JP2001129426A - 洗浄処理装置 - Google Patents

洗浄処理装置

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JP2001129426A
JP2001129426A JP2000246050A JP2000246050A JP2001129426A JP 2001129426 A JP2001129426 A JP 2001129426A JP 2000246050 A JP2000246050 A JP 2000246050A JP 2000246050 A JP2000246050 A JP 2000246050A JP 2001129426 A JP2001129426 A JP 2001129426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 し渣および/または汚砂が分離促進ピースの
循環運動により分離浮上物と沈降する砂泥に有効に分離
処理されるようにした洗浄処理装置を提供すること。 【解決手段】 し渣および/または汚砂が導入される処
理槽を備え、同処理槽では、これらに含まれるものを分
離浮上物として分離浮上させて槽外に取り出す一方分離
浮上物が分離され洗浄処理された砂泥が外部に排出され
るように構成されている洗浄処理装置であって、処理槽
は、し渣および/または汚砂を槽内に導入する手段と、
槽内の汚水を排出する手段と、洗浄水供給手段と、洗浄
済みの砂泥を排出する手段とを備えるとともに、処理槽
内には、同処理槽に導入されたものがエアーおよび/ま
たは水の上昇力により複数個の分離促進ピースとともに
上昇する接触浮上路が縦向きに伸びるように形成される
とともに、同処理槽内には、接触浮上路内での上昇流が
分離促進ピースとともに再び接触浮上路の下端に導入さ
れ接触浮上路とともに循環路を形成する沈降路が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗浄処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】水浄化処理場には、沈砂池が設けられ、
同沈砂池では、河川や一般家庭等からの汚水が導入さ
れ、そこで、し渣を掻き揚げるとともに、沈澱した汚砂
をポンプアップして処理する。
【0003】前記汚砂は、回収され焼却されて海に廃棄
したり再利用したりするのであるが、そのままではその
中に有機固形物類が多量に付着・混在しているため、そ
のまま廃棄すると広い廃棄場所が必要になったり、前記
再利用をするにしても、コンクリートに割れが発生する
等の問題が出てくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、汚砂をドラ
ムスクリーン等により粉砕しながら焼却処分することに
より有機固形物を微細化して前記のような問題が発生し
ないようにしているが、同方式は前記問題を解決するに
は今一つ有効でない。
【0005】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、し渣および/ま
たは汚砂が分離促進ピースの循環運動により分離浮上物
と沈降する砂泥に有効に分離処理されるようにした洗浄
処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、し渣および/または汚砂が
導入される処理槽を備え、同処理槽では、これらに含ま
れるものを分離浮上物として分離浮上させて槽外に取り
出す一方分離浮上物が分離され洗浄処理された砂泥が外
部に排出されるように構成されている洗浄処理装置であ
って、処理槽は、し渣および/または汚砂を槽内に導入
する手段と、槽内の汚水を排出する手段と、洗浄水供給
手段と、洗浄済みの砂泥を排出する手段とを備えるとと
もに、処理槽内には、同処理槽に導入されたものがエア
ーおよび/または水の上昇力により複数個の分離促進ピ
ースとともに上昇する接触浮上路が縦向きに伸びるよう
に形成されるとともに、同処理槽内には、接触浮上路内
での上昇流が分離促進ピースとともに再び接触浮上路の
下端に導入され接触浮上路とともに循環路を形成する沈
降路が形成されている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の洗
浄処理装置において、接触浮上路の上端部分は沈降路の
方向へ曲がる通路とされて沈降路に連通するようになっ
ている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の洗
浄処理装置において、分離浮上物を分離浮上させる手段
は、処理槽内の一側で接触浮上路の曲がる通路の曲がる
方向とは逆の側に設けられている。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1から3ま
でのいずれかに記載の洗浄処理装置において、処理槽の
下部で接触浮上路の下端開口に対向する位置には、分離
促進ピースの通過を規制する孔を有し砂泥の通過は許容
