JP2017079111A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業における誤配線を抑制することができる照明器具を提供する。【解決手段】第1電源線20nは第2電源線20pよりも長く引き出されており、さらにズレ寸法D0の分だけ第1受け側端子15nが第2受け側端子15pよりも配線引出部14から遠くに位置している。このような位置関係によれば、第1、2電源線20n,20pの第1、2導通部21n,21pをそれぞれ第1、2受け側端子15n、15pに繋ぐべき組み立て工程において、作業者は、相対的に短く引き出された第2電源線20pを配線引出部14から見て近距離にある第2受け側端子15pへと繋ぐように促される。また、長く引き出された第1電源線20nは、遠距離にある第1受け側端子15nへと繋ぐようにも促される。つまり、作業者は、物理的、空間的な観点で、短めの第2電源線20pが届きやすいように第2電源線20pを第2受け側端子15pへと接続するという正しい配線接続作業を選択するように促される。【選択図】図5

Description

本発明は、照明器具に関する。
LEDには極性があり、点灯時に逆電圧を加えるべきではない。しかしながら、LED照明器具の組立が手作業によって行われるときには、作業者が電源線を取り違えて誤配線してしまう問題がある。この点、特開2003−59330号公報には、速結端子部をモジュール中心に限らず端縁部などどこに設置してもよく、モジュール中心と端縁部に2極を分ければ極性の違いが明確となり誤結線しにくいという記載がある(段落0018参照)。
特開2003−59330号公報
しかしながら、モジュール上で端子部を離して配置することで極性の違いを明確にできたとしても、その端子部それぞれにプラス極の電源線とマイナス極の電源線が正しく接続されなければ、誤配線となる。つまり、電源線とこの電源線が接続される受け側端子との組み合わせが正しく選択させる観点からは、モジュール上における端子部の極性の違いが判明しているだけでは不十分であり、上記従来の技術はいまだ改善の余地を残すものであった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、組立作業における誤配線を抑制することができる照明器具を提供することを目的とする。
第1の発明にかかる照明器具は、基板表面を有する実装基板本体と、前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、配線引出部と、前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、一端が前記第1出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと第1の長さだけ引き出され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、一端が前記第2出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと前記第1の長さよりも短い第2の長さだけ引き出され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、前記基板表面における、前記基板表面の平面視で前記配線引出部から第1直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第1電極と電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、前記基板表面における、前記基板表面の平面視で前記配線引出部から前記第1直線距離よりも短い第2直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第2電極と電気的に接続され、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、を備える。
第2の発明にかかる照明器具は、基板表面を有する実装基板本体と、前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、配線引出部と、前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、一端が前記第1出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと第1の長さだけ引き出され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、一端が前記第2出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと前記第1の長さよりも短い第2の長さだけ引き出され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、前記基板表面に設けられ、前記第1電極と電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、前記基板表面に設けられ、前記第2電極と電気的に接続され、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、を備え、前記基板表面の平面視において、前記第1受け側端子と前記配線引出部との第1直線距離は前記第2受け側端子と前記配線引出部との第2直線距離以上であり、前記第1受け側端子と前記配線引出部とを結ぶ第1基準線分に対して第1角度だけ逸れた向きで前記第1受け側端子が前記第1導通部を受け入れ、前記第2受け側端子と前記配線引出部とを結ぶ第2基準線分に対して0度または前記第1角度よりも小さい第2角度だけ逸れた向きで前記第2受け側端子が前記第2導通部を受け入れるものである。
第3の発明にかかる照明器具は、基板表面を有する実装基板本体と、前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた第1配線引出部と、前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた第2配線引出部と、前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、一端が前記第1出力端子に接続し、前記第1配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、一端が前記第2出力端子に接続し、前記第2配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、前記基板表面に設けられ、前記第1電極に電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、前記基板表面における前記第1受け側端子と異なる部位に設けられ、前記第2電極と電気的に接続し、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、を備え、前記実装基板本体の中央領域に前記半導体発光素子が設けられ、前記基板表面の平面視において、前記半導体発光素子を囲むように、時計回りまたは反時計回りに前記第1配線引出部、前記第1受け側端子、前記第2配線引出部、および前記第2受け側端子がこの順に配置され、前記第1受け側端子は、前記第1配線引出部の側を向き、前記第2受け側端子は、前記第2配線引出部の側を向くものである。
第4の発明にかかる照明器具は、基板表面を有する実装基板本体と、前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、第1配線引出部と、前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、第2配線引出部と、前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、一端が前記第1出力端子に接続し、前記第1配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、一端が前記第2出力端子に接続し、前記第2配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、前記基板表面に設けられ、前記第1電極に電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、前記基板表面における前記第1受け側端子と異なる部位に設けられ、前記第2電極と電気的に接続し、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、を備え、前記基板表面の平面視において、前記第1配線引出部と前記第2配線引出部とが離間して配置され、前記第1受け側端子と前記第2受け側端子とを結ぶ線分の垂直二等分線を前記基板表面に引いたときに、前記第1配線引出部が前記垂直二等分線よりも前記第1受け側端子の側の領域に設けられ、前記第2配線引出部が前記垂直二等分線よりも前記第2受け側端子の側の領域に設けられたものである。
