JP2017070022A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転中心軸が嵌る軸穴が設けられた樹脂製の筒状部材を用いて軸受機構を構成した場合でも、ロータを安定して回転させることのできるモータを提供すること。【解決手段】モータ1では、固定軸5(回転中心軸)と、固定軸5が嵌る軸穴30が設けられた樹脂製の筒状部材3とによって軸受機構6が構成され、ロータ2は、軸受機構6を介して回転可能に支持されている。かかる軸受機構6において、軸穴30の軸線L方向の一箇所が、筒状部材3と固定軸5とが相対回転する際の軸受部305になっている。また、筒状部材3において、軸受部305の周りには、空洞からなる肉盗み部38が設けられており、筒状部材3を成形する際のヒケの影響を軸受部305が受けにくい。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータが固定軸に回転可能に支持されたモータに関するものである。
モータにおいて、ロータを回転可能に支持するには、軸受ホルダを構成する筒状部材の内側に筒状の軸受を設け、軸受の軸穴に回転軸(回転中心軸)が回転可能に支持された構造が採用される(特許文献1参照)。また、ホルダに固定された固定軸(回転中心軸)に対して割ブッシュを介してロータが回転可能に支持された構造が採用されることもある。
特開平9−285063号公報
従来のモータのように、軸受や割ブッシュ等の部材を介してロータが回転可能に支持された構造では、部品点数が増大し、コストが嵩む。従って、固定軸や回転軸等の回転中心軸と、回転中心軸が嵌る軸穴が設けられた樹脂製の筒状部材とによって構成された軸受機構を介してロータを回転可能に支持することが望ましいが、この場合、筒状部材を成形する際のヒケ等の影響で、軸線方向において軸穴に歪みが発生し、ロータの回転の安定性が損なわれるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、回転中心軸が嵌る軸穴が設けられた樹脂製の筒状部材を用いて軸受機構を構成した場合でも、ロータを安定して回転させることのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、回転中心軸、および前記回転中心軸が嵌る軸穴が設けられた樹脂製の筒状部材を備えた軸受機構と、前記軸受機構を介して回転可能に支持され、マグネットを保持するロータと、前記マグネットに対向するステータと、を有し、前記軸穴の軸線方向の一箇所が、前記筒状部材と前記回転中心軸とが相対回転する際の軸受部になっていることを特徴とする。
本発明では、ロータを回転可能とする軸受機構は、回転中心軸と、回転中心軸が嵌る軸穴が設けられた樹脂製の筒状部材とによって構成されているため、部品点数が少ない。従って、モータのコストを低減することができる。また、筒状部材と回転中心軸とが相対回転する際の軸受部は、軸穴のうち、軸線方向の一箇所である。このため、軸穴のうち、軸受部となる個所について真円度を確保すればよく、軸穴の軸受部以外の個所に歪みが発生している場合でも、筒状部材と回転中心軸とが安定に相対回転する。それ故、ロータを安定した状態で回転させることができる。
本発明において、前記回転中心軸は、前記ホルダに固定された固定軸であって、前記ロータでは、前記マグネットが前記筒状部材に保持されている態様を採用することができる。
本発明において、前記マグネットは、前記筒状部材の外周面に保持され、前記ステータは、前記マグネットに径方向外側で対向しており、前記軸線方向に対して直交する方向か
らみたとき、前記軸受部は、前記マグネットと前記ステータとが対向する部分と重なっていることが好ましい。かかる構成によれば、ロータに対して、マグネットとステータとが対向する部分で磁気的な吸引力等が加わった場合でも、ロータが傾く等の事態を回避することができる。
本発明において、前記筒状部材には、前記軸受部の径方向外側に、空洞からなる肉盗み部が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、成形時のヒケの影響が軸受部に及びにくいので、軸受部の真円度を高めることができる。
本発明において、前記軸受部は、前記軸穴の前記軸線方向の一方側の端部に設けられている態様を採用することができる。
本発明において、前記肉盗み部は、前記筒状部材の前記軸線方向における前記一方側の端面から前記軸線方向の他方側に向けて凹んだ環状の凹部からなる態様を採用することができる。また、軸穴の一方側の端部に軸受部が設けられている構造であれば、筒状部材の一方側の端面から軸線方向の他方側に向けて凹んだ凹部によって肉盗み部を構成することができる。従って、筒状部材の構成を簡素化することができる。
本発明において、前記軸穴は、前記軸線方向の前記一方側から他方側に向けて内径が拡大している態様を採用することができる。かかる構成によれば、軸穴の一方側の端部(軸受部)以外の個所では、回転中心軸が軸穴の内周面と接しにくい。従って、軸穴の一方側の端部(軸受部)以外の個所に歪みが発生している場合でも、筒状部材と回転中心軸とが安定に相対回転する。それ故、ロータを安定した状態で回転させることができる。
本発明において、前記軸受部の前記軸線方向における長さは、前記回転中心軸の外径の1.5倍以上であることが好ましい。
