JP6326662B2 - 永久磁石式回転電機及びその磁石固定方法 - Google Patents

永久磁石式回転電機及びその磁石固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の永久磁石を固定する際の作業性を改善するようにした永久磁石式回転電機及びその磁石固定方法に関する。
一般的に、永久磁石式回転電機においては、複数の永久磁石を回転子の表面にねじ止めや接着等によって固定する構造が採用されている。このとき、永久磁石に対する位置決め精度は、回転電機の効率に直接的に影響するものであるため、回転子を組み立てる上で、非常に重要な要素となっている。
そこで、複数の永久磁石を回転子に固定する場合には、回転子の磁石固定位置に、永久磁石を嵌め込むための凹部を形成したり、永久磁石を収納保持するためのケースやフレームを設けたりするようにしている。これにより、永久磁石を磁石固定位置に対して高精度に位置決めすることができる。
そのうち、複数の磁石をマグネットフレームを用いて固定するようにした、従来の永久磁石式回転電機としては、例えば、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された永久磁石式回転電機は、所謂、アウターロータ型の回転電機となっており、複数の永久磁石を回転子の内周面に固定した構造となっている。
特許第3989462号公報
しかしながら、上記従来の永久磁石式回転電機においては、マグネットフレームを複数の部材から構成しているため、永久磁石の固定作業が煩雑になってしまう。特に、磁化済みの永久磁石を固定する場合には、永久磁石と回転子との間や、磁石同士の間で、磁気吸着力が作用するため、永久磁石の取り扱いが面倒となり、その固定作業がより一層煩雑になるおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、永久磁石を容易に固定することができる永久磁石式回転電機及びその磁石固定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る永久磁石式回転電機は、
固定フレームに固定される固定子と、
回転可能に支持され、前記固定子の周囲を径方向外側から囲む複数の永久磁石が、内周面に周方向において等間隔で固定される回転子と、
前記回転子の内周面に固定され、前記永久磁石を軸方向及び周方向に位置決めするマグネットホルダとを備え、
前記マグネットホルダは、
外周面が前記回転子の内周面に対接し、枠状をなす枠部と、
前記枠部の枠内に形成され、前記永久磁石を収納する収納部と、
前記収納部内に連通するように軸方向に延在すると共に、底面が前記回転子の内周面よりも径方向内側で、且つ、前記枠部の内周面よりも径方向外側に位置するように径方向外側に向けて凹み、前記永久磁石を前記収納部内に向けて軸方向に沿って案内する案内溝とを有し、
前記案内溝は、前記枠部の軸方向一端であって、前記永久磁石を差し込む方向に対して前記収納部の上流側に形成されている
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る永久磁石式回転電機は、
前記マグネットホルダは、
前記回転子の一端に軸方向において係止する係止部を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る永久磁石式回転電機は、
前記マグネットホルダは、
軸方向に向けて突出し、前記回転子の内周面に形成される嵌合孔と嵌合する突部を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る永久磁石式回転電機は、
前記マグネットホルダは、
前記案内溝が形成された前記枠部を、周方向において一定の間隔で複数有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る永久磁石式回転電機の磁石固定方法は、
固定子の周囲を径方向外側から囲む複数の永久磁石を、回転子の内周面に固定するのに先立って、前記永久磁石を軸方向及び周方向に位置決めするためのマグネットホルダを、前記回転子の内周面に固定し、
前記マグネットホルダの本体を構成する枠部の軸方向一端であって、前記永久磁石を滑らせる方向に対して前記収納部の上流側に軸方向に沿って形成された案内溝内に、前記永久磁石を差し込み、
前記永久磁石を、前記永久磁石の外周面と前記回転子の内周面との間における径方向の隙間を維持しながら、前記案内溝内において前記枠部の枠内空間となる収納部内に向けて滑らせた後、前記収納部内に嵌め込んで、前記回転子の内周面に固定する
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る永久磁石式回転電機によれば、回転子の内周面に固定可能としたマグネットホルダに、永久磁石を収納部内に向けて案内する案内溝を設けることにより、永久磁石を収納部内に容易に収納することができる。よって、永久磁石を容易に固定することができる。
また、本発明に係る永久磁石式回転電機の磁石固定方法によれば、永久磁石を、その外周面と固定子の内周面との間における径方向の隙間を維持しながら、案内溝内において収納部内に向けて滑らせることにより、永久磁石を収納部内に容易に収納することができる。よって、永久磁石を容易に固定することができる。
