JP2016511825A - フレキシブル磁界センサー - Google Patents

フレキシブル磁界センサー Download PDF

Info

Publication number
JP2016511825A
JP2016511825A JP2015555275A JP2015555275A JP2016511825A JP 2016511825 A JP2016511825 A JP 2016511825A JP 2015555275 A JP2015555275 A JP 2015555275A JP 2015555275 A JP2015555275 A JP 2015555275A JP 2016511825 A JP2016511825 A JP 2016511825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stack
flexible
thin plates
magnetic sensor
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015555275A
Other languages
English (en)
Inventor
スティルマン,アーノルド
Original Assignee
ポエム テクノロジー, エルエルシー
ポエム テクノロジー, エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ポエム テクノロジー, エルエルシー, ポエム テクノロジー, エルエルシー filed Critical ポエム テクノロジー, エルエルシー
Publication of JP2016511825A publication Critical patent/JP2016511825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices

Abstract

【課題】フレキシブルなセンサー素子を含むフレキシブルな磁気センサーの提供。【解決手段】フレキシブルなセンサー素子は、フレキシブルな磁気的遮蔽によって部分的に取り囲まれている。そのフレキシブルな磁気的遮蔽は、複数の薄板によって構成されており、それらの薄板は磁気的に透磁性があり、平らで互いに重ねられ、互いが電気的に絶縁されている。それら薄板は、第1端が固定され、所定形状に形作るとき、互いにスライド可能である。薄板は長さが異なり、第1端が垂直に整列され、フレキシブルな磁気センサーを周囲にギャップをもつ円筒に形作るとき、薄板の第2端が互いに整列するようになっている。コネクタは、各特定の薄板の第1端をギャップを横切って対応する各特定の薄板の第2端に接続し、その特定の薄板の磁気回路を完成させる。【選択図】図3

