JP6338489B2 - センサ部品、電流センサおよび電流測定装置 - Google Patents

センサ部品、電流センサおよび電流測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、電流センサ用のセンサ部品、そのようなセンサ部品を備えて構成された電流センサ、およびその電流センサを備えて構成された電流測定装置に関するものである。
この種の電流測定装置として、出願人は、測定回路等が収容された本体部と磁気センサとを備え、電線等の測定対象(検出対象体)を流れる電流を測定対象に対して非接触の状態で測定可能なクランプ式の電流測定装置を下記の特許文献に開示している。この場合、この電流測定装置の磁気センサは、正面視半環状の一対のセンサ部(特許文献の図14,15におけるセンサ311a,311b)を備えると共に、両センサ部が測定対象を取り囲んで環状をなすように両センサ部の端部同士を近接させた状態(両センサ部によって測定対象をクランプした状態)で測定対象に電流が供給されたときに、測定対象の周囲に生じる磁界によって両センサ部内の磁性コアに誘起される磁束を検出することで測定対象を流れている電流を検出可能に構成されている。以下、出願人が開示している電流測定装置における磁気センサを「電流センサ」ともいう。
具体的には、出願人が開示している電流測定装置の電流センサにおける両センサ部は、図13,14に示すように、複数の磁性板が積層されて構成された磁性コア31x、磁性コア31xを収容可能なコアホルダ32x(カバー)、磁性コア31xに誘起される磁束を検出可能に磁性コア31xと共にコアホルダ32xに収容されたFG巻線部33x(磁気検出素子)、コアホルダ32xの周囲に配設されたシールド板36ax,36bx,37ax,37bx、およびこれらの構成要素を収容可能な樹脂製のカバー(ボビン:図示せず)を備えて磁束検出部25xが構成されると共に、この磁束検出部25xのカバーの周囲に図示しない巻線が巻回された状態で樹脂製のケース(特許文献の図14におけるケース312a,312b)内に収容されている。
この場合、両図に示すように、出願人が開示している電流測定装置の磁束検出部25xでは、磁性コア31xやFG巻線部33xを収容するコアホルダ32xが、それぞれ浅皿状に形成された下ハーフ32axおよび上ハーフ32bxの2つのパーツで構成され、両ハーフ32ax,32bxには、磁性コア31xを嵌入可能なコア嵌入用凹部41xと、FG巻線部33xを嵌入可能な巻線部嵌入用凹部42xとがそれぞれ形成されている。この磁束検出部25xの組立てに際しては、一例として、両凹部41x,42xの開口部位を上向きにした状態の下ハーフ32axにおけるコア嵌入用凹部41xに対して磁性コア31xを上方から嵌入すると共に、接着剤を塗布した巻線部嵌入用凹部42xに対してFG巻線部33xを上方から嵌入する。次いで、両凹部41x,42xの開口部位を下向きにした状態の上ハーフ32bxを下ハーフ32axに被せることにより、下ハーフ32axのコア嵌入用凹部41xに嵌入されている磁性コア31xを上ハーフ32bxのコア嵌入用凹部41xに嵌入させ、かつ下ハーフ32axの巻線部嵌入用凹部42xに嵌入されているFG巻線部33xを上ハーフ32bxの巻線部嵌入用凹部42xに嵌入させる。
これにより、この磁束検出部25xでは、両ハーフ32ax,32bxのコア嵌入用凹部41xに嵌入された磁性コア31xと、両ハーフ32ax、32bxの巻線部嵌入用凹部42xに嵌入されたFG巻線部33xとが、コアホルダ32x内で相互に位置決めされて、図11に示すように、磁性コア31xに設けられたギャップGの近傍にFG巻線部33xが位置させられると共に、図12に示すように、磁性コア31xの厚み方向の中心とFG巻線部33xにおける巻線33cx(図13,14参照)の中心(巻軸の軸中心)とが同一平面上に一致させられた状態となる。この結果、この磁束検出部25xを備えた電流センサを有する電流測定装置では、測定対象に対する電流の供給に伴って測定対象の周囲に生じる磁界によって両センサ部内の磁性コア31xに誘起される磁束をFG巻線部33xによって好適に検出することが可能となる。
特開2013−68591号公報(第5−13頁、第1−19図)
ところが、出願人が開示している電流センサおよび電流測定装置には、以下のような改善すべき課題が存在する。すなわち、出願人が開示している電流センサおよび電流測定装置では、例えば、下ハーフ32axの両凹部41x,42xに対して磁性コア31xおよびFG巻線部33xを同一方向から嵌入し、その状態の下ハーフ32axに上ハーフ32bxを被せることによって、上ハーフ32bxの両凹部41x,42xに対して磁性コア31xおよびFG巻線部33xを同一方向から嵌入させてコアホルダ32x内に磁性コア31xおよびFG巻線部33xを位置決めした磁束検出部25xを備えて構成されている。
