JP2016031861A - 点灯装置、照明装置及び照明器具 - Google Patents

点灯装置、照明装置及び照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】過大な突入電流などの不具合を抑制しつつ光出力の均斉化を図る。
【解決手段】本実施形態の点灯装置(照明装置)は、交流電源5の1周期内で常に第2LEDアレイ2Bを点灯させ続けることにより、従来例と比較して、光リップルの低減を図ることができる。また、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、第3定電流部3Cが定電流回路を含んで構成されるため、コンデンサC1に流れる突入電流が抑制されるという利点がある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体発光素子を点灯する点灯装置、及び当該点灯装置と固体発光素子からなる光源を有する照明装置、並びに当該照明装置を備えた照明器具に関する。
従来例として特許文献1記載の発光ダイオード点灯装置を例示する。この従来例は、整流回路と、発光ダイオード回路と、電流制限用抵抗素子と、点灯制御回路とを備える。整流回路は、実効値が100Vの正弦波交流電源から入力する交流電圧を全波整流した脈流電圧を出力するように構成される。発光ダイオード回路は、複数の発光ダイオードが同一方向に直列接続されて構成される。また、発光ダイオード回路は、複数の発光ダイオードが各アノードを整流回路の高電位側に向けると共に、各カソードをグランド側に向けて直列接続される。さらに、発光ダイオード回路は、複数の発光ダイオードのうち連続する所定数の発光ダイオードを単位として複数のグループ(第1のダイオード回路〜第6のダイオード回路)に分割されている。電流制限用抵抗素子は、整流回路と発光ダイオード回路との間に接続されて発光ダイオード回路に流れる電流を制限する。
点灯制御回路は、各ダイオード回路と各別に直列接続される第1〜第5の駆動スイッチ素子を有する。そして、点灯制御回路は、整流回路から出力される脈流電圧の瞬時値に対応して、第1〜第5の駆動スイッチ素子を順番にオン・オフすることにより、第1〜第6のダイオード回路を段階的に点灯する。
特許文献1記載の従来例は、脈流電圧の瞬時値に対応して発光ダイオードの点灯個数を増減させることにより、直列接続した複数の発光ダイオードを簡単な回路構成で効率よく点灯制御することができる。
特開2006−147933号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来例では、発光ダイオードの点灯個数の増減に対応して光量が変動するので、光のちらつきが問題になる場合が有る。特に、ビデオカメラで撮像される映像において、画面の明るさが頻繁に変動することは好ましくない。
一方、整流回路の出力端子間に平滑コンデンサが接続されて脈流電圧が平滑される場合、交流電源の投入時に平滑コンデンサを介して過大な突入電流が流れてしまうといった不具合が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、過大な突入電流などの不具合を抑制しつつ光出力の均斉化を図ることを目的とする。
本発明の点灯装置は、2つ以上の固体発光素子の直列回路からなる固体発光素子アレイを点灯する点灯装置であって、整流部と、定電流部と、蓄電素子と、充放電制御部とを備え、前記整流部は、一対の入力端子間に入力される正弦波の交流電圧を整流し、一対の出力端子間から脈流電圧を出力するように構成され、前記定電流部は、前記一対の出力端子間に、2つ以上の前記固体発光素子アレイと電気的に直列接続され、前記固体発光素子アレイに所定の定電流を流すように構成され、前記蓄電素子は、1つの前記固体発光素子アレイ及び前記充放電制御部と電気的に直列接続され、且つ前記一対の出力端子間に電気的に直列接続され、前記充放電制御部は、1つの前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子に流れる充電電流を制御し、且つ前記1つの固体発光素子アレイ以外の前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子から放電電流を流すように構成され、さらに、前記充放電制御部は、定電流回路を含んで構成されることを特徴とする。
また、本発明の点灯装置は、2つ以上の固体発光素子の直列回路からなる固体発光素子アレイを点灯する点灯装置であって、整流部と、定電流部と、蓄電素子と、充放電制御部とを備え、前記整流部は、一対の入力端子間に入力される正弦波の交流電圧を整流し、一対の出力端子間から脈流電圧を出力するように構成され、前記定電流部は、前記一対の出力端子間に、2つ以上の前記固体発光素子アレイと電気的に直列接続され、前記固体発光素子アレイに所定の定電流を流すように構成され、前記蓄電素子は、1つの前記固体発光素子アレイ及び前記充放電制御部と電気的に直列接続され、且つ前記一対の出力端子間に電気的に直列接続され、前記充放電制御部は、1つの前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子に流れる充電電流を制御し、且つ前記1つの固体発光素子アレイ以外の前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子から放電電流を流すように構成され、さらに、前記充放電制御部は、定電圧回路を含んで構成されることを特徴とする。
