JP2007067075A - カラー撮像素子 - Google Patents

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聡 相原
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Abstract

【課題】 従来のものよりも受光部の光電変換特性を安定化させることができ、しかも、3板式のカラー撮像素子と同等の解像度及び色分解特性を得ることができるカラー撮像素子を提供すること。
【解決手段】 カラー撮像素子50は、受光層10と、受光層20と、受光層30と、透明性基板40とを有し、受光層10は、画素電極11aを含む信号読出回路11と、受光した光の強度に応じた電荷を発生する光電変換部12と、所定の電圧が印加される透明電極13とを備え、受光層20は、画素電極21aを含む信号読出回路21と、受光した光の強度に応じた電荷を発生する光電変換部22と、所定の電圧が印加される透明電極23とを備え、受光層30は、半導体基板31と、光を受光する受光部32と、電荷を転送する電荷転送電極33と、電荷転送電極33を遮光する遮光膜34とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、被写体を撮像するカラー撮像素子に関する。
従来、例えばテレビ放送に使用されるテレビカメラのカラー撮像素子には、シリコンやアモルファスセレン等の無機材料が光電変換膜材料として用いられている。これらの無機材料を光電変換膜として用いたカラー撮像素子においては、入射光を赤、緑、青の3原色に分解する分光プリズムと、この分光プリズムの後段に配置された3枚の光電変換膜とからなる3板式が主流である。
しかしながら、従来の3板式のカラー撮像素子は、前述のように構成されているので、大きくて重くなるという問題があり、カラー撮像素子の小型軽量化を実現するためには、分光プリズムを必要としない、受光部が1枚で構成される単板式が望まれていた。
カラー撮像素子の小型軽量化を実現する手法として、光電変換膜の平面内に色画素として赤、緑、青の色フィルタをベイヤー配列したものが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。このカラー撮像素子は、単板でカラー画像が得られるので小型軽量化が可能であるが、赤、緑、青のいずれか1色のみで1画素を形成しているため、3板式のカラー撮像素子と比べて解像度が低く、加えて所望の色以外の入射光は色フィルタに吸収されてしまうため、光の利用効率が低いという課題があった。
ベイヤー構造が有する解像度が低いという課題は、光の進行方向に沿って3層のフォトダイオードを積層した光電変換部を形成することで改善を図ることができる(例えば、特許文献1参照。)。これは、シリコン基板内部への光の進入深さが波長毎に異なることを利用したものである。すなわち、受光面から最も浅い位置にあるフォトダイオードで青色を、中間の位置にあるフォトダイオードで緑色を、最も深い位置にあるフォトダイオードで赤色をそれぞれ検知するようになっている。
しかしながら、前述の構成では、青色検知用のフォトダイオードにおいても緑色及び赤色が一定の割合で吸収されるため、3板式のカラー撮像素子と比べて色分解特性が劣化するという課題があった。さらに、前述の構成では、信号読み出し部が受光面と同一平面上に形成されるため、受光面に対する受光部の比率(以下「開口率」という。)を100%に近づけることが困難となって、光の利用効率も十分得られないという課題があった。
以上の課題を解決すべく、より解像度が高く、色分解特性も高い単板式の撮像素子がいくつか提案されている。
1つは、波長選択機能を有する光電変換膜を積層した構成のものであり、具体的には、光の3原色のうち青色のみに光感度を有する光電変換膜と、緑色のみに光感度を有する光電変換膜と、赤色のみに光感度を有する光電変換膜とが順次積層された単板式の多層型カラー撮像素子が提案されている(例えば、特許文献2及び3参照。)。例えば、有機材料は特定の波長域の光のみを吸収するといった特徴を有するものが多いので、有機材料で光電変換膜を形成し、赤、緑、青の3原色の光それぞれが吸収されるよう光電変換膜を積層することにより、単板式のカラー撮像素子が構築される。
さらに具体的には、特許文献2及び3に示された従来のカラー撮像素子は、画素からの電気信号を読み出す信号読出回路を構成する薄膜トランジスタと、有機材料による光電変換膜とを交互に積み重ねていく構成を有し、3板式のカラー撮像素子と同等の解像度、色分解特性及び光の利用効率が得られるようになっている。この構成において、薄膜トランジスタを構成する基板、絶縁膜、半導体層及び電極を、有機材料に代表される低温作製が可能な光透過性材料を用いることにより、薄膜トランジスタの作製時に発生する熱を抑えることで有機材料による光電変換膜に与えるダメージを軽減している。
