JP6277841B2 - 連結装置、光源装置及び照明器具 - Google Patents
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Description
この中継コネクタは、ピン部が、連結される2つのLEDモジュールに設けられた入力コネクタに接続するとともに、本体部が2つのLEDモジュールの間に介在しLEDモジュールに設けられた凹部と係り合い、LEDモジュールの連結位置を制御している(例えば、特許文献1)。
このLEDモジュールは、入力・出力コネクタがLEDの配列とずれた位置に実装されることで、LEDモジュールを連結したときに、コネクタがLEDから照射される光を遮ることなく、光の連続性を保つものである(例えば、特許文献3)。
LEDモジュールの取付方法としては、ねじにより固定されているものがあるが、基板にねじ止めの為の固定孔を設ける際には、LED素子、配線パターンと固定孔の絶縁距離をとる必要があり基板が大きくなる。
しかし、これはLEDモジュールを照明器具などの取付部材に取り付けを行った後に、リード線を引っ掛けており、LEDモジュールと取付部材が当接した状態でリード線を引っ掛けるには、基板もしくはリード線を変形、破損させてしまう可能性がある。
また、リード線がLEDモジュールと取付部材との間で押圧されないよう、取付部材にも切り欠きなどの加工が必要になると考えられる。
しかしながら、LEDモジュールは一定のサイズで製造されており、容易にLEDモジュールのサイズを拡張する、もしくは縮小するなどの変更をする事ができない。
よって、LEDモジュールが取り付けられる照明器具によっては、LEDモジュールとLEDモジュールの間に隙間を設け、長さ調整が可能なリード線を備えた中継コネクタなどにより連結する必要があり、光の連続性が保てなくなる。
実施の形態1では、本発明に係る照明器具の一例として、天井などの被取付部(以下、被取付部として天井を例に説明するが天井に限定されない)に取り付けられる、逆富士形の照明器具1000について説明する。
以下の説明において、便宜上、天井面側(被取付面側)を上面側とし、床面側(被取付面と反対側)を下面側として説明を行う。
照明器具1000は、天井(被取付部)に当接するように設置される本体部100と、本体部100に着脱可能に取り付けられる光源部200から構成される。
また、下面側には、光源部200の一部が挿入されて固定される開口部101が形成されており、開口部101と対向する上面側には取付部102が形成されている。
LEDユニット220は、複数のLEDモジュール221を連結部222(連結装置ともいう)により連結するものであり、長尺状に形成されている。なお、連結の詳細に関しては後述する。
配線パターン221fは、長手両端に設けられた凹型コネクタ221cを繋ぐよう略直線状に、2列形成されている。
凹型コネクタ221cは略四角形状をし、連結部222が差し込まれ導通する挿込部221eが形成されている。また、挿込部221eがそれぞれ長手外方向へ向くように配設されている。
また、長手方向中心部には連結本体部222bが取り付けられるとともに、連結本体部222bの両側には配線パターンが形成され連結本体部222bを介してLEDモジュール221からの電力供給により点灯する補助LED222cが配設されており、各補助LED222cの外側には連結固定部222aを保持部210に固定される為の取付孔222d(固定部ともいう)が形成されている。
連結本体部222bは、略直方体形状をしており、長手方向両端にLEDモジュール221の凹型コネクタ221cに挿し込まれる接続部222eを両側に備えている。
また、連結本体部222bは、連結固定部222aの長手方向中心にて垂直に交差するように形成されており、接続部222eは連結固定部222aより突き出すように配設されている。
また、補助LED222cは、直線状に配列されたLED素子221aの配列の延長線上に位置するように配設されている。
なお、カバー爪部231は、保持部210の保持側面部212に係合する。また、カバー拡散部232は断面が略円弧状をなすように形成されており、LEDユニット220を覆う長尺状である。
また、連結金具250は、バネ部110が挿入される開口部が形成されており、本体部100に備えられているバネ部110と連結される。
また、点灯装置260は略直方体形状をした点灯装置本体部261と、端子台120と連結する電源コネクタ262から構成されている。
図10は図6に示すLEDユニット220の組立方法を示した組立工程図であり、図10の(a)は、保持部210に連結部222を取り付ける状態であり、図10の(b)は、取り付けられた連結部222にLEDモジュール221が接続される状態であり、図10の(c)は、LEDモジュール221に追加の連結部222が接続される状態であり、図10の(d)は、長尺状にLEDユニット220が組み立てられた状態である。
