JP2017064688A - 分離洗浄処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投入されたし渣が掻揚駆動側とその受側との間に咬み込んで運転停止や損傷などのトラブルの発生を防止するようにした分離洗浄処理装置の提供。
【解決手段】し渣掻き出し装置60は、処理槽1内の低い位置に水平軸状に架設された下部ホイール軸65と、処理槽外部に水平軸状に架設された上部ホイール軸64と、これら上下ホイール軸の各両端に設けられたホイール70,71と、両ホイール間に掛けられた左右のチェーン・ベルト73などの周回伝導材と、これら左右の周回伝導材間に装架されて周方向に一定の間隔を置いて配備されたし渣掻き揚げ板76とを備え、前記周回伝導材は、下回りにおいて掻き揚げ態勢となるように回転方向が規定されているとともに、外周軌道に添うべく多数通口を有するスクリーン78が設けられ、このスクリーンの上側の洗浄水域は撹拌可能とされるとともに、スクリーンの外側部にはし渣排出用のシュート80が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、分離洗浄処理装置に関する。
本出願人は、セシウムなどの放射性物質に汚染された物質からの除染が効率的かつ確実に行われるとともに分離除去された放射性物質の後処理も極く減容されたもとで容易になされるようにした放射性物質分離除去方法を先に提供した。その内容は特許文献1に開示されている。
特許第5050155号 特許第5753992号
上記特許文献1による技術は、放射性物質の分離除去装置についてのもので、同装置は、上部を矩形筒状とし下部を下向き窄まりの筒状とした処理槽を本体として備えている。この処理槽内には、上部と下部の給水口を通じて洗浄水が適宜供給可能とされ、その槽内水面はオーバーフロー口により規定されるようになっているとともに、上部の投入口からは汚染土壌(汚染された物質)が投入されるようになっている。尚、ここでは汚染物質は放射性物質のことを指し、汚染された物質とは放射性物質で汚染された結果としての物質のことを指している。
処理槽内に投入された汚染土壌は洗浄水内を沈降してゆき、縦向きの接触分離パイプ内に導入されるようになっている。接触分離パイプは垂直な長いパイプ部分と上端のエルボ部分とを備えその内部が接触分離路となっている。この接触分離路内には、直径が25mm前後の合成ゴム球で比重が1.02前後の接触除去ピースの多数個が洗浄水とともに上昇されるようになっている。この上昇は、上部と下部に連通されたパイプからのエアーの供給によるものである。この上昇とともに接触分離パイプの下端口からは槽内を沈降してくるもの(汚染されたあるいは洗浄された物質)が誘引水とともに接触分離路内へと導入され供給されたエアーに浮力を得て接触除去ピースとともに上昇してゆくようになっている。接触分離パイプの下端開口には、同パイプ下端から接触除去ピースが脱落しないように透過メッシュが装着されている。
接触分離パイプの上端には分別槽が接続して設けられている。同分別槽は、処理槽の略中央上位にあって水面を境にして上下にあるように固定して設けられている。この分別槽の前面には、網状あるいは柵状もしくは多孔板状の分別メッシュが水面を境に上下に亘るようにしてセットされていて、洗浄済みの微細な物質については透過させて分別槽外である処理槽内に戻し沈降あるいは再び接触分離パイプ内に誘引させるようにする一方、接触除去ピースなど分別メッシュによる透過規制を受けたものについては還流パイプ内を通じて接触分離パイプ内に還流させ繰り返し洗浄作用を行わせるようにする。
こうした処理槽内には、下部給水口を通じて洗浄水(洗浄流体)が導入され、オーバーフローにより水位が規定のレベルになった時点で、放射性物質(セシウム)で汚染された汚染土壌(あるいは汚泥など)が投入口を通じて投入される。洗浄水の供給と接触分離路内へのエアーの供給は連続的になされる。一方、投入された汚染土壌は、洗浄水内を沈降してゆく。接触分離路内では、外部からのエアーの供給により上昇流を発生しつつ下端から吸引力を発生した状況にあるので、前記沈降してきた汚染土壌を接触分離パイプの下端より吸引して接触分離路内へと上昇してゆく。上昇中の汚染土壌は、供給される上昇エアーと洗浄水の中で多数の接触除去ピースと接触を繰返しながら上昇し、これにより、砂・礫などの固粒子からシルトや粘土分(0.002mmまでのものとそれより小さく浮遊質の極微細粒子とがある)が分離され、さらに放射性物質までも分離される。これらの分離したものは洗浄水および接触除去ピースとともに分別槽内に導入されるが、接触除去ピースについては分別メッシュによる透過規制により還流パイプを通じて元の接触分離路内に戻される。ここで、少し重い未分離物については同じく還流されて再び接触除去ピースによる分離作用を受けることになる。