する多孔状制御材が設けられている。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の洗
浄処理装置において、多孔状制御材は、切断手段を備え
る。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1から5ま
でのいずれかに記載の洗浄処理装置において、汚砂を槽
内に導入する手段としては、一定の循環式洗浄経路を有
し、同洗浄経路内で流入水路内の一定個所に溜まる汚砂
等の沈澱物が循環しながら洗浄を受け一定の洗浄を受け
た汚砂のみを処理槽内に導入するように構成されてい
る。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項6記載の洗
浄処理装置において、循環式洗浄経路には、ミキシング
手段および/またはバイオ投入手段を備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1ないし図6は、この
発明の一実施形態を示し、この実施形態において1は、
洗浄処理装置で、同装置1は、図示しない架台を備えて
下方の設置基盤上に固定設置されている。洗浄処理装置
は、処理槽2を備え、同処理槽2は、基本的に矩形体
で、上部は四角な筒体で下部は逆四角錐状になってい
る。勿論、円筒形等他の幾何学形状を採用することもあ
る。
【0014】処理槽2は、上部に蓋体3を脱着自在に備
え、同蓋体3の略中央には、通筒4が突設されてその上
端に脱着自在な上蓋5が取り付けられている。これら蓋
体3や上蓋5には適宜にリブ6…が付設されている。
【0015】8は流入パイプで、処理槽2の上端コーナ
ーに接続されて一般家庭等から排出される汚物などによ
る有機固形物類や河川等から導かれる砂泥などを含む汚
水を矢印のように導入するためのものである。尚、一般
的に言うし渣はここで除かれている。すなわち、図5に
おいて9は最初沈澱池前に設置された汚水沈砂池、10
は同汚水沈砂池9の次段階に設けられた汚水ポンプ井
で、これらには汚水流入ゲート11や自動除塵機12さ
らに汚水流出ゲート13や汚水ポンプ14等が設けられ
ており、汚水沈砂池9の汚水流出ゲート13前には、揚
砂ポンプ15が設置されて、同ポンプ15からは、有機
固形物類等が付着・混在する汚砂を含む汚水がポンプア
ップされて前記流入パイプ8を通じて処理槽2内に矢印
Aの経路で導入されるようになっている。
【0016】図1の17は導入路で、流入パイプ8から
の汚砂混じりの汚水を下向きに導くための通路で、縦向
きの誘導板18と処理槽2内壁との間で形成されてい
る。同誘導板18は、エキスパンドメタルでなるが、通
常の孔無しSUS板やパンチングメタル、格子板等でも
よく、一方、同板18を省略することもある。誘導板1
8の下端には、導入路17を連通状に残すようにして処
理槽2の下部を横断する多孔状制御材19が設けられて
いる。
【0017】多孔状制御材19は、帯板を格子状に組み
合わせるとともに下端に切断部19aを形成して汚水に
含まれる樹脂フィルム片や繊維状のものが上方へ引き込
まれる際に更に微細に切断されるようにしてある。同切
断部19aは、図1では同帯板の一方向に向くものの下
端を斜め45度に鋭利化して形成されているが、これに
直交する帯板を含め全ての帯板に切断部19aを形成し
たり、図1の紙面に直交する向きの帯板をそれ以外のも
のより下向きに突設し、その突出個所に切断部19aを
形成したりしてもよい。
【0018】尚、この多孔状制御材19のメッシュは、
後述する分離促進ピースが下方に抜け落ちない大きさに
なっている。導入された汚砂混じりの汚水のうち汚砂
は、この多孔状制御材19の下方のXゾーン内に沈降し
て一時溜められる。Xゾーンの下端部は洗浄された砂泥
排出口20になっている。この排出口20を介して下部
エアー供給口21が図2に示すように設けられている。
この供給口21は水噴射口にしたり、エアー及び水の双
方を噴射可能にすることもできる。
【0019】図1の23は制御板で、同制御板23は、
処理槽2内の前記導入路17の残る空間を略2分するよ
うに縦向きに区画状に固定されている。制御板23は、
汚砂や砂泥及び後述する分離促進ピース等が図1の右方
へゆくのを阻止し有機固形物類だけを右側に誘導して集
めるような板として機能する。従って、導入された汚水
24の水面よりも上端が低くされ下端は有機固形物類が
浮上してゆくように間隔をおいて区画状に設けられてい
るとともに、図示のように横向きのスリット23a…を
上下複数段に形成して有機固形物類の通過を許すように
したり、あるいは制御板23それ自体を網や格子状材、
パンチングメタル、エキスパンドメタル等で形成したり
する。また、制御板23の上半部のみを多孔状にし下部
は孔無しの板材で形成したり、その逆にしたりすること
もできる。制御板は、仮想線のような右斜め上がりの横
桟状の制御部材22にすることもできる。その一方で制
御板23を省略することもある。
【0020】誘導板18と制御板23との間の略中央に
は、接触浮上路25を有する浮上用パイプ26が縦向き