第5の発明にかかる照明器具は、照明器具の設置箇所に取り付けられるべき器具設置部材と、表面と裏面を有し、前記裏面の側を前記器具設置部材の側に向けた状態で前記器具設置部材に取り付けられる取付部材と、前記取付部材の前記表面に並べて固定された第1光源基板および第2光源基板と、第1極性を有する第1出力端子および前記第1極性と反対の第2極性を有する第2出力端子を備え、前記器具設置部材または前記取付部材に固定された点灯装置と、を備え、前記第1光源基板は、第1基板表面および第1基板裏面を有し、前記第1基板裏面を前記取付部材の前記表面に向けた状態で前記取付部材に固定された第1実装基板本体と、前記第1実装基板本体の前記第1基板表面に実装され、前記第1極性を有する第1電極および前記第2極性を有する第2電極を備えた第1半導体発光素子と、前記第1実装基板本体の長手方向一端における前記第1基板表面の第1の部位に一端が接続され、前記第1電極と電気的に接続され、他端に第1導通部を有し、第1の長さを有する第1電源線と、前記第1実装基板本体の前記長手方向一端における前記第1基板表面の第2の部位に一端が接続され、前記第2電極と電気的に接続され、他端に第2導通部を有し、前記第1の長さよりも短い第2の長さを有する第2電源線と、を備え、前記第2光源基板は、第2基板表面および第2基板裏面を有し、前記第2基板裏面を前記取付部材の前記表面に向けた状態で前記取付部材に固定された第2実装基板本体と、前記第2実装基板本体の前記第2基板表面に実装され、前記第1極性を有する第3電極および前記第2極性を有する第4電極を備えた第2半導体発光素子と、前記第2実装基板本体における前記第1実装基板本体と隣り合う側の長手方向一端において、前記第2基板表面における前記第1の部位から第1直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第3電極と電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第3電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、前記第2実装基板本体の前記長手方向一端において、前記第2基板表面における前記第2の部位から前記第1直線距離よりも短い第2直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第4電極と電気的に接続され、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第4電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、を備える。
第1の発明によれば、正しい配線接続作業が促されるように、実装基板上の配線接続構造に非対称性を持たせ、かつ第1、2電源線の長短と第1、2直線距離の大小関係を揃えたので、組立作業における誤配線を抑制することができる。
第2の発明によれば、基板表面側へ第1、2電源線を異なる長さに引き出すと共に、第1、2受け側端子を互いに異なる角度に向けて第1、2電源線に対する必要引き回し長を異ならしめることができる。これにより、「電源線の長短」と「受け側端子に対する電源線の必要引き回し長の大小」とが整合するように、第1導通部を第1受け側端子に繋ぐと共に第2導通部を第2受け側端子に繋ぐという正しい配線接続作業が作業者に対して促されることになる。その結果、組立作業における誤配線を抑制することができる。
第3の発明によれば、第1、2受け側端子それぞれが第1、2電源線のうち接続されるべき側へと排他的に向けられることで、組立作業における誤配線を抑制することができる。
第4の発明によれば、第1、2受け側端子と第1、2配線引出部のレイアウトを工夫することで、組立作業における誤配線を抑制することができる。
第5の発明によれば、複数の光源基板を電気接続する際に正しい配線接続作業が促されるように、実装基板上の配線接続構造に非対称性を持たせ、かつ第1、2電源線の長短と第1、2直線距離の大小関係を揃えたので、組立作業における誤配線を抑制することができる。
本発明の実施の形態1にかかる照明器具を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具を示す分解図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具の内部構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具の内部構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具が備えるLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具が備えるLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具のLED実装基板が備えるレセプタクルの近傍を示す部分拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具のLED実装基板に適用される導通部および受け側端子を説明するための図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板における第1受け側端子の配置方法を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板における第2受け側端子の配置方法を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態3にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態3にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具を示す分解図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具が備える光源ユニットを取付開口側から見たときの内部構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具が備える光源ユニットの光源カバー内の内部構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態4の変形例にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具のLED実装基板を示す平面図である。 本発明の実施の形態4の変形例にかかる照明器具を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4の変形例にかかる照明器具の内部構造を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1を示す斜視図である。実施の形態1では、照明器具1としていわゆるダウンライトを例示する。照明器具1は、ボトムプレート65と、ボトムプレート65に固定される筒状のケース6と、ケース6の一端に固定されたLED実装基板30と、ケース6の端にかぶせられることでLED実装基板30を覆う内側カバー27と、内側カバー27を更に覆う外側カバー2と、ケース6に収納され、点灯回路が形成された点灯回路基板25と、ボトムプレート65におけるケース6の隣に設けられた電源端子台7とを備えている。電源端子台7と点灯回路基板25は電源ケーブル9p,9nを介して接続されている。図示しない他の電源ケーブルを介して、図示しない商用電源などの交流電源からの交流電力が電源端子台7に供給される。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1を示す分解図、図3は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1の内部構造を示す斜視図である。図2には、外側カバー2をケース6から取り外した状態が図示されている。図3には、図2に示す状態からさらに、内側カバー27が取り外された状態が図示されている。ケース6には、内側カバー27および外側カバー2が取り付けられる。内側カバー27は、光透過性(完全に透明でなくともよく、少なくとも一部の照明光を透過させればよく、非遮光性であればよい)の材料からなり、LED12を覆うように実装基板本体10に重ねられる。外側カバー2は、前側表面3がお椀型に凹んでおり、前側表面3の中央にLED12の照明光を通過させるための開口4を有する。外側カバー2が内側カバー27に被せられたときに、この開口4からLED照明光が照射される。
ケース6は、筒状胴部61と、基板載置部63とを備えている。基板載置部63は、筒状胴部61の直径よりも大きな外形を有する平面体であり、筒状胴部61の上部片側を塞いでいる。実装基板本体10は、この基板載置部63に固定される。基板載置部63における実装基板本体10の端部周辺には、配線引出部14が設けられている。配線引出部14は基板載置部63に設けられた貫通孔である。配線引出部14からは、ケース6の内部に収納された点灯回路基板25の第1、2電源線20n、20pが引き出されている。
照明器具1は、LED実装基板30を備えている。LED実装基板30は、基板表面11を有する実装基板本体10と、基板表面11に設けられた配線パターン16と、基板表面11に実装されて互いに電気的に接続される複数のLED12と、基板表面11における配線パターン16上に設けられた第1受け側端子15n、第2受け側端子15pおよび逆刺保護ダイオード17と、を備えている。図3では、簡略化のため配線パターン16のうちLED12を接続する部分については図示を省略しているが、実際には実装基板本体10の中央にも配線パターン16が設けられている。配線パターン16の詳細な形状は図5の平面図に示されている。
図4は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1の内部構造を示す斜視図である。図4にはケース6における基板載置部63と反対側にある開放側端部61aが図示されており、この開放側端部61aはボトムプレート65によって蓋がされる。ケース6は、内部に点灯回路基板25を収納している。点灯回路基板25には、点灯回路が形成されている。この点灯回路は、後述する図6のLED12が有する第1電極12nに電気的に接続すべき第1出力端子26nと、図6のLED12が有する第2電極12pに電気的に接続すべき第2出力端子26pと、を備えている(図6参照)。点灯回路は、図示しない商用電源などの交流電源から、LED12を点灯させるための直流電力を生成し、この直流電力を第1、2出力端子26n、26pで出力する。点灯回路の例としては、商用電源からの交流電圧を整流する整流回路と、この整流回路からの直流電圧を変換するスイッチングコンバータ回路とを含むものを用いることができる。スイッチングコンバータ回路には、フライバックコンバータ回路を用いたり、力率改善回路(昇圧チョッパ回路)とバックコンバータ回路とを組み合わせた回路を用いることができる。
