JP2014085248A - 電流センサおよび電流検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】交流から直流領域までの電流を、簡便に測定できる電流センサを提供する。
【解決手段】電流経路として逆方向に流れる電流線2本一対の導体1a、1bにおいて、磁気センサは、電流供給器と電流取り込み器の間に挿入され、電流線2本の導体間に発生する誘導磁界を計測する。磁気センサ2により検出される前記誘導磁界の向きが、前記2本一対の導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の導体で形成される平面に略垂直である電流センサ。
【選択図】図2

Description

本発明は、電流センサに関し、より詳細には、導体に発生した誘導磁界を磁気センサで検出し電流値を測定できるように配置した電流センサおよび電流検出方法に関する。
近年、環境へ配慮しようという意識の世界的な昂揚から、省エネ・省電力を目指した設備・機器が多く開発されている。また、より効率的な電力環境を目指して、太陽光発電なども含めた直流送電設備や、直流電流で動作する機器の開発も進んでいる。省エネ・省電力に係る設備・機器において、実際どのくらいの電力が消費されているか調査するため、あるいは省エネ・省電力の効果を確認するためには、省エネ・省電力に係る設備・機器が接続されている電力線における電流を測定することが必要である。このような電流測定では、設備・機器において新規・既存に係わらず簡便に測定できる電流センサが望ましい。
従来の電流測定として、広く知られているのはシャント方式である。シャント抵抗と呼ばれる高精度の抵抗器を電流線に直列に挿入し、電流をシャント抵抗の両端の電圧として検出する方式である。
交流では比較的構造が簡単なコイルを使用した電流センサが多く使用されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のようなコイル方式は、コイル中央に通した一次導体に交流電流が流れることで変化する磁界によって、コイルに一次導体の電流に比例した誘導起電力が発生することを利用した方式である。
一方、磁性体コアとホールセンサを組み合わせた電流センサも少なくない(例えば、特許文献2参照)。磁性体コア方式は、コア中央に通した一次導体に流れる電流に比例して発生する誘導磁界をコアに集束させ、予め設けたコアの間隙に挿入されたホールセンサで、一次導体に流れる電流により発生した誘導磁界を測定する。
また、分割可能なクランプ式磁性体コアとホールセンサを組み合わせた電流センサは、前述の磁性体コア方式の欠点を改善した電流センサである(例えば、特許文献3参照)。特許文献3のようなクランプ方式では磁性体コア部をクランプ式にすることで、一次導体を切断することなしに直流・交流電流とも測定可能とした方式である。
また、特許文献4に記載の多芯平行コード電流検出器は、平行コードに流れる電流により発生する磁力線の打ち消し合わない部分、すなわち、平行コードの電線間に発生する磁力線を電気信号として検出する電流検出器で、磁気検出器と外側のシールド容器等で構成され平行コードを挟むことにより一次導体を切断することなしに電流測定できる電流検出器である。
特開2009−85620号公報 特開2009−222729号公報 特開2009−14366号公報 特開2000−199770号公報 特開2003−149312号公報
しかしながら、前述のシャント方式では、電流経路に抵抗を挿入するため一旦電線を切断する必要があった。また電流値が大きくなるにつれて抵抗における電力損失の増大や発熱の問題があった。
また、従来例の特許文献1に記載のコイル方式は、コイルの中央の空間に1本の被測定電流線を通すために一旦電線を切断する必要があった。さらに一般的に電力線は複数の電線が一体形成されているため、複数の電線の中から測定したい電線1本を取り出す作業が必要であり、しかも特許文献1のようなコイル式では原理的に直流電流は測定できない。
従来例の特許文献2に記載の磁性体コア方式も、特許文献1に記載のコイル方式と同様に、電線を切断する必要があり、さらに複数の電線の中から測定したい電線1本を取り出す作業が必要であった。図1に、特許文献2に記載の磁性体コア方式の簡略化を示し、磁性体コア3と磁性体コア3の一部に設けた間隙にホールセンサ2を配置した電流センサの構成を示す。測定したい電流線1を1本だけコア中心に通す必要があるため、2本が一体形成された電線では1本の電流線を分離する作業や一旦電流線を切断する等の作業が必要となることは明らかである。
そして、従来例の特許文献3に記載のクランプ式では電線切断は不要であるものの、電線1本を取り出す作業は必要であった。なぜなら一般的な電源電線、例えばビニル平型コード(JISC3306 VFF)、や二種ビニル平型コード(JISC3306 HVFF)、ビニルキャブタイヤ丸型コード(JISC3306 VCTF)、二種ビニルキャブタイヤ丸型コード(JISC3306 HVCTF)などでは電力線二芯が絶縁され一体に形成されており、二芯同時にクランプすることで、電流が逆方向に流れる2本の電流線の周囲に発生する誘導磁界は打ち消し合ってしまい電流の測定が出来ないことが問題となっていた。
