JPH09234465A - スカム・水分離装置ならびに分離水の利用方法 - Google Patents

スカム・水分離装置ならびに分離水の利用方法

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JPH09234465A
JPH09234465A JP33012896A JP33012896A JPH09234465A JP H09234465 A JPH09234465 A JP H09234465A JP 33012896 A JP33012896 A JP 33012896A JP 33012896 A JP33012896 A JP 33012896A JP H09234465 A JPH09234465 A JP H09234465A
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water
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細なスカムまでも効果的に水から分離させ
得るスカム・水分離装置を提供すること。 【解決手段】 処理槽1に、上方から同槽1内に突出し
汚水を導入するための汚水投入筒7と、少なくとも上層
が緩衝可能な弾性質で前記汚水投入筒7の出口下方に対
向して配された緩衝部材18と、前記緩衝部材18から
浮上するスカムを槽外に排出するスカム排出手段とを備
えるとともに、同処理槽1の周部には、前記スカム排出
手段の1つとしてのスカム出口42と、槽下部に位置し
処理済みの水を排出する分離水出口31と、底部に沈澱
する汚泥を抜き取る汚泥出口34とが形成されている。
処理槽1からの分離水を、例えば、処理槽1内で浮上す
るスカムの排出のために利用する。また、沈澱池等に設
置されるスカム除去装置あるいはその近傍に分離水を導
いて水面上に浮遊するスカムを同分離水の落下により破
壊するようにしたり、沈澱池等に設置されるスカム除去
装置のスカム流入側前方に分離水を導いて放出し水面上
に浮遊するスカムを同除去装置の方向に誘導するように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流出してきた汚
水からスカムと水とを分離するためのスカム・水分離装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理設備の沈澱池からはスカムを含
む水、含水スカムが流されてきて、これらの含水スカム
は、分離装置に導入されたあと、同装置内で浮上するス
カムと下方に抜かれる水とに分離処理されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
スカム・水分離装置は、処理槽内に汚水を導入して旋回
運動させるだけのものであったため、スカムと水の分離
が効果的になされず、特に、微粒なスカムについては水
とともに排出されていた。この発明は前記課題を解決す
るためになされたもので、微細なスカムまでも効果的に
水から分離させ得るスカム・水分離装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、処理槽に、上方から同槽内
に突出し汚水を導入するための汚水投入筒と、少なくと
も上層が緩衝可能な弾性質で前記汚水投入筒の出口下方
に対向して配された緩衝部材と、前記緩衝部材から浮上
するスカムを槽外に排出するスカム排出手段とを備える
とともに、同処理槽の周部には、前記スカム排出手段の
1つとしてのスカム出口と、槽下部に位置し処理済みの
水を排出する分離水出口と、底部に沈澱する汚泥を抜き
取る汚泥出口とが形成されている。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、緩衝部材は、その上面が凹凸状になっている。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、汚水投入筒と処理槽との間には、緩衝部材上
を経由してきたスカムを上昇させ水を下降させる分離筒
が設けられている。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1から3ま
でのいずれかにおいて、緩衝部材は、上下高さを外部か
ら調節可能になっている。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項1から4ま
でのいずれかにおいて、処理槽内の底部には、汚泥の掻
出部材が回転自在に設けられている。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項1から5ま
でのいずれかにおいて、処理槽内にはエアーが導入され
るようになっている。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項1から6ま
でのいずれかにおいて、浮上するスカムは、処理槽から
の分離水を同槽内に導入してスカム排出口を通じて排出
するようにする。
【0011】請求項8記載の発明は、請求項1から7ま
でのいずれかにおいて、汚水投入筒までの汚水導入経路
上には、汚水蓄溜手段が設けられている。
【0012】請求項9記載の発明は、請求項5におい
て、スカム排出手段が槽内で回転運動するスクレーパで
あり、同スクレーパは、槽内に設けられた二重軸の一方
で駆動され、汚泥の掻出部材は、前記二重軸の他方で駆
動されるようになっている。
【0013】請求項10記載の発明は、請求項1から9
までのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分
離水を利用する方法であって、沈澱池等に設置されるス
カム除去装置あるいはその近傍に分離水を導いて水面上
に浮遊するスカムを同分離水の落下により破壊するよう
にする。
【0014】請求項11記載の発明は、請求項1から9
までのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分
離水を利用する方法であって、沈澱池等に設置されるス
カム除去装置のスカム流入側前方に分離水を導いて放出
し水面上に浮遊するスカムを同除去装置の方向に誘導す
るようにする。
【0015】請求項12記載の発明は、請求項1から9
までのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分
離水を利用する方法であって、沈澱池等の側壁に分離水
を導いて流下させることで同側壁面を洗浄するようにす
る。
【0016】請求項13記載の発明は、請求項1から9
までのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分
離水を利用する方法であって、沈澱池等に設置され水の
重さで沈み排出により浮上する堰を備えたスカム除去装
置の前記水として分離水を利用する。
【0017】請求項14記載の発明は、請求項1から9
までのいずれかにおいて、排出されるスカムを導入して
バイオ菌で処理するバイオタンクを一体あるいは別体に
備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1はその好適な一実施
形態を示し、1は処理槽で、架台2上に固定して設置さ
れている。処理槽1は、円筒状の胴部3と、上蓋4と、
底盤5を備えている。
【0019】上蓋4の中央には、垂直に貫通した状態で
汚水投入筒7が差し込まれている。同汚水投入筒7は、
その下端出口7aが初期導入レベルXより少し下方(数
十▲センチ▼)程度)まで臨むようになっているととも
に、同筒7は上蓋4より上方に突き出してその上端に導
水筒8が連通状に接続されている。初期導入レベルX
は、汚水投入筒7を通じて汚水が導入される初期レベル
である。
【0020】処理槽1の中央縦軸方向には、汚水投入筒
7内を通じて回転軸10が挿通されており、同回転軸1
0は、底盤5に下端が回転支持される一方上端は軸受1
1により支持されている。回転軸10は、処理槽1上の
減速機12付きのモーター(駆動源)13で一定の方向
に回転駆動される。逆回転駆動されるようにしてもよ
い。尚、この発明での汚水とは、スカムを含む水の意味
である(以下同様)。
【0021】14はエアーベントで、上蓋4に設けられ
ている。15は覗き窓である。前記汚水投入筒7の外周
囲には、周隙間を置いて外筒16が設けられている。同
外筒16の下端は下向き広がり状にテーパー部16aが
形成され、出口7aよりも少し低くなっている。
【0022】出口7aの下方には緩衝部材18が水平対
向状に設けられている。同緩衝部材18は、多孔質のス
ポンジが用いられ、ゴムなどであってもよい。緩衝部材
18は、胴部3より小さい径とされており、この上面は
凹凸面18aになっている。凹凸面18aは外周部位に
おいてやや大きな凹面になってスカムを上方に誘導する
ように形成される他は小さい凹凸状になっている。
【0023】同緩衝部材18は、ステー19で支持され
るとともに上蓋4にボルト止めされた垂直なロッド20
でもって上下高さを調節自在にされている。尚、緩衝部
材18は、上下貫通状の通水孔を備えてもよい。この場
合、緩衝部材18は、図1に示すように処理槽1の内径
よりも小さい外径をもつものに限定されず、例えば、処
理槽1の内径と同一の外径をもつものにして通水孔の径
をやや大きく形成したものでもよい。同緩衝部材18は
円錐状でその頂点は下に向くようにしてもよい。
【0024】緩衝部材18からの含水スカムは矢印のよ
うに外径方向に流れるが、それに対向するようにして分
離筒21が設けられている。同分離筒21の下部はテー
パー部21aを備え、同テーパー部21aに含水スカム
が当たることで、スカム分は上昇し水は下降するように
案内される。尚、テーパー部21aの内面には凹凸部を
備えて分離をより促進させるようにしてもよい。
【0025】図1に仮想線で示す23は環状の緩衝分離
部材で、胴部3の内周全体に嵌め込まれるもので、スポ
ンジやゴム等が好ましい。初期導入レベルXより少し上
方のスカムが浮上して溜まる高さには、掻出部材(羽
根)25が回転自在に設けられている。この掻出部材2
5は、上からみて複数枚のものであり、先端にはゴム等
の弾性質のスクレーパ26が装着されている。同掻出部
材25は、回転軸10回りに装着した回転部材27に縦
ロッド28を介して取り付けられている。
【0026】処理槽1の下部まわりには、点検蓋30が
脱着自在に取り付けられているとともに、他の周部に
は、分離水出口31が開口されている。同出口31の内
方にはスカムや汚泥の流入を規制する規制板32が配さ
れている。底盤5には、汚泥出口34を有する半球状の
汚泥誘引部35と汚泥排出筒36が接続されている。
【0027】尚、図1に仮想線で示すように、処理槽1
の下部内に、ステー38を介して微生物の種菌を混在さ
せた浄化材39…を垂下げてもよい。また、回転軸10
同りの下端には、沈澱汚泥の掻出部材40を備えてもよ
い。この場合、掻出部材40は、定期的に回転をさせる
もので、回転軸10の外周に設ける回転筒で回転させる
ようにする。さらに、図1に仮想線矢印のように、処理
槽1の底部からエアー41を導入することもある。ま
た、処理槽1の上部には、掻出部材25の外周に対応し
てスカム出口42が開口している。この出口42には、
図2に示すように、スクリュウコンベア43が連設され
ている。
【0028】前記スカム・水分離装置においては、導入
筒8から汚水投入筒7を通じて含水スカムがAが導入さ
れる。この際、破線で示すように、エアーBを混合して
もよい。こうして導入された含水スカムは、矢印Cのよ
うに緩衝部材18上に衝当し、この際、投入エネルギー
が緩衝部材18で殆ど吸収され、凹凸面18aによりさ
らに流れ速度を減退されながら緩衝部材18の外径方向
に流れ出る。含水スカムは、凹凸面18aの最後のとこ
ろでやや上向きの流れに変えられ、外筒16のテーパー
部16aに当たることで、上昇するスカムと下降する水
とに分離される。
【0029】導入初期においては、レベルXまで含水ス
カムが導入される。前記のようにしてスカムは上昇し分
離した水は下降してゆき、スカムはレベルXを越えて盛
り上がるようになり、これらのスカムを掻出部材25の
旋回によりスカム出口42を通じてスクリュウコンベア
43で槽外に排出する。尚、スカム排出の際は、レベル
Y迄水面を上昇させる。
【0030】分離して下降する処理水は、下部の分離水
出口31を通じて槽外に排出される。沈澱した汚泥は、
汚泥出口34を通じて定期的に抜き出される。
【0031】次に、図2に示すシステムフロー図により
スカム・水分離装置45を中心とした全体の流れを説明
する。46はスカム呑込用のトラフであり、同トラフ4
6からフロースイッチhとバタフライ弁gを介して伸縮
継手cから前記導入筒8を通じて処理槽1内に投入され
る。47は空気管であり、そのエアーは、レジューサ
e、仕切弁d、電動ボール弁aを通じて導入筒8に吹き
込まれる。一部は、仕切弁dを介して処理槽1の下部か
ら吹き込まれる。
【0032】スクリュウコンベア43からのスカムは、
濃縮スカム蓄溜槽49内に導かれる。同蓄溜槽49は、
高架水槽よりの水噴射50を備えスカム移送ポンプ51
を通じて排出される。尚、52はマグネセル(重量計)
である。蓄溜槽49からの汚泥は、処理槽1からの汚泥
