JP2017058332A - 電流センサ及び分電盤 - Google Patents

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Kenji Okada
健治 岡田
明実 塩川
Akemi Shiokawa
明実 塩川
雄介 宮村
Yusuke Miyamura
雄介 宮村
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Abstract

【課題】小型化を実現できる電流センサ及び分電盤を提供する。【解決手段】電流センサ1は複数の測定部11,12とマイコン23とを備える。複数の測定部11,12の各々は、分電盤内部に配設された複数の導電部材91,92,93に流れる電流によって発生する磁束密度を測定している。マイコン23は、複数の測定部11,12の測定結果と、複数の導電部材91,92,93の各々に対する複数の測定部11,12の相対的な位置情報とに基づいて、複数の導電部材91,92,93の各々に流れる電流を求めるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電流センサ及び分電盤に関する。
従来、主幹ブレーカと、分岐ブレーカと、分岐ブレーカの2次側に接続される端子台とを、盤本体の内部に収納した分電盤があった(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された端子台は、分岐ブレーカの負荷側端子に接続される1次端子と、外部負荷が接続される2次端子と、1次端子と2次端子の間を接続する導電ブロックに流れる電流を測定するカレントトランスとを備える。端子台は、分岐ブレーカの2次側に接続されて、分岐ブレーカから外部負荷に供給される電流を測定する。
特開2011−36034号公報
特許文献1に記載された分電盤では、測定対象の電流が流れる導電ブロックをそれぞれカレントトランスの磁心に通し、導電ブロックのそれぞれに流れる電流を対応するカレントトランスで測定していた。そのため、測定対象の電流が流れる導電ブロックごとに磁心を有するカレントトランスが必要になり、電流測定のための端子台(電流センサ)が大型になるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、小型化を実現できる電流センサ及び分電盤を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る電流センサは、複数の測定部と演算部とを備え、前記複数の測定部の各々は、分電盤内部に配設された複数の電路に流れる電流によって発生する磁束密度を測定しており、前記演算部は、前記複数の測定部の測定結果と、前記複数の電路の各々に対する前記複数の測定部の相対的な位置情報とに基づいて、前記複数の電路の各々に流れる電流を求めるように構成されたことを特徴とする。
本発明の一形態に係る分電盤は、上記の電流センサと、前記電流センサが取り付けられるキャビネットとを備えたことを特徴とする。
本発明の電流センサによれば、小型化を実現できる。
本発明の分電盤によれば、小型化を実現できる。
図1A〜図1Cは実施形態1の電流センサの模式的な側面図である。 実施形態1の分電盤の正面図である。 実施形態1の電流センサのよる電流の測定原理を説明する説明図である。 図4A〜図4Cは実施形態2の電流センサの模式的な側面図である。
以下の実施形態は、電流センサ及びそれを用いた分電盤に関し、より詳細には複数の電路の電流を測定する電流センサ及びそれを用いた分電盤に関する。
(実施形態1)
(1.1)全体概要
本実施形態に係る電流センサ1は、図1Aに示すように、複数(本実施形態では2つ)の測定部11,12と、演算部であるマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う。)23とを備える。
複数の測定部11,12の各々は、複数(本実施形態では3つ)の導電部材91,92,93(電路)に流れる電流によって発生する磁束密度を測定している。
マイクロコンピュータ23は、複数の測定部11,12の測定結果と、複数の導電部材91,92,93の各々に対する複数の測定部11,12の相対的な位置情報とに基づいて、複数の導電部材91,92,93の各々に流れる電流を求めている。
本実施形態の電流センサ1では、マイコン23が、複数の測定部11,12の測定結果と、複数の導電部材91,92,93の各々に対する複数の測定部11,12の相対的な位置情報とに基づいて、複数の導電部材91,92,93の各々に流れる電流を求めている。したがって、複数の電路のそれぞれに流れる電流をカレントトランスで測定する場合に比べて、複数の電路にそれぞれコアを有するカレントトランスを配置する必要がないから、小型の電流センサを実現できる、という利点がある。
(1.2)詳細説明
