JP2015050150A - 照明器具、led電球、点灯装置および発光モジュール - Google Patents

照明器具、led電球、点灯装置および発光モジュール Download PDF

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信一 芝原
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Abstract

【課題】省部品で低損失に制御電源を生成することのできる照明器具、LED電球、点灯装置および発光モジュールを提供する。
【解決手段】点灯装置100は、コンバータ回路CNV1と、制御集積回路IC1と、配線104と、を備える。コンバータ回路CNV1は、MOSFETQ1を含み、入力側が商用電源ACと接続し、出力側が発光ダイオードLED1〜LED4に接続し、商用電源ACから発光ダイオードLED1〜LED4に供給すべき直流電流をMOSFETQ1のスイッチングにより生成する。制御集積回路IC1は、制御電源端子Vcc1に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作し、MOSFETQ1の制御端子に制御信号を与える。配線104は、発光ダイオードLED4のカソードと制御電源端子Vcc1とを電気的に接続させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具、LED電球、点灯装置および発光モジュールに関する。
従来、例えば下記の特許文献1に開示されているように、従来の電球と同じ形状を備え、内部に半導体発光ダイオード(以下、LEDとも称す)を備えたLED電球が知られている。これは、LEDをグローブで覆って、従来から使用されている白熱電球の形状にしたものである。LED電球では、LEDを点灯させるための点灯回路基板とLEDを備えた光源基板を配線し、電球型形状の筐体に収納するものである。
また、LED用の点灯装置において、例えば、特許文献2に開示されているように、回路損失の低減、効率の向上を目的とした技術開発が進められている。この特許文献2にかかる点灯装置は、点灯回路の制御集積回路の電源(以下、制御電源とも称す)を次のような形態で供給している。先ず、電源投入後は、起動用電源から制御集積回路に電源を供給する。その後、点灯回路のスイッチング素子がスイッチング動作を開始した後には、帰還エネルギーを用いて制御集積回路を動作させている。
国際公開第2009/087897号公報 特開2011−200117号公報
上記特許文献2にかかる従来の点灯装置では、制御電源回路の回路損失を低減するための技術改善が施されている。しかしながら、点灯装置をより小型のスペースに設置する場合、具体例としては上記特許文献1のごときLED電球に点灯装置を搭載するような場合を想定すると、点灯装置のさらなる小型化が要求される。
点灯装置の小型化のためには、部品点数の増加を避けつつ低損失な電源供給手段を実現する必要がある。しかしながら、従来は、例えば特許文献2に開示されているように、トランジスタ、ダイオード、コンデンサ、抵抗などの電子部品を組み合わせて電源供給回路を構成することが一般的に行われている。このように制御電源供給手段の部品点数が増加すれば、それに応じて点灯装置の構造も不可避的に大型化してしまう。
本願発明者はこの点について鋭意研究を行った結果、省部品で低損失に制御電源を生成することのできる新規な照明器具、LED電球、点灯装置および発光モジュールを見出した。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、省部品で低損失に制御電源を生成することのできる照明器具、LED電球、点灯装置および発光モジュールを提供することを目的とする。
本発明にかかる照明器具は、
複数の半導体発光素子を含む発光モジュールと、
前記発光モジュールを点灯させる点灯装置と、
を備え、
前記点灯装置は、
スイッチング素子を含み、入力側が交流電源と接続し、出力側が半導体発光素子に接続し、前記交流電源から半導体発光素子に供給すべき直流電流を前記スイッチング素子のスイッチングにより生成するコンバータ回路と、
制御電源端子に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作し、前記スイッチング素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
を備え、
前記半導体発光素子のカソードと前記制御電源端子とを電気的に接続させる配線を備えることを特徴とする。
本発明にかかるLED電球は、
複数の半導体発光素子が実装された発光モジュールと、
前記発光モジュールを覆い前記発光モジュールの光を透過するグローブと、
前記グローブの反対側に設けられ内部に中空部が設けられた口金と、
前記中空部の中に収納され、前記発光モジュールを点灯させる点灯装置と、
を備え、
前記点灯装置は、
スイッチング素子を含み、入力側が交流電源と接続し、出力側が半導体発光素子に接続し、前記交流電源から前記複数の半導体発光素子に供給すべき直流電流を前記スイッチング素子のスイッチングにより生成するコンバータ回路と、
