹脂成形体を、射出成形機等を用いて成形する。そして、上記蓋体4の上面に、上記転写シートの接着層10を密着させ、ロール転写機、アップダウン転写機等の転写機を用いて所定温度、所定圧をかけ、上記接着層10を、蓋体4の上面全体に接着させる。冷却後、ベースシート7を剥離層8から剥がすことにより、図3(b)に示すように、蓋体4の上面全体に、剥離層8と着色層9と接着層10とが積層された積層部(薄膜6)を転写することができる。なお、最表面の剥離層8は透明であり、その下の、偏光層9aとアルミニウム蒸着層9bとからなる着色層9の、オーロラ調の金属光沢色がそのまま蓋体4の上面全面の色として見えている。
つぎに、蓋体4の上面のうち、予め設定された部分領域(色模様形成予定部)に、レーザ照射を行い、その部分の剥離層8と着色層9とを除去して、最下層である接着層10を露出させる(図4参照)。これにより、レーザ照射によって露出した接着層10の部分20は赤味がかった透明色を呈し、金属光沢色を地色とする色模様Pが現出する。このようにして、色模様Pが形成された蓋体4を得ることができる。
この方法によれば、従来のように、塗装や転写等によってまず着色層を形成し、さらにその上に、塗装や蒸着、転写等によって被覆層を形成した後、被覆層を部分的に除去して下側の着色層を部分的に露出させて色模様を形成する、という2段階の工程が不要で、非常に効率がよく色模様Pを得ることができるという利点を有する。そして、下側に着色層を余分に形成する必要がないため、色模様部分の厚みをごく薄くすることができ、全体の軽量化を図ることができる。また、転写シートの接着層10自身が着色されているため、その上の着色層9との密着性に優れており、着色層9が経時的に剥離したりひび割れたりせず、長期にわたって良好な状態で保たれ、美麗な外観が維持されるという利点を有する。しかも、上記着色層9の耐久性が高いことから、繊細なデザインの色模様を作ることができるという利点を有する。
ちなみに、上記の例において、色模様Pの蔓草の葉の部分を、例えば図5に示すように、細い葉脈の線Q(例えば線Qの幅が0.01〜0.1mm)を入れたデザインにして、葉の部分が接着層10の露出部分20となるよう、線Qを残してレーザ照射を行って色模様Pを作製しても、上記線Qは、長期の使用によっても剥がれることがなく、美麗な色模様Pが良好に維持される。
なお、蓋体4の上面に転写される薄膜6の構成は、上記の例に限らず、着色層9と、その着色層9とは異なる色調に着色された接着層10とを備えた構成であれば、特に限定するものではなく、ベースシート7を除去する際、剥離層8がベースシート7とともに除去されるタイプの場合、転写された薄膜6には、剥離層8は残留しない。
また、上記着色層9も、上記の例のように、偏光層9aとアルミニウム蒸着層9bとを組み合わせた例に限らず、例えば、図6(a)に示すように、ベースシート7の上に、剥離層8を介してアルミニウム蒸着層9bのみが形成された転写シートから転写されたものであってもよい。この場合、色模様Pの構成は、図6(b)に示すようになる。もちろん、上記アルミニウム蒸着層9bに代えて、ステンレス蒸着層や、これらの金属蒸着層に、ホログラム形成層や、パール調付与層を組み合わせたものであってもよい。
さらに、例えば、図7(a)に示すように、ベースシート7の上に、剥離層8を介して、単なる樹脂着色層、インク層等のみからなる着色層9が形成された転写シートから転写されたものであってもよい。この場合、色模様Pの構成は、図7(b)に示すようになる。ただし、着色層9もしくは着色層9の一部として、金属蒸着層を用いた方が、この層を除去して露出する接着層の色と、金属光沢色との対比が鮮明となり、印象の強い色模様が得られるため、好適である。
そして、上記着色層9等を蓋体4の上面に接着させるための接着層10は、すでに述べたように、着色剤を含有し、上記着色層9等の色とは異なる色調に着色されたものでなければならない。
上記着色剤としては、各種の顔料、染料から、ベースとなる接着剤組成物に対する分散性、溶解性等を考慮して、適宜選択することができる。なかでも、オレフィン系接着剤組成物に対して、オレフィン系用途向きの着色剤を用い、塩化ビニル・酢酸ビニル系接着剤組成物に対して、塩化ビニル・酢酸ビニル系用途向きの着色剤を用いることが好適である。
ただし、その含有割合は、上記の例に限らず、接着剤組成物100部に対し、0.1〜50部に設定することが好適である。すなわち、着色剤が0.1部より少ないと、得られる接着層10の色調が弱く、接着層10を部分的に露出させても、鮮明な色模様Pが得られにくく、逆に、着色剤が50部より多いと、接着層10の成形体(上記の例では蓋体4)に対する接着力が低下するおそれがあり、好ましくない。
そして、上記薄膜6を形成するために、転写シートから所定の積層部を転写させる方法として、上記の例では、射出成形によって成形された蓋体4に、転写機を用いて転写を行うようにしているが、これに代えて、蓋体4の成形と同時に転写を行う、インモールド成形を行ってもよい。すなわち、この方法によれば、蓋体4を射出成形する際、まず、その成形型内に転写シートを供給し、成形と同時に、上記転写シートから所定の積層部を蓋体4表面に転写し、成形型が開くと同時に、上記ベースシート7を剥離層8から除去して蓋体4を脱型する。これにより、上面に所定の積層部が転写された蓋体4を得ることができる。