に固定されている。パイプ26は円筒で下端開口27を
有し上端開口28は偏曲部(曲がり部)29の端部に形
成されている。偏曲部29は、接触浮上路25のストレ
ートな上端部分から90度以上、105度程度で曲が
り、開口28は少し下向きで誘導板18に間隔をおいて
対向する。即ち、開口28は、有機固形物類が浮上しス
カムとして集まる方向とは逆方向に向いて開口してい
る。尚、接触浮上路25は、パイプ状でなく処理槽11
5内で対向する縦向き1対の仕切板で形成してもよい。
このことは他の各実施形態でも同様に言える。
【0021】浮上用パイプ26の下部寄りには、上部エ
アー供給パイプ31が接続され、同パイプ31は、上蓋
5を通じて通されるとともに浮上用パイプ26から突設
されたステー32…を介して固定されている。この上部
エアー供給パイプ31には、矢印Cのように、図5の
ブロア33からのエアーが通され浮上用パイプ26のよ
り下部から同パイプ内に圧縮エアーを噴出するようにな
っている。同時に水を噴出するようにしてもよい。ま
た、図5に示すように、同じブロア33からのエアー
は、矢印Cのように、前記下部エアー供給口21に導
かれ、溜まる汚砂を噴き揚げて上部の噴出エアーと共働
して汚砂を浮上用パイプ26内で噴き揚げるようになっ
ている。尚、前記浮上用パイプ26は、上蓋5から垂設
された左右1対のアングル材をステー34として横桟3
5をも使用して固定されている。
【0022】図1の37は沈降路で、同沈降路37は、
誘導板18の浮上用パイプ26側の縦向きの通路で形成
されている。沈降路37は、浮上用パイプ26内をエア
ーの噴き揚げ(矢印C)により浮上するように装入さ
れた多数の分離促進ピース38…が矢印Dのように降
下する通路で、同ピース38…とともに汚砂や砂泥が沈
降して浮上用パイプ26下端方向に誘導される。
【0023】浮上用パイプ26は多孔状制御材19より
一定の間隔Hをおいた上方に下端開口27があるように
設定され、沈降してきた分離促進ピース38…は多孔状
制御材19上を経由して再び浮上用パイプ26内に戻さ
れる。汚砂あるいは砂泥は、分離促進ピース38…とと
もにあるいは多孔状制御材19を経由して矢印Dのよ
うに浮上用パイプ26内に吸い込まれる。この際、溜ま
った汚砂を伴う。
【0024】図1の40は中間汚水排出口で、同排出口
40は、導入されて図1のレベルまで溜まった汚水24
を次の浄水供給前に下部から抜き去るもので、図5に示
すように、中間排水弁41を経由して矢印Eの経路で前
記汚水ポンプ井10まで汚砂や有機固形物類の分離した
汚水として戻される。尚、矢印Eの経路には、除水可能
なスカム回収コンテナ42が可搬式として設けられてい
る。
【0025】図2の44は給水パイプで、同パイプ44
には、図5に矢印Fで示すように、給水弁45の開作動
により上水(浄水)が通され、処理槽2内に図1の汚水
レベル24まで供給される。これは、導入された汚水が
中間汚水排出口40から抜かれたあとになされる。
【0026】図1及び図4に示す47はスカム除去装置
である。同装置47は、処理槽2の上部一側(流入パイ
プ8と逆側)に固定して設けられたトラフ48と、同ト
ラフ48の前側に添って取り付けられた可撓式のゴム製
パッキン49と、パッキン49に取り付けられて上下に
運動可能な堰50とを有する。堰50は、SUS製で中
空状のもので浮力で復帰可能なタイプのものである。同
堰50の両側には、側部シール55が設けられて処理槽
2側との間から水が浸入するのを阻止するようになって
いる。堰50上には連動レバー51が設けられ、同レバ
ー51が、電動あるいは油圧等によるシリンダ52によ
り上下駆動されるようになっている。シリンダ52は、
横振れ阻止ガイド53を備えたブラケット54に支持さ
れて、同ロッドの下端に前記レバー51が連結されてい
る。
【0027】堰50は、通常は汚水の上面レベルより上
側に上端がくるようにされ、シリンダ52で押し下げら
れると図1の仮想線のように同レベルより数cm下がる
ことにより水面に浮上したスカムS…を越流させてトラ
フ48内からスカム排出口56を通じてスカムS…及び
多少の水を排出する。これは図5に矢印Eの経路で導か
れ、コンテナ42内に同スカムS…は蓄溜され、抜かれ
た水は汚水ポンプ井10まで戻される。
【0028】図6は洗浄処理システムのフローシートを
示している。先ず揚砂ポンプ15が一定時間(5分間)
駆動されたのち停止される。これにより、図5に示す矢
印Aの経路で汚砂混じりの汚水が処理槽2内に導入さ
れ、図1の水面レベルとなる。洗浄処理装置操作盤の運
転スイッチがONとされる。一定の沈澱時間を経ると、
汚砂がXゾーンに沈澱し、その上側の汚水が分離した状
態となり、そこで、中間排水弁41が開かれ、1〜5分
後同弁41は閉じられる。これにより、導入された汚水
分が抜かれ、そのあと、浄化のための上水が給水弁45
の開放により図5の矢印Fのように処理槽2内に導入さ
れる。水面レベルは、図1の程度である。
【0029】給水弁45は20〜40分後に閉止され
る。相前後してブロア33が駆動され、5〜10分後に
