JP2017055085A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの実施形態は、信号に含まれるkTCノイズ成分を除去することに適した固体撮像装置を提供することを目的とする。【解決手段】一つの実施形態によれば、光電変換膜と第1の電極と第2の電極と第3の電極と絶縁膜とを有する固体撮像装置が提供される。第1の電極は、光電変換膜の下に配されている。第2の電極は、第1の電極に対して光電変換膜の受光面に沿った方向に配され、光電変換膜の下に配されている。第3の電極は、第1の電極及び第2の電極に対して光電変換膜の受光面に沿った方向に配され、光電変換膜の下に配されている。絶縁膜は、光電変換膜と第1の電極との間に配され、光電変換膜と第2の電極との間に配され、光電変換膜と第3の電極との間に配されていない。【選択図】図4

Description

本実施形態は、固体撮像装置に関する。
CMOSイメージセンサなどの固体撮像装置において、半導体基板の上方に配された光電変換膜を用いる場合、光電変換膜で光を吸収させ、吸収された光に応じた電荷を光電変換膜内で発生させる。光電変換膜で発生された電荷は電荷電圧変換部に転送され、電荷電圧変換部の電圧に応じた信号が増幅トランジスタにより信号線へ出力される。このとき、信号に含まれるkTCノイズ成分(電荷電圧変換部のリセット時に発生するノイズ成分)を除去することが望まれる。
特開平11−339966号公報 特開2002−329582号公報 特開2012−19235号公報 米国特許出願公開第2013/0093911号明細書
一つの実施形態は、信号に含まれるkTCノイズ成分を除去することに適した固体撮像装置を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、光電変換膜と第1の電極と第2の電極と第3の電極と絶縁膜とを有する固体撮像装置が提供される。第1の電極は、光電変換膜の下に配されている。第2の電極は、第1の電極に対して光電変換膜の受光面に沿った方向に配され、光電変換膜の下に配されている。第3の電極は、第1の電極及び第2の電極に対して光電変換膜の受光面に沿った方向に配され、光電変換膜の下に配されている。絶縁膜は、光電変換膜と第1の電極との間に配され、光電変換膜と第2の電極との間に配され、光電変換膜と第3の電極との間に配されていない。
実施形態にかかる固体撮像装置を適用した撮像システムの構成を示す図。 実施形態にかかる固体撮像装置を適用した撮像システムの構成を示す図。 実施形態にかかる固体撮像装置の回路構成を示す図。 実施形態における画素の構成を示す図。 実施形態における画素のレイアウト構成を示す平面図。 実施形態における画素のレイアウト構成を示す平面図。 実施形態における画素のレイアウト構成を示す平面図。 実施形態における画素のレイアウト構成を示す平面図。 実施形態における画素の構成を示す回路図。 実施形態における画素の動作を示す波形図。 実施形態の変形例における画素の構成を示す図。 実施形態の他の変形例における画素の構成を示す回路図。 実施形態の他の変形例における画素の動作を示す波形図。 実施形態の他の変形例における画素の構成を示す図。 実施形態の他の変形例にかかる固体撮像装置の製造方法を示す工程断面図。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる固体撮像装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
実施形態にかかる固体撮像装置について説明する。固体撮像装置は、例えば、図1及び図2に示す撮像システムに適用される。図1及び図2は、撮像システムの概略構成を示す図である。図1において、OPは光軸を示している。
撮像システム1は、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどであってもよいし、カメラモジュールが電子機器に適用されたもの(例えばカメラ付き携帯端末等)でもよい。撮像システム1は、図2に示すように、撮像部2及び後段処理部3を有する。撮像部2は、例えば、カメラモジュールである。撮像部2は、撮像光学系4及び固体撮像装置5を有する。後段処理部3は、ISP(Image Signal Processor)6、記憶部7、及び表示部8を有する。
撮像光学系4は、撮影レンズ47、ハーフミラー49、メカシャッタ46、レンズ44、プリズム45、及びファインダー48を有する。撮影レンズ47は、撮影レンズ47a,47b、絞り(図示せず)、及びレンズ駆動機構47cを有する。絞りは、撮影レンズ47aと撮影レンズ47bとの間に配され、撮影レンズ47bへ導かれる光量を調節する。なお、図1では、撮影レンズ47が2枚の撮影レンズ47a,47bを有する場合が例示的に示されているが、撮影レンズ47は多数枚の撮影レンズを有していてもよい。
固体撮像装置5は、撮影レンズ47の予定結像面に配置されている。例えば、撮影レンズ47は、入射した光を屈折させて、ハーフミラー49及びメカシャッタ46経由で固体撮像装置5の撮像面へ導き、固体撮像装置5の撮像面に被写体の像を形成する。固体撮像装置5は、被写体像に応じた画像信号を生成する。
固体撮像装置5は、図3に示すように、イメージセンサ90、及び信号処理回路91を有する。図3は、固体撮像装置の回路構成を示す図である。イメージセンサ90は、例えば、CMOSイメージセンサであってもよいし、CCDイメージセンサであっても良い。イメージセンサ90は、画素配列PA、垂直シフトレジスタ93、タイミング制御部95、相関二重サンプリング部(CDS)96、アナログデジタル変換部(ADC)97及びラインメモリ98を有する。