また、上記の例において、レーザ照射は、二酸化炭素レーザ、ルビーレーザ、YAGレーザ、YVO4レーザ、半導体レーザ等、各種のレーザ装置を用いて行うことができるが、制御性、仕上がり性において、YAGレーザ、YVO4レーザ、半導体レーザのいずれかを用いることが好適である。
なお、上記の例は、本発明をコンパクト容器の蓋体4に適用したものであるが、色模様Pを施す対象は、蓋体4に限らず、瓶、樹脂等の成形体であれば、どのようなものであっても差し支えない。
そして、成形体の色は、上記の例のように無色透明である必要はなく、着色透明や着色不透明のものであっても差し支えない。例えば、白色不透明のものに、上記の例のように、赤味がかった透明な接着層10を組み合わせることにより、接着層10の露出部分の色調を不透明なピンクに見せることができ、無色透明な成形体と組み合わせて接着層10の色をそのまま見せるよりも、色調に広がりがでて興趣に富むものが得られる場合がある。
つぎに、本発明の実施例について、比較例と併せて説明する。
〔実施例1〕
下記に示すような各層がこの順で積層された転写シートを用意した。
ベースシート ポリエステル系樹脂シート 厚み 38μm
着色層 アクリル系樹脂塗膜 厚み 2μm
着色層 偏光顔料含有アクリル系樹脂からなる偏光シート 厚み0.5μm
蒸着層 アルミニウム蒸着層
接着層 オレフィン系樹脂100部に対し赤色着色剤を2部含有する接着層 厚み 2μm
上記転写シートを用いて、インモールド成形を行った後、レーザ照射により接着層を部分的に露出させて色模様Pを現出させ、図1に示すコンパクト容器の蓋体4と同様の蓋体を得た。
〔実施例2〜5〕
接着層において、オレフィン系樹脂100部に対する赤色着色剤の含有割合を、後記の表1に示すように代えた。それ以外は、上記実施例1と同様にして、4種類の蓋体を得た。
〔比較例〕
図1に示すコンパクト容器の蓋体4と同様の蓋体(模様なし)を準備し、その上面全面に、オレフィン系樹脂塗料100部に対し赤色着色剤を2部含有するオレフィン系樹脂塗料を2μmの厚みで塗工することにより、着色層を得た。その上に、接着層が赤色着色剤を含まない、無色透明の接着層である以外は、前記実施例1で用いた転写シートと同一の構成を有する転写シートを用いて、転写機を用いて剥離層以下の積層部の転写を行った。そして、レーザ照射により着色層を部分的に露出させて色模様Pを現出させ、図1に示すコンパクト容器の蓋体4と同様の蓋体を得た。
これらの実施例品および比較例品の外観と耐久性について、以下の方法によって評価し、その結果を、後記の表1に併せて示した。
〔外観〕
モニター10名が目視により観察し、外観の美麗さを、◎…非常に美麗である。○…美麗である、△…普通、×…美麗でない、の4段階評価で評価し、その平均的な評価を求めた。
〔耐久性〕
上記蓋体表面に、不織布を軽く当て、その状態で、不織布を面方向に往復する擦り動作を2000回与えた。そして、モニター10名が、その色模様部分の変化を目視で観察し、◎…変化なし、○…わずかに変化があるが気にならない、△…わずかだが目につく変化がある、×…大きな変化がある、の4段階で評価し、その平均的な評価を求めた。
Figure 0004668083
上記の結果から、実施例品は、どちらの評価において、概ね良好であることがわかる。また、比較例品は、これらの評価において、実施例品に劣ることがわかる。
本発明の一実施例の斜視図である。 図1のX−X′断面図である。 (a)、(b)はともに、上記実施例の製法の説明図である。 上記実施例の製法の説明図である。 上記実施例の色模様の説明図である。 (a)は本発明に用いることのできる他の転写シートの説明図、(b)はそれによって得られる色模様部分の説明図である。 (a)は本発明に用いることのできる他の転写シートの説明図、(b)はそれによって得られる色模様部分の説明図である。
符号の説明
4 蓋体
6 薄膜
10 接着層
P 色模様

Claims (5)

  1. ベースシート上に、着色層と接着層とが、直接もしくは他の層を介して、この順で積層され、上記接着層が、着色層の色とは異なる色調に着色されている転写シートを準備する工程と、上記転写シートの、少なくとも着色層と接着層を含む積層部を、上記接着層を介して成形体表面に転写するとともに、上記ベースシートを、上記積層部から除去する工程と、上記成形体表面に転写された積層部のうち、接着層以外の層をレーザ照射によって部分的に除去し、その除去跡から接着層を露出させることにより色模様を現出させる工程とを備えたことを特徴とする模様付成形体の製法。
  2. 上記着色層が、金属蒸着層を備え、金属光沢を有するものである請求項1記載の模様付成形体の製法。
  3. 上記接着層が、接着剤組成物100重量部に対し着色剤を0.1〜50重量部含有する組成物を用いて形成されている請求項1または2記載の模様付成形体の製法。
  4. 上記レーザ照射を、YAGレーザ、YVO4レーザもしくは半導体レーザのいずれかを用いて行うようにした請求項1〜3のいずれか一項に記載の模様付成形体の製法。
  5. 上記請求項1〜4のいずれか一項に記載された製法によって得られることを特徴とする模様付成形体。
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