本発明の照明装置は、複数の前記固体発光素子アレイと、前記何れかの点灯装置とを備えることを特徴とする。
本発明の照明器具は、前記照明装置と、前記照明装置を保持する器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明の点灯装置、照明装置及び照明器具は、過大な突入電流などの不具合を抑制しつつ光出力の均斉化を図ることができるという効果がある。
本発明に係る点灯装置及び照明装置の実施形態1を示す回路構成図である。 同上の動作説明用の波形図である。 本発明に係る点灯装置及び照明装置の実施形態2を示す回路構成図である。 同上の動作説明用の波形図である。 本発明に係る点灯装置及び照明装置の実施形態3を示す回路構成図である。 同上の動作説明用の波形図である。 図7A〜図7Cは、本発明に係る照明器具の実施形態を示す斜視図である。
(実施形態1)
本発明に係る点灯装置並びに照明装置の実施形態1について、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
本実施形態の照明装置は、図1に示すように、点灯装置と2つ以上(図示例では3つ)の固体発光素子アレイ(LEDアレイ2A、2B、2C)とで構成される。
LEDアレイ2A、2B、2Cは、それぞれ、2つの発光ダイオード(LED)の直列回路で構成される。ただし、LEDアレイ2A、2B、2Cを構成するLEDの個数は2つに限定されず、3つ以上であっても構わない。
LEDアレイ2A(以下、第1LEDアレイ2Aと呼ぶ。)は、負極に対する正極の電位が基準電圧Vf1以上であるときに電流が流れて発光(点灯)するように構成される。また、LEDアレイ2B(以下、第2LEDアレイ2Bと呼ぶ。)は、負極に対する正極の電位が基準電圧Vf2以上であるときに電流が流れて発光(点灯)するように構成される。さらに、LEDアレイ2C(以下、第3LEDアレイ2Cと呼ぶ。)は、負極に対する正極の電位が基準電圧Vf3以上であるときに電流が流れて発光(点灯)するように構成される。ただし、基準電圧Vf1、Vf2、Vf3は、それぞれ直列接続されるLEDの個数によって決まり、互いに同じ値であってもよいし、互いに異なる値であってもよい。
点灯装置は、整流部1、第1定電流部3A、第2定電流部3B、第3定電流部3C、蓄電素子(コンデンサC1)などを備える。
整流部1は、ダイオードブリッジで構成され、一対の入力端子10A、10Bと、一対の出力端子11A、11Bとを有する。一対の入力端子10A、10B間に、交流電源5が電気的に接続される。交流電源5は、例えば、実効値が100V(ボルト)の正弦波の交流電圧を供給する。したがって、整流部1の出力端子11A、11B間からは、最大値(ピーク値)が100×√2≒141Vの正弦波の脈流電圧が出力される。ただし、整流部1は、一方の出力端子11Bに対して、他方の出力端子11Aが高電位となるように構成されることが好ましい。
整流部1の出力端子11Aに、第1LEDアレイ2Aの正極が電気的に接続される。また、第1LEDアレイ2Aの負極と、第2LEDアレイ2Bの正極とが電気的に接続される。さらに、第2LEDアレイ2Bの負極と、第3LEDアレイ2Cの正極とが電気的に接続される。
第1定電流部3Aは、2つのトランジスタQ11、Q21と、2つの抵抗R11、R21とを有する従来周知の定電流回路で構成される。トランジスタQ11は、nチャネル型のMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)で構成され、トランジスタQ21は、npn型のバイポーラトランジスタで構成される。トランジスタQ11のドレインが、第2LEDアレイの負極及び第3LEDアレイ2Cの正極と電気的に接続される。トランジスタQ11のソースが、トランジスタQ21のベースと抵抗R11の一端に電気的に接続される。抵抗R21の一端が、トランジスタQ11のドレインと電気的に接続され、抵抗R21の他端が、トランジスタQ11のゲートおよびトランジスタQ21のコレクタと電気的に接続される。また、抵抗R11の一端がトランジスタQ11のソース及びトランジスタQ21のベースと電気的に接続され、抵抗R11の他端がトランジスタQ21のエミッタと電気的に接続される。
第1定電流部3Aは、トランジスタQ21のコレクタ電流をフィードバック制御することにより、抵抗R11に流れる電流(トランジスタQ11のドレイン電流)を目標値に一致させるように構成される。なお、前記目標値は、2つの抵抗R11、R21の抵抗値で決定される。
第2定電流部3Bは、第1定電流部3Aと同様に、2つのトランジスタQ12、Q22と、2つの抵抗R12、R22とを有する従来周知の定電流回路で構成される。なお、第2定電流部3Bの回路構成は、各素子に付している符号が異なる点を除いて、第1定電流部3Aと共通である。故に、第2定電流部3Bの回路構成に関する詳細な説明は省略する。
第2定電流部3Bは、第3LEDアレイ2Cと電気的に直列接続される。ただし、第3LEDアレイ2Cと第2定電流部3Bの直列回路は、第1定電流部3AのトランジスタQ11と電気的に並列接続される。
ところで、第1定電流部3Aと第2定電流部3Bとは、互いに影響を及ぼし合って動作する。つまり、第1定電流部3Aの抵抗R11には、第1定電流部3Aの出力電流(トランジスタQ11のドレイン電流)だけでなく、第2定電流部3Bの出力電流(トランジスタQ12のドレイン電流)も流れる。つまり、第2定電流部3Bの出力電流の分だけ、第1定電流部3Aの出力電流が減少する。