以下、本実施形態に係る電流センサ1及びそれを備えた分電盤70について詳しく説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態では、電流センサ1は、需要家施設において負荷に流れる電流を測定することによって消費電力と消費電力量との少なくとも一方を求めるために用いられる。ここでいう「需要家施設」は、電力の需要家の施設を意味しており、電力会社等の電気事業者から電力の供給を受ける施設だけでなく、太陽光発電設備等の自家発電設備から電力の供給を受ける施設も含む。本実施形態では、店舗や事務所などの非住宅施設を需要家施設の一例として説明する。ただし、この例に限らず、需要家施設は集合住宅や戸建住宅、集合住宅の各住戸などでもよい。
(1.2.1)分電盤
ここではまず、本実施形態の電流センサ1を備えた分電盤70の基本構成について、図2を参照して説明する。本実施形態では、交流100〔V〕/200〔V〕を取り出し可能な単相3線式配線の分電盤70を例に説明する。
分電盤70はキャビネット71を備える。分電盤70は、主幹ブレーカ50と、複数個(図2の例では22個)の分岐ブレーカ(回路遮断器)60と、電流センサ1とを、キャビネット71の内部に備えている。以下では、分電盤70が設置された状態における上下、左右、前後(図1A及び図2に矢印で示した上下、左右、前後)を上下、左右、前後として説明するが、これらの方向に分電盤70及び電流センサ1の取付方向を限定する趣旨ではない。なお、図1A及び図2において、上下、左右、前後を付した矢印は、方向を示すための矢印であって実体は伴わない。
キャビネット71は、前面に開口72を有する箱状に形成されている。キャビネット71は、正面視が上下方向に長い矩形状に形成されている。キャビネット71の背板73には、左右方向に対向する一対のレール部材74が設置されている。一対のレール部材74には、第1取付板75と第2取付板76とが固定されている。第1取付板75及び第2取付板76の各々は、一対のレール部材74間に架け渡されるように設置されている。第1取付板75は第2取付板76の上方に配置されている。第2取付板76の前面には、合成樹脂製の取付ベース77が固定されている。
主幹ブレーカ50は、キャビネット71の一部である第1取付板75の前面に取り付けられることで、キャビネット71に取り付けられる。複数個の分岐ブレーカ60は、キャビネット71の一部である取付ベース77に取り付けられることで、キャビネット71に取り付けられる。なお、キャビネット71は、開口72を塞ぐ扉を有していてもよい。
主幹ブレーカ50の一次側端子51は、3線式の電力線(幹線)81を介して、交流電源に電気的に接続されている。主幹ブレーカ50の二次側端子52には、L1相、L2相、N相の3本の母線導体82が電気的に接続されている。これら3本の母線導体82は、L1相、L2相、N相の電力線81と一対一に電気的に接続される。3本の母線導体82の各々は、主幹ブレーカ50に直接接続される連結部材(ジョイントバー)83と、連結部材83を介して主幹ブレーカ50に接続される導電部材(導電バー)91,92,93(図1A参照)とで構成されている。なお、複数の導電部材91,92,93は同じ材料で同一の形状及び大きさに形成されており、以下の説明において3本の導電部材91,92,93に共通する説明を行う場合は導電部材90と記載する。
3本の導電部材90の各々は、例えば銅などの導電性材料にて長尺の平板状(帯状)に形成されている。3本の導電部材90は、各々の長手方向を上下方向と一致させ、かつ、各々の厚み方向を前後方向に一致させる向きで、取付ベース77に保持されている。3本の導電部材90は、取付ベース77の前方において、前後方向(各々の厚み方向)に適当な間隔を空けて並ぶように、取付ベース77の左右方向の中央部に取り付けられている。本実施形態では、3本の導電部材90は、前方からL1相、N相、L2相の順に並んでいる。ここで、取付ベース77の前方には、取付ベース77の上下方向の両端間にわたって3本の導電部材90が位置するように、3本の導電部材90の各々は、取付ベース77の上下方向の寸法よりも長く形成されている。
3本の連結部材83の各々は、例えば銅などの導電性材料にて形成されている。3本の連結部材83は、それぞれ3本の導電部材90と主幹ブレーカ50の一次側端子51との間を電気的に接続する。
複数個の分岐ブレーカ60は、取付ベース77の前面のうち、導電部材90の短手方向(左右方向)の両側(左側と右側)に設けられた取付スペースに取り付けられる。取付ベース77には、分岐ブレーカ60を保持するための取付構造770(図1A参照)が、分岐ブレーカ60の取付位置に設けられている。図2に例示する分電盤70では、複数個の取付構造770は、導電部材90の短手方向の両側において、それぞれ上下方向に複数個ずつ並ぶように配置されている。これにより、分岐ブレーカ60は、導電部材90の短手方向の両側に分かれて、それぞれ複数個(本実施形態では12個)ずつ取付可能である。