制御電源端子に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作し、前記スイッチング素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
前記半導体発光素子のカソードと前記制御電源端子とを電気的に接続させる配線と、
を含むことを特徴とする。
本発明にかかる点灯装置は、発光モジュールを点灯させる点灯装置であって、
スイッチング素子を含み、入力側が交流電源と接続し、出力側が半導体発光素子に接続し、前記交流電源から半導体発光素子に供給すべき直流電流を前記スイッチング素子のスイッチングにより生成するコンバータ回路と、
制御電源端子に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作し、前記スイッチング素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
前記点灯装置の外部に設けられた制御電圧取得端子と、
前記制御電圧取得端子と前記制御電源端子とを電気的に接続させるための配線と、
を備えることを特徴とする。
本発明にかかる発光モジュールは、
電気的に接続された複数の半導体発光素子と、
前記複数の半導体発光素子のうち、一方の端に位置する第1半導体発光素子のアノードと接続し、外部の配線と接続可能とされた第1端子と、
前記複数の半導体発光素子のうち、他方の端に位置する第2半導体発光素子のカソードと接続し、外部の配線と接続可能とされた第2端子と、
前記複数の半導体素子のうち、隣接する2つの半導体発光素子のアノードとカソードの間に接続し、外部の配線と接続可能とされた第3端子と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、半導体発光素子から電圧を取り出して制御電圧として制御回路に与える配線を設けることで、省部品で低損失に制御電源を生成することができる。
本発明の実施の形態1にかかる点灯装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態1にかかるLED電球を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるLED電球を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかるLED電球が備える発光モジュールを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる点灯装置の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる点灯装置を示す回路図である。 本発明の実施の形態3にかかる点灯装置を示す回路図である。
実施の形態1.
[実施の形態1の装置の回路]
図1は、本発明の実施の形態1にかかる点灯装置100を示す回路図である。図1には、点灯装置100とともに、点灯装置100が電流を供給するLEDモジュール101の回路図も示されている。点灯装置100およびLEDモジュール101により、照明器具10が構成される。
点灯装置100は、整流器DBと、コンバータ回路CNV1と、制御集積回路IC1と、を備えている。点灯装置100は、その一端側(入力側)に商用電源AC(交流電流)が接続され、その他端側(出力側)にLEDモジュール101が接続する。
(LEDモジュール)
LEDモジュール101は、直列接続された複数の発光ダイオードLED1、LED2、LED3、LED4を備えている。発光ダイオードLED1、LED2、LED3、LED4は、それぞれ公知のパッケージ構造を備えたLEDパッケージである。点灯装置100は、この発光ダイオードLED1、LED2、LED3、LED4に直流電力を供給する。
LEDモジュール101は、第1端子101a、第2端子101b、および第3端子101cを備えている。本実施形態ではLEDモジュール101の機械的構成は特に限定していないが、例えばLEDモジュール101は、種々の形状および材料のケーシング内に収納されていてもよい。その場合、ケーシングの外表面には、第1端子101a、第2端子101b、および第3端子101cが、互いに電気的に絶縁された状態で設けられている。
第1端子101aは、複数の発光ダイオードLED1〜LED4のうち、一方の端に位置する発光ダイオードLED1のアノードと接続している。また、第2端子101bは、複数の発光ダイオードLED1〜LED4のうち、他方の端に位置する発光ダイオードLED4のカソードと接続している。また、第3端子101cは、複数の複数の発光ダイオードLED1〜LED4のうち、隣接する発光ダイオードLED4のアノードと発光ダイオードLED3のカソードの間に接続している。
これにより、第1端子101a、第2端子101b、および第3端子101cは、後述するように、LEDモジュール101と点灯装置100とを結ぶ外部の配線と接続可能にされている。
