JP5102692B2 - カラー撮像装置 - Google Patents

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本発明は、100%に近い光利用効率を有するカラー撮像装置に関するものである。
現在、高解像度と高感度特性が要求される放送用のTVカメラでは、レンズを通してカメラに入射した光を色分解プリズムで青,緑,赤の3原色に分けた後、3枚の撮像素子で受光する3板カラー撮像方式が用いられている。しかしながら、色分解プリズムと3個の撮像素子を必要とするため、カメラサイズが大きくなり、撮像レンズを含めたカメラ全体の小型軽量化が困難であり、カメラの小型軽量化を実現するためには分光プリズムを用いず、1枚の撮像素子で受光する単板式の撮像装置が望まれている。
撮像素子の小型軽量化を実現する手法として、1枚の撮像素子の画素上に3色もしくは4色の微小なカラーフィルタをモザイク状に配置した単板式のカラー撮像方式があり、家庭用のビデオカメラやデジタルカメラでは単板式が主流になっている(非特許文献1参照)。代表的な色配列としては、赤、緑、青の色フィルターを用いたベイヤー配列が既知であり、プリズムが不要で撮像素子も1枚ですむことから小型化が可能である。しかし、3板方式と比較すると、赤、緑、青のいずれか1色のみで画素を形成しているため解像度が低く、加えて規定された色以外の色の入射光は色フィルターに吸収されてしまうため、光の利用効率が低い欠点がある。
ベイヤー配列などで問題となる低い解像度は、光の進行方向に3層のフォトダイオードを積層した光電変換部を形成することで改善することができる(米国特許5965875号参照)。この撮像素子は、シリコン基板の内部への光の進入深さが波長ごとに異なることを利用したものである。すなわち、撮像素子の光入射面から最も浅い位置にあるフォトダイオードで青色光を検出し、中間のフォトダイオードで緑色光を検出し、最も深い位置のフォトダイオードにより赤色光を検出する。しかしながら、この構成では、青色光検出用のフォトダイオードにおいて緑色光及び赤色光も一定の割合で吸収するため、色分解特性が不十分である。さらに、不可避的に信号読み出し回路が光入射面と同一平面に形成されるため、光入射面に対する受光部が占める比率(開口率)が低く、光の利用効率が低い欠点がある。
以上の課題を解決すべく、波長選択機能を有する光電変換膜を積層することにより、すなわち、色の3原色のうち青にのみ感度を有する光電変換膜、緑にのみ感度を有する光電変換膜、及び赤にのみ感度を有する光電変換膜を作製し、各光電変換膜を積層することで、光の利用効率が高く高解像度な単板式の多層型撮像装置を構築することが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。例えば、有機材料は特定の波長域の光のみを吸収する特有の機能を有するものが多く、青、緑、赤の3原色の波長域に特有の吸収特性を有するように分子設計を行うことにより、各材料より構成される光電変換膜を積層することで単板式の撮像素子が構成される。この方式を用いると、原理的に3板式と同等の色分解特性及び光の利用効率が得られる。この方式のカラー撮像装置は、信号読み出し回路である薄膜トランジスタ(TFT)と光電変換層である有機膜とを交互に積み重ねる構造である。一方、有機膜は耐熱性が低いため、薄膜トランジスタを構成する基板及び絶縁膜、半導体層、並びに画素電極として、有機材料に代表される低温作製が可能な光透過性材料を用いることにより、TFTの形成時に発生する熱を抑制し、有機光電変換膜へ与えるダメージを軽減している。
「木内雄二著 「イメージセンサの基礎と応用」145頁」 「特開2002−217474号公報」 「特開2005−51115号公報」
現在のデジタルカメラ用の撮像素子では、解像度の向上を目的とした多画素化と、それに伴う画素微細化が急速に進み、画素ピッチとして2μm以下が主流となりつつある。そのため、積層型撮像素子に用いられるTFTの形成においてもサブミクロンの精度が要求される。更には、トランジスタ部の上側にも画素電極を形成して素子の開口率を向上させる必要があり、且つ、積層された撮像素子の下側の素子の開口率を低下させないためには、上側に位置するトランジスタ部に入射した光がトランジスタ部を透過しなければならない。しかしながら、有機光電変換膜は高温プロセスに弱く、有機光電変換膜の機能を損なうことなく、柔軟な有機光電変換膜上に高精細なTFT回路を形成することは極めて困難である。
