JP2017079094A - 鉛蓄電池 - Google Patents
鉛蓄電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017079094A JP2017079094A JP2015205151A JP2015205151A JP2017079094A JP 2017079094 A JP2017079094 A JP 2017079094A JP 2015205151 A JP2015205151 A JP 2015205151A JP 2015205151 A JP2015205151 A JP 2015205151A JP 2017079094 A JP2017079094 A JP 2017079094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode plate
- negative electrode
- lead
- carbon paper
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
Description
(カーボンペーパー付き負極板の作製)
本発明の鉛蓄電池の負極板は、従来公知の鉛蓄電池と同様の方法で作製した。すなわち、まず酸化鉛を主とする鉛粉に炭素導電材、ポリマー樹脂からなるカットファイバー、硫酸バリウム、リグニンを添加し、水と希硫酸によって混練して負極活物質ペーストを作製した。次に前記負極活物質ペーストを、Pb−Ca−Sn−Al合金からなる格子基板に充填した後、該ペーストを充填した面にカーボンペーパーを当接させた。なお該カーボンペーパーは、ペーストを充填した面全体を被覆する様に当接させた。更に、ロールプレスを0.2MPaの加圧力で施し、前記負極板の表面にカーボンペーパーを圧着させた。ここで、該カーボンペーパーは厚みが190μm、目付量が38g/m2のものを使用した。該カーボンペーパーの細孔密度を水銀圧入法によって測定したところ、細孔体積は2.8cc/gであった。
カーボンペーパーの厚みが190μm、目付量が55g/m2のものを使用し、該カーボンペーパーの水銀圧入法による細孔体積が1.9cc/gであること以外は実施例1と同様にして、実施例2の鉛蓄電池を得た。
カーボンペーパーの厚みが190μm、目付量が100g/m2のものを使用し、該カーボンペーパーの水銀圧入法による細孔体積が1.0cc/gであること以外は実施例1と同様にして、実施例3の鉛蓄電池を得た。
カーボンペーパーの厚みが190μm、目付量が27g/m2のものを使用し、該カーボンペーパーの水銀圧入法による細孔体積が4.1cc/gであること以外は実施例1と同様にして、比較例1の鉛蓄電池を得た。
カーボンペーパーの厚みが190μm、目付量が110g/m2であり、水銀圧入法で測定される細孔体積が0.7cc/gであること以外は実施例1と同様にして、比較例2の鉛蓄電池を得た。
カーボンペーパーを使用しないこと以外は実施例1と同様にして、比較例3の鉛蓄電池を得た。
負極板の製造について、まず酸化鉛を主とする鉛粉に炭素導電材、ポリマー樹脂からなるカットファイバー、硫酸バリウム、リグニンを添加し、水と希硫酸によって混練して負極活物質ペーストを作製した。次に前記負極活物質ペーストを、Pb−Ca−Sn−Al合金からなる格子基板に充填した後、該ペーストを充填した面にカーボン電極材料を塗布した。前記カーボン電極材料は、カーボンブラック、増粘剤、バインダを混練したスラリーであり、負極表面に塗布後、加熱して乾燥固化させた。そして、負極板以外の構成は実施例1と同様にして、比較例4の鉛蓄電池を得た。
比較例4と同様に、負極板の表面に前記カーボン電極材料を塗布した後、実施例1で使用した物と同一のカーボンペーパーを当接させ、負極板の耳部を除く表面全体を被覆した状態で、0.2MPaでロールプレスを施し該カーボンペーパーの細孔内にカーボン電極材料が充填された状態とし、比較例4と同様に加熱して乾燥固化させた。そして、負極板以外の構成は実施例1と同様にして、比較例5の鉛蓄電池を得た。
実施例1乃至3及び比較例1乃至5の2V単セルの鉛蓄電池について、下記のプロファイルに従って充放電を実施し、実施例1乃至3及び比較例1乃至3は電解液の成層化を評価し、更に実施例1及び比較例3乃至5については負極板のサルフェーションを硫酸鉛量の化学分析によって評価した。また、前記充放電は25℃に保った水槽に前記鉛蓄電池を入れた状態で実施した。
鉛蓄電池のSOCを50%調整にするため、0.2CAで2.5時間放電した。その際、下限電圧は1.67Vに設定した。
(2)充電として0.35CAで40分CV充電を行った。その際、上限電圧は2.4Vに設定した。
(3)放電として0.35CAで30分放電を行った。その際、下限電圧は1.67Vに設定した。
(4)(2)の充電と(3)の放電を夫々交互に計85回繰り返し行った。
(5)第一充電として、0.1CAで18時間充電を行った。その際、上限電圧は2.67Vに設定した。
(6)20HR容量試験として、0.05CAで下限電圧1.75Vまで放電を行った。
(7)第二充電として、0.1CAで23時間充電を行った。その際、上限電圧は2.67Vに設定した。
以上の(1)〜(7)の充放電を行いつつ、比重計によって一週間毎に夫々の鉛蓄電池の上部と下部の比重の差を測定し、該上下比重差の充放電に伴う経時変化を求めた。更に、負極活物質における硫酸鉛量を化学分析によって測定し、負極板のサルフェーションを評価した。