Description

優先権の主張
この出願は、2013年1月25日出願の米国仮出願第61/756,525に基づく優先権の主張を伴う。
背景
1.技術分野
この発明の開示内容は、フレキシブルな磁界センサーに関する。特には、その素子に流れる電流を検出するための電流通電素子の周りに形成することができる磁界センサーに関する。
2.関連技術の説明
監視すべき導体の周り、あるいはごく近接した位置にあるコイルで発生磁界を測定することによって、導体に流れる電流を測定することが知られている。そのようなコイルは、ロゴスキーコイルとして知られる。監視する導体に電流が流れることによって磁界が生じ、それが、コイルセンサー導体の端部間に、監視する導体に流れる電流に比例した電圧を誘導する。誘導電圧、すなわち、ロゴスキーコイルの出力信号は、信号処理回路に読み取られ、たとえば、マイクロプロセッサあるいは分圧器回路などでさらに処理される。
フレキシブルな電流センサーは、フレキシブルな誘導コイルに基づいており、その誘導コイルは、調整された電流通電導体の周りに閉径路を作り出すように形成されている。フレキシブルな電流センサーは、一般に、機械的な結合システムを備えた検知ケーブルの形態である。その結合システムは、検知ケーブルの端部を互いに閉位置に固定するか、あるいは、閉位置から離すかのいずれかにする。検知ケーブルは、円筒形のフレキシブルコア上に巻いた検知コイルから構成されており、その検知コイルおよび外側の絶縁被覆上に、電気遮蔽を設けるという選択もできる。コイル電圧を電流に比例した出力信号に変換するため、電子積分回路が、フレキシブル電流センサーの部分に通例ある。
電流計やホール効果磁界センサーのような電流メータは、剛的な装置である。電流計は、それを通して流れる電流を測る、直列接続の装置である。そのような電流計は、測定回路にブレークを必要とする。ホール効果装置は、回路素子上にクランプし、電流により生じる磁界を測る剛的なアセンブリである。そのようなホール効果装置は、ホール効果センサー上の迷走磁界の効果を除去する遮蔽が必要である。ホール効果装置に用いるクランプは、一時的なスポット測定のための蝶つがい式の剛的なプライヤー型であるか、電流通電素子を取り囲むようにクランプあるいはファスナーで取り付けた永続的な装置であるか、のいずれかである。両方のタイプの装置について、据え付ける上で少なくとも数分の熟練の労力が必要である。
一つの実施例において、この発明のフレキシブルな磁気センサーは、フレキシブルな遮蔽によって部分的に取り囲まれた、フレキシブルなセンサー素子を含む。フレキシブルなセンサー素子は、複数の薄板から構成されており、それらの薄板は磁気的に透磁性であり、実質的に平らであり、互いに重なり合い、しかも、互いが電気的に絶縁されている。このフレキシブルな磁気センサーを形作る際、第1端で共に固定し、しかも、互いに自由にスライドするようにする。
一つの形態において、複数の薄板の中のいくつかのものは、異なる長さであり、第1端で垂直に整列される。特定の形態において、フレキシブルな磁気センサーを周辺にギャップをもつ円筒形に形成する際、薄板の長さを選択することによって、複数の薄板の第2端が実質的に互いに整列するようにする。
フレキシブルな磁気センサーは、各特定の薄板の第1端を、ギャップを横切って各特定の薄板の対応する第2端に接続し、その特定の薄板の磁気回路を完全なものにするコネクタを含むことができる。ある形態において、コネクタは、第1端および第2端上、複数の薄板を共に固定する。