また、積層構造における各層を光が入射する側から上層、中間層、下層としたとき、上層に緑色に感度を有する有機膜を用い、中間層及び下層にシリコンを用いたフォトダイオードを積層した構成も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
木内 雄二著「イメージセンサの基礎と応用」日刊工業新聞社、1991年発行、P145 米国特許番号5965875号公報 特開2002−217474号公報 特開2005−051115号公報 特開2003−332551号公報
しかしながら、特許文献2〜4に示された従来のカラー撮像素子には、次のような課題があった。
まず、特許文献2及び3に示された従来のカラー撮像素子は、前述のように、薄膜トランジスタの作製時に発生する熱を抑えることで有機材料による光電変換膜に与えるダメージを軽減する構成となっている。しかしながら、有機材料の機械的強度は、無機材料のそれに比べて弱いことから、薄膜トランジスタ又は有機膜を順次積層すると、下層側に位置する有機膜の光電変換特性が不安定になるという課題があった。
また、特許文献4に示された従来のカラー撮像素子は、人間の眼の感度特性を示す比視感度曲線において極大値となる緑色を100%受光し、青色及び赤色に関しては前述の特許文献1に記載された方式を用いて、より高い解像度を得ようとするものであるが、フォトダイオードの積層方式を採用しているので、青色検知用のフォトダイオードにおいても赤色が一定の割合で吸収され、3板式のカラー撮像素子と同等の色分解特性が得られないという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、従来のものよりも受光部の光電変換特性を安定化させることができ、しかも、3板式のカラー撮像素子と同等の解像度及び色分解特性を得ることができるカラー撮像素子を提供することを目的とする。
本発明のカラー撮像素子は、被写体側に位置する第1の面及びこの第1の面と対向する第2の面を含む透明性基板と、第1の波長域の光を受光する第1の受光層と、第2の波長域の光を受光する第2の受光層と、第3の波長域の光を受光する第3の受光層とを有し、前記第1の受光層は、前記透明性基板の前記第1の面上に設けられ、前記第2の受光層は、前記透明性基板の前記第2の面上に設けられ、前記第3の受光層は、前記被写体からの光のうち前記第1及び前記第2の受光層を透過した光を受光する構成を有している。
この構成により、本発明のカラー撮像素子は、第1、第2及び第3の受光層が、順次積層されることを回避することができるので、受光層が順次積層される従来のものよりも受光部の光電変換特性を安定化させることができ、しかも、光の進行方向に沿って第1、第2及び第3の受光層が順次形成されるので、3板式のカラー撮像素子と同等の解像度及び色分解特性を得ることができる。
また、本発明のカラー撮像素子は、前記第1の受光層は、前記第1の波長域の光を電気信号に変換する第1の光電変換部を備え、前記第2の受光層は、前記第2の波長域の光を電気信号に変換する第2の光電変換部を備え、前記第1及び前記第2の光電変換部は、それぞれ、有機材料を含む構成を有している。
この構成により、本発明のカラー撮像素子は、有機材料で構成された第1及び第2の受光層を積層しないで形成することができるので、有機材料の受光層が積層される従来のものよりも受光部の光電変換特性を安定化させることができる。
さらに、本発明のカラー撮像素子は、前記第3の受光層は、前記第3の波長域の光を電気信号に変換する光電変換部を備え、前記光電変換部は、結晶シリコン、アモルファスシリコン及び化合物半導体材料のうちのいずれかを含む構成を有している。
この構成により、本発明のカラー撮像素子は、従来の製造技術を用いて第3の受光層を形成することができるので、新たな設備投資や技術開発費用等を必要とせず、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、本発明のカラー撮像素子は、前記第2の受光層と前記第3の受光層との間に層間レンズを備えた構成を有している。
この構成により、本発明のカラー撮像素子は、第1及び第2の受光層の開口率よりも、第3の受光層の開口率が小さい場合でも、層間レンズによって、第3の受光層が受ける光量を第1及び第2の受光層が受ける光量と揃えることができ、光の利用効率を向上させることができる。
