JP6505653B2 - 励磁コア、センサヘッド及び電流センサ - Google Patents

励磁コア、センサヘッド及び電流センサ Download PDF

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Description

本発明は、励磁コア、センサヘッド及び電流センサに関する。
上述した電流センサとして例えば特許文献1に記載された貫通型の非接触電流センサが知られている。特許文献1に記載された電流センサは、環状の励磁コアに被測定対象物を貫通させ、励磁コアに巻かれた励磁コイルに流れる電流、電圧を測定することにより、被測定対象物に流れる電流を測定している。
電流測定方法として、励磁コイルに流れる電流又は電圧から電流信号を得るフラックスゲート型電流検出方法が知られている。さらに、その際の電流信号を、励磁コイルの外側に巻かれた帰還コイルに流して、帰還コイルに流れる電流から電流信号を得るゼロフラックス法も知られている。
上述した励磁コアとして、性能の向上、コストダウンを図るためアモルファスのような薄帯状の磁性体を用いることが考えられる。このような場合、一般的には、その薄帯状磁性体を複数回巻きつけるような形で、何層かに重ねることによって励磁コアを作成するという方法が採用されている。
特開2007−057294号公報
しかしながら、このような励磁コアは分割クランプ型の非接触電流センサには採用できない。薄帯状磁性体から構成された励磁コアを分割させてしまうと、励磁コアとしての性能を失ってしまうからである。一つ目の要因は、機械的強度の問題である。薄帯状磁性体を巻きつけた励磁コアを分割させた場合、その断面は薄帯状磁性体が数層重っているだけであり、しかも、各層の断面は線状になっている。そのため、分割クランプ型の非接触電流センサに採用した場合には、薄帯状磁性体の機械的強度が開閉の動作に耐えられず、すぐに接触不良を起こしてしまうという問題が生じることとなる。
二つ目の要因は、電流測定値の再現性の問題である。前述のとおり分割させた励磁コアの断面には線状の磁性体が数層分存在するだけであるため、これを採用した分割クランプ型の非接触電流センサのクランプ部分の開閉操作において、断面部の磁性体どうしの接触は、実質的には線接触となってしまう。これは、磁性体どうしの接触面積が小さいことを意味する。このような場合、クランプ部分の開閉に伴う接触部分における磁気結合の再現性が得にくくなるので、結果として電流測定値の再現性を得ることができないという問題もまた生じることとなる。
このような事情から、分割クランプ型の非接触電流センサの励磁コア構造には薄帯状磁性体を採用することができないという課題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、分割クランプ型の励磁コアとして薄帯状磁性体を採用することができる励磁コア、センサヘッド及び電流センサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の励磁コアは、2つに分割可能な第1帯状磁性体及び第2帯状磁性体を備え、前記第1帯状磁性体及び前記第2帯状磁性体の両端部同士が接触して環状に形成された励磁コアであって、前記第1帯状磁性体及び前記第2帯状磁性体の両端部同士が厚さ方向に重ねられて接触し、非磁性材料からなり、2つに分割可能な第1補強部材及び第2補強部材から構成され、前記第1補強部材及び前記第2補強部材の両端部同士が重ねられて環状に形成された補強体をさらに備え、前記第1帯状磁性体が、前記第1補強部材上に設けられ、前記第2帯状磁性体が、前記第2補強部材上に設けられたことを特徴とする。
また、第1補強部材の両端部の内面及び前記第1補強部材の両端部の外面が対向して重ねられ、前記第1帯状磁性体が、前記第1補強部材の内面上に設けられ、前記第2帯状磁性体が、前記第2補強部材の外面上に設けられていてもよい。
また、前記第1補強部材及び前記第2補強部材には、各々貫通孔が形成され、前記第1帯状磁性体は、前記第1補強部材の貫通孔を通って前記第1補強部材の一端部の外面上及び前記第1補強部材の他端部の内面上に設けられ、前記第2帯状磁性体は、前記第2補強部材の貫通孔を通って前記第2補強部材の一端部の外面上及び前記第2補強部材の他端部の内面上に設けられ、前記第1補強部材の一端部の外面及び前記第2補強部材の他端部の内面が対向して重ねられ、前記第1補強部材の他端部の内面及び前記第2補強部材の一端部の外面が対向して重ねられていてもよい。
また、前記第1補強部材及び前記第2補強部材が各々、前記厚さ方向に重ねて一対設けられ、前記第1帯状磁性体が、前記一対の第1補強部材間に挟まれて設けられ、前記第2帯状磁性体が、前記一対の第2補強部材間に挟まれて設けられ、前記第1帯状磁性体の一端部の外面及び他端部の内面が露出するように、前記一対の第1補強部材の端部の位置がそれぞれずれて設けられ、前記第2帯状磁性体の一端部の外面及び他端部の内面が露出するように、前記一対の第補強部材の端部の位置がそれぞれずれて設けられ、前記第1帯状磁性体の一端部の外面及び前記第2帯状磁性体の他端部の内面が接触し、前記第1帯状磁性体の他端部の内面及び前記第2帯状磁性体の一端部の面が接触していてもよい。