図4に示すように、互いに平行な2つの内壁61b1、61b2がケース6内に設けられており、この内壁61b1、61b2によりケース6の内部が3つの空間に区画されている。内壁61b1、61b2で挟まれた中央の空間に、点灯回路基板25が差し込まれている。区画された3つの空間のうちケース6内の端側の空間には、内壁面67が設けられている。内壁面67は、ケース6の開放側端部61aからケース6の奥側に行くほど、径が細くなっており、いわば尻すぼみの形状を有している。この内壁面67の底は、配線引出部14に繋がっている。内壁面67によって第1、2電源線20n,20pを配線引出部14へとガイドすることができるので、組み立て性が高まる。点灯回路基板25の第1、2出力端子26n、26pには、第1電源線20nおよび第2電源線20pの一端が半田付けされている。第1電源線20nおよび第2電源線20pの他端は、配線引出部14から実装基板本体10の基板表面11の側へと引き出されている。
図5は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1が備えるLED実装基板30を示す平面図である。図6は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1が備えるLED12を示す平面図であり、図5の破線領域Eを拡大したものである。実装基板本体10の中央実装領域Cに、LED12が複数個実装されている。中央実装領域Cを囲むように第1受け側端子15n、第2受け側端子15p、および配線引出部14が配置されている。実施の形態1では一例として複数のLED12が配線パターン16によって直列接続されている。なお、配線パターン16のレイアウト変更により並列接続または直並列接続とされてもよい。以下の説明では、簡略化のため、LED12が実装されている範囲を模式的に表すために、LED12を省略して中央実装領域Cのみを図示することがある。
LED実装基板30における第1受け側端子15nおよび第2受け側端子15pには、配線引出部14を通じて引き出された第1電源線20nおよび第2電源線20pがそれぞれ接続されている。第1電源線20nは、配線引出部14を通じて基板表面11の側へと第1の長さL1だけ引き出されている。第2電源線20pは、配線引出部14を通じて基板表面11の側へと第2の長さL2だけ引き出されている。第2の長さL2は、第1の長さL1よりも短い(L2<L1)。第1電源線20nは、実装基板本体10の縁側に凸となるように湾曲しつつ配線引出部14から中央実装領域Cの隣を伸びて第1受け側端子15nに達している。第2電源線20pは、実装基板本体10の縁側に凸となるように湾曲しつつ配線引出部14から中央実装領域Cの隣を伸びて第2受け側端子15pに達している。第1電源線20nの一端は、図4に示すように点灯回路基板25の第1出力端子26nに接続されている。第1電源線20nの他端には、図3に示すように配線引出部14からLED実装基板30の基板表面11の側に引き出された第1導通部21nが設けられている。第2電源線20pも同様に、一端が第2出力端子26pに接続され、他端に第2導通部21pが設けられている。第1、2導通部21n、21pは、図8(a)で後述するように一例として凸状コネクタとすることができる。
後述する図9に示すように、第1受け側端子15nは、基板表面11における、基板表面11の平面視で配線引出部14から第1直線距離D1だけ離れた部位に設けられている。図6に示すように、第1受け側端子15nは、配線パターン16を介して第1電極12n(カソード)と電気的に接続され、第1導通部21nが繋げられることで第1電源線20nと第1電極12nとを電気的に接続する。第2受け側端子15pは、後述する図9に示すように、基板表面11における、基板表面11の平面視で配線引出部14から第2直線距離D2だけ離れた部位に設けられている。第2直線距離D2は、第1直線距離D1よりも短い(D2<D1)。第2受け側端子15pは、図6に示すように、配線パターン16を介して第2電極12pと電気的に接続され、第2導通部21pが繋げられることで第2電源線20pとLED12の第2電極12p(アノード)とを電気的に接続する。第1、2受け側端子15n、15pは、図8(a)で後述するように一例として凹状コネクタとすることができる。
なお、実施の形態1では一例として小型の表面実装型LEDを実装基板本体10に多数並べているが、LED12の数は1つでもよい。また、LED12は一例として無機半導体発光素子としているが、これに代えて有機半導体材料からなるいわゆる有機EL(OLED)素子を用いてもよい。有機EL素子は、1つの素子を大面積に形成する技術も開発されており、例えば中央実装領域C全体に渡って有機半導体膜を形成することで単一の有機EL素子を設けても良い。いずれの半導体発光素子においてもアノードとカソードが存在し、プラス極とマイナス極を取り違えないように配線接続が必要となる。
なお、実施の形態1では、一例として、配線引出部14は、基板載置部63における実装基板本体10の端部周辺に貫通穴を形成することにより提供されている。しかし、これ以外にも、実装基板本体10を貫通させることで配線引出部14が基板表面11に直接に設けられていてもよい(例えば後述する図17等)。
LED12は、図6に示すように、互いに極性が反対である第1電極12n(カソード)および第2電極12p(アノード)と、これらの第1、2電極12n、12pを介して電流の供給を受ける発光部12aとを備えている。実施の形態1では、第1電極12nがマイナス極すなわちカソードであり、第2電極12pがプラス極すなわちアノードである。第2電極12pから第1電極12nへと電流を流すことで、LED素子が実装された発光部12aからLED光が発せられる。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1のLED実装基板30が備える第2受け側端子15pの近傍を示す部分拡大斜視図である。一例として第2電源線20p側の構造を図示しているが、第1電源線20n側の構造も同じである。方向Kに第2導通部21pを差し込むことで、第2導通部21pを第2受け側端子15pに正しく接続することができる。
図8は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1のLED実装基板30が備える第1、2導通部21n、21pおよび第1、2受け側端子15n、15pを説明するための図である。一例として第2電源線20p側の構造を図示しているが、第1電源線20n側の構造も同じである。図8(a)は、第2導通部21pとして凸状コネクタを採用し、第2受け側端子15pとして凹状コネクタを採用したものである。LED実装基板30に固定された側のコネクタである第1、2受け側端子15n、15pは、一般にレセプタクルとも称される。図8(b)は変形例であり、第1、2導通部121n、121pを心線端部とし、第1、2受け側端子115n、115pをこの心線端部を受け入れる速結端子としてもよい(後述する図19も参照)。図19の第1、2電源線20n,20pは、配線引出部14n、14pから引き出され、外表面が絶縁材料で被服されたケーブル本体部を含んでおり、そのケーブル本体部の先端に第1、2導通部21n、21pが設けられたものである。図8(a)および図8(b)のいずれの場合にも、第2導通部21p、121pがある程度の長さ寸法L0を有し、第2受け側端子15p、115pも第2導通部21p、121pを受け入れるための深さ寸法Dを有している。
図9は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1のLED実装基板30を示す平面図である。配線引出部14は、第1電源線20nおよび第2電源線20pをまとめて引き出す1つの共通配線引出部である。第2受け側端子15pの位置が第1受け側端子15nに対して実装基板本体10の中央を通る対称軸CLと平行に配線引出部14の側へとシフトされており、ズレ寸法D0が設けられている。実施の形態1では、便宜上、第1、2直線距離D1、D2を、「配線引出部14の中心Q0」から「第1、2受け側端子15n、15pの開口側先端」までの距離としている。
実施の形態1によれば、正しい配線接続作業が促されるようにLED実装基板30上の配線接続構造に非対称性を持たせ、かつ第1、2電源線20n,20pの長短と第1、2直線距離D1、D2の大小関係を揃えたので、組立作業における誤配線を抑制することができる。すなわち、第1電源線20nは第2電源線20pよりも長く引き出されており、さらにズレ寸法D0の分だけ第1受け側端子15nが第2受け側端子15pよりも配線引出部14から遠くに位置している。このような位置関係によれば、第1、2電源線20n,20pの第1、2導通部21n,21pをそれぞれ第1、2受け側端子15n、15pに繋ぐべき組み立て工程において、作業者は、相対的に短く引き出された第2電源線20pを配線引出部14から見て近距離にある第2受け側端子15pへと繋ぐように促される。また、長く引き出された第1電源線20nは、遠距離にある第1受け側端子15nへと繋ぐようにも促される。つまり、作業者は、物理的、空間的な観点で、短めの第2電源線20pが届きやすいように第2電源線20pを第2受け側端子15pへと接続するという正しい配線接続作業を選択するように促される。余った第1電源線20nは、同じく未接続の第1受け側端子15nへと接続すればよい。このように、第1、2電源線20n、20pの長短と第1、2受け側端子15n、15pまでの距離の大小とが整合するように作業者が促されることで、誤配線が生ずることを抑制することができる。
好ましくは、第2の長さL2は第1直線距離D1よりも短くともよい。この場合、第2電源線20pにおける配線引出部14から露出した部分の長さが第1直線距離D1よりも短いので、第2電源線20pをまっすぐに伸ばしても、第2導通部21pの先端を第1受け側端子15nの奥まで完全に接続することはできなくなる。よって、第2電源線20pの第2導通部21pを第1受け側端子15nに繋ぐという誤配線が生じることを、確実に抑制できる。
第1直線距離D1と第2直線距離D2の差が、第1、2導通部21n、21pの長さ寸法L0と同じまたはこれより大きくされていてもよい。また、第1電源線20nの第1の長さL1と第2電源線20pの第2の長さL2との差が、第1、2導通部21n、21pの長さ寸法L0と同じまたはこれより大きくされていてもよい。第1、2直線距離D1、D2の差あるいは第1、2の長さL1、L2の差を第1、2導通部21n、21pの長さ寸法L0以上に大きく異ならしめることで、正しく接続するためのコネクタ長さ分だけ第2直線距離D2あるいは第2電源線20pの長さを不足させることができる。これにより第2電源線20pが誤って第1受け側端子15nに差し込まれることを抑制することができる。
