JP2017056840A - 船舶の機関室構造 - Google Patents

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Natsumi Mogi
夏実 茂木
伸哉 湯浅
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Abstract

【課題】NOX3次規制の適用対象船において、主機関に対して、EGRユニットが設けられる側に通行路を確保する。【解決手段】二重底の上面に設置された主機関11にEGRユニット14が取付けられる。主機関11の側方に第1通行路21が設けられる。EGRユニット14よりも船首側に、掃気空気を冷却するための掃気冷却器15が配置される。EGRユニット14は、主機関11の中段よりも高い位置であって、船体の内壁面に取付けられた船側横桁16から離間するように掃気冷却器15に近接させた位置に設置される。【選択図】図1

Description

本発明は、特に排気ガス浄化装置を搭載する船舶に適した機関室の構造に関する。
近年船舶による環境汚染を削減するため、国際海事機関(IMO)の海洋環境保護委員会はNOXやSOX等の有害物質の排出規制を定めており、2016年1月1日以降の起工船はNOX3次規制の適用対象となる。その対策としてSCR(Selective Catalytic Reduction(選択触媒還元装置))やEGR(Exhaust Gas Recirculation(排気ガス再循環装置))等の装置が機関室内に新たに設置されることになる。
NOx3次規制を適用しない従来船では、主機関の右舷側に過給機及び掃気冷却器を備えた主機関の場合、過給機及び掃気冷却器は主機関の右舷側に張り出すので、過給機及び掃気冷却器と船体構造が干渉しないように主機関の位置を決定している。また、主機関の両舷側には通行路が隣接して設けられている。比較的小型の主機関では掃気冷却器の直下と通行路のクリアハイトが十分にとれないため、掃気冷却器の直下は通行路とせずに周りを迂回する通路が設けられることが多い。一方、NOx3次規制の対策としてEGRを採用した低速ディーゼル主機関の場合、主機関の右舷側に排ガスを再循環させるためのEGRユニットが追加設置される。EGRを適用した主機関を、NOx3次規制を適用しない従来船と同様の位置に設置しようとすると、主機関(特にEGRユニットもしくは過給機及び掃気冷却器)と船殻構造である船側横桁が干渉することがある。その場合、主機関と船側横桁が干渉しないように、主機関を前方に配置する必要があり、その結果、機関室の長さを延長する必要が発生することがある。また、主機関と船側横桁が干渉しなかったとしても、主機関と船側横桁との間に通行路を設置するスペースがとれない場合がある。
本発明は、NOX3次規制の適用対象船において、主機関に対して、EGRユニットが設けられる船舶において、船側横桁と主機関の干渉を回避し、主機関の両舷側に通行路を確保することができる船舶の機関室構造を提供することを目的としている。
本発明は、二重底の上面に設置された主機関にEGRユニットが取付けられるとともに、二重底の上方であって主機関の側方に通行路が設けられる船舶の機関室構造であって、EGRユニットを、主機関の中段よりも高い位置に設置したことを特徴としている。
EGRユニットよりも船首側に、掃気空気を冷却するための掃気冷却器が配置されている場合、EGRユニットを、船体の内壁面に取付けられた船側横桁から離間するように掃気冷却器に近接させることが好ましい。
本発明の船舶の機関室構造によれば、NOX3次規制の適用対象船において、主機関に対して、EGRユニットが設けられる側に通行路を確保することができる。
本発明の一実施形態を適用したばら積み貨物船の機関室を示す平面図である。 図1の機関室内の構造を示す側面図である。 図1の機関室内の構造を示す背面図である。
以下、図示された実施形態を参照して本発明を説明する。
図1は本発明の一実施形態を適用したばら積み貨物船の機関室であって、二重底の上方に位置する中間デッキ10を示している。主機関11は船体中心線上において二重底12(図2、3参照)の上面に配置され、プロペラ軸13は主機関11から船尾側へ延びている。主機関11に取付けられるEGRユニット14は右舷側(図において下側)に位置し、掃気空気を冷却するための掃気冷却器15は右舷側であってEGRユニット14よりも船首側に設けられる。中間デッキ10において、主機関11の右舷側には第1通行路21が設けられ、主機関11の左舷側には第2通行路22が設けられる。第1通行路21にはEGRユニット14と掃気冷却器15が設けられるため、第1通行路21は第2通行路22よりも狭く、第1通行路21の平面形状は第2通行路22よりも複雑である。
EGRユニット14は通常、主機関11の側方であって中央よりも船尾側に設けられるが、符号Jにより示すように、船体の内壁面に取付けられた多数の船側横桁のうちの第1通行路21に近接する船側横桁16に干渉しやすい。干渉した場合、干渉を回避するために主機関11を前方に移設する必要があるが、主機関11を前方に移設すると機関室の長さも延長する必要があり、貨物船であれば貨物スペースが減少してしまう。また、主機関11のEGRユニット14が船側横桁16と干渉しなかったとしても、これらの距離が近すぎると、作業員が第1通行路21を通行することが極めて困難になる。これを解消するため、EGRユニット14は船側横桁16から離間するように掃気冷却器15に近接させた位置に設けられ、船側横桁16との間に作業員が通行できるだけの間隙Kが確保される。
しかし、EGRユニット14を単に掃気冷却器15に近接させただけでは不十分であり、作業員は屈まなければ通行困難である。そこで本実施形態では、図2、3に示すようにEGRユニット14の下面14aが主機関11の中段とほぼ同じか、あるいは中段よりも高い位置になるよう配置されている。すなわちEGRユニット14の下面14aは、主機関11の保守用及び操作用の床板17とほぼ同じ高さ位置に定められ、中間デッキ10からの距離は平均的な作業員の背丈以上である。
以上のように本実施形態は、二重底12の上方であって主機関11の側方に第1通行路21が設けられる船舶の機関室構造において、EGRユニット14をできるだけ船首側に設けるとともに、主機関11の中段よりも高い位置に設置している。したがって、主機関11に対してEGRユニット14を設けることが義務付けられる船舶であっても、第1通行路21の主機関11の側方に作業員が容易に通過できるスペースが確保され、主機関11の周辺の移動が容易になる。
機関室の近傍にはバラスト水を浄化するための水処理装置が設けられるが、本実施形態ではEGRユニット14が主機関11の中段よりも高い位置に設けられるので、EGRユニット14の下方のスペースに余裕ができ、水処理装置の配置が容易になる。
11 主機関
12 二重底
14 EGRユニット
15 掃気冷却器
16 船側横桁
21 第1通行路
22 第2通行路

Claims (2)

  1. 二重底の上面に設置された主機関にEGRユニットが取付けられるとともに、前記二重底の上方であって前記主機関の側方に通行路が設けられる船舶の機関室構造であって、
    前記EGRユニットを、前記主機関の中段よりも高い位置に設置したことを特徴とする船舶の機関室構造。
  2. 前記EGRユニットよりも船首側に、掃気空気を冷却するための掃気冷却器が配置され、前記EGRユニットを、船体の内壁面に取付けられた船側横桁から離間するように前記掃気冷却器に近接させたことを特徴とする請求項1に記載の船舶の機関室構造。
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