第3定電流部3Cは、第1定電流部3A及び第2定電流部3Bと同様に、2つのトランジスタQ13、Q23と、2つの抵抗R13、R23とを有する従来周知の定電流回路で構成される。なお、第3定電流部3Cの回路構成は、各素子に付している符号が異なる点を除いて、第1定電流部3Aと共通である。故に、第3定電流部3Cの回路構成に関する詳細な説明は省略する。
コンデンサC1の一端が第1LEDアレイ2Aの負極と第2LEDアレイ2Bの正極に電気的に接続され、コンデンサC1の他端が第3定電流部3CのトランジスタQ11のドレインと電気的に接続される。また、コンデンサC1と第3定電流部3Cの直列回路に対して、第2LEDアレイ2Bと第1定電流部3Aの直列回路、並びに第3LEDアレイ2Cと第2定電流部3Bの直列回路がそれぞれ電気的に並列接続される。
次に、図1の回路構成図と、図2の波形図とを参照して、本実施形態の点灯装置(照明装置)の動作を説明する。
図2において、VC1はコンデンサC1の両端電圧を示し(ただし、矢印の向きを正とする)、VACは交流電源5の電源電圧を示し、Vinは整流部1の出力電圧を示す。また、図2において、I4はコンデンサC1に流れる電流を示し(ただし、矢印の向きを正とする)、I3〜I1は、それぞれ第3LEDアレイ2C〜第1LEDアレイ2Aに流れる電流を示す。さらに、図2において、Iinは入力電流(整流部1の出力電流)を示している。
整流部1の出力電圧Vinが上昇し、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1とコンデンサC1の両端電圧VC1の合計電圧を超えると(Vin>Vf1+VC1)、第1LEDアレイ2Aが導通して電流I1が流れる(時刻t=t1)。また、電流I1が流れることで第3定電流部3Cが動作を開始し、コンデンサC1に流れる電流(充電電流)I4が定電流化される。第1LEDアレイ2Aは、電流I1が流れることで点灯する。
ここで、第2LEDアレイ2BにはコンデンサC1の両端電圧VC1が印加されているため、時刻t=t1以前並びに時刻t=t1以降の何れにおいても、電流I2が流れ続けている。なお、この電流I2は、第1定電流部3Aによって定電流化される。第2LEDアレイ2Bは、電流I2が流れることで点灯する。
整流部1の出力電圧Vinがさらに上昇し、第1〜第3LEDアレイ2A〜2Cの基準電圧Vf1〜Vf3の合計電圧を超えると(Vin>Vf1+Vf2+Vf3)、第3LEDアレイ2Cが導通して電流I3が流れる(時刻t=t2)。また、電流I3が流れることで第2定電流部3Bが動作を開始し、第3LEDアレイ2Cに流れる電流I3が定電流化される。第3LEDアレイ2Cは、電流I3が流れることで点灯する。
整流部1の出力電圧Vinが最大値を過ぎて下降し始め、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1とコンデンサC1の両端電圧VC1の合計電圧を下回ると(Vin<Vf1+VC1)、第1LEDアレイ2Aが不導通となって消灯する(時刻t=t3)。第1LEDアレイ2Aが不導通になることで電流I1が停止し、コンデンサC1の充電も停止する。すると、コンデンサC1に充電された電荷が放電され、その放電電流I4が第2LEDアレイ2Bと第1定電流部3Aの直列回路と、第3LEDアレイ2Cと第2定電流部3Bの直列回路とに流れる。その結果、第2LEDアレイ2Bと第3LEDアレイ2Cが点灯し続ける。
放電とともにコンデンサC1の両端電圧VC1が下降し、第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2と第3LEDアレイ2Cの基準電圧Vf3の合計電圧を下回ると(Vin<Vf2+Vf3)、第3LEDアレイ2Cが不導通となって消灯する(時刻t=t4)。第3LEDアレイ2Cが不導通になることで電流I3が停止し、第2定電流部3Bが停止する。このとき、第3LEDアレイ2Cは消灯するが、第2LEDアレイ2Bは、コンデンサC1の放電電流I4によって点灯し続ける。なお、コンデンサC1の放電電流I4は、第3定電流部3CのトランジスタQ13の寄生ダイオード(図示せず)を経由して流れる。
而して、本実施形態の点灯装置(照明装置)では、入力電圧Vinのピーク付近で入力電流IinによってコンデンサC1が充電され、入力電圧Vinの谷部において、コンデンサC1の放電電流I4で第2LEDアレイ2Bを点灯させることができる。つまり、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、交流電源5の1周期内で常に第2LEDアレイ2Bを点灯させ続けることにより、従来例と比較して、光リップルの低減を図ることができる。また、本実施形態の点灯装置(照明装置)において、平滑用のコンデンサC1は、整流部1の出力端子11A、11Bに対して、第1LEDアレイ2Aと第3定電流部3Cを介して電気的に接続されている。そのため、コンデンサC1に印加される電圧の最大値は、整流部1の出力電圧Vinの最大値から第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1を差し引いた電圧となる。その結果、整流部1の出力端子11A、11B間にコンデンサC1が接続される場合と比較して、耐圧の低いコンデンサC1が使用できるという利点がある。さらに、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、第3定電流部3Cが定電流回路を含んで構成されるため、コンデンサC1に流れる突入電流が抑制されるという利点もある。