なお、基板表面11と平行に第1、2導通部21n、21pを前後させることで第1、2受け側端子15n、15pとの着脱を行う構成に限らず、基板表面11に第1、2導通部21n、21pを垂直に前後させることで第1、2受け側端子15n、15pとの着脱を行うようなコネクタ構造であってもかまわない。この場合にも同様に、基板表面11の平面視で遠距離にある第1受け側端子15nではなく、近距離にある第2受け側端子15pへと短めの第2電源線20pを繋ぐように作業者が促されるからである。
なお、逆刺保護ダイオード17を設ける目的は、本来、誤配線により逆電圧が印加されてもLED12に故障することのないように対策を施すというものである。しかし、実施の形態1により誤配線が防止される効果が高まれば、逆刺保護ダイオード17を省略することもできる。
図10は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1のLED実装基板30を示す平面図である。図10には、基板表面11の平面視において、第1受け側端子15nと第2受け側端子15pとを結ぶ線分の垂直二等分線RLが、仮想的に基板表面11上に図示されている。配線引出部14は、基板表面11における垂直二等分線RLよりも第2受け側端子15p側の領域に設けられている。図10の基準点Qxに配線引出部14の中心がくるように配線引出部14を設けた場合に、ちょうど、第1、2直線距離D1、D2が一致する。第1直線距離D1を第2直線距離D2よりも長くするためには、基板表面11における垂直二等分線RLよりも第2受け側端子15p側の領域に存在する基準点Q0、Q01、Q02、あるいはQ03に配線引出部14の中心がくるように配線引出部14を設ければよい。なお、図9では、LED実装基板30はその中央を通る対称軸CLを基準に線対称の外形を有しており、対称軸CL上に配線引出部14の中心がくるように配線引出部14が設けられている。
図11は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具1のLED実装基板30aを示す平面図である。対称軸CL上に配線引出部14の中心がこないように配線引出部14を設けても良く、これによっても第1直線距離D1を第2直線距離D2よりも長くすることができる。図11では、図9〜図10で対称軸CLと平行にシフトされたズレ寸法D0を設けなくともよく、この場合対称軸CLを基準に第1、2受け側端子15n、15pを対称に配置することもできる。
図12〜図17は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具1のLED実装基板30b〜30e、130を示す平面図である。図12〜図17は、配線引出部14を2つ設ける場合の例を示している。なお、配線引出部14を2つ設ける場合、ケース6の基板載置部63に2つの貫通孔を設けて第1、2電源線20n,20pをそれぞれ通せばよい。この場合、図4で説明したような内壁面67による尻すぼみ構造を2つ設けて、2つの配線引出部14n,14pに1つずつ適用しても良い。図12〜図17では、便宜上、第1直線距離D1を「第1配線引出部14nの中心Qnから第1受け側端子15nの開口側先端」までの距離とし、第2直線距離D2を「第2配線引出部14pの中心Qpから第2受け側端子15pの開口側先端」までの距離としている。
図12に示すように、第1配線引出部14nおよび第2配線引出部14pが設けられてもよい。第1、2配線引出部14n、14pは、実装基板本体10の端部周辺において互いに異なる部位に設けられており、互いに離間している。ここでは一例として、対称軸CLを基準に第1、2配線引出部14n、14pは線対称の位置関係にあるものとする。第1、2配線引出部14n、14pそれぞれから、第1、2電源線20n、20pが別々に引き出される。配線引出部14を2つ設けた場合には、第1直線距離D1は、基板表面11の平面視において、第1配線引出部14nと第1受け側端子15nとの直線距離である。第2直線距離D2は、基板表面11の平面視において、第2配線引出部14pと第2受け側端子15pとの直線距離である。
なお、第1、2配線引出部14n、14pを離間させることで、次のような利点が生まれる。第2導電線20pは短めに設計されているので、もしケース6内部での配線引き回しにミスがあり第2導電線20pが誤って第1配線引出部14nから引き出されてしまうと、第2導電線20pが第1、2受け側端子15p、15nの両方に届かない。これにより点灯回路基板25からケース6を通じて基板表面11側へ引き出す過程でのミスを発見しやすいという利点がある。
図13は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具1のLED実装基板30bを示す平面図である。好ましくは、第2電源線20pにおける第2配線引出部14pから露出した部分の長さ(つまり第2の長さL2)が、第2配線引出部14pから第1受け側端子15nまでの直線距離D3よりも短くともよい(L2<D3)。その結果、第2電源線20pをまっすぐに伸ばしても第2導通部21pの先端が第1受け側端子15nの奥まで完全に接続されることがない。よって、第2電源線20pの第2導通部21pが第1受け側端子15nに繋がれるという誤配線が生じることを、確実に抑制できる。
図12〜図13では、実装基板本体10の中央実装領域CにLED12が設けられている。さらに、基板表面11の平面視において、中央実装領域Cを囲むように、時計回りに第1受け側端子15n、第1配線引出部14n、第2配線引出部14p、および第2受け側端子15pがこの順に配置されている。第1配線引出部14nと第2配線引出部14pとが隣に並ぶので、第1電源線20nと第2電源線20pとを途中でまとめてから点灯回路基板25へと導くことが容易である。なお、中央実装領域Cを囲むように反時計回りに第1受け側端子15n、第1配線引出部14n、第2配線引出部14p、および第2受け側端子15pが並んでいても良い。
図14〜図16は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具1のLED実装基板30c〜30eを示す平面図である。第2受け側端子15pの位置は自由に定めることができる。例えば図14のように中央実装領域Cと第2配線引出部14pとの間に第2受け側端子15pを設けることで、第2受け側端子15pを最大限に第2配線引出部14pに近づけてもよく、第1直線距離D1よりも第2直線距離D2を顕著に短くすることができる。第2電源線20pの第2の長さL2も十分に短くすることができ、第2受け側端子15pには差し込めるものの第1受け側端子15nには届かない長さ寸法関係(D2<L2<D1)を容易に実現することができる。図15に示すように、第2受け側端子15pが対称軸CL上に位置してもよく、第2受け側端子15pは第1、2配線引出部14n、14pに対して等距離にあってもよい。図16に示すように、第2受け側端子15pが対称軸CLを超えて第1配線引出部14n側の領域に位置してもよい。
図17は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具1のLED実装基板130を示す平面図である。第1、2配線引出部14n、14pは、実装基板本体110を貫通させることで基板表面111に設けられ、第1配線引出部14nとは異なる部位において第2配線引出部14pから第2電源線20pが引き出される。図17においても、実装基板本体110の中央実装領域Cに複数のLED12(図示せず)が設けられている。さらに、基板表面111の平面視において、中央実装領域Cを囲むように、時計回りに第1受け側端子15n、第1配線引出部14n、第2受け側端子15p、および第2配線引出部14pがこの順に配置されている。なお、詳細は図29を用いて後述するが、図17では第1、2受け側端子15n、15pそれぞれが、第1、2配線引出部14n、14pのうち接続されるべき第1、2電源線20n、20pがある側へと排他的に向けられている。これにより、組立作業における誤配線を抑制する効果がさらに高まる。
図18および図19は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる照明器具1のLED実装基板130a、130bを示す平面図である。図18に示すように、四角形、具体的には矩形の実装基板本体110の基板表面111における、互いに反対側の角部に第1、2受け側端子15n、15pがそれぞれ設けられている。便宜上「電源供給側」というブロック図で記載したケース6に第1、2配線引出部14n、14pが設けられ、第1、2電源線20n、20pが引き出されている。図19は、図8(b)で例示した変形例を適用する場合の図である。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる照明器具は、LED実装基板30がLED実装基板40〜40eに置換される点を除き、実施の形態1にかかる照明器具1と同様の装置構成を備えている。したがって、以下の説明では実施の形態1と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。実施の形態2では、基板表面11側へ第1、2電源線20n、20pを異なる長さに引き出すと共に、第1、2受け側端子15n、15pを互いに異なる角度に向けて第1、2電源線に対する必要引き回し長を異ならしめるという特徴を有している。
図20は、本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板32を示す平面図である。LED実装基板32は、実施の形態1にかかるLED実装基板30〜30eと同様に、実装基板本体10、複数のLED12(図示省略)、および第1、2受け側端子15n、15pなどを備えている。図20に示す例では、実施の形態1にかかるLED実装基板30〜30aと同様に、実装基板本体10の端部周辺に1つの配線引出部14が設けられている。第1直線距離D1と第2直線距離D2とが等しいものの(D1=D2)、第1受け側端子15nが第2受け側端子15pに対して90度傾けて配置されている。第1、2電源線20n、20pはある程度の太さを有し、曲がりにくさを有している。よって第1、2電源線20n、20pをきつく曲げようとしても限界がある。この場合、図20からもわかるように、第1受け側端子15nの逸れ具合(第1角度θ1)に合わせて第1電源線20nを大きめに湾曲させる必要がある。