一方、信号読み出し用のCMOS回路を最下層部に集積し、積層された有機膜で発生した信号をビアプラグを介して読み出す方法も提案されている(例えば、特開2005−269526号公報、特開2006−54448号公報参照)。この方式の撮像装置では、隣接する有機膜間に光透過性のトランジスタを形成する必要はない。しかしながら、2μm以下のピッチが要求される画素電極を形成する微細プロセスを耐熱性の低い有機膜上で行うことは極めて困難である。しかも、上側の有機膜で発生した電荷を最下層部に輸送するためには、直径がサブミクロン程度のアスペクト比の大きなビアプラグを下側の有機膜を貫通して形成しなければならず、解決すべき技術的課題が多いのが現状である。
本発明の目的は、光の利用効率が高く、高感度なカラー撮像装置を実現することにある。
本発明の別の目的は、特有の波長選択性を有する有機光電変換膜に損傷を与えることなく製造されるカラー撮像装置を実現することにある。
本発明によるカラー撮像装置は、個別に作成され、画像光の進行方向であるZ軸方向に沿って整列配置した第1、第2及び第3の光電変換装置と、これら3つの光電変換装置をZ軸方向及びZ軸方向と直交するX及びY方向に整列支持する支持フレームとを具え、
各光電変換装置は、有機光電変換膜を含み入射光に応じて電荷を発生する光電変換素子と、光電変換素子に発生した電荷を読み出す読出回路とを有する複数の画素をそれぞれ有するカラー撮像装置であって、
入射光が入射する第1の光電変換装置の光電変換素子は、光の3原色の波長域のうちの第1の波長域に光電変換特性のピーク感度を有すると共に第2及び第3の波長域の光に対して光透過性を有し、
第1の光電変換装置と隣接する第2の光電変換装置の光電変換素子は、第1の光電変換装置を透過した透過光を受光し、光の3原色の第2の波長域に光電変換特性のピーク感度を有すると共に第3の波長域の光に対して光透過性を有し、
第2の光電変換装置の後段に配置された第3の光電変換装置は、前記第1及び第2の光電変換装置を透過した透過光を受光し、光の3原色の第3の波長域に光電変換特性のピーク感度を有し、
前記第1〜第3の光電変換装置は、それぞれ基板を有すると共に、各基板上に2次元アレイ状に形成した読出回路及び画素電極と、画素電極アレイ上に形成した有機光電変換膜と、有機光電変換膜上に形成した対向電極膜とをそれぞれ有し、
前記画素電極、光電変換膜及び対向電極膜により光電変換素子が形成され、
前記第1及び第2の光電変換装置の基板は、可視域の光に対して透明な透明基板で構成され、
前記画素電極及び対向電極は可視域の光に対して透明な導電性材料で構成されていることを特徴とする。
本発明では、入射光の進行方向に沿って、光の3原色の第1〜第3の波長域(B,G,R)に光電変換特性のピーク感度をそれぞれ有する第1〜第3の光電変換装置を整列配置し、各光電変換装置において各波長域の光をそれぞれ光電変換しているので、入射光のほぼ全ての光を光電変換に利用することができる。この結果、光利用効率の高いカラー撮像装置が実現される。
さらに、本発明では、有機光電変換膜を含む光電変換素子及び光電変換素子に発生した電荷を読み出す読出回路は透明基板上に形成され、有機光電変換膜上には読出回路が形成されないため、製造工程中に有機光電変換膜に損傷を与える不具合が解消される。
本発明によるカラー撮像装置の好適実施例は、第1の光電変換装置の光電変換膜は、前記第1の波長域に光吸収のピーク特性を有すると共に前記第2及び第3の波長域の光に対して光透過性を有し、第2の光電変換装置の光電変換膜は、前記第2の波長域の光吸収のピーク特性を有すると共に第3の波長域の光に対して光透過性を有し、第3の光電変換装置の光電変換膜は、前記第3の波長域に光吸収のピーク特性を有することを特徴とする。本明細書において、「透明」とは、可視域の光に対して70%以上の透過率、望ましくは80%以上の透過率を有すること意味する。