上記課題を解決するため、本発明のセンサヘッドは、上述した励磁コアと、帯状の第1集磁器及び第2集磁器から構成され、前記第1集磁器及び前記第2集磁器の両端部同士が接触して環状に形成され、前記補強体の内側及び外側に配置された集磁体と、を備えていてもよい。
また、第1集磁器の両端部のうち一方の外面及び前記第2集磁器の両端部のうち一方の内面が対向し、前記第1集磁器の両端部のうち他方の内面及び前記第2集磁器の両端部のうち他方の外面が対向するように重ねられていてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の電流センサは、上述した励磁コアと、前記励磁コアに貫通された被測定対象物に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備えている。
本発明によれば、第1帯状磁性体及び第2帯状磁性体の両端部同士が厚さ方向に重ねられて接触している。これにより、第1帯状磁性体及び第2帯状磁性体の開閉動作に対し、十分な接触面積を保つことができるため、分割クランプ型の励磁コアとして薄帯状磁性体を採用することができる。
本発明の非接触型の電流センサの一実施形態を示すブロック図である。 図1のセンサヘッドのA−A線概略断面図である。 第1実施形態における図1に示す励磁コアの斜視図である。 (A)及び(B)はクランプ時及び非クランプ時における図1に示すセンサヘッドの部分断面図である。 (A)及び(B)はクランプ時及び非クランプ時における図1に示す励磁コアの側面図である。 (A)はセンサヘッドの側面図であり、(B)は(A)のX部の部分斜視図である。 (A)はセンサヘッドの側面図であり、(B)は(A)のY部の部分斜視図である。 (A)は第2実施形態における図1に示す励磁コアを構成する第1補強部材及び第2補強部材の斜視図であり、(B)は第2実施形態における図1に示す励磁コアの斜視図である。 (A)及び(B)はクランプ時及び非クランプ時における図8に示す励磁コアの側面図である。 (A)及び(B)は第3実施形態における図1に示す励磁コアの斜視図である。 (A)及び(B)はクランプ時及び非クランプ時における図10に示す励磁コアの側面図である。 第4実施形態における図1に示す励磁コアの概略断面図である。 (A)及び(B)は、第5実施形態におけるクランプ時及び非クランプ時における図1に示す内側集磁器及び外側集磁器の側面図である。
(第1実施形態)
本発明の非接触型の電流センサの一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図1では、図が煩雑になることを避けるために帰還コイル8は、コア部20L、20Rの一部のみを巻いた状態を示すが、実際はコア部20L、20Rの円周方向に沿って全体を巻くのが一般的である。また、図1及び図2では、ケース7が省略されている。
電流センサ1は、センサヘッド2と、電流検出手段としての電流検出回路10と、を備えている。本実施形態では、センサヘッド2は、左コア部20L及び右コア部20Rの2つに分割することができる。以下、この左コア部20L及び右コア部20Rの両端同士を接続して環状のセンサヘッド2を形成した状態を「クランプ」といい、左コア部20L及び右コア部20Rを切り離した状態を非クランプと言う。
センサヘッド2は、図1及び図2などに示すように、環状の励磁コア3Aと、励磁コア3Aに巻回された励磁コイル4と、励磁コア3Aの内側及び外側に設けられた集磁体としての内側集磁体5A及び外側集磁体6Aと、これら励磁コア3A、励磁コイル4、内側集磁体5A及び外側集磁体6Aを収容するケース7(図4、図6及び図7参照)と、ケース7に巻回された帰還コイル8と、を備えている。励磁コア3Aの中心に電線などの被測定対象物9が通されている。
また、電流検出回路10は、励磁回路11と、検波回路12と、LPF回路13と、増幅回路14と、帰還回路15と、I/V回路16と、を備えている。励磁コイル4は、励磁回路11と接続されており、交流励磁電流により交流的に励磁される。励磁コイル4の励磁電圧もしくは励磁電流は、被測定対象物9に流れる電流(以下被測定電流)の作用により変化する。検波回路12はその励磁電圧もしくは励磁電流の変化を検出し、LPF回路13を通すことにより、被測定電流に比例した信号を得る。