とともに連通管53で移送される。54は操作盤であ
る。
【0033】55は分離水蓄溜槽であり、分離水出口3
1からの水を蓄溜して下部より処理水を抜き出す。56
は液位計である。
【0034】図3は含水スカムの流れをより詳しく示す
もので、60は予備曝気槽、61は最初沈澱池、62は
曝気槽、63は最終沈澱池をそれぞれ示す。最初および
最終沈澱池61,63内の水面にはスカム除去装置65
はそれぞれ設置され、フライトにより蹴られるカムによ
りアームを介して堰を浮沈させることで自動運転してト
ラフ66内にスカムを呑み込むようになっている。
【0035】トラフ66からの含水スカムは、スカムピ
ット67を通じてポンピングされて処理槽1内に導入さ
れる。一部は、スカム分離機68にかけられることもあ
る。この場合、直接脱水機69にかけられて脱水し渣が
蓄溜タンク70に蓄溜され搬出される。分離機68から
の含水スカムは処理槽1内に導入される。
【0036】図3の処理槽1では、スカムの浮上を促進
するため散気装置71を備え、バッフル72を介して分
離水出口31から分離水を排出するようにしてあるが、
その出口31からの水は、制御槽74で更に処理され
る。すなわち、制御槽74内では縦蛇行流にされ、殺菌
灯75およびCuイオンユニット76を経由して殺菌処
理される。上方からの排出スカムは、燃焼炉77やホッ
パー78あるいは汚泥処理ライン79に適宜分配移送さ
れて所定の処理をされる。
【0037】尚、図4に示すように、制御槽74内に昇
降調節可能な水位設定ゲート80を備えておいて処理槽
1内の液位レベルを高低に調節するようにしてもよい。
81はレベル計である。
【0038】図5および図6に示す実施形態は、前記し
た図1から図4の処理槽1からの分離水をスカム除去装
置100の後部に導いて流下させてスカムを細かく砕く
ようにしたものである。
【0039】スカム除去装置100は、各沈澱池101
に連通トラフ102を介して横架されたトラフ103を
本体として備え、同トラフ103は、前部を水面104
より低く設定し、その前部にフロート式の堰105を備
えて横側の回転軸106を介して上下に運動するように
してある。この堰105は、図6の実線の状態で水面上
のスカムを堰き止める一方、仮想線のように水面下に下
がることでスカムを多少の水とともに呑み込むようにな
っている。
【0040】これらのスカム除去装置100は、図5に
その平面図を示すように複数個連設されるとともに、矢
印aのように堰105を越えて流入したスカムと水(ス
カム水と称する)は、トラフ103および連通トラフ1
02を通じて矢印bのように処理槽1内に供給される。
【0041】処理槽1内では、前記したようにスカムと
水(分離水)とに分離される。分離水は、矢印cのよう
に、トラフ103の後部に添って備えた樋107内にバ
ルブ108…を介して導入される。そして、各樋107
の背部には、のこ歯状の越流堰109が形成されてお
り、この越流堰109を通じて分離水が流下するように
なっている。この流下により水面104上のスカムは次
第に破壊されてゆく。
【0042】尚、分離水を堰105の前方に流下させる
ようにしてもよい。また、図6に仮想線で示すように、
樋107は、丸管形状あるいは角管形状にしてトラフ1
03内に配置し、バルブ108を介して分離水をトラフ
後方に流下させるようにしてもよい。
【0043】樋107には、堰を備え、同堰が、スカム
除去装置100の堰105の運動に連動して開閉するよ
うにしてもよい。尚、図6に仮想線で示すように、樋1
07の斜め下方にはガイド板110を備えておき、同ガ
イド板110に分離水が案内されることで直線状に水面
に突入するようにしてもよい。
【0044】また、前記実施形態では、越流堰109が
トラフ103の全長に一様に形成されたものになってい
るが、全長の一部のみを切り欠いてそこからのみより多
くの分離水を流下させるようにしてもよい。その流下個
所を必要に応じて移動可能にしてもよい。
【0045】図7に示す実施形態は、トラフ103に樋
107を備えたものにおいて、あるいは樋107無しの
ものにおいて、連通トラフ102の前方のスカムの滞留
しやすい個所に分離水を流下させる流下パイプ112を
備えたものであり、同パイプ112から分離水を流下さ
せることで、そこ(図5のA個所)のスカムを破壊する
とともに堰105の前の方にこれらのスカムを誘導し呑
み込みやすくしたものである。
【0046】尚、同パイプ112の下端を水面下に臨ま
せて下方から分離水を放出するようにしてもよい。ま
た、堰105の側方には、同時に上下運動する側板11
3が溶接されているが、同側板113には連通トラフ1
02の前方に臨むカッターを備えてスカムを同時破壊可
能に構成してもよい。このカッターは堰105に備え付
けてもよい。
【0047】図8に示す実施形態は、処理槽1から矢印
dのように配管116を直接介して分離水を流下させる
ようにしてもよい。
【0048】図9に示す実施形態は、スカム除去装置1
00を備えた沈澱池101内で、水面上のスカムを分離
水により同装置100の方向に寄せ付けるようにしたも
のである。すなわち、水面上には、処理槽からの配管1
18を備え、同配管118の複数個所にノズル119…
を備えて水面上のスカムをスカム除去装置100の方向
に寄せ付けるようにしたものである。
【0049】この方式を採用すれば、これまで構成され
てきたフライト式汚泥掻寄装置を構成する必要がなくな
る。従って、図11に示すような池底を運動する形式の
汚泥掻寄装置で事足りることになる。尚、配管118は
仮想線のように複数本配してもよい。このように複数本
配す場合は、図9のように配管する場合と、スカム除去
装置100から最も離れた配管118にまず分離水を供
給するように配管を構成し、スカム除去装置100に近
い配管118には二次的に分離水を供給するようにする
ことがある。
【0050】図10に示す実施形態は、沈澱池の側壁1
21に添って分離水の配管122を配し、同配管122
から側壁121の面に分離水を放出することで洗浄し、
付着して破壊に至らしめる硫化水素ガス等を洗い流すよ
うにすることができ、これにより、コンクリート製の側
壁121の寿命を向上させることができる。
【0051】図11に示す実施形態は、沈澱池の底壁1
25の幅方向中央に通された1本あるいは2本のガイド
レール126に添って走行自在なキァリア127にスク
レーパ128を備えた汚泥掻寄装置129を構成した沈
澱池において、あるいは従来のフライト式汚泥掻寄装置
においてのもので、これらの汚泥掻寄装置を備えた沈澱
池のピット130に処理槽1から矢印eのように汚泥を
導き、同汚泥をポンプ131により、汚泥掻寄装置から