停止される。これにより、図5の矢印C及びCの経
路で圧縮エアーが送られ、図1のように、浮上用パイプ
26内及びXゾーン内に導入され、Xゾーン内の汚砂が
噴き揚げられるとともに浮上用パイプ26内のエアーに
より分離促進ピース38…及び汚砂がDのように噴き
揚げられるとともに、Dのように沈降路31を通じて
下降する。こうした間、汚砂に付着した有機固形物類等
は分離促進ピース38…の接触・攪拌により砂泥から分
離して水面に浮上してゆく。下降した汚砂はDのよう
にXゾーンに溜まる汚砂をも連回して再び浮上用パイプ
26内に持ち込まれる。
【0030】これらの洗浄中、有機固形物類は他の経路
からも浮上してゆき、水面に溜まるようになる。これら
からなるスカムは、図6のようにブロア33が停止した
のち1〜10分後に作動するシリンダ52が押下により
堰50が水面より下がることにより呑み込まれて、スカ
ム排出口(図4のように処理槽2の幅中間等に設けても
よい)56を通じて槽外に排除され、図5のEの経路で
コンテナ42に回収される。シリンダ52の復帰後、中
間排水弁41が開き、汚水がEルートで排除される。中
間排水弁41が閉止されたのち、設定したカウントか否
かのチェックがなされ、必要に応じて給水弁45の開…
からのサイクルが繰り返される。カウント通りであれ
ば、砂泥排出口20に連通する排砂弁58とともに給水
弁45が開かれて、内部の砂泥が図5のコンテナ59に
回収される。その後、給水弁45が閉じられ、一定時間
後に排砂弁58が閉止されて運転は終了する。前記のよ
うに洗浄回数は任意に設定でき、また連続及び間欠運転
が可能とされる。前記切断部19aは、導入されたもの
のうち汚砂に混じった大きな浮遊物を流速・圧力等によ
り切断して上方に導くことができる。尚、図2の59は
点検手段である。
【0031】別の実施形態として以下のように構成する
ことがある。この発明はトイレの浄化槽に付設する場合
にも適用がある。すなわち、汚水処理槽で処理し切れな
い有機固形物に対して付属されるもので、図1または図
2の実施形態の構造のものを付設する。スカム除去装置
47は、丸パイプの上部にスカム誘引口を開口したもの
を同パイプの軸中心回りに前後に回転可能とし、これを
シリンダ等の駆動手段で駆動するようにしたスカムスキ
マータイプのものにしてもよい。砂泥排出手段として
は、スクリュウコンベア式のものにしてもよい。分離促
進ピース38…は、25φで比重が1.11前後の合成
ゴムを25個装入しているが、これらそれぞれの数値及
び材質に限定されない。
【0032】図7及び図8に示す実施形態は、し渣を洗
浄処理することを目的として構成された洗浄処理装置に
ついての一例で、汚砂を導入し洗浄処理したり、し渣と
汚砂を同時導入して洗浄処理するように使用することも
できる。
【0033】図7において、100は沈砂池で、同沈砂
池100には、図の左方の流入ゲートを開放することで
下水が流入し、汚水より比重の大きいものは汚物溜め部
101に流入して揚砂ポンプ102でポンプアップされ
る一方、比重の小さいものは水路をそのま流れて除塵機
103で掻き揚げられてコンベア104にて一定の個所
(この実施形態では本洗浄処理装置の本体である処理槽
の内部)に持ち込まれる。
【0034】これまでは汚物溜め部101内に溜まる汚
砂類(し渣を含むことがある)をそのまま揚砂ポンプ1
02で図7の矢印Gの経路で処理槽115内に導いてい
たが、この実施形態では、汚砂類を図7の矢印Iの循環
式洗浄経路を必要回数循環させてのち矢印Gの導入経路
に切り換えてのせるようにされている。
【0035】即ち、矢印Iの経路上には、外部から内部
の状況を視認できる、例えば、アクリル樹脂パイプなど
による浄化度視認パイプ105を備えるとともに第1バ
ルブ106と第1ミキシング手段107及び第2ミキシ
ング手段108を備えてその末端管開口は沈砂池100
の流路内に臨ませて循環式洗浄経路Iを構成してある。
【0036】これにより、第2バルブ109を閉止し第
1バルブ106を開放しておくことで、揚砂ポンプ10
2からの汚砂類は矢印Iの経路で第1、第2ミキシング
手段107,108で攪拌洗浄を受ける。この各ミキシ
ング手段107,108はスクリュウ式でその刃先は営
利になっているが、スクリュウ式以外のミキシング手段
を採用してもよい。また、同実施形態では2段階のミキ
シング手段となっているが、1段階あるいは3段階以上
でもよい。ミキシング手段107,108を通じた汚砂
類は、水路内に導かれてそのまま除塵機103の方向に
流れて同除塵機103を通過してポンプ井110から汚
水ポンプ111により最初沈澱池(図示省略)に導かれ
るものもあれば、再度汚物溜め部101内に溜まりくる
ものもある。同溜め部101内に溜まったものは再度矢
印Iの経路で循環処理される。その繰り返しにより、一
定の洗浄効果を得たならば第1バルブ106を閉止し第
2バルブ107を開いて矢印Gのの経路でポンプアップ
される。一定の洗浄効果の確認は、前記浄化度視認パイ
プ105を通じて内部を通る汚砂の汚れ具合を視認する