一方、分別槽内の固粒子・シルト・粘土分・放射性物質は、分別メッシュの孔を透過して処理槽内に戻される。戻された固粒子・シルトおよび0.002mm以上の粘土分は、処理槽内を沈降して底部内に沈澱したり一部は接触分離路内に誘引されて再度接触分離作用を受けるものもある。粘土分のうち0.002mmより微細な極微細粒子は放射性物質とともに洗浄水中で浮遊・浮上する傾向になり、これらは、下部給水口からの給水が連続してなされているので、オーバーフロー口から逐次自動排出され、その排出物を凝集沈澱後、脱水あるいは乾燥処理したのち密閉梱包する等の後処理をする。その結果物は減容化したものとなる。こうした分離処理が一定になされると、下部給水口からの給水と接触分離パイプへのエアー供給が停止され、これにより、連続運転は停止状態となる。停止状態になると、処理槽内で浮遊するものは砂礫やシルトのように沈降するものと粘土分のように浮遊するものとに分けられ、沈澱物は例えば、沈澱したあと排出される一方、沈澱物以外のその上側で浮遊する粘土分は中段バルブを開くことで排出処理される。
特許文献1に示す分離除去装置は主に汚染土壌を対象として処理できるように構成したものであったが、これを実際には土壌質のものだけでなく枝木や枯葉、紙類や樹脂片など様々なもの、いわゆるし渣が混ざってくるものであり、また一方、同装置は前記汚染物質関係を処理対象とする以外に、下水処理設備の沈砂池から導かれるし渣混じりの沈砂(汚砂)を対象とする場合もある。そうした場合、前記分離除去装置内にし渣混じりのものが投入されると、同装置内には、し渣を捕捉処理する手段が設けられていないため、し渣が装置内を回ると各所に目詰まりを起こして本来の沈砂の洗浄運転ができなくなるだけでなく、運転正常化のために頻繁にメンテナンスを要することとなる。
特許文献2はそうした問題を解決しようとするもので、沈砂や汚染土壌などの洗浄対象物にし渣を含むものとして投入されても初期段階においてし渣を分離除去してその分離除去分のみが目詰まりなく効率的に洗浄処理されるようにした分離洗浄処理装置を提供することを目的とするものである。
特許文献2は、下部が窄まり状の槽体をしておりその槽内の所定水位まで洗浄水として給水可能な給水手段と槽内の洗浄水を一定レベルまで排出可能な中間排水手段および前記窄まり状下部に設けた沈澱物排出手段とを有するとともに槽上部には沈砂や汚染土壌などの洗浄対象物をし渣混じりのものとして投入可能な投入口が設けられる一方水面に浮遊するものを洗浄水とともに適宜に槽外に排出可能な浮遊物排出装置を有する処理槽と、複数個の接触除去ピースを落下規制された状態で内有する縦パイプとして処理槽内に設置されるとともに給気手段からの給気による上昇作用によりパイプ下端より処理槽内の沈降物である洗浄対象物を洗浄水とともに誘引しかつ上昇させるようにする接触分離パイプと、前記所定水位を境に上下に亘るようにして処理槽内に設置される槽体でその槽背面の上部には接触分離パイプの上端出口が連通状に接続されるとともに接触分離パイプの上端出口に対面する槽前面の上部は接触除去ピースの透過を規制しつつ洗浄分離したものを洗浄水とともに槽外に流出可能な分別メッシュとされ槽前面の下部は分別メッシュからの接触除去ピースなどを下降案内する誘導板部とされている分別槽と、分別槽底部と接触分離パイプ上下高さ位置との間を連通状に接続する還流パイプとを有し、前記処理槽の上部には、投入口から投入されるし渣混じりの洗浄対象物からし渣のみを捕捉するための傾斜式スクリーンが設けられ、同スクリーンは、一定の隙間を存して左右幅方向に列状をなす多数のスクリーン片で形成されてその傾斜方向下端基部を分別槽の前記槽前面である水面下に没した状態で対応位置させる一方傾斜方向上端は処理槽の槽外である水面よりも上レベルに位置するようにして傾斜状に設置されるとともに、スクリーンには、し渣をスクリーン上端外側まで掻き出すし渣掻き出し装置が平行して設置されている分離洗浄処理装置であって、前記し渣掻き出し装置は、前記傾斜方向の上下に回転駆動自在に設けられたスプロケット軸と、これら各スプロケット軸の両端に設けられたスプロケットと、上下のスプロケット間に掛けられた左右のチェーンと、これら左右のチェーン間に装架されたレーキ軸と、レーキ軸に添って外周向きに突設された状態で複数本配列され前記多数のスクリーン片間の隙間に臨んでし渣を上向きに掻き送るようにするレーキとを備えるもので、このし渣掻き出し装置は、上回りにおけるレーキが上向きに突出したままスクリーンの上側からし渣洗浄域内を下向きに移動して下回りに転回しまた転回後の下回りにおけるレーキが下向きに突出したまま前記隙間内を掻き送りのため移動するように傾斜式スクリーンの上側に添った状態に配置されていることを特徴とするものとして構成されている。