画素配列PAでは、複数の画素Pが2次元的に配列されている。各画素Pは、各画素Pへの入射光量に応じた信号を生成する。生成された信号は、タイミング制御部95及び垂直シフトレジスタ93によりCDS96側へ読み出され、CDS96/ADC97を経て画像信号へ変換され、ラインメモリ98経由で信号処理回路91に出力される。信号処理回路91では、信号処理が行われる。これらの信号処理された画像データは、ISP6に出力される。
各画素Pにおいて、半導体基板の上方に配された光電変換膜を用いる場合、光電変換膜で光を吸収させ、吸収された光に応じた電荷を光電変換膜内で発生させる。光電変換膜で発生された電荷は電荷電圧変換部に転送される。
例えば、光電変換膜の上方に複数の画素Pに共有された共通電極膜が配され、光電変換膜の下方に画素Pごとに区画された画素電極膜が配された固体撮像装置5において、外部から供給されたバイアス電圧を共通電極膜に印加する。これにより、各画素Pにおいて、光電変換膜で発生された電荷が画素電極膜で集められ電荷電圧変換部に転送される。リセットトランジスタがオンして電荷電圧変換部の電圧をリセット電源レベル(例えば、VDD電位)にリセットした後、リセットトランジスタがオフして電荷電圧変換部のリセットが完了する。リセット出力期間において、電荷電圧変換部のリセットが完了した状態で増幅トランジスタが電荷電圧変換部の電圧に応じたリセットレベルを信号線へ出力する。その後、信号出力期間において、画素電極膜から転送された電荷に応じて、電荷電圧変換部の電圧は、リセットレベルから信号レベルへ変化し、その状態で増幅トランジスタが電荷電圧変換部の電圧に応じた信号レベルを信号線へ出力する。
このとき、リセットトランジスタのチャネル抵抗の熱雑音の影響等によりリセットレベルの揺らぎ、すなわちkTCノイズ成分が発生し得る。kTCノイズ成分を除去するために、CDS96は画素Pから出力されたリセットレベルと信号レベルとの差分を取り画素信号を生成する。
しかし、電荷電圧変換部に転送される電荷がリセットトランジスタのリセット動作の影響を受けると、リセットレベルに含まれるkTCノイズ成分と信号レベルに含まれるkTCノイズ成分とが異なり得るため、CDS96でkTCノイズ成分を除去することが困難になる。kTCノイズ成分は画像信号により得られる画像の画質の劣化を招く可能性があるため、画素信号に含まれるkTCノイズ成分を除去することが望まれる。
そこで、実施形態では、各画素Pを、光電変換された電荷が光電変換膜近傍に蓄積され電荷電圧変換部のリセットの完了後に電荷が光電変換膜近傍から電荷電圧変換部へ転送され得るように構成することで、CDS96でkTCノイズ成分を除去することを可能にする。
例えば、図4に示すように、各画素Pは、光電変換膜106で光電変換により生成されたホールを信号電荷として取り扱う構造を有する。図4は、画素Pの構成を示す図である。
各画素Pは、光電変換膜106、蓄積電極膜(第1の電極)101、分離電極膜(第2の電極)102、転送電極膜(第3の電極)103、共通電極膜104(第4の電極)、ホールブロック膜(導電膜)105、電子ブロック膜107、絶縁膜108、電荷電圧変換部FD、リセットトランジスタTr1、増幅トランジスタTr2、及び選択トランジスタTr3を有する。絶縁膜108は、光電変換膜106の保護のために設けられている。絶縁膜108より上には、蓄積電極膜101に対応する位置にマイクロレンズML(図5、図8参照)が配され得る。
なお、図4では、蓄積電極膜101等から絶縁膜108までの断面構成を断面図で示し、図示の簡略化のため、断面構成における蓄積電極膜101等より下の部分を回路図で示している。
光電変換膜106は、半導体基板120上に設けられている。光電変換膜106は、半導体基板(図示せず)の上方に配されている。光電変換膜106は、光を受けた際に光電変換により電荷(ホール)を発生する。光電変換膜106は、光電変換に適した有機物又は無機物で形成され得る。光電変換膜106は、受光面106aが電子ブロック膜107で覆われ、下面106bがホールブロック膜105で覆われている。電子ブロック膜107は、光電変換膜106へのホール注入を防止する平坦化膜である。ホールブロック膜105は、光電変換膜106への電子注入を防止する平坦化膜である。
共通電極膜104は、光電変換膜106上に設けられている。共通電極膜104は、電子ブロック膜107を介して光電変換膜106の上に配されている。
蓄積電極膜101は、光電変換膜106における一部分(例えば、共通電極膜104と蓄積電極膜101との間の部分)の下に設けられている。蓄積電極膜101は、半導体基板の上方において、絶縁膜109を介して光電変換膜106の下に配されている。蓄積電極膜101は、光電変換膜106を挟んで共通電極膜104に対向している。蓄積電極膜101は、分離電極膜102及び転送電極膜103に対して光電変換膜106の受光面106aに沿った方向に配されている。蓄積電極膜101は、絶縁膜109を介してホールブロック膜105に対向し、等価的にキャパシタCox1(図9参照)の一端として機能する。蓄積電極膜101は、絶縁膜109及びホールブロック膜105を介して光電変換膜106の下面106bに対向している。ホールブロック膜105及び光電変換膜106の下面106b近傍における蓄積電極膜101に対向した領域110は、電荷(ホール)が蓄積されるべき電荷蓄積領域を形成する。電荷蓄積領域110は、等価的にキャパシタCox1の他端として機能する。
分離電極膜102は、光電変換膜106における他の部分(例えば、共通電極膜104と分離電極膜102との間の部分)の下に設けられている。分離電極膜102は、半導体基板の上方において、絶縁膜109を介して光電変換膜106の下に配されている。分離電極膜102は、光電変換膜106を挟んで共通電極膜104に対向している。分離電極膜102は、蓄積電極膜101及び転送電極膜103に対して光電変換膜106の受光面106aに沿った方向に配されている。分離電極膜102は、絶縁膜109を介してホールブロック膜105に対向し、等価的にキャパシタCox2(図9参照)の一端として機能する。分離電極膜102は、絶縁膜109及びホールブロック膜105を介して光電変換膜106の下面106bに対向している。ホールブロック膜105及び光電変換膜106の下面106b近傍における分離電極膜102に対向した領域111は、光電変換膜106内に電荷に対する電位障壁を生成すべき電位障壁生成領域を形成する。この電位障壁は、電荷蓄積領域110に蓄積された電荷(ホール)が隣接する画素Pへ漏れることを抑制するためのポテンシャルである。