ことによりなされる。前記ポンプアップの経路I上に
は、洗浄された汚砂、即ち、洗砂を処理槽115内に導
く前に更に一層洗浄処理する第3ミキシング手段112
を有するとともに導入側の第3バルブ113を備える。
【0037】尚、114はバイオ投入(混入)手段であ
り、経路Iにこうしたバイオ投入手段114を備えるこ
とで、より上流の段階でバイオを混入させて長い経路で
これらバイオによる分解作用と防臭作用を働かせること
でより有効なものとなるとともに広い範囲にその作用を
付与することができるものである。
【0038】図8の処理槽115は、図7においては実
線で示してあるが、除塵機103が設置された処理室に
隣合う処理室に設置されている。図7の116は架台
で、同架台116上に処理槽115が固定設置されてい
る。
【0039】処理槽115は、図8にその詳細を示す。
同処理槽115は、上部がストレートな円筒形で下部が
下向きに窄まるテーパー形になっている。処理槽115
には上蓋117が脱着自在に設けられ、同上蓋117
に、し渣導入口118、汚砂導入口119の他、洗浄水
供給口120が設けられている。
【0040】し渣導入口118には、図7にも示すよう
に矢印J経路で第4バルブ121を介してコンベア10
4からのし渣が導入されてくる。洗浄水供給口120に
は、第5バルブ122を介して矢印Kのように導入され
てくる。処理槽115の一側(図8の左側)内部には、
縦向きに仕切板123が固定されてし渣落下路124が
形成されているとともに、同落下路124は、処理槽1
15の周穴を介して外部排出筒125に連通する通路と
なっている。仕切板123の上端には、ガイド126に
より昇降可能なゲート127が設けられて、水面128
に分離浮上して溜まるし渣は同ゲート127が下がるこ
とにより同落下路124内に落とし込まれるようになっ
ている。
【0041】また、し渣に伴う汚水をし渣から分離する
ため、落下路124の内側には、帯長板を格子状に組み
合わせて形成した排水制御材130が斜面状をなして設
けられている。この制御材130は、パンチングメタル
や網状材などでもよいことは勿論である。同制御材13
0は上下間隔を置いて複数枚配してもよい。
【0042】排水制御材130の下側には、汚水溜め部
131が形成され、同部131からは矢印Lのように排
水処理される。一方、し渣落下路124の出口には、除
水可能なコンテナ132が設置され、し渣が矢印Mのよ
うに除水されてコンテナ132内に溜められる。矢印
M,Nからの水は沈砂池100に戻される。
【0043】処理槽115内は、し渣落下路124以外
の空間が大きく形成されており、同空間の略中央縦向き
には、内部に接触浮上路134を形成した浮上用パイプ
135が図示しないステーを介して固定設置されてい
る。同パイプ135の下端は開口しているとともに上端
はゲート127とは逆の向きに曲がる変曲部136が形
成されている。そして、同パイプ135の下部内に臨む
エアー(あるいは給水)パイプ137からの圧縮エアー
により内部の汚水が上昇流を起生し、変曲部136によ
り下降流を起生するようになる。それとともに分離促進
ピース138…が汚砂、汚水とともに矢印Nのように循
環運動をする。
【0044】図8の仮想線140は制御板で、投入され
るし渣ができるだけ槽下部にまで沈降しないようにする
ための板である。141は中間汚水排出口で、開閉制御
される第6バルブ142により汚水を中抜きする口であ
る。143は砂泥排出口で、第7バルブ144で開閉制
御される。処理槽115の下端に斜め向きに設けられ、
同排出口143の上方には、排水制御材130と同じ構
成による制御材145が横架されている。この制御材1
45は、分離促進ピース138…は通過させず砂泥のみ
を通過させるものになっている。
【0045】尚、仮想線で示すように、浮上用パイプ1
35内には、浮上作用付与機能とミキシング機能を兼ね
た回転スクリュウ146を内装してもよい。このスクリ
ュウ146は、エアーパイプとは別にあるいはエアーパ
イプと組み合わせて構成することがある。また、スクリ
ュウ146の面内には複数の孔を明けておき、この孔に
は、切断機能を持たせる場合とそうでない場合とがあ
る。前記変曲部136は逆向きに曲げて形成してもよい
し、図8の紙面に直交する方向のいずれに曲げて形成し
てもよいし、その中間方向に曲げてもよい。砂泥排出口
143からの洗浄後の砂泥(洗砂)は仮想線のようにエ
アー供給手段147を備えた経路Pによりポンプアップ
して上方の除水可能なコンテナ148内に排出するよう
にしてもよい。
【0046】この実施形態における装置の制御も略前記
した通りであるが、その一例をここで説明すると、汚砂
は前もって洗浄処理され、その汚砂が一定以上に洗浄さ
れて洗浄汚砂となった段階で、図7の第2バルブ109
が開かれて図7に示す矢印Gの経路で同洗浄汚砂は処理
槽115内に導入され、図8の水面レベルとなる。それ
とともに、図7のコンベア104から矢印Jの経路で処
理槽115内にし渣が導入される。洗浄処理装置操作盤
の運転スイッチがONとされる。一定の沈澱時間を経る