図1は、実施例1乃至3及び比較例1乃至3で作製した鉛蓄電池において、電解液の上下比重差の経時変化の測定結果を示したグラフである。いずれの水準も、充放電の初期に上下比重差が上昇した後、下降する傾向を示した。この後期の上下比重差の下降は、(7)の第二充電の末期に正負両方の極板からガスが発生し、電解液が攪拌されたことに因るものと推定される。実施例1及び実施例2は充放電初期の上下比重差の上昇が0.02と最も小さく、更に3週経過後には0.01まで低下し、上下比重差は殆ど解消された。また実施例3は、充放電初期の上下比重差が0.03まで上昇したものの、4週目以降は0.02まで低下した。一方、比較例1は実施例1と同様に充放電初期の一週間目に上下比重差が0.02まで上昇し、その後3週間目から4週間目にかけて更に0.05まで上昇し、6週間が経過しても0.03であり成層化を抑制できなかった。該比較例1は実施例1乃至3よりも目付け量の小さいカーボンペーパーを圧着した水準であり、実施例1乃至3と比してカーボンペーパーの細孔が大きく、負極板から放出された硫酸の電解液中への拡散量が大きくなり、結果として高濃度の硫酸が塊となって電槽下部へ沈降して成層化を招いたものと推定される。他方、比較例2は一週間目に上下比重差が0.04まで上昇した後、更に2週間面に0.05まで上昇し、6週間が経過しても0.03であり成層化を抑制できなかった。該比較例2は実施例1乃至3よりも目付け量の大きいカーボンペーパーを圧着した水準であり、実施例1乃至3と比して細孔が小さく硫酸の拡散が十分行われず、負極板表面とカーボンペーパーとの隙間にガスが滞留し、該隙間を伝って高濃度の硫酸が電槽下部に沈降したものと推測される。他方、比較例3は1週間目に上下比重差が0.05まで上昇し、更に3週間目には0.07まで到達し、6週間が経過しても0.03であり成層化を抑制できなかった。該比較例3はカーボンペーパーを配さなかった水準であり、負極板から放出された高濃度の硫酸が拡散せずに塊となって電槽の下部に沈降し、上下比重差が拡大し成層化を招いたものと推定される。
実施例1及び比較例3乃至5について、充放電後の負極板の硫酸鉛量を化学分析によって評価した結果、表1の結果が得られた。硫酸鉛の生成量は実施例1が最も少なく、次いでカーボンペーパーにカーボン電極材料を充填した比較例5のサルフェーションが抑制される結果となった。このことから、カーボンペーパーが負極表面に良好な導電経路を形成し、硫酸鉛が肥大化する前に還元されたものと考えられる。特に実施例1より比較例5の硫酸鉛量が僅かに大きくなった原因は、比較例5においてカーボン電極材料を充填したカーボンペーパーが負極板表面から放出される硫酸の拡散を阻害し、負極板表面とカーボン電極材料を充填したカーボンペーパーとの隙間に高濃度の硫酸が滞留したことに因るものと推測される。比較例3は負極板の表面にカーボンペーパーやカーボン電極材料を配さなかった水準であり、サルフェーションを抑制できなかった。また比較例4は負極板の表面にカーボン電極材料を塗布した水準であり、サルフェーションが最も進行していた。これは、負極板から放出される高濃度の硫酸が負極板表面とカーボン電極材料の隙間に滞留することで、負極板の自己放電を助長しサルフェーションを進行させたことによるものであると推定される。
Claims (1)
- 正極板と負極板とをセパレータを介して交互に積層して成る鉛蓄電池において、負極板の表面に炭素繊維から成る不織布を圧着し、該炭素繊維からなる不織布は水銀圧入法によって測定される細孔体積が1.0cc/g以上、2.8cc/g以下であることを特徴とする鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015205151A JP6546062B2 (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015205151A JP6546062B2 (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017079094A true JP2017079094A (ja) | 2017-04-27 |
JP6546062B2 JP6546062B2 (ja) | 2019-07-17 |
Family
ID=58667116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015205151A Active JP6546062B2 (ja) | 2015-10-19 | 2015-10-19 | 鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6546062B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019021690A1 (ja) * | 2017-07-24 | 2019-01-31 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
JP2021068494A (ja) * | 2019-10-17 | 2021-04-30 | 日本板硝子株式会社 | 鉛蓄電池用ペースティングペーパー |
WO2024071017A1 (ja) * | 2022-09-27 | 2024-04-04 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5894770A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-06 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 無漏液密閉形鉛蓄電池 |
JPS5894758A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-06 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池 |
JPS63148546A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉型鉛蓄電池 |
JP2015513197A (ja) * | 2012-03-08 | 2015-04-30 | アークアクティブ リミテッド | 改善された鉛蓄電池構造 |