転送電極膜103は、光電変換膜106におけるさらに他の部分(例えば、共通電極膜104と転送電極膜103との間の部分)の下に設けられている。転送電極膜103は、半導体基板の上方において、絶縁膜109を介さずに光電変換膜106の下に配されている。転送電極膜103は、光電変換膜106を挟んで共通電極膜104に対向している。転送電極膜103は、ホールブロック膜105を介して光電変換膜106に電気的に接続されている。転送電極膜103は、蓄積電極膜101及び分離電極膜102に対して光電変換膜106の受光面106aに沿った方向に配されている。転送電極膜103は、ホールブロック膜(導電膜)105に接触し、等価的にダイオード(整流素子)D1(図9参照)の一部として機能する。転送電極膜103は、ホールブロック膜105を介して光電変換膜106の下面106bに対向している。ホールブロック膜105における転送電極膜103に接触した領域112は、等価的にダイオードD1の他の一部として機能する。
例えば、ホールブロック膜105は、金属を主成分とする材料で形成され、転送電極膜103は、半導体を主成分とする材料で形成されている。これにより、ホールブロック膜105と転送電極膜103との接触界面は、ショットキー界面を形成し、整流作用を有する。
絶縁膜109は、光電変換膜106と蓄積電極膜101との間に配され、光電変換膜106と分離電極膜102との間に配され、光電変換膜106と転送電極膜103との間に配されていない。絶縁膜109は、絶縁膜109a(第2絶縁膜)及び絶縁膜109b(第1絶縁膜)を含む。絶縁膜109bは、光電変換膜106と蓄積電極膜101との間に設けられている。絶縁膜109bは、蓄積電極膜101の上面を覆っている。絶縁膜109aは、蓄積電極膜101の側壁に設けられている。絶縁膜109aは、蓄積電極膜101の側壁を側方から覆っている。蓄積電極膜101と分離電極膜102とは、絶縁膜109aにより隔てられており、電気的に互いに絶縁されている。蓄積電極膜101と転送電極膜103とは、絶縁膜109aにより隔てられており、電気的に互いに絶縁されている。転送電極膜103と分離電極膜102とは、絶縁膜109aにより隔てられており、電気的に互いに絶縁されている。
なお、蓄積電極膜101、分離電極膜102、転送電極膜103の上面の半導体基板(図示せず)の表面からの高さが略均等である場合、ホールブロック膜105を選択的に転送電極膜103に接触させるために、断面視において、領域112がホールブロック膜105内の他の領域より転送電極膜103の側へ突出するように構成されていてもよい。
電荷電圧変換部FDは、例えば、半導体基板に形成されたフローティングディフュージョン領域であり、半導体基板のウェル領域との間に寄生容量Cfdを有する。電荷電圧変換部FDは、転送電極膜103に電気的に接続されている。電荷電圧変換部FDは、その寄生容量Cfdを用いて、転送電極膜103から転送された電荷を電圧に変換する。
リセットトランジスタTr1は、半導体基板に不純物領域として形成されたソース及びドレイン、半導体基板上に導電膜として配されたゲートを有する。リセットトランジスタTr1は、ソースが電荷電圧変換部FDに電気的に接続され、ドレインがリセット電源レベルVRDに接続されている。リセットトランジスタTr1は、垂直シフトレジスタ93からアクティブレベルの制御信号φRSTを受けた場合に、オンすることで、電荷電圧変換部FDをリセット電源レベルVRDに応じた電位にリセットする。リセットトランジスタTr1は、垂直シフトレジスタ93からノンアクティブレベルの制御信号φRSTを受けた場合に、オフすることで、電荷電圧変換部FDのリセットを完了させる。
選択トランジスタTr3は、半導体基板に不純物領域として形成されたソース及びドレイン、半導体基板上に導電膜として配されたゲートを有する。選択トランジスタTr3は、画素Pを選択状態/非選択状態に制御する。選択トランジスタTr3は、ソースが信号線SLに電気的に接続され、ドレインが増幅トランジスタTr2を介して電源電位AVDDに電気的に接続されている。選択トランジスタTr3は、垂直シフトレジスタ93からアクティブレベルの制御信号φADRを受けた場合に、オンすることで、画素Pを選択状態にし、垂直シフトレジスタ93からノンアクティブレベルの制御信号φADRを受けた場合に、オフすることで、画素Pを非選択状態にする。
増幅トランジスタTr2は、半導体基板に不純物領域として形成されたソース及びドレイン、半導体基板上に導電膜として配されたゲートを有する。増幅トランジスタTr2は、ゲートが電荷電圧変換部FDに接続され、ソースが選択トランジスタTr3を介して信号線SLに電気的に接続され、ドレインが電源電位AVDDに電気的に接続されている。増幅トランジスタTr2は、信号線SLに接続された電流源CSとともにソースフォロワ動作を行い、電荷電圧変換部FDの電圧に応じたレベルを信号線SLへ出力する。例えば、電荷電圧変換部FDのリセットが完了した状態で、増幅トランジスタTr2は、電荷電圧変換部FDの電圧に応じたリセットレベルを信号線SLへ出力する。電荷電圧変換部FDへの電荷の転送が完了した状態で、増幅トランジスタTr2は、電荷電圧変換部FDの電圧に応じた信号レベルを信号線SLへ出力する。
なお、図4では、選択トランジスタTr3が増幅トランジスタTr2と信号線SLとの間に挿入された構成が例示されているが、選択トランジスタTr3が電源電位AVDDと増幅トランジスタTr2との間に挿入されていてもよい。
