JP2017061163A - ガラスラン - Google Patents

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勝哉 岩本
Katsuya Iwamoto
勝哉 岩本
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Abstract

【課題】ガラスランによるドアガラス保持性能を向上すると共に、ドアガラス昇降時におけるドアガラスとガラスランとの摩擦を抑制する。
【解決手段】第1壁22と第2壁24とでドアガラス16を挟持するガラスラン10において、第1壁22には、ドアガラス16に圧接する第1リップ26が設けられている。第1壁22と第1リップ26との間には、第1リップ26に当接する中空断面の圧力可変チューブ32が設けられ、ドアガラス16の停止時は圧力可変チューブ32の内圧を上昇させ、ドアガラス16の昇降時は圧力可変チューブ32の内圧を低下させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガラスランに関する。
一般的に、車両のドアフレームの内周にはガラスランが取り付けられている。ガラスランは、本体部に一体形成された車内側リップと車外側リップを有しており、各リップがドアガラスの車内側の面と車外側の面にそれぞれ当接することでドアフレームとドアガラスの間をシールしている。
特開2011−131621号公報
特許文献1に記載のガラスランには、車内側リップのドアガラス摺接面とは反対側の面と接触可能なサブリップが備えられている。サブリップは、車内側リップと協働してドアガラスを支持することでドアガラスの支持力を高め、ドアガラスの振動を抑制することができる。しかしながら、サブリップを設けたことによって、従来よりも車内側リップとドアガラスとが密に接触するため、ドアガラス昇降時の車内側リップとドアガラスとの摩擦によるリップの劣化を抑制する点で改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮し、ドアガラス停止時にはリップによるドアガラスの支持力を高め、ドアガラス昇降時にはリップとドアガラスとの摩擦を抑制するガラスランを提供することを目的とする。
請求項1記載のガラスランは、底壁と、前記底壁の一端から延出する第1壁と、前記底壁の他端から延出し前記第1壁に対向して設けられる第2壁とを含んで構成され、前記第1壁と前記第2壁との間にドアガラスが設けられるガラスランであって、前記第1壁は、前記ドアガラスに向かって突出し前記ドアガラスに圧接する第1リップを有し、前記第2壁は、前記ドアガラスに向かって突出し前記ドアガラスに圧接する第2リップを有し、前記第1壁と前記第1リップとの間には、前記第1リップに当接する中空断面の圧力可変部が設けられることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、第1リップと第1壁との間には圧力可変部が設けられている。圧力可変部は第1リップに当接しているため、圧力可変部の内圧が変化することによって、第1リップのドアガラスに対する面圧が変化する。したがって、第1リップの面圧を状況に応じて適切に設定し、第1リップによるドアガラスの支持力の向上と、第1リップとドアガラスとの摩擦の抑制を両立することができる。
請求項2記載のガラスランは、請求項1記載の本発明において、前記圧力可変部は、前記第1壁の一部に連続して形成されることを特徴とする。
請求項2記載の本発明によれば、中空断面の圧力可変部が第1壁と一体に設けられている。これにより、圧力可変部が別体として設けられている場合と比べて、部品点数が少なくなるため、製造コストを低減することができる。
以上説明したように、本発明に係るガラスランは、ドアガラス停止時のドアガラス支持力の向上と、ドアガラス昇降時の摩擦によるリップの劣化の抑制を両立することができる。
ガラスランが設けられたフロントドアの側面図である。 (A)第1実施形態のガラスランが適用されたフロントドアにおける、ドアガラス停止時の図1中のA−A線に沿った断面図である(B)第1実施形態のガラスランが適用されたフロントドアにおける、ドアガラス昇降時の図1中のA−A線に沿った断面図である。 第2実施形態のガラスランが適用されたフロントドアにおけるドアガラス停止時の図1中のA−A線に沿った断面図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るガラスランについて説明する。なお、各図において示される矢印UPは車両上下方向上側を示し、矢印FRは車両前後方向前側を示す。また、矢印OUTは、車幅方向外側(車外側)を示す。