上述のように本実施形態の点灯装置は、2つ以上の固体発光素子(発光ダイオード)の直列回路からなる固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A、第2LEDアレイ2B、第3LEDアレイ2C)を点灯する点灯装置である。本実施形態の点灯装置は、整流部1と、定電流部(第1定電流部3A、第2定電流部3B)と、蓄電素子(コンデンサC1)と、充放電制御部(第3定電流部3C)とを備える。整流部1は、一対の入力端子10A、10B間に入力される正弦波の交流電圧を整流し、一対の出力端子11A、11B間から脈流電圧を出力するように構成される。定電流部(第1定電流部3A、第2定電流部3B)は、一対の出力端子10A、10B間に、2つ以上の固体発光素子アレイ(第2LEDアレイ2B、第3LEDアレイ2C)と電気的に直列接続される。定電流部(第1定電流部3A、第2定電流部3B)は、固体発光素子アレイ(第2LEDアレイ2B、第3LEDアレイ2C)に所定の定電流を流すように構成される。蓄電素子(コンデンサC1)は、1つの固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A)及び充放電制御部(第3定電流部3C)と電気的に直列接続され、且つ一対の出力端子10A、10B間に電気的に直列接続される。充放電制御部(第3定電流部3C)は、1つの固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A)を介して蓄電素子(コンデンサC1)に流れる充電電流を制御するように構成される。且つ、充放電制御部(第3定電流部3C)は、1つの固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A)以外の固体発光素子アレイ(第2LEDアレイ2B又は第3LEDアレイ2C)を介して蓄電素子(コンデンサC1)から放電電流を流すように構成される。さらに、充放電制御部は、定電流回路(第3定電流部3C)を含んで構成される。
上述のように本実施形態の点灯装置によれば、蓄電素子(コンデンサC1)の充電電荷を放出することにより、電源電圧の谷部においても固体発光素子アレイ(第2LEDアレイ2B)を点灯させ続けることができる。また、定電流回路(第3定電流部3C)を含む充放電制御部により、蓄電素子(コンデンサC1)に流れる突入電流が抑制される。すなわち、本実施形態の点灯装置は、突入電流を抑制しつつ光出力の均斉化を図ることができる。
(実施形態2)
本発明に係る点灯装置及び照明装置の実施形態2について、図3及び図4を参照して詳細に説明する。ただし、本実施形態の点灯装置及び照明装置は、実施形態1の点灯装置及び照明装置と基本的な構成が共通している。したがって、実施形態1の点灯装置及び照明装置と共通の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の点灯装置は、図3に示すように、蓄電素子(コンデンサC1)と定電圧素子(ツェナーダイオードZD1)の直列回路を備えることが好ましい。ツェナーダイオードZD1のカソードが第1LEDアレイ2Aの負極及び第2LEDアレイ2Bの正極と電気的に接続される。また、ツェナーダイオードZD1のアノードがコンデンサC1の一端と電気的に接続される。さらに、コンデンサC1の他端が整流部1の出力端子11Bと電気的に接続される。
また、本実施形態の点灯装置において、ツェナーダイオードZD1のカソードと、第3定電流部3Cとの間に、第4LEDアレイ2Dが電気的に直列接続される。ただし、第4LEDアレイ2Dの代わりに、1個のLEDが用いられても構わない。この第4LEDアレイ2Dの正極(アノード)は、第1LEDアレイ2Aの負極と、第2LEDアレイ2Bの正極と、ツェナーダイオードZD1のカソードとに電気的に接続される。また、第4LEDアレイ2Dの負極(カソード)は、第3定電流部3CのトランジスタQ13のドレインと電気的に接続される。第4LEDアレイ2Dは、負極に対する正極の電位が基準電圧Vf4以上であるときに電流が流れて発光(点灯)するように構成される。ただし、この基準電圧Vf4は、第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2よりも低い値に設定されることが好ましい。
次に、図3の回路構成図と、図4の波形図とを参照して、本実施形態の点灯装置(照明装置)の動作を説明する。
図4において、VC1はコンデンサC1の両端電圧を示し(ただし、矢印の向きを正とする)、Vinは整流部1の出力電圧を示す。また、図4において、I4〜I1は、それぞれ第4LEDアレイ2D〜第1LEDアレイ2Aに流れる電流を示す。さらに、図4において、I5は、コンデンサC1に流れる電流を示し(ただし、矢印の向きを正とする)、Iinは入力電流(整流部1の出力電流)を示している。
・期間T1