図4に示す画素構造では、蓄積電極膜101は、光電変換膜106内における電荷の蓄積を制御する電極として機能する。分離電極膜102は、光電変換膜106内に電位障壁を形成する電極として機能する。
例えば、光電変換膜106内に電荷に対する電位障壁を生成するためのDC電圧VSEPが垂直シフトレジスタ93(図3参照)から分離電極膜102に印加される。これにより、光電変換膜106内は単位画素Pごとに分離電極膜102で電気的に分離され得るので、光電変換は、蓄積電極膜101、絶縁膜109、ホールブロック膜105、光電変換膜106、電子ブロック膜107、及び共通電極膜104を積層した領域で行われる。
また、蓄積電極膜101には、制御信号φTXが垂直シフトレジスタ93(図3参照)から供給される。制御信号φTXが転送電極膜103の電位に対し十分に低い電位に設定されている場合、光電変換により発生したホールは、蓄積電極膜101と分離電極膜102及び共通電極膜104が形成するポテンシャルの井戸に捕らわれる。共通電極膜104には、蓄積電極膜101の電位及び転送電極膜103の電位に対し高い電圧VPDが印加される。光電変換膜106内で発生した電荷(ホール)は、蓄積電極膜101と共通電極膜104の垂直電界により、蓄積電極膜101、絶縁膜109、及びホールブロック膜105で形成されるキャパシタCox1(図9参照)に蓄積される。
キャパシタCox1に蓄積されたホールは、制御信号φTXが転送電極膜103の電位よりも十分に高い電位(すなわち、図9に示すダイオードD1がオンする電位)に設定されることで、ホールブロック膜105及び転送電極膜103を介して電荷電圧変換部FDに転送され得る。転送されたホールは、電荷電圧変換部FDの電位を変調させるので、この電位の変化を信号として読み出すことができる。
各画素Pのレイアウト構成を考えた場合、分離電極膜102は、画素Pを隣接する画素Pから電気的に分離させるために、画素Pの境界近傍に配されるが、蓄積電極膜101及び転送電極膜103は、図5〜図8に示すように、分離電極膜102に比べてレイアウト構成の自由度が高い。図5〜図8は、画素Pのレイアウト構成を示す図であり、図4の断面図をA−A線で切った場合の平面に対応している。
転送電極膜103は、光電変換膜106からの電荷転送に影響のない範囲で適正な(例えば、最小限の)面積でレイアウトされるのが望ましい。蓄積電極膜101は、電荷を蓄積するため飽和特性の観点から面積はできるだけ大きい方が望ましい。分離電極膜102は、画素Pの分離の役割を持つため、画素Pの境界近傍に適正な(例えば、最小限の)面積でレイアウトされるのが望ましい。
例えば、図5に示されるように、分離電極膜102は、平面視において、蓄積電極膜101及び転送電極膜103を囲うように配され得る。転送電極膜103は、蓄積電極膜101と分離電極膜102との間に配される。蓄積電極膜101は、平面視において略矩形状を有する。転送電極膜103は、平面視において略矩形状の一辺101aに沿って延びている。転送電極膜103は、平面視において略I形状を有する。
このとき、蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、列方向における蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の間隔W3は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。また、蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W1は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。列方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W2は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。転送電極膜103と分離電極膜102との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、列方向における転送電極膜103と分離電極膜102との間の間隔W4は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。
なお、画素配列PAでは、図5に示すように、画素Pのレイアウト構成が2次元的に繰り返され配列されている。このとき、分離電極膜102は、複数の画素Pの間を格子状に延びており、複数の画素Pについて一体化されている。また、図5に破線で示すように、蓄積電極膜101の上方には、蓄積電極膜101に対応する(例えば、蓄積電極膜101の略矩形状の2つの角にほぼ外接する)略円形状のマイクロレンズMLが配され得る。
あるいは、例えば、図6に示すように、平面視において、分離電極膜102は、蓄積電極膜101及び転送電極膜103を囲うように配され、蓄積電極膜101は、転送電極膜103を囲うように配され得る。蓄積電極膜101は、平面視において略O形状を有する。転送電極膜103は、平面視において略矩形状を有する。
このとき、蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の間隔W7は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。列方向における蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の間隔W8は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。また、蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W5は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。列方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W6は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。