と、汚砂が制御材145上に沈澱し、その上側に汚水が
分離するとともに軽いし渣が水面に浮上した状態とな
り、そこで、第6バルブ142が開かれ、1〜5分後同
弁142は閉じられる。これにより、導入された汚水分
が中間汚水排出口141を通じて抜かれ、そのあと、浄
化のための上水が第5バルブ122の開放により図7の
矢印Kのように処理槽115内に導入される。水面レベ
ルは、図8の程度とされる。
【0047】第5バルブ122は20〜40分後に閉止
される。相前後してエアーパイプ137から圧縮エアー
が噴出され、5〜10分後に停止される。これにより、
浮上用パイプ135内のエアーにより分離促進ピース1
38…及び汚砂等がNのように噴き揚げられるととも
に、沈降路を通じて下降する。こうした間、汚砂、し渣
及び分離促進ピース38…、洗浄水などの相互接触・攪
拌により洗浄後のし渣が浮上する一方砂泥も分離して下
降してゆく。下降した砂泥は制御材145の目を通じて
砂泥排出口143内に溜まってゆく。
【0048】浮上分離したものは、水面に溜まるように
なり、これらは、ブロアが停止したのち1〜10分後に
作動するシリンダが押下によりゲート127が水面より
下がることによりし渣落下路124を通じて槽外に排除
される。し渣は、図8のMの経路でコンテナ132に回
収される。ゲート127の復帰後、中間汚水排出口14
1を通じて汚水が排除される。第6バルブ142が閉止
されたのち、設定したカウントか否かのチェックがなさ
れ、必要に応じて第5バルブ122の開…からのサイク
ルが繰り返される。カウント通りであれば、砂泥排出口
143に連通する第7バルブ144とともに第5バルブ
122が開かれて、内部の砂泥がコンテナに回収され
る。その後、第5バルブ122が閉じられ、一定時間後
に第7バルブ144が閉止されて運転は終了する。前記
のように洗浄回数は任意に設定でき、また連続及び間欠
運転が可能とされる。尚、図8に示す洗浄処理装置は、
し渣と汚砂との双方を同時に導入し洗浄処理するように
していたが、し渣と汚砂のいずれか一方を先に洗浄処理
し残りを後で洗浄処理するようにしてもよい。また、し
渣洗浄処理用と汚砂洗浄処理用を個別の装置にしてもよ
い。個別にする場合、両装置を一体的に構成することが
できる。
【0049】図9は他の実施形態を示し、浮上用パイプ
の上端の変曲部150が相反する2方向に開放状に形成
されている。同開放方向は、図面の紙面に直交する方向
でもよい。また、3方向あるいは4方向に開放してもよ
い。
【0050】図10は他の実施形態を示し、処理槽11
5内にし渣洗浄容器152を昇降口153を通じて昇降
可能にし、同容器152内に予めあるいは矢印Qのよう
にあとでし渣を導入するようにする。容器152内のし
渣は循環する流れにより洗浄を受ける。尚、この実施形
態の場合、し渣落下路124(図8)は構成されない。
浮上用パイプ135の変曲部136は容器152に速い
スピードで分離促進ピース138…や汚水などを当て付
けるため、出口を絞ってある。同出口は、容器152の
底側に対面するようにしてもよい。前記容器152は、
上下振動あるいは水平揺動により洗浄効果を上げたりす
ることができる。上下振動は、細かい振動と大きい振動
を組み合わせることがある。容器152内にはエアーあ
るいは水を投入することがある。
【0051】図11は他の実施形態を示し、処理槽11
5に装備した排水制御材130及び制御材145を脱着
自在に構成して目詰まりを除去したり新規制御材に交換
できるようにしたものである。排水制御材130に対し
ては、外部排出筒125に明けた点検窓口155を点検
蓋156の脱着により開閉自在とし、その開放により、
排水制御材130を脱着自在としてある。排水制御材1
30の脱着には、固定突起157と脱着片158とによ
りなされる。制御材145に対しては、処理槽115の
下部を横断面四角形とし、その内周に上下のスライド受
160を配して、これらスライド受160を介して制御
材145を挿脱自在としてあり、この場合も点検蓋16
1を開閉することで制御材145を脱着自在にしてあ
る。
【0052】尚、分離促進ピース138…は、その断面
を図外に拡大して示すように、永久磁石を混在させたコ
ーティング162を施したものにし、その磁石を外域に
おいてNあるいはSのいずれか一方にしておくことで、
互いの分離促進ピース138…が弾け合うことで分離促
進作用がより効果的になされるようにしてもよい。この
場合、コア163は、前記合成ゴムであったり他の材質
にすることができる他、コアなしにすることもある。ま
た、この場合、処理槽115の内壁も分離促進ピース1
38…を弾くNあるいはSのように同極にしておく。
【0053】図12は、制御材145上に転動体164
…を装備し、同転動体164…を金属にして処理槽11
5外の永久磁石あるいは電磁石等の反発手段165によ
り制御材145上で活動的に運動することにより洗浄を
効果的にしたり目詰まりを防止するようにしたものであ
る。この場合も図11に示すように転動体164を反発
し合う構成とすればより有効である。尚、超音波発生手