この場合、この種の電流センサ(電流測定装置)を使用した電流の測定処理に際しては、測定対象をクランプするときに、開状態に操作した両センサ部の磁性コアが、測定対象の導線や、導線が接続されている接続金具等の導体に接触するおそれがある。この際に、接触した導体に電圧が印加されている場合には、導体から磁性コアに流れ込んだ電流が、磁気検出素子としてのFG巻線部(FG巻線部の巻線)に流れ込み、この電流が本体部内の測定回路に流れ込むおそれがある。したがって、本体部を把持した状態でクランプ作業を行うこの種の電流測定装置では、例えば、複数の導線(活線)が隣接されている電源設備の検査時に測定対象の導線をクランプする際に、操作を誤って導線等に磁性コアが接触して、感電事故を招くおそれがある。
そこで、出願人が開示している電流測定装置では、上記の特許文献における図3に示すように、磁性コア31xの先端部を樹脂製のケースの奥側に位置させる(正面視において磁性コア31xの先端部がケースに隠れて見えないようにする)ことで磁性コア31xを測定対象等に対して接触させ難くすると共に、図13,14に示すように、コアホルダ32x(下ハーフ32axおよび上ハーフ32bx)の形状を工夫することで、FG巻線部33xの巻線33cxと磁性コア31xとの絶縁距離を長くしてFG巻線部33x(巻線33cx)と磁性コア31xとの間の絶縁性を向上させている。
具体的には、図15に示すように、出願人が開示している電流測定装置の電流センサにおける上記の磁束検出部25x(センサ部品)では、例えば、コアホルダ32xにおける両ハーフ32ax,32bxのコア嵌入用凹部41xに嵌入された磁性コア31xと巻線部嵌入用凹部42xに嵌入されたFG巻線部33xとの間に位置する厚みTxの隔壁(コア嵌入用凹部41xの側壁であり、かつ巻線部嵌入用凹部42xの側壁でもある壁状部)の部位において、下ハーフ32axにおける上ハーフ32bx側の縁部(同図における上縁部)、および上ハーフ32bxにおける下ハーフ32ax側の縁部(同図における下縁部)を相互に嵌め合わせが可能な断面クランク状にそれぞれ形成している。
これにより、この磁束検出部25xでは、FG巻線部33xの巻線33cxと磁性コア31xとの絶縁距離が同図に示す距離Lax〜Lcxを合計した距離となっており、同図に破線で示すように、上記の隔壁の部位において下ハーフ32axにおける上ハーフ32bx側の縁部、および上ハーフ32bxにおける下ハーフ32ax側の縁部を断面クランク状にせずに隔壁の厚み方向に沿ってそれぞれ平坦に形成した構成と比較して、距離Lcxの分だけ絶縁距離が長くなっており、磁性コア31xとFG巻線部33x(巻線33cx)との間の絶縁性が高くなっている。したがって、出願人が開示している電流測定装置(電流センサ)では、前述したような感電事故の発生が好適に回避されているものの、磁性コア31xとFG巻線部33x(巻線33cx)との間の絶縁性を一層向上させて、クランプ作業時の安全性を一層向上させるのが好ましい。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、クランプ作業に際して磁性コアが測定対象に接触したとしても感電事故の発生を確実に回避可能な電流センサを製造し得るセンサ部品、そのようなセンサ部品を用いて製造された電流センサおよび電流測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のセンサ部品は、絶縁ケース内に磁性コアが収容されて半環状に形成されたセンサ部を一対備えて当該両センサ部が測定対象を取り囲んで環状をなすように当該両センサ部の端部同士を近接させた状態で当該測定対象の周囲に生じる磁界によって当該磁性コアに誘起される磁束を当該絶縁ケースに取り付けられた磁気検出素子によって検出することで当該測定対象を流れている電流を検出する電流センサ用のセンサ部品であって、前記磁性コア、前記絶縁ケースおよび前記磁気検出素子を備え、前記磁性コアは、半環状に並んで配置される複数の磁性小片を備えると共に、隣接する2つの当該磁性小片の間にギャップが形成されるように前記絶縁ケース内に収容され、前記磁気検出素子は、前記磁性コアにおける前記ギャップの近傍に位置するように前記絶縁ケースに取り付けられ、前記絶縁ケースは、前記磁性小片を嵌入可能な第1凹部と、当該第1凹部の底部から当該第1凹部の開口部に向かう向きで前記磁気検出素子を嵌入可能な第2凹部とが形成されたケース本体、および前記第1凹部における前記開口部を閉塞する蓋体を備えて構成されている。