各分岐ブレーカ60は、電源端子と負荷端子とを有しており、電源端子が導電部材90に電気的に接続され、負荷端子には分岐回路が接続される。各分岐ブレーカ60は、協約形寸法に形成されている。ここで、協約形寸法とは「JIS C 8201−2−1」に準拠した電灯分電盤用協約形回路遮断器の寸法及び形状をいう。なお、分岐ブレーカ60は協約形寸法に形成されているものに限定されず、他の形状に形成されているものでもよい。
各分岐ブレーカ60は、3本の導電部材90が差し込まれるスリットを導電部材90との対向面に有している。スリットは3本の導電部材90に対応するように3個設けられている。各分岐ブレーカ60の電源端子は、これら3個のスリットのうち2個のスリット内に露出するように設けられている。これにより、各分岐ブレーカ60は、取付ベース77に取り付けられた状態で、スリットに導電部材90が差し込まれ、電源端子が導電部材90と電気的に接続される。
なお、N相及びL1相に接続される100〔V〕用の分岐ブレーカ60には、N相の導電部材90及びL1相の導電部材に対応するスリットの各々に電源端子が設けられている。また、N相及びL2相に接続される100〔V〕用の分岐ブレーカ60には、N相の導電部材90及びL2相の導電部材90に対応するスリットの各々に電源端子が設けられている。L1相及びL2相に接続される200〔V〕用の分岐ブレーカ60には、L1相の導電部材90及びL2相の導電部材90に対応するスリットの各々に電源端子が設けられている。上述のように、複数の分岐ブレーカ60は、導電部材90に接続されることによって、母線導体82を介して主幹ブレーカ50の二次側端子52に電気的に接続される。
ところで、本実施形態においては、電流センサ1は、複数個の分岐ブレーカ60と同様に、取付ベース77に取り付けられている。この取付ベース77が第2取付板76の前面に取り付けられることで、電流センサ1がキャビネット71内に収納されている。電流センサ1のボディ30には、キャビネット71における回路遮断器用(分岐ブレーカ60用)の取付構造770に対応した取付部300が設けられている(図1A参照)。ボディ30は、取付部300によりキャビネット71に取り付けられる。取付部300の詳細については、「(1.2.2)電流センサ」の欄で説明する。
(1.2.2)電流センサ
本実施形態の電流センサ1は、3本の導電部材90の各々に流れる電流を測定できるように構成されている。
電流センサ1は、図1Aに示すように、取付ベース77に取り付けられるボディ30と、このボディ30に対して着脱自在に取り付けられるセンサ用ケース40とを備えている。
ボディ30は、合成樹脂製であって、分岐ブレーカ60の器体とほぼ同じ形状及び寸法に形成されている。すなわち、ボディ30は、前後方向の寸法よりも左右方向の寸法が大きく、かつ、前後方向の寸法よりも上下方向の寸法が小さい箱状に形成されている。本実施形態では、ボディ30は、「JIS C 8201−2−1」に準拠した電灯分電盤用協約形回路遮断器の寸法、及び形状に形成されている。ボディ30が取付ベース77に取り付けられた状態で、導電部材90と対向するボディ30の対向面は平たん面に形成されており、左右方向において導電部材90とボディ30との間には隙間が設けられている。
ボディ30の内部には、測定部11の出力信号を増幅する信号処理回路21と、測定部12の出力信号を増幅する信号処理回路22と、マイコン23とが収納されている。
センサ用ケース40は、上下方向の厚み寸法がボディ30とほぼ同じ寸法であるような直方体状に形成されている。センサ用ケース40は、導電部材90と対向するボディ30の面に、一側面を接触させるようにしてボディ30に取り付けられる。なお、センサ用ケース40とボディ30とは、例えば凹凸嵌合などの適宜の方法で、着脱自在に取り付けられればよい。センサ用ケース40においてボディ30と対向する面には、3本の導電部材90が差し込まれるスリット41が設けられている。スリット41は、3本の導電部材90に対応するように3個設けられている。
センサ用ケース40の内部には、最も前側にあるスリット41よりも更に前側に測定部11が収納され、最も後側にあるスリット41よりも更に後側に測定部12が収納されている。測定部11,12は、例えば磁気抵抗効果素子(MR素子)を用いた磁気センサであり、磁束密度を測定する。なお、測定部11,12はMR素子を用いた磁気センサに限定されず、ホール素子を用いた磁気センサでもよい。ここで、各導電部材90において長手方向と直交する断面での重心位置を当該導電部材90の位置とすると、3つの導電部材90は前後方向に沿った同一の直線LN1上に配置され、測定部11,12は3つの導電部材90と同一の直線LN1上に配置されている。ここにおいて、測定部11,12の取付位置がそれぞれ磁束密度の測定点となり、導電部材91,92,93の各々に対する測定点(測定部11,12の取付位置)の相対的な位置は各部の製作寸法などから既知となっている。
ボディ30にセンサ用ケース40が取り付けられた状態では、ボディ30とセンサ用ケース40とにそれぞれ設けられたコネクタが電気的に接続され、測定部11,12がそれぞれ信号処理回路21,22に電気的に接続されている。また、ボディ30には、3つのスリット41に挿入されている3つの導電部材90のうちの2つに電気的に接続される電源端子が設けられている。ボディ30には、この電源端子を介して入力される交流電圧を整流、平滑した後、所定の電圧値の直流電圧に変換する電源回路が収納されており、この電源回路から信号処理回路21,22及びマイコン23に動作電圧が供給されている。