なお、実施の形態1では、LEDパッケージが4個直列接続したときを例に示すが、本発明はこれに限られない。LEDパッケージの直列数は4個以外であってもよく、LEDパッケージの接続構造が直並列であっても構わない。
(点灯装置)
点灯装置100は、入力フィルタ回路FCおよび整流器DBを含んでいる。商用電源ACは、入力フィルタ回路FCを介して整流器DBに接続している。整流器DBは、一対の入力端子が商用電源ACに接続して、商用電源ACの交流電圧を全波整流する。コンデンサC1は、整流器DBの一対の出力端子に並列に接続している。
整流器DBの一方の出力端子およびコンデンサC1の一端はコンバータ回路CNV1と接続している。整流器DBの他方の出力端子およびコンデンサC1の他端はグランドと接続している。全波整流された電圧は、コンデンサC1でノイズ除去および安定化が施され、コンバータ回路CNV1へと入力される。
コンバータ回路CNV1は、MOSFET(MOS電界効果トランジスタ)Q1およびトランスT1を備えている。コンバータ回路CNV1の基本回路は、いわゆる定電流型フライバック式のスイッチング電源回路である。トランスT1の一次巻線の一端は、コンデンサC1および整流器DBの出力端子に接続している。トランスT1の一次巻線の他端は、MOSFETQ1のドレインに接続している。MOSFETQ1のソースは、グランドに接続している。
トランスT1の二次巻線には、コンデンサC2が並列に接続している。この並列回路にはダイオードD2が直列に挿入されている。すなわち、ダイオードD2のアノードにはトランスT1の二次巻線の一端が接続し、ダイオードD2のカソードにはコンデンサC2の一端が接続している。トランスT1の二次巻線の他端およびコンデンサC2の他端は、グランドに接続している。また、トランスT1の二次巻線の他端およびコンデンサC2の他端は、抵抗R2の一端に接続している。
点灯装置100は、プラス出力端子91、マイナス出力端子92、および制御電圧取得端子93を備えている。抵抗R2の他端は、マイナス出力端子92に接続している。ダイオードD2のカソードは、プラス出力端子91に接続している。
コンバータ回路CNV1によれば、トランスT1の一次側に蓄えられたエネルギーを、トランスT1の二次側に供給することができる。コンバータ回路CNV1は、商用電源ACから発光ダイオードLED1〜LED4に供給すべき直流電流を、MOSFETQ1のスイッチングにより生成する。具体的には、MOSFETQ1のゲートには制御集積回路IC1の駆動端子VGが接続している。これによりMOSFETQ1のゲート駆動制御を制御集積回路IC1で行い、所定の周期及びデューティでMOSFETQ1のスイッチングを行う。
点灯装置100は、抵抗R1とコンデンサC4の直列回路を備えている。抵抗R1の一端はトランスT1の一次巻線の一端に接続し、抵抗R1の他端はコンデンサC4の一端と接続し、コンデンサC4の他端はグランドに接続している。抵抗R1とコンデンサC4の接続点は、制御集積回路IC1の制御電源端子Vcc1に接続している。このようにして、抵抗R1で電圧降下された所定電圧以上の充電電圧を、制御電源端子Vcc1に印加することができる。
制御集積回路IC1は、制御電源端子Vcc1に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作する。制御集積回路IC1は、MOSFETQ1の駆動端子VGに制御信号を与える。制御集積回路IC1は、この他に制御電源端子Vcc1と、LEDが所定の電流を得るためのフィードバック信号検出端子VFB、グランド端子GNDを備えている。
LEDモジュール101に流れる電流と抵抗R2のインピーダンスの積によって、抵抗R2に検出電圧が発生する。この検出電圧は抵抗R6を介して比較器OP1のマイナス入力端子に入力される。この比較器OP1のプラス入力端子には、制御電源Vccを抵抗R4、R5の抵抗分圧して得られる目標電圧が入力される。
比較器OP1の出力端子は抵抗R3の一端に接続し、抵抗R3の他端が制御集積回路IC1のフィードバック信号検出端子VFBに接続する。抵抗R3の他端とフィードバック信号検出端子VFBとの間には、コンデンサC3の一端が接続している。コンデンサC3の他端はグランドに接続している。このように、フィードバック信号検出端子VFBは、抵抗R3の他端とコンデンサC3の一端との間に接続される。
(配線の構成)
配線について説明すると、点灯装置100とLEDモジュール101との間は、プラス出力配線102、マイナス出力配線103、および外部配線104bで接続されている。
プラス出力配線102は、プラス出力端子91と第1端子101aとを接続している。マイナス出力配線103は、マイナス出力端子92と第2端子101bとを接続している。外部配線104bは、制御電圧取得端子93と第3端子101cとを接続している。
ここで、実施の形態1にかかる照明器具10では、内部配線104aおよび外部配線104bにより構成された配線104が備えられている。配線104は、発光ダイオードLED4のアノードの電圧を制御電源端子Vcc1に対して供給することができる。