この分離洗浄処理装置は、循環運動する複数本のレーキとその下側に配置されたスクリーンとを備えてレーキが上回りを通ってさらに下回りに回転したところでスクリーンのスリット内に掻き入りそのまま斜め上方へ運動することでスクリーン上のし渣のみを掻き揚げて排出するように構成されている。投入口からはし渣混じりの沈砂類など洗浄対象物が投入されるが、通常であると、スクリーン下部の上側水域であるし渣洗浄域を通じてスクリーン上に導かれることでそこを通るレーキによって捕捉されて洗浄後のし渣を掻き揚げするように設定してある。しかし、レーキは下回りだけでなく上回りにも循環運動してゆくものであり、上回りを運動してゆく間には投入口の下方に対応することもあり、このようにレーキが投入口の下方に対応したところにし渣混じりの洗浄対象物がまとまって集塊状をなして落とし込まれるとそのまま掻き降ろしさらにスプロケット軸回りに持ち回されてのちスクリーンのスリット内へと掻き入るように作用する結果、掻き入る際に集塊状をしたし渣を激しく咬み込むというトラブルが発生した。また、し渣を激しく咬み込みやすいことからレーキがスクリーンに添って掻き揚げ運動する際のし渣は強く押し潰されたままで掻き揚げられるものとなり、その結果、掻き揚げ中に撹拌洗浄を受けにくくなることから、し渣と沈砂類との分離作用が効果的に得られず、し渣にあっては沈砂が多く付着したままでそのまま掻き揚げ排出される一方でし渣から分離されるはずの沈砂分は非常に少なくなって次の槽内での分離処理対象分が想定程多く得らず、分離洗浄効果が全体として想定程度に得られなくなっていたのが実状である。
本発明はこうした問題を解決するためになされたもので、投入されるし渣混じりの洗浄対象物からし渣と洗浄対象物とがより効果的に分離してし渣は洗浄対象物の付着しない好ましい状態にして排出される一方洗浄対象物はより多く分離されて槽内により多く持ち込まれて洗浄処理されるようにされ、また投入されたし渣が掻揚駆動側とその受側との間に咬み込んで運転停止や損傷などのトラブルの発生を防止するようにした分離洗浄処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、下部が窄まり状の槽体となった処理槽を備え、この処理槽は、沈砂や汚染土壌などの洗浄対象物をし渣混じりのものとして投入可能とされた投入手段と、投入手段の下方にあって投入されたし渣混じりの洗浄対象物を受け入れるとともに洗浄対象物とし渣とを分離処理したあと洗浄対象物は下方の処理槽内にまたし渣は処理槽外に排出処理するようにしたし渣掻き出し装置を備えるとともに、洗浄水として所定の高い水位まで給水が可能な給水手段と、槽内の洗浄水を一定の低い水位まで排出可能な中間排水手段と、前記窄まり状槽下部に設けられて最終的な沈澱物を排出可能な沈澱物排出手段と、処理槽上部において水面に浮遊してくるものを槽外に排出可能な浮遊物排出装置とを有し、かつ、前記処理槽内には、給気手段を有して内部に上昇流を発生させる縦パイプ状の接触分離パイプが設けられ、この接触分離パイプ内に槽内を沈降してくる洗浄対象物を洗浄水とともにパイプ下端を通じて誘引してのち給気による上昇力が作用しかつ複数個の接触除去ピースを同時に上昇させるなか洗浄対象物が接触撹拌洗浄を受けるようにするとともにパイプから槽内に排出され沈降してきたものは洗浄のため再度パイプ内に誘引可能として水面に浮遊してくるものと沈降してゆくものおよびそれ以外の中間浮遊物とに分離処理しそれぞれが排出処理されるようになっている分離洗浄処理装置であって、前記し渣掻き出し装置は、前記処理槽内における高い水位よりも没した低い位置に水平軸状に架設された下部ホイール軸と、前記高い水位よりも上方の処理槽外部に相当する位置に水平軸状に架設された上部ホイール軸と、これら上下ホイール軸の各両端に設けられたホイールと、これらホイールのうち上下に対応する関係の両ホイール間に掛けられた左右のチェーン・ベルトなどの周回伝導材と、これら左右の周回伝導材間に装架されて周方向に一定の間隔を置いて配備されたし渣掻き揚げ板とを備え、前記周回伝導材は、下回りにおいて掻き揚げ態勢となるように回転方向が規定されているとともに、前記し渣掻き出し装置には、し渣掻き揚げ板の下回りを運動する外周軌道に添うべく多数通口を有するスクリーンが設けられ、このスクリーンの上側の洗浄水域は撹拌手段で撹拌可能とされるとともに、スクリーンの外側部にはし渣排出用のシュートが設けられていることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載の発明は、下部が窄まり状の槽体となった処理槽を備え、この処理槽は、沈砂や汚染土壌などの洗浄対象物をし渣混じりのものとして投入可能とされた投入手段と、投入手段の下方にあって投入されたし渣混じりの洗浄対象物を受け入れるとともに洗浄対象物とし渣とを分離処理したあと洗浄対象物は下方の処理槽内にまたし渣は処理槽外に排出処理するようにしたし渣掻き出し装置を備えるとともに、洗浄水として所定の高い水位まで給水が可能な給水手段と、槽内の洗浄水を一定の低い水位まで排出可能な中間排水手段と、前記窄まり状槽下部に設けられて最終的な沈澱物を排出可能な沈澱物排出手段と、処理槽上部において水面に浮遊してくるものを槽外に排出可能な浮遊物排出装置とを有し、かつ、前記処理槽内には、給気手段を有して内部に上昇流を発生させる縦パイプ状の接触分離パイプが設けられ、この接触分離パイプ内に槽内を沈降してくる洗浄対象物を洗浄水とともにパイプ下端を通じて誘引してのち給気による上昇力が作用しかつ複数個の接触除去ピースを同時に上昇させるなか洗浄対象物が接触撹拌洗浄を受けるようにするとともにパイプから槽内に排出され沈降してきたものは洗浄のため再度パイプ内に誘引可能として水面に浮遊してくるものと沈降してゆくものおよびそれ以外の中間浮遊物とに分離処理しそれぞれが排出処理されるようになっている分離洗浄処理装置であって、前記し渣掻き出し装置は、前記処理槽内における高い水位よりも没した低い位置に水平軸状に架設された下部ホイール軸と、前記高い水位よりも上方の処理槽外部に相当する位置に水平軸状に架設された上部ホイール軸と、これら上下ホイール軸の各両端に設けられたホイールと、これらホイールのうち上下に対応する関係の両ホイール間に掛けられた左右のチェーン・ベルトなどの周回伝導材と、これら左右の周回伝導材間に装架されて周方向に一定の間隔を置いて配備されたし渣掻き揚げ板とを備え、前記周回伝導材は、下回りにおいて掻き揚げ態勢となるように回転方向が規定されているとともに、前記し渣掻き出し装置には、し渣掻き揚げ板の下回りを運動する外周軌道に添うべく多数通口を有するスクリーンが設けられ、このスクリーンの上側の洗浄水域は撹拌手段で撹拌可能とされるとともに、スクリーンの外側部にはし渣排出用のシュートが設けられていることを特徴とするので、投入されるし渣混じりの洗浄対象物からし渣と洗浄対象物とがより効果的に分離してし渣は洗浄対象物の付着しない好ましい状態にして排出される一方洗浄対象物はより多く分離されて槽内により多く持ち込まれて洗浄処理されるようにされ、また投入されたし渣が掻揚駆動側とその受側との間に咬み込んで運転停止や損傷などのトラブルの発生を防止するようにした分離洗浄処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を図2のI−I線に対応して示す横断模式図。 図1のII−II線断面模式図。 図1のIII−III線拡大断面図。 図3のIV−IV線拡大断面図 他の実施形態を示す横断面図。
図1ないし図3は本発明の一実施形態を示している。Aは分離洗浄処理装置の全体を示し、同装置Aにおいて図1および図2の左側を前側とし右側を後(奥)側とするとともに図1の上下および図2の手前と向こう側に対応する方向を左右あるいは幅方向として以下説明する。
1はその本体である処理槽であり、図示しない架台により地上基盤より一定高さに縦筒状に設置されている。処理槽1は、上部が矩形の縦筒状で下部が下向きに窄まり状をしており、同処理槽1の上端は開放状とされていてもよいが、この実施形態では蓋2を備える。蓋2は、前後3枚に分かれており、それぞれが開閉できるようになっている。
処理槽1の前面には、上部と下部の給水管5,6が給水制御弁7から分岐して接続されている。8は水面(水位)で、給水管5,6のいずれかを通じて供給された洗浄水17により一定レベルに設定される。即ち、水面8は、浮遊物除去装置10のフロート11の上限高さ(復帰高さ)によって規定されるようになっている。給水管5,6や給水制御弁7などは給水手段を構成する。