続いて、この信号を増幅回路14で増幅し、帰還回路15を経由して帰還コイル8に流れる電流を生む。帰還コイル8に流れる電流により帰還コイル8内部に磁界を発生させ、結果として、励磁コア3A、内側集磁体5A、外側集磁体6Aに磁束を生じる。帰還コイル8の巻き線の方向は、帰還コイル8に流れる電流による磁束が、被測定電流により生じた磁束を打ち消す作用をする向きである。そのため、この構成により、帰還コイル8内部の励磁コア3A、内側集磁体5A、外側集磁体6Aの磁束はほぼゼロになり、帰還コイル8に流れる電流が被測定電流に比例する為、帰還コイル8に流れる電流をI/V回路16により電流電圧変換して、最終的な被測定電流の推定値であるところの、出力電圧を得る。
次に、上記励磁コア3Aの構成について図3を参照して以下説明する。励磁コア3Aは、補強体3A1と、第1帯状磁性体3A2と、第2帯状磁性体3A3と、を備えている。補強体3A1は、2つに分割可能な非磁性材料(例えばプラスチック)からなるU字状の第1補強部材3A11及び第2補強部材3A12から構成され、第1補強部材3A11及び第2補強部材3A12の両端部同士が重ねられて環状に形成されている。本実施形態では、第1補強部材3A11及び第2補強部材3A12の両端部同士が重ねられると円形の環状が形成される。第1補強部材3A11及び第2補強部材3A12は各々、半円に沿ったU字状に形成されている。
第1補強部材3A11及び第2補強部材3A12は帯板状に設けられ、長手方向の両端部が厚さ方向に相対するようにU字状に形成されている。第1補強部材3A11の両端部間の距離は、第2補強部材3A12の両端部間の距離よりも大きく設けられている。そして、図5に示すように、第1補強部材3A11の両端部の内面及び第2補強部材3A12の両端部の外面が対向して重ねられ、環状の補強体3A1を形成する。
2つに分割可能な第1帯状磁性体3A2及び第2帯状磁性体3A3は、軟磁性材料から構成され、例えばその厚さが100μm以下の薄帯形状(リボン形状)であり、柔軟性がある。図3に示すように、第1帯状磁性体3A2は、第1補強部材3A11の内面上に這わせる、或いは、貼り付けて設けられている。第2帯状磁性体3A3は、第2補強部材3A12の外面上に這わせる、或いは、貼り付けて設けられている。
第1帯状磁性体3A2は、第1補強部材3A11の第2補強部材3A12と重ねられる両端部に亘って設けられている。第2帯状磁性体3A3も、第2補強部材3A12の第1補強部材3A11と重ねられる両端部に亘って設けられている。これにより、図5に示すように、第1補強部材3A11の両端部の内面及び第2補強部材3A12の両端部の外面が対向して重ねられると、第1帯状磁性体3A2及び第2帯状磁性体3A3の両端部同士が厚さ方向に重ねられて接触する。
内側集磁体5Aは、図4に示すように、2分割された第1集磁器としての第1内側集磁器5A1及び第2集磁器としての第2内側集磁器5A2から構成されている。第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2は帯板状に設けられ、長手方向の両端部が厚さ方向に相対するようにU字状に形成されている。内側集磁体5Aは、第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2の両端部同士が接触して円形の環状に形成されている。
上記第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2の一端部T11及びT21(図6)側の端面には、図4に示すように、帯幅方向に沿った溝Miが形成されている。一方、上記第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2の他端部T12(図6)及びT22は、これら溝Miに嵌合するように厚みが薄くなっている。
外側集磁体6Aは、2分割された第1集磁器としての第1外側集磁器6A1及び第2集磁器としての第2外側集磁器6A2から構成されている。第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2は帯板状に設けられ、長手方向の両端部が相対するようにU字状に形成されている。外側集磁体6Aは、第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2の両端部同士が接触して円形の環状に形成されている。
上記第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2の一端部T11及びT21(図6)側の端面には、図4に示すように、帯幅方向に沿った溝Moが形成されている。一方、上記第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2の他端部T12(図6)及びT22は、これら溝Moに嵌合するように厚みが薄くなっている。
ケース7は、図6及び図7に示すように、2つに分割された第1ケース部71及び第2ケース部72から構成されている。第1ケース部71及び第2ケース部72は、四角筒状に設けられ、その長手方向の両端が対向するようにU字状に形成されている。上述した第1補強部材3A11、第1帯状磁性体3A2、第1内側集磁器5A1及び第1外側集磁器6A1は、第1ケース部71内に厚さ方向に積層されて収容され、左コア部20Lを形成している。上述した第2補強部材3A12、第2帯状磁性体3A3、第2内側集磁器5A2及び第2外側集磁器6A2は、第2ケース部72内に厚さ方向に積層されて収容され、右コア部20Rを形成している。