また、ボディ30には、キャビネット71における回路遮断器用(分岐ブレーカ60用)の取付構造770に対応した取付部300が設けられている。取付構造770は、図1Aに示すように、取付ベース77の前面から突出する引掛爪771及び引掛ばね772を有している。引掛爪771と引掛ばね772とは、引掛爪771が導電部材90側となるように、左右方向に並んで配置されている。引掛爪771は、取付ベース77の前面から前方に突出し、かつ先端部(前端部)が引掛ばね772に向かって延長された形状に形成されている。引掛ばね772は、取付ベース77の前面から前方に突出し、かつ中央部が引掛爪771側に凸となるV字状に屈曲した形状に形成されている。このように構成される取付構造770が、導電部材90の短手方向の両側において、それぞれ上下方向に複数個ずつ並ぶように配置されている。
本実施形態では、取付構造770に対応する取付部300として、第1凹部301及び第2凹部302が形成されている。第1凹部301は、ボディ30において引掛爪771に対応する位置に形成されている。第2凹部302は、ボディ30において引掛ばね772に対応する位置に形成されている。
ボディ30を取付ベース77に取り付ける際には、作業者は、ボディ30の第1凹部301に引掛爪771を引っ掛けた状態で、ボディ30における導電部材90とは反対側の端部(左端部)を後方(取付ベース77側)に押す。これにより、第1凹部301に引掛爪771が差し込まれ、かつ、第2凹部302に引掛ばね772が差し込まれることで、ボディ30は取付ベース77に取り付けられる。言い換えれば、ボディ30は取付部300によりキャビネット71に取り付けられる。一方、ボディ30を取付ベース77から取り外す際には、作業者は、引掛ばね772を引掛爪771とは反対側にたわませながら、ボディ30における導電部材90とは反対側の端部(左端部)を前方に引くことになる。なお、上述した取付部300の構造は、分岐ブレーカ60の取付部と同様である。
本実施形態では、ボディ30は導電部材90の左側の取付スペースに取り付けられ、センサ用ケース40は、導電部材90の右側から、スリット41に導電部材90を挿入させた状態でボディ30に取り付けられる。
次に、本実施形態の電流センサ1による電流の測定原理について図3を参照して説明する。図3は導電部材91,92,93と磁束密度の測定点P1,P2,P3との配置を模式的に示した図である。図3では、導電部材91,92,93において長手方向と直交する断面での重心位置を丸印でそれぞれ示しており、導電部材91,92,93において重心位置に電流が流れた場合に発生する磁界H1,H2,H3を点線で示している。また、図3には、3箇所で磁束密度を測定する場合の測定点P1,P2,P3が図示されている。本実施形態では、導電部材91,92,93は短手方向が互いに平行するように配置されており、導電部材91,92,93の短手方向と直交する方向(前後方向)に沿った直線LN1上に配置されている(図3参照)。そして、3箇所の測定点P1,P2,P3は、導電部材91,92,93と同一の直線L1上に配置されている。
ここで、3つの導電部材91,92,93に流れる電流によって測定点P1に生成される磁場を考える。鉄心の磁路が存在しない空気中においては、導電部材91,92,93にそれぞれ流れる電流によって生成される磁界H1,H2,H3を重ね合わせた合成の磁界が測定点P1に作用する。したがって、測定点P1では、磁界H1,H2,H3を重ね合わせた合成の磁界による磁束密度が測定されることになる。導電部材91,92,93が上下方向と平行(図3におけるZ方向)に配置される場合、導電部材91,92,93にそれぞれ流れる電流I1,I2,I3は全てZ方向に流れることになる。したがって、電流I1,I2,I3によってそれぞれ発生する磁束はXY平面にベクトル分布する。ここにおいて、磁束密度の測定点P1,P2,P3と導電部材91,92,93とが同一の直線LN1上に配置されていれば、測定点P1,P2,P3には直線LN1と直交する向きの磁束が発生することになる。つまり、電流I1,I2,I3が流れる方向は全てZ方向となり、測定点P1,P2,P3に発生する磁束の方向はX方向となる。したがって、導電部材91,92,93に流れる電流と測定点P1,P2,P3に発生する磁束密度との関係式をベクトル量の関係式からスカラー量の関係式に簡略化でき、以下の式(1)が成立する。ここで、B1は測定点P1に発生する磁束密度、L11は測定点P1と導電部材91との距離、L12は測定点P1と導電部材92との距離、L13は測定点P1と導電部材93との距離である。また、f(a,b)は、導電部材に電流aが流れた場合に、導電部材から距離bの地点に発生する磁束の大きさを表す関数である。