尚、浮遊物除去装置10は、処理槽1の後部に突設した越流制御部12に設けられ、堰き止め部13とその上端の堰14および前記フロート11を備え、フロート11を堰駆動部15により昇降駆動するようになっている。そして、水面8上に浮上してくる浮遊物は、フロート11が押下げられることで矢印Dのように洗浄水17とともに呑み込まれオーバーフロー口18を通じて槽外に排出されるようになっている。フロート11が上方へ戻されると浮遊物の呑み込みは停止される。戻されたフロート11を越える給水分はオーバーフローされることから前記水面(水位)8が規定される。
処理槽1の窄まり状下部後面には中間排水弁(自動弁)19をもつ中間排水管20が接続され、この排水弁19を一定のタイミングで開くと排水管20からは、処理槽1内の洗浄水17が一旦抜き出され、同排水管20の開口高さで水抜きが停止される。これら19,20は中間排水手段を構成する。
処理槽1の窄まり状下部は垂直筒状の排出口部22として形成され、この口部22には沈澱物排出弁(自動弁)23が設けられるとともにその下方には沈澱物搬出手段(コンテナ)24が対応設置されている。これら22,23は沈澱物排出手段を構成する。
27は接触分離パイプで、その内部を接触分離路26とする断面丸形の縦パイプとして処理槽1内の左右幅間中央の後側位置を縦向きに通るようにして固定設置されている。固定方法はここで図示省略する。接触分離パイプ27は、直管状の主パイプ部28と、上端のエルボ部29、および下部の上昇促進パイプ30よりなり、主パイプ部28の下端には上誘引口28aが複数開けられているとともに、同主パイプ部28に接続した上昇促進パイプ30の下端の下誘引口31は排出口部22の沈降水域に臨むようにしてある。32は主パイプ28の下端に設けた透過メッシュで、接触分離パイプ27内に入れられた接触除去ピース33…が下へ抜け出すのを規制する一方矢印Eのように沈降してくる沈砂(洗浄対象物)34を洗浄水17とともに誘引するのを許す多孔として機能する。
接触分離パイプ27の主パイプ部28下寄り位置には、上部給気管36が接続されて給気駆動源(ブロアやコンプレッサ)37に接続されるとともに管上には流量計38や上部給気弁(自動弁)39が配備されている。同様に上昇促進パイプ30にも下部給気管40が接続されて給気駆動源37に接続されるとともに管上には流量計41や下部給気弁(自動弁)42が配備されている。これにより、上昇促進パイプ30内および主パイプ部28内に一定の制御により給気が可能になっている。接触分離パイプ27内には洗浄水17が入れられるとともに接触除去ピース33…の多数個も内有した状態にありそこに給気が導入されると上昇力を得て矢印F2のように下誘引口31から沈降物である洗浄対象物34を洗浄水17とともに誘引しさらに主パイプ部28内ではこれらに接触除去ピース33…が組み合わさった攪拌状態で矢印Gのように上昇作用する。接触除去ピース33は、特許公報1でも開示されているように直径が25mm前後の合成ゴムよりなる球形で比重が1.02前後のもの多数個を使用する。
45は分別槽であり、処理槽1の左右壁をそのものの左右側壁とするとともに背板46と前板とを有し、水面(水位)8を境に上下に亘るようにして処理槽1内の接触分離パイプ27前側に固定設置されている。背板46の水面8より上位となる位置には、接触分離パイプ27の上端出口35が連通状に接続されるとともに、上端出口35に対面する前板部分上部は、接触除去ピース33…の透過を規制しつつ洗浄分離したものを洗浄水17とともに矢印Hのように槽外に流出可能な分別メッシュ47とされ槽前面の下部は分別メッシュ47からの接触除去ピース33…などを矢印Jのように下降案内する誘導板部48とされている。誘導板部48は、その上端を水面8より少し上方に突き出した状態にし、また分別メッシュ47はその上端以上の高さ範囲に垂直面状に設けられている。
50は還流パイプで、分別槽45の底部と接触分離パイプ27の上下高さ位置である下部との間を連通状に接続して分別槽45からの回収物を接触分離パイプ27内に戻して再び攪拌洗浄を行わせる役目をする。
こうした分離洗浄処理装置Aの分別槽45よりも前方位置には、投入されるし渣混じりの洗浄対象物(沈砂や汚砂あるいは汚染土壌・土砂など)からし渣のみを捕捉し他の洗浄対象物は処理槽1内に沈降させて洗浄の対象とするためのし渣掻き出し装置60が設けられている。