また、請求項2記載の電流センサは、請求項1記載のセンサ部品を備えて前記一対のセンサ部の少なくとも一方が構成されている。
また、請求項3記載の電流測定装置は、請求項2記載の電流センサと、当該電流センサによる検出結果に基づいて前記測定対象に供給されている電流の電流値を測定する測定部とを備えて構成されている。
請求項1記載のセンサ部品では、磁性コアの各磁性小片および磁気検出素子を収容する絶縁ケースが、磁性小片を嵌入可能な第1凹部と、第1凹部の底部から第1凹部の開口部に向かう向きで磁気検出素子を嵌入可能な第2凹部とが形成されたケース本体、および第1凹部における開口部を閉塞する蓋体を備えて構成されている。また、請求項2記載の電流センサでは、請求項1記載のセンサ部品を備えて一対のセンサ部の少なくとも一方が構成されている。また、請求項3記載の電流測定装置では、請求項2記載の電流センサと、電流センサによる検出結果に基づいて測定対象に供給されている電流の電流値を測定する測定部とを備えて構成されている。
したがって、請求項1記載のセンサ部品、請求項2記載の電流センサ、および請求項3記載の電流測定装置によれば、磁性コア(各磁性小片)が嵌入されている第1凹部の開口部と、磁気検出素子が嵌入されている第2凹部の開口部とがケース本体の表裏別々の面に位置している分だけ、磁気検出素子と磁性コア(各磁性小片)との絶縁距離が十分に長くなるため、磁気検出素子と磁性コアとの間の絶縁性を十分に向上させることができる。したがって、電流センサによって測定対象をクランプする際に操作を誤って磁性コア(各磁性小片)が測定対象に接触したとしても、磁性コア(各磁性小片)から磁気検出素子に電流が流れ込む事態を好適に回避できるため、感電事故の発生を確実に回避することができる結果、安全性が高い電流センサおよび電流測定装置を提供することができる。
電流測定装置1の構成を示す構成図である。 電流センサ3の外観斜視図である。 クランプ部22におけるセンサ本体24a,24bの外観図である。 磁束検出部25の外観斜視図である。 磁束検出部25の分解斜視図である。 磁束検出部25の組立て方法について説明するための説明図である。 磁束検出部25の組立て方法について説明するための他の説明図である。 図11に示すA−A線の位置で磁束検出部25を切断した断面図である。 図11に示すB−B線の位置で磁束検出部25を切断した断面図である。 磁束検出部25におけるFG巻線部33の巻線33cと磁性コア31(半体31a,31b)との絶縁距離について説明するための断面図である。 磁性コア31(31x)とFG巻線部33(33x)との位置関係について説明するための説明図である。 磁性コア31(31x)とFG巻線部33(33x)との位置関係について説明するための他の説明図である。 図11に示すA−A線の位置で磁束検出部25xを切断した断面図である。 図11に示すB−B線の位置で磁束検出部25xを切断した断面図である。 磁束検出部25xにおけるFG巻線部33xの巻線33cxと磁性コア31xとの絶縁距離について説明するための断面図である。
以下、センサ部品、電流センサおよび電流測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す電流測定装置1は、「電流測定装置」の一例であって、測定装置本体2および電流センサ3を備え、後述するように電流センサ3によってクランプした測定対象Xを流れる電流の電流値を測定対象Xに対して非接触の状態で測定することができるように構成されている。
測定装置本体2は、測定部11、操作部12、表示部13、制御部14および記憶部15を備え、測定部11に接続された電流センサ3を介して測定対象Xを流れる電流の電流値を測定可能に構成されている。測定部11は、「測定部」の一例であって、制御部14の制御に従い、後述するように、電流センサ3によってクランプしている測定対象Xに電流が供給されたときに電流センサ3から出力される検出信号(「電流センサによる検出結果」の一例)に基づいて測定対象Xに供給されている電流の電流値を測定する。なお、電流センサ3のような「クランプ式の電流センサ」を用いた電流値の測定原理については公知のため、詳細な説明を省略する。