B1=f(I1,L11)+f(I2,L12)+f(I3,L13) …(1)
同様に、B2を測定点P2に発生する磁束密度、L21を測定点P2と導電部材91との距離、L22を測定点P2と導電部材92との距離、L23を測定点P2と導電部材93との距離とすると、以下の式(2)が成立する。
B2=f(I1,L21)+f(I2,L22)+f(I3,L23) …(2)
同様に、B3を測定点P3に発生する磁束密度、L31を測定点P3と導電部材91との距離、L32を測定点P3と導電部材92との距離、L33を測定点P3と導電部材93との距離とすると、以下の式(3)が成立する。
B3=f(I1,L31)+f(I2,L32)+f(I3,L33) …(3)
磁束密度B1,B2,B3は測定によって求まり、距離L11〜L13,L21〜23,L31〜L33は既知の値であるから、上記の式(1)(2)(3)は未知数が3つ(電流値I1,I2,I3)の連立方程式となる。したがって、3つの測定点P1,P2,P3で磁束密度B1,B2,B3が測定されれば、マイコン23は式(1)(2)(3)を用いて導電部材91,92,93に流れる電流値I1,I2,I3をそれぞれ演算で求めることができる。
本実施形態では、導電部材91,92,93が単相3線配線の電路であり、3つの導電部材91,92,93にそれぞれ流れる瞬時電流の合計値は常にゼロになる。したがって、電流の未知数を2つに減らすことができるから、電流を求めるために必要な方程式は2つですみ、2つの測定点で磁束密度を測定できれば、3つの導電部材91,92,93にそれぞれ流れる電流I1,I2,I3を求めることができる。本実施形態の電流センサ1では、2つの測定部11,12を用いて2つの測定点P1,P3で磁束密度を測定し、2つの式(1)、(3)を用いて電流I1,I2,I3を求めている。つまり、マイコン23は、信号処理回路21,22を介して入力された測定部11,12の測定結果を用いて、導電部材91,92,93にそれぞれ流れる電流I1,I2,I3を求めている。
なお、本実施形態の電流センサ1では、測定部11,12が、直線LN1上において3つの導電部材91,92,93を間に挟む位置に配置されているが、測定部11,12の位置は上記の位置に限定されない。例えば、直線LN1上において導電部材91,92の間、又は、導電部材92,93の間に測定部が配置されてもよい。また、測定部11,12は直線LN1上に配置されることに限定されず、直線LN1から外れた位置に配置されてもよい。
なお、電流センサ1のボディ30からはマイコン23の測定結果を外部の計測装置に出力するためのケーブルが引き出されてもよい。外部の計測装置では、電流センサ1から入力された各導電部材90に流れる電流の電流値と、別途計測した電力線81の線間電圧とを用いて、消費電力又は消費電力量を求めることができる。
また、電流センサ1は、単相3線式配線の分電盤70に限らず、例えば三相3線式配線の分電盤70に適用されてもよい。この場合、電流センサ1は、R相、S相、及びT相の導電部材90を流れる電流を測定するように構成される。三相3線式配線の分電盤70では、3本の導電部材90は、前方からR相、S相、T相の順に並んでいればよい。
(1.3)効果
以上説明した本実施形態の電流センサ1は複数の測定部(測定部11,12)と演算部(マイコン23)とを備える。複数の測定部の各々は、分電盤(キャビネット71)内部に配設された複数の電路(導電部材91,92,93)に流れる電流によって発生する磁束密度を測定している。演算部(マイコン23)は、複数の測定部(測定部11,12)の測定結果と、複数の電路(導電部材91,92,93)の各々に対する複数の測定部の相対的な位置情報(例えば距離、角度)とに基づいて、複数の電路の各々に流れる電流を求める。
本実施形態の電流センサ1では、マイコン23が、複数の測定部11,12の測定結果と、複数の測定部11,12の各々に対する複数の導電部材91,92,93の相対的な位置情報とに基づいて、複数の導電部材91,92,93の各々に流れる電流を求めている。したがって、複数の電路のそれぞれに流れる電流をカレントトランスで測定する場合に比べて、複数の電路にそれぞれコアを有するカレントトランスを配置する必要がないから、小型の電流センサを実現できる、という利点がある。また、コアが、複数の分割コアを結合して構成される場合、分割コアを突きあわせる位置精度が電流の測定精度に大きく影響するため、分割コアを組み合わせる作業に高い精度が要求される。それに対して、本実施形態の電流センサ1はカレントトランスを使用していないので、分割コアを高い精度で組み合わせるといった作業が不要になる、という利点もある。
また、本実施形態の電流センサ1において、複数の電路(導電部材91,92,93)が同一の直線LN1上に並ぶように配置されており、複数の測定部(測定部11,12)の各々は、複数の電路と同一の直線LN1上に配置されていることも好ましい。