点灯装置100はその内部に内部配線104aを備えている。内部配線104aは、ダイオードD1のアノードに接続する。ダイオードD1のカソードは、制御電源端子Vcc1に接続している。
内部配線104aは、点灯装置100の回路の端部において、制御電圧取得端子93に接続している。制御電圧取得端子93は、点灯装置100の外部に対して配線接続可能に露出しており、外部配線104bを介してLEDモジュール101に接続している。
LEDモジュール101側について説明すると、外部配線104bと接続した第3端子101cは、LEDモジュール101内部において、発光ダイオードLED3のカソードと発光ダイオードLED4のアノードとの間に接続している。
[実施の形態1のLED電球の構成]
図2は、本発明の実施の形態1にかかるLED電球を示す断面図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかるLED電球を示す分解斜視図である。LED電球200は、グローブ201と、LEDモジュール101と、LEDモジュール101を搭載するプレート206と、反射リング202と、放熱部材203と、点灯装置100を収納するケース機能を有する絶縁部材204と、口金205とが、図3に示すごとくこの順に重ねられて組み合わされたものである。
LEDモジュール101は、複数の発光ダイオードLED1〜LED4が実装されたものである。グローブ201は、LEDモジュール101を覆いLEDモジュール101の光を透過する。反射リング202は、外周面が蒸着などにより鏡面加工された円環状の部材である。放熱部材203は外表面に複数の放熱フィンが設けられており、その内部にLEDモジュール101側と口金205側を繋いで伸びる配線管部203aが設けられている。
口金205は、グローブ201の反対側に設けられ内部に中空部を備えている。口金205の中空部の中には、絶縁部材204を介して点灯装置100が収納されている。点灯装置100は、回路基板上に各部品が実装されて図1に示す回路を備えている。
図4は、本発明の実施の形態1にかかるLED電球が備える発光モジュールを示す斜視図である。LEDモジュール101は、基板106と、基板106の表面に設けられた複数の発光ダイオードLED1〜LED4と、を備えている。基板106は、グローブ201側を向く表面および口金205側を向く裏面を備え、その中央部に表面と裏面を貫通する貫通穴105を備えている。
図1の回路図でも説明した外部配線104bは、貫通穴105を介して、基板106の表面における複数の発光ダイオードLED1〜LED4それぞれと、絶縁部材204を介して口金205の中空部に収納された点灯装置100とを接続する。基板106上において、発光ダイオードLED1〜LED4が直列に接続されている。基板106上には、配線パターン120、121、122、プラス電極123、およびマイナス電極124が設けられている。
発光ダイオードLED1のカソードは配線パターン120の一端に接続し、配線パターン120の他端が発光ダイオードLED2のアノードに接続している。発光ダイオードLED2のカソードは配線パターン121の一端に接続し、配線パターン121の他端が発光ダイオードLED3のアノードに接続している。
発光ダイオードLED3のカソードは配線パターン122の一端に接続し、配線パターン122の他端が発光ダイオードLED3のアノードに接続している。発光ダイオードLED1のアノードはプラス電極123に接続し、発光ダイオードLED4のカソードはマイナス電極124に接続している。
発光ダイオードLED1のアノードと同電位のプラス電極123にプラス出力配線102を接続し、発光ダイオードLED4のカソードと同電位のマイナス電極124にマイナス出力配線103を接続する。発光ダイオードLED4のアノード(発光ダイオードLED3のカソード)と同電位である配線パターン122に、配線104を接続する。これらの接続は半田付けなどにより行えばよい。
図2の断面図に示すように、配線102、103、104はその外表面が絶縁体でカバーされており、基板106の貫通穴105にまとめて通される。貫通穴105に通された配線102、103、104は、さらに配線管部203aを通り、点灯装置100に接続される。
このようにLED電球200のように点灯装置100とLEDモジュール101が近傍に設置されると、LEDモジュール101に発生する電圧を利用して、高効率に省部品かつ省スペースで制御電源電圧を生成できる。本実施の形態にかかる点灯装置100の回路は定電流型のコンバータとしたが、定電圧型で同じように本発明を実施してもよい。
[実施の形態1の装置の動作]
(スイッチング動作)
MOSFETQ1がオンすると、全波整流された電圧がトランスT1の一次巻線、MOSFETQ1のドレイン−ソースを介して印加される。このとき、トランスT1の二次巻線からは逆極性に電圧が発生するが、ダイオードD2があるため、LEDパッケージには逆向きの電流は流れない。