別の実施例において、この発明によるフレキシブルな磁気センサーは、第1のスタック内に配置した第1の複数の薄板であって、第1の各薄板は磁気的に透磁性であり、しかも、互いに電気的に絶縁された、第1の複数の薄板と、第2のスタック内に配置した第2の複数の薄板であって、第2の各薄板は磁気的に透磁性であり、しかも、互いに電気的に絶縁された、第2の複数の薄板と、第3のスタック内に配置した第3の複数の薄板であって、第3の各薄板は磁気的に透磁性であり、しかも、互いに電気的に絶縁された、第3の複数の薄板とを備える。第2のスタックおよび第3のスタックは、第1のスタック上に配置され、それをもってU形状のチャネルを形成する。そのU形状のチャネル内にセンサー素子を配置する。このフレキシブルな磁気センサーを形作る際、第1のスタックの第1端、第2のスタックの第1端、および第3のスタックの第1端は、垂直に整列して共に固定し、そしてまた、第1のスタックの第2端、第2のスタックの第2端、および第3のスタックの第2端は、互いに自由にスライドするようにする。
一つの形態において、第1のスタック内の薄板の幅は、第2のスタックおよび第3のスタック内の薄板の幅よりも大きい。
別の形態において、フレキシブルな磁気センサーは電気的な絶縁用の薄板を複数備え、その一つが、第1のスタック、第2のスタック、および第3のスタックと引き続く薄板の間に配置されている。
また、別の形態において、第1のスタック、第2のスタック、および第3のスタックにおける薄板は、異なる長さをもつ。特定の実施例において、フレキシブルな磁気センサーを周辺にギャップをもつ円筒形に形成する際、第1のスタック、第2のスタック、および第3のスタックのそれぞれにおける薄板の長さは、それら複数の薄板の第2端が互いに実質的に整列されるように選ぶ。
さらにまた、別の形態において、フレキシブルな磁気センサーは、第1のスタック、第2のスタック、および第3のスタック上の各特定の薄板の第1端を、ギャップを横切って各特定の薄板の対応する第2端に接続し、その特定の薄板の磁気回路を完全なものにするコネクタを含む。第1のスタック、第2のスタック、および第3のスタックにおける透磁性の複数の薄板は、コネクタによって第1端で共に固定する。フレキシブルな磁気センサーを円筒形に形成した後で、第1のスタック、第2のスタック、および第3のスタックにおける薄板の第2端をコネクタは共に固定する。
別の形態において、第1のスタック、第2のスタック、および第3のスタックにおける薄板は、異なる長さをもち、しかも、第2端が傾斜している。
この発明のフレキシブルな磁気センサーは、今までのセンサーよりもさらに経済的に組み立てることができるテープコンポジット構造を形作るという利点を生む。そしてまた、この発明のセンサーは、機械的に簡単なことから、今までの磁気センサーよりも経済的に製造することができる。
この発明によるフレキシブル磁界センサーの機能的な図解である。 トランスジューサと共に用いる、この発明のフレキシブル磁界センサーを示す。 トランスジューサと共に用いる、この発明のフレキシブル磁界センサーを示す。 この発明によるフレキシブルな電流センサーのアセンブリを示し、埋め込み電流センサー装置と共に磁気絶縁の薄板を含む。 この発明によるフレキシブルな電流センサーの断面図である。 所定の形にする前における、この発明によるフレキシブルセンサーの一実施例の斜視図である。
開示するものは、フレキシブルなコンポジット構造であり、電流通電素子を取り巻く厚いテープに似ている。それは、取付けおよび取外しを何回でも容易に行うことができる。このタイプのそのような他の装置は、機械的に強固であり、多少複雑であり、そのために、製造する上で高価になっている。この発明の装置は、たとえば、スマートグリッドシステムの入力装置として用いるための安価なセンサーである。