期間T1において、整流部1の出力電圧Vinは、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第4LEDアレイ2Dの基準電圧Vf4の合計電圧よりも高い(Vin>Vf1+Vf4)。また、期間T1において、整流部1の出力電圧Vinは、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2の合計電圧よりも低い(Vin<Vf1+Vf2)。この期間T1では、第1LEDアレイ2Aと第4LEDアレイ2Dが導通して電流I1、I4が流れる。また、電流I4が流れることで第3定電流部3Cが動作を開始して電流I1、I4が定電流化される。第1LEDアレイ2Aと第4LEDアレイ2Dは、電流I1、I4が流れることで点灯する。
・期間T2
整流部1の出力電圧Vinが上昇し、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2の合計電圧を超えると、第2LEDアレイ2Bが導通して電流I2が流れる。電流I2が流れることで第1定電流部3Aが動作を開始して電流I1、I2が定電流化される。第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bは、電流I1、I2が流れることで点灯する。ここで、第1定電流部3Aを流れる電流I2は、第3定電流部3Cの抵抗R13にも流れる(図3参照)。そのため、第3定電流部3Cにおける電流I4の目標値が見掛け上、減少するので、第4LEDアレイ2Dは消灯する。
さらに、整流部1の出力電圧Vinが、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1とコンデンサC1の両端電圧VC1の合計電圧を超えると(時刻t=t1)、ツェナーダイオードZD1が導通して電流IC1が流れ始め、コンデンサC1が充電される。
・期間T3
整流部1の出力電圧Vinが上昇し、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2と第3LEDアレイ2Cの基準電圧Vf3の合計電圧を超えると、第3LEDアレイ2Cが導通して電流I3が流れる。電流I3が流れることで第2定電流部3Bが動作を開始して電流I1、I2、I3が定電流化される。第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bと第3LEDアレイ2Cは、電流I1〜I3が流れることで点灯する。ただし、第1定電流部3Aは、電流I3が流れることで停止する。
さらに、整流部1の出力電圧Vinが最大値を過ぎた後、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1とコンデンサC1の両端電圧VC1の合計電圧を下回ると(時刻t=t2)、ツェナーダイオードZD1が不導通となり、コンデンサC1の充電が停止する。
・期間T4
整流部1の出力電圧Vinが下降してVf1+Vf2+Vf3を下回ると、第3LEDアレイ2Cが不導通となって第2定電流部3Bが停止し、電流If3も停止する。電流If3が停止することにより、第3LEDアレイ2Cが消灯し、第1定電流部3Aが動作を再開する。第1定電流部3Aが動作することにより、第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bに電流If1,If2が流れ、第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bが点灯する。
・期間T5
整流部1の出力電圧Vinが下降してVf1+Vf2を下回ると、コンデンサC1の充電電荷が放電され、第1定電流部3Aが継続して動作することにより、第2LEDアレイ2Bに電流If2が流れる。第2LEDアレイ2Bは、電流If2が流れることで点灯し続ける。一方、整流部1の出力電流(入力電流Iin)が停止するので、第1LEDアレイ2Aは消灯する。
・期間T6
放電によってコンデンサC1の両端電圧VC1が低下し、第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2を下回ると(VC1<Vf2)、第4LEDアレイ2Dが導通し、コンデンサC1の放電電流(電流I4)が流れる。電流I4が流れることで第3定電流部3Cが動作を開始し、且つ第4LEDアレイ2Dが点灯する。そして、整流部1の出力電圧Vinが上昇してVf1+Vf4を超えると、期間T1が開始される。
而して、本実施形態の点灯装置(照明装置)では、入力電圧Vinのピーク付近で入力電流IinによってコンデンサC1が充電され、入力電圧Vinの谷部において、コンデンサC1の放電電流で第4LEDアレイ2Dを点灯させることができる。つまり、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、交流電源5の1周期内で常に何れかのLEDアレイ2A〜2Dを点灯させることにより、従来例と比較して、光リップルの低減を図ることができる。しかも、本実施形態の点灯装置(照明装置)では、実施形態1の点灯装置(照明装置)における第2LEDアレイ2Bのように、交流電源5の1周期内で常に点灯し続けるLEDアレイを無くすことができる。つまり、特定のLEDアレイ(第2LEDアレイ2B)に大きな電流が流れることを回避できるので、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、第1LEDアレイ2A〜第4LEDアレイ2Dの寿命のばらつきを抑えることができる。