連結部222は、接続部222eが保持部210の小口方向を向くように配置され、保持正面部211と連結固定部222aが当接した状態で、ねじにより取付孔222dを介して保持部210に固定される。
LEDモジュール221は、長手両端に配設された凹部コネクタ221cのどちらか一方を、保持部210に固定された連結部222の保持部210長手中心方向へ向いた接続部222eに接続を行なう。
このとき連結部222の連結固定部222aより突出した接続部222eは、LEDモジュール221のLED基板221bの端部と当接し凹部コネクタ221cと接続する。
LEDモジュール221の長手方向両端部に備えた凹部コネクタ221cのうち、連結部222と接続されてない凹部コネクタ221cに、追加の連結部222を新たに接続する。
このとき、追加の連結部222はLEDモジュール221に接続させた後に、保持部210にねじにより固定する。
このように、LEDモジュール221と、連結部222の接続を保持部210の長手方向と略同等になるまで接続を繰り返し行ない、LEDユニット220は長尺状に構成される。なお、LEDユニット220の両端部は連結部222が配置される。
図11の(a)は、LEDモジュール221の連結された数量が異なるLEDユニット220′を示したものであり、図11の(b)は異なる長さのLEDモジュール221′を連結させたLEDユニット220′′である。
例えば、図11の(a)に示すLEDユニット220′は、LEDモジュール221を2つ連結したものである。
また、図11の(b)に示すLEDユニット220′′は、LEDモジュール221と、LEDモジュール221よりも短く形成されたLEDモジュール221′が連結され形成されているものである。
本実施の形態2では、天井などの被取付部に設けられた埋込穴に埋め込まれ設置される埋込型照明器具を一例として説明を行なう。なお、実施の形態1と同様の構成は実施の形態1と同じ符号を付して詳細な説明を省略し異なる構成について説明する。
図12は埋込型照明器具2000の傾斜図であり、図13は図12に示す埋込型照明器具2000の分解傾斜図であり、図14は図13に示す角連結部410の傾斜図であり、図15は図13に示すB部の拡大傾斜図である。
また、本体開口部302の外周には略鍔形状をし、枠部310が取り付けられる開口周部302aが形成されている。
また、LEDモジュール221と隣接する二辺にはそれぞれ第一の連結コネクタ部412と、第二の連結コネクタ部413が取り付けられるとともに、第一の連結コネクタ部412と第二の連結コネクタ部413との導通によりLEDモジュール221から電力供給され点灯する角用補助LED414が配設されている。
また、角連結固定部411の中心部には、光源保持部320に固定される為の角用取付孔415が形成されている。
なお、第一の連結コネクタ部412と、第二の連結コネクタ部413は、略箱形状をした同一のものが設置されており、先端にはLEDモジュール221の凹部コネクタ221cに差し込まれる接続部222eを片側に備えている。
また、第一の連結コネクタ部412、第二の連結コネクタ部413はそれぞれ角連結本体部411の2辺よりLEDモジュール221に突き出すように配設されている。
また、角補助LED414は、隣接するLEDモジュール221に配設されたLED素子221aの延長線に配置されている。
実施の形態1および実施の形態2ではLEDモジュール221を連結する為の連結装置について説明を行ったが、本実施の形態では、LEDモジュール221の拡張を目的とした連結部について説明を行う。なお、本実施の形態では、実施の形態1、実施の形態2と同様の構成については実施の形態1、実施の形態2と同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
図16の(a)は本実施の形態における拡張連結部500の斜視図であり、図16の(b)は図16の(a)に示す拡張連結部500の組立参考図である。
拡張連結部500は、取付部材600(例えば、実施の形態1の保持部210に相当する)に固定される略四角形状をした拡張部510(または、連結固定部ともいう)と、LEDモジュール221と連結する拡張接続部520と、拡張部510に備えられ拡張接続部520を介してLEDモジュール221から供給される電力により発光する拡張LED530(または、発光部ともいう)を備えている。
また、長手方向中心部には拡張接続部520が取り付けられるとともに、拡張接続部520の両側には配線パターンが形成され拡張接続部520を介してLEDモジュール221からの電力供給により点灯する拡張LED530が配設されており、各拡張LED530の外側には拡張部510を取付部材600に固定される為の拡張固定孔540が形成されている。なお、配線パターンは拡張LED530に電気を供給するとともに、拡張接続部520の2極の接触部(電極)を短絡させるよう形成されている。
拡張接続部520は、略直方体形状をしており、LEDモジュール221の凹型コネクタ221cに挿し込まれる接続部222eを片側に備えている。