本発明によるカラー撮像装置の別の好適実施例は、読出回路は可視域の光に対して透明な透明材料で構成され、前記画素電極は読出回路の上側まで延在することを特徴とする。本発明によるカラー撮像装置では、初めに基板上に読出回路が形成され、その後光電変換素子が形成されるので、光電変換素子を構成する画素電極、光電変換膜及び対向電極膜は読出回路(TFT回路)の上側を覆うように形成することが可能である。この結果、光電変換素子は、読出回路の上側にまで延在し、光電変換素子の開口率(撮像エリア全体の面積に対する画素電極の面積の割合)が格段に高くなる。
本発明では、入射光の進行方向に沿って、光の3原色の第1〜第3の波長域(B,G,R)に光電変換特性のピーク感度をそれぞれ有する第1〜第3の光電変換装置を整列配置し、各光電変換装置において各波長域の光をそれぞれ光電変換しているので、入射光のほぼ全ての光を光電変換に利用することができる。この結果、光利用効率の高いカラー撮像装置が実現される。さらに、本発明では、有機光電変換膜を含む光電変換素子及び光電変換素子に発生した電荷を読み出す読出回路は透明基板上に形成され、有機光電変換膜上には読出回路が形成されないため、製造工程中に有機光電変換膜に損傷を与える不具合が解消される。
図1は本発明によるカラー撮像装置の原理を説明するための原理図である。本発明では、光電変換素子として、特有の波長選択機能を有する有機光電変換膜を利用する。有機光電変換膜は、青、緑及び赤の3原色の波長域に光吸収特性及び光電変換特性のピーク感度をそれぞれ有するように分子設計を行うことが可能である。そこで、本発明では、有機光電変換材料の特有の性質を利用して、B,G,Rの各波長域に光吸収特性及び光電変換特性のピーク感度をそれぞれ有する3種類の有機光電変換膜を利用する。
本発明によるカラー撮像装置は、画像光の入射方向にそって順次整列配置した第1〜第3の光電変換装置100〜300を具える。各光電変換装置は2次元アレイ状に配列された複数の画素を有し、各画素は、入射光に対応した電気信号を発生する光電変換素子と光電変換素子に発生した電荷を読み出す読出回路とを含む。また、各光電変換装置100〜300の画素は、光軸(Z軸)と直交するXY方向に互いに整列(アライメント)する。
第1〜第3の光電変換装置の画素の光電変換膜は、光吸収特性及び光電変換特性のピーク感度が互いに相違し、画像光が直接入射する第1の光電変換装置の光電変換素子は、光の3原色(B,G,R)のうちの第1の波長域の光(例えば、青)に光電変換特性のピーク感度を有し、第2の光電変換装置200の光電変換素子は第2の波長域の光(例えば、緑)に対してピーク感度を有し、最後段に位置する第3の光電変換装置300の光電変換素子は第3の波長域の光(例えば、赤)にピーク感度を有する。また、第1〜第3の光電変換装置の光電変換素子の可視域における光透過特性も互いに相違し、第1の光電変換装置の光電変換素子は、第1の波長域(B)に光吸収特性のピーク感度を有し、第2及び第3の波長域(G,R)については高い光透過特性を有する。第2の光電変換装置の光電変換素子は、第2の波長域に光吸収特性のピーク感度を有し、少なくとも第3の波長域(R)については高い光透過特性を有する。第3の光電変換装置の光電変換素子は、第3の波長域(R)について光吸収特性のピーク感度を有する。このような光学特性を有する光電変換材料は、後述する有機光電変換材料をベースにして適切な分子設計を行うことにより生産することが可能である。
図1を参照するに、被写体からのB,G,Rの波長成分を含む画像光が第1の光電変換装置に入射する。第1の光電変換装置は、第1の波長域(B)の光だけを吸収して光電変換を行い、第2及び第3の波長域(G,R)の光は透過する。第1の光電変換装置100は、第1の波長域の光(B)による画像信号を出力する。第2の光電変換装置200には、第2及び第3の波長域の光が入射し、第2の波長域(G)の光だけを吸収し、残りの第3の波長域(R)の光は透過する。そして、第2の光電変換装置から第2の波長域の光(G)による画像信号が出力される。第3の光電変換装置300には、第3の波長域(R)の光だけが入射し、第3の光電変換装置は、第3の波長域の光による画像信号を出力する。これら3つの画像信号は信号処理手段(図示せず)に供給されて、カラー画像信号が形成される。
本発明では、入射した全ての波長域の光を有効に利用しているので、ほぼ100%に近い光利用効率が達成される。この結果、暗い被写体からの微弱な画像光が入射する場合であっても、鮮明な被写体像を撮像することが可能になり、高感度なカラー撮像装置が実現される。