開示する装置は、電流通電素子の周りに巻くことができるという限りにおいて機械的にフレキシブルである一方、ドーナツ型あるいはリング形状の電流センサーを迷走磁界から遮蔽することができる。開示する装置は、透磁性の材料の層から構成されるフレキシブルなテープであり、その透磁性の材料は埋め込み磁界検知素子に対して遮蔽の役目を果たす。その遮蔽は、埋め込み磁界検知素子の動作に悪影響を及ぼす妨害あるいは迷走の磁界強度を減じる上で有効である。電流通電素子が金属ワイヤあるいは平らな半導体に限定されないことに注意されたい。ビーム形態の電流を測定することも考えられる。すなわち、取り巻くセンサーに磁界によって電圧を生じる電流を取り巻くように、フレキシブルな磁気センサーを形成することができる。
ロゴスキーコイルとは異なって、開示するセンサーは、コイルに生じる電圧に依存しない。その電圧は、導電素子中の変化電流によって結果的に生じる磁束の変化率−微分係数−に比例する。したがって、ロゴスキーコイルは、交流(AC)への適用にのみ用いることができ、そのロゴスキーコイルの出力は、通例、積分回路に接続され、電流に比例する出力信号を与えるようになっている。この発明のフレキシブルなセンサーは、ACおよび直流(DC)両方の通電素子の電流を測定するのに用いることができる。なぜなら、その検知素子は電流通電素子中の電流の変化率に依存しないからである。この発明のフレキシブルなセンサーは、また、ロゴスキーコイルにおいて必須の電圧−検知ループの精密なアセンブリ技術を必要としない。なぜなら、この発明のセンサーはそのようなループを何ももたないからである。また、ロゴスキーコイルは、この発明のフレキシブルなセンサーにおける遮蔽方法の利点をもつことができない。なぜなら、そうすると、ロゴスキーコイルの出力電圧にひずみを生じてしまうからである。
図1は、この発明によるフレキシブル磁気センサーの一実施例の機能的な適用であり、フレキシブルな電流センサー10によって電流通電素子中の電流を検出する例を示す。フレキシブルな電流センサー10は、透磁性の材料からなる複数の層を備える。透磁性の材料は、埋め込み磁界検知素子に対して磁気的な遮蔽を提供する。センサー10は、たとえば電線などの電流通電素子12を実質的に取り囲むように形成される。フレキシブルな電流センサー10の端部(両端)は互いに離れている。それは、以下に詳しく述べるように、両端間のギャップ(空所)にトランスジューサ(図示しない)を収容するためからである。トランスジューサは、フレキシブルな電流センサー10が検出した電流に基づく出力を提供する。その出力は、それから電子プロセッサ16に供給される。電子プロセッサ16は、電流通電素子12中に流れる電流量を決定し、それをディスプレイ18上に表示することができ、また、遠方の場所に伝送することができ、さらにまた、無線周波数識別(RFID)タグ、あるいは他のそのような用法によって検出することができる。磁気回路コネクタ14は、ギャップを横切って透磁性材料の各層のそれぞれの端を互いに連結する。
図2Aは、リングあるいはドーナツ形状に形成したフレキシブルな磁気センサーの一実施例を示す部分的な図である。検知素子204は、電流通電素子に流れる電流によって結果として生じる磁界を検出するため、そしてまた、電流の大きさ及び方向に比例する出力を応答するために用いる。検知素子204は、磁気的な遮蔽(シールド)210によって磁気的に絶縁されている。磁気的な遮蔽210は、検知素子204が供給する出力に不正確さを引き起こす迷走磁界を磁気的に絶縁する。磁気的な遮蔽210は、積み重ねた磁気的に透磁性の複数の薄板から構成され、U形状のチャネルを形成している。そのチャネルには検知素子204が配置される。すなわち、磁気的な遮蔽210は、検知素子204を部分的に取り囲む。