従来例の特許文献4に記載の多芯平行コード電流検出器は、磁力線が打ち消し合わないような位置に磁気検出器を配置することが難しいことから信号が微弱であるとともに位置による検出誤差が大きく、又、シールドしなければならないために取り付け作業が煩雑で簡易に電流測定ができるという電流検出器ではなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、交流から直流領域までの電流を、簡便に測定できる電流センサおよび電流検出方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された2本一対の導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサであって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、前記2本一対の導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間を電気的に中継するように構成され平行して配置された2本一対の一次導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサであって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の一次導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサであって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、前記2本一対の接続端子に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の接続端子で形成される平面に略垂直であり、前記磁気センサは、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置されるように構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の電流センサであって、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有し、該磁性体コアは前記磁気センサと共に、前記2本一対の一次導体とは絶縁されて配置されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の電流センサであって、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアとを含んだ電流センサであって、前記磁性体コアは、前記磁気センサと共に、前記2本一対の接続端子とは絶縁され、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置され、前記誘導磁界を、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに干渉しない位置に配置した前記磁気センサへ導入するように構成されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアとを含んだ電流センサであって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向き前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略平行であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された2本一対の導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、前記2本一対の導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間を電気的に中継するように構成され平行して配置された2本一対の一次導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の一次導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、前記2本一対の接続端子に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の接続端子で形成される平面に略垂直であり、前記磁気センサは、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置されるように構成されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の電流検出方法であって、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有し、該磁性体コアは前記磁気センサと共に、前記2本一対の一次導体とは絶縁されて配置されたことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の電流検出方法であって、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアとを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、前記磁性体コアは、前記磁気センサと共に、前記2本一対の接続端子とは絶縁され、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置され、前記誘導磁界を、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに干渉しない位置に配置した前記磁気センサへ導入するように構成されることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアとを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略平行であることを特徴とする。
本発明によれば、交流から直流領域までの電流を簡便に測定できる電流センサおよび電流検出方法を提供することができる。