上述のように本実施形態の点灯装置は、2つ以上の固体発光素子(発光ダイオード)の直列回路からなる固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A、第2LEDアレイ2B、第3LEDアレイ2C)を点灯する点灯装置である。本実施形態の点灯装置は、整流部1と、定電流部(第1定電流部3A、第2定電流部3B)と、蓄電素子(コンデンサC1)と、充放電制御部(第3定電流部3C、ツェナーダイオードZD1)とを備える。整流部1は、一対の入力端子10A、10B間に入力される正弦波の交流電圧を整流し、一対の出力端子11A、11B間から脈流電圧を出力するように構成される。定電流部(第1定電流部3A、第2定電流部3B)は、一対の出力端子10A、10B間に、2つ以上の固体発光素子アレイ(第2LEDアレイ2B、第3LEDアレイ2C)と電気的に直列接続される。定電流部(第1定電流部3A、第2定電流部3B)は、固体発光素子アレイ(第2LEDアレイ2B、第3LEDアレイ2C)に所定の定電流を流すように構成される。蓄電素子(コンデンサC1)は、1つの固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A)及び充放電制御部(第3定電流部3C、ツェナーダイオードZD1)と電気的に直列接続され、且つ一対の出力端子10A、10B間に電気的に直列接続される。前記充放電制御部は、1つの固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A)を介して蓄電素子(コンデンサC1)に流れる充電電流を制御するように構成される。且つ、充放電制御部は、1つの固体発光素子アレイ(第1LEDアレイ2A)以外の固体発光素子アレイ(第2LEDアレイ2B又は第3LEDアレイ2C)を介して蓄電素子(コンデンサC1)から放電電流を流すように構成される。さらに、充放電制御部は、定電圧回路(ツェナーダイオードZD1)を含んで構成される。
上述のように本実施形態の点灯装置によれば、蓄電素子(コンデンサC1)の充電電荷を放出することにより、電源電圧の谷部においても固体発光素子アレイ(第4LEDアレイ2D)を点灯させることができる。また、定電圧回路(ツェナーダイオードZD1)を含む充放電制御部により、蓄電素子(コンデンサC1)に流れる突入電流が抑制される。すなわち、本実施形態の点灯装置は、突入電流を抑制しつつ光出力の均斉化を図ることができる。
また、本実施形態の点灯装置において、蓄電素子(コンデンサC1)と並列に、少なくとも1つの固体発光素子(第4LEDアレイ2D)が電気的に接続されることが好ましい。本実施形態の点灯装置が上述のように構成されれば、電源電圧の谷部のみで第4LEDアレイ2Dを点灯させるので、特定のLEDアレイ(第2LEDアレイ2B)に電流を流し続ける必要がなくなる。その結果、特定のLEDアレイ(第2LEDアレイ2B)に大きな電流が流れることが回避されるので、第1LEDアレイ2A〜第4LEDアレイ2Dの寿命のばらつきが抑えられる。
(実施形態3)
本発明に係る点灯装置及び照明装置の実施形態3について、図5及び図6を参照して詳細に説明する。ただし、本実施形態の点灯装置及び照明装置は、実施形態2の点灯装置及び照明装置と基本的な構成が共通している。したがって、実施形態2の点灯装置及び照明装置と共通の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の点灯装置(照明装置)において、充放電制御部は、図5に示すように、第3定電流部3Cと、部分平滑回路4とで構成されることが好ましい。
部分平滑回路4は、2つのコンデンサC1、C2と、3つのダイオードD1〜D3とで構成される。コンデンサC1の一端が第1LEDアレイ2Aの負極及び第4LEDアレイ2Dの正極と電気的に接続され、コンデンサC1の他端がダイオードD1のカソードと電気的に接続される。ダイオードD1のアノードが整流部1の出力端子11BとコンデンサC2の一端に電気的に接続される。コンデンサC2の他端がダイオードD2のアノードとダイオードD3のカソードに電気的に接続される。ダイオードD2のカソードがコンデンサC1、第1LEDアレイ2Aの負極及び第4LEDアレイ2Dの正極と電気的に接続される。ただし、このような部分平滑回路4は従来周知であるから、詳細な動作の説明は省略する。
次に、図5の回路構成図と、図6の波形図とを参照して、本実施形態の点灯装置(照明装置)の動作を説明する。
図6において、Vinは整流部1の出力電圧を示し、Iは部分平滑回路4に流れる電流を示す(ただし、矢印の向きを正とする)。また、図6において、I4〜I1は、それぞれ第4LEDアレイ2D〜第1LEDアレイ2Aに流れる電流を示す。さらに、図6において、VC2、VC1は、それぞれコンデンサC2、C1の両端電圧を示し(ただし、矢印の向きを正とする)、Iinは入力電流(整流部1の出力電流)を示している。
・期間T1
期間T1において、整流部1の出力電圧Vinは、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第4LEDアレイ2Dの基準電圧Vf4の合計電圧よりも高い(Vin>Vf1+Vf4)。また、期間T1において、整流部1の出力電圧Vinは、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2の合計電圧よりも低い(Vin<Vf1+Vf2)。この期間T1では、第1LEDアレイ2Aと第4LEDアレイ2Dが導通して電流I1、I4が流れる。また、電流I4が流れることで第3定電流部3Cが動作を開始して電流I1、I4が定電流化される。第1LEDアレイ2Aと第4LEDアレイ2Dは、電流I1、I4が流れることで点灯する。