磁気的に透磁性の薄板に用いる材料は、大きな透磁率をもつものから選択する。他の材料も使用できるが、ミューメタルおよび/または金属スピングラスがある。薄板200は磁気遮蔽材料から構成するが、その材料は少なくとも10,000ガウス/エルステッドの透磁率をもち、それらのバルクに磁界を集中させる。そうすることにより、薄板は、磁界のほとんどがそれらを通るのを妨げる。そのような薄板の数個の層は、測定すべき電流を通電する導体の周りに巻くことができるフレキシブルなテープを形成する。薄板200は、電流通電素子の周りにフレキシブルな磁気センサーを形成することができるような薄さである。薄板200の厚さは、0.002〜0.010インチ(つまり、0.005〜0.025cm)の範囲である。この厚さの範囲によって、薄板が薄すぎる場合の遮蔽210の脆弱性を避けることができるし、厚すぎた場合の弾性限を越えてしまう事態を避けることができる。
複数の薄板200は、絶縁層202によって、互いに電気的に絶縁されている。絶縁層202としては、たとえば、カプトン(商品名)テープあるいは各薄板200上の絶縁被覆の層を用いることができる。絶縁層202の厚さは、磁気的に透磁性の層間に電気的な抵抗を提供できるだけのものを必要とするだけであり、約0.002インチ(すなわち、0.005cm)である。実施において、絶縁層202をそれぞれの薄板に接着する。
図2Bを参照すると、絶縁層202を伴う薄板200の第1端212は、共に固定されている。しかし、薄板200の残部および絶縁層202は、互いに自由にスライド可能であり、フレキシブルな磁気センサーを所定の形に形作ることができる。図に示すように、形作るとき、薄板の第1端と第2端216との間にギャップ206を与え、そのギャップにトランスジューサ208を配置できるようにする。トランスジューサとしては、巨大磁気抵抗効果センサー、ホール効果トランスジューサ、あるいは、センサー素子204の変化に応答して検知および出力をすることができる他の素子を用いることができる。形に形作った後、薄板200の第2端および絶縁層202を共に固定する。コネクタ(図示しない)を用いることにより、各遮蔽薄板200のそれぞれの端をギャップ206を横切って互いに結合し、薄板の遮蔽回路を仕上げることができる。電子プロセッサ16をフレキシブルなセンサーの固定端212に取り付けることができ、それにはクリップ、クランプ、あるいはテープの自由端を電子アセンブリに取り付ける他の手段を含ませる。
薄板200は、その長さがフレキシブルな磁気センサーの周辺の長さに等しいテープを形作る。テープは、電流測定エレクトロニクスを挿入するためのギャップを引いた、中空な円筒形(中心214をもつ)に形成される。テープの一方の端には、薄板セットの第1端212を固定する固定具がある。テープの他方の端は、自由であり、テープを測定すべき電流通電素子野間輪に巻くとき、薄板がスライドするようになっている。
それゆえに、薄板200は、必ずしもすべてが同じ長さをもたない。すなわち、薄板テープを作るとき、個々の薄板は、他の物の上に平らに置く。中空の円筒形に形作るとき、たとえば、最も外部の薄板218は、最も内側の薄板220よりも長くすることができる。薄板の長さに違いがあると、実質的に平行な端212,216にギャップが形成される。たとえば、フレキシブルなセンサーを円筒形に形作るとき、第1の薄板は半径rの円筒を形成し、第2の薄板は半径rの円筒を形成する。そのように、第1の薄板と第2の薄板の長さの違いは2π(r−r)である。さらに、フレキシブルなセンサーを所定距離のギャップ206をもつ円に形作るとき、各薄板の端212,216を、それらの端が直線を形成するように傾斜させることができる。