図1には、本実施形態に係るガラスラン10が適用されたフロントドア12が示されている。図1に示されるように、フロントドア12には、ドアの本体部14と、本体部14から昇降可能なドアガラス16と、ドアの枠を構成するドアフレーム18が設けられている。ドアフレーム18の内周にはガラスラン10が設けられており、ガラスラン10はドアフレーム18の前縁部から後縁部まで連続して形成されている。なお、本実施形態ではフロントドアのガラスランについて説明するが、リヤドア等の他のドアに適用してもよい。
図2(A)には、ドアガラス16が全閉位置で停止した状態における、ドアフレーム18の後縁部に設けられたガラスラン10の線分A−Aに沿った断面図が示されている。図2(A)に示されるように、ガラスラン10には、ドアガラス16の周縁部に対向する底壁20と、底壁20の一端からドアガラス16の面方向に沿って延出する第1壁22と、底壁20の他端からドアガラス16の面方向に沿って延出する第2壁24と、が形成されている。第1壁22と第2壁24は、ドアガラス16を両面から挟持する構成とされている。本実施形態では、第1壁22および第2壁24が、底壁20に対して略垂直とされており、第1壁22と第2壁24とが互いに略平行とされている。第1壁22および第2壁24と、底壁20との角度は、ドアフレーム18の構造や意匠によって適宜変更可能とされている。
第1壁22は、ドアガラス16の車内側に設けられ、ドアフレーム18とドアガラス16との間をシールしている。第1壁22の先端には、車外側かつ底壁20側に向かって突出する第1リップ26が設けられている。第1リップ26は、ドアガラス16の内面に対して圧接されることで、ドアガラス16の車内側をシールしている。
第2壁24は、ドアガラス16の車外側に設けられ、ドアフレーム18とドアガラス16との間をシールしている。第2壁24の先端には、車内側かつ底壁20側に向かって突出する第2リップ28と、車内側かつ底壁20とは反対側に向かって突出するサブリップ30が設けられている。第2リップ28は、ドアガラス16の外面に対して圧接されることで、ドアガラス16の車外側をシールしている。サブリップ30は、第2リップ28よりも短いリップとされ、先端がドアガラス16に接触することで、ドアガラス16の車外側のシール性をより一層向上している。
そして、第1壁22と第1リップ26との間には、圧力可変部としての圧力可変チューブ32が設けられている。圧力可変チューブ32は断面が円形とされた中空状のチューブであり、ゴムなどの弾性部材によって形成されている。圧力可変チューブ32は、第1壁22および第1リップ26に当接して設置されている。
圧力可変チューブ32は、図1に示されるように、ガラスラン10に沿って連続して形成され、圧力可変チューブ32の前端部は、図示しない車両本体に設けられた圧縮機34に接続されている。圧縮機34は、ドアガラス16の停止または昇降と連動して動作するように制御部36によって制御されており、圧力可変チューブ32内に空気を注入、または圧力可変チューブ32内の空気を吸引することで、圧力可変チューブ32の内圧を変化させることができる。
次に、図2(A)および(B)を用いて、本実施形態のガラスランの作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、第1壁22および第1リップ26に当接する圧力可変チューブ32を設けたことにより、第1リップ26のドアガラス16に対する面圧を変化させることができる。
より詳細に説明すると、ドアガラス16が停止している状態では、図2(A)に示されるように、圧縮機34によって圧力可変チューブ32内に空気を注入し、圧力可変チューブ32の内圧を上昇させる。内圧が高まった圧力可変チューブ32は、弾性力が高くなるため、潰れにくくなる。これにより、圧力可変チューブ32は第1リップ26をドアガラス16側に付勢させ、第1リップ26をドアガラス16に押し付けた状態となる。
第1リップ26がドアガラス16に押し付けられることにより、第1リップ26とドアガラス16との接触面積が大きくなると共に、第1リップ26の面圧が高まる。これにより、ドアガラス16は第1リップ26と第2リップ28に強く支持されるとともに、ドアガラス16とドアフレーム18間のシール性が向上する。そのため、ドアガラス16が全閉位置にある状態においては、車内の静粛性が向上する。そして、ドアガラス16が開いている状態においても、走行時やドア開閉時のドアガラス16の振動を抑制することができ、さらにドアガラス16の振動による異音の発生を抑制することができる。