第1ケース部71及び第2ケース部72の一端部T11及びT21においては、図4、図6及び図7に示すように、厚さ方向に対向する壁部71A及び壁部72Aが、当該内側が凹むように他の部分よりも薄く形成されている。第1ケース部71及び第2ケース部72の一端部T11及びT21においては、図7などに示すように、幅方向に対向する壁部71B及び72Bが切り欠かれている。
第1ケース部71及び第2ケース部72の他端部T12及びT22においては、厚さ方向に対向する壁部71A及び壁部72Aが、当該外側が凹むように他の部分よりも薄く形成されている。
なお、上述した第1補強体3A11、第2補強体3A12の両端部、第1内側集磁器5A1、第2内側集磁器5A2の両端部、第1外側集磁器6A1、第2外側集磁器6A2の両端部、第1ケース部71、第2ケース部72の両端部は、右コア部20R及び左コア部20Lに沿った円弧状に形成されておらず、直線状(平板状)に形成されている。
以上の構成によれば、図4(A)及び図5(B)に示すように、左コア部20L及び右コア部20Rを離すと、励磁コア3Aが2つに分割され、非クランプ状態となる。その後、2つに分割された左コア部20L及び右コア部20Rの隙間から被測定対象物9を通して、第1ケース部71の一端部T11及び第2ケース部72の他端部T22を近づけ、第1ケース部71の他端部T12及び第2ケース部72の一端部T21を近づける。そうすると、図4に示すように、第1ケース部71の一端部T11及び第2ケース部72の他端部T22の壁部71A、72A同士が嵌合すると共に、壁部71Bの切り欠きに壁部72Bが嵌合される。
また、第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2の一端部T11、T21側に設けた溝Miに第2内側集磁器5A2及び第1内側集磁器5A1の他端部T22、T12側が差し込まれて、第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2の両端部同士が接続される。第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2の一端部T11、T21側に設けた溝Moに第2外側集磁器6A2及び第1外側集磁器6A1の他端部T22、T12側が差し込まれて、第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2の両端部同士が接続される。
また、第1補強部材3A11及び第2補強部材3A12の両端部同士、第1帯状磁性体3A2及び第2帯状磁性体3A3の両端部同士が厚さ方向に重ねられて接触し、一つの磁気回路を構成する。これにより、環状のセンサヘッド2がクランプ状態となりその中央に被測定対象物9が貫通する。
上述した第1実施形態によれば、第1帯状磁性体3A2及び前記第2帯状磁性体3A3の両端部同士が厚さ方向に重ねられて接触している。これにより、第1帯状磁性体3A2及び第2帯状磁性体3A3の開閉動作に対し、十分な接触面積を保つことができるため、分割クランプ型の励磁コア3Aとして薄帯状磁性体を採用することができる。
また、上述した第1実施形態によれば、第1帯状磁性体3A2が、第1補強部材3A11上に設けられ、第2帯状磁性体3A3が、第2補強部材3A12上に設けられている。これにより、柔軟性のある第1帯状磁性体3A2及び第2帯状磁性体3A3であっても、形状を維持することができるため、励磁コア3Aの特性に影響を及ぼすことなく、機械的強度を図ることができる。
また、上述した実施形態によれば、第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2の両端部、第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2の両端部がそれぞれ厚さ方向に重ねられている。これにより、第1内側集磁器5A1及び第2内側集磁器5A2、第1外側集磁器6A1及び第2外側集磁器6A2の端面同士が突き当てて接触するよりも接触面積が大きくすることができる。
なお、上述した第1実施形態では、励磁コア3Aの形状は円形であったが、これに限ったものではない。第1帯状磁性体3A2及び第2帯状磁性体3A3の両端部が厚さ方向に接触できる形状であればよく、矩形状であってもよいし、直線と曲線を組み合わせてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における非接触型の電流センサ1について図8及び図9を参照して説明する。第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、励磁コア3Bの構成である。励磁コア3B以外の部分は、第1実施形態と同等であるためここでは詳細な説明を省略する。