本発明の一実施例に係る永久磁石式回転電機の正面図である。 図1のA矢視図である。 マグネットホルダを外周面側から見た斜視図であって、(a)は係止部及び案内溝が形成される一端側から見た斜視図、(b)は突部が形成される他端側から見た斜視図である。 マグネットホルダを内周面側から見た平面図である。 マグネットホルダの側面図である。 図5のB−B矢視断面図である。 本発明の一実施例に係る磁石固定方法を示した斜視図である。 図7に続く磁石固定方法を示した斜視図である。 図8に続く磁石固定方法を示した断面図である。 図9に続く磁石固定方法を示した断面図である。
以下、本発明に係る永久磁石式回転電機及びその磁石固定方法について、図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示した永久磁石式回転電機1は、例えば、エレベータ用の昇降装置(巻き上げ機)に適用されるものであって、固定子11と、この固定子11の径方向外側に配置される回転子12とを有している。即ち、永久磁石式回転電機1は、回転子12が固定子11の周囲を回転する、所謂、アウターロータ型の回転電機となっている。
なお、固定子11は、環状をなしており、外周部の周方向等間隔位置に形成された複数の磁極に、励磁用コイルが巻き付けられた構造となっている。そして、固定子11の中心孔内には、固定軸13が嵌入されており、この固定軸13は、上記昇降装置の固定フレームに固定されている。
これに対して、図1及び図2に示すように、回転子12は、全体として、カップ状(椀状)をなしており、中空軸部21及び円筒部22を有している。これらの中空軸部21と円筒部22とは、一体的に形成されている。
中空軸部21は、回転子12の中心部に位置しており、その中空孔内には、固定軸13が嵌入されている。そして、中空軸部21の中空孔と固定軸13の外周面との間には、複数の軸受14が介在されている。即ち、回転子12は、嵌入された固定軸13に対して、回転可能に支持されており、当該固定軸13を回転中心として回転可能となっている。
また、円筒部22は、有底円筒状をなしている。つまり、円筒部22の一端には、底部22aが形成されており、この底部22aの中心部には、中空軸部21が貫通している。一方、円筒部22の他端は、開放端22bとなっており、この開放端22bの径方向内側には、固定子11が配置されている。
更に、図1、図2、図8、図10に示すように、円筒部22の内周面22cには、複数の永久磁石(以下、磁石と称す)30が、周方向において等間隔で固定されている。これらの磁石30は、固定子11の磁極と径方向において対向しており、円筒部22の内周面22cに接着剤によって固着されている。なお、全ての磁石30は、磁化済み(着磁状態)となっており、磁石30の数量は、固定子11における磁極の数量と同じ数量となっている。
このとき、磁石30は、マグネットホルダ40を介して、円筒部22の内周面22cに固定されている。このマグネットホルダ40は、樹脂等の非磁性体材料を用いて、後述する各部位が一体的に形成されるものであって、その内部に磁石30を1つずつ収納保持することによって、当該磁石30を内周面22cの磁石固定位置に対して位置決めするものとなっている。
即ち、複数のマグネットホルダ40は、磁石30を円筒部22の内周面22cに固定するのに先立って、当該内周面22cに予め固定されている。このように、磁石30を円筒部22の内周面22cに固定する際に、その磁石30を位置決めするためのマグネットホルダ40を予め固定しておくことにより、磁石30を軸方向及び周方向において高精度に位置決めすることが可能となっている。
そして、磁石30は、全体の形状として、矩形薄板状となるものの、幅方向において、内周面22cの周方向に沿って湾曲するような、円弧状をなしている。これに対応して、マグネットホルダ40においても、全体の形状として、矩形薄板状となるものの、幅方向おいて、内周面22cの周方向に沿って湾曲するような、円弧状をなしている。これにより、マグネットホルダ40内において固定された磁石30においては、外周面30aが、内周面22cに隙間なく密着する一方、内周面30bが、固定子11の磁極との間において、径方向における所定量の微小隙間を常時維持している。
以上より、固定子11の磁極に巻き付けられた励磁用コイルに、駆動電流を通電して、回転磁界を発生させることにより、回転子12を固定子11の周囲に回転させることができる。
なお、上述したマグネットホルダ40においては、1つ以上の磁石30を収納して位置決可能となれば良く、複数の磁石30を同時に収納して位置決め可能となる構造としても構わない。そこで、図1、図2、図7乃至図10に示した固定状態のマグネットホルダ40については、4つの磁石30を周方向において等間隔で収納可能とした、4連のマグネットホルダとしている。また、図3乃至図6に示した単体のマグネットホルダ40については、2つの磁石30を周方向において等間隔で収納可能とした、2連のマグネットホルダとしている。
次に、マグネットホルダ40の構造について、図3乃至図6、図10を用いて詳細に説明する。