本発明では、ロータを回転可能とする軸受機構は、回転中心軸と、回転中心軸が嵌る軸穴が設けられた樹脂製の筒状部材とによって構成されているため、部品点数が少ない。従って、モータのコストを低減することができる。また、筒状部材と回転中心軸とが相対回転する際の軸受部は、軸穴のうち、軸線方向の一箇所である。このため、軸穴のうち、軸受部となる個所について真円度を確保すればよく、軸穴の軸受部以外の個所に歪みが発生している場合でも、筒状部材と回転中心軸とが安定に相対回転する。それ故、ロータを安定した状態で回転させることができる。
本発明を適用したモータの構成を模式的に示す説明図である。 本発明を適用したモータのロータを軸線方向に直交する第1方向からみた斜視図である。 本発明を適用したモータのロータを軸線方向および第1方向の双方に対して直交する第2方向からみた斜視図である。 本発明を適用したモータのロータの断面図である。
図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の説明においては、回転中心軸および軸穴の軸線にLを付し、軸線Lの延在方向(軸線L方向)の一方側にL1を付し、軸線L方向の他方側にL2を付して説明する。また、本発明は、回転中心軸が固定軸で筒状部材が回転するタイプのモータに適用できる他、筒状部材が固定されており、回転中心軸が回転するタイプのモータにも適用できる。以下の説明では、前者のモ
ータを中心に説明する。
(モータ1の概略構成)
図1は、本発明を適用したモータ1の構成を模式的に示す説明図である。図1に示すモータ1は、ロータ2の回転を第1歯車81、第2歯車82、および第3歯車83を介して出力するギアードモータであり、ホルダ91とカバー92との間にロータ2、筒状のステータ7、第1歯車81、第2歯車82、および第3歯車83が配置されている。また、ホルダ91とカバー92とによって、ロータ2を回転可能に支持する固定軸5(回転中心軸)、第1歯車81を回転可能に支持する支軸86、第2歯車82を回転可能に支持する支軸87、および第3歯車83を回転可能に支持する支軸88の両端が固定されている。本形態において、固定軸5には、クラッチ部材84が支持されており、クラッチ部材84が軸線L方向に移動することによって、クラッチ部材84とロータ2とが接続された状態、およびクラッチ部材84とロータ2との接続が解除された状態とに切り換わる。
ステータ7は、コイル71を保持する絶縁性のボビン72と、ボビン72の軸線L方向の両側に重ねて配置されたステータコア73、74とを有しており、ボビン72の内周面に沿って、ステータコア73に形成された極歯731と、ステータコア74に形成された極歯(図示せず)とが周方向で交互に並んでいる。
(ロータ2の構成)
図2は、本発明を適用したモータ1のロータ2を軸線L方向に直交する第1方向Xからみた斜視図であり、図2(a)、(b)、(c)、(d)は、ロータ2を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図、ロータ2を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図、ロータ2の筒状部材3を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図、およびロータ2の筒状部材3を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図である。図3は、本発明を適用したモータ1のロータ2を軸線L方向および第1方向Xの双方に対して直交する第2方向Yからみた斜視図であり、図3(a)、(b)、(c)、(d)は、ロータ2を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図、ロータ2を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図、ロータ2の筒状部材3を軸線L方向の他方側L2からみた斜視図、およびロータ2の筒状部材3を軸線L方向の一方側L1からみた斜視図である。図4は、本発明を適用したモータ1のロータ2の断面図であり、図4(a)、(b)は、ロータ2を軸線L方向および第2方向Yに沿う方向で切断したときの断面図、およびロータ2を軸線L方向および第1方向Xに沿う方向で切断したときの断面図である、
図1、図2、図3および図4に示すように、ロータ2は、固定軸5が嵌った軸穴30が設けられた樹脂製の筒状部材3と、筒状部材3の外周面に保持されたマグネット4とを有しており、ステータ7は、マグネット4に対して径方向外側で対向している。本形態において、筒状部材3は、ポリアセタール樹脂等からなる。かかる構成のロータ2は、例えば、マグネット4に対するインサート成形によって製造することができる。従って、筒状部材3は、マグネット4の形状等に対応して、以下の形状を有している。