一方、ドアガラス16の昇降時は、図2(B)に示されるように、圧縮機34によって圧力可変チューブ32内の空気を吸引し、圧力可変チューブ32の内圧を低下させる。内圧が低下したことで、圧力可変チューブ32の弾性力も低下し、潰れやすくなる。これにより、第1リップ26はドアガラス16に対する面圧が低くなるため、昇降中のドアガラス16に対する摩擦が小さくなる。したがって、ドアガラス16との摩擦による第1リップ26の劣化を抑制することができる。また、ドアガラス16と第1リップ26との摩擦による異音の発生を抑制することもできる。
以上まとめると、本実施形態によれば、ドアガラス16の停止中は第1リップ26のドアガラス16への面圧を高め、ドアガラス16の保持性能やシール性を向上させる一方、ドアガラス16の昇降中は第1リップ26のドアガラス16への面圧を低下させることで、第1リップ26とドアガラス16との摩擦を抑制することができる。
<第2実施形態>
本実施形態では、図3に示されるように、圧力可変部としての中空部40がガラスラン10に一体に設けられている。本実施形態のガラスラン10は、押出成形によって第1壁22のドアガラス16に対向する面に中空部40が形成されており、中空部40はガラスラン10に沿って連続して設けられている。中空部40の前端部には圧縮機34が接続されており、これによって中空部40の内圧を変化させ、第1リップ26の面圧を調整することができる。
本実施形態のガラスランによれば、押出成形によって中空部40をガラスラン10と一体に設けるため、圧力可変部を容易に形成することができる。そして、ガラスランと圧力可変部を別体に設ける場合と比べて、部品点数削減や組付工程の簡素化などの点から生産性を向上することができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態の内容に限定されない。上記実施形態では、第1壁を車内側、第2壁を車外側に設けたが、第1壁を車外側に設けても良い。なお、第1壁を車内側に設けた場合の効果は次の通りである。ドアガラスよりも車内側に設けられる第1壁および第1リップは、第2壁および第2リップよりも長く形成することができる。したがって、圧力可変部を設けるスペースを確保しやすく、また圧力可変部の内圧変化によるリップの変位量を大きくできる点で優れている。
あるいは、第1壁だけでなく、第2壁にも圧力可変部を設け、第1リップと第2リップの両方の面圧を変化させる構成としても良い。これにより、ドアガラス停止時のドアガラス支持力がさらに向上する。
また、圧力可変部の内圧をモニタする圧力センサが設けられる構成としても良い。ガラスランおよび圧力可変チューブはゴム材料を含んで形成されているため、時間経過や温度変化によって特性が変化しやすい傾向にある。ここで、圧力センサを用いることにより、圧力可変部の内圧に応じて圧縮機を作動させて、内圧を調整することができるため、材料特性の変化に依らず第1リップの面圧を適切に保つことができる。
10 ガラスラン
16 ドアガラス
20 底壁
22 第1壁
24 第2壁
26 第1リップ
28 第2リップ
32 圧力可変チューブ(圧力可変部)
40 中空部(圧力可変部)

Claims (2)

  1. 底壁と、前記底壁の一端から延出する第1壁と、前記底壁の他端から延出し前記第1壁に対向して設けられる第2壁とを含んで構成され、前記第1壁と前記第2壁との間にドアガラスが設けられるガラスランであって、
    前記第1壁は、前記ドアガラスに向かって突出し前記ドアガラスに圧接する第1リップを有し、
    前記第2壁は、前記ドアガラスに向かって突出し前記ドアガラスに圧接する第2リップを有し、
    前記第1壁と前記第1リップとの間には、前記第1リップに当接する中空断面の圧力可変部が設けられることを特徴とする、ガラスラン。
  2. 前記圧力可変部は、前記第1壁の一部に連続して形成されることを特徴とする、請求項1記載のガラスラン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111572323A (zh) * 2020-05-14 2020-08-25 苏州市群卿汽车零部件有限公司 一种玻璃导轨密封结构

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