励磁コア3Bは、補強体3B1と、第1帯状磁性体3B2と、第2帯状磁性体3B3と、を備えている。補強体3B1は、2つに分割された非磁性材料(例えばプラスチック)からなるU字状の第1補強部材3B11及び第2補強部材3B12から構成され、第1補強部材3B11及び第2補強部材3B12の両端部同士が重ねられて環状に形成されている。
第1補強部材3B11及び第2補強部材3B12は帯板状に設けられ、長手方向の両端部が厚さ方向に相対するようにU字状に形成されている。第1補強部材3B11及び第2補強部材3B12は、同じ大きさ、同じ形状に設けられ、長手方向の中心に、第1帯状磁性体3B2及び第2帯状磁性体3B3が通される貫通孔3B13が設けられている。そして、図8及び図9に示すように、第1補強部材3B11の一端部T11の外面及び第2補強部材3B12の他端部T22の内面が対向して重ねられ、第1補強部材3B11の他端部T12の内面及び第2補強部材3B12の一端部T21の外面が対向して重ねられ、環状の補強体3B1を形成している。
2つに分割された第1帯状磁性体3B2及び第2帯状磁性体3B3は、第1実施形態と同様に、例えばその厚さが100μm以下の薄帯形状であり、柔軟性がある。図8及び図9に示すように、第1帯状磁性体3B2は、第1補強部材3B11の貫通孔3B13を通って第1補強部材3B11の一端部T11の外面上及び第1補強部材3B11の他端部T12の内面上に這わされ、或いは、貼り付けて設けられている。第2帯状磁性体3B3は、第2補強部材3B12の貫通孔3B13を通って第2補強部材3B12の一端部T21の外面上及び第2補強部材3B11の他端部T22の内面上に這わされ、或いは、貼り付けて設けられている。第1帯状磁性体3B2は、第1補強部材3B11の第1補強部材3B12と重ねられる両端部に亘って設けられている。第2帯状磁性体3B3も、第1補強部材3B12の第1補強部材3B11と重ねられる両端部に亘って設けられている。これにより、図9に示すように、第1補強部材3B11及び第1補強部材3B12の両端部同士が重ねられると、第1帯状磁性体3B2及び第2帯状磁性体3B3の両端部同士が厚さ方向に重ねられて接触している。
上述した第2実施形態によれば、第1実施形態と異なり、第1補強部材3B11及び第1補強部材3B12を同じ大きさ、同じ形状にすることができるため、コストダウンを図ることができる。
しかも、第1実施形態では、左コア部20L及び右コア部20Rを離すには、図5に示すように、左コア部20L及び右コア部20Rの中央が対向する方向であるX方向に左コア部20L及び右コア部20Rの一方を動かす必要がある。今、説明を簡単にするために右コア部20Rを動かす場合について説明する。この場合、被測定対象物9のX方向の幅以上の距離、右コア部20Rを移動させる必要がある。
そこで、右コア部20Rの移動量を少なくするために、右コア部20RをX方向に移動させて左コア部20L及び右コア部20Rの両端部同士を離した後、右コア部20Rの一端部T21を中心して他端部T22を回転させることが考えらえる。しかしながら、右コア部20Rを一旦、X方向に移動させた後、回転させる2段階動作が必要となり、センサヘッド2の開閉動作が複雑となる。このため、開閉動作を実現する機構が複雑になってしまい、部品点数が増え、コストや占有体積及び故障のリスクも大きくなるという問題があった。
これに対して、上述した第2実施形態によれば、図9に示すように、クランプした状態で右コア部20Rを回転させても、左コア部20Lに干渉することがない。これにより、右コア部20Rを回転させるだけの1アクションでセンサヘッド2を開閉することができる。これにより、センサヘッド2の開閉動作を実現する機構を単純化でき、部品点数の削減や、コストや占有体積及び故障のリスクを低減することができる。
上述した第2実施形態においては、貫通孔3B13は、第1補強部材3B11及び第2補強部材3B12の長手方向中央に設けていたが、これに限ったものではない。貫通孔3C13の位置は第1補強部材3B11及び第2補強部材3B12の長手方向の一方側に寄っていてもよく、中央に限定されない。また、貫通孔3C13の形状も四角に限ったものではなく、第1帯状磁性体3B2及び第2帯状磁性体3B3が通せるようなものであればよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態における非接触型の電流センサ1について図10及び図11を参照して説明する。第1実施形態と第3実施形態とで異なる点は、励磁コア3Cの構成である。励磁コア3C以外の部分は、第1実施形態と同等であるためここでは詳細な説明を省略する。