の汚泥とともに抜き出すようにしたものである。132
は濃縮槽である。
【0052】尚、矢印fのように、処理槽1からの汚泥
を直接濃縮槽132に導いてもよい。前記汚泥掻寄装置
129は、右方向に復帰する際、スクレーパ128を持
ち上げる。尚、同掻寄装置129は、カバー133の内
部に水中モーターが装備されている。このモーターとス
クレーパ128とは、電磁クラッチ(図示省略)を介し
て垂直あるいは水平姿勢に切り換えられる。
【0053】図12に示す実施形態は、処理槽1から排
出される分離水を矢印gのように、ポンプ135を介し
て処理槽1の上部に導き、浮上したスカム136をこの
分離水の強制流によりスカム出口42まで誘導して排出
するようにしたもので、これにより、図1に示す掻出部
材25が不要にして構造の簡略化を図るようにしたもの
である。
【0054】図13に示す実施形態は、前記したような
スカム除去装置100のトラフ103の底板部138に
複数のスリット139…を形成して、スカムから水のみ
を通過自在にして、トラフ103の更に下段に形成した
下トラフ140にこの水だけを導き、この下トラフ14
0から連通口141を通じて矢印hのように連通路14
2内に導き、更に処理槽1の汚水投入筒7にあるいは矢
印iのようにポンプを介して分離水通路に投入するよう
にしてもよい。尚、連通路142でなく直接下トラフ1
40から矢印jのように分離水通路に導入してもよい。
スリット139は網や多孔状にしてもよい。矢印kのよ
うに分離水を沈澱池内に導いてもよい。
【0055】図14(トラフを上方からみたもの)およ
び図15(トラフの側断面図)に示す実施形態は、トラ
フ103の背板部144に形成した連通口145から連
通路146にスカム水からの水のみを導出する場合に、
トラフ103の内面にスカムを前方斜めに誘導するガイ
ド板147…を備えてスカムを遠ざけて水のみを導出し
やすくしたものである。この場合、連通口145には、
多孔板や網状板を配してもよい。
【0056】図16に示す実施形態は、複数の沈澱池を
通じて配されたスカム除去装置100…のトラフ103
および連通トラフ102を介してブロア149からエア
ーを抜きあるいは押し出すようにし、これにより、トラ
フ102および連通トラフ102内に溜まりやすい硫化
水素ガスなどを排除するようにしてトラフ等の損傷防止
を図ったものである。尚、図示のように処理槽1の上部
に連通させて内部ガスを引き抜くようにしてもよい。
【0057】図17に示す実施形態は、トラフ102内
にガスガイド150を備えたものである。
【0058】図18に示す実施形態は、トラフ103の
前板部152に添って上下運動するように堰153を備
えるとともに、同堰153を下降させるのに上部にタン
ク154を備えた堰直動タイプのスカム除去装置におい
て、そのタンク154内に前記分離水を供給するように
したものである。タンク154には、微量排水口があ
り、一定の時間帯、堰153の上端が水面下に没するよ
うになっている。
【0059】尚、同タンク154は、堰153の全長に
設けられているのでなく、両端あるいは片端、または長
手方向間に設けられている。タンク154内の水が抜け
るにしたがって堰153内のフロート155により同堰
153は浮上する。
【0060】図18に示すように、堰153は、内外二
重板構造のものでなり、その間に前板部152が位置す
るようにされるとともに、前板部152に接触しえ上下
運動するシール156を備える。そして、上下のシール
156には小孔が形成されており、ここから常時池内の
水が出入りするようになっているので、堰153の上下
運動はスムーズになる一方、池内の水は、トラフ103
内に入り込むが、その量が微量である。尚、矢印kのよ
うに、堰153内に前記分離水を供給するようにし、こ
の分離水も池内に微量排出するようにしたり、トラフ内
に排出するようにする。池内およびトラフ内の双方に排
出するようにすることもある。
【0061】図19に示す実施形態は、トラフ103上
に作動アーム157を揺動自在に支持し、その先端にタ
ンク158を備える一方後端にウエイト159を備えて
連結ロッド160により堰161を上下させるようにし
たものにおいて、前記タンク158内に分離水を供給す
るようにしたのである。このタンク158も破線のよう
に微量の排水をさせる。尚、堰161に直接分離水を供
給するようにすることがある。
【0062】図20に示す実施形態は、上下に弾性変形
自在で平行リンク機構のように動作するゴムシール16
3を備えてその先端にフロート状の堰164を備えたス
カム除去装置において、堰164の上に備えたタンク1
65に分離水を供給するようにしたものである。
【0063】尚、前記シール163で形成される空間に
は、下方から池内の水が入るようにしてある。
【0064】図21に示す実施形態は、スカム(フロス
とも称することがある)・水分離装置から排出されたフ
ロスの処理方法を具体的に挙げたものである。スカム・
水分離装置は、図1に示すものと略同様である。すなわ
ち、スカム・水分離装置45は処理槽1の中央に上部か
ら汚水投入筒7を挿通固定して含水スカムを処理槽1内
に導入するようにしてある。
【0065】投入筒7には回転軸10が挿通されて減速
機12付モーター13で回転駆動されるようになってい
る。18は緩衝部材で投入筒7に下方から対向してお
り、スカムが浮上し水が下方に流れるようにしてある。
200はガイド筒でスカムの浮上を促進させる。回転軸
10には、上部の掻出部材25が装備されるとともに、
下部の汚泥掻出羽根(掻出口は図示省略)201が装備
されている。
【0066】処理槽1には制御槽202が付設され、分
離した水が昇降調節自在なゲート203を越えて排水口
204から排出される。浮上したスカムは掻出部材25
の回転によりスクリュウコンベア43により排出され
る。205は原水入口弁である。
【0067】尚、処理槽1内には、図2に示すようにト
ラフ46からのスカム水が導入されるが、その導入のし
かたは、図21に示すようなラッパ状の吸引装置206
による場合もある。207が導水渠を示すが、吸引対象
はスカムが浮上しているものであればいずれでもよい。
この吸引装置206は、移動フレーム208により図面
の左右方向および直交方向に移動自在にしてもよい。
【0068】スカム・水分離装置45から排出されたス
カム(フロス)は、その下方に図示したホッパー210
を備え同ホッパー210である一定量スカムが溜められ
てのちポンプ209で汚泥処理設備に移送されるスカム
処理設備211に導かれる場合と、プレス脱水機212
に導かれて既設焼却装置213に導かれる場合と、直接
既設焼却装置213に導かれる場合と、焼却炉214に