これにより、複数の電路と直交する平面内で、複数の測定部の各々には、複数の電路が並ぶ直線と直交する方向の磁束が作用することになる。したがって、複数の測定部の測定結果と、複数の電路に流れる電流と、複数の電路の各々に対する複数の測定部の相対的な位置情報とでできる関係式をスカラー量の関係式に簡略化でき、電流を演算で求める場合には演算が容易になるという利点がある。
また、本実施形態の電流センサ1において、複数の電路(導電部材91,92,93)が、単相3線式配線の3つの電路であることも好ましく、また複数の電路(導電部材91,92,93)が、三相3線式配線の3つの電路であることも好ましい。
また、本実施形態の電流センサ1において、複数の電路(導電部材91,92,93)が、単相3線式配線及び三相3線式配線のいずれかである3つの電路である場合には、複数の測定部(測定部11,12)の数を2つにしてもよい。演算部(マイコン23)は、2つの測定部11,12の測定結果と、3つの電路(導電部材91,92,93)の各々に対する2つの測定部11,12の相対的な位置情報とに基づいて、3つの電路の各々に流れる電流を求めればよい。
複数の電路が、単相3線式配線及び三相3線式配線のいずれかである3つの電路である場合には、3つの電路に流れる電流の瞬時の合計値がゼロになるので、電流の未知数が2つになる。したがって、磁束密度を測定する測定部11,12の数が2つでよく、測定部11,12の数を減らすことができる。
また、本実施形態の分電盤70は、上記の電流センサ1と、電流センサ1が取り付けられるキャビネット71とを備えたことを特徴とする。
本実施形態の分電盤70は、小型の電流センサ1を用いているので、分電盤70の小型化を図ることもできる。
(1.4)変形例
(1.4.1)第1変形例
図1Bに実施形態1の第1変形例に係る電流センサ1を示す。第1変形例の電流センサ1では、導電部材90が挿入されるスリット32が設けられた突出部31をボディ30Aと一体に備え、この突出部31に測定部11,12が収納されている。
第1変形例の電流センサ1では、ボディ30Aに測定部11,12が収納されているので、ボディ30とは別に測定部11,12を収納したセンサ用ケース40を備える必要がなく、ボディ30にセンサ用ケース40を取り付ける手間も減らすことができる。
(1.4.2)第2変形例
図1Cに実施形態1の第2変形例に係る電流センサ1を示す。第2変形例の電流センサ1では、ボディ30Bが協約形寸法とは異なる形状、寸法に形成されている。図1Cの例では、ボディ30Bは例えば直方体状に形成されており、取付ベース77にネジ止めなどの適宜の方法で取り付けられる。
第2変形例の電流センサ1においても、第1変形例と同様、ボディ30Bと一体に、導電部材90が挿入されるスリット32が設けられた突出部31を備えてもよく、この突出部31に測定部11,12を収納してもよい。
第2変形例によれば、電流センサ1のボディ30Bを協約形寸法とは異なる形状及び寸法とすることで、電流センサ1の形状及び寸法の自由度を高めることができる。
電流センサ1は分電盤の外部に設置されてもよい。すなわち、電流センサ1が備える複数の測定部と、分電盤の外部に配設されている複数の電路との相対的な位置関係が定まっていれば、電流センサ1は各電路の電流を求めることができる。電流センサ1が備える複数の測定部は、分電盤の外部に配設された複数の電路に流れる電流によって発生する磁束密度を測定する。電流センサ1が備える演算部は、複数の測定部の測定結果と、複数の電路の各々に対する複数の測定部の相対的な位置情報とに基づいて、複数の電路の各々に流れる電流を求める。
(実施形態2)
(2.1)構成
実施形態2に係る電流センサ1を図4Aに基づいて説明する。なお、測定部11,12以外の構成は実施形態1に係る電流センサ1と同様であるから、実施形態1に係る電流センサ1と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
実施形態1に係る電流センサ1では、1つの磁気センサ(測定部)で1つの測定点における磁束密度を測定していたが、実施形態2に係る電流センサ1では、2つの磁気センサを用いて1つの測定点における磁束密度を測定している。
測定部11は、例えば磁気抵抗素子を用いた2つの磁気センサ11A,11Bを有している。2つの磁気センサ11A,11Bは、左右方向(導電部材91,92,93が並ぶ直線LN1と直交する方向)に並べて配置されており、導電部材91,92,93が並ぶ直線LN1が2つの磁気センサ11A,11Bの間を通るように配置されている。
測定部12は、例えば磁気抵抗素子を用いた2つの磁気センサ12A,12Bを有している。2つの磁気センサ12A,12Bは、左右方向に並べて配置されており、直線LN1が2つの磁気センサ12A,12Bの間を通るように配置されている。
電流センサ1及び導電部材90の取付位置のばらつきによって、左右方向において測定部11,12と導電部材90との相対的な位置関係がばらつくと、測定部11,12の測定結果に取付位置のばらつきによる誤差が発生する。