段166やバイブレータ167により洗浄作用は目詰ま
り防止作用を行うようにしてもよい。
【0054】図13は、処理槽115の下部に縦軸状に
回転軸169を備えてモーター170により目詰まり除
去羽根171を制御材145の上下にあるように回転自
在に構成したものである。この羽根171には孔を備え
てもよいし、また上向き流を起生するように構成しても
よい。回転軸169の上下中程外周には、砂泥を制御材
145上に戻す砂戻し洗浄羽根172を備えてもよい。
この場合も孔を設けたりすることがある。
【0055】尚、同実施形態においては、汚砂洗浄を促
進するため、処理槽115の下部内に中央に通孔173
を備えた凹面体174を固定し、同凹面体174上に転
動体175…を配し、この転動体175…を回転軸16
9回りの回転羽根176で積極的に回転駆動するように
してもよい。凹面体174は多孔材質で砂泥を通過する
ものにしてもよい。
【0056】図14は、図1の導入路17からXゾーン
に溜まる汚砂を制御材19上の洗浄ゾーンにより確実に
送り込むための実施形態を示す。処理槽2には縦軸状の
同転軸178を備えてモーター179によりXゾーン内
のスクリュウ180と制御材19上の回転羽根181と
を共に回転駆動するようにしてある。スクリュウ180
は汚砂を積極的に持ち揚げて制御材19の目を通すよう
にするとともに、回転羽根181は上昇流を起生するこ
とでこれらが共働して汚砂を洗浄ゾーンに持ち込む。回
転羽根181は制御材19の目詰まりを防止する。尚、
仮想線のように処理槽2の周壁に凹凸部182…を形成
して洗浄効果を上げるようにしてもよい。このことは他
の各実施形態でも同様に適用できる。
【0057】図15の例は処理槽115内に制御材18
3を上向き凹状の湾曲形状をなして装備し、同制御材1
83の上側には、汚砂を洗浄処理するための波板状の洗
浄促進材184が往復揺動するアーム185に支持され
て駆動されるように設けられている。アーム185はシ
リンダ等の駆動手段186により往復駆動されるように
なっている。洗浄促進材184は、制御材183の目詰
まりをも防止する。
【0058】図16の実施形態は、処理槽115の底部
内周に凹凸188が形成される一方、処理槽115内で
回転駆動される洗浄促進体189の外周にも凹凸190
が形成されて両凹凸188,190が少しの隙間を置い
て相対回転するようにされ、これにより、洗浄処理を行
うようにしてある。
【0059】図17は付加的な提案例を示すもので、同
例は、汚砂浄化装置についてのもので、192は処理槽
で、同処理槽192の砂泥出口には網状体や多孔板など
による制御材193が固定され、同制御材193の下方
に砂泥排出口194が形成されてスクリュウコンベア1
95により砂泥(洗砂)を搬出するようにしてある。こ
の場合、スクリュウコンベア195を正逆回転制御して
正回転で砂泥を搬出可能とし逆回転で砂泥排出口194
内で砂泥が更に洗浄されるようになっている。尚、スク
リュウコンベア195の羽根先にはゴムライニング19
6を装着し、同ライニング196とケーシング197と
の間で洗浄処理がなされるようになっている。ここで、
洗浄処理室198内には矢印のようにエアーを供給する
ようにしてもよい。また、制御材193上には回転羽根
199により駆動される転動体200…を装備して洗浄
と目詰まり防止機能を果たすようにしてもよい。
【0060】図18は沈砂池内でのし渣及び汚砂の循環
戻り経路において、戻しパイプ202に破砕機203あ
るいはミキシング手段を備えるとともに同パイプ202
から沈砂池にし渣及び汚砂を戻すようにしたものにおい
て、し渣などの比重の小さいものは矢印aのように上層
域を流れるようにする一方汚砂などの比重の大きいもの
はパイプ202の下方に離して置いた沈降誘導筒204
内に導いて矢印bのよに池底により早く確実に導くよう
にしたものである。これにより、分離が確実になされる
ようになる。
【0061】図19は沈降誘導筒205を戻しパイプ2
02より下流側にずらせて配置したもので、汚砂をより
確実に捉えるようにしたものである。
【0062】図7に示す実施形態においては、循環経路
Iの戻し距離が数m程度であったが、図示よりもかなり
上流位置に戻すようにすることがある。それとは逆に、
図20に矢印Iで示すように、上流側すぐ手前に戻す
ようにしたり、更には仮想線矢印Iで示すように、下
流側に戻すこともある。
【0063】図21は汚物溜め部101内に溜まるもの
を吸い上げて前記循環経路を経る場合と処理槽115内
に導入する場合に汚物溜め部101内に形成した洗浄ピ
ット207内で予洗をするようにした実施形態を示して
いる。同実施形態では、揚砂ポンプ102から吸い上げ
られるものの一部あるいは全部をバルブ209を介して
矢印Rのようにピット207内に戻し、その戻り流を利
用して予洗を行うようにしたものである。208は洗浄
中の砂等が溜め部101の外部に出ないようにする仕切
筒である。また、ピット207を設ける場合と溜め部1
01の既設のままの場合とがあるが、その他の実施形態