導かれる場合とがあり、さらに、バイオタンク215に
導かれる場合とがある。
【0069】バイオタンク215は、処理槽217と殺
菌槽218を併設したもので、処理槽217には、スカ
ム(フロス)の導入口219が開設されるとともに、中
央には回転軸220が設けられて下部の汚泥掻出羽根2
21を回転させるようになっている。回転軸220の外
周上部には仮想線で示す攪拌羽根222を備えてもよ
い。汚泥掻出羽根221と攪拌羽根222を別回転系
(回転方向あるいは回転速度を別)にする場合、図22
に示すように内軸223と外筒224に分けて別の駆動
を採る。
【0070】処理槽217内に導入されたスカム(フロ
ス)には上方から挿入されたバイオ菌導入パイプ225
を通じてバイオ菌が導入されるとともに、エアーポンプ
226および細孔パイプ227を通じて微細エアーが導
入される。点線はエアーを表している。尚、処理槽21
7内にはバイオ菌用巣228をぶら下げておいてもよ
い。
【0071】処理槽217内ではバイオで処理されたあ
との水か側面孔から導出されるとともに沈澱した汚泥が
汚泥掻出羽根221により下部より排出される。229
は汚泥排出ポンプであり、沈澱池230の汚泥ピット2
31内にこれらの汚泥を導くことができる。一方、導出
孔233からの処理水は上向きに曲がる分離筒234を
通じて殺菌槽218内に導かれる。この分離筒234内
あるいはその出口から排水口218までの間には活性炭
を装備してもよい。
【0072】処理槽218内には殺菌灯235が臨み、
ここで殺菌処理されたあとの処理水が排水口236を通
じて排出される。排水部237は、仮想線で示すように
殺菌槽218の側部に付設してもよい。
【0073】バイオタンク215内に導出されたスカム
(フロス)は約1週間保留されることによりバイオによ
り溶解処理され、汚泥および水に分離してそれぞれ排出
される。尚、殺菌槽218は、図21の制御槽202の
ようにゲート203付のものにしてもよい。
【0074】図23、図24に示す実施形態は、バイオ
タンク215内の汚泥掻出羽根221の具体的構成を示
しており、同羽根221は、回転軸220から湾曲状に
突設されたアングル材などの羽根取付アーム239に湾
曲状にゴム板240を装着したものであり、湾曲の凸側
が回転先行側とされ、中央から外径方向に汚泥を掻き出
して排除するようになっている。尚、回転軸220の上
部外周には、ラセン状などの回転羽根を付してもよい。
同回転羽根には、バイオの巣をぶら下げておいてもよ
い。241は架台である。
【0075】図25に示す実施形態のように、汚泥導出
部243を処理槽217の底壁244から下がり勾配状
に形成してもよい。尚、図21の処理槽1の側部に仮想
線で示すように、同処理槽1に合体式に処理槽217を
構成してもよい。この場合、コンベア43によりスカム
を導入する場合と、吸引装置で導入する場合と、図示の
ようにゲート246を昇降自在に備えて自然流下させる
場合とがある。また、処理槽217は、単一個を示して
あるが、複数個の処理槽217をそれぞれ単独で併設す
る場合と、一体仕切式に複数個配列する場合もある。
【0076】図26に示す実施形態は、スカム・水分離
装置の他の態様である。ここにおいて、300は処理槽
で、同処理槽300には、スカム水導入パイプ301を
通じて側方からスカム水が導入され、垂直上方へ向けて
導出するようになっている。その際、分散板302が対
向することで分散が図られる。導出されたスカム水は、
微細エアー導入パイプ303からの微細エアーと混合し
てスカムの浮上が促進され水は分離する。304は汚泥
のドレンである。
【0077】処理槽300の上部寄りには、上方に向け
てテーパー状に窄まったガイドコーン305が設けら
れ、同コーン305はスカムの浮上を促進するとともに
水の分離を促す。306はスカムの浮上面で、分離した
水はコーン305の外周の越流堰307を越えて排水口
308を通じて排出される。一方、浮上したスカムは、
上方に設けられた羽根付きコンベア309により逐次ス
カム排出口310を通じて排出される。
【0078】尚、スカム水の導入方式は、図1に示すよ
うに、処理槽300の上方から投入する方式にしてもよ
い。これは次の図27に示す実施形態でも同様である。
【0079】図27に示す実施形態は、処理槽300
は、スカム水導入パイプ301や微細エアー導入パイプ
303、ガイドコーン305や越流堰307が装備され
ている。そして、コンベア309も図示しないが装備さ
れている。スカム排出口310に連通するようにスクリ
ュウ筒312が斜め上方に向けて固定されている。同筒
312内にはスクリュウ軸(図示省略)が装備され、駆
動手段313で回転駆動されるようになっている。
【0080】同スクリュウ軸によりスカムが掻き上げら
れて落下口314を通じて排出される。尚、315は排
水ピットで、水中ポンプ316によりスカム水導入パイ
プ303にスカム水が導入される。317は無機高分子
凝集剤タンクで、パイプ303に連通する。318は有
機高分子凝集剤タンクで、パイプ303の下流側に連通
している。
【0081】図28に示す実施形態は、沈澱池の水面3
20に浮遊するスカムを収集除去するための除去装置に
ついてのもので、321はフライトで、同フライト32
1にはローラー322が取り付けられている。このロー
ラー322は、第1レバー323を同一方向に蹴ること
で長孔324と相手側のピン325を介して第2レバー
326に作動を伝達する。
【0082】第2レバー326が矢印方向に回転させら
れることで、チェーン、ワイヤーロープあるいはリンク
チェーンなどによる伝達条材327が矢印方向に引かれ
る。そして、第3レバー328が応動することで連動ロ
ッド329が押し下げられる。これにより、堰330は
水面より押し下げられてスカムがトラフ331内に誘引
される。堰330の復帰は適所に設けられたバネやウエ
イトなどによりなされる。
【0083】尚、堰330は三角形の中空体であるが、
長円形や矩形断面のものであったり、単なる平坦な板も
のであったりする。また、第1レバー323と第2レバ
ー326は、第1レバー323のみのものに代えて構成
できる。この場合、図示第1レバー323は、支点から
下の部分は図示のようで良いが支点より上の部分を上向
きに延ばすことで条材327に連結する。
【0084】図29は、スカム・水分離装置についての
他の実施形態を示す。500は処理槽で、同処理槽50
0は、円筒体であるが、角筒や他の形状の筒体であって
もよい。この処理槽500は、架台501の上に載置さ
れているとともに、同処理槽500自体は、本体槽50
2とその上側の汚水蓄溜槽(汚水蓄溜手段)503を備