励磁コア3Cは、補強体3C1と、第1帯状磁性体3C2と、第2帯状磁性体3C3と、を備えている。補強体3C1は、磁性材料(例えばプラスチック)からなるU字状の第1内側補強部材3C11及び第1外側補強部材3C12(=一対の第1補強部材)と、第2内側補強部材3C13及び第2外側補強部材3C14(=一対の第2補強部材)から構成されている。第1内側補強部材3C11及び第1外側補強部材3C12は、長手方向にずれた状態で、厚さ方向に重ねて設けられている。即ち、一端部T11においては第1内側補強部材3C11が、第1外側補強部材3C12よりも突出し、他端部T12においては第1外側補強部材3C12が、第1内側補強部材3C11よりも突出するように重ねられている。
第2内側補強部材3C13及び第2外側補強部材3C14も、長手方向にずれた状態で、厚さ方向に重ねて設けられている。即ち、一端部T21においては第2内側補強部材3C13が、第2外側補強部材3C14よりも突出し、他端部T22においては第2外側補強部材3C14が、第2内側補強部材3C13よりも突出するように重ねられている。そして、第1内側、第1外側補強部材3C11、3C12と第2内側、第2外側補強部材3C13、3C14の両端部同士が重ねられて環状に形成されている。このとき、第1内側補強部材3C11の一端部T11の外面と、第2外側補強部材3C14の他端部T22の内面と、が対向する。また、第1外側補強部材3C12の他端部T12の内面と、第2内側補強部材3C13の一端部T21の外面と、が対向する。
第1帯状磁性体3C2及び第2帯状磁性体3C3は、第1実施形態と同様に、例えばその厚さが100μm以下の薄帯形状であり、柔軟性がある。第1帯状磁性体3C2は、第1内側、第1外側補強部材3C11、3C12間に挟まれて設けられている。第2帯状磁性体3C3は、第2内側、第2外側補強部材3C13、3C14間に挟まれて設けられている。第1帯状磁性体3C2の一端部T11の外面及び他端部T12の内面が露出するように、上述したように第1内側、第1外側補強部材3C11、3C12の端部の位置がそれぞれずれて設けられている。即ち、第1帯状磁性体3C2の両端部は、第1内側、第1外側補強部材3C11、3C12間に挟まれておらず、一端部T11の外面及び他端部T12の内面が露出している。
第2帯状磁性体3C3の一端部T21の外面及び他端部T22の内面が露出するように、第2内側、第2外側補強部材3C13、3C14の端部の位置がそれぞれずれて設けられている。即ち、第2帯状磁性体3C3の両端部は、第2内側、第2外側補強部材3C13、3C14間に挟まれておらず、一端部T21の外面及び他端部T22の内面が露出している。
これにより、図11に示すように、第1内側、第1外側補強部材3C11、3C12の両端部と、第2内側、第2外側補強部材3C13、3C14の両端部と、を重ねると、第1帯状磁性体3C2の一端部T11の外面及び第2帯状磁性体3C3の他端部T22の内面が厚さ方向に重なって接触し、第1帯状磁性体3C2の他端部T12の内面及び第2帯状磁性体3C3の一端部T21の内面が厚さ方向に重なって接触する。
上述した第3実施形態によれば、第2実施形態と同様に、左コア部20Lを回転させるだけの1アクションでセンサヘッド2を開閉することができる。これにより、センサヘッド2の開閉動作を実現する機構を単純化でき、部品点数の削減や、コストや占有体積及び故障のリスクを低減することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態における非接触型の電流センサ1について図12を参照して説明する。第1実施形態と第4実施形態とで異なる点は、励磁コア3Dの構成である。励磁コア3D以外の部分は、第1実施形態と同様であるためここでは詳細な説明を省略する。
励磁コア3Dは、補強体3D1と、第1内側帯状磁性体3D21及び第1外側帯状磁性体3D22と、第2内側帯状磁性体3D31及び第2外側帯状磁性体3D32と、を備えている。補強体3D1は、磁性材料(例えばプラスチック)からなるU字状の第1内側補強部材3D11及び第1外側補強部材3D12(=一対の第1補強部材)と、第2内側補強部材3D13及び第2外側補強部材3D14(=一対の第2補強部材)から構成されている。第1内側補強部材3D11及び第1外側補強部材3D12の両端部と、第2内側補強部材3D13及び第2外側補強部材3D14の両端部が重ねられて矩形の環状に形成されている。
第1内側補強部材3D11及び第1外側補強部材3D12と、第2内側補強部材3D13及び第2外側補強部材3D14は各々コ字状に形成されている。第1内側補強部材3D11及び第1外側補強部材3D12は、長手方向にずれた状態で、厚さ方向に重ねて設けられている。即ち、一端部T11においては第1内側補強部材3D11が、第1外側補強部材3D12よりも突出し、他端部T12においては第1外側補強部材3D12が、第1内側補強部材3D11よりも突出するように重ねられている。