磁性体コアとホールセンサを使った従来型電流センサの構成図を示す。 本発明の実施形態に係る電流センサの原理的配置を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流センサを適用した例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流センサ302の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る磁界分布を説明するための電流センサ302の断面図であり、(a)は磁性体コア無しの場合を示す図であり、(b)は磁性体コアありの場合を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る図3以外の構成例を示した図であり、(a)はコンセント・プラグと電流センサの位置関係を示す図であり、(b)は電流センサ構成の断面を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る図3以外の構成例を示した図であり、(a)はコンセント・プラグと電流センサの位置関係を示す図であり、(b)および(c)は電流センサ構成の断面を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電流センサを適用した図例であり、(a)はコンセント・プラグ間に電流センサを挿入する前を示す図であり、(b)はコンセント・プラグ間に電流センサを挿入したところを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る構成例を示す図であり、(a)は磁性体コア無しの場合を示す図であり、(b)は磁性体コアありの場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁界分布を説明するための電流センサ701の構造図であり、(a)は磁性体コア無しの場合を示す図であり、(b)は磁性体コアありの場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る図7以外の構成例を示した図であり、(a)はコンセント・プラグ間に電流センサを挿入する前を示す図であり、(b)はコンセント・プラグ間に電流センサを挿入したところを示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
[発明の基本構成]
図2に本発明の実施形態に係る電流センサの原理的配置を示す。
ホールセンサ2を備えたセンサ部は、電流経路として正負逆方向に流れる2本1対の電力線1a,1bの間に配置される。
ここで、ホールセンサ2により検出される誘導磁界の向きは、2本1対の電力線1a,1bに流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および2本1対の電力線1a,1bで形成される平面に略垂直である。このように2本一対の電力線1a,1bに流れる電流により発生した誘導磁界は、ホールセンサ2により検出される。
[第1の実施形態]
図3に本発明の第1の実施形態に係る電流センサを適用した例を示す。本発明の第1の実施形態の電流センサ302は、図3に示すように、電流供給器(コンセント)301と電流取り込み器(プラグ)303との間に挿入し電気的に接続可能な機能を備えている。
図4に本発明の第1の実施形態に係る電流センサ302の構成図を示す。電流センサ302の内部には、図4に示すようにコンセント301へ接続する端子401a,401bとプラグ303と接続する端子403a,403bを備え、電流経路として正負逆方向に流れる2本の一次導体402a,402bを有し、2本の一次導体402a,402bの間には、センサ部を配置する。センサ部は、ホールセンサ2を備え、2本の一次導体402a,402bと樹脂等により絶縁されている。2本の一次導体402a,402bの周囲には、ホールセンサ2へ磁束を集め導くような形状で、且つホールセンサ2を設置できる間隙を設けた集磁用の磁性体コア3を有する。2本の一次導体402a,402bに流れる電流は、交流・直流にかかわらず逆方向に流れる。従って、各々の電流により発生する誘導磁界はベクトル方向も2本の一次導体402a,402bの中心線に対し対称となるため、2本の一次導体402a,402b間においては同一方向となって集磁用の磁性体コア3を透過する。集磁された磁束は、磁性体コア3の間隙に配置されたホールセンサ2により検出され電流と比例した出力信号となる。出力信号は後段の図3に示す信号処理/表示回路305で処理される。
図5に本発明の第1の実施形態に係る磁界分布を説明するための電流センサ302の断面図を示し、図5(a)に磁性体コア無しの場合を示し、図5(b)に磁性体コアありの場合を示す。
このように、本実施形態における電流センサによれば、以下の比較例に示した従来の電流センサに対して、一体形成された電力線から1本の電流線を分離する等の作業を行うことなしに、既存のコンセント・プラグ間に装着するだけという極めて簡便な方法で電流測定が可能となる。
なお第1の実施形態では、接続器として商用電灯線で一般的なコンセント・プラグを想定しているが、接続部は、接続器の構造に合わせた形状で構成することが可能である。
図6に本発明の第1の実施形態に係る図3以外の構成例を示し、図6(a)はコンセント・プラグと電流センサの位置関係を示し、図6(b)は電流センサ構成の断面を示す。
図6(a)における電流センサ601は、コンセント301とプラグ303との間に装着可能なセンサである。また、特許文献5にあるような水平磁界を線形的に検出できるホールセンサ2と薄型コアとにより構成し全体を絶縁被覆することで図6に示すような電流センサも構成することができる。図6の例ではプラグ303の端子304a,304bを一次導体として利用することにより、極めて薄型で装着も簡便な電流センサを実現できる。
図7に本発明の第1の実施形態に係る図3以外の構成例を示し、図7(a)はコンセント・プラグと電流センサの位置関係を示し、図7の(b)および(c)は電流センサ構成の断面を示す。
図7(a)における電流センサ701は、コンセント301とプラグ303との間に装着可能なセンサである。垂直磁界を線型的に検出する通常のホールセンサ2でも、磁界の向きを一次導体に略平行な方向に変化させることができる薄型コア3と構成し全体を絶縁被覆することで、図7に示すような極めて薄型で装着も簡便な電流センサを構成することができる。
[第2の実施形態]