として、ポンプ102を逆回転して予洗を行うこともで
きる。予洗にはエアーを混合したりバイオを混合したり
することができる。ポンプを2基配して一方を吸い上げ
用、他方を予洗用としてもよい。
【0064】
【発明の効果】この発明は以上のような洗浄処理装置で
あるので、し渣および/または汚砂が分離促進ピースの
循環運動により分離浮上物と沈降する砂泥に有効に分離
処理されるようにした洗浄処理装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す装置断面図。
【図2】図1の右側面図を示す半断面図。
【図3】装置の平面図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】沈砂池と洗浄処理装置との関連を示すフローシ
ート。
【図6】洗浄処理装置の作動を説明するフローシート。
【図7】他の実施形態を示す縦断側面図。
【図8】洗浄処理装置の拡大断面図。
【図9】浮上用パイプの他の実施形態を示す縦断面図。
【図10】し渣洗浄回収装置の一例を示す縦断面図。
【図11】制御材の脱着方式を示す縦断面図。
【図12】制御材の目詰まり防止と汚砂洗浄を行う方式
の一例を示す縦断面図。
【図13】制御材の目詰まり防止と汚砂洗浄を行う他の
方式を示す縦断面図。
【図14】制御材の目詰まり防止と汚砂洗浄を行う他の
方式を示す縦断面図。
【図15】汚砂洗浄と目詰まり防止を行う他の方式を示
す縦断面図。
【図16】汚砂洗浄の他の方式を示す縦断面図。
【図17】砂泥排出にスクリュウコンベアを構成したも
のにおいて砂泥の洗浄効果を上げる方式を示す縦断面
図。
【図18】洗浄のための循環経路からのし渣と汚砂とを
分離する方式を示す縦断面図。
【図19】洗浄のための循環経路からのし渣と汚砂とを
分離する他の方式を示す縦断面図。
【図20】洗浄のための循環経路の変形例を示す縦断面
図。
【図21】汚物溜め部での予洗方式を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…洗浄処理装置 2,115…処理槽 8…流入パイ
プ 17…導入路 19,130,145…多孔状制御
材 21…下部エアー供給口 24…汚水 25,13
4…接触浮上路 26,135…浮上用パイプ 31…
上部エアー供給パイプ 37…沈降路 38,138…
分離促進ピース 40,141…中間汚水排出口 44
…給水パイプ 47…スカム除去装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 し渣および/または汚砂が導入される処
    理槽を備え、同処理槽では、これらに含まれるものを分
    離浮上物として分離浮上させて槽外に取り出す一方分離
    浮上物が分離され洗浄処理された砂泥が外部に排出され
    るように構成されている洗浄処理装置であって、処理槽
    は、し渣および/または汚砂を槽内に導入する手段と、
    槽内の汚水を排出する手段と、洗浄水供給手段と、洗浄
    済みの砂泥を排出する手段とを備えるとともに、処理槽
    内には、同処理槽に導入されたものがエアーおよび/ま
    たは水の上昇力により複数個の分離促進ピースとともに
    上昇する接触浮上路が縦向きに伸びるように形成される
    とともに、同処理槽内には、接触浮上路内での上昇流が
    分離促進ピースとともに再び接触浮上路の下端に導入さ
    れ接触浮上路とともに循環路を形成する沈降路が形成さ
    れている洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 接触浮上路の上端部分は沈降路の方向へ
    曲がる通路とされて沈降路に連通するようになっている
    請求項1記載の洗浄処理装置。
  3. 【請求項3】 分離浮上物を分離浮上させる手段は、処
    理槽内の一側で接触浮上路の曲がる通路の曲がる方向と
    は逆の側に設けられている請求項2記載の洗浄処理装
    置。
  4. 【請求項4】 処理槽の下部で接触浮上路の下端開口に
    対向する位置には、分離促進ピースの通過を規制する孔
    を有し砂泥の通過は許容する多孔状制御材が設けられて
    いる請求項1から3までのいずれかに記載の洗浄処理装
    置。
  5. 【請求項5】 多孔状制御材は、切断手段を備える請求
    項4記載の洗浄処理装置。
  6. 【請求項6】 汚砂を槽内に導入する手段としては、一
    定の循環式洗浄経路を有し、同洗浄経路内で流入水路内
    の一定個所に溜まる汚砂等の沈澱物が循環しながら洗浄
    を受け一定の洗浄を受けた汚砂のみを処理槽内に導入す
    るように構成されている請求項1から5までのいずれか
    に記載の洗浄処理装置。
  7. 【請求項7】 循環式洗浄経路には、ミキシング手段お
    よび/またはバイオ投入手段を備えている請求項6記載
    の洗浄処理装置。
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