し渣掻き出し装置60は、投入パイプ61の投入口62から投入されるし渣混じりの洗浄対象物(沈砂や汚砂など)を受け入れるとともに洗浄対象物とし渣とを分離処理したあと洗浄対象物は下方の処理槽1内にまたし渣は処理槽1外に排出処理するようにしたものである。前記し渣掻き出し装置60は、前記処理槽1内における高い水位8よりも没した低い位置で誘導板部48の手前に近寄った位置に水平軸状に架設された下部スプロケット軸(下部ホイール軸)65と、前記高い水位8よりも上方の処理槽1外部に相当する位置に水平軸状に架設された上部スプロケット軸(上部ホイール軸)64とを備える。投入口62の下方には部分球形をした拡散制御盤66を設けて投入されてくるし渣混じりの洗浄対象物を四方に拡散してし渣洗浄域K内に分配できるようにしてもよい。
下部スプロケット軸65は、水位8よりも50ないし80cm程度水面下で前記誘導板部48寄りの位置に横架され、その両端は処理槽1の左右壁に回転自在に支持される。上部スプロケット軸64は、処理槽1の前側上部に斜め立上り状に突設された傾斜突部67の内部に左右横軸状をなして回転自在に支持されている。上部スプロケット軸64は、水位8よりも80ないし90cm程度水面上に位置している。上下スプロケット軸64,65は互いに平行軸状で、上部スプロケット軸64の外部には減速装置付きのモーターである回転駆動源68が連結されてX方向に回転駆動されるようになっている。
前記し渣掻き出し装置60は、上部スプロケット軸64の両端に設けられた駆動スプロケット(駆動ホイール)70と、下部スプロケット軸65の両端に設けられた従動スプロケット(従動ホイール)71とを有する。これらスプロケット70,71のうち上下に対応する関係の両スプロケット70,71間には左右一対のチェーン(周回伝導材)73,73が掛けられ、このチェーン73は図2に示すように側方からみると下部の水平な部分と上部の斜め上がりの傾斜した部分とからなり、その屈曲した個所には上下一対ずつのアイドルスプロケット74が設けられている。チェーン73は、下回りにおいて掻き揚げ姿勢となるように回転方向Xが規定されている。チェーン73はプレート式の他にリンクチェーン式であってもよく、また、周回伝導材73としてはタイミングベルトなどその他も含まれる。
これら左右のチェーン73,73間には、L字形の取付片73aを介してし渣掻き揚げ板76が装架されている。このし渣掻き揚げ板76は、金属あるいは樹脂製メッシュでなる横長矩形状本体aとその端側の多孔状ゴム板bとからなり、チェーンプレートの2ないし3枚置きに外周向きに突出するようにして設けられている。前記チェーン73は、下回りにおいて掻き揚げ態勢となるように回転方向Xが決められているとともに、し渣掻き揚げ板76の下回りを運動する外周軌道に添うべく多数通口を有するスクリーン78が設けられている。スクリーン78は、し渣は通さないが洗浄対象物と洗浄水は通すようにする例えば、SUSなどのパンチングメタル製のもので、ここでは、水平な下部aと30°程度立ち上がるように傾斜する上部bとを有すると共に下回りにおいてし渣掻き揚げ板76の周回軌道に添う形をした周回軌道部cおよび同軌道部cと誘導板部48とをつなぐ背板部dとを有する。このスクリーン78の外側部には、傾斜突部67に屈曲して連続する下向きパイプ状のし渣排出用のシュート80が設けられている。その下方には、し渣コンテナ81が対応設置してあるとともに、シュート80の上端内にはし渣掻き揚げ板76に付着残留するし渣その他のものを吹き付けて落とす水噴射パイプ82が対向配置されている。上部bは図2に仮想線で示すように45°に立ち上がるようにして下部aを長くし水域Kを分離に有利な広い水域を取るようにしてもよい。
図2における85は横向きの散気パイプ(撹拌手段の一つ)で、SUSなどのリップ付き溝型材でなり、この実施形態では下部aに3列、上部bの下側2列にリップ部分を溶接することによりスクリーン80の底面に補強材を兼ねた状態で横向きに固定してある。散気パイプ85の上面は一定の幅をもつ開口になっており、この開口はスクリーン80の横に向く多数の通口に連通するように合致されて散気パイプ85からのエアーが通口を通じて水域K内に強く噴射されるようになっている。散気パイプ85はスクリーン80の下方に離れて設けられていればスクリーン通口に弱い散気しか通じ得ないが、前記のようにスクリーン85に直接散気パイプ85を装着すると強い散気が得られる。散気パイプ85の一端には図3のように給気パイプ86がそれぞれ接続されている。87は補強材で、上部bの上2列に固定したリップ付き溝型材で横向きにしてある。この補強材87には給気パイプ86は接続されない。図2の矢印Yはスクリーン78の通口e…を通過して沈降してゆく洗浄対象物や洗浄水などである。散気パイプは、図3のように、縦向き散気パイプ88として設けたり、縦・横双方の散気パイプ85、88を格子状にして互いに連通するように備えてもよい。