図21は、本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板32を示す平面図である。第1受け側端子15nと配線引出部14とを結ぶ線分を、「第1基準線分D1」と称し、第2受け側端子15pと配線引出部14とを結ぶ線分を、「第2基準線分D2」と称する。図20および図21に示す配線引出部14は、第1電源線20nおよび第2電源線20pをまとめて引き出す1つの配線引出部14である。よって、第1基準線分D1は、第1受け側端子15nと配線引出部14を結ぶ線分であり、第2基準線分D2は、第2受け側端子15pと配線引出部14を結ぶ線分である。実施の形態1で説明した第1直線距離D1の始点と終点とを結ぶ線分が「第1基準線分D1」なので、便宜上、同じ符号「D1」を付している。同様に、実施の形態1で説明した第2直線距離D2の始点と終点とを結ぶ線分が「第2基準線分D2」なので、便宜上、同じ符号「D2」を付している。
「第1受け側端子15nの向き」および「第2受け側端子15pの向き」について説明する。まず、第1、2電源線20n、20pの第1、2導通部21n、21pがプラグ(凸コネクタ)であり第1、2受け側端子15n,15pが凹状コネクタ(凹コネクタ)である場合には、第1、2受け側端子15n,15pの凹が開口する向きを「第1受け側端子15nの向き」および「第2受け側端子15pの向き」とする。逆に、第1、2導通部21n、21pが凹状コネクタ(凹コネクタ)であり第1、2受け側端子15n,15pが凸状コネクタ(凸コネクタ)であるという変形を施した場合には、第1、2受け側端子15n,15pの凸が突出する向きを「第1受け側端子15nの向き」および「第2受け側端子15pの向き」とする。
第1受け側端子15nは、基板表面11の平面視において、第1基準線分D1に対して第1角度θ1だけ逸れた向きで、第1導通部21nを受け入れる。第2受け側端子15pは、基板表面11の平面視において、第2基準線分D2に対して0度または第1角度θ1よりも小さな第2角度θ2だけ逸れた向きで、第2導通部21pを受け入れる(θ2<θ1)。より詳細には、基板表面11の平面視において、第1受け側端子15nと第1基準線分D1との交点から第1受け側端子15nの中心軸に沿って第1受け側端子15nが開口する側に伸びる半直線を、「第1半直線K1」とする。第1受け側端子15nと第1基準線分D1との交点、つまり「第1受け側端子15nの開口側先端」が第1半直線K1の端点である。第2受け側端子15pと第2基準線分D2との交点から第2受け側端子15pの中心軸に沿って第2受け側端子15pが開口する側に伸びる半直線を、「第2半直線K2」とする。第2受け側端子15pと第2基準線分D2との交点、つまり「第2受け側端子15pの開口側先端」が第2半直線K2の端点である。第1基準線分D1と第1半直線K1とが成す内角が、第1角度θ1であり、第2基準線分D2と第2半直線とが成す内角が、第2角度θ2である。第1角度θ1が第2角度θ2よりも大きい。
実施の形態2によれば、基板表面11側へ第1、2電源線20n、20pを異なる長さに引き出すと共に(つまりL2<L1)、第1、2受け側端子15n,15pを互いに異なる角度に向けて第1、2電源線20n、20pに対する必要引き回し長を異ならしめることができる。これにより、「電源線の長短」と「受け側端子に対する電源線の必要引き回し長の大小」とが整合するように、第1導通部21nを第1受け側端子15nに繋ぐと共に第2導通部21pを第2受け側端子15pに繋ぐという正しい配線接続作業が作業者に対して促されることになる。その結果、組立作業における誤配線を抑制することができる。
上記の誤配線抑制効果を更に詳しく説明する。図22および図23は、本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板32における第1、2受け側端子15n、15pの配置方法を示す平面図である。第1受け側端子15nと配線引出部14とを結ぶ線分(第1基準線分D1)と平行に第1受け側端子15nが向いていれば、第1電源線20nをまっすぐに伸ばした状態であっても第1導通部21nを第1受け側端子15nに繋ぐことができる。この場合には、第1電源線20nの長さを最短化することができる。これに対し、第1基準線分D1に対して第1受け側端子15nの向きが逸れていると、第1導通部21nを回り込ませるために第1受け側端子15nと配線引出部14との直線距離D1に対して第1電源線20nを余分に長くしなければならない。この逸れ具合が大きくなるほど、つまり上記第1角度θ1が大きいほど、第1導通部21nを回り込ませるための余裕が必要となり、第1電源線20nを長くすることが必要となる。この関係は、第2受け側端子15pと配線引出部14とを結ぶ線分(第2基準線分D2)と第2受け側端子15pの向きとの間でも同様に成り立つ。
図22における第1受け側端子15n0〜15n4は、第1基準線分D1に対して異なる角度だけ逸れた向きで、第1導通部21nを受け入れる。第1受け側端子15n0は第1基準線分D1に対して平行、つまり第1角度θ1が0度であるが、第1角度θ1は第2角度θ2より大きいという条件があるので、第1角度θ1は0度よりも大きくなければならない(0<θ1)。第1角度θ1は、0<θ1≦180度の範囲内で、様々な値に設定できる。第1受け側端子15n1〜15n4は、第1基準線分D1に対してそれぞれ異なる第1角度θn1〜θn4で第1導通部21nを受け入れることができる。第1角度θ1が大きいほど、第1導通部21nを回り込ませるための余裕が必要となり、第1電源線20nを長くすることが必要となる。なお、第1基準線分D1を基準として、第1受け側端子15n1〜15n2は実装基板本体10の端部側を向いており、第1受け側端子15n3〜15n4は実装基板本体10の中央側を向いている。よって、第1受け側端子15n1〜15n2と第1受け側端子15n3〜15n4とでは、第1基準線分D1に対して左右どちら側から第1導通部21nが差し込まれるかという点で違いがある。
図23における第2受け側端子15p0〜15p2も、第2基準線分D2に対して異なる角度だけ逸れた向きで、第2導通部21nを受け入れる。第1角度θ2も、0≦θ1<180度の範囲内で、様々な値に設定できる。第1角度θ1よりも第2角度θ2を小さくすれば、第2受け側端子15pが第2導通部21nを受け入れるために必要となる第2電源線20pの必要引き回し長を第1電源線20nよりも短くすることができる。第1角度θ1と第2角度θ2との差が大きくなればなるほど、第1電源線20nと第2電源線20pとの間の長さの差を大きく取ることができる。第2角度θ2<第1角度θ1の関係が成立していれば良いので、第2受け側端子15pと配線引出部14とを結ぶ第2基準線分D2に対して0度で、つまり第2受け側端子15pの向きが第2基準線分D2に対して平行な状態で第2受け側端子15pと配線引出部14とが向かい合うようにして、第2受け側端子15pが第2導通部21nを受け入れてもよい。この場合、第2電源線20pをまっすぐに伸ばした状態であっても第2導通部21nを第2受け側端子15pに繋ぐことができ、第2電源線20pの長さを最短化することができる。
実施の形態2によれば、第1受け側端子15nの逸れ具合(第1角度θ1)に合わせて第1電源線20nを大きめに湾曲させる必要があることから、短めの第2電源線20pではなく長さに余裕のある第1電源線20nを第1受け側端子15nに繋ぐように作業者が促される。逆に、第2受け側端子15pは逸れ具合(第2角度θ2<第1角度θ1)が小さいので小さな湾曲で電源線を差込めるようになっていることから、作業者は、短めの第2電源線20pを第2受け側端子15pに繋ぐようにも促される。このように、物理的、空間的な観点から、短めの第2電源線20nが届きやすいように、第2導通部21nを第2受け側端子15pに繋ぐという正しい配線接続作業が作業者に対して促されることになる。「電源線の長短」と「受け側端子に対する電源線の必要引き回し長の大小」とが整合するように作業が促されることで、誤配線を抑制することができる。
図24〜図26は、本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板32a〜32cを示す平面図である。図24に示すように第1角度θ1を90度未満としてもよい。図25に示すように、ズレ寸法D0を設けて、実施の形態1と同様に第1直線距離D1を第2直線距離D2より長くしても良い。他にも図26に示すように第1角度θ1をさらに大きくして必要な配線引き回し長を大きく取ることで、第2電源線20pの第2の長さL2を第2受け側端子15pに届かせるための必要十分な長さに設計したときに、より確実に、第2電源線20pを第1受け側端子15nには差し込めないようにすることができる。
図27は、本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板32dを示す平面図である。変形例として、2つの配線引出部(第1、2配線引出部14n,14p)を設けたものである。この場合、第1基準線分D1は、第1受け側端子15nと第1配線引出部14nを結ぶ線分であり、第2基準線分D2は、第2受け側端子15pと第2配線引出部14pを結ぶ線分である。
図28は、本発明の実施の形態2にかかる照明器具のLED実装基板32eを示す平面図である。図28は、実施の形態1において図17に示したLED実装基板130と同様のレイアウトを有するものの、第1、2直線距離D1、D2が等しくかつ第1、2角度θ1、θ2が異なる。ただし、θ2<θ1の関係は成立している。
なお、実施の形態2においても、実施の形態1の各種変形を適用することができる。例えば図14〜図19に示すLED実装基板30c〜30eにおいて、それぞれ第1角度θ1を第2角度θ2よりも大きくしても良い。
実施の形態3.