操作部12は、測定条件の設定操作や測定開始の指示操作等を行う各種の操作スイッチを備え、スイッチ操作に応じた操作信号を制御部14に出力する。表示部13は、制御部14の制御に従い、測定部11による測定の結果(電流値)等を表示する。制御部14は、電流測定装置1を総括的に制御する。具体的には、制御部14は、測定部11を制御して電流値の測定処理を実行させると共に、測定部11による測定の結果に基づいて表示部13に測定値(電流値)を表示させる。記憶部15は、制御部14の演算結果や、測定部11による測定結果などを一時的に記憶する。
一方、電流センサ3は、「電流センサ」の一例であって、図2に示すように、把持部21、クランプ部22および接続ケーブル23を備えている。把持部21は、クランプ部22による測定対象Xのクランプ作業に際して利用者が把持する部位であって、一端部側(同図における右端部側)にクランプ部22が配設されると共に、クランプ部22による検出結果に応じた検出信号(測定対象Xに供給されている電流の電流値に比例した電圧信号)を生成する信号処理回路基板(図示せず)が収容され、かつ信号処理回路基板に接続された接続ケーブル23が他端部側(同図における左端部側)から引き出されている。また、把持部21には、クランプ部22を開閉操作するための開閉操作部21aが設けられている。
クランプ部22は、正面視半環状に形成されて測定対象Xをクランプ可能に構成された一対のセンサ部22a,22bを備えている。このセンサ部22a,22bは、「センサ部」の一例であって、図3に示すように、「センサ部品」の一例である磁束検出部25(図4参照)の周囲に巻線26が巻回された半環状のセンサ本体24a,24bが図示しない樹脂ケース内にそれぞれ収容されて、両センサ部22a,22bが測定対象Xの電線等を取り囲んで環状をなすように構成されている(「一対のセンサ部」の双方が「センサ部品」を備えて構成されている例)。
また、図5に示すように、磁束検出部25は、磁性コア31、コアホルダ32、FG(フラックスゲート)巻線部33、スペーサ34、絶縁シート35、シールド板36a,36b,37a,37bおよびカバー38a,38bを備えている。磁性コア31は、「磁性コア」の一例であって、コアホルダ32内に半環状に並んで配置される半体31a,31b(「複数の磁性小片」の一例)を備えている。この場合、両半体31a,31bは、複数の磁性薄板が積層されて構成され、図11に示すように、半体31a,31bの間にギャップGが形成されるようにコアホルダ32内に収容されて位置決めされる。コアホルダ32は、「絶縁ケース」の一例であって、図5に示すように、磁性コア31(半体31a,31b)およびFG巻線部33を収容可能なホルダ本体32aおよび蓋体32bを備えて構成されている。
ホルダ本体32aは、「ケース本体」の一例であって、図6〜9に示すように、磁性コア31(両半体31a,31b)を嵌入可能なコア嵌入用凹部41a,41b(「第1凹部の一例」)と、FG巻線部33を嵌入可能な巻線部嵌入用凹部42(「第2凹部の一例」)とが形成されている。この場合、本例のホルダ本体32aでは、両コア嵌入用凹部41a,41bに磁性コア31(半体31a,31b)を嵌入する向き(図6に示す矢印Cの向き)と、巻線部嵌入用凹部42にFG巻線部33を嵌入する向き(図7に示す矢印Dの向き:「第1凹部の底部から第1凹部の開口部に向かう向き」の一例)とが互いに逆向きとなるようにコア嵌入用凹部41a,41bおよび巻線部嵌入用凹部42が形成されている。蓋体32bは、「蓋体」の一例であって、ホルダ本体32aと一体化されてコア嵌入用凹部41a,41bの開口部を閉塞することにより、コア嵌入用凹部41a,41bに嵌入された半体31a,31b(半体31a,31b)をホルダ本体32aと相俟って位置決めする(保持する)。
FG巻線部33は、「磁気検出素子」の一例であって、図8〜10に示すように、ボビン33a、磁性コア33bおよび巻線33cを備え、図11,12に示すように、コアホルダ32内に位置決めされた磁性コア31における両半体31a,31bの間のギャップGの近傍に位置させられた状態でホルダ本体32aに取り付けられている。このFG巻線部33は、両センサ部22a,22bが測定対象Xを取り囲んで環状をなすように両センサ部22a,22bの端部同士を近接させた状態(図3に示すクランプ部22の内側に測定対象Xを位置させた状態)で測定対象Xに電流が供給されることで測定対象Xの周囲に生じる磁界によって磁性コア31に誘起される磁束を検出可能に構成されている。