また、画素サイズがある程度大きな固体撮像装置5では、電荷転送の距離が長いと、光電変換膜106の低い移動度が原因となり電荷転送による損失が無視できなくなる可能性がある。そのため、サイズが大きい画素Pでは、画素領域PR内で蓄積電極膜101を分割する構造を取ることもある。その場合、蓄積電極膜101を複数の電極パターンEPに分割する。図7に示すように蓄積電極膜101を左右(又は上下)に分割しても良いし、Nを2以上の整数とするとき図8に示すように蓄積電極膜101をN個に(例えば、4個に)分割してもよい。そして、転送電極膜103を複数の電極パターンEPの間に配することができる。
例えば、図7に示されるように、画素領域PRを左右の部分領域に2分割し、2分割された各部分領域に電極パターンEP−1,EP−2がレイアウトされ得る。各電極パターンEP−1,EP−2は、平面視において略矩形状を有する。転送電極膜103は、平面視において2つの電極パターンEP−1,EP−2の隙間に沿って延びている。転送電極膜103は、平面視において略I形状を有する。
このとき、蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の間隔W10は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。また、蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W9は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。列方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W11は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。転送電極膜103と分離電極膜102との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、列方向における転送電極膜103と分離電極膜102との間の間隔W11は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。
あるいは、例えば、図8に示すように、画素領域PRを上下左右の部分領域に4分割し、4分割された各部分領域に電極パターンEP−1,EP−2,EP−3,EP−4がレイアウトされ得る。各電極パターンEP−1〜EP−4は、平面視において略矩形状を有する。転送電極膜103は、平面視において4つの電極パターンEP−1〜EP−4の隙間に沿って延びている。転送電極膜103は、平面視において略十字形状を有する。
このとき、蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の間隔W14は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。列方向における蓄積電極膜101と転送電極膜103との間の間隔W15は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。また、蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W12は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。列方向における蓄積電極膜101と分離電極膜102との間の間隔W13は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。転送電極膜103と分離電極膜102との間の平面方向の間隔は、平面方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。例えば、行方向における転送電極膜103と分離電極膜102との間の間隔W12は、行方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。列方向における転送電極膜103と分離電極膜102との間の間隔W13は、列方向における絶縁膜109aの膜厚で規定されている。
なお、図8に示すレイアウト構成では、破線で示すように、各電極パターンEP−1〜EP−4の上方に、マイクロレンズML−1〜ML−4を配することができる。1つの画素領域PR内には、複数のマイクロレンズML−1〜ML−4が配され得る。各マイクロレンズML−1〜ML−4は、複数の電極パターンEP−1〜EP−4のうち対応する電極パターンの上方に配され、平面視において互いに均等な略円形状を有する。電極パターンEPの上方には、電極パターンEPに対応する(例えば、電極パターンEPの略矩形状の4つの角にほぼ外接する)略円形状のマイクロレンズMLが配され得る。
すなわち、信号走査回路(図3に示す垂直シフトレジスタ93)の設けられた半導体基板上には、光電変換膜106(図4参照)が設けられる。光電変換膜106に対して光入射側と半導体基板側とのそれぞれに電極が設けられる。半導体基板側に、光電変換膜106に電気的に接続された転送電極膜103が設けられ、絶縁膜109bを挟んで光電変換膜106と容量的に結合された蓄積電極膜101が設けられる(図4参照)。蓄積電極膜101は、略同一形状の複数の電極パターンに分割され得る。転送電極膜103は、分割された複数の電極パターン間に配置され、隣接する電極パターンの少なくとも二辺に沿うように直行する2方向に延伸し得る。複数の電極パターンのそれぞれは、例えば、略正方形状とすることができる。また、マイクロレンズは、各電極パターンに対応して1つずつ配置され得る。