尚、上部給水管5は、図2に示すように、処理槽1の水位8以下に対応する左右側壁あるいは一方の側壁位置に単一あるいは複数し渣洗浄域Kに臨むように開口配備して投入前後から一定時間洗浄水を噴射できるようにしてもよい。この場合、エアーを同時噴射して曝気水流としてもよい。上部給水管5は撹拌手段の一つを構成する。散気パイプ85と給水管5とは、いずれか一方あるいは双方を構成する。また、スクリーン78は、図4に示すように、ウエッジワイヤー90を幅方向に一定隙間を置いて並列配置したものを本体としそれらを1つの柵状に一体化するための平行複数本のサポートロッドを給気パイプ91を兼ねるものとして構成してもよい。給気パイプ91は丸パイプにしてあるが、四角パイプにしてもよい。
分離洗浄処理装置Aの処理槽1には、下部給水管6を通じて給水がなされ高位の水面(水位)8が設定される。その後、処理槽1内のし渣洗浄域Kには、投入口62を通じて矢印Cのようにし渣混じりの洗浄対象物(沈砂・汚砂など)が投入される。投入に相前後して、散気パイプ85…から散気がなされるとともにスプロケット70がX方向に回転駆動されてし渣掻き出し装置60はその下回りにおいて掻き揚げ側となるように連続回転される。し渣掻き揚げ板76…は上回りを下向きに駆動されたあと周回軌道部c内を下回りへと回転してゆき下部a上を運動してゆき分離したし渣を掻き揚げてシュート80からコンテナ81へと排出する。この掻き揚げ駆動と散気は数分間(例えば、5〜10分間)なされる。し渣洗浄域K内に投入されたし渣混じり洗浄対象物は、拡散制御盤66を経て拡散して落下する傾向となり、上回りにし渣掻き揚げ板76に集塊状に掛るようなこともなくスクリーン78上に導かれる。仮にし渣が上回りのし渣掻き揚げ板76上に掛るようなことがあっても散気によりあるいは給水管5からの水噴射により水域K内で撹拌されて拡散し下回りに集塊のまま回し込まれることはなくなる。こうした拡散によりし渣と洗浄対象物とが効果的に分離されることになる。分離されたし渣はし渣掻き揚げ板76…によりX方向に掻き揚げられシュート80からコンテナ81へと排出処理される。
し渣掻き揚げ板76…の回転駆動および散気が停止されると、給水がなされて水面(水位)8が確保されるとともに給気駆動源37が始動されることにより上昇促進パイプ30と接触分離パイプ27内には矢印Gのように強制的な上昇流が発生する。給水は継続される。前記上昇流により上誘引口28aや下誘引口31からは矢印F1、F2のように沈砂である沈降物が洗浄水とともに吸引されかつ接触除去ピース33…や洗浄水とともに攪拌上昇されることによってパイプ27内部で洗浄処理が行われる。
洗浄を受けた沈砂は分離されたものや接触除去ピース33…および洗浄水を伴って上端出口35から分別槽45内へと流出する。流出してくるもののうち分離付着物や洗砂それに洗浄水については矢印Hのように分別メッシュ47を通じて分別槽45外に流出される。一方、分別メッシュ47による透過規制を受けた接触除去ピース33…は、少し重い未分離物や洗浄水などとともに還流パイプ50を通じて接触分離パイプ27内に還流され再び接触除去ピース33…による攪拌洗浄を受けることになる。
処理槽1内に流出したもののうち重いものは洗浄水17中を沈降してゆき、処理槽1の底部内に沈澱したり一部は矢印F1,F2のように再び接触分離路26内に誘引・上昇され攪拌洗浄される。沈澱したものは、一定時間の連続運転後にまとめて排出するようにする。流出したもののうち軽い浮遊物は、下部給水管6からの給水がなされかつ上部給水管5からの給水により押し寄せ作用が働いていることからフロート11の押下げにより流出しオーバーフロー口18を通じて排出処理される。
こうした分離処理が一定時間なされると、給水と給気運転が停止される。給水と給気運転が停止されたあとの処理槽1内では、洗浄水中で浮遊するものと沈降するものとに分けられ、浮遊するものについては、中間排水弁19を開くことで排出処理され、沈降したものについてはその後開かれる排出弁23により沈澱物搬出手段24へと排出される。尚、ここで沈澱物を排出せず、前記中間排水弁19による排水後、再び給水により水面8まで水位を上昇させ給気により沈澱物を吸上げて繰返し攪拌洗浄を行い、最終的に沈澱物を排出するようにすることがある。こうした排水と給水および給気が繰り返されることで洗浄効果が高まる。
前記ではし渣掻き揚げバケット76は回転停止したあとで接触除去ピース33による洗浄運転に入るようにしたが、し渣掻き揚げバケット76の回転中に洗浄運転に入るようにしてもよい。その場合、分離槽45からのエアー混じりの流出水Hが水域Kに流入することでし渣と洗浄対象物とを撹拌洗浄がさらに効果的になされるようになる。