図3乃至図6に示すように、マグネットホルダ40は、ホルダ本体を構成する収納枠部41を有している。この収納枠部41は、矩形枠状をなしており、その収納枠部41の内壁面41cによって形成される矩形枠内空間は、1つの磁石30を収納可能となる収納空間となっている。即ち、収納枠部41の枠内には、磁石30を収納するための収納部42が形成されている。そして、収納枠部41の外周面41aは、円筒部22の内周面22aに隙間なく密着可能となっているため、収納部42は、その収納枠部41に囲まれた内周面22aの磁石固定位置に対接可能となっている(図10参照)。
ここで、収納枠部41の軸方向一端(長さ方向一端)には、係止部43が形成されている。この係止部43は、収納枠部41の軸方向一端における周方向全域に形成されており、当該軸方向一端から径方向外側に向けて延びている。言い換えれば、係止部43は、収納枠部41の外周面41aよりも径方向外側に突出している。これにより、係止部43は、円筒部22の開放端22bに対して軸方向外側から係止可能となっている。
そして、係止部43には、ねじ孔44が形成されている。このねじ孔44には、係止部43を軸方向に貫通しており、ねじ50が挿入可能となっている。よって、ねじ50を、開放端22bに係止された係止部43のねじ孔44を介して、開放端22b内に締め付けることにより、マグネットホルダ40を円筒部22に締結させることができる。
また、収納枠部41の軸方向一端には、案内溝45が軸方向に沿って形成されている。この案内溝45は、径方向外側に向けて凹んでおり、収納部42と軸方向において段差なく連通している。そして、案内溝45の溝幅は、収納部42の周方向幅と一致しており、磁石30の幅よりも若干幅広となっている。つまり、案内溝45は、径方向において対向し、且つ、軸方向に延びる各内壁面41cと面一になるように形成されている。これにより、案内溝45は、磁石30を収納部42に向けて、軸方向に沿って案内可能となっている。
更に、案内溝45は、係止部43と軸方向において同じ位置に配置されており、その底面45aは、収納枠部41の外周面41a及び係止部43よりも径方向内側で、且つ、収納枠部41の内周面41bよりも径方向外側に配置されている。
即ち、図10に示すように、内周面22cに固定されたマグネットホルダ40の案内溝45内において、磁石30を収納部42に向けて案内させる場合には、底面45aが内周面22cよりも径方向内側に配置される分、その底面45a上を案内される外周面30aと、内周面22cとの間には、径方向における所定量の隙間Sが形成されることになる。つまり、案内溝45は、外周面30aと内周面22cとの間における隙間Sを維持しながら、磁石30を収納部42に向けて案内させることができる。
一方、収納枠部41の軸方向他端(長さ方向他端)には、突部46が形成されている。この突部46は、その軸方向他端から軸方向外側に向けて突出している。これに対して、円筒部22の内周面22cには、嵌合孔22dが形成されている(図7参照)。この嵌合孔22dは、開放端22b側に向けて開口している。これにより、突部46は、嵌合孔22dに対して開放端22b側から軸方向において嵌合可能となっている。
よって、マグネットホルダ40においては、係止部43を円筒部22の開放端22bに係止させると共に、突部46を円筒部22の嵌合孔22dに嵌合させた状態で、ねじ50を、ねじ孔44を介して、円筒部22の開放端22bに締め付けることにより、円筒部22の内周面22cに固定されることになる。そして、このような固定状態のマグネットホルダ40の収納部42内に、磁石30を収納することにより、当該磁石30を軸方向及び周方向に位置決めすることができる。
次に、磁石30の固定方法について、図7乃至図10を用いて詳細に説明する。
先ず、図7に示すように、マグネットホルダ40を円筒部22の内周面22cに着座させる。即ち、係止部43を円筒部22の開放端22bに係止させると共に、突部46を円筒部22の嵌合孔22dに嵌合させる。これにより、収納枠部41の外周面41aは、円筒部22の内周面22cに密着し、収納部42は、内周面22cの磁石固定位置と径方向において対接する。
次いで、ねじ50を、ねじ孔44を介して、円筒部22の開放端22bに締め付ける。これにより、マグネットホルダ40は、円筒部22の内周面22cに固定されたことになる。続いて、収納部42内における内周面22cの磁石固定位置に対して、接着剤を塗布する。
そして、図8及び図9に示すように、磁石30の長さ方向一端(軸方向一端)を、開放端22bの軸方向外側から案内溝45内に向けて差し込んだ後、当該磁石30を、案内溝45内において、収納部42内に向けて滑らす。このとき、図9に示すように、磁石30の外周面30aと円筒部22の内周面22cとの間には、隙間Sが形成されているため、その外周面30aが内周面22cの磁石固定位置と必要以上に接触しないため、磁石30を収納部42内に向けて容易に滑らすことができる。
次いで、図10に示すように、磁石30を更に滑らせて、その長さ方向一端を収納枠部41の内壁面41cに突き当てた後、当該磁石30を収納部42内に嵌め込む。これにより、収納部42内に嵌め込まれた磁石30は、内周面22cの磁石固定位置に固着される。
なお、磁石30を案内溝45内において滑らす場合には、図9の2点鎖線で示すように、磁石30を前傾状態として、その長さ方向一端を内周面22c上において滑らすようにしても構わない。また、その場合に、径方向において対向し、且つ、軸方向に延びる内壁面41cを、磁石30の幅方向両側部(周方向両側部)を案内するための案内面として使用しても構わない。