第2内側補強部材3D13及び第2外側補強部材3D14も、長手方向にずれた状態で、厚さ方向に重ねて設けられている。即ち、一端部T21においては第2内側補強部材3D13が、第2外側補強部材3D14よりも突出し、他端部T22においては第2外側補強部材3D14が、第2内側補強部材3D13よりも突出するように重ねられている。以上の構成により、クランプ時には、第1内側補強部材3D11の一端部T11の外面と、第2外側補強部材3D14の他端部T22の内面と、が対向する。また、第1外側補強部材3D12の他端部T12の内面と、第2内側補強部材3D13の一端部T21の外面と、が対向する。
第1内側、第1外側帯状磁性体3D21、3D22及び第2内側、第2外側帯状磁性体3D31、3D32は、第1実施形態と同様に、例えばその厚さが100μm以下の薄帯形状であり、柔軟性がある。第1内側帯状磁性体3D21は、第1内側補強部材3D11の外面に這わせる、或いは、貼り付けて設けられている。第1外側帯状磁性体3D22は、第1外側帯状磁性体3D22の内面に這わせる、或いは、貼り付けて設けられている。これにより、第1内側、第1外側帯状磁性体3D21、3D22は、厚さ方向に互いに重ねられた状態で、第1内側、第1外側補強部材3D11、3D12間に挟まれて設けられる。このとき、第1内側帯状磁性体3D21の一端部T11の外面及び第1外側帯状磁性体3D22の他端部T12の内面が露出するように、第1内側、第1外側補強部材3D11、3D12の端部の位置がそれぞれずれて設けられている。また、第1内側、第1外側帯状磁性体3D21、3D22は互いに重なり接触することにより強く磁気結合し、あたかも1つの磁性体と同様に振る舞う。
第2内側帯状磁性体3D31は、第2内側補強部材3D13の外面に這わせる、或いは、貼り付けて設けられている。第2外側帯状磁性体3D32は、第2外側補強部材3D14の内面に這わせる、或いは、貼り付けて設けられている。これにより、第2内側、第2外側帯状磁性体3D31、3D32は、厚さ方向に互いに重ねられた状態で、第2内側、第2外側補強部材3D13、3D14間に挟まれて設けられる。このとき、第2内側帯状磁性体3D31の一端部T21の外面及び第2外側帯状磁性体3D32の他端部T22の内面が露出するように、第2内側、第2外側補強部材3D13、3D14の端部の位置がそれぞれずれて設けられている。また、第2内側、第2外側帯状磁性体3D31、3D32は互いに重なり接触することにより強く磁気結合し、あたかも1つの磁性体と同様に振る舞う。
上述した第4実施形態によれば、第2実施形態と同様に、右コア部20Rを回転させるだけの1アクションでセンサヘッド2を開閉することができる。これにより、センサヘッド2の開閉動作を実現する機構を単純化でき、部品点数の削減や、コストや占有体積及び故障のリスクを低減することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態における非接触型の電流センサ1について図13を参照して説明する。第1〜第4実施形態と第5実施形態とで異なる点は、内側集磁体5B及び外側集磁体6Bの構成である。内側集磁体5B、外側集磁体6B以外の部分は、第1〜第4実施形態と同様であるためここでは詳細な説明を省略する。
内側集磁体5Bは、第1内側集磁器5B1と、第2内側集磁器5B2と、から構成されている。外側集磁体6Bは、第1側集磁器6B1と、第2側集磁器6B2と、から構成されている。
第1内側集磁器5B1及び第2内側集磁器5B2は帯板状に設けられ、長手方向の両端部が厚さ方向に相対するようにU字状に形成されている。第1内側集磁器5B1及び第2内側集磁器5B2は、同じ大きさ、同じ形状に設けられている。そして、図13に示すように、第1内側集磁器5B1の一端部T11(両端部のうち一方)の外面及び第2内側集磁器5B2の他端部T22(両端部のうち一方)の内面が対向して重ねられ、第1内側集磁器5B1の他端部T12(両端部のうち他方)の内面及び第2内側集磁器5B2の一端部T21(両端部のうち他方)の外面が対向して重ねられ、環状の内側集磁器5Bを形成している。
第1外側集磁器6B1及び第2外側集磁器6B2は帯板状に設けられ、長手方向の両端部が厚さ方向に相対するようにU字状に形成されている。第1外側集磁器6B1及び第2外側集磁器6B2は、同じ大きさ、同じ形状に設けられている。そして、図13に示すように、第1外側集磁器6B1の一端部T11の外面及び第2外側集磁器6B2の他端部T22の内面が対向して重ねられ、第1外側集磁器6B1の他端部T12の内面及び第2外側集磁器6B2の一端部T21の外面が対向して重ねられ、環状の外側集磁器6Bを形成している。
上述した第5実施形態によれば、内側集磁器5B及び外側集磁器6Bについても、例えば、外側集磁器6Bを回転させるだけの1アクションで互いに切り離すことができる。これにより、特に、第2〜第4実施形態に適用すれば、例えば、右コア部20Rを回転させるだけの1アクションで互いに切り離すことができる。しかも、面接触となり接触面積を増やすことができる。