さらに、各光電変換装置は、個別の基板上に光電変換素子及び読出回路がそれぞれ形成され、光電変換素子及び読出回路の2次元アレイが形成された3個の基板が最終工程において一体的に組み立てられるので、耐熱性の低い有機光電変換膜上において微細加工処理を行う必要がなく、従って、光電変換膜に損傷を与えることなく生産することが可能である。
図2〜図4は本発明によるカラー撮像装置の一例を示すものであり、図2は光入射面と直交する面で切って示す線図的断面図、図3は光電変換装置の線図的平面図、及び図4は光電変換装置の等価回路図である。尚、本例のよるカラー撮像装置を構成する3個の光電変換装置は、光電変換膜の材料が相違するだけで構造形態は同一である。そこで、図面を明瞭にするため、各種部材を示す符号は、第1及び第3の光電変換装置の構成部材に引き出し線を付して説明する。図2を参照するに、各光電変換装置は基板10をそれぞれ有し、基板10上に画素アレイを2次元アレイ状に形成する。各画素は、光電変換素子20及び光電変換素子に発生した電荷を読み出す読出回路30を有する。尚、第1及び第2の光電変換装置100及び200の基板は、可視域に透明な透明基板で構成する。第3の光電変換装置の基板は透明基板でもよく、不透明基板を用いてもよい。
初めに読出回路について説明する。各画素の読出回路30はTFTで構成され、TFTは、基板10上に形成したゲート電極31と、ゲート電極上に形成した透明絶縁膜32と、その上に形成した透明半導体層33と、半導体層上に形成したソース電極34及びドレイン電極35と、その上に形成したトランジスタ保護用の透明絶縁膜36とを有する。これらTFTを構成する材料は、可視域に透明な透明材料で構成する。
光電変換素子20は、基板10上に延在する絶縁膜36上に2次元アレイ状に形成した画素電極21と、画素電極アレイ上に形成され、光入射面のほぼ全域にわたって延在する単一の光電変換膜22と、光電変換膜上に形成され光電変換膜に電圧を印加するための対向電極膜23とを有する。画素電極21は、図3に示すように、光受光領域に延在するだけでなく、読出回路を構成するTFTを覆うようにTFTの上側まで延在する。また、画素電極は、TFTのソース電極34と電気的に接続され、光電変換膜で発生した電荷が画素電極21及びソース電極34を介してドレイン電極35に流れるように構成する。対向電極膜23上に透明保護膜40を形成する。
第1の光電変換装置100の光電変換膜は、光の3原色(R,G,B)の画像成分光のうち、第1の波長域(B)の光だけを吸収して光電変換を行い、第2及び第3の波長域(G,R)の光を透過する材料で構成する。第2の光電変換装置200の光電変換膜は、第2の波長域(G)の光だけを吸収して光電変換を行い、第3の波長域(R)の光は透過する材料で構成する。第3の光電変換装置300の光電変換膜は、第3の波長域(R)の光に対して光電変換特性のピーク感度を有する材料で構成する。
透明基板の材料は、ガラスに代表される透明絶縁体がよく、TFT作製プロセスを低温で行う場合ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリカーボネートなどの合成樹脂材料を用いることもできる。基板の厚さは、厚すぎるとカラー撮像装置全体厚さが増し、レンズを通して集光される光の焦点が合わなくなることを防ぐため、10μm〜0.5mm程度とする。TFTや光電変換素子を構成する透明電極の材料は、無機透明導電体で構成することが望ましく、一例としてインジウムスズ酸化物(ITO)、酸化インジウム・酸化亜鉛(IZO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(TO)などを挙げることができる。TFTを構成する透明絶縁膜は、酸化ケイ素(SiO)や窒化ケイ素(SiN)などの無機膜や、ポリイミドなどの有機膜を用いることができる。透明半導体膜は、当該半導体膜に入射した光を透過させることは勿論、可視域の光吸収により半導体のスイッチング応答が変化することを防ぐために、およそ3.0eV以上のバンドギャップを有する材料を用いる必要がある。このような半導体材料としては、酸化亜鉛(ZnO)やアモルファス酸化物半導体(インジウム・ガリウム・酸化亜鉛:InGaZnO 4 )などを挙げることができる。