・期間T2
整流部1の出力電圧Vinが上昇し、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2の合計電圧を超えると、第2LEDアレイ2Bが導通して電流I2が流れる。電流I2が流れることで第1定電流部3Aが動作を開始して電流I1、I2が定電流化される。第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bは、電流I1、I2が流れることで点灯する。ここで、第1定電流部3Aを流れる電流I2は、第3定電流部3Cの抵抗R13にも流れる(図5参照)。そのため、第3定電流部3Cにおける電流I4の目標値が見掛け上、減少するので、第4LEDアレイ2Dは消灯する。
さらに、整流部1の出力電圧Vinが、コンデンサC1の両端電圧VC1とコンデンサC2の両端電圧VC2、の合計電圧を超えると(Vin>VC1+VC2)、部分平滑回路4に電流Iが流れて2つのコンデンサC1、C2が双方とも充電され、それぞれの両端電圧VC1、VC2が上昇する。
・期間T3
整流部1の出力電圧Vinが上昇し、第1LEDアレイ2Aの基準電圧Vf1と第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2と第3LEDアレイ2Cの基準電圧Vf3の合計電圧を超えると、第3LEDアレイ2Cが導通して電流I3が流れる。電流I3が流れることで第2定電流部3Bが動作を開始して電流I1、I2、I3が定電流化される。第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bと第3LEDアレイ2Cは、電流I1〜I3が流れることで点灯する。ただし、第1定電流部3Aは、電流I3が流れることで停止する。
さらに、整流部1の出力電圧Vinが最大値を過ぎた後、VC1+VC2を下回ると(Vin<VC1+VC2)、部分平滑回路4の充電が停止する。
・期間T4
整流部1の出力電圧Vinが下降してVf1+Vf2+Vf3を下回ると、第3LEDアレイ2Cが不導通となって第2定電流部3Bが停止し、電流If3も停止する。電流If3が停止することにより、第3LEDアレイ2Cが消灯し、第1定電流部3Aが動作を再開する。第1定電流部3Aが動作することにより、第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bに電流If1,If2が流れ、第1LEDアレイ2Aと第2LEDアレイ2Bが点灯する。
・期間T5
整流部1の出力電圧Vinが下降してVf1+Vf2を下回ると、部分平滑回路4のコンデンサC1、C2の充電電荷が放電され、第1定電流部3Aが継続して動作することにより、第2LEDアレイ2Bに電流If2が流れる。第2LEDアレイ2Bは、電流If2が流れることで点灯し続ける。一方、整流部1の出力電流(入力電流Iin)が停止するので、第1LEDアレイ2Aは消灯する。
・期間T6
放電によってコンデンサC1、C2の両端電圧VC1、VC2が低下し、第2LEDアレイ2Bの基準電圧Vf2を下回ると(VC1<Vf2、VC2<Vf2)、第4LEDアレイ2Dが導通し、部分平滑回路4の放電電流(電流I4)が流れる。電流I4が流れることで第3定電流部3Cが動作を開始し、且つ第4LEDアレイ2Dが点灯する。そして、整流部1の出力電圧Vinが上昇してVf1+Vf4を超えると、期間T1が開始される。
而して、本実施形態の点灯装置(照明装置)では、入力電圧Vinのピーク付近で入力電流Iinによって部分平滑回路4が充電され、入力電圧Vinの谷部において、部分平滑回路4の放電電流で第4LEDアレイ2Dを点灯させることができる。つまり、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、交流電源5の1周期内で常に何れかのLEDアレイ2A〜2Dを点灯させることにより、従来例と比較して、光リップルの低減を図ることができる。しかも、本実施形態の点灯装置(照明装置)では、実施形態1の点灯装置(照明装置)における第2LEDアレイ2Bのように、交流電源5の1周期内で常に点灯し続けるLEDアレイを無くすことができる。つまり、特定のLEDアレイ(第2LEDアレイ2B)に大きな電流が流れることを回避できるので、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、第1LEDアレイ2A〜第4LEDアレイ2Dの寿命のばらつきを抑えることができる。
さらに、本実施形態の点灯装置(照明装置)は、実施形態2の点灯装置(照明装置)と比較して、ツェナーダイオードZD1による電力消費がなくなるために、回路効率の向上を図ることができる。
上述のように本実施形態の点灯装置において、充放電制御部は、複数の蓄電素子(コンデンサC1、C2)と複数の整流素子(ダイオードD1〜D3)から構成される部分平滑回路4を含んで構成されることが好ましい。
本実施形態の点灯装置が上述のように構成されれば、ツェナーダイオードZD1が用いられる場合(実施形態2)と比較して、電力消費を抑制して回路効率の向上を図ることができる。
(実施形態4)