本形態において、筒状部材3は、軸線L方向の一方側L1から他方側L2に向けて、第1大径部31、第1大径部31より小径の第1中径部32、第1中径部32より小径の小径部33、小径部33より大径の第2中径部34、および第2中径部34より大径の第2大径部35が順に設けられている。第1大径部31の外周面は、軸線L方向の他方側L2に斜めに傾いた傾斜面になっており、第2大径部35の外周面は、軸線L方向の一方側L1に斜めに傾いた傾斜面になっている。また、筒状部材3は、第2大径部35に対して、軸線L方向の他方側L2に、相対向する位置から径方向外側に凸部361、362が突出した胴部36を備え、胴部36に対して、軸線L方向の他方側L2に外歯26が形成されている。さらに、筒状部材3の軸線L方向の他方側L2の端部には、クラッチ部材84と
係合するための係合爪27が周方向の複数個所に形成されている。
ここで、ロータ2(筒状部材3およびマグネット4)には、軸穴30を第2方向Yの両側で挟む位置に、軸線L方向に延在する2つの穴301、302が形成されている。このため、第1大径部31には穴311、312が形成され、第2中径部34には穴341、342が形成されている。また、第1中径部32、小径部33、および第2中径部34の外周面には、穴301、302に沿うように軸線L方向に延在する溝状の凹部331、332が形成されている。但し、ロータ2の状態で、穴301、302は、軸線L方向の一方側L1において穴311、312として開口しているが、溝状の凹部331、332や穴341、342は、マグネット4によって埋められている。かかる穴301、302は、マグネット4を着磁する際、治具が挿入される穴である。
(軸受部305の構成)
このように構成したモータ1においては、固定軸5および筒状部材3によって軸受機構6が構成されており、ロータ2は、軸受機構6によって軸線L周りに回転可能に支持されている。かかる軸受機構6において、固定軸5は、筒状部材3の軸穴30を介してロータ2を支持する。
ここで、固定軸5は、軸線L方向の全体にわたって外径が一定であり、軸線L方向の全体にわたって断面が円形である。これに対して、軸穴30は、軸線L方向の一箇所に対して、その内径や真円度が高い精度が確保されており、かかる一箇所が筒状部材3と固定軸5とが相対回転する際の軸受部305になっている。このため、軸穴30において、軸線L方向の一箇所(軸受部305)では、軸穴30の内周面と固定軸5の外周面との間にはクリアランスに相当する狭い隙間が存在している。これに対して、軸穴30の軸受部305以外の個所では、軸穴30の内周面と固定軸5の外周面との間に、軸受部305より広い隙間が存在している。
本形態において、軸受部305は、軸穴30の軸線L方向の一方側L1の端部に設けられている。また、軸穴30の内周面は、軸線L方向の一方側L1において軸受部305が形成されている部分から他方側L2に向けて内径が拡大するように、軸線Lと平行な線(固定軸5の外周面)に対して角度θをもって傾いたテーパ面になっている。このため、軸穴30の軸受部305以外の個所では、軸線L方向の一方側L1から他方側L2に向けて、軸穴30の内周面と固定軸5の外周面との隙間が広くなっている。
なお、軸穴30の軸線L方向の一方側L1の端縁はテーパ面307になっているが、本発明における「軸穴30の軸線L方向の一方側L1の端部に形成された軸受部305とは、テーパ面307を除く部分である。
(肉盗み部38等の構成)
筒状部材3において、軸受部305の径方向外側には、空洞からなる肉盗み部38が設けられている。本形態において、肉盗み部38は、軸受部305を径方向外側で囲むように全周に形成されている。本形態において、軸受部305は、軸穴30の軸線L方向の一方側L1の端部に設けられていることから、肉盗み部38は、筒状部材3の軸線L方向における一方側L1の端面308から軸線L方向の他方側L2に向けて凹んだ環状の凹部380からなる。このため、筒状部材3において、軸受部305が形成されている部分は、肉盗み部38(凹部380)の底部から軸線L方向の一方側L1に向けて突出した円筒部306の内周面の全体が軸受部305になっている。
本形態において、軸受部305の軸線L方向における長さ寸法は、固定軸5の外径(軸受部305の内径)の1.5倍以上に設定されている。このため、固定軸5は、ロータ2
を安定した状態に支持している。ここで、軸受部305の軸線L方向における長さ寸法が固定軸5の外径(軸受部305の内径)の1.5倍未満であると、固定軸5がロータ2を支持する安定性が低下する傾向にある。ここで、軸受部305の軸線L方向における長さ寸法が固定軸5の外径(軸受部305の内径)の1.5倍未満であると、固定軸5がロータ2を支持する安定性が低下する傾向にある。なお、軸受部305の軸線L方向における長さ寸法は長い方が好ましい一方、軸受部305が長すぎると、軸受部305に真円度やサイズのばらつきが発生しやすい。従って、軸受部305の長さ寸法は、固定軸5の外径(軸受部305の内径)の5倍以下、好ましくは3倍以下が好ましい。
また、軸線Lに対して直交するX方向やY方向からみたとき、軸受部305は、図1に示すステータ7とマグネット4とが対向する部分45に対して重なっている。