実施の形態3にかかる照明器具は、LED実装基板30をLED実装基板34、132に置換した点を除き、実施の形態1〜2にかかる照明器具と同様の装置構成を備えている。したがって、以下の説明では実施の形態1〜2と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態1〜2との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。
図29は、本発明の実施の形態3にかかる照明器具のLED実装基板132を示す平面図である。実装基板本体110の中央実装領域Cに複数のLED12が設けられ、基板表面111の平面視において、中央実装領域Cを囲むように、反時計回りに第1配線引出部14n、第1受け側端子15n、第2配線引出部14p、および第2受け側端子15pがこの順に配置されている。なお、この並びの順番は時計回りでもよい。第1受け側端子15nは、基板表面111の平面視において第1配線引出部14nの側を向いている。第2受け側端子15pは、基板表面111の平面視において第2配線引出部14pの側を向いている。「第1受け側端子15nの向き」および「第2受け側端子15pの向き」については、実施の形態2で説明した考え方と同様である。
図29に示す構成によれば、第1、2受け側端子15n,15pそれぞれが第1、2電源線20n、20pのうち接続されるべき側へと排他的に向けられることで、組立作業における誤配線を抑制することができる。上記位置関係によれば、第1導通部21nと第1受け側端子15nとが接続されかつ第2導通部21pと第2受け側端子15pとが接続されるという正しい配線接続作業を促すように、第1受け側端子15nの向きと第2受け側端子15pの向きとを異ならしめることができる。すなわち、作業者は、第1配線引出部14nから引き出した第1電源線20nを、第1配線引出部14n側を向く第1受け側端子15nへと接続するように促される。その一方で、第1配線引出部14n側を向いていない第2受け側端子15pに対して第1導通部21nを繋ごうとすると、第1電源線20nを無理に引き回す必要が生ずるので、第1導電部21nを第2受け側端子15pに繋ぐことが妨げられる。同様に、作業者は、第2配線引出部14pから引き出した第2電源線20pを、第2配線引出部14p側を向く第2受け側端子15pに接続するように促される。これにより誤配線を抑制することができる。
図29に示す配置レイアウトにおいても、実施の形態3で説明したように、第1、2受け側端子15n、15pの向き(つまり第1、2角度θ1、θ2)を様々に調整することもできる。この場合、第1受け側端子15nが、基板表面111の平面視において、第1受け側端子15nと第2受け側端子15pとを結ぶ直線D5を超えない範囲内で、第1基準線分D1に対して傾けられていてもよい。直線D5を超えて第1受け側端子15nが傾くと、第1受け側端子15nが第1配線引出部14nよりもむしろ第2配線引出部14p側を向いてしまい、誤配線の恐れが高まるからである。この点は、第2受け側端子15pについても同様である。
図30は、本発明の実施の形態3にかかる照明器具のLED実装基板34を示す平面図である。第1配線引出部14nが、垂直二等分線RLよりも第1受け側端子15nの側の領域に設けられている。第2配線引出部14pが、垂直二等分線RLよりも第2受け側端子15pの側の領域に設けられている。垂直二等分線RLは、基板表面11の平面視において、第1受け側端子15nと第2受け側端子15pとを結ぶ線分の垂直二等分線であり、LED実装基板34の対象軸CLと一致している。第1直線距離D1と第2直線距離D2とが等しく(D1=D2)、かつ第1角度θ1と第2角度θ2とが等しい(θ1=θ2)。
図30に示す構成によれば、第1、2受け側端子15n、15pと第1、2配線引出部14n、14pの位置関係を工夫したので、誤配線を抑制することができる。すなわち、第1受け側端子15nと第2受け側端子15pのうち第1受け側端子15nのほうが第1配線引出部14nに近いので、第1配線引出部14nから引き出した第1電源線20nを第1受け側端子15nへと接続することを自然に促すことができる。
また、図30に示すように、LED実装基板30では、「第1受け側端子15n、第1配線引出部14n、第2配線引出部14p、および第2受け側端子15pを結ぶ四角形における対角線D11、D12が基板表面11におけるLED12を実装した中央実装領域Cの上を通るように、第1受け側端子15n、第1配線引出部14n、第2配線引出部14p、および第2受け側端子15pがこの順に中央実装領域Cを囲む」という位置関係が成立している。第1受け側端子15nを第2配線引出部14pに接続し且つ第2受け側端子15pを第1配線引出部14nに接続することは誤配線となる。仮に、図30に示す位置関係においてこのような誤配線を試みると、対角線D11、D12に沿って第1電源線20nおよび第2電源線20pが引き回されることになるので、第1電源線20nおよび第2電源線20pを中央実装領域C上において交差させることになってしまう。第1電源線20nおよび第2電源線20pを中央実装領域C上で交差させることは、中央実装領域Cに設けられたLED12(図示省略)の照明光を第1電源線20nおよび第2電源線20pで遮るという不自然な結果をもたらすので、作業者はこのような配線接続が誤っていることを認識できる。その結果、誤配線を抑制することができる。なお、第2配線引出部14pから引き出された第2電源線20pの長さ(図13のL2参照)を対角線D11よりも短くしてもよく、これにより第2電源線20pが受け側端子15nに届かなくなるので誤配線が抑制される。同様に、第1配線引出部14nから引き出された第1電源線20nの長さ(図13のL1参照)を対角線D12よりも短くしてもよく、これにより第1電源線20nが第2受け側端子15pに届かなくなるので誤配線が抑制される。
実施の形態4.
図31は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201を示す斜視図である。照明器具201は、いわゆるベースライトであり、板金などで形成される器具設置部材202と、この器具設置部材202とに着脱自在の光源ユニット210とを備えている。器具設置部材202は、天井などの照明器具201の設置箇所に取り付けられる。
図32は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201を示す分解図である。光源ユニット210は器具設置部材202の取付開口204に取り付けられる。取付開口204の両脇には傾斜部203が設けられている。光源ユニット210は、光源カバー212と、端部カバー213とを備えている。
図33は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201が備える光源ユニット210を取付開口204側から見たときの内部構造を示す斜視図である。図33は光源ユニット210を裏側から見た図であり、光源ユニット210を構成する取付部材220の裏面222が露出している。取付部材220は、表面221と裏面222を有し、裏面222の側を器具設置部材202の側に向けた状態で器具設置部材202に取り付けられる。取付部材220の裏面222には、点灯装置230および引掛金具216などが設けられている。点灯装置230は、実施の形態1で述べた点灯回路基板25と同様に、LED12を点灯させるための電力を生成する点灯回路を含んでいる。この点灯回路から、第1、2電源線20n、20pを介してLED12へと電力が供給される。なお、点灯装置230は、取付部材220ではなく器具設置部材202に設けられても良い。
図34は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201が備える光源ユニット210の光源カバー212内の内部構造を示す分解斜視図である。光源ユニット210から光源カバー212および端部カバー213を取り外した状態を示している。取付部材220の表面221には、複数のLED実装基板250が並べて固定されている。LED実装基板250の基板裏面が取付部材220の表面221を向いた状態で、取付部材220の表面221にLED実装基板250が固定されている。なお、実施の形態4では、LED実装基板250として取付部材220の全長よりも短いものを複数枚配置しているが、このような形態に限らず、取付部材220の全長と同程度の長さを有する1枚の長尺なLED実装基板250を準備してこれを取付部材220に取り付けても良い。
図35は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201のLED実装基板250を示す平面図である。LED実装基板250は、実装基板本体260と、実装基板本体260に2列に並べて実装された複数のLED12と、第1、2電源線20n、20pが差し込まれる第1、2受け側端子15n、15pと、を備えている。実装基板本体260は、基板表面261および基板裏面(図示せず)を有し、基板裏面を取付部材220の表面に向けた状態で取付部材220に固定されている。
実装基板本体260は、長尺の外形を有している。実装基板本体260の長手方向一端に配線引出部254が設けられている。配線引出部254は、切り欠きであり、取付部材220における長手方向一端の側の端部に設けられている。配線引出部254から第1電源線20nおよび第2電源線20pがまとめて引き出される。図35に示すように、実施の形態4においては、第1直線距離D1は、基板表面261の平面視における切り欠きの端面と第1受け側端子15nとの最短距離であり、第2直線距離D2は、基板表面261の平面視における切り欠きの端面と第2受け側端子15pとの最短距離である。配線引出部254を切り欠きとすることで、取付部材220の端部に切り欠きを設ければすむ。これにより、取付部材220に貫通孔を設けなくともよく、また光源ユニット210の端に位置するので切り欠きが目立たない。第1、2電源線20n、20pは、切り欠き状の配線引出部254を介して、取付部材220の裏面222に配置された点灯装置230が有する点灯回路基板のコネクタ等に接続される。
図35に示す第1、2直線距離D1、D2に対してD2<D1の関係を適用することで、実施の形態1と同様の誤配線防止効果を得ることができる。また、実施の形態1で説明した様々なバリエーションを実施の形態4にも同様に適用することができる。
図36は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201のLED実装基板250aを示す平面図である。図36は、図34に示した光源ユニット210における破線Fで囲まれた領域(光源ユニット210の長手方向端部付近)を拡大したものである。LED実装基板250aは、実施の形態1およびその変形例(図9〜図11)と同様に、配線引出部256を、取付部材220における長手方向一端の側の端部に設けられた1つの貫通穴としたものである。配線引出部256から第1電源線20nおよび第2電源線20pがまとめて引き出される。配線引出部256は、取付部材220における長手方向一端の側の端部に設けられたが、取付部材220と実装基板本体260とを貫通させることで基板表面261に設けられてもよい。