さらに、本発明のカラー撮像素子は、前記第1、前記第2及び前記第3の波長域の光は、光の3原色を構成するのが望ましい。
この構成により、本発明のカラー撮像素子は、第1、第2及び第3の受光層が、光の3原色の光を組み合わせて被写体の光を受光するので、被写体の色に忠実な信号を得ることができる。
さらに、本発明のカラー撮像素子は、前記第2の波長域の光の帯域幅は、前記第1の波長域の光の帯域幅よりも広い構成を有している。
この構成により、本発明のカラー撮像素子は、第2の受光層の材料を選択する際に、第1の波長域と異なる波長域の光を吸収する材料のみに限定されないので、第2の受光層の材料の選択を容易化することができる。
さらに、本発明のカラー撮像素子は、前記第3の波長域の光の帯域幅は、前記第1及び前記第2の波長域の光の帯域幅よりも広い構成を有している。
この構成により、本発明のカラー撮像素子は、第3の受光層の材料を選択する際に、第1及び第2の波長域と異なる波長域の光を吸収する材料のみに限定されないので、第3の受光層の材料の選択を容易化することができる。
本発明は、従来のものよりも受光部の光電変換特性を安定化させることができ、しかも、3板式のカラー撮像素子と同等の解像度及び色分解特性を得ることができるという効果を有するカラー撮像素子を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子の構成について説明する。
最初に、本実施の形態に係るカラー撮像素子の基本的構成について、図1〜4を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係るカラー撮像素子の基本的構成を示す概念的断面図である。また、図2〜4は、光吸収特性及び分光感度特性の組み合わせ例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るカラー撮像素子50は、被写体からの光のうち、第1の波長域の光を受光する受光層10と、第2の波長域の光を受光する受光層20と、第3の波長域の光を受光する受光層30と、透明性基板40とを有し、透明性基板40は、被写体側に位置し受光層10が形成される第1の面40aと、第1の面40aと対向し受光層20が形成される第2の面40bとを備えている。ここで、受光層10、20及び30は、それぞれ、本発明の第1、第2及び第3の受光層を構成している。
なお、以下の記載において、第1、第2及び第3の波長域の光が、光の3原色を構成するものとして説明する。
受光層10は、被写体からの光のうち、光の3原色の1つを構成する第1の波長域の光を吸収して光電変換し、光の3原色を構成する第2及び第3の波長域の光を透過させるようになっている。
例えば受光層10が青色の光を受光する構成の場合、受光層10は青色の光を吸収して光電変換し、緑色及び赤色の光を透過させるようになっている。また、例えば受光層10が緑色の光を受光する構成の場合、受光層10は緑色の光を吸収して光電変換し、青色及び赤色の光を透過させるようになっている。さらに、例えば受光層10が赤色の光を受光する構成の場合、受光層10は赤色の光を吸収して光電変換し、青色及び緑色の光を透過させるようになっている。
受光層20は、被写体からの光のうち、光の3原色の1つを構成する第2の波長域の光を吸収して光電変換し、光の3原色を構成する第3の波長域の光を透過させるようになっている。
例えば受光層10が青色の光を受光し、受光層20が緑色の光を受光する構成の場合、受光層20は緑色の光を吸収して光電変換し、赤色の光を透過させるようになっている。また、例えば受光層10が青色の光を受光し、受光層20が赤色の光を受光する構成の場合、受光層20は赤色の光を吸収して光電変換し、緑色の光を透過させるようになっている。ここで、光の3原色の第1の波長域の光は受光層10によって既に吸収され、受光層20には届かないので、受光層20は第2の波長域の光に加えて第1の波長域の光を吸収するものであっても特に構わない。
受光層30は、被写体からの光のうち、光の3原色の1つを構成する第3の波長域の光を吸収して光電変換するようになっている。ここで、光の3原色の第1及び第2の波長域の光は、それぞれ、受光層10及び20によって既に吸収され、受光層30には届かないので、受光層30は光の3原色の全ての光を吸収するものであっても特に構わない。
透明性基板40は、例えばガラス、プラスチック等のような透明性を有する絶縁材料により構成され、受光層10を透過した光を受光層20に入射させるようになっている。