図8に本発明の第2の実施形態に係る電流センサを適用した例を示し、図8(a)にコンセント・プラグ間に電流センサを挿入する前を示し、図8(b)にコンセント・プラグ間に電流センサを挿入したところを示す。
本発明の第2の実施形態の電流センサ801は、図8に示すように、コンセント301とプラグ303との間に挿入可能な、センサ先端部を挿入型にした構成も取り得る。ここで電流センサ801は樹脂等により絶縁被覆されており、内部にはホールセンサ2を実装する。コンセント301とプラグ303とを電気接続が切断しない程度に間隔を確保し、プラグ303の2本の導体間にセンサ部801を挿入する事で、第1の実施形態とほぼ同等の環境にすることが出来る。ここでセンサ部801は、コンセント301とプラグ303の電気的接続が切断しない間隔未満の厚さを有している。従ってホールセンサ2は、薄型パッケージであることが好ましく、特許文献5にあるような水平磁界を線形的に検出できるホールセンサがより好ましい。
図9に本発明の第2の実施形態に係る構成例を示し、図9(a)に磁性体コア無しの場合を示し、図9(b)に磁性体コアありの場合を示す。図8に示す電流センサ801の内部には、センサ部を配置する。センサ部は、ホールセンサ2を備え、2つの接続端子304a,304bと樹脂等により絶縁されている。
図9(b)において、2つの接続端子304a,304bの周囲には、ホールセンサ2へ磁束を集め導くような形状で、且つホールセンサ2を設置できる間隙を設けた集磁用の磁性体コア3を有する。2つの接続端子304a,304bに流れる電流は、交流・直流にかかわらず逆方向に流れる。従って、各々の電流により発生する誘導磁界はベクトル方向も2つの接続端子304a,304bの中心線に対し対称となるため、2つの接続端子304a,304b間においては同一方向となって集磁用の磁性体コア3を透過する。集磁された磁束は、磁性体コア3の間隙に配置されたホールセンサ2により検出される。
図10に本発明の第2の実施形態に係る磁界分布を説明するための電流センサ801の構造図を示し、図10(a)に磁性体コア無しの場合を示し、図10(b)に磁性体コアありの場合を示す。
このように、本発明の第2の実施形態における電流センサによれば、一体形成された電力線から1本の電流線を分離する等の作業は無く、且つ電気的接続を切断することも無しに、稼働状態のまま極めて簡便に電流測定が可能となる。
図11に本発明の第2の実施形態に係る図8以外の構成例を示し、図11(a)はコンセント・プラグ間に電流センサを挿入する前を示し、図11(b)はコンセント・プラグ間に電流センサを挿入したところを示す。図11における電流センサ1101は、コンセント301とプラグ303との間に装着可能なセンサである。ホールセンサ2の感磁方向がパッケージ表面に対し垂直(厚さ)方向である場合は、パッケージの寸法上、コンセント301とプラグ303とを電気的な切断なしにセンサを挿入することが困難な場合がある。ホールセンサ2の感磁方向が垂直方向である場合は、図11のように一次導体となるプラグの挿入端子304a,304bから発生磁界を引き出して構成することも考えられる。ここで磁性体コア3は、コンセント301とプラグ303との間に挿入可能な絶縁被覆された部分を有し、コンセント301とプラグ303とに干渉しない位置に配置したホールセンサ2まで誘導磁界を導く形状とすることで図9とほぼ同等の環境にすることができる。
上述の第1の実施形態、第2の実施形態ともに、磁気センサとしては、ホールセンサを用いた例を示したが、2本の一次導体の出力から磁束密度が判定できるセンサであれば良く、磁束密度に対し出力電圧が線形であるホール素子や増幅回路など内蔵したホールICがより好ましい。磁気センサとして、ホールセンサの他に強磁性体磁気抵抗素子や半導体磁気抵抗素子なども使用可能である。また、第1の実施形態、第2の実施形態とも集磁用の磁性体コアは無くても機能するが、2本の一次導体による誘導磁界を効率よく集磁するために配置した方がより好ましい。
本発明によれば、交流から直流領域までの電流を、従来よりも簡便に測定できる電流センサを提供することが可能となることから、一般家庭やオフィス等における既存の機器・設備の電流量を測定できる電流センサとして利用することができ、電流センサで測定された電流量のデータを別の電源システムにより管理すれば電気機器の効率的な利用が可能となり省エネルギー化に貢献できると同時に、利用者の省エネルギー意識を一層高められる。またホールセンサを使うことで、直流電流測定も可能であることから将来の直流送電にも対応できる。
1 電流線
1a、1b 電力線
2 ホールセンサ
3 磁性体コア
301 コンセント
301a、301b、304a、304b 挿入端子
302、601、701、801、1101 電流センサ
303 プラグ
305 信号処理/表示回路
402a、402b 一次導体
403a、403b 受け端子

Claims (14)

  1. 電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された2本一対の導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサであって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記2本一対の導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする電流センサ。
  2. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間を電気的に中継するように構成され平行して配置された2本一対の一次導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサであって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の一次導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする電流センサ。