MOSFETQ1がオフすると、MOSFETQ1がオンしていたときにトランスT1に蓄えられたエネルギーを、トランスT1の二次巻線からダイオードD2を介してLEDモジュール101に電力供給する。コンデンサC2は、平滑用であり、MOSFETQ1がオンしているときには、LEDモジュールに電力供給できるように電荷を蓄える。
(フィードバック動作)
フィードバック信号検出端子は、端子に発生する電圧又は電流に基づいて、MOSFETQ1のオン時間を決定する。このことから、比較器OP1に入力する目標電圧を所定の電圧にすると、比較器OP1は目標電圧と検出電圧を一致するように演算し出力端子電圧を変化させるので、LEDモジュールに流れる電流を所望電流値に定電流制御することができる。
フィードバック信号検出端子VFBは、抵抗R3の他端とコンデンサC3の一端との間に接続される。これは、比較器OP1の演算結果に起因して急峻な変化が起きないように、円滑に制御するためである。
(制御集積回路の動作)
次に制御集積回路IC1の動作について説明する。LEDモジュール101に電力が供給されると、発光ダイオードLED3のカソードと発光ダイオードLED4のアノードの接続点から、配線104、ダイオードD1を介して制御電源に電流を供給する。発光ダイオードLED4は前述した所望の定電流制御中の順方向電圧を7Vとすると、制御電源には、発光ダイオードLED4の順方向電圧7VからダイオードD1の電圧降下を引いた、約6.4Vが印加される。
制御電源から使用される電流を5mAとすると、発光ダイオードLED1〜LED3で流れた電流は、制御電源に供給する5mAを差し引いて発光ダイオードLED4に流れる。一般的に、照明用の発光ダイオードに流れる電流は200mAほど流れるため、十分に制御電源用に電流を供給することは可能である。よって、LEDパッケージの1つについて電流が減ることを予め考慮した光学的設計を行えばよい。ダイオードD1は、電源投入時の抵抗R1に流れる電流が、LEDモジュール101側に流れないようにする。
(電圧挙動)
図5は、本発明の実施の形態1にかかる点灯装置の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。以下、時刻t1、t2、t3に分けてそれぞれの時間の電圧挙動を説明する。
(時刻t1〜t2)
商用電源ACの投入後、抵抗R1を介して、整流器DBの出力からコンデンサC1に電荷が蓄えられる。コンデンサC1の電荷が充電されていき、制御集積回路IC1が動作できる所定電圧に達する。そうすると、制御集積回路IC1が動作を開始し、MOSFETQ1がスイッチング(発振)を開始する。
(時刻t2〜t3)
制御集積回路IC1が動作を開始した後、抵抗R1に流れる電流とコンデンサC1に充電された電荷を使用して、MOSFETQ1が駆動させられている。このとき、抵抗R1に流れる電流はMOSFETQ1がスイッチングできる電流に比べて小さいので、コンデンサC1に充電された電荷が使用されて制御集積回路IC1が動作している。コンバータ回路CNV1によってLEDモジュール101に電力供給されてLEDモジュール101に電流が流れ、これに伴い発光ダイオードLED4にも電圧が発生する。
(時刻t3)
発光ダイオードLED4の電圧が所定値まで上昇しコンデンサC1の電圧よりも高くなる。その後、LEDモジュール101の電流はコンデンサC1に電流供給できる程度に大きくなり、制御電源Vccとして安定した電圧を供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、発光ダイオードLED4のカソードから電圧を取り出して制御電圧として制御集積回路IC1に与える配線104を設けているので、省部品で低損失に制御電源を生成することができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかる点灯装置300を示す回路図である。図6には、点灯装置300とともに、点灯装置300が電流を供給するLEDモジュール101の回路図も示されている。点灯装置300およびLEDモジュール101により、実施の形態2にかかる照明器具310が構成される。
実施の形態2にかかる点灯装置300は、点灯回路方式を除き、実施の形態1にかかる点灯装置100と同じ回路構成を備えている。したがって、以下の説明では実施の形態1と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。
実施の形態2にかかる点灯装置300の基本回路は、いわゆる定電流型バックブースト式のスイッチング電源である。実施の形態2にかかる点灯装置300は、インダクタンス要素としてのチョークコイルL1を備えている。
MOSFETQ2がオン、オフすることでチョークコイルL1に蓄えたエネルギーをLEDモジュール側に供給することができる。MOSFETQ2は、ゲートが制御集積回路IC1の駆動端子VGに接続しており、所定の周期及びデューティでスイッチングされる。
MOSFETQ2がオンすると、全波整流された電圧がMOSFETQ2のドレイン−ソースを介してチョークコイルL1に印加される。MOSFETQ2がオフすると、MOSFETQ2がオンしていたときにチョークコイルL1に蓄えられたエネルギーが、ダイオードD3を介して、LEDモジュール101に供給される。コンデンサC2は、平滑用コンデンサであり、LEDモジュール101に電力供給できるように、MOSFETQ2がオンしている期間に電荷を蓄える。