図37は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201のLED実装基板250bを示す平面図である。実施の形態1の変形例(図12〜図16)と同様に、2つの配線引出部(第1、2配線引出部256n,256p)を設けたものである。
図38は、本発明の実施の形態4の変形例にかかる照明器具201のLED実装基板250cを示す平面図である。図35に示す第1、2角度θ1、θ2に対してθ2<θ1の関係を適用することで、実施の形態2およびその変形例と同様の誤配線防止効果を得ることができる(図20〜図26参照)。また、実施の形態2で説明した様々なバリエーションを実施の形態4にも同様に適用することができ、例えば図27と同様に2つの配線引出部(図37に示す第1、2配線引出部256n、256p)を設ける変形も、実施の形態4にかかる装置構成に適用することができる。
図39は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具201のLED実装基板250を示す平面図である。図39は、図34に示した光源ユニット210における破線Gで囲まれた領域を拡大したものであり、2つのLED実装基板250を連結させる連結部分を拡大したものである。2つのLED実装基板250の境界において、第1、2受け側端子15n,15pと根元部208n,208pとが向かい合い、これらが第1、2電源線20n、20pで接続される。この実施の形態によれば、複数のLED実装基板250を電気接続する際に正しい配線接続作業が促されるように、実装基板上の配線接続構造に非対称性を持たせ、かつ第1、2電源線20n、20pの長短と第1、2直線距離D1,D2の大小関係を揃えたので、組立作業における誤配線を抑制することができる。
すなわち、第1電源線20nは第2電源線20pよりも長く伸びており、第1受け側端子15nと第1電源線20nの根元(第1の部位)との第1直線距離D1が第2受け側端子15pと第2電源線20pの根元(第2の部位)との第2直線距離D2よりも大きい。このような位置関係によれば、第1、2電源線20n、20pの第1、2導通部21n、21pをそれぞれ第1、2受け側端子15n、15pに繋ぐべき組み立て工程において、作業者は、電源線の長短と受け側端子の距離の大小とが整合するように、短い第2電源線20pを遠くの第1受け側端子15nではなく近くの第2受け側端子15pへと繋ぐように促される。また、長く引き出された第1電源線20nは、より遠くにある第1受け側端子15nへと繋ぐようにも促される。その結果、第1電源線20nを第1受け側端子15nへと接続し第2電源線20pを第2受け側端子15pへと接続するという正しい配線接続作業が促されるので、誤配線が生ずることを抑制することができる。
なお、第1電源線20nの根元部208nおよび第2電源線20pの根元部208pが、着脱可能な差込構造とされていてもよい。つまり、根元部208n,208pがそれぞれ第1、2導通部21n、21pとして提供され、実装基板本体260の基板表面261に設けられた他の2つの受け側端子にそれぞれ繋がれるようになっていてもよい。これらの他の2つの受け側端子は、図6に示したLED12の第1電極12nおよび第2電極12pとそれぞれ電気的に接続される。
図40は、本発明の実施の形態4の変形例にかかる照明器具301を示す斜視図である。照明器具301は、いわゆる直管型LED照明器具である。照明器具301は、点灯装置を内蔵した器具設置部材302と、直管型LEDランプ310とを備えている。
図41は、本発明の実施の形態4の変形例にかかる照明器具301の内部構造を示す斜視図である。直管型LEDランプ310は、筒状カバー311と、筒状カバー311の両端に設けられたコネクタ部313、314と、筒状カバー311に収納されたヒートシンク323と、ヒートシンク323に取り付けられた長尺のLED実装基板250と、を備えている。ヒートシンク323は、放熱と共に、LED実装基板250の取付部材としての役割も果たしている。ヒートシンク323が筒状カバー311およびコネクタ部313、314と一体化されることで、これら全体が器具設置部材302の図示しないソケットに着脱自在に取り付けられる。直管型LEDランプ310は、LED実装基板250におけるLED12の実装面が照明光を発すべき方向(通常は天井と反対つまり床側)を向くように、器具設置部材302の図示しないソケットに取り付けられる。
図41に示す長尺のLED実装基板250に対しても、前述した実施の形態4の各構成(図35〜図39)と同様に、実施の形態1で述べた第1、2直線距離D1、D2の定め方、および実施の形態2で述べた第1、2角度θ1、θ2の定め方を適用することができる。また、実施の形態1、2にかかる様々なバリエーションを照明器具301にも同様に適用することができる。
なお、上述した実施の形態1〜4では、配線接続に関する構成要素の距離、角度、およびレイアウトなどに工夫を施すことによって誤配線防止を実現することができるので、誤配線防止のために新たな部品や専用の構造を追加する必要がないという利点もある。
なお、上記実施の形態は、第1電源線20nおよび第1受け側端子15nなどのマイナス極側の配線構造について、第1電源線20nが長めに設計されるようにし、第2電源線20pおよび第2受け側端子15pなどのプラス極側の配線構造については、第2電源線20pが第1電源線20nよりも短めに設計されるようにという方針に基づいて記載されている。しかしながら、実施の形態とは逆に、プラス側の電源線のほうがマイナス側の電源線よりも長く設計されるようにしてもよい。これは単純に実施の形態におけるプラス側とマイナス側とで極性を逆にすれば足りる。
1、201、301 照明器具、2 外側カバー、3 前側表面、4 開口、6 ケース、7 電源端子台、9p,9n 電源ケーブル、10、110、260 実装基板本体、11、111、261 基板表面、12a 発光部、12n 第1電極(カソード)、12p 第2電極(アノード)、14、14n、14p 配線引出部、15n、115n 第1受け側端子、15p、115p 第2受け側端子、16 配線パターン、17 逆刺保護ダイオード、20 電源線、20n 第1電源線(マイナス極)、20p 第2電源線(プラス極)、21n 第1導通部、21p 第2導通部、25 点灯回路基板、26n 第1出力端子、26p 第2出力端子、27 内側カバー、30〜34、130〜130b、250〜250n LED実装基板、61 筒状胴部、61a 開放側端部、61b1、61b2 内壁、63 基板載置部、65 ボトムプレート、67 内壁面、110 実装基板本体、202、302 器具設置部材、203 傾斜部、204 取付開口、208n,208p 根元部、210 光源ユニット、212 光源カバー、213 端部カバー、216 引掛金具、220 取付部材、221 表面、222 裏面、230 点灯装置、254、256、256n,256p 配線引出部、310 直管型LEDランプ、311 筒状カバー、313 コネクタ部、323 ヒートシンク、410 直管型LEDランプ

Claims (15)

  1. 基板表面を有する実装基板本体と、
    前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、配線引出部と、
    前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、
    一端が前記第1出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと第1の長さだけ引き出され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、
    一端が前記第2出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと前記第1の長さよりも短い第2の長さだけ引き出され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、
    前記基板表面における、前記基板表面の平面視で前記配線引出部から第1直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第1電極と電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、
    前記基板表面における、前記基板表面の平面視で前記配線引出部から前記第1直線距離よりも短い第2直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第2電極と電気的に接続され、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、
    を備える照明器具。
  2. 前記配線引出部は、前記第1電源線および前記第2電源線がまとめて引き出される1つの共通配線引出部である請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記第2の長さは、前記第1直線距離よりも短い請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記配線引出部は、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられ、前記第1電源線が引き出される第1配線引出部と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられ、前記第1配線引出部とは異なる部位において前記第2電源線が引き出される第2配線引出部と、
    を含み、
    前記第1直線距離は、前記基板表面の平面視における前記第1配線引出部と前記第1受け側端子との直線距離であり、
    前記第2直線距離は、前記基板表面の平面視における前記第2配線引出部と前記第2受け側端子との直線距離である請求項1に記載の照明器具。
  5. 前記第2の長さは、前記基板表面における前記第2配線引出部から前記第1受け側端子までの直線距離よりも短い請求項4に記載の照明器具。
  6. 前記実装基板本体の中央領域に、前記半導体発光素子が複数個実装されており、
    前記中央領域を囲むように前記第1受け側端子、前記第2受け側端子、および前記配線引出部が配置され、
    前記第1電源線は、前記実装基板本体の縁側に凸となるように湾曲しつつ前記配線引出部から前記中央領域の隣を伸びて前記第1受け側端子に達し、
    前記第2電源線は、前記実装基板本体の縁側に凸となるように湾曲しつつ前記配線引出部から前記中央領域の隣を伸びて前記第2受け側端子に達する請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