光電変換素子を構成する光電変換材料として、有機系の材料を用いる。青のみに光電変換特性の感度を有する有機材料としてポルフィリン誘導体、緑にのみ感度を有する有機材料としてペリレン誘導体、赤のみに感度を有する有機材料としてはフタロシアニン誘導体が一例として挙げられるが、それ以外にも、アクリジン、クマリン、キナクリドン、シアニン、スクエアリリウム、オキサジン、キサンテントリフェニルアミン、ベンジジン、ピラゾリン、スチルアミン、ヒドラゾン、トリフェニルメタン、カルバゾール、ポリシラン、チオフェン、ポリアミン、オキサジアゾール、トリアゾール、トリアジン、キノキサリン、フェナンスロリン、フラーレン、アルミニウムキノリン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリフルオレン、ポリビニルカルバゾール、ポリチオール、ポリピロール、ポリチオフェンおよびこれらの誘導体を単独で、もしくは、これらに代表される有機材料を2種類以上混合ないし積層することにより青、緑もしくは赤色光にのみ感度を有する光電変換膜を形成することが可能である。さらには、光電変換膜における暗電流(光未照射時において観測される電流)の低減や光電変換膜の量子効率向上のために、電子輸送材料、正孔輸送材料、電子ブロッキング材料、正孔ブロッキング材料などを上記有機材料中に混合ないし積層することで光電変換膜を形成することも可能である。
有機光電変換膜の膜厚は、50nm〜1μmの範囲が好適であるが、光吸収極大波長での吸収率として、90%以上、すなわち、吸光度A(A=−log(透過率))にして1.0以上有することが望ましい。第1〜第3の光電変換装置で用いられる光電変換膜の吸光度の一例を図5に示す。尚、図5において、実線は緑の波長域に感度を有する光電変換膜の特性を示し、破線は赤にのみ感度を有する光電変換膜の特性を示し、一点鎖線は青にのみ感度を有する光電変換膜の特性を示す。また、有機光電変換膜の抵抗率は非常に高いため(1015Ω-cm程度)、光電変換膜を画素毎に区切る必要はない。
透明保護膜40は、有機光電変換膜を空気中の水分子、酸素分子から保護するためのものであり、酸化ケイ素膜、酸化アルミニウム膜、酸化窒素膜などの無機膜や、ポリパラキシリレン膜などの有機膜を用いることができる。
図3を参照するに、破線は画素電極21を示し、実線はソース電極34及びドレイン電極35並びにドレイン電極を水平シフトレジスタに接続するための垂直信号線51を示す。また、一点鎖線はゲート電極31及びゲート電極を垂直シフトレジスタに接続するための行選択線52を示す。本例では、光電変換素子を構成する画素電極21は、TFT全体を覆うように形成されているので、読出回路上に入射した画像光も光電変換することができ、素子の開口率が一層高い撮像装置が実現される。
図4を参照しながら、光電変換素子に発生した電荷を読み出す動作について説明する。有機光電変換膜22には、対向電極膜23から所定の電圧が印加され、光電変換膜に所定の強度の電界が形成される。読出回路を構成するTFTのゲート電極は行選択線51a〜51nにそれぞれ接続され、ドレイン電極は垂直信号線52a〜52mに接続される。各行選択線51a〜51nは垂直シフトレジスタ53に接続され、垂直信号線52a〜52mは水平シフトレジスタ54に接続される。各光電変換装置に画像光が入射すると、各光電変換装置の光電変換膜が所定の波長域の光を吸収し、入射光の強度に対応した電荷が生成され、光電変換膜22に発生した電荷は、画素電極21に収集される。行選択線が選択されゲート電極がONになると、選択された画素に蓄積された電荷が垂直信号線に52に読み出され、この電荷が水平シフトレジスタに順次出力される。このようにして、各光電変換素子に発生した電荷は1ライン毎に出力され、B,G,Rの画像信号が出力される。
本例では、信号読出し回路としてボトムゲート・トップコンタクト型のTFTを用いて説明したが、ボトムゲート・ボトムコンタクト型のTFTや、トップゲート型のTFT等の各種読出回路を用いることが可能である。
さらに、本例では、1画素1トランジスタ型のTFT回路により説明したが、言うまでもなく、画素内での電荷増幅を目的とした1画素3トランジスタ構造、1画素4トランジスタ構造の読出回路を適用することも可能である。