実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、配線104が設けられている。この配線104は、発光ダイオードLED4のアノードと、制御集積回路IC1の制御電源端子Vcc1との間を電気的に接続することができる。
LEDモジュール101の定電流動作、制御集積回路IC1の動作については、実施の形態1と同様である。このように、実施の形態1、2で示した点灯回路方式の違いに関わらず、本発明を適用することができる。
なお、実施の形態1にかかるLED電球200の点灯装置100を、実施の形態2にかかる点灯装置300に置換してもよい。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3にかかる点灯装置400を示す回路図である。図7には、点灯装置400とともに、点灯装置400が電流を供給するLEDモジュール101の回路図も示されている。点灯装置400およびLEDモジュール101により、実施の形態4にかかる照明器具410が構成される。
実施の形態3にかかる点灯装置400は、定電圧回路420を備えている点を除き、実施の形態1にかかる点灯装置100と同じ回路構成を備えている。したがって、以下の説明では実施の形態1と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。
実施の形態3にかかる点灯装置400は、内部配線104aの途中に、定電圧回路420を備えている。定電圧回路420は、制御電源端子Vcc1に出力電圧を出力し、発光ダイオードLED4のカソードの電圧が所定の定電圧値Vtより高くなったら、出力電圧をこの定電圧値Vtに保持する。
具体的には、発光ダイオードLED4のアノードとダイオードD1のアノードの間に、トランジスタTr1、抵抗R7、ツェナダイオードDz1から構成された定電圧回路420を備えている。トランジスタTr1のベースは、ツェナダイオードDz1のカソードに接続する。ツェナダイオードDz1のアノードは、グランドに接続している。トランジスタTr1のベースとツェナダイオードDz1のカソードとの間には、抵抗R7の一端が接続している。
抵抗R7の他端は、トランジスタTr1のコレクタに接続している。トランジスタTr1のエミッタは、ダイオードD1のアノードに接続している。定電圧回路420によれば、発光ダイオードLED4に発生する電圧が、ツェナダイオードDz1、トランジスタTr1のベース−エミッタ間電圧で決まる定電圧値Vtより高いとき、定電圧値Vtに降圧させることができる。
定電圧回路420によれば、定常動作中、発光ダイオードLED4の電圧が定電圧値Vtよりも低いときは、なんらかの影響で発光ダイオードLED4の発生電圧が上がったときに、制御電源が定電圧値Vtにクリップされる。このため、過大な電圧が制御集積回路IC1に付与されるのを避けることができ、制御集積回路IC1の故障などを防ぐことができる。また、発光ダイオードLED4の電圧が高く、制御電源に望ましい電圧が得られないときは、定電圧回路420で所定の定電圧値を安定的に得ることができる。
なお、実施の形態1にかかるLED電球200の点灯装置100を、実施の形態3にかかる点灯装置400に置換してもよい。
10 照明器具、91 プラス出力端子、92 マイナス出力端子、93 制御電圧取得端子、100 点灯装置、101 モジュール、102 プラス出力配線、103 マイナス出力配線、104 配線、104a 内部配線、104b 外部配線、105 貫通穴、106 基板、120,121、122 配線パターン、123 プラス電極、124 マイナス電極、200 電球、201 グローブ、202 反射リング、203 放熱部材、203a 配線管部、204 絶縁部材、205 口金、206 プレート、300 点灯装置、310 照明器具、400 点灯装置、410 照明器具、420 定電圧回路、AC 商用電源、C1、C2、C3、C4 コンデンサ、CNV1 コンバータ回路、D1、D2,D3 ダイオード、DB 整流器、Dz1 ツェナダイオード、GND グランド端子、IC1 制御集積回路、L1 チョークコイル、LED1、LED2、LED3、LED4 発光ダイオード、OP1 比較器、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7 抵抗、T1 トランス、Tr1 トランジスタ、Vcc1 制御電源端子、VFB フィードバック信号検出端子、VG 駆動端子

Claims (9)

  1. 複数の半導体発光素子を含む発光モジュールと、
    前記発光モジュールを点灯させる点灯装置と、
    を備え、
    前記点灯装置は、
    スイッチング素子を含み、入力側が交流電源と接続し、出力側が半導体発光素子に接続し、前記交流電源から半導体発光素子に供給すべき直流電流を前記スイッチング素子のスイッチングにより生成するコンバータ回路と、