次に、受光層10、20及び30による光吸収特性及び分光感度特性の組み合わせについて3つの例を挙げ、図2〜4を用いて説明する。
第1の例は、図2に示すように、青色及び緑色の光をそれぞれ吸収する受光層10及び20と、光の3原色の全ての光を吸収することができる受光層30との組み合わせである。青色及び緑色の光は、それぞれ、受光層10及び20によって吸収され、受光層30には届かないので、受光層30は、光の3原色の全ての光を吸収することができるもので構成したものである。
この場合、受光層30によって吸収される光の帯域幅は、受光層10及び20によって吸収される光の帯域幅よりも広い。この構成により、受光層30の材料を選択する際に、受光層10及び20によって吸収されない赤色の光を吸収する材料のみに限定されないので、受光層30の材料の選択を容易化することができる。
第2の例は、図3に示すように、青色の光を吸収する受光層10と、青色及び緑色の光を吸収する受光層20と、光の3原色の全ての光を吸収することができる受光層30との組み合わせである。青色の光は受光層10によって吸収され、受光層20には届かないので、受光層20は青色及び緑色の光を吸収することができるもので構成したものである。
この場合、受光層20によって吸収される光の帯域幅は、受光層10によって吸収される光の帯域幅よりも広い。この構成により、受光層20の材料を選択する際に、受光層10によって吸収される青色の光以外の光を吸収する材料のみに限定されないので、受光層20の材料の選択を容易化することができる。
同様に、青色及び緑色の光は、それぞれ、受光層10及び20によって吸収され、受光層30には届かないので、受光層30は光の3原色の全ての光を吸収することができるもので構成したものである。
この場合、受光層30によって吸収される光の帯域幅は、受光層10及び20によって吸収される光の帯域幅よりも広い。この構成により、受光層30の材料を選択する際に、受光層10及び20によって吸収されない赤色の光を吸収する材料のみに限定されないので、受光層30の材料の選択を容易化することができる。
第3の例は、図4に示すように、緑色の光を吸収する受光層10と、赤色の光を吸収する受光層20と、光の3原色の全ての光を吸収することができる受光層30との組み合わせである。緑色及び赤色の光は受光層10及び20によって吸収され、受光層30には届かないので、受光層30は光の3原色の全ての光を吸収することができるもので構成したものである。
この場合、受光層30によって吸収される光の帯域幅は、受光層10及び20によって吸収される光の帯域幅よりも広い。この構成により、受光層30の材料を選択する際に、受光層10及び20によって吸収されない青色の光を吸収する材料のみに限定されないので、受光層30の材料の選択を容易化することができる。
なお、本発明は、図2〜4に示された光吸収特性及び分光感度特性の組み合わせに限定されるものではなく、構造原理上、光の3原色の全ての組み合わせについて実施可能である。例えば受光層10、20及び30がそれぞれ受光する光の3原色の光の組み合わせを(受光層10が受光する光、受光層20が受光する光、受光層30が受光する光)として表すと、(青、緑、赤)、(青、赤、緑)、(緑、青、赤)、(緑、赤、青)、(赤、青、緑)、(赤、緑、青)の6通りの組み合わせがある。
次に、受光層10及び20の構成について図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係るカラー撮像素子50の受光層10及び20の構成を示す概念的断面図である。
受光層10は、透明性基板40の第1の面40a上に形成された信号読出回路11と、信号読出回路11上に形成された光電変換部12と、光電変換部12上に形成された透明電極13とを備えている。ここで、光電変換部12は、本発明の第1の光電変換部を構成している。
受光層20は、透明性基板40の第2の面40b上に形成された信号読出回路21と、信号読出回路21上に形成された光電変換部22と、光電変換部22上に形成された透明電極23とを備えている。ここで、光電変換部22は、本発明の第2の光電変換部を構成している。
光電変換部12及び22は、所定の波長域の光を吸収して入射光の強度に応じた電荷を発生するようになっており、有機材料で構成されるのが好ましい。
具体的には、青色の光を吸収して光電変換する有機材料としては、例えばポルフィリン誘導体、緑色の光を吸収して光電変換する有機材料としては、例えばペリレン誘導体、赤色の光を吸収して光電変換する有機材料としては、例えばフタロシアニン誘導体が挙げられる。