スペーサ34は、図8,9に示すように、FG巻線部33と共に巻線部嵌入用凹部42に嵌入されることで巻線部嵌入用凹部42に嵌入したFG巻線部33を巻線部嵌入用凹部42の底部に押し付けた状態を維持しつつ、巻線部嵌入用凹部42からのFG巻線部33の離脱を阻止する。絶縁シート35は、巻線部嵌入用凹部42内のFG巻線部33における巻線33cとシールド板36aとの絶縁距離を伸ばして巻線33cとシールド板36aとの絶縁性を向上させるための部材であって、ホルダ本体32aにおける巻線部嵌入用凹部42の形成面とシールド板36aとの間に挟み込まれている。シールド板36a,36b,37a,37bは、磁性コア31が収容され、かつFG巻線部33が取り付けられた状態のコアホルダ32を覆うようにして配設されて、磁性コア31やFG巻線部33を外部磁界から遮蔽する。
カバー38a,38bは、図4に示すように、巻線26を巻回するためのボビンとして機能するように巻き崩れ防止用の複数の鍔部が設けられると共に、シールド板36a,36b,37a,37bによって覆われたコアホルダ32(磁性コア31およびFG巻線部33)を収容可能に構成されている。
この電流センサ3の製造に際しては、まず、磁束検出部25を製作する。具体的には、図6に示すように、ホルダ本体32aのコア嵌入用凹部41a,41bに対して磁性コア31の半体31a,31bを矢印Cの向きでそれぞれ嵌入する。次いで、コア嵌入用凹部41a,41bの開口部を閉塞するようにしてホルダ本体32aに蓋体32bを被せて一体化させる。これにより、磁性コア31(半体31a,31b)がコアホルダ32内に収容されて位置決めされると共に、図11に示すように、磁性コア31の両半体31a,31bの間にギャップGが形成される。
続いて、ホルダ本体32aの巻線部嵌入用凹部42内に絶縁性接着剤を塗布した後に、図7に示すように、巻線部嵌入用凹部42に対して上記の矢印Cの向きとは逆向きの矢印Dの向きでFG巻線部33、およびスペーサ34をこの順で嵌入する。これにより、スペーサ34によってFG巻線部33が巻線部嵌入用凹部42の底部に押し付けられた状態で位置決めされて、図11,12に示すように、FG巻線部33が磁性コア31の両半体31a,31bの間に形成されたギャップGの近傍に位置した状態が維持される。なお、巻線部嵌入用凹部42に嵌入したFG巻線部33における巻線33cの両端部(ボビン33aから引き出されているリード線:図示せず)は、絶縁性材料で形成された図示しない細管を挿通させられると共に、図7に破線で示すように、ホルダ本体32aの裏面(巻線部嵌入用凹部42の形成面)に沿ってコアホルダ32の一端側(同図における下端部側)に引き出される。
この場合、本例の磁束検出部25における磁性コア31や、出願人が開示している磁束検出部25xにおける磁性コア31xのように、磁性体で形成された薄板を積層した「磁性コア」は、FG巻線部33(33x)等を固定するための接着剤が付着したときに、この接着剤が薄板の間に含浸した状態(磁性体の間に磁性体ではない接着剤が存在する状態)となり、磁束の検出特性が悪化してしまう。また、薄板の間に接着剤が含浸した状態、および「磁性コア」の表面のみに接着剤が付着した場合のいずれにおいても、その接着剤が硬化する際に収縮して「磁性コア」に歪みが生じたり、硬化した状態の接着剤と「磁性コア」との熱膨張率の相違に起因して「磁性コア」に歪みが生じたりするため、磁束の検出特性が悪化してしまう。
このため、出願人が開示している磁束検出部25xの製造に際しては、巻線部嵌入用凹部42xに対する接着剤の塗布に際して、コア嵌入用凹部41xに嵌入されている磁性コア31xに接着剤が付着したり(接着剤の塗布時にコア嵌入用凹部41xに対する磁性コア31xの嵌入が完了している場合)、磁性コア31xを嵌入するコア嵌入用凹部41xに接着剤が付着したり(接着剤の塗布後にコア嵌入用凹部41xに対して磁性コア31xを嵌入する場合)することのないように、慎重な塗布作業を行っている。
これに対して、本例の磁束検出部25では、磁性コア31(半体31a,31b)を嵌入するコア嵌入用凹部41a,41の開口部と、FG巻線部33を嵌入する巻線部嵌入用凹部42の開口部とがホルダ本体32aの表裏別々の面に位置した状態となっている。また、上記した製造方法の例では、磁性コア31(半体31a,31b)が嵌入されたコア嵌入用凹部41a,41bを閉塞するようにしてホルダ本体32aに蓋体32bが被せられ、磁性コア31がホルダ本体32aおよび蓋体32bによって覆われた状態で巻線部嵌入用凹部42内に接着剤を塗布している。これにより、本例の磁束検出部25では、FG巻線部33を固定するために巻線部嵌入用凹部42内に塗布した接着剤がコア嵌入用凹部41a,41b内(コアホルダ32内)の磁性コア31に付着する事態を確実かつ容易に回避することでき、磁性コア31の磁束の検出特性が悪化する事態を好適に回避することが可能となっている。