図3および断面の図4は、薄板200および絶縁体202によって作られるフレキシブルなセンサーのU形状のチャネル302を示す。センサー素子204は、U形状のチャネル302内に配置されている。遮蔽薄板200は、各薄板上に配列され、複数の薄板の全体を電流通電素子の周りに巻いたとき、電流検知素子が外部の干渉磁界から解放される区
域内部に埋め込まれる。磁界は、「U」字を逆さにした形態であり、半径方向内側に向いた配置の開放端306と半径方向外側の閉鎖端308を伴う。U形状のチャネルの垂直部分310,312は、U形状の幅の部分の遮蔽材料を含む複数の薄板で構成されることによってフレキシブルになっている。遮蔽をするために互いに積み重ねる充分な大きさは、厚さの約1/4の大きさである。U形状の遮蔽の横になった部分402,404は、薄板200aおよび絶縁体202aの小さなセットから構成される。そのセットは、センサー素子を収容するため、U形状のチャネルの閉鎖端上の薄板よりも狭い。ある実施において、U形状のチャネルの深さは、せいぜいそのチャネルの最大幅の約1/4である。特定の実施において、2枚あるいは3枚の薄板200によって、充分に遮蔽をすることができる。アセンブリを被うようにカバー材304を設けることにより、遮蔽および絶縁体の摩耗および破損を防ぐことができる。
図3に示すように、フレキシブルな磁気センサーを組み立てる場合、透磁性の材料からなる第1の複数の薄板を互いに積み重ねるようにする。それらの薄板は、互いに電気的に絶縁されている。その第1の複数の薄板上に、2つの付加的な複数の薄板(第1の複数のものと実質的に同じであるが、幅は狭いもの)を積み重ねる。第1の複数の薄板上の2つの付加的な複数の薄板の配置によって、U形状のチャネルを形成する。U形状のセンサーテープを形作るU形状のチャネル内に、センサー素子を配置する。そのU形状のセンサーテープを、フレキシブルな保護被覆によってカバーする。フレキシブルなセンサーを円形状に形成する。
図5は、たとえば上述した中空な円筒などの所定形状に形成する前における、フレキシブルなセンサーの一実施例を示す。図に示すように、薄板の長さは円筒形状の周囲長さを意味し、その幅は薄板を横切って長さに直角である。図5は、また、薄板200が異なる長さをもつフレキシブルなセンサーの実施例を示している。共に固定した第1端502の厚さ方向が垂直に整列し、そして、共に固定されない第2端504が傾斜した薄板であって、所定形状に形成する前のものが示されている。
開示するフレキシブルなセンサーは、住宅のメーターシステム、パワーモニタ用のスマートグリッドシステム、ベンチテスト機器、ならびに、工場およびプラントのフロア設置機器のパワーモニタに用いることができる。フレキシブルなセンサーは、測定すべき電流を通電する導電体の周りに形成することができる。テープの自由端は、上述したクランプあるいはクリップで電子アセンブリに接続する。
オンオフスイッチを結合させるか、あるいは、電子アセンブリのパワーを遠隔方式でコントロールすることができる。バッテリを用いて電子プロセッサに電力供給することができ、電子プロセッサは、測定電流の大きさをディスプレイに視覚的に表示し、あるいは、データとしてモニタシステムに電子的に送ることができる。伝送方法として、限定されるわけではないが、ブルートゥース、イーサネット、ワイヤレス802.11データ、RFIDあるいは光学リンクなどがある。フレキシブルな磁気センサーの他の用途があり、限定されるわけではないが、たとえば、加速器におけるビーム強度のモニタ(ロゴスキーコイルでは、ビーム強度の測定能力に制限がある)、光起電ソーラーセル出力あるいはバッテリおよびバッテリパックのDC測定(電圧がDCであり、ロゴスキーコイルでは、測定できない)などに適用することができる。
クレームに記載される考え方の範囲で他の実施をすることができる。