従って、本発明に係る永久磁石式回転電機1によれば、回転子12の内周面22cに固定可能としたマグネットホルダ40に、案内溝45を設けることにより、磁石30の収納部42内への案内時において、磁石30の外周面30aと内周面22cとの間に、隙間Sを形成させることができる。これにより、磁石30が磁化済みであっても、磁石30の外周面30aを、内周面22cの磁石固定位置に対して必要以上に接触させることがなく、更に、固定しようとする磁石30を、固定子11における内周面22c及びこれ以外の部位や、既に固定済みの磁石30に吸着させてしまうおそれが無いので、当該磁石30を収納部42内に容易に収納することができる。よって、磁石30を容易に固定することができる。
更に、マグネットホルダ40に、係止部43及び突部46を形成することにより、マグネットホルダ40を軸方向及び周方向において高精度に位置決めすることができる。これにより、マグネットホルダ40の収納部42内に収納された磁石30についても、軸方向及び周方向において高精度に位置決めすることができる。
また、本発明に係る磁石固定方法によれば、磁石30を、隙間Sを維持しながら、案内溝45内において収納部42内に向けて滑らせることができる。これにより、磁石30が磁化済みであっても、磁石30の外周面30aを、内周面22cの磁石固定位置に対して必要以上に接触させることがなく、更に、固定しようとする磁石30を、固定子11における内周面22c及びこれ以外の部位や、既に固定済みの磁石30に吸着させてしまうおそれが無いので、当該磁石30を収納部42内に容易に収納することができる。よって、磁石30を容易に固定することができる。
1 永久磁石式回転電機
11 固定子
12 回転子
13 固定軸
14 軸受
21 中空軸部
22 円筒部
22a 底部
22b 開放端
22c 内周面
22d 嵌合孔
30 永久磁石
30a 外周面
30b 内周面
40 マグネットホルダ
41 収納枠部
41a 外周面
41b 内周面
41c 内壁面
42 収納部
43 係止部
44 ねじ孔
45 案内溝
45a 底面
46 突部
50 ねじ
S 隙間

Claims (5)

  1. 固定フレームに固定される固定子と、
    回転可能に支持され、前記固定子の周囲を径方向外側から囲む複数の永久磁石が、内周面に周方向において等間隔で固定される回転子と、
    前記回転子の内周面に固定され、前記永久磁石を軸方向及び周方向に位置決めするマグネットホルダとを備え、
    前記マグネットホルダは、
    外周面が前記回転子の内周面に対接し、枠状をなす枠部と、
    前記枠部の枠内に形成され、前記永久磁石を収納する収納部と、
    前記収納部内に連通するように軸方向に延在すると共に、底面が前記回転子の内周面よりも径方向内側で、且つ、前記枠部の内周面よりも径方向外側に位置するように径方向外側に向けて凹み、前記永久磁石を前記収納部内に向けて軸方向に沿って案内する案内溝とを有し、
    前記案内溝は、前記枠部の軸方向一端であって、前記永久磁石を差し込む方向に対して前記収納部の上流側に形成されている
    ことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  2. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記マグネットホルダは、
    前記回転子の一端に軸方向において係止する係止部を有する
    ことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  3. 請求項1または2に記載の永久磁石式回転電機において、
    前記マグネットホルダは、
    軸方向に向けて突出し、前記回転子の内周面に形成される嵌合孔と嵌合する突部を有する
    ことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の永久磁石式回転電機において、
    前記マグネットホルダは、
    前記案内溝が形成された前記枠部を、周方向において一定の間隔で複数有する
    ことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  5. 固定子の周囲を径方向外側から囲む複数の永久磁石を、回転子の内周面に固定するのに先立って、前記永久磁石を軸方向及び周方向に位置決めするためのマグネットホルダを、前記回転子の内周面に固定し、
    前記マグネットホルダの本体を構成する枠部の軸方向一端であって、前記永久磁石を滑らせる方向に対して前記収納部の上流側に軸方向に沿って形成された案内溝内に、前記永久磁石を差し込み、
    前記永久磁石を、前記永久磁石の外周面と前記回転子の内周面との間における径方向の隙間を維持しながら、前記案内溝内において前記枠部の枠内空間となる収納部内に向けて滑らせた後、前記収納部内に嵌め込んで、前記回転子の内周面に固定する
    ことを特徴とする永久磁石式回転電機の磁石固定方法。
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