また、本例の磁束検出部25では、巻線部嵌入用凹部42内への接着剤の塗布やFG巻線部33およびスペーサ34の嵌入が完了した後に、コア嵌入用凹部41a,41bに対する磁性コア31の嵌入、およびホルダ本体32aに対する蓋体32bの装着を行う製造方法を採用した場合においても、巻線部嵌入用凹部42内への接着剤の塗布に際して、磁性コア31を嵌入するコア嵌入用凹部41a,41bに接着剤が付着する事態を確実かつ容易に回避することできるため、コア嵌入用凹部41a,41bに嵌入する磁性コア31に接着剤が付着して磁束の検出特性が悪化する事態を好適に回避することが可能となっている。さらに、本例の本例の磁束検出部25では、磁性コア31の取付け作業、およびFG巻線部33の取付け作業のいずれを先に実施する場合においても、両作業を別個に実施することができるため、磁性コア31の取付け作業、およびFG巻線部33の取付け作業を分業化して作業効率を向上させることが可能となっている。
次いで、図8,9に示すように、ホルダ本体32aにおける蓋体32bとは逆側の面(巻線部嵌入用凹部42の形成面)に絶縁シート35を挟んでシールド板36aを配設し、かつ、蓋体32bにおけるホルダ本体32aとは逆側の面にシールド板36bを配設すると共に、図9に示すように、コアホルダ32の内側にシールド板37aを配設し、かつコアホルダ32の外側にシールド板37bを配設する。続いて、各シールド板36a,36b,37a,37bを配設した状態のコアホルダ32(磁性コア31およびFG巻線部33)をカバー38a,38b内に収容する。これにより、図4に示すように、磁束検出部25が完成する。
次いで、図3に示すように、磁束検出部25(カバー38a,38b)の周囲に巻線26を巻回することによってセンサ本体24a,24bを製作し、完成したセンサ本体24a,24bを樹脂ケース内に収容することによってセンサ部22a、またはセンサ部22bを製作する。この後、完成したセンサ部22a,22bを把持部21に取り付けると共に、FG巻線部33の巻線33c(上記のリード線)、巻線26および接続ケーブル23を把持部21内において信号処理回路基板にそれぞれ接続することにより、図2に示すように、電流センサ3が完成する。
この場合、本例の磁束検出部25では、ホルダ本体32aの一方の面に磁性コア31(半体31a,31b)を嵌入するためのコア嵌入用凹部41a,41bが形成されると共に、ホルダ本体32aの他方の面にFG巻線部33を嵌入するための巻線部嵌入用凹部42が形成されている。このため、本例の磁束検出部25では、コア嵌入用凹部41a,41の開口部と、巻線部嵌入用凹部42の開口部とがホルダ本体32aの表裏別々の面に位置した状態となっている。したがって、本例の磁束検出部25では、巻線部嵌入用凹部42内に嵌入されたFG巻線部33の巻線33cと、コア嵌入用凹部41a,41bに嵌入された磁性コア31(半体31a,31b)との絶縁距離が、ホルダ本体32aの一方の面(巻線部嵌入用凹部42の開口部が位置する面)から他方の面(コア嵌入用凹部41a,41bの開口部が位置する面)に亘る非常に長い距離となっている。
具体的には、図10に示すように、本例の磁束検出部25では、FG巻線部33の巻線33cと磁性コア31(半体31a,31b)との絶縁距離が、距離La〜Lfを合計した距離となっており、出願人が特許文献に開示した電流測定装置の電流センサにおける磁束検出部25xのFG巻線部33x(巻線33cx)と磁性コア31xとの絶縁距離と比較して、十分に長い絶縁距離が確保されている。この結果、本例の磁束検出部25では、FG巻線部33の巻線33cと磁性コア31との間の絶縁性が十分に向上している。
また、本例の磁束検出部25では、ホルダ本体32aの巻線部嵌入用凹部42内に絶縁性接着剤を塗布した後に、巻線部嵌入用凹部42に対してFG巻線部33およびスペーサ34をこの順で嵌入することで、FG巻線部33がスペーサ34によって巻線部嵌入用凹部42の底部に押し付けられた状態で位置決めされると共に、スペーサ34がFG巻線部33と共にホルダ本体32aに接着固定されている。したがって、本例の磁束検出部25では、巻線部嵌入用凹部42内にスペーサ34を圧入するだけの構成(絶縁性接着剤で接着しない構成)や、巻線部嵌入用凹部42内にスペーサ34を嵌入しない構成(巻線部嵌入用凹部42を閉塞しない構成)と比較して、FG巻線部33の巻線33cと磁性コア31(半体31a,31b)との絶縁距離のうちの図10における距離Lbの範囲において、巻線部嵌入用凹部42の内側面とスペーサ34の外周面とが絶縁性接着剤で接着されている分だけ、巻線33cと磁性コア31との絶縁性が一層向上している。