また、図7に示すレイアウト構成では、各電極パターンEP−1,EP−2の上方にマイクロレンズを形成しようとすれば、マイクロレンズを楕円形状に形成する必要があるが、実際に製造することが困難である。それに対して、図8に示すレイアウト構成では、各マイクロレンズML−1〜ML−4は、平面視において互いに均等な略円形状を有するので、容易に製造することができる。
次に、各画素Pの回路構成及び動作について図9及び図10を用いて説明する。図9は、画素Pの回路構成を示す回路図であり、図10は、画素Pの動作を示す波形図である。
図9に示す回路図は、図4に示す断面図の部分を回路図に置き換えた図である。図9に示すように、絶縁膜109がホールブロック膜105と蓄積電極膜101とで挟まれた構造は、等価的にキャパシタCox1として機能する。光電変換膜106における共通電極膜104と蓄積電極膜101との間の領域は、等価的にキャパシタCopd1として機能する。
絶縁膜109がホールブロック膜105と分離電極膜102とで挟まれた構造は、等価的にキャパシタCox2として機能する。光電変換膜106における共通電極膜104と分離電極膜102との間の領域は、等価的にキャパシタCopd2として機能する。
転送電極膜103は、ダイオードD1の一部として機能し、ホールブロック膜105における領域112は、ダイオードD1の他の一部として機能する。ダイオードD1は、アノードが光電変換膜106に電気的に接続され、カソードが電荷電圧変換部FDに電気的に接続されている。
図9に示す制御信号φADR,φRST,φTXは、それぞれ、図10に示すようなパルス状の波形を有する信号である。図9に示す電圧VRD、VPD、VSEP、AVDDは、図10に示すようなDC的な波形を有する信号である。一例として、制御信号φADR,φRST,φTXを−3V〜5Vの間で遷移させ(すなわちLレベル=−3V、Hレベル=5V)、電圧VRD、VPD、AVDDは0〜5Vの間で動かすことができるが、これは本実施形態の内容を限定するものではない。
図10を用いて画素Pの動作を説明する。まず期間ESにおいて、電子シャッター(ES)動作を行うが、この時、φADRはLレベルに維持され、φRST、φTXはLレベルからHレベルへ変化される。これにより、光電変換膜106のポテンシャルは転送電極膜103よりも相対的に高く設定されるため、光電変換膜106中に残存するホールは転送電極膜103に排出される。
その後φRST、φTXをHレベルからLレベルへ変化させることで、期間Integrationにおいて、蓄積電極膜101と分離電極膜102及び共通電極膜104とが形成するポテンシャルにホールを蓄積する。
次に、期間RSTにおいて、相関二重サンプリング(CDS)のためリセット(RST)レベルの読み出しを行う。φADRとφRSTをLレベルからHレベルに変化させ電荷電圧変換部FDのリセット動作を行う。そして、φADRがHレベルに維持された状態で、φRSTをHレベルからLレベルへ変化させ電荷電圧変換部FDのリセット動作を完了させ、期間RSTReadにおいて、リセットレベルを信号線SLへ読み出す。
リセットレベルの読み出し後、期間Transにおいて、φTXをLレベルからHレベルに変化させ、光電変換膜106近傍に蓄積したホールを転送電極膜103経由で電荷電圧変換部FDに転送する。
電荷転送のために十分な時間が経過したのち、期間SignalReadにおいて、φTXをHレベルからLレベルに変化させ信号レベルの読み出しを行う。読み出したリセットレベルと信号レベルとを用いてCDS動作を行う。
次に固体撮像装置5の製造方法を記載する。蓄積電極膜101、分離電極膜102、及び転送電極膜103の形成までの構造は標準のCMOSプロセスによりMOSFETや受動素子、及び素子配線を形成する。これらの製造方法は公知の標準プロセスにて製造可能であるのでここでは記載を省略する。蓄積電極膜101、分離電極膜102、及び転送電極膜103は、それぞれ、配線層に接続する形で形成される。これは露出した配線上に各電極膜の材料を堆積し、RIEにより加工した後、層間絶縁膜をCMPで埋めるプロセスをとっても良いし、各電極膜をダマシンプロセスにより絶縁膜109に埋め込み形成してもよい。
また、蓄積電極膜101、分離電極膜102、及び転送電極膜103は、同じ材料で形成され得る。蓄積電極膜101、分離電極膜102、及び転送電極膜103には、例えば、Al系、Ag系、Cu系、Ta系、W系、Mo系、Ti系等の金属や、ITO、IZO、SnO、ATO、ZnO、AZO、GZO、TiO、FTO等の透明導電性酸化物等が用いられ得る。
蓄積電極膜101及び分離電極膜102の上には、絶縁膜109が形成される。絶縁膜109は、CVD法で堆積され、堆積された膜に対して転送電極膜103上の領域をドライエッチング(RIE)やウェットエッチングにて選択的に加工する。これにより、転送電極膜103の上面を露出させる。絶縁膜109の形成後、ホールブロック膜105を堆積し素子平坦化を行う。ホールブロック膜105は塗布プロセスで形成してもよいし、蒸着により形成してもよい。ホールブロック膜105には、その電子親和力が隣接する電極の材料の仕事関数以下であり、かつ、そのイオン化ポテンシャルが、隣接する有機光電変換膜に用いられる材料のイオン化ポテンシャル以下である材料が用いられ得る。
材料としては、例えば、低分子材料では、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)や4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)等の芳香族ジアミン化合物、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、イミダゾロン、スチルベン誘導体、テトラヒドロイミダゾール、ポリアリールアルカン、ブタジエン、4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(m−MTDATA)、ポルフィン、テトラフェニルポルフィン銅、フタロシアニン、銅フタロシアニン、チタニウムフタロシアニンオキサイド等のポリフィリン化合物、トリアゾール誘導体、オキサジザゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アニールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、シラザン誘導体などを用いることができ、高分子材料では、フェニレンビニレン、フルオレン、カルバゾール、インドール、ピレン、ピロール、ピコリン、チオフェン、アセチレン、ジアセチレン等の重合体や、その誘導体を用いることができる。
ホールブロック膜105の上には光電変換膜106、及び電子ブロック膜107を堆積する。電子ブロック膜107には、そのイオン化ポテンシャルが隣接する電極の材料の仕事関数以上であり、かつ、その電子親和力が、隣接する光電変換膜に用いられる材料の電子親和力以上であるものが用いられる。材料としては、例えば、1,3−ビス(4−tert−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾリル)フェニレン(OXD−7)等のオキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、バソクプロイン、バソフェナントロリン、及びこれらの誘導体、トリアゾール化合物、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体、ビス(4−メチル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、ジスチリルアリーレン誘導体、シロール化合物、ポルフィリン系化合物や、DCM(4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(4−(ジメチルアミノスチリル))−4Hピラン)等のスチリル系化合物、4Hピラン系化合物を用いることができる。
光電変換膜106には、有機物で形成される場合、ペリレン系化合物、フタロシアニン系化合物、キナクリドン系化合物、ポリフィリン系化合物、メロシアニン系化合物等が用いられる。電子ブロック膜107の上にはCVDやスパッタを用いて、光学的な透過率が高い導電体を用いた共通電極膜104が形成される。例えば、Al系,Ag系,Cu系、Ta系、W系、Mo系、Ti系等の金属薄膜や、ITO、IZO、SnO、ATO、ZnO、AZO、GZO、TiO、FTO等の透明導電性酸化物等が用いられる。光電変換膜106は、無機物で形成される場合、材料はa−Si、a−Se、c−Se、CdSe、CdTe、CIGS、InP、GaAs等が考えられる。製造方法としてはCVD等が考えられる。
共通電極膜104の上には、素子を保護する絶縁膜108がCVD法等を用いて形成される。絶縁膜108の材料には、SiOx、SiNx、BSG、PSG、BPSG、AlOx等を用いることができる。
以上のように、実施形態では、固体撮像装置5の各画素Pにおいて、蓄積電極膜101が絶縁膜109を介して光電変換膜106の下に配されている。分離電極膜102は、蓄積電極膜101に対して光電変換膜106の受光面106aに沿った方向に配され、絶縁膜109を介して光電変換膜106の下に配されている。転送電極膜103は、蓄積電極膜101及び分離電極膜102に対して光電変換膜106の受光面106aに沿った方向に配され、絶縁膜109を介さずに光電変換膜106の下に配されている。転送電極膜103は、光電変換膜106に電気的に接続されている。また、電荷電圧変換部FDは、転送電極膜103に電気的に接続されている。これにより、各画素Pにおいて、隣接画素から電気的に分離された状態で、光電変換された電荷を光電変換膜106近傍に蓄積させ、電荷電圧変換部FDのリセットの完了後に電荷を光電変換膜106近傍から電荷電圧変換部FDへ転送させることができる。すなわち、電荷電圧変換部FDに転送される電荷がリセットトランジスタTr1のリセット動作の影響を受けることを防止できるので、画素Pからのリセットレベルに含まれるkTCノイズ成分と信号レベルに含まれるkTCノイズ成分とを略均等にすることができる。この結果、画素Pからのリセットレベルと信号レベルとの差分を取るCDS処理をCDS96で行うことにより、画素信号からkTCノイズ成分を除去することができる。
また、実施形態では、固体撮像装置5の各画素Pにおいて、分離電極膜102により光電変換膜106内に電位障壁を形成でき、隣接画素から電気的に分離された状態にすることができるので、画素サイズが微細化された場合にも光電変換膜106近傍に電荷を蓄積させることができる。
なお、各画素Piは、図11に示すように、転送電極膜103と蓄積電極膜101i及び分離電極膜102iとは異なる層構成であってもよい。蓄積電極膜101i及び分離電極膜102iは、複数の層構造を含んでいてもよい。蓄積電極膜101iは、電極層101a及び電極層101bが順に積層されている。電極層101aは、電極層101bより小さい平面サイズにすることができる。分離電極膜102iは、電極層102a及び電極層102bが順に積層されている。電極層102aは、電極層102bと均等な平面サイズにすることができる。これに応じて、ホールブロック膜105iは、ブロック層105a及びブロック層105bが順に積層された構造とすることができる。絶縁膜109iは、絶縁膜109a及び絶縁膜109biが順に積層された構造とすることができる。