上述した第1〜第5実施形態によれば、帯状磁性体(符号は省略)はそれぞれ、1枚の帯状磁性体から構成される例について説明していたがこれに限ったものではない。例えば、長手方向に帯状磁性体を複数貼り付けて設けたり、厚さ方向に複数重ねて設けてもよい。
なお、前述した各実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 電流センサ
2 センサヘッド
3A〜3D 励磁コア
3A11、3B11 第1補強部材
3C11、3D11 第1内側補強部材(第1補強部材)
3C12、3D12 第1外側補強部材(第1補強部材)
3A12、3B12 第2補強部材
3C13、3D13 第2内側補強部材(第2補強部材)
3C14、3D14 第2外側補強部材(第2補強部材)
3A2、3B2、3C2 第1帯状磁性体
3D21 第1内側帯状磁性体(第1帯状磁性体)
3D22 第1外側帯状磁性体(第1帯状磁性体)
3A3、3B3、3C3 第2帯状磁性体
3D31 第2内側帯状磁性体(第2帯状磁性体)
3D32 第2外側帯状磁性体(第2帯状磁性体)
4 励磁コイル
5A、5B 内側集磁体(集磁体)
5A1、5B1 第1内側集磁器(第1集磁器)
5A2、5B2 第2内側集磁器(第2集磁器)
6A、6B 外側集磁体(集磁体)
6A1、6B1 第1外側集磁器(第1集磁器)
6A2、6B2 第2外側集磁器(第2集磁器)
7 ケース
8 帰還コイル
9 測定対象物
10 電流検出回路(電流検出手段)

Claims (7)

  1. 2つに分割可能な第1帯状磁性体及び第2帯状磁性体を備え、前記第1帯状磁性体及び前記第2帯状磁性体の両端部同士が接触して環状に形成された励磁コアであって、
    前記第1帯状磁性体及び前記第2帯状磁性体の両端部同士が厚さ方向に重ねられて接触し
    非磁性材料からなり、2つに分割可能な第1補強部材及び第2補強部材から構成され、前記第1補強部材及び前記第2補強部材の両端部同士が重ねられて環状に形成された補強体をさらに備え、
    前記第1帯状磁性体が、前記第1補強部材上に設けられ、
    前記第2帯状磁性体が、前記第2補強部材上に設けられた
    ことを特徴とする励磁コア。
  2. 前記第1補強部材の両端部の内面及び前記第補強部材の両端部の外面が対向して重ねられ、
    前記第1帯状磁性体が、前記第1補強部材の内面上に設けられ、
    前記第2帯状磁性体が、前記第2補強部材の外面上に設けられたことを特徴とする請求項に記載の励磁コア。
  3. 前記第1補強部材及び前記第2補強部材には、各々貫通孔が形成され、
    前記第1帯状磁性体は、前記第1補強部材の貫通孔を通って前記第1補強部材の一端部の外面上及び前記第1補強部材の他端部の内面上に設けられ、
    前記第2帯状磁性体は、前記第2補強部材の貫通孔を通って前記第2補強部材の一端部の外面上及び前記第2補強部材の他端部の内面上に設けられ、
    前記第1補強部材の一端部の外面及び前記第2補強部材の他端部の内面が対向して重ねられ、
    前記第1補強部材の他端部の内面及び前記第2補強部材の一端部の外面が対向して重ねられていることを特徴とする請求項に記載の励磁コア。
  4. 前記第1補強部材及び前記第2補強部材が各々、前記厚さ方向に重ねて一対設けられ、
    前記第1帯状磁性体が、前記一対の第1補強部材間に挟まれて設けられ、
    前記第2帯状磁性体が、前記一対の第2補強部材間に挟まれて設けられ、
    前記第1帯状磁性体の一端部の外面及び他端部の内面が露出するように、前記一対の第1補強部材の端部の位置がそれぞれずれて設けられ、
    前記第2帯状磁性体の一端部の外面及び他端部の内面が露出するように、前記一対の第補強部材の端部の位置がそれぞれずれて設けられ、
    前記第1帯状磁性体の一端部の外面及び前記第2帯状磁性体の他端部の内面が接触し、前記第1帯状磁性体の他端部の内面及び前記第2帯状磁性体の一端部の外面が接触していることを特徴とする請求項に記載の励磁コア。
  5. 請求項1〜何れか1項に記載の励磁コアと、
    帯状の第1集磁器及び第2集磁器から構成され、前記第1集磁器及び前記第2集磁器の両端部同士が接触して環状に形成され、前記補強体の内側及び外側に配置された集磁体と、を備えたことを特徴とするセンサヘッド。
  6. 前記第1集磁器の両端部のうち一方の外面及び前記第2集磁器の両端部のうち一方の内面が対向し、前記第1集磁器の両端部のうち他方の内面及び前記第2集磁器の両端部のうち他方の外面が対向するように重ねられている
    ことを特徴とする請求項に記載のセンサヘッド。
  7. 請求項1〜何れか1項に記載の励磁コアと、
    前記励磁コアに貫通された被測定対象物に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    を備えたことを特徴とする電流センサ。
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