え、本体槽502の外部一側には排水槽504を備えて
いる。本体槽502の他の外周部にはスカム排出ホッパ
ー505が一体化されている。
【0085】汚水蓄溜槽503の天板下面中央には、上
部軸受507が設けられる一方、本体槽502の底板上
中央には、ピボット式の下端軸受508が固定されてい
る。また、本体槽502内の下部には、長尺状の受担部
材509が槽内を横断するようにして水平に固定されて
いる。この受担部材509の中間には、下部軸受510
が取り付けられている。
【0086】512は外部駆動軸、513は内部駆動軸
であり、これら両軸512,513は、内外二重軸状に
なっている。外部駆動軸512は、前記上部軸受507
と下部軸受510により回転自在に支持される一方、内
部駆動軸513は、外部駆動軸512から上下に突き抜
けた状態にして下端軸受508により回転自在に支持さ
れている。各駆動軸512,513は、従動スプロケッ
ト514を備え、駆動源515の駆動スプロケット51
6にチェーン(あるいはタイミングベルト等のベルト)
517を介して所定の方向に回転駆動されるようになっ
ている。ギア駆動でもよい。
【0087】尚、汚水蓄溜槽502には、仕切壁518
が形成され、その一方の空間内に駆動源515を収納し
てもよい。外部駆動軸512と内部駆動軸513は、同
じ方向に回転される場合と互いに逆方向に回転される場
合とがある。駆動源515は、可逆タイプのモーターに
してもよい。同駆動源515は減速装置付きになってい
る。また、駆動源515は単一個にして、その出力軸に
2つのスプロケットを装備して駆動するようにしてもよ
い。さらに、前記実施形態では、内部・外部の二重軸方
式にしたが単一軸方式で上下のスクレーパを駆動するよ
うにしてもよい。
【0088】本体槽502は上部開放型で、その上に汚
水蓄溜槽503がフランジ520を介して止着具で結合
されることで上下の槽が合体化されている。汚水蓄溜槽
503の底板中央には、下向きに突出するようにして汚
水投入筒521が垂設されている。同汚水投入筒521
は、全体が円筒体で、上部が直胴状で下部が下向きに拡
大テーパー状になっている。この汚水投入筒521は、
上下が開放され、上端が汚水蓄溜槽503内に連通する
一方、下端は本体槽502内に連通している。
【0089】汚水投入筒521の上端の開放口には、図
30にその平面図を示すように、ゴム盤状の第1緩衝部
材522が装着されている。この第1緩衝部材522
は、その内周に切り込み523が入れられ、汚水蓄溜槽
503内からの汚水の流れ量を一定に制御しながら汚水
投入筒521内に導くようになっている。前記第1緩衝
部材522は外部駆動軸512の外周に装着してもよ
い。この場合、切り込み523は外周部分に設けるが、
第1緩衝部材522は回転するので、詰まりがなくな
る。尚、汚水投入筒521は、図29に示すように、単
一本になっているが、これを細いパイプにより複数本に
分けて配置構成してもよい。また、同汚水投入筒521
は、垂直軸に対して斜め向きに向けて設置してもよい。
【0090】汚水投入筒521の上部内周には第2緩衝
部材524が設けられる一方、これより下方になる外部
駆動軸512外周には第3緩衝部材525が設けられて
いる。これら第1〜3緩衝部材522,524,525
により汚水投入筒521は蛇行して緩やかな流れになっ
て落下する。さらに、汚水投入筒521の下部内に対応
する高さには、外部駆動軸512の外周を介して第4の
緩衝部材526が設けられている。
【0091】外部駆動軸512の外周には、汚水投入筒
521の下端出口528に離間して対向するように円板
状の回転盤529が取り付けられており、同回転盤52
9の上面には、主緩衝部材530が設けられている。こ
の主緩衝部材530は、スポンジなどの多孔質のものや
ゴム盤などが使用される。同緩衝部材530の上面は凹
凸状になっているので、流下する汚水の持つエネルギー
を吸収して効果的に減速するとともに略水平向きの緩や
かな流れに変えてゆく。この緩衝部材530には多数本
の減衰軸をゴム製などを利用して上向きに突設しておい
てもよい。
【0092】一方、受担部材509上には、緩衝部材5
32を底面に介して円筒状をした分離筒533が設置さ
れている。同分離筒533は、外部駆動軸512と同心
状にして底部が盲状で上部が上向き拡大状のテーパー型
になった1つの受け入れ槽を形成するとともに、上部開
口内に前記主緩衝部材530が位置するようになってい
る。この分離筒533は、フランジ534と止着具53
5により受担部材509に締め付け固定される。分離筒
533は上下に高さ調節し得る。
【0093】また、分離筒533の上部内周には、テー
パー状でゴム製の緩衝部材536が貼り付けられ、この
緩衝部材536は、分離筒533の上端を巻き込むよう
になっている。分離筒533の開口内には、ステー53
8が複数本立設され、これらのステー538を介して円
筒状の緩衝部材539が装着されている。
【0094】緩衝部材539は、主緩衝部材530上を
経由して流れてくる汚水に対向して、汚水の流れを更に
減衰させるとともに、スカム等の軽いものは上方へ水は
下方に分離させる。下方に分離したものは、ステー53
8間を通って緩衝部材539の外周域に導かれる。ここ
で、緩衝部材536により再度緩衝されながらスカムを
上方に水を分離筒533の外周下方に向けて流すように
する。
【0095】分離筒533の上端を越えたものは、スカ
ムに分離して上昇するものの他、外周域に流れ出るもの
もあり、その中にはスカムを含むものもある。そこで、
分離槽533の外周には、低水位より少し下方に上端が
くるようにして円筒状のバッフル541が設けられて
る。このバッフル541は、本体槽502の内周複数個
所に装着したブラケット542…を介して取り付けられ
た取付リング543を介して装着されている。尚、分離
筒533の周部には、分離した水を外向きに導出するた
めの通穴を明けることがある。また、分離筒533の底
板には、汚泥を流下させるための通穴を形成することが
ある。さらに、分離筒533の外周囲あるいは内周域に
は、エアー551を噴出することがある。この場合、エ
アーパイプをパイプ状とした受担部材509で兼用的に
構成することもできる。
【0096】前記回転盤529からはステー545が立
設され、同ステー545を介してスカム掻出部材546
が水平回転自在に取り付けられている。同掻出部材54
6は、標準水位547に高さ方向中間を略合わせてある
とともに、内周端と外周端にはゴム板548が取り付け
られている。同スカム掻出部材546が回転すること
で、本体槽502に開口したスカム出口550からスカ
ムが排出される。このスカム掻出部材546に代えて、