-
2015
- 2015-10-19 JP JP2015205151A patent/JP6546062B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5894770A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-06 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 無漏液密閉形鉛蓄電池 |
JPS5894758A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-06 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池 |
JPS63148546A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉型鉛蓄電池 |
JP2015513197A (ja) * | 2012-03-08 | 2015-04-30 | アークアクティブ リミテッド | 改善された鉛蓄電池構造 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019021690A1 (ja) * | 2017-07-24 | 2019-01-31 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
JP2021068494A (ja) * | 2019-10-17 | 2021-04-30 | 日本板硝子株式会社 | 鉛蓄電池用ペースティングペーパー |
JP7337647B2 (ja) | 2019-10-17 | 2023-09-04 | エンテックアジア株式会社 | 鉛蓄電池用ペースティングペーパー |
WO2024071017A1 (ja) * | 2022-09-27 | 2024-04-04 | 株式会社Gsユアサ | 鉛蓄電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6546062B2 (ja) | 2019-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5621841B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP5126454B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP5522444B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP5445655B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP5598532B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP6660072B2 (ja) | 鉛蓄電池用正極板及び該正極板を用いた鉛蓄電池及び該鉛蓄電池用正極板の製造方法 | |
KR20140021663A (ko) | 납축전지 | |
JP6727965B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
EP3352285B1 (en) | Lead storage battery | |
JP6546062B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP2013084362A (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP2008243493A (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP6525167B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP2006318659A (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP4417232B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP6136342B2 (ja) | 制御弁式鉛蓄電池 | |
JP2021111445A (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP6956698B2 (ja) | 液式鉛蓄電池 | |
JP2015022923A (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
JP6283996B2 (ja) | 鉛蓄電池用の負極板及び鉛蓄電池 | |
JP4904674B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP6677436B1 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP2019003838A (ja) | 液式鉛蓄電池 | |
JP2019207786A (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP6766811B2 (ja) | 鉛蓄電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180605 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6546062 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |