JPH09234464A - スカム・水分離装置ならびに分離水の利用方法 - Google Patents

スカム・水分離装置ならびに分離水の利用方法

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JPH09234464A
JPH09234464A JP19823896A JP19823896A JPH09234464A JP H09234464 A JPH09234464 A JP H09234464A JP 19823896 A JP19823896 A JP 19823896A JP 19823896 A JP19823896 A JP 19823896A JP H09234464 A JPH09234464 A JP H09234464A
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Japan
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scum
water
tank
separated
separated water
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JP19823896A
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Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細なスカムまでも効果的に水から分離させ
得るスカム・水分離装置を提供すること。 【解決手段】 処理槽1に、上方から同槽1内に突出し
汚水を導入するための汚水投入筒7と、少なくとも上層
が緩衝可能な弾性質で前記汚水投入筒7の出口下方に対
向して配された緩衝部材18と、前記緩衝部材18ら浮
上するスカムを槽外に排出するスカム排出手段とを備え
るとともに、同処理槽1の周部には、前記スカム排出手
段の1つとしてのスカム出口42と、槽下部に位置し処
理済みの水を排出する分離水出口31と、底部に沈澱す
る汚泥を抜き取る汚泥出口34とが形成されている。処
理槽1からの分離水を、例えば、処理槽1内で浮上する
スカムの排出のために利用する。また、沈澱池等に設置
されるスカム除去装置あるいはその近傍に分離水を導い
て水面上に浮遊するスカムを同分離水の落下により破壊
するようにしたり、沈澱池等に設置されるスカム除去装
置のスカム流入側前方に分離水を導いて放出し水面上に
浮遊するスカムを同除去装置の方向に誘導するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流出してきた汚
水からスカムと水とを分離するためのスカム・水分離装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理設備の沈澱池からはスカムを含
む水、含水スカムが流されてきて、これらの含水スカム
は、分離装置に導入されたあと、同装置内で浮上するス
カムと下方に抜かれる水とに分離処理されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
スカム・水分離装置は、処理槽内に汚水を導入して旋回
運動させるだけのものであったため、スカムと水の分離
が効果的になされず、特に、微粒なスカムについては水
とともに排出されていた。この発明は前記課題を解決す
るためになされたもので、微細なスカムまでも効果的に
水から分離させ得るスカム・水分離装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、処理槽に、上方から同槽内
に突出し汚水を導入するための汚水投入筒と、少なくと
も上層が緩衝可能な弾性質で前記汚水投入筒の出口下方
に対向して配された緩衝部材と、前記緩衝部材から浮上
するスカムを槽外に排出するスカム排出手段とを備える
とともに、同処理槽の周部には、前記スカム排出手段の
1つとしてのスカム出口と、槽下部に位置し処理済みの
水を排出する分離水出口と、底部に沈澱する汚泥を抜き
取る汚泥出口とが形成されている。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、緩衝部材は、その上面が凹凸状になっている。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、汚水投入筒と処理槽との間には、緩衝部材上
を経由してきたスカムを上昇させ水を下降させる分離筒
が設けられている。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1から3ま
でのいずれかにおいて、緩衝部材は、上下高さを外部か
ら調節可能になっている。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項1から4ま
でのいずれかにおいて、処理槽内の底部には、汚泥の掻
出部材が回転自在に設けられている。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項1から5ま
でのいずれかにおいて、処理槽内にはエアーが導入され
るようになっている。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項1から6ま
でのいずれかにおいて、浮上するスカムは、処理槽から
の分離水を同槽内に導入してスカム排出口を通じて排出
するようにする。
【0011】請求項8記載の発明は、請求項1から7ま
でのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分離
水を利用する方法であって、沈澱池等に設置されるスカ
ム除去装置あるいはその近傍に分離水を導いて水面上に
浮遊するスカムを同分離水の落下により破壊するように
する。
【0012】請求項9記載の発明は、請求項1から7ま
でのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分離
水を利用する方法であって、沈澱池等に設置されるスカ
ム除去装置のスカム流入側前方に分離水を導いて放出し
水面上に浮遊するスカムを同除去装置の方向に誘導する
ようにする。
【0013】請求項10記載の発明は、請求項1から7
までのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分
離水を利用する方法であって、沈澱池等の側壁に分離水
を導いて流下させることで同側壁面を洗浄するようにす
る。
【0014】請求項11記載の発明は、請求項1から7
までのいずれかのスカム・水分離装置から排出される分
離水を利用する方法であって、沈澱池等に設置され水の
重さで沈み排出により浮上する堰を備えたスカム除去装
置の前記水として分離水を利用する。
【0015】請求項12記載の発明は、請求項1から7
までのいずれかにおいて、排出されるスカムを導入して
バイオ菌で処理するバイオタンクを一体あるいは別体に
備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1はその好適な一実施
形態を示し、1は処理槽で、架台2上に固定して設置さ
れている。処理槽1は、円筒状の胴部3と、上蓋4と、
底盤5を備えている。
【0017】上蓋4の中央には、垂直に貫通した状態で
汚水投入筒7が差し込まれている。同汚水投入筒7は、
その下端出口7aが初期導入レベルXより少し下方(数
十センチ程度)まで臨むようになっているとともに、同
筒7は上蓋4より上方に突き出してその上端に導水筒8
が連通状に接続されている。初期導入レベルXは、汚水
投入筒7を通じて汚水が導入される初期レベルである。
【0018】処理槽1の中央縦軸方向には、汚水投入筒
7内を通じて回転軸10が挿通されており、同回転軸1
0は、底盤5に下端が回転支持される一方上端は軸受1
1により支持されている。回転軸10は、処理槽1上の
減速機12付きのモーター(駆動源)13で一定の方向
に回転駆動される。逆回転駆動されるようにしてもよ
い。
【0019】14はエアーベントで、上蓋4に設けられ
ている。15は覗き窓である。前記汚水投入筒7の外周
囲には、周隙間を置いて外筒16が設けられている。同
外筒16の下端は下向き広がり状にテーパー部16aが
形成され、出口7aよりも少し低くなっている。
【0020】出口7aの下方には緩衝部材18が水平対
向状に設けられている。同緩衝部材18は、多孔質のス
ポンジが用いられ、ゴムなどであってもよい。緩衝部材
18は、胴部3より小さい径とされており、この上面は
凹凸面18aになっている。凹凸面18aは外周部位に
おいてやや大きな凹面になってスカムを上方に誘導する
ように形成される他は小さい凹凸状になっている。
【0021】同緩衝部材18は、ステー19で支持され
るとともに上蓋4にボルト止めされた垂直なロッド20
でもって上下高さを調節自在にされている。尚、緩衝部
材18は、上下貫通状の通水孔を備えてもよい。この場
合、緩衝部材18は、図1に示すように処理槽1の内径
よりも小さい外径をもつものに限定されず、例えば、処
理槽1の内径と同一の外径をもつものにして通水孔の径
をやや大きく形成したものでもよい。同緩衝部材18は
円錐状でその頂点は下に向くようにしてもよい。
【0022】緩衝部材18からの含水スカムは矢印のよ
うに外径方向に流れるが、それに対向するようにして分
離筒21が設けられている。同分離筒21の下部はテー
パー部21aを備え、同テーパー部21aに含水スカム
が当たることで、スカム分は上昇し水は下降するように
案内される。尚、テーパー部21aの内面には凹凸部を
備えて分離をより促進させるようにしてもよい。
【0023】図1に仮想線で示す23は環状の緩衝分離
部材で、胴部3の内周全体に嵌め込まれるもので、スポ
ンジやゴム等が好ましい。初期導入レベルXより少し上
方のスカムが浮上して溜まる高さには、掻出部材(羽
根)25が回転自在に設けられている。この掻出部材2
5は、上からみて複数枚のものであり、先端にはゴム等
の弾性質のスクレーパ26が装着されている。同掻出部
材25は、回転軸10回りに装着した回転部材27に縦
ロッド28を介して取り付けられている。
【0024】処理槽1の下部まわりには、点検蓋30が
脱着自在に取り付けられているとともに、他の周部に
は、分離水出口31が開口されている。同出口31の内
方にはスカムや汚泥の流入を規制する規制板32が配さ
れている。底盤5には、汚泥出口34を有する半球状の
汚泥誘引部35と汚泥排出筒36が接続されている。
【0025】尚、図1に仮想線で示すように、処理槽1
の下部内に、ステー38を介して微生物の種菌を混在さ
せた浄化材39…を垂下げてもよい。また、回転軸10
回りの下端には、沈澱汚泥の掻出部材40を備えてもよ
い。この場合、掻出部材40は、定期的に回転をさせる
もので、回転軸10の外周に設ける回転筒で回転させる
ようにする。さらに、図1に仮想線矢印のように、処理
槽1の底部からエアー41を導入することもある。ま
た、処理槽1の上部には、掻出部材25の外周に対応し
てスカム出口42が開口している。この出口42には、
図2に示すように、スクリュウコンベア43が連設され
ている。
【0026】前記スカム・水分離装置においては、導入
筒8から汚水投入筒7を通じて含水スカムがAが導入さ
れる。この際、破線で示すように、エアーBを混合して
もよい。こうして導入された含水スカムは、矢印Cのよ
うに緩衝部材18上に衝当し、この際、投入エネルギー
が緩衝部材18で殆ど吸収され、凹凸面18aによりさ
らに流れ速度を減退されながら緩衝部材18の外径方向
に流れ出る。含水スカムは、凹凸面18aの最後のとこ
ろでやや上向きの流れに変えられ、外筒16のテーパー
部16aに当たることで、上昇するスカムと下降する水
とに分離される。
【0027】導入初期においては、レベルXまで含水ス
カムが導入される。前記のようにしてスカムは上昇し分
離した水は下降してゆき、スカムはレベルXを越えて盛
り上がるようになり、これらのスカムを掻出部材25の
旋回によりスカム出口42を通じてスクリュウコンベア
43で槽外に排出する。尚、スカム排出の際は、レベル
Y迄水面を上昇させる。
【0028】分離して下降する処理水は、下部の分離水
出口31を通じて槽外に排出される。沈澱した汚泥は、
汚泥出口34を通じて定期的に抜き出される。
【0029】次に、図2に示すシステムフロー図により
スカム・水分離装置45を中心とした全体の流れを説明
する。46はスカム呑込用のトラフであり、同トラフ4
6からフロースイッチhとバタフライ弁gを介して伸縮
継手cから前記導入筒8を通じて処理槽1内に投入され
る。47は空気管であり、そのエアーは、レジューサ
e、仕切弁d、電動ボール弁aを通じて導入筒8に吹き
込まれる。一部は、仕切弁dを介して処理槽1の下部か
ら吹き込まれる。
【0030】スクリュウコンベア43からのスカムは、
濃縮スカム蓄溜槽49内に導かれる。同蓄溜槽49は、
高架水槽よりの水噴射50を備えスカム移送ポンプ51
を通じて排出される。尚、52はマグネセル(重量計)
である。蓄溜槽49からの汚泥は、処理槽1からの汚泥
とともに連通管53で移送される。54は操作盤であ
る。
【0031】55は分離水蓄溜槽であり、分離水出口3
1からの水を蓄溜して下部より処理水を抜き出す。56
は液位計である。
【0032】図3は含水スカムの流れをより詳しく示す
もので、60は予備曝気槽、61は最初沈澱池、62は
曝気槽、63は最終沈澱池をそれぞれ示す。最初および
最終沈澱池61,63内の水面にはスカム除去装置65
はそれぞれ設置され、フライトにより蹴られるカムによ
りアームを介して堰を浮沈させることで自動運転してト
ラフ66内にスカムを呑み込むようになっている。
【0033】トラフ66からの含水スカムは、スカムピ
ット67を通じてポンピングされて処理槽1内に導入さ
れる。一部は、スカム分離機68にかけられることもあ
る。この場合、直接脱水機69にかけられて脱水し渣が
蓄溜タンク70に蓄溜され搬出される。分離機68から
の含水スカムは処理槽1内に導入される。
【0034】図3の処理槽1では、スカムの浮上を促進
するため散気装置71を備え、バッフル72を介して分
離水出口31から分離水を排出するようにしてあるが、
その出口31からの水は、制御槽74で更に処理され
る。すなわち、制御槽74内では縦蛇行流にされ、殺菌
灯75およびCuイオンユニット76を経由して殺菌処
理される。上方からの排出スカムは、燃焼炉77やホッ
パー78あるいは汚泥処理ライン79に適宜分配移送さ
れて所定の処理をされる。
【0035】尚、図4に示すように、制御槽74内に昇
降調節可能な水位設定ゲート80を備えておいて処理槽
1内の液位レベルを高低に調節するようにしてもよい。
81はレベル計である。
【0036】図5および図6に示す実施形態は、前記し
た図1から図4の処理槽1からの分離水をスカム除去装
置100の後部に導いて流下させてスカムを細かく砕く
ようにしたものである。
【0037】スカム除去装置100は、各沈澱池101
に連通トラフ102を介して横架されたトラフ103を
本体として備え、同トラフ103は、前部を水面104
より低く設定し、その前部にフロート式の堰105を備
えて横側の回転軸106を介して上下に運動するように
してある。この堰105は、図6の実線の状態で水面上
のスカムを堰き止める一方、仮想線のように水面下に下
がることでスカムを多少の水とともに呑み込むようにな
っている。
【0038】これらのスカム除去装置100は、図5に
その平面図を示すように複数個連設されるとともに、矢
印aのように堰105を越えて流入したスカムと水(ス
カム水と称する)は、トラフ103および連通トラフ1
02を通じて矢印bのように処理槽1内に供給される。
【0039】処理槽1内では、前記したようにスカムと
水(分雌水)とに分離される。分離水は、矢印cのよう
に、トラフ103の後部に添って備えた樋107内にバ
ルブ108…を介して導入される。そして、各樋107
の背部には、のこ歯状の越流堰109が形成されてお
り、この越流堰109を通じて分離水が流下するように
なっている。この流下により水面104上のスカムは次
第に破壊されてゆく。
【0040】尚、分離水を堰105の前方に流下させる
ようにしてもよい。また、図6に仮想線で示すように、
樋107は、丸管形状あるいは角管形状にしてトラフ1
03内に配置し、バルブ108を介して分離水をトラフ
後方に流下させるようにしてもよい。
【0041】樋107には、堰を備え、同堰が、スカム
除去装置100の堰105の運動に連動して開閉するよ
うにしてもよい。尚、図6に仮想線で示すように、樋1
07の斜め下方にはガイド板110を備えておき、同ガ
イド板110に分離水が案内されることで直線状に水面
に突入するようにしてもよい。
【0042】また、前記実施形態では、越流堰109が
トラフ103の全長に一様に形成されたものになってい
るが、全長の一部のみを切り欠いてそこからのみより多
くの分離水を流下させるようにしてもよい。その流下個
所を必要に応じて移動可能にしてもよい。
【0043】図7に示す実施形態は、トラフ103に樋
107を備えたものにおいて、あるいは樋107無しの
ものにおいて、連通トラフ102の前方のスカムの滞留
しやすい個所に分離水を流下させる流下パイプ112を
備えたものであり、同パイプ112から分離水を流下さ
せることで、そこ(図5のA個所)のスカムを破壊する
とともに堰105の前の方にこれらのスカムを誘導し呑
み込みやすくしたものである。
【0044】尚、同パイプ112の下端を水面下に臨ま
せて下方から分離水を放出するようにしてもよい。ま
た、堰105の側方には、同時に上下運動する側板11
3が溶接されているが、同側板113には連通トラフ1
02の前方に臨むカッターを備えてスカムを同時破壊可
能に構成してもよい。このカッターは堰105に備え付
けてもよい。
【0045】図8に示す実施形態は、処理槽1から矢印
dのように配管116を直接介して分離水を流下させる
ようにしてもよい。
【0046】図9に示す実施形態は、スカム除去装置1
00を備えた沈澱池101内で、水面上のスカムを分離
水により同装置100の方向に寄せ付けるようにしたも
のである。すなわち、水面上には、処理槽からの配管1
18を備え、同配管118の複数個所にノズル119…
を備えて水面上のスカムをスカム除去装置100の方向
に寄せ付けるようにしたものである。
【0047】この方式を採用すれば、これまで構成され
てきたフライト式汚泥掻寄装置を構成する必要がなくな
る。従って、図11に示すような池底を運動する形式の
汚泥掻寄装置で事足りることになる。尚、配管118は
仮想線のように複数本配してもよい。このように複数本
配す場合は、図9のように配管する場合と、スカム除去
装置100から最も離れた配管118にまず分離水を供
給するように配管を構成し、スカム除去装置100に近
い配管118には二次的に分離水を供給するようにする
ことがある。
【0048】図10に示す実施形態は、沈澱池の側壁1
21に添って分離水の配管122を配し、同配管122
から側壁121の面に分離水を放出することで洗浄し、
付着して破壊に至らしめる硫化水素ガス等を洗い流すよ
うにすることができ、これにより、コンクリート製の側
壁121の寿命を向上させることができる。
【0049】図11に示す実施形態は、沈澱池の底壁1
25の幅方向中央に通された1本あるいは2本のガイド
レール126に添って走行自在なキァリア127にスク
レーパ128を備えた汚泥掻寄装置129を構成した沈
澱池において、あるいは従来のフライト式汚泥掻寄装置
においてのもので、これらの汚泥掻寄装置を備えた沈澱
池のピット130に処理槽1から矢印eのように汚泥を
導き、同汚泥をポンプ131により、汚泥掻寄装置から
の汚泥とともに抜き出すようにしたものである。132
は濃縮槽である。
【0050】尚、矢印fのように、処理槽1からの汚泥
を直接濃縮槽132に導いてもよい。前記汚泥掻寄装置
129は、右方向に復帰する際、スクレーパ128を持
ち上げる。尚、同掻寄装置129は、カバー133の内
部に水中モーターが装備されている。このモーターとス
クレーパ128とは、電磁クラッチ(図示省略)を介し
て垂直あるいは水平姿勢に切り換えられる。
【0051】図12に示す実施形態は、処理槽1から排
出される分離水を矢印gのように、ポンプ135を介し
て処理槽1の上部に導き、浮上したスカム136をこの
分離水の強制流によりスカム出口42まで誘導して排出
するようにしたもので、これにより、図1に示す掻出部
材25が不要にして構造の簡略化を図るようにしたもの
である。
【0052】図13に示す実施形態は、前記したような
スカム除去装置100のトラフ103の底板部138に
複数のスリット139…を形成して、スカムから水のみ
を通過自在にして、トラフ103の更に下段に形成した
下トラフ140にこの水だけを導き、この下トラフ14
0から連通口141を通じて矢印hのように連通路14
2内に導き、更に処理槽1の汚水投入筒7にあるいは矢
印iのようにポンプを介して分離水通路に投入するよう
にしてもよい。尚、連通路142でなく直接下トラフ1
40から矢印jのように分離水通路に導入してもよい。
スリット139は網や多孔状にしてもよい。矢印kのよ
うに分離水を沈澱池内に導いてもよい。
【0053】図14(トラフを上方からみたもの)およ
び図15(トラフの側断面図)に示す実施形態は、トラ
フ103の背板部144に形成した連通口145から連
通路146にスカム水からの水のみを導出する場合に、
トラフ103の内面にスカムを前方斜めに誘導するガイ
ド板147…を備えてスカムを遠ざけて水のみを導出し
やすくしたものである。この場合、連通口145には、
多孔板や網状板を配してもよい。
【0054】図16に示す実施形態は、複数の沈澱池を
通じて配されたスカム除去装置100…のトラフ103
および連通トラフ102を介してブロア149からエア
ーを抜きあるいは押し出すようにし、これにより、トラ
フ102および連通トラフ102内に溜まりやすい硫化
水素ガスなどを排除するようにしてトラフ等の損傷防止
を図ったものである。尚、図示のように処理槽1の上部
に連通させて内部ガスを引き抜くようにしてもよい。
【0055】図17に示す実施形態は、トラフ102内
にガスガイド150を備えたものである。
【0056】図18に示す実施形態は、トラフ103の
前板部152に添って上下運動するように堰153を備
えるとともに、同堰153を下降させるのに上部にタン
ク154を備えた堰直動タイプのスカム除去装置におい
て、そのタンク154内に前記分離水を供給するように
したものである。タンク154には、微量排水口があ
り、一定の時間帯、堰153の上端が水面下に没するよ
うになっている。
【0057】尚、同タンク154は、堰153の全長に
設けられているのでなく、両端あるいは片端、または長
手方向間に設けられている。タンク154内の水が抜け
るにしたがって堰153内のフロート155により同堰
153は浮上する。
【0058】図18に示すように、堰153は、内外二
重板構造のものでなり、その間に前板部152が位置す
るようにされるとともに、前板部152に接触しえ上下
運動するシール156を備える。そして、上下のシール
156には小孔が形成されており、ここから常時池内の
水が出入りするようになっているので、堰153の上下
運動はスムーズになる一方、池内の水は、トラフ103
内に入り込むが、その量が微量である。尚、矢印kのよ
うに、堰153内に前記分離水を供給するようにし、こ
の分離水も池内に微量排出するようにしたり、トラフ内
に排出するようにする。池内およびトラフ内の双方に排
出するようにすることもある。
【0059】図19に示す実施形態は、トラフ103上
に作動アーム157を揺動自在に支持し、その先端にタ
ンク158を備える一方後端にウエイト159を備えて
連結ロッド160により堰161を上下させるようにし
たものにおいて、前記タンク158内に分離水を供給す
るようにしたのである。このタンク158も破線のよう
に微量の排水をさせる。尚、堰161に直接分離水を供
給するようにすることがある。
【0060】図20に示す実施形態は、上下に弾性変形
自在で平行リンク機構のように動作するゴムシール16
3を備えてその先端にフロート状の堰164を備えたス
カム除去装置において、堰164の上に備えたタンク1
65に分離水を供給するようにしたものである。
【0061】尚、前記シール163で形成される空間に
は、下方から池内の水が入るようにしてある。
【0062】図21に示す実施形態は、スカム(フロス
とも称することがある)・水分離装置から排出されたフ
ロスの処理方法を具体的に挙げたものである。スカム・
水分離装置は、図1に示すものと略同様である。すなわ
ち、スカム・水分離装置45は処理槽1の申央に上部か
ら汚水投入筒7を挿通固定して含水スカムを処理槽1内
に導入するようにしてある。
【0063】投入筒7には回転軸10が挿通されて減速
機12付モーター13で回転駆動されるようになってい
る。18は緩衝部材で投入筒7に下方から対向してお
り、スカムが浮上し水が下方に流れるようにしてある。
200はガイド筒でスカムの浮上を促進させる。回転軸
10には、上部の掻出部材25が装備されるとともに、
下部の汚泥掻出羽根(掻出口は図示省略)201が装備
されている。
【0064】処理槽1には制御槽202が付設され、分
離した水が昇降調節自在なゲート203を越えて排水口
204から排出される。浮上したスカムは掻出部材25
の回転によりスクリュウコンベア43により排出され
る。205は原水入口弁である。
【0065】尚、処理槽1内には、図2に示すようにト
ラフ46からのスカム水が導入されるが、その導入のし
かたは、図21に示すようなラッパ状の吸引装置206
による場合もある。207が導水渠を示すが、吸引対象
はスカムが浮上しているものであればいずれでもよい。
この吸引装置206は、移動フレーム208により図面
の左右方向および直交方向に移動自在にしてもよい。
【0066】スカム・水分離装置45から排出されたス
カム(フロス)は、その下方に図示したホッパー210
を備え同ホッパー210である一定量スカムが溜められ
てのちポンプ209で汚泥処理設備に移送されるスカム
処理設備211に導かれる場合と、プレス脱水機212
に導かれて既設焼却装置213に導かれる場合と、直接
既設焼却装置213に導かれる場合と、焼却炉214に
導かれる場合とがあり、さらに、バイオタンク215に
導かれる場合とがある。
【0067】バイオタンク215は、処理槽217と殺
菌槽218を併設したもので、処理槽217には、スカ
ム(フロス)の導入口219が開設されるとともに、中
央には回転軸220が設けられて下部の汚泥掻出羽根2
21を回転させるようになっている。回転軸220の外
周上部には仮想線で示す攪拌羽根222を備えてもよ
い。汚泥掻出羽根221と攪拌羽根222を別回転系
(回転方向あるいは回転速度を別)にする場合、図22
に示すように内軸223と外筒224に分けて別の駆動
を採る。
【0068】処理槽217内に導入されたスカム(フロ
ス)には上方から挿入されたバイオ菌導入パイプ225
を通じてバイオ菌が導入されるとともに、エアーポンプ
226および細孔パイプ227を通じて微細エアーが導
入される。点線はエアーを表している。尚、処理槽21
7内にはバイオ菌用巣228をぶら下げておいてもよ
い。
【0069】処理槽217内ではバイオで処理されたあ
との水が側面孔から導出されるとともに沈澱した汚泥が
汚泥掻出羽根221により下部より排出される。229
は汚泥排出ポンプであり、沈澱池230の汚泥ピット2
31内にこれらの汚泥を導くことができる。一方、導出
孔233からの処理水は上向きに曲がる分離筒234を
通じて殺菌槽218内に導かれる。この分離筒234内
あるいはその出口から排水口218までの間には活性炭
を装備してもよい。
【0070】処理槽218内には殺菌灯235が臨み、
ここで殺菌処理されたあとの処理水が排水口236を通
じて排出される。排水部237は、仮想線で示すように
殺菌槽218の側部に付設してもよい。
【0071】バイオタンク215内に導出されたスカム
(フロス)は約1週間保留されることによりバイオによ
り溶解処理され、汚泥および水に分離してそれぞれ排出
される。尚、殺菌槽218は、図21の制御槽202の
ようにゲート203付のものにしてもよい。
【0072】図23、図24に示す実施形態は、バイオ
タンク215内の汚泥掻出羽根221の具体的構成を示
しており、同羽根221は、回転軸220から湾曲状に
突設されたアングル材などの羽根取付アーム239に湾
曲状にゴム板240を装着したものであり、湾曲の凸側
が回転先行側とされ、中央から外径方向に汚泥を掻き出
して排除するようになっている。尚、回転軸220の上
部外周には、ラセン状などの回転羽根を付してもよい。
同回転羽根には、バイオの巣をぶら下げておいてもよ
い。241は架台である。
【0073】図25に示す実施形態のように、汚泥導出
部243を処理槽217の底壁244から下がり勾配状
に形成してもよい。尚、図21の処理槽1の側部に仮想
線で示すように、同処理槽1に合体式に処理槽217を
構成してもよい。この場合、コンベア43によりスカム
を導入する場合と、吸引装置で導入する場合と、図示の
ようにゲート246を昇降自在に備えて自然流下させる
場合とがある。また、処理槽217は、単一個を示して
あるが、複数個の処理槽217をそれぞれ単独で併設す
る場合と、一体仕切式に複数個配列する場合もある。
【0074】
【発明の効果】この発明は以上のように、処理槽に、上
方から同槽内に突出し汚水を導入するための汚水投入筒
と、少なくとも上層が緩衝可能な弾性質で前記汚水投入
筒の出口下方に対向して配された緩衝部材と、前記緩衝
部材から浮上するスカムを槽外に排出するスカム排出手
段とを備えるとともに、同処理槽の周部には、前記スカ
ム排出手段の1つとしてのスカム出口と、槽下部に位置
し処理済みの水を排出する分離水出口と、底部に沈澱す
る汚泥を抜き取る汚泥出口とが形成されているので、微
細なスカムまでも効果的に水から分離させ得るスカム・
水分離装置を提供することができる。また、請求項7か
ら11に示すように、スカム・水分離装置から排出され
る分離水を、処理槽内の浮上スカムを排出するために利
用したり、沈澱池等に設置されるスカム除去装置あるい
はその近傍に分離水を導いて水面上に浮遊するスカムを
同分離水の落下により破壊するように利用したりする。
また、沈澱池等に設置されるスカム除去装置のスカム流
入側前方に分離水を導いて放出し水面上に浮遊するスカ
ムを同除去装置の方向に誘導するために利用する。さら
に、沈澱池等の側壁に分離水を導いて流下させることで
同側壁面を洗浄するためにも利用する。また、沈澱池等
に設置され水の重さで沈み排出により浮上する堰を備え
たスカム除去装置の前記水として分離水を利用する。こ
のように分離水をそのまま処理するのでなく水処理設備
内で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるスカム・水分離装
置の縦断面図。
【図2】同分離装置を含むシステムフローチァート。
【図3】システムフローを概要的に示す説明図。
【図4】水位調節装置を示す模式図。
【図5】分離水を利用する一実施形態を示す平面図。
【図6】図5のVI−VI線断面図。
【図7】分離水の他の利用方法を示す斜視図。
【図8】分離水の他の利用方法である実施形態の1つを
示す側面図。
【図9】スカム寄せ付けに分離水を利用する方法を示す
平面図。
【図10】側壁洗浄に分離水を利用する方法を示す断面
図。
【図11】汚泥の処理方法の一実施形態を示す断面模式
図。
【図12】処理槽内のスカム排出方法を示す断面模式
図。
【図13】スカム水から分離した水を処理槽に導く方法
を示す斜視図。
【図14】スカム水から水を分離する方法の一実施形態
を示す平面図。
【図15】図14の横断面図。
【図16】スカム除去装置を通じて有害ガスを排出する
方法を示す平面図。
【図17】図16の断面図。
【図18】スカム除去装置のタンクに分離水を供給する
方法を示す断面模式図。
【図19】スカム除去装置のタンクに分離水を供給する
他の方法を示す断面模式図。
【図20】スカム除去装置のタンクに分離水を供給する
他の方法を示す断面模式図。
【図21】排出されたスカムのあと処理方式を示す模式
図。
【図22】二重軸駆動方式を示す模式図。
【図23】汚泥掻出羽根の構成例を示す横断面模式図。
【図24】その側断面図。
【図25】汚泥導出部の他の実施形態を示す模式断面
図。
【符号の説明】 1…処理槽 7…汚水投入筒 13…モーター(駆動
源) 18…緩衝部材 21…分離筒 25…掻出部材 31…分離水出口 3
4…汚泥出口 41…エアー導入手段 42…スカム出
口。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に、上方から同槽内に突出し汚水
    を導入するための汚水投入筒と、少なくとも上層が緩衝
    可能な弾性質で前記汚水投入筒の出口下方に対向して配
    された緩衝部材と、前記緩衝部材から浮上するスカムを
    槽外に排出するスカム排出手段とを備えるとともに、同
    処理槽の周部には、前記スカム排出手段の1つとしての
    スカム出口と、槽下部に位置し処理済みの水を排出する
    分離水出口と、底部に沈澱する汚泥を抜き取る汚泥出口
    とが形成されているスカム・水分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、緩衝部材は、その上
    面が凹凸状になっているスカム・水分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、汚水投入筒
    と処理槽との間には、緩衝部材上を経由してきたスカム
    を上昇させ水を下降させる分離筒が設けられているスカ
    ム・水分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかにおい
    て、緩衝部材は、上下高さを外部から調節可能になって
    いるスカム・水分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、処理槽内の底部には、汚泥の掻出部材が回転自在に
    設けられているスカム・水分離装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、処理槽内にはエアーが導入されるようになっている
    スカム・水分離装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかにおい
    て、浮上するスカムは、処理槽からの分離水を同槽内に
    導入してスカム排出口を通じて排出するようにするスカ
    ム・水分離装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかのスカム
    ・水分離装置から排出される分離水を利用する方法であ
    って、沈澱池等に設置されるスカム除去装置あるいはそ
    の近傍に分離水を導いて水面上に浮遊するスカムを同分
    離水の落下により破壊するようにする分離水の利用方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1から7までのいずれかのスカム
    ・水分離装置から排出される分離水を利用する方法であ
    って、沈澱池等に設置されるスカム除去装置のスカム流
    入側前方に分離水を導いて放出し水面上に浮遊するスカ
    ムを同除去装置の方向に誘導するようにする分離水の利
    用方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から7までのいずれかのスカ
    ム・水分離装置から排出される分離水を利用する方法で
    あって、沈澱池等の側壁に分離水を導いて流下させるこ
    とで同側壁面を洗浄するようにする分離水の利用方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から7までのいずれかのスカ
    ム・水分離装置から排出される分離水を利用する方法で
    あって、沈澱池等に設置され水の重さで沈み排出により
    浮上する堰を備えたスカム除去装置の前記水として分離
    水を利用する分離水の利用方法。
  12. 【請求項12】 請求項1から7までのいずれかにおい
    て、排出されるスカムを導入してバイオ菌で処理するバ
    イオタンクを一体あるいは別体に備えているスカム・水
    分離装置。
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