本発明に係る照明器具の実施形態について、図7を参照して詳細に説明する。本実施形態の照明器具は、例えば、図7Aに示すように、天井に埋込配設されるダウンライトとして構成されることが好ましい。この照明器具は、実施形態1〜3の何れかの照明装置が収納される器具本体60と、反射板61とを備える。器具本体60の上部には、複数枚の放熱フィン600が突設されている。また、器具本体60から導出される電源ケーブル62が交流電源5と電気的に接続される。
また、本実施形態の照明器具は、図7B及び図7Cに示すように、配線ダクト7に取り付けられるスポットライトとして構成されることが好ましい。図7Bに示す照明器具は、実施形態1〜3の何れかの照明装置が収納される器具本体63と、反射板64と、配線ダクト7に装着されるコネクタ部65と、コネクタ部65と器具本体63を結合するアーム部66とを備える。コネクタ部65と点灯装置が電源ケーブル67を介して電気的に接続される。
一方、図7Cに示す照明器具は、光源(第1LEDアレイ2A〜第3LEDアレイ2C)が収納される器具本体68と、点灯装置が収納されるボックス69と、器具本体68とボックス69を連結する連結部70とを備えることが好ましい。さらに、図7Cに示す照明器具は、光源(第1LEDアレイ2A〜第3LEDアレイ2C)と点灯装置を電気的に接続する電源ケーブル71を備える。なお、ボックス69の天面には、配線ダクト7と着脱可能に電気的且つ機械的に接続されるコネクタ部690が設けられる。
上述のように本実施形態の照明器具は、照明装置(第1LEDアレイ2A〜第3LEDアレイ2Cと点灯装置)と、照明装置を保持する器具本体60とを備える。ただし、実施形態2、3のように第4LEDアレイ2Dを備えても構わない。
1 整流部
2A 第1LEDアレイ(固体発光素子アレイ)
2B 第2LEDアレイ(固体発光素子アレイ)
2C 第3LEDアレイ(固体発光素子アレイ)
3A 第1定電流部(定電流部)
3B 第2定電流部(定電流部)
3C 第3定電流部(定電流回路、充放電制御部)
10A、10B 入力端子
11A、11B 出力端子
C1 コンデンサ(蓄電素子)

Claims (6)

  1. 2つ以上の固体発光素子の直列回路からなる固体発光素子アレイを点灯する点灯装置であって、
    整流部と、定電流部と、蓄電素子と、充放電制御部とを備え、
    前記整流部は、一対の入力端子間に入力される正弦波の交流電圧を整流し、一対の出力端子間から脈流電圧を出力するように構成され、
    前記定電流部は、前記一対の出力端子間に、2つ以上の前記固体発光素子アレイと電気的に直列接続され、前記固体発光素子アレイに所定の定電流を流すように構成され、
    前記蓄電素子は、1つの前記固体発光素子アレイ及び前記充放電制御部と電気的に直列接続され、且つ前記一対の出力端子間に電気的に直列接続され、
    前記充放電制御部は、1つの前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子に流れる充電電流を制御し、且つ前記1つの固体発光素子アレイ以外の前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子から放電電流を流すように構成され、
    さらに、前記充放電制御部は、定電流回路を含んで構成されることを特徴とする点灯装置。
  2. 2つ以上の固体発光素子の直列回路からなる固体発光素子アレイを点灯する点灯装置であって、
    整流部と、定電流部と、蓄電素子と、充放電制御部とを備え、
    前記整流部は、一対の入力端子間に入力される正弦波の交流電圧を整流し、一対の出力端子間から脈流電圧を出力するように構成され、
    前記定電流部は、前記一対の出力端子間に、2つ以上の前記固体発光素子アレイと電気的に直列接続され、前記固体発光素子アレイに所定の定電流を流すように構成され、
    前記蓄電素子は、1つの前記固体発光素子アレイ及び前記充放電制御部と電気的に直列接続され、且つ前記一対の出力端子間に電気的に直列接続され、
    前記充放電制御部は、1つの前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子に流れる充電電流を制御し、且つ前記1つの固体発光素子アレイ以外の前記固体発光素子アレイを介して前記蓄電素子から放電電流を流すように構成され、
    さらに、前記充放電制御部は、定電圧回路を含んで構成されることを特徴とする点灯装置。
  3. 前記蓄電素子と並列に、少なくとも1つの固体発光素子が電気的に接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の点灯装置。
  4. 前記充放電制御部は、複数の蓄電素子と複数の整流素子から構成される部分平滑回路を含んで構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の点灯装置。
  5. 複数の前記固体発光素子アレイと、請求項1〜4の何れかの点灯装置とを備えることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項5の照明装置と、前記照明装置を保持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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