本発明によるカラー撮像装置は、読出回路を構成するTFT回路が基板上に形成され、有機光電変換膜上で微細加工が一切行われないため、光電変換膜にダメージを与えることはなく、比較的簡単な製造プロセスで生産することか可能である。
[TFTの作製]
透明基板として、厚さ100μmのガラス基板を用意し、ガラス基板上にITO薄膜をDCマグネトロンスパッタにより形成した。DCパワーは100W、成長レートは毎分25Åとした。その後、ウェットエッチングを施し、レジストパターンを除去してゲート電極31及び行選択線51を形成した。
続いて、SiNからなるゲート絶縁膜32をプラズマCVD法により成膜し、ドライエッチングを施して不要部分を除去した後に、透明半導体層33としてZnOをDCマグネトロンスパッタ法により成膜し、ドライエッチングを施した。
引き続き、ITO膜をDCマグネトロンスパッタ法により成膜し、ウェットエッチングにより透明ドレイン電極35、ソース電極34、及び垂直信号線52を形成した。その後、SiNからなる透明絶縁膜36をプラズマCVD法により成膜し、ソース電極34と画素電極21とを接続するための貫通孔をドライエッチングにより形成した。
さらに、ITO膜をDCマグネトロンスパッタ法により成膜し、ウェットエッチングにより画素電極21を形成した。当該ITO膜を形成することにより、画素電極21とソース電極34とが貫通孔を介して接続される。
上述した手法により作製したTFT回路部分の透過率を図6に示す。可視域おいて80%以上の透過率が得られ、良好な光透過特性が得られていることが確認された。また、スイッチング特性については、白色光照射/未照射による差異は観測されなかった。
[光電変換素子の作製]
上述した方法によりTFT回路及び電極膜が形成された基体を3個用意して第1〜第3の光電変換装置を作製した。真空蒸着法により、第1の基体上に、電子輸送層としてトリス−8ヒドロキシキノレートアルミニウム錯体(Alq3)を30nmの厚さに、青色に感度を有するコバルトポルフィリンを80nmの厚さに、バッファ層としてナフタレン誘導体(NTCDA)を200nmの厚さに順次成膜した。その上に、透明対向電極膜としてITO膜を対向スパッタ法により15nmの厚さに形成し、さらに保護層40としてポリパラキシリレン膜を1.0μmの厚さに堆積して第1の光電変換装置を完成した。
同様に、真空蒸着法により、第2の基体上に、電子輸送層としてトリス−8ヒドロキシキノレートアルミニウム錯体(Alq3)を30nmの厚さに、緑色に感度を有するジメチルキナクリドンを130nmの厚さに、バッファ層としてナフタレン誘導体(NTCDA)を200nmの厚さに順次成膜した。その上に、透明対向電極膜としてITO膜を対向スパッタ法により10nmの厚さに形成し、さらに保護層40としてポリパラキシリレン膜を1.0μmの厚さに堆積して第2の光電変換装置を完成した。
最後に、真空蒸着法により、第3の基体上に、電子輸送層としてトリス−8ヒドロキシキノレートアルミニウム錯体(Alq3)を30nmの厚さに、赤色に感度を有する亜鉛フタロシアニンを120nmの厚さに、バッファ層としてナフタレン誘導体(NTCDA)を200nmの厚さに順次成膜した。その上に、透明対向電極膜としてITO膜を対向スパッタ法により10nmの厚さに形成し、さらに保護層40としてポリパラキシリレン膜を1.0μmの厚さに堆積して第3の光電変換装置を完成した。
作製した3個の光電変換装置を画像光の入射側から第1の光電変換装置、第2の光電変換装置及び第3の光電変換装置の順となるように整列配置した。各光電変換装置間には、20μmの離間距離を設け、光電変換装置が互いに接触しないように支持フレームに装着した。この際、3個の光電変換装置は、画像光の進行方向であるZ軸方向に整列すると共にZ軸方向と直交するX及びY方向に整列させた。
作製した3個の光電変換装置の光電流値の波長依存性を図7に示す。図7において、横軸は波長を示し、縦軸は光電流値(規格化値)を示す。また、実線は第1の光電変換装置(B)の測定データを示し、破線は第2の光電変換装置(G)の測定データを示し、一点鎖線は第3の光電変換装置(R)の測定データを示す。図7に示されるように、第1の光電変換装置では、青色領域の光照射時に電流が流れる一方、緑及び赤色領域の光照射時にはほとんど電流は流れない。また、第2の光電変換装置においては、緑色領域の光照射時に電流が流れる一方、青及び赤色領域の光照射時にはほとんど電流は流れない。さらに、第3の光電変換装置においては、赤色領域の光照射時に電流が流れる一方、緑及び青色領域の光照射時にはほとんど電流は流れない。このように、3個の撮像装置により光の3原色の成分をそれぞれ分離して出力されることが確認できた。
本発明によるカラー撮像装置の原理を説明するための原理図である。 本発明によるカラー撮像装置の光入射面と直交する面で切って示す線図的断面図である。 単一の光電変換装置の構成を示す線図的平面図である。 本発明によるカラー撮像装置の周辺回路を含む等価回路図である。 第1〜第3の光電変換装置に用いられる光電変換膜の吸光度の波長依存性を示すグラフである。 基体上に形成されたTFT回路部分の光透過率特性を示すグラフである。 作製された3個の光電変換装置の光電変換特性の波長依存性を示すグラフである。
符号の説明
10 基板
20 光電変換素子
21 画素電極
22 光電変換膜
23 対向電極
30 読出回路
31 ゲート電極
32 絶縁膜
33 半導体層
34 ソース電極
35 ドレイン電極
36 絶縁膜
40 透明保護膜
51 行選択線
52 垂直信号線
53 垂直シフトレジスタ
54 水平シフトレジスタ
100 第1の光電変換装置
200 第2の光電変換装置
300 第3の光電変換装置

Claims (4)

  1. 個別に作成され、画像光の進行方向であるZ軸方向に沿って整列配置された第1、第2及び第3の光電変換装置と、これら3つの光電変換装置をZ軸方向及びZ軸方向と直交するX及びY方向に整列支持する支持フレームとを具え、
    各光電変換装置は、有機光電変換膜を含み入射光に応じて電荷を発生する光電変換素子と、光電変換素子に発生した電荷を読み出す読出回路とを有する複数の画素をそれぞれ有するカラー撮像装置であって、
    入射光が入射する第1の光電変換装置の光電変換素子は、光の3原色の波長域のうちの第1の波長域に光電変換特性のピーク感度を有すると共に第2及び第3の波長域の光に対して光透過性を有し、
    第1の光電変換装置と隣接する第2の光電変換装置の光電変換素子は、第1の光電変換装置を透過した透過光を受光し、光の3原色の第2の波長域に光電変換特性のピーク感度を有すると共に第3の波長域の光に対して光透過性を有し、
    第2の光電変換装置の後段に配置された第3の光電変換装置は、前記第1及び第2の光電変換装置を透過した透過光を受光し、光の3原色の第3の波長域に光電変換特性のピーク感度を有し、
    前記第1〜第3の光電変換装置は、それぞれ基板を有すると共に、各基板上に2次元アレイ状に形成した読出回路及び画素電極と、画素電極アレイ上に形成した有機光電変換膜と、有機光電変換膜上に形成した対向電極膜とをそれぞれ有し、
    前記画素電極、光電変換膜及び対向電極膜により光電変換素子が形成され、
    前記第1及び第2の光電変換装置の基板は、可視域の光に対して透明な透明基板で構成され、
    前記画素電極及び対向電極は可視域の光に対して透明な導電性材料で構成されていることを特徴とするカラー撮像装置。
  2. 請求項1に記載のカラー撮像装置において、前記第1、第2及び第3の光電変換装置は、Z軸方向にそって所定の間隔をもって整列配置されていることを特徴とするカラー撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載のカラー撮像装置において、前記第1の光電変換装置の光電変換膜は、前記第1の波長域に光吸収のピーク特性を有すると共に前記第2及び第3の波長域の光に対して光透過性を有し、第2の光電変換装置の光電変換膜は、前記第2の波長域の光吸収のピーク特性を有すると共に第3の波長域の光に対して光透過性を有し、第3の光電変換装置の光電変換膜は、前記第3の波長域に光吸収のピーク特性を有することを特徴とするカラー撮像装置。
  4. 請求項3に記載のカラー撮像装置において、前記読出回路は、可視域の光に対して透明な透明材料で構成され、前記画素電極は読出回路の上側まで延在することを特徴とするカラー撮像装置。
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