あるいは、各画素Pjにおいて、光電変換膜106近傍で蓄積すべき信号電荷は、電子であってもよい。この場合、図4に示す断面図において、ホールブロック膜105と電子ブロック膜107とを入れかえるとともに、半導体を主成分とする材料で電子ブロック膜107を形成し、金属を主成分とする材料で転送電極膜103を形成することができる。また、各画素Pjの回路構成は、図12に示すように、図9に示す回路構成に対してダイオードD1がダイオードD2に置き換えられた構成であってもよい。図12は、各画素Pの回路構成を示す図である。ダイオードD2は、ダイオードD1と逆の極性を有する。すなわち、ダイオードD2は、カソードが光電変換膜106(キャパシタCopd1)に電気的に接続され、アノードが電荷電圧変換部FDに電気的に接続されている。また、各信号は、図13に示すように、図10に示す各信号のうちφTXの波形を図13に示すφTX’に置き換えるとともに電圧VPDが電子に対応したレベル(例えば、0V)に維持された波形であってもよい。φTX’の波形は、φTXの波形を論理的に反転させた波形になっている。これによっても、上記の実施形態と同様の効果を実現可能である。また、分離電極膜102に印加する電圧VSEPを負電圧(例えば、−3V程度)に維持することで、分離電極膜102により光電変換膜106内に電子に対する電位障壁が形成され得る。
あるいは、各画素Pkは、図14に示すように、突出膜113kをさらに有していてもよい。図14に示す構成は、図11に示す構成に対して、突出膜113kを追加するとともに、絶縁膜109k、ホールブロック膜105k、光電変換膜106kを突出膜113kに対応して変形させた構成になっている。突出膜113kは、分離電極膜102iの上面102i1から光電変換膜106kの側へ突出している。これに応じて、画素Pkの境界近傍において、絶縁膜109kにおける絶縁膜109bkが光電変換膜106kの側へ突出し、ホールブロック膜105kにおけるブロック層105b1が光電変換膜106kの側へ突出し、光電変換膜106kが受光面106k1側へ突出している。また、電子ブロック膜107k、共通電極膜104k、絶縁膜108kは、光電変換膜106kに対応した凹凸を有している。
すなわち、光電変換膜106kは、画素Pkの境界内の領域に比べて、画素Pkの境界近傍の領域が受光面106k1側へ突出した構造を有している。したがって、電荷蓄積領域110を、絶縁膜109bk及び突出膜113kの突出構造により、隣接する画素Pの電荷蓄積領域110から電気的及び物理的に隔てることができるので、隣接画素への信号電荷の侵入を抑制することが容易である。この構造において、突出膜113kには、電気的な特性に特に制約がないので、絶縁体を主成分とする材料で形成されていてもよいし、金属を主成分とする材料で形成されてもよい。
また、図14に示す構造は、図15(a)〜15(h)に示すように、製造することができる。図15(a)に示す構造を形成した後、図15(b)に示すように、突出膜113kとなるべき膜113k1を絶縁体又は金属を主成分とする材料で堆積する。絶縁体としては、SiOといった酸化物、SiNといった窒化膜を用いる。金属としては、Al、Ti、TiN、Ta、TaN、Mo、MoN等の金属がある。堆積後、図15(c)に示すようにリソグラフィーを用いてレジストパターンRPを形成し、図15(d)に示すように、ドライエッチング等によりレジストパターンRPを膜113k1に転写して突出膜113kを形成する。そして、図15(e)に示すように、絶縁膜109bkとなるべき膜109bk1を堆積した後、図15(f)に示すように、転送電極膜103の上面を露出する穴114をリソグラフィー法により形成し、絶縁膜109bkを形成する。さらに、図15(g)に示すように、ブロック層105a及びブロック層105b1を堆積し、図15(h)に示すように、光電変換膜106kを、例えば、蒸着で堆積する。さらに、電子ブロック膜107k、共通電極膜104k、絶縁膜108kを順に堆積する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5 固体撮像装置、 101 蓄積電極膜、 102 分離電極膜、 103 転送電極膜、 106 光電変換膜、 113k 突出膜、 EP 電極パターン、 FD 電荷電圧変換部。

Claims (5)

  1. 光電変換膜と、
    前記光電変換膜の下に配された第1の電極と、
    前記第1の電極に対して前記光電変換膜の受光面に沿った方向に配され、前記光電変換膜の下に配された第2の電極と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極に対して前記光電変換膜の受光面に沿った方向に配され、前記光電変換膜の下に配された第3の電極と、
    前記光電変換膜と前記第1の電極との間に配され、前記光電変換膜と前記第2の電極との間に配され、前記光電変換膜と前記第3の電極との間に配されていない絶縁膜と、
    を備えた固体撮像装置。
  2. 前記第3の電極は、前記光電変換膜に電気的に接続されており、
    前記固体撮像装置は、前記第3の電極に電気的に接続された電荷電圧変換部をさらに備えた
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2の電極は、平面視において、前記第1の電極及び前記第3の電極を囲うように配されている
    請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1の電極は、複数の電極パターンを有し、
    前記第3の電極は、平面視において前記複数の電極パターンの間に配されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第2の電極の上面から前記光電変換膜の側へ突出した突出膜をさらに備えた
    請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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