    制御電源端子に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作し、前記スイッチング素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
    を備え、
    前記半導体発光素子のカソードと前記制御電源端子とを電気的に接続させる配線を備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記配線の途中に設けられ、前記半導体発光素子の前記カソードの電圧を受けて前記制御電源端子に出力電圧を出力し、前記半導体発光素子の前記カソードの電圧が所定電圧値より高くなったら前記出力電圧を前記所定電圧値に保持する定電圧回路を、
    更に備えることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 一対の入力端子が前記交流電源に接続して前記交流電源の交流電圧を整流する整流器を含み、
    前記整流器の一対の出力端子に並列に接続し、前記所定電圧以上の充電電圧を前記制御電源端子に印加するコンデンサを
    さらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
  4. 複数の半導体発光素子が実装された発光モジュールと、
    前記発光モジュールを覆い前記発光モジュールの光を透過するグローブと、
    前記グローブの反対側に設けられ内部に中空部が設けられた口金と、
    前記中空部の中に収納され、前記発光モジュールを点灯させる点灯装置と、
    を備え、
    前記点灯装置は、
    スイッチング素子を含み、入力側が交流電源と接続し、出力側が半導体発光素子に接続し、前記交流電源から前記複数の半導体発光素子に供給すべき直流電流を前記スイッチング素子のスイッチングにより生成するコンバータ回路と、
    制御電源端子に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作し、前記スイッチング素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
    前記半導体発光素子のカソードと前記制御電源端子とを電気的に接続させる配線と、
    を含むことを特徴とするLED電球。
  5. 前記発光モジュールは、
    前記グローブ側を向く表面および前記口金側を向く裏面を備え、前記表面と裏面を貫通する貫通穴が設けられた基板と、
    前記基板の前記表面に設けられた複数の半導体発光素子と、
    を備え、
    前記配線は、前記貫通穴を介して、前記基板の前記表面における前記複数の半導体発光素子それぞれと、前記口金の前記中空部に収納された前記点灯装置とを接続することを特徴とする請求項4に記載のLED電球。
  6. 前記配線の途中に設けられ、前記半導体発光素子の前記カソードの電圧を受けて前記制御電源端子に出力電圧を出力し、前記半導体発光素子の前記カソードの電圧が所定電圧値より高くなったら前記出力電圧を前記所定電圧値に保持する定電圧回路を、
    更に備えることを特徴とする請求項4または5に記載のLED電球。
  7. 前記点灯装置は、一対の入力端子が前記交流電源に接続して前記交流電源の交流電圧を整流する整流器を含み、
    前記整流器の一対の出力端子に並列に接続し、前記所定電圧以上の充電電圧を前記制御電源端子に印加するコンデンサを
    さらに備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のLED電球。
  8. 発光モジュールを点灯させる点灯装置であって、
    スイッチング素子を含み、入力側が交流電源と接続し、出力側が半導体発光素子に接続し、前記交流電源から半導体発光素子に供給すべき直流電流を前記スイッチング素子のスイッチングにより生成するコンバータ回路と、
    制御電源端子に所定電圧以上の制御電圧を受けることにより動作し、前記スイッチング素子の制御端子に制御信号を与える制御回路と、
    前記点灯装置の外部に設けられた制御電圧取得端子と、
    前記制御電圧取得端子と前記制御電源端子とを電気的に接続させるための配線と、
    を備えることを特徴とする点灯装置。
  9. 電気的に接続された複数の半導体発光素子と、
    前記複数の半導体発光素子のうち、一方の端に位置する第1半導体発光素子のアノードと接続し、外部の配線と接続可能とされた第1端子と、
    前記複数の半導体発光素子のうち、他方の端に位置する第2半導体発光素子のカソードと接続し、外部の配線と接続可能とされた第2端子と、
    前記複数の半導体素子のうち、隣接する2つの半導体発光素子のアノードとカソードの間に接続し、外部の配線と接続可能とされた第3端子と、
    を備えることを特徴とする発光モジュール。
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