なお、光電変換部12及び22を構成する有機材料は、前述のものに限定されるものではない。例えば、アクリジン、クマリン、キナクリドン、シアニン、スクエアリリウム、オキサジン、キサンテントリフェニルアミン、ベンジジン、ピラゾリン、スチリルアミン、ヒドラゾン、トリフェニルメタン、カルバゾール、ポリシラン、チオフェン、ポリアミン、オキサジアゾール、トリアゾール、トリアジン、キノキサリン、フェナンスロリン、フラーレン、アルミニウムキノリン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリフルオレン、ポリビニルカルバゾール、ポリチオール、ポリピロール、ポリチオフェン及びこれらの誘導体等を単独で、又はこれらに代表される有機材料を2種類以上混合若しくは積層することで、光電変換部12及び22を形成することも可能である。
さらには、受光層10及び20における暗電流(光未照射時に観測される電流)の低減や受光層10及び20の量子効率向上のために、電子輸送材料、正孔輸送材料、電子ブロッキング材料、正孔ブロッキング材料等と混合又は積層することも可能である。
次に、本実施の形態に係るカラー撮像素子50の詳細な構成について、図6を用いて説明する。図6は、前述した受光層10、20及び30の詳細な構成例を示す図であり、1画素分の概念的断面図である。
第1に、受光層10の詳細な構成について説明する。図6に示すように、受光層10は、透明性基板40の第1の面40a上に形成され、画素電極11aを含む信号読出回路11と、受光した光の強度に応じた電荷を発生する光電変換部12と、所定の電圧が印加される透明電極13とを備えている。
信号読出回路11は、図示を省略したが、例えばTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を画素毎に備えた回路基板によって構成され、外部から供給される制御信号に基づいて、X−Yアドレス方式によりTFTをスイッチング動作させて画素を走査し、光電変換部12が発生した所望の画素における電荷を画素電極11aから読み出すようになっている。
なお、信号読出回路11の構成は、X−Yアドレス方式で動作するTFTを備えたものに限定されるものではなく、例えば各画素から電荷を取り出して蓄積して転送する電荷転送方式を用いた構成としてもよい。ただし、電荷転送方式よりもTFTを用いたX−Yアドレス方式による構成の方が、画素電極の面積を大きくすることができるので、開口率を大きくすることができて好ましい。
光電変換部12は、透明電極13と画素電極11aとの間に印加された電圧によって、入射光を光電変換し、光の強度に応じた電荷を発生するようになっている。
画素電極11a及び透明電極13は、例えばITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)のような無機透明電極や、PEDT/PSS(Polyethylene dioxythiophence polystyrene sulphonate)のような有機導電膜等によって構成されている。
第2に、受光層20の詳細な構成について説明する。受光層20は、受光層10と同様な構成となっており、透明性基板40の第2の面40b上に形成され、画素電極21aを含む信号読出回路21と、受光した光の強度に応じた電荷を発生する光電変換部22と、所定の電圧が印加される透明電極23とを備えている。
ここで、信号読出回路21、画素電極21a、光電変換部22及び透明電極23の構成は、それぞれ、前述の信号読出回路11、画素電極11a、光電変換部12及び透明電極13の構成と同様であるので説明を省略する。
第3に、受光層30の詳細な構成について説明する。受光層30は、可視全域にわたる光を受光する構成としてもよいので、受光層30の材料としては、結晶シリコン、アモルファスシリコン、化合物半導体材料等の無機材料を用いることができる。また、受光層30が受光した光信号を読み出す信号読出回路としては、通常のカラー撮像素子として一般に用いられているCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor:相補型金属酸化物半導体)等の固体撮像素子が好適である。
本実施の形態に係る受光層30は、図6に示すように、CCDを備えた固体撮像素子で構成されている。すなわち、受光層30は、半導体基板31と、光を受光する受光部32と、受光部32で発生した電荷を転送する電荷転送電極33と、電荷転送電極33を遮光する遮光膜34とを備えている。ここで、遮光膜34は、電荷転送電極33が例えばポリシリコンのような感光性の材料で構成されるので、電荷転送電極33への光の進入を遮断するために設けられている。なお、受光部32は、本発明の光電変換部を構成している。