  3. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサであって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記2本一対の接続端子に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の接続端子で形成される平面に略垂直であり、
    前記磁気センサは、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置されるように構成されることを特徴とする電流センサ。
  4. 前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有し、該磁性体コアは前記磁気センサと共に、前記2本一対の一次導体とは絶縁されて配置されたことを特徴とする請求項2に記載の電流センサ。
  5. 前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有することを特徴とする請求項3に記載の電流センサ。
  6. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、
    前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを含んだ電流センサであって、
    前記磁性体コアは、
    前記磁気センサと共に、前記2本一対の接続端子とは絶縁され、
    前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置され、
    前記誘導磁界を、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに干渉しない位置に配置した前記磁気センサへ導入するように構成されることを特徴とする電流センサ。
  7. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、
    前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアとを含んだ電流センサであって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略平行であることを特徴とする電流センサ。
  8. 電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された2本一対の導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記2本一対の導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする電流検出方法。
  9. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間を電気的に中継するように構成され平行して配置された2本一対の一次導体間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の一次導体で形成される平面に略垂直であることを特徴とする電流検出方法。
  10. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記2本一対の接続端子に流れる一方の電流の向きに対して略垂直であり、および前記2本一対の接続端子で形成される平面に略垂直であり、
    前記磁気センサは、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置されるように構成されることを特徴とする電流検出方法。
  11. 前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有し、該磁性体コアは前記磁気センサと共に、前記2本一対の一次導体とは絶縁されて配置されたことを特徴とする請求項9に記載の電流検出方法。
  12. 前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアを有することを特徴とする請求項10に記載の電流検出方法。
  13. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、
    前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアとを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、
    前記磁性体コアは、
    前記磁気センサと共に、前記2本一対の接続端子とは絶縁され、
    前記電流供給器と前記電流取り込み器とに電気的接続を保持した状態で、前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に配置され、
    前記誘導磁界を、前記電流供給器と前記電流取り込み器とに干渉しない位置に配置した前記磁気センサへ導入するように構成されることを特徴とする電流検出方法。
  14. 電流供給器と電流取り込み器とを電気的接続したときに電流が正負逆方向に流れ、平行して配置された前記電流取り込み器の2本一対の接続端子間に発生した誘導磁界を測定する磁気センサと、
    前記磁気センサに磁束を集中させるための磁性体コアとを含んだ電流センサによる電流検出方法であって、
    前記磁気センサにより検出される前記誘導磁界の向きが、
    前記電流供給器と前記電流取り込み器との間に挿入され、前記2本一対の一次導体に流れる一方の電流の向きに対して略平行であることを特徴とする電流検出方法。
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