本形態では、ロータ2の周方向における重量バランスを高めるために、筒状部材3の端面308には、軸穴30をX方向で挟む両側に凹部391、392が形成されている。また、凹部380には、穴311、312の形成によって肉薄になっている部分の肉厚を厚くするための凸部396、397が凹部380の内周面から径方向内側に突出している。但し、凸部396、397は、円筒部306とは繋がっていないため、軸受部305を構成する円筒部306は、周方向の全体にわたって肉盗み部38(凹部380)で囲まれている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1において、ロータ2を回転可能とする軸受機構6は、固定軸5(回転中心軸)と、固定軸5(回転中心軸)が嵌る軸穴30が設けられた樹脂製の筒状部材3とによって構成されている。このため、部品点数が少ないので、モータ1のコストを低減することができる。また、筒状部材3と固定軸5(回転中心軸)とが相対回転する際の軸受部305は、軸穴30のうち、軸線L方向の一箇所である。このため、軸穴30のうち、軸受部305となる個所について真円度を確保すればよく、軸穴30の軸受部305以外の個所に歪みが発生している場合でも、筒状部材3と固定軸5とが安定に相対回転する。それ故、ロータ2を安定した状態で回転させることができる。
また、軸線L方向に対して直交する方向からみたとき、軸受部305は、マグネット4とステータ7とが対向する部分45と重なっているため、ロータ2に対して、マグネット4とステータ7とが対向する部分45で磁気的な吸引力等が加わった場合でも、ロータ2が傾く等の事態を回避することができる。
また、筒状部材3には、軸受部305の径方向外側に、空洞からなる肉盗み部38が設けられているため、成形時のヒケの影響が軸受部305に及びにくいので、軸受部305の真円度を高めることができる。それ故、筒状部材3には、摺動特性や耐摩耗性等の機械的特性に優れているが、成形時にヒケが発生しやすいポリアセタール樹脂等を筒状部材3に用いても、ロータ2を安定した状態で回転させることができる。
また、軸受部305は、軸穴30の軸線L方向の一方側L1の端部に設けられている。このため、筒状部材3の軸線L方向の一方側L1の端面308から軸線L方向の他方側L2に向けて凹んだ凹部380によって肉盗み部38を構成することができる。従って、筒状部材3の構成を簡素化することができる。
また、軸穴30は、軸線L方向において軸受部305が設けられた一方側L1から他方側L2に向けて内径が拡大している。このため、軸穴30の一方側L1の端部(軸受部305)以外の個所では、固定軸5が軸穴30の内周面と接しにくい。従って、軸穴30の一方側L1の端部(軸受部305)以外の個所に歪みが発生している場合でも、筒状部材
3と固定軸5とが安定に相対回転する。それ故、ロータ2を安定した状態で回転させることができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、回転中心軸が固定軸5で筒状部材3が回転するタイプのモータ1に本発明を適用したが、筒状部材3が固定されており、回転中心軸が回転するタイプのモータに本発明を適用してもよい。
1 モータ、2 ロータ、3 筒状部材、4 マグネット、5 固定軸(回転中心軸)、6 軸受機構、7 ステータ、30 軸穴、38 肉盗み部、39 凹部、91 ホルダ、92 カバー、305 軸受部、306 円筒部、308 端面、380 凹部、L 軸線、L1 一方側、L2 他方側

Claims (8)

  1. 回転中心軸、および前記回転中心軸が嵌る軸穴が設けられた樹脂製の筒状部材を備えた軸受機構と、
    前記軸受機構を介して回転可能に支持され、マグネットを保持するロータと、
    前記マグネットに対向するステータと、
    を有し、
    前記軸穴の軸線方向の一箇所が、前記筒状部材と前記回転中心軸とが相対回転する際の軸受部になっていることを特徴とするモータ。
  2. 前記回転中心軸は、ホルダに固定された固定軸であって、
    前記ロータでは、前記マグネットが前記筒状部材に保持されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記マグネットは、前記筒状部材の外周面に保持され、
    前記ステータは、前記マグネットに径方向外側で対向しており、
    前記軸線方向に対して直交する方向からみたとき、前記軸受部は、前記マグネットと前記ステータとが対向する部分と重なっていることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記筒状部材には、前記軸受部の径方向外側に、空洞からなる肉盗み部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のモータ。
  5. 前記軸受部は、前記軸穴の前記軸線方向の一方側の端部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のモータ。
  6. 前記肉盗み部は、前記筒状部材の前記軸線方向における前記一方側の端面から前記軸線方向の他方側に向けて凹んだ環状の凹部からなることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 前記軸穴は、前記軸線方向の前記一方側から他方側に向けて内径が拡大していることを特徴とする請求項5または6に記載のモータ。
  8. 前記軸受部の前記軸線方向における長さは、前記回転中心軸の外径の1.5倍以上であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のモータ。
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