前記でも示したスクリューコンベアや循環駆動されるコ
ンベアなどを構成することもできる。
【0097】前記スカム出口550には、昇降調節可能
なゲート553が設けられ、同ゲート553を一側に有
するようにしてスカム排出ホッパー505を仮想線のよ
うに備え付ける。その一方、本体槽502の下部から排
水槽504内に至るように排水パイプ556を備え付け
てあり、同パイプ556の入口には、邪魔板557が少
し離間して斜め板状に対向配置される一方、排水パイプ
556の排水槽504側の上端には本体槽502内の水
位を制御可能なように昇降調節自在な制御筒558が設
けられている。559は分離水出口である。
【0098】また、内部駆動軸513の下端には、汚泥
掻出部材560が取り付けられ、同部材560からの汚
泥は汚泥出口561を通じて排出される。
【0099】一方、前記汚水蓄溜槽503の天板上に
は、同槽503内に汚水を導出するための導入ボックス
563が設置され、同ボックス563は、導入パイプ5
64の向きに応じて方向変換が可能であるとともに、上
からもパイプ564を接続可能になっている。上向きの
接続口は通常は脱着自在に蓋設されている。
【0100】この実施形態では、前記のように、汚水導
入パイプ564から汚水投入筒521へ直接汚水が導入
されるのでなく、一旦汚水蓄溜槽503内に一定の汚水
を常時蓄溜したあと汚水投入筒521に導入するように
してあるので、汚水の導入量が多少変化しても常に汚水
投入筒521への投入だけは確保でき、しかも、投入量
が一定化するメリットがある。
【0101】尚、本体槽502の内周での直径Dは、汚
水投入筒521の出口直径dに比べて約4.5倍程度に
大きく設定して主緩衝部材530等で緩衝されて放射方
向に緩やかに拡散するスカム水がより長い経路をもって
減衰状態になるように工夫しているが、場合によって
は、それより大きくも小さくも設定することがある。ま
た、前記汚水蓄溜槽503は本体槽502の直上に設置
されたが、仮想線のように別設してもよい。
【0102】図31に示すものは、装置の下部を別構成
としたものであり、同本体槽502は、すなわち、本体
槽502の上部aは、汚水投入筒521よりも充分大き
な直径(dに対しDは約4倍)の直胴状にし、テーパー
状に窄まる中間部bを介して下部Cを汚水投入筒521
の約2倍程度に細く直胴状にしたものである。尚、排水
槽504等は同じように構成される。また、主緩衝部材
530の外周囲には、緩衝部材を配したり、バッフル等
を配すことがある。さらに、エアーの噴出も行うことが
ある。また、スカムの排出にスクリュウや履帯式のコン
ベアを使用することがある。さらに、図29および図3
1に示す実施形態の他、図1,図2,図3,図4,図1
2,図21,図22,図26,図27に示す実施形態で
も汚水の流入経路上にエアーの導入手段を備え、汚水と
ともにエアーを導入するようにすることがある。
【0103】図32に示す実施形態は、オキシデーショ
ンディッチ566についてのもので、同オキシデーショ
ンディッチ566は外周壁567とともに中央仕切壁5
68を備える他に、長手方向端部には、外周壁567と
中央仕切壁568との間に制御壁を備えるものもある。
【0104】このオキシデーションディッチ566には
矢印Pの方向に汚水が流されるが、ここでは、この流れ
るエネルギーを利用してインペラ569…付きの駆動ホ
イール570を連動回転させるようにしてある。同ホイ
ール570は、一側流路と他側流路の双方に同軸状に配
されて駆動軸571で支持されている。両駆動軸571
は、端部にベベル型の駆動ピニオン572を備え、両ピ
ニオン572により、仕切壁568上に縦軸状に備えた
ベベル型のギア573が図32の左周りに回転駆動され
る。
【0105】ギア573には、他の従動ピニオン574
が噛み合い、このピニオン574を介して水平軸状に動
力取出軸575が取り出されている。こうして取り出さ
れた回転力は、別のエアー吹き込み装置(図示省略)を
駆動してエアー576を水中に混入させるように利用さ
れる。尚、インペラ569を通じてエアー577を吹き
出すようにしてもよい。このインペラ569からのエア
ー吹き出し駆動用として前記動力取出軸575からの回
転力を利用してもよい。また、前記実施形態では、ホイ
ールで駆動したが、コンベア式のものでもよい。さら
に、駆動力は、仕切壁568や外周壁567の長手方向
等に設置されたレールに沿って走行する装置の駆動に利
用してもよい。また、オキシデーションディッチ566
内にはスカムが流れるが、それを落とし込み回収するた
めに固定式のトラフとその前側の堰とを構成する場合が
あるが、その堰を上下させるために前記駆動力を利用し
てもよい。この場合、回転駆動でカムを回転させ、同カ
ムで堰を上下させるようにしてもよい。前記ホイールあ
るいはコンベアは縦軸周りに回転させるようにしてもよ
い。ホイールあるいはコンベアは池の一側に設けてもよ
い。
【0106】
【発明の効果】この発明は以上のように、処理槽に、上
方から同槽内に突出し汚水を導入するための汚水投入筒
と、少なくとも上層が緩衝可能な弾性質で前記汚水投入
筒の出口下方に対向して配された緩衝部材と、前記緩衝
部材から浮上するスカムを槽外に排出するスカム排出手
段とを備えるとともに、同処理槽の周部には、前記スカ
ム排出手段の1つとしてのスカム出口と、槽下部に位置
し処理済みの水を排出する分離水出口と、底部に沈澱す
る汚泥を抜き取る汚泥出口とが形成されているので、微
細なスカムまでも効果的に水から分離させ得るスカム・
水分離装置を提供することができる。また、請求項10
から13に示すように、スカム・水分離装置から排出さ
れる分離水を、処理槽内の浮上スカムを排出するために
利用したり、沈澱池等に設置されるスカム除去装置ある
いはその近傍に分離水を導いて水面上に浮遊するスカム
を同分離水の落下により破壊するように利用したりす
る。また、沈澱池等に設置されるスカム除去装置のスカ
ム流入側前方に分離水を導いて放出し水面上に浮遊する
スカムを同除去装置の方向に誘導するために利用する。
さらに、沈澱池等の側壁に分離水を導いて流下させるこ
とで同側壁面を洗浄するためにも利用する。また、沈澱
池等に設置され水の重さで沈み排出により浮上する堰を
備えたスカム除去装置の前記水として分離水を利用す
る。このように分離水をそのまま処理するのでなく水処
理設備内で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるスカム・水分離装
置の縦断面図。
【図2】同分離装置を含むシステムフローチァート。
【図3】システムフローを概要的に示す説明図。
【図4】水位調節装置を示す模式図。
【図5】分離水を利用する一実施形態を示す平面図。
【図6】図5のVI−VI線断面図。
【図7】分離水の他の利用方法を示す斜視図。
【図8】分離水の他の利用方法である実施形態の1つを
示す側面図。
【図9】スカム寄せ付けに分離水を利用する方法を示す
平面図。
【図10】側壁洗浄に分離水を利用する方法を示す断面
図。
【図11】汚泥の処理方法の一実施形態を示す断面模式
図。
【図12】処理槽内のスカム排出方法を示す断面模式
図。
【図13】スカム水から分離した水を処理槽に導く方法
を示す斜視図。
【図14】スカム水から水を分離する方法の一実施形態
を示す平面図。
【図15】図14の横断面図。
【図16】スカム除去装置を通じて有害ガスを排出する
方法を示す平面図。
【図17】図16の断面図。
【図18】スカム除去装置のタンクに分離水を供給する
方法を示す断面模式図。
【図19】スカム除去装置のタンクに分離水を供給する
他の方法を示す断面模式図。
【図20】スカム除去装置のタンクに分離水を供給する
他の方法を示す断面模式図。
【図21】排出されたスカムのあと処理方式を示す模式
図。
【図22】二重軸駆動方式を示す模式図。
【図23】汚泥掻出羽根の構成例を示す横断面模式図。
【図24】その側断面図。
【図25】汚泥導出部の他の実施形態を示す模式断面
図。
【図26】他の実施形態を示すスカム・水分離装置の模
式図。
【図27】他の実施形態を示すスカム・水分離装置の模
式図。
【図28】他のスカム除去装置を示す側面図。
【図29】スカム・水分離装置の他の実施形態を示す縦
断面図。
【図30】図29のH−H線断面矢視図。
【図31】スカム・分離装置の他の実施形態を示す縦断
面模式図。
【図32】オキシデーションディッチについての実施形
態を示す平面模式図。
【図33】同例の縦断面図。
【符号の説明】 1,500…処理槽 7,521,…汚水投入筒 1
3,515…モーター(駆動源) 18,530…緩衝
部材 21,533…分離筒 25,546,560…
掻出部材 31,559…分離水出口 34,561…
汚泥出口 41…エアー導入手段 42,550…スカ
ム出口。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に、上方から同槽内に突出し汚水
    を導入するための汚水投入筒と、少なくとも上層が緩衝
    可能な弾性質で前記汚水投入筒の出口下方に対向して配
    された緩衝部材と、前記緩衝部材から浮上するスカムを
    槽外に排出するスカム排出手段とを備えるとともに、同
    処理槽の周部には、前記スカム排出手段の1つとしての
    スカム出口と、槽下部に位置し処理済みの水を排出する
    分離水出口と、底部に沈澱する汚泥を抜き取る汚泥出口
    とが形成されているスカム・水分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、緩衝部材は、その上
    面が凹凸状になっているスカム・水分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、汚水投入筒
    と処理槽との間には、緩衝部材上を経由してきたスカム
    を上昇させ水を下降させる分離筒が設けられているスカ
    ム・水分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかにおい
    て、緩衝部材は、上下高さを外部から調節可能になって
    いるスカム・水分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、処理槽内の底部には、汚泥の掻出部材が回転自在に
    設けられているスカム・水分離装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、処理槽内にはエアーが導入されるようになっている
    スカム・水分離装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかにおい
    て、浮上するスカムは、処理槽からの分離水を同槽内に
    導入してスカム排出口を通じて排出するようにするスカ
    ム・水分離装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかにおい
    て、汚水投入筒までの汚水導入経路上には、汚水蓄溜手
    段が設けられているスカム・水分離装置。
  9. 【請求項9】 請求項5において、スカム排出手段が槽
    内で回転運動するスクレーパであり、同スクレーパは、
    槽内に設けられた二重軸の一方で駆動され、汚泥の掻出
    部材は、前記二重軸の他方で駆動されるようになってい
    るスカム・水分離装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれかのスカ
    ム・水分離装置から排出される分離水を利用する方法で
    あって、沈澱池等に設置されるスカム除去装置あるいは
    その近傍に分離水を導いて水面上に浮遊するスカムを同
    分離水の落下により破壊するようにする分離水の利用方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1から9までのいずれかのスカ
    ム・水分離装置から排出される分離水を利用する方法で
    あって、沈澱池等に設置されるスカム除去装置のスカム
    流入側前方に分離水を導いて放出し水面上に浮遊するス
    カムを同除去装置の方向に誘導するようにする分離水の
    利用方法。
  12. 【請求項12】 請求項1から9までのいずれかのスカ
    ム・水分離装置から排出される分離水を利用する方法で
    あって、沈澱池等の側壁に分離水を導いて流下させるこ
    とで同側壁面を洗浄するようにする分離水の利用方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から9までのいずれかのスカ
    ム・水分離装置から排出される分離水を利用する方法で
    あって、沈澱池等に設置され水の重さで沈み排出により
    浮上する堰を備えたスカム除去装置の前記水として分離
    水を利用する分離水の利用方法。
  14. 【請求項14】 請求項1から9までのいずれかにおい
    て、排出されるスカムを導入してバイオ菌で処理するバ
    イオタンクを一体あるいは別体に備えているスカム・水
    分離装置。
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