これにより、この磁束検出部25を用いて製造した電流センサ3、およびその電流センサ3を介して電流値を測定する電流測定装置1では、測定対象Xをクランプする際に、操作を誤って磁性コア31が測定対象Xに接触したとしても、磁性コア31からFG巻線部33(巻線33c)に電流が流れ込む事態が確実に回避される。
一方、この種の「電流センサ(電流測定装置)」による電流測定に際しては、測定対象のクランプに際して、「磁性コア」の周囲に配設されている「シールド板」が測定対象に接触するおそれがある。この場合、出願人が特許文献に開示した電流測定装置の電流センサでは、図14に示すように、互いに一体的に組み合された4枚のシールド板36ax,36bx,37ax,37bxのうちのシールド板37axとFG巻線部33xとの絶縁距離(図15に示す距離L1x〜L3xを合計した距離)が最も短くなっており、シールド板36ax,36bx,37ax,37bxのいずれかが測定対象に接触したときに、シールド板37axからFG巻線部33xに電流が流れ込む可能性がある。
これに対して、図10に示すように、ホルダ本体32aにおける一方の面(同図における下面)から他方の面(同図における上面)に向かって充分な深さに形成された巻線部嵌入用凹部42にFG巻線部33が嵌入されている本例の電流センサ3では、シールド板37aとFG巻線部33との絶縁距離が、距離L1〜L3を合計した長い距離となっている。また、巻線部嵌入用凹部42の開口部側に配設されたシールド板36aについても、シールド板36aとコアホルダ32(ホルダ本体32a)との間に挟み込まれた絶縁シート35の存在によってFG巻線部33に対する絶縁距離が充分に長くなっている。この結果、本例の電流センサ3では、FG巻線部33の巻線33cと各シールド板36a,36b,37a,37bとの間の絶縁性も十分に向上している。
また、本例の磁束検出部25では、シールド板37aとFG巻線部33との絶縁距離のうちの図10における距離L2の範囲において、巻線部嵌入用凹部42の内側面とスペーサ34の外周面とが絶縁性接着剤で接着されている。したがって、本例の磁束検出部25では、巻線部嵌入用凹部42内にスペーサ34を圧入するだけの構成や、巻線部嵌入用凹部42内にスペーサ34を嵌入しない構成と比較して、FG巻線部33の巻線33cと各シールド板36a,36b,37a,37bとの間の絶縁性が一層向上している。
これにより、この電流センサ3、およびその電流センサ3を介して電流値を測定する電流測定装置1では、測定対象Xをクランプする際に、操作を誤ってシールド板36a,36b,37a,37bのいずれかが測定対象Xに接触したとしても、シールド板36a,36b,37a,37bからFG巻線部33(巻線33c)に電流が流れ込む事態も確実に回避される。
このように、この磁束検出部25では、磁性コア31の各半体31a,31bおよびFG巻線部33を収容するコアホルダ32が、半体31a,31bを嵌入可能なコア嵌入用凹部41a,41bと、コア嵌入用凹部41a,41bの底部からコア嵌入用凹部41a,41bの開口部に向かう向きでFG巻線部33を嵌入可能な巻線部嵌入用凹部42とが形成されたホルダ本体32a、およびコア嵌入用凹部41a,41bにおける開口部を閉塞する蓋体32bを備えて構成されている。また、この電流センサ3では、上記の磁束検出部25を備えてセンサ部22a,22bが構成されている。また、この電流測定装置1では、上記の電流センサ3と、電流センサ3による検出結果(電流センサ3から出力される検出信号)に基づいて測定対象Xに供給されている電流の電流値を測定する測定部11を有する測定装置本体2とを備えて構成されている。
したがって、この磁束検出部25、電流センサ3および電流測定装置1によれば、磁性コア31(半体31a,31b)が嵌入されているコア嵌入用凹部41a,41bの開口部と、FG巻線部33が嵌入されている巻線部嵌入用凹部42の開口部とがホルダ本体32aの表裏別々の面に位置している分だけ、FG巻線部33の巻線33cと磁性コア31(半体31a,31b)との絶縁距離が十分に長くなるため、巻線33cと磁性コア31との間の絶縁性を十分に向上させることができる。したがって、電流センサ3によって測定対象Xをクランプする際に操作を誤って磁性コア31(半体31a,31b)が測定対象Xに接触したとしても、磁性コア31(半体31a,31b)からFG巻線部33(巻線33c)に電流が流れ込む事態を好適に回避できるため、感電事故の発生を確実に回避することができる結果、安全性が高い電流センサ3(電流測定装置1)を提供することができる。