  7. 前記実装基板本体が長尺の外形を有し、
    前記実装基板本体の長手方向一端に前記配線引出部が設けられた請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
  8. 照明器具の設置箇所に取り付けられるべき器具設置部材と、
    表面と裏面を有し、前記裏面の側を前記器具設置部材の側に向けた状態で前記器具設置部材に取り付けられる取付部材と、
    を備え、
    前記取付部材の前記表面に前記実装基板本体の基板裏面を向けた状態で前記実装基板本体が固定され、
    前記配線引出部は、前記取付部材における前記長手方向一端の側の端部に設けられ前記第1電源線および第2電源線がまとめて引き出される切り欠きであり、
    前記第1直線距離は、前記基板表面の平面視における前記切り欠きの端面と前記第1受け側端子との最短距離であり、
    前記第2直線距離は、前記基板表面の平面視における前記切り欠きの端面と前記第2受け側端子との最短距離である請求項7に記載の照明器具。
  9. 基板表面を有する実装基板本体と、
    前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、配線引出部と、
    前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、
    一端が前記第1出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと第1の長さだけ引き出され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、
    一端が前記第2出力端子に接続し、前記配線引出部を通じて前記基板表面の側へと前記第1の長さよりも短い第2の長さだけ引き出され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、
    前記基板表面に設けられ、前記第1電極と電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、
    前記基板表面に設けられ、前記第2電極と電気的に接続され、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、
    を備え、
    前記基板表面の平面視において、前記第1受け側端子と前記配線引出部との第1直線距離は前記第2受け側端子と前記配線引出部との第2直線距離以上であり、前記第1受け側端子と前記配線引出部とを結ぶ第1基準線分に対して第1角度だけ逸れた向きで前記第1受け側端子が前記第1導通部を受け入れ、前記第2受け側端子と前記配線引出部とを結ぶ第2基準線分に対して0度または前記第1角度よりも小さい第2角度だけ逸れた向きで前記第2受け側端子が前記第2導通部を受け入れる照明器具。
  10. 前記配線引出部は、前記第1電源線および前記第2電源線をまとめて引き出す1つの共通配線引出部であり、
    前記第1基準線分は、前記第1受け側端子と前記共通配線引出部を結ぶ線分であり、
    前記第2基準線分は、前記第2受け側端子と前記共通配線引出部を結ぶ線分である請求項9に記載の照明器具。
  11. 前記配線引出部は、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられ、前記第1電源線が引き出される第1配線引出部と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられ、前記第1配線引出部とは異なる部位において前記第2電源線が引き出される第2配線引出部と、
    を含み、
    前記第1基準線分は、前記第1受け側端子と前記第1配線引出部を結ぶ線分であり、
    前記第2基準線分は、前記第2受け側端子と前記第2配線引出部を結ぶ線分である請求項10に記載の照明器具。
  12. 基板表面を有する実装基板本体と、
    前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた第1配線引出部と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられ、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた第2配線引出部と、
    前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、
    一端が前記第1出力端子に接続し、前記第1配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、
    一端が前記第2出力端子に接続し、前記第2配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、
    前記基板表面に設けられ、前記第1電極に電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、
    前記基板表面における前記第1受け側端子と異なる部位に設けられ、前記第2電極と電気的に接続し、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、
    を備え、
    前記実装基板本体の中央領域に前記半導体発光素子が設けられ、
    前記基板表面の平面視において、前記半導体発光素子を囲むように、時計回りまたは反時計回りに前記第1配線引出部、前記第1受け側端子、前記第2配線引出部、および前記第2受け側端子がこの順に配置され、
    前記第1受け側端子は、前記第1配線引出部の側を向き、
    前記第2受け側端子は、前記第2配線引出部の側を向く照明装置。
  13. 基板表面を有する実装基板本体と、
    前記基板表面に実装され、互いに極性が反対である第1電極および第2電極を備えた半導体発光素子と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、第1配線引出部と、
    前記実装基板本体の端部周辺に設けられた、または前記実装基板本体を貫通させることで前記基板表面に設けられた、第2配線引出部と、
    前記第1電極に電気的に接続すべき第1出力端子と前記第2電極に電気的に接続すべき第2出力端子とを備え、前記半導体発光素子を点灯させるための電力を前記第1、2出力端子で出力する点灯回路と、
    一端が前記第1出力端子に接続し、前記第1配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第1導通部を有する第1電源線と、
    一端が前記第2出力端子に接続し、前記第2配線引出部を通じて前記基板表面の側に引き回され、他端に第2導通部を有する第2電源線と、
    前記基板表面に設けられ、前記第1電極に電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第1電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、
    前記基板表面における前記第1受け側端子と異なる部位に設けられ、前記第2電極と電気的に接続し、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第2電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、
    を備え、
    前記基板表面の平面視において、前記第1配線引出部と前記第2配線引出部とが離間して配置され、前記第1受け側端子と前記第2受け側端子とを結ぶ線分の垂直二等分線を前記基板表面に引いたときに、前記第1配線引出部が前記垂直二等分線よりも前記第1受け側端子の側の領域に設けられ、前記第2配線引出部が前記垂直二等分線よりも前記第2受け側端子の側の領域に設けられた照明器具。
  14. 前記第1受け側端子、前記第1配線引出部、前記第2配線引出部、および前記第2受け側端子を結ぶ四角形における対角線が前記基板表面における前記半導体発光素子を実装した実装領域の上を通るように、前記第1受け側端子、前記第1配線引出部、前記第2配線引出部、および前記第2受け側端子がこの順に前記実装領域を囲む請求項13に記載の照明器具。
  15. 照明器具の設置箇所に取り付けられるべき器具設置部材と、
    表面と裏面を有し、前記裏面の側を前記器具設置部材の側に向けた状態で前記器具設置部材に取り付けられる取付部材と、
    前記取付部材の前記表面に並べて固定された第1光源基板および第2光源基板と、
    第1極性を有する第1出力端子および前記第1極性と反対の第2極性を有する第2出力端子を備え、前記器具設置部材または前記取付部材に固定された点灯装置と、
    を備え、
    前記第1光源基板は、
    第1基板表面および第1基板裏面を有し、前記第1基板裏面を前記取付部材の前記表面に向けた状態で前記取付部材に固定された第1実装基板本体と、
    前記第1実装基板本体の前記第1基板表面に実装され、前記第1極性を有する第1電極および前記第2極性を有する第2電極を備えた第1半導体発光素子と、
    前記第1実装基板本体の長手方向一端における前記第1基板表面の第1の部位に一端が接続され、前記第1電極と電気的に接続され、他端に第1導通部を有し、第1の長さを有する第1電源線と、
    前記第1実装基板本体の前記長手方向一端における前記第1基板表面の第2の部位に一端が接続され、前記第2電極と電気的に接続され、他端に第2導通部を有し、前記第1の長さよりも短い第2の長さを有する第2電源線と、
    を備え、
    前記第2光源基板は、
    第2基板表面および第2基板裏面を有し、前記第2基板裏面を前記取付部材の前記表面に向けた状態で前記取付部材に固定された第2実装基板本体と、
    前記第2実装基板本体の前記第2基板表面に実装され、前記第1極性を有する第3電極および前記第2極性を有する第4電極を備えた第2半導体発光素子と、
    前記第2実装基板本体における前記第1実装基板本体と隣り合う側の長手方向一端において、前記第2基板表面における前記第1の部位から第1直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第3電極と電気的に接続され、前記第1導通部が繋げられることで前記第1電源線と前記第3電極とを電気的に接続する第1受け側端子と、
    前記第2実装基板本体の前記長手方向一端において、前記第2基板表面における前記第2の部位から前記第1直線距離よりも短い第2直線距離だけ離れた部位に設けられ、前記第4電極と電気的に接続され、前記第2導通部が繋げられることで前記第2電源線と前記第4電極とを電気的に接続する第2受け側端子と、
    を備える照明器具。
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