次に、本実施の形態のカラー撮像素子50の動作について、図6を用いて説明する。なお、受光層10が青色、受光層20が赤色、受光層30が緑色の光を受光する構成の場合の動作について説明する。
まず、被写体からの光は、受光層10に入射される。この入射光は、透明電極13を透過して光電変換部12に到達する。次いで、光電変換部12によって、入射光のうち青色の光が吸収され、この光の強度に応じた正負の電荷、すなわち電子−正孔対が発生される。透明電極13と画素電極11aとの間には所定の電圧が印加されており、光電変換部12に生じる電界によって、電子が画素電極11a側に移動し、これらの電子は画素電極11aに蓄積される。画素電極11aに蓄積された電子は、図示を省略したが、画素内に設けられたTFTがオンにされたとき、青色の光の信号電荷として所定の信号処理回路に出力される。
次いで、受光層10の光電変換部12によって吸収されなかった光、すなわち青色の波長域以外の光は、画素電極11a及び透明性基板40を透過して受光層20に入射される。そして、画素電極21aを透過して光電変換部22に到達する。次いで、光電変換部22によって、入射光のうち赤色の光が吸収され、この光の強度に応じた正負の電荷、すなわち電子−正孔対が発生される。透明電極23と画素電極21aとの間には所定の電圧が印加されており、光電変換部22に生じる電界によって、電子が画素電極21a側に移動し、これらの電子は画素電極21aに蓄積される。画素電極21aに蓄積された電子は、図示を省略したが、画素内に設けられたTFTがオンにされたとき、赤色の光の信号電荷として所定の信号処理回路に出力される。
引き続き、受光層20の光電変換部22によって吸収されなかった光、すなわち緑色の光は、透明電極23を透過して受光層30に入射される。入射された光は、受光部32に入射され、光電変換されて発生した電荷が蓄積される。蓄積された電荷は、電荷の転送を制御する転送スイッチ(図示省略)によって電荷転送電極33に転送され、緑色の光の信号として順次読み出される。
(実施例1)
次に、本実施の形態に係るカラー撮像素子50の具体的な実施例を以下説明する。
ここで、カラー撮像素子50の受光層10が青色、受光層20が赤色、受光層30が緑色の光を受光する構成とし、以下に述べる工程でカラー撮像素子50を作製した。
まず、透明性基板40として石英ガラス基板を用意し、石英ガラス基板の第1及び第2の面に、それぞれ、半導体層としてアモルファスシリコンを有し、画素電極11a及び21aとしてITOを用いたTFT基板を作製した。
すなわち、石英ガラス基板の第1の面に形成されたTFT基板は、画素毎にTFT及び画素電極11aを有し、石英ガラス基板の第2の面に形成されたTFT基板は、画素毎にTFT及び画素電極21aを有する。そして、石英ガラス基板の第1及び第2の面に形成されたTFT基板の開口率は、それぞれ、81%とした。
次いで、石英ガラス基板の第1の面に形成されたTFT基板の面上に、電子輸送層としてトリス−8−ヒドロキシキノレートアルミニウム錯体(Alq3)を約50nm、青色の光を吸収するコバルトポルフィリンを約120nm、正孔輸送層としてトリフェニレンアミン誘導体(TPD)を約30nm、真空蒸着法により順次成膜した。さらに、TPDの面上に、画素電極11aと対向する透明電極13としてITOを対向スパッタ法により約10nmの厚さで作製し、受光層10を得た。
引き続き、石英ガラス基板の第2の面に形成されたTFT基板の面上に、電子輸送層としてAlq3を約50nm、赤色の光を吸収する亜鉛フタロシアニンを約150nm、正孔輸送層としてTPDを約50nm、真空蒸着法により順次成膜した。さらに、TPDの面上に、画素電極21aと対向する透明電極23としてITOを対向スパッタ法により約10nmの厚さで作製し、受光層20を得た。
続いて、受光層30として、従来の作製手法に基づいて、シリコン基板上にCMOSイメージセンサを作製し、このCMOSイメージセンサ上に、受光層10及び20が形成された石英ガラス基板をセットした。この際、受光層20の透明電極23とCMOSイメージセンサとの間に1μm程度の間隔を設け、互いに接触しないようにした。
受光層10では、光照射によって発生した電子を画素電極11a側に移動させるために、透明電極13に−15Vの電圧を印加した。同様に、受光層20では、透明電極23に−20Vの電圧を印加した。