本実施形態の電流センサ1では、左右方向に並ぶ2つの磁気センサ11A,11Bで測定部11が構成されている。マイコン23には、信号処理回路21を介して磁気センサ11A,11Bの測定値が入力されている。マイコン23は、磁気センサ11A,11Bの測定値の平均値を求め、この平均値を導電部材91,92,93に流れる電流の演算に使用しているので、左右方向における測定部11と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
また、本実施形態の電流センサ1では、左右方向に並ぶ2つの磁気センサ12A,12Bで測定部12が構成されている。マイコン23には、信号処理回路22を介して磁気センサ12A,12Bの測定値が入力されている。マイコン23は、磁気センサ12A,12Bの測定値の平均値を求め、この平均値を導電部材91,92,93に流れる電流の演算に使用しているので、左右方向における測定部12と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
なお、実施形態2の構成を、実施形態1の第1変形例及び第2変形例に適用してもよく、左右方向における測定部12と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
(2.2)変形例
(2.2.1)第1変形例
図4Bに実施形態2の第1変形例に係る電流センサ1を示す。
測定部11は、例えば磁気抵抗素子を用いた2つの磁気センサ11C,11Dを有している。2つの磁気センサ11C,11Dは、前後方向(導電部材91,92,93が並ぶ直線LN1と平行な方向)に並べて配置されており、この2つの磁気センサ11C,11Dは導電部材91の両側に配置されている。
また、測定部12は、例えば磁気抵抗素子を用いた2つの磁気センサ12C,12Dを有している。2つの磁気センサ12C,12Dは前後方向に並べて配置されており、この2つの磁気センサ12C,12Dは導電部材93の両側に配置されている。
電流センサ1及び導電部材90の取付位置のばらつきによって、前後方向(直線LN1と平行な方向)において測定部11,12と導電部材90との相対的な位置関係がばらつくと、測定部11,12の測定結果に取付位置のばらつきによる誤差が発生する。測定部11について前後方向の位置のばらつきを補償するためには、測定部11と導電部材91,92,93との距離のうちの1つ、例えば測定部11と導電部材91との距離r11を未知数にすればよい。測定部11と導電部材92,93との距離r12,r13は距離r11との相対距離によって規定できるため、未知数にする必要はない。距離r11を未知数とするため、実施形態2の電流センサ1では、測定部11を2つの磁気センサ11A,11Bで構成しており、電流と磁束密度との関係式を1つ増やすことで、位置のばらつきを抑制しつつ、電流を測定することができる。
したがって、実施形態2の第1変形例に係る電流センサ1では、前後方向に並ぶ2つの磁気センサ11C,11Dで測定部11が構成されている。マイコン23には、信号処理回路21を介して磁気センサ11C,11Dの測定値が入力されている。マイコン23は、磁気センサ11C,11Dの測定値を、導電部材91,92,93に流れる電流の演算に使用しているので、前後方向における測定部11と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
また、実施形態2の第1変形例に係る電流センサ1では、前後方向に並ぶ2つの磁気センサ12C,12Dで測定部12が構成されている。マイコン23には、信号処理回路22を介して磁気センサ12C,12Dの測定値が入力されている。マイコン23は、磁気センサ12C,12Dの測定値を、導電部材91,92,93に流れる電流の演算に使用しているので、前後方向における測定部12と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
なお、実施形態2の第1変形例の構成を、実施形態1の第1変形例及び第2変形例に適用してもよく、前後方向における測定部12と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
(2.2.2)第2変形例
図4Cに実施形態2の第2変形例に係る電流センサ1を示す。
測定部11は、例えば磁気抵抗素子を用いた4つの磁気センサ11A,11B,11E,11Fを有している。磁気センサ11A,11Bは導電部材91の前側に配置され、磁気センサ11E,11Fは導電部材91の後側であって、導電部材91と導電部材92の間に配置されている。磁気センサ11A,11Bは、導電部材91,92,93が並ぶ直線LN1が2つの磁気センサ11A,11Bの間を通るように、左右方向(直線LN1と直交する方向)に並べて配置されている。磁気センサ11E,11Fは、直線LN1が2つの磁気センサ11E,11Fの間を通るように、左右方向に並べて配置されている。また、磁気センサ11A,11Eが前後方向に並び、磁気センサ11B,11Fが前後方向に並ぶように、4つの磁気センサ11A,11B,11E,11Fは配置されている。