Claims (16)

  1. 次の構成および条件を備える、フレキシブルな磁気センサー。
    ・フレキシブルなセンサー素子。
    ・前記フレキシブルなセンサー素子を部分的に取り囲むフレキシブルな遮蔽であって、磁気的に透磁性があり、平らであり、互いに重なり、互いに電気的に絶縁された複数の薄板から構成される遮蔽。
    ・前記複数の薄板は、第1の端が共に固定され、前記フレキシブルな磁気センサーを所定の形状に形作るとき、互いの上をスライド可能であること。
  2. 前記複数の薄板の複数のものは、長さが異なり、第1の端で垂直に整列される、請求項1のフレキシブルな磁気センサー。
  3. 前記薄板の長さは、前記フレキシブルな磁気センサーを周囲にギャップをもつ円筒に形成するとき、前記複数の薄板の第2の端が互いに整列されるように選択される、請求項2のフレキシブルな磁気センサー。
  4. 下記の構成および条件をさらに備える、請求項3のフレキシブルな磁気センサー。
    ・前記ギャップを横切って、各特定の薄板の前記第1の端と各特定の薄板の対応する第2の端とを接続し、前記特定の薄板の磁気回路を完全にするコネクタ。
    ・前記コネクタは、前記第1の端および前記第2の端上、前記複数の薄板を共に固定すること。
  5. 次の構成および条件を備える、フレキシブルな磁気センサー。
    ・第1のスタック内に配置した第1の複数の薄板であって、それら第1の複数の各薄板は磁気的に透磁性であり、しかも、互いに電気的に絶縁された、第1の複数の薄板。
    ・第2のスタック内に配置した第2の複数の薄板であって、それら第2の複数の各薄板は磁気的に透磁性であり、しかも、互いに電気的に絶縁された、第2の複数の薄板。
    ・第3のスタック内に配置した第3の複数の薄板であって、それら第3の複数の各薄板は磁気的に透磁性であり、しかも、互いに電気的に絶縁された、第3の複数の薄板。
    ・前記第2のスタックおよび前記第3のスタックは、前記第1のスタック上に配置され、それをもってU形状のチャネルを形成すること。
    ・そのU形状のチャネル内に配置したセンサー素子。
    ・前記第1のスタックの第1端、前記第2のスタックの第1端、および前記第3のスタックの第1端は、垂直に整列して共に固定されていること。
    ・前記フレキシブルな磁気センサーを所定形状に形作るとき、前記第1のスタックの第2端、前記第2のスタックの第2端、および前記第3のスタックの第2端は、互いに自由にスライドするようになっていること。
  6. 前記第1のスタック内の薄板の幅は、前記第2のスタックおよび前記第3のスタック内の薄板の幅よりも大きい、請求項5のフレキシブルな磁気センサー。
  7. 次の構成をさらに備える、請求項6のフレキシブルな磁気センサー。
    ・電気的絶縁用の複数の薄板であって、その一つが、前記第1のスタック、前記第2のスタック、および前記第3のスタックと引き続く薄板の間に配置されている薄板。
  8. 前記第1のスタック、前記第2のスタック、および前記第3のスタックにおける薄板は、異なる長さをもつ、請求項5のフレキシブルな磁気センサー。
  9. 前記フレキシブルな磁気センサーを周辺にギャップをもつ円筒形に形成するとき、前記第1のスタック、前記第2のスタック、および前記第3のスタックのそれぞれにおける薄板の長さは、それら複数の薄板の第2端が互いに整列されるように選ばれている、請求項8のフレキシブルな磁気センサー。
  10. 次の構成および条件をさらに備える、請求項9のフレキシブルな磁気センサー。
    ・前記第1のスタック、前記第2のスタック、および前記第3のスタック上の各特定の薄板の第1端を、前記ギャップを横切って各特定の薄板の対応する第2端に接続し、その特定の薄板の磁気回路を完全なものにするコネクタ。
    ・前記第1のスタック、前記第2のスタック、および前記第3のスタックにおける磁気的に透磁性の複数の薄板は、前記コネクタによって前記第1端で共に固定されること。
    ・前記フレキシブルな磁気センサーを円筒形に形成した後で、前記第1のスタック、前記第2のスタック、および前記第3のスタックにおける薄板の前記第2端を前記コネクタは共に固定すること。
  11. 前記第1のスタック、前記内の第2のスタック、および前記第3のスタックの薄板の厚さは、0.002〜0.010インチ(つまり、0.005〜0.025cm)の範囲である、請求項7のフレキシブルな磁気センサー。
  12. 前記電気的絶縁用の複数の各薄板の厚さは、0.002インチ(つまり、0.005cm)である、請求項11のフレキシブルな磁気センサー。
  13. 前記第1のスタック、前記第2のスタック、および前記第3のスタックにおける薄板は、異なる長さをもち、しかも、第2端が傾斜している、請求項6のフレキシブルな磁気センサー。
  14. 次の工程および条件を備える、フレキシブルな磁気センサーを形成する方法。
    ・前記フレキシブルなセンサーに対する迷走磁界の影響を低減するため、フレキシブルなセンサー素子をフレキシブルな遮蔽で部分的に取り囲む工程。
    ・前記フレキシブルな遮蔽は、磁気的に透磁性があり、平らであり、互いに重なり、互いに電気的に絶縁された複数の薄板から構成されること。
    ・前記複数の薄板は、第1の端が共に固定され、前記フレキシブルな磁気センサーを所定の形状に形作るとき、互いの上をスライド可能であること。
  15. 次の各工程を備える、フレキシブルな磁気センサーを形成する方法。
    ・第1の複数の薄板を互いに重ね合わせる工程。ここで、前記薄板は、磁気的に透磁性の材料から構成され、しかも、互いに電気的に絶縁されている。
    ・前記第1の複数の薄板上に2つの追加の複数の薄板を重ね合わせる工程。ここで、それらの2つの追加の複数の薄板は、幅が狭いことを除いて、前記第1の複数のものと同じである。
    ・前記2つの追加の複数の薄板を前記第1の複数の薄板上に配置することにより、U形状のチャネルを形成する工程。
    ・前記U形状のチャネル内にセンサー素子を配置することにより、フレキシブルなセンサーテープを形成する工程。
    ・前記フレキシブルなセンサーテープをフレキシブルな保護被膜でカバーする工程。
  16. 前記フレキシブルな保護被膜およびフレキシブルなセンサーテープを円筒形に形作る工程をさらに備える、請求項13の方法。
JP2015555275A 2013-01-25 2014-01-23 フレキシブル磁界センサー Pending JP2016511825A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361756525P 2013-01-25 2013-01-25
US61/756,525 2013-01-25
PCT/US2014/012779 WO2014116848A1 (en) 2013-01-25 2014-01-23 Flexible magnetic field sensor