図6は他の実施形態を示す。接触分離パイプ27は、分離槽45および還流パイプ50を備えず、そのエルボ部29の端口29aを直接水面8に対面するようにして沈降してくる接触除去ピース33…や洗浄対象物および洗浄水を接触分離パイプ27の下端口27aに還流させ再吸い揚げするように構成する場合もある。この場合、下端口27aの下方には排出口部22を横断する透過メッシュ32を備えて、接触除去ピース33…を還流させるようにし、また、そのメッシュ32には上昇促進パイプ30を貫通式に備えて下部給気管40からの供給エアーによる上昇力を接触分離パイプ27内に与えるように構成する。図1ないし図5と機能的に同じ構成部分は同じ符号を付す。尚、チェーン73は、図6の左下欄に示すように、下部を水平でなく少し立ち上がらせた角度にしたり、上部および下部を傾斜方向に直線型にしてもよい。し渣洗浄域Kには水噴射用の上部給水管5を臨ませて撹拌分離をより積極的に行うようにしてもよい。また、図6の上欄のように、投入口62の下方には部分球殻形あるいは2面折り曲げ板状をした拡散制御盤66を配置して投入物をK内の左右あるいは前後に拡散させて分離がより速く確実になされるようにしてもよい。93は仕切板である。
A…分離洗浄処理装置 1…処理槽 5…上部給水管(撹拌手段の一つ) 8…水面 10…浮遊物除去装置 17…洗浄水 20…中間排水管 27…接触分離パイプ 33…接触除去ピース 34…洗浄対象物 60…し渣掻き出し装置 61…投入パイプ 62…投入口 64,65…スプロケット軸(ホイール軸) 68…回転駆動源 70,71…スプロケット(ホイール) 73…チェーン(周回伝導材) 76…し渣掻き揚げ板 80…し渣排出用シュート 85,88,91…散気パイプ(撹拌手段の一つ)。
本発明の一実施形態を図2のI−I線に対応して示す横断模式図。 図1のII−II線断面模式図。 図1のIII−III線拡大断面図。 図3のIV−IV線拡大断面図 他の実施形態を示す横断面図。 他の実施形態を示す装置縦断模式図。

Claims (1)

  1. 下部が窄まり状の槽体となった処理槽を備え、この処理槽は、沈砂や汚染土壌などの洗浄対象物をし渣混じりのものとして投入可能とされた投入手段と、投入手段の下方にあって投入されたし渣混じりの洗浄対象物を受け入れるとともに洗浄対象物とし渣とを分離処理したあと洗浄対象物は下方の処理槽内にまたし渣は処理槽外に排出処理するようにしたし渣掻き出し装置を備えるとともに、洗浄水として所定の高い水位まで給水が可能な給水手段と、槽内の洗浄水を一定の低い水位まで排出可能な中間排水手段と、前記窄まり状槽下部に設けられて最終的な沈澱物を排出可能な沈澱物排出手段と、処理槽上部において水面に浮遊してくるものを槽外に排出可能な浮遊物排出装置とを有し、かつ、前記処理槽内には、給気手段を有して内部に上昇流を発生させる縦パイプ状の接触分離パイプが設けられ、この接触分離パイプ内に槽内を沈降してくる洗浄対象物を洗浄水とともにパイプ下端を通じて誘引してのち給気による上昇力が作用しかつ複数個の接触除去ピースを同時に上昇させるなか洗浄対象物が接触撹拌洗浄を受けるようにするとともにパイプから槽内に排出され沈降してきたものは洗浄のため再度パイプ内に誘引可能として水面に浮遊してくるものと沈降してゆくものおよびそれ以外の中間浮遊物とに分離処理しそれぞれが排出処理されるようになっている分離洗浄処理装置であって、前記し渣掻き出し装置は、前記処理槽内における高い水位よりも没した低い位置に水平軸状に架設された下部ホイール軸と、前記高い水位よりも上方の処理槽外部に相当する位置に水平軸状に架設された上部ホイール軸を、これら上下ホイール軸の各両端に設けられたホイールと、これらホイールのうち上下に対応する関係の両ホイール間に掛けられた左右のチェーン・ベルトなどの周回伝導材と、これら左右の周回伝導材間に装架されて周方向に一定の間隔を置いて配備されたし渣掻き揚げ板とを備え、前記周回伝導材は、下回りにおいて掻き揚げ態勢となるように回転方向が規定されているとともに、前記し渣掻き出し装置には、し渣掻き揚げ板の下回りを運動する外周軌道に添うべく多数通口を有するスクリーンが設けられ、このスクリーンの上側の洗浄水域は撹拌手段で撹拌可能とされるとともに、スクリーンの外側部にはし渣排出用のシュートが設けられていることを特徴とする分離洗浄処理装置。
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