測定部12は、例えば磁気抵抗素子を用いた4つの磁気センサ12A,12B,12E,12Fを有している。磁気センサ12A,12Bは導電部材93の後側に配置され、磁気センサ12E,12Fは導電部材93の前側であって、導電部材93と導電部材92の間に配置されている。磁気センサ12A,12Bは、直線LN1が2つの磁気センサ12A,12Bの間を通るように、左右方向に並べて配置されている。磁気センサ12E,12Fは、直線LN1が2つの磁気センサ12E,12Fの間を通るように、左右方向に並べて配置されている。また、磁気センサ12A,12Eが前後方向に並び、磁気センサ12B,12Fが前後方向に並ぶように、4つの磁気センサ12A,12B,12E,12Fは配置されている。
電流センサ1及び導電部材90の取付位置のばらつきによって、左右方向及び前後方向において測定部11,12と導電部材90との相対的な位置関係がばらつくと、測定部11,12の測定結果に取付位置のばらつきによる誤差が発生する。
そこで、実施形態2の第2変形例に係る電流センサ1では、4つの磁気センサ11A,11B,11E,11Fで測定部11が構成されている。マイコン23には、信号処理回路21を介して磁気センサ11A,11B,11E,11Fの測定値が入力されている。マイコン23は、これらの磁気センサ11A,11B,11E,11Fの測定値を電流の演算に使用しており、左右方向及び前後方向における測定部11と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
また、実施形態2の第2変形例に係る電流センサ1では、4つの磁気センサ12A,12B,12E,12Fで測定部12が構成されている。マイコン23には、信号処理回路22を介して磁気センサ12A,12B,12E,12Fの測定値が入力されている。マイコン23は、これらの磁気センサ12A,12B,12E,12Fの測定値を電流の演算に使用しており、左右方向及び前後方向における測定部11と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
なお、実施形態2の第2変形例の構成を、実施形態1の第1変形例及び第2変形例に適用してもよく、左右方向及び前後方向における測定部12と導電部材90との位置のばらつきを補償することができる。
(2.3)効果
以上説明した本実施形態の電流センサ1において、複数の測定部(測定部11,12)のうち少なくとも1つの測定部は2つの磁気センサ(磁気センサ11A〜11F,磁気センサ12A〜12F)を有してもよい。演算部(マイコン23)は、上記少なくとも1つの測定部の測定結果を、2つの磁気センサの測定結果から求めるように構成されていればよい。
これにより、2つの磁気センサの測定結果を用いて、2つの磁気センサが並ぶ方向において測定部と複数の電路(導電部材91,92,93)との取付位置がばらつくことによる測定誤差を補償することができる。
1 電流センサ
11,12 測定部
11A〜11F,12A〜12F 磁気センサ
23 マイコン(演算部)
70 分電盤
71 キャビネット
90,91,92,93 導電部材(電路)

Claims (5)

  1. 複数の測定部と演算部とを備え、
    前記複数の測定部の各々は、分電盤内部に配設された複数の電路に流れる電流によって発生する磁束密度を測定しており、
    前記演算部は、前記複数の測定部の測定結果と、前記複数の電路の各々に対する前記複数の測定部の相対的な位置情報とに基づいて、前記複数の電路の各々に流れる電流を求めるように構成された
    ことを特徴とする電流センサ。
  2. 前記複数の電路が同一の直線上に並ぶように配置されており、
    前記複数の測定部の各々は、前記複数の電路と同一の直線上に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記複数の測定部のうち少なくとも1つの測定部は2つの磁気センサを有し、
    前記演算部は、前記少なくとも1つの測定部の測定結果を、前記2つの磁気センサの測定結果から求めるように構成された
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電流センサ。
  4. 前記複数の電路が、単相3線式配線及び三相3線式配線のいずれかである3つの電路である場合に、前記複数の測定部の数が2つであり、
    前記演算部は、2つの前記測定部の測定結果と、前記3つの電路の各々に対する前記2つの前記測定部の相対的な位置情報とに基づいて、前記3つの電路の各々に流れる電流を求めるように構成された
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電流センサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電流センサと、前記電流センサが取り付けられるキャビネットとを備えたことを特徴とする分電盤。
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