また、拡張接続部520は、接続部222eが拡張部510の長手方向中心より垂直に突き出すように拡張部510に配設されている。
また、拡張LED530は、直線状に配列されたLED素子221aの配列の延長線上になるように配置されている。
図17は、拡張部510の形状が異なる拡張連結部700を示したものであり、図18はLEDモジュール221とLEDモジュール221を連結する拡張連結部800を示したものである。なお、詳細を説明する為、図18の(a)には配線パターンを図示する
拡張基板部711の短手長さは、対向するLEDモジュール211の短手長さB(図8に図示)と略同じ大きさに形成されているとともに、長手方向に複数の拡張LED530が直線状に配設できる寸法に形成されている。
拡張固定部712は、拡張基板部711の長手側面の両側より垂直方向へ形成されている。また、LEDモジュール211と対向する端部とは反対側の端部に形成されている。
拡張連結部800は、取付部材600に固定される拡張連結基板部810(または、連結固定部ともいう)と、LEDモジュール221と連結する拡張接続部520と、拡張接続部520を介してLEDモジュール221から供給される電力により発光する拡張LED530を備えている。
また、C辺にはそれぞれ拡張接続部520から接続部222eが突き出すように配設されている。
また、拡張連結部810には取付部材600に固定される為の拡張固定孔540が、水平・垂直方向に隣接する4つの拡張LED530の対角の中心に形成されている。
なお、拡張本体部520の両側には拡張LED530に電力供給する為の配線パターン820が形成されており、配線パターン820は拡張LED530、拡張固定孔540との絶縁距離を保つように形成されている。
221f 配線パターン、222 連結部、222a 連結固定部、222b 連結本体部、222c 補助LED、222d 取付孔、222e 接続部、223 電源入力用コネクタ、224 短絡用コネクタ、230 カバー部、231 カバー爪部、232 カバー拡散部、240 光源蓋部、250 連結金具、260 点灯装置、261 点灯装置本体部、262 電源コネクタ、2000 埋込型照明器具、300 本体部、301 本体取付部、302 本体開口部、302a 開口周部、303 本体側面部、310 枠部、320 光源保持部、321 光源取付部、322 固定部、400 LEDユニット、410 角連結部、411 角連結固定部、412 第一の連結コネクタ部、413 第二の連結コネクタ部、414 角用補助LED、415 角用取付孔、500 拡張連結部、510 拡張部、520 拡張接続部、530 拡張LED、540 拡張固定孔、600 取付部材、700 拡張連結部の変形例1、710 T形拡張部、711 拡張基板部、712 拡張固定部、800 拡張連結部の変形例2、810 拡張連結基板部、811 C辺、812 D辺、820 配線パターン。
Claims (8)
- 被取付部に取り付けられ、複数の発光素子を直線状に基板に実装した光源モジュールを連結する連結装置において、
前記基板の側辺と対向する対向側辺を有し、前記被取付部に取り付けられる連結固定部と、
前記連結固定部に設けられ、前記対向側辺より前記光源モジュール方向へ突出し、前記光源モジュールと接続し導通する接続部と、
前記連結固定部に設けられ、前記接続部を介して前記光源モジュールから電力供給され点灯する発光部と、
を備えていることを特徴とする連結装置。 - 前記連結固定部は、前記光源モジュールと連結したとき、前記発光部が直線状に実装された前記複数の発光素子の延長線上の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の連結装置。
- 前記連結固定部の前記対向側辺は、前記基板の側辺よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の連結装置。
- 前記連結固定部は、前記接続部を2つ備え、それぞれの前記接続部に前記光源モジュールが連結されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の連結装置。
- 前記連結固定部は、前記対向側辺を隣接する2辺に形成していることを特徴とする請求項4に記載の連結装置。
- 前記接続部は2極の接触部を有し、前記連結固定部は、前記発光部を介して前記接続部の前記2極の接触部を短絡させる配線パターンを有していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の連結装置。
- 複数の発光素子を直線状に基板に実装した光源モジュールと、
請求項1から請求項6のいずれかに記載の連結装置と、
を備えていることを特徴とする光源装置。 - 請求項7に記載の光源装置と、
前記光源装置に電力を供給する点灯装置と、
を備えていることを特徴とする照明器具。
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