なお、センサ部品、電流センサおよび電流測定装置の構成は、上記の電流測定装置1およびその構成要素の構成に限定されない。例えば、各シールド板36a,36b,37a,37bやカバー38a,38bなどを備えて構成した磁束検出部25を「センサ部品」の一例として説明したが、電流センサ3の用途によっては、各シールド板36a,36b,37a,37bや巻線26が不要となるため、上記の磁束検出部25における絶縁シート35、シールド板36a,36b,37a,37bおよびカバー38a,38bの一部または全部を除く構成要素によって「センサ部品」を構成することもできる。
また、「磁気検出素子」としてFG巻線部33(フラックスゲート巻線)を採用した例について説明したが、そのような構成に代えて、ホール素子等を「磁気検出素子」として採用することもできる(図示せず)。この場合、ホール素子自体は、素子本体が絶縁性材料でモールドされて絶縁されているが、信号線等を接続するための接続端子が剥き出しになっている。このため、感電事故の発生を確実に回避するには、上記の磁束検出部25においてFG巻線部33(巻線33c)と磁性コア31(半体31a,31b)との絶縁距離を長くしたように、ホール素子の接続端子と磁性コアとの絶縁距離を十分に長くして絶縁性を向上させるのが好ましい。
さらに、測定装置本体2(測定部11)および電流センサ3を別体に構成した電流測定装置1を例に挙げて説明したが、「電流測定装置」の構成はこれに限定されず、「測定部」を収容する筐体(電流測定装置1における測定装置本体2および把持部21)と「電流センサ」とを一体的に構成することもできる(図示せず)。そのような構成においても、上記の磁束検出部25のように構成した「センサ部品」を採用して「電流センサ」を構成することで、感電事故の発生を確実に回避することができる。
加えて、センサ部22a,22bの双方について「センサ部品」としての磁束検出部25を用いて製作した例について説明したが、「一対のセンサ部」の一方については、ギャップGが存在しない「磁性コア」を採用し、かつ、「磁気検出素子」を配設せずに構成することもできる。そのような構成を採用した「センサ部」では、「磁性コア」が測定対象に接触したとしても、「磁気検出素子」が配設されていないために、測定対象から測定回路に電流が流れ込むことがない。したがって、一例として、出願人が開示している磁束検出部25xにおける下ハーフ32axおよび上ハーフ32bxのような浅皿状のケース内に「磁性コア」を収容する構成を採用してもよい。
1 電流測定装置
2 測定装置本体
3 電流センサ
11 測定部
22 クランプ部
22a,22b センサ部
25 磁束検出部
26 巻線
31 磁性コア
31a,31b 半体
32 コアホルダ
32a ホルダ本体
32b 蓋体
33 FG巻線部
33c 巻線
41a,41b コア嵌入用凹部
42 巻線部嵌入用凹部
G ギャップ
La〜Lf,L1〜L3 距離
X 測定対象

Claims (3)

  1. 絶縁ケース内に磁性コアが収容されて半環状に形成されたセンサ部を一対備えて当該両センサ部が測定対象を取り囲んで環状をなすように当該両センサ部の端部同士を近接させた状態で当該測定対象の周囲に生じる磁界によって当該磁性コアに誘起される磁束を当該絶縁ケースに取り付けられた磁気検出素子によって検出することで当該測定対象を流れている電流を検出する電流センサ用のセンサ部品であって、
    前記磁性コア、前記絶縁ケースおよび前記磁気検出素子を備え、
    前記磁性コアは、半環状に並んで配置される複数の磁性小片を備えると共に、隣接する2つの当該磁性小片の間にギャップが形成されるように前記絶縁ケース内に収容され、
    前記磁気検出素子は、前記磁性コアにおける前記ギャップの近傍に位置するように前記絶縁ケースに取り付けられ、
    前記絶縁ケースは、前記磁性小片を嵌入可能な第1凹部と、当該第1凹部の底部から当該第1凹部の開口部に向かう向きで前記磁気検出素子を嵌入可能な第2凹部とが形成されたケース本体、および前記第1凹部における前記開口部を閉塞する蓋体を備えて構成されているセンサ部品。
  2. 請求項1記載のセンサ部品を備えて前記一対のセンサ部の少なくとも一方が構成されている電流センサ。
  3. 請求項2記載の電流センサと、当該電流センサによる検出結果に基づいて前記測定対象を流れている電流の電流値を測定する測定部とを備えて構成されている電流測定装置。
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