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016511825A true JP2016511825A (ja) 2016-04-21

Family

ID=50070719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015555275A Pending JP2016511825A (ja) 2013-01-25 2014-01-23 フレキシブル磁界センサー

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2948779B1 (ja)
JP (1) JP2016511825A (ja)
WO (1) WO2014116848A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11175161B2 (en) 2016-02-23 2021-11-16 Mediatek Inc. Inductive sensor for position/orientation sensing
JP7005227B2 (ja) * 2017-08-24 2022-01-21 日置電機株式会社 電流検出センサおよび電流測定装置
EP3508863B1 (en) * 2018-01-05 2023-06-07 Melexis Technologies SA Offset current sensor structure
JP7034482B2 (ja) * 2018-06-08 2022-03-14 共立電気計器株式会社 クランプセンサおよびクランプメータ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2972804A (en) * 1955-12-29 1961-02-28 Westinghouse Electric Corp Method of making stepped-lap core for inductive apparatus
WO1990006519A1 (en) * 1988-11-29 1990-06-14 Southern California Edison Company Apparatus and method for current sensing
JPH08250351A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Tohoku Denki Hoan Kyokai 変流器
JP2000321309A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Yazaki Corp 固定型電流検知装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5180970A (en) * 1992-02-10 1993-01-19 Honeywell Inc. Mechanically adjustable current sensor and method for making same
EP1514126A1 (en) * 2002-06-06 2005-03-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Sensor and method for measuring a current of charged particles

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2972804A (en) * 1955-12-29 1961-02-28 Westinghouse Electric Corp Method of making stepped-lap core for inductive apparatus
WO1990006519A1 (en) * 1988-11-29 1990-06-14 Southern California Edison Company Apparatus and method for current sensing
JPH08250351A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Tohoku Denki Hoan Kyokai 変流器
JP2000321309A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Yazaki Corp 固定型電流検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014116848A1 (en) 2014-07-31
EP2948779A1 (en) 2015-12-02
EP2948779B1 (en) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6113792B2 (ja) トロイダルフラックスゲート電流変換器
JP6712455B2 (ja) 電流測定装置及び方法
KR20130025441A (ko) 건축물의 전력 사용량을 모니터링하기 위한 시스템 및 그 방법
KR102112976B1 (ko) 자기 코어 플럭스 센서
US9651633B2 (en) Magnetic core flux sensor
US9279836B2 (en) Device for measuring the direct component of alternating current
US10901005B2 (en) Low power based Rogowski coil
US10545177B2 (en) Non-contact sensor based Rogowski coil
US9784627B2 (en) Load sensor, load detector including load sensor, and method for detecting load
JP2016511825A (ja) フレキシブル磁界センサー
US8922193B2 (en) Current meter
CN107103982B (zh) 用于传感器的磁芯
JP2018105678A (ja) 電流センサおよび電流検出装置
JP2006105955A (ja) 電気機器の通電検知装置
JP6338489B2 (ja) センサ部品、電流センサおよび電流測定装置
CN106018912A (zh) 一种高精度通用型交直流电流测量装置
JP2012098205A (ja) 電流測定方法、および磁気センサ装置
JP6587875B2 (ja) 電流センサおよび測定装置
KR101607025B1 (ko) 플럭스 게이트 전류 감지 유니트
WO2020070945A1 (ja) 位置ずれ検出装置およびコイル装置
JP2014085248A (ja) 電流センサおよび電流検出方法
JP2017150979A (ja) 電流計測デバイス
KR101183625B1 (ko) 분할형 로고스키 코일변류기
JP5731876B2 (ja) 電流検出装置およびこれを用いた電力量計
JP2011221004A (ja) 磁気センサおよび電流センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171228

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180830