前述の工程で作製したカラー撮像素子50の受光層10、20及び30における光電流の波長依存性のグラフを図7に示す。なお、図7に関する以下の説明において、青色領域とは、波長が400nm〜500nm程度の光をいう。また、緑色領域とは、波長が500nm〜600nm程度の光をいう。また、赤色領域とは、波長が600nm〜700nm程度の光をいう。
図7から明らかなように、受光層10においては、青色領域の光照射時に光電流が流れる一方、緑色領域及び赤色領域では光電流はほとんど流れない。同様に、受光層20においては、赤色領域の光照射時に光電流が流れる一方、青色領域及び緑色領域では光電流はほとんど流れない。また、受光層30においては、緑色領域の光照射時に光電流が流れる一方、青色領域及び赤色領域では光電流はほとんど流れない。
したがって、図7に示された光電流の波長依存性のグラフによって、本実施の形態に係るカラー撮像素子50が、受光層10、20及び30により光の3原色を分離して信号を出力できるものであることが確認できた。
以上のように、本実施の形態に係るカラー撮像素子50によれば、有機材料で形成された受光層10及び20をそれぞれ透明性基板40の第1の面40a及び第2の面40b上に設け、受光層20から所定の間隔をおいて受光層30を設ける構成、すなわち受光層10、20及び30が順次積層されることを回避する構成としたので、受光層が順次積層される従来のものよりも受光部の光電変換特性を安定化させることができ、しかも、光の進行方向に沿って受光層10、20及び30が順次形成されているので、3板式のカラー撮像素子と同等の解像度及び色分解特性を得ることができる。
また、本実施の形態に係るカラー撮像素子50によれば、光の進行方向に沿って光の3原色の光を画素毎に吸収する構成としたので、光の3原色のいずれか1色のみの光で1画素を形成するベイヤー構造を有する従来のものよりも、光の利用効率を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るカラー撮像素子50によれば、通常のカラー撮像素子として一般に用いられているCCDやCMOS等の固体撮像素子を受光層30として用いることができるので、新たな設備投資や技術開発費用等を必要とせず、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、前述の実施の形態において、3つの受光層10、20及び30が光の3原色の光を受光する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、受光層10、20及び30が、光の3原色の補色の光を受光する構成、4つ以上の光を受光する構成等としても前述と同様の効果が得られる。
また、前述の実施の形態において、CCDを備えた固体撮像素子で受光層30を構成する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば有機材料による構成としてもよい。
(第2の実施の形態)
まず、本発明の第2の実施の形態に係るカラー撮像素子の構成について説明する。
図8に示すように、本実施の形態に係るカラー撮像素子70は、本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50(図6参照)に透明コーティング層61及び層間レンズ62を追加した構成であるので、その他の構成については、カラー撮像素子50と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図8において、本実施の形態に係るカラー撮像素子70は、受光層20と受光層30との間に、透明コーティング層61と、層間レンズ62とを備えている。
透明コーティング層61は、例えばボロンリンガラスのような透明性を有する材料で構成されている。層間レンズ62は、例えばシリコン窒化膜、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂等で構成されている。
次に、本実施の形態のカラー撮像素子70の動作について、図8を用いて説明する。なお、受光層10が青色、受光層20が赤色、受光層30が緑色の光を受光する構成の場合の動作について説明するが、受光層10及び20の動作説明は、本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50と同様なので省略する。
受光層20の光電変換部22によって吸収されなかった光、すなわち緑色の光は、透明電極23を透過して層間レンズ62に入射される。入射された光は、図8に示すように、層間レンズ62によって集光された後、透明コーティング層61を透過して受光部32に入射され、光電変換されて発生した電荷が蓄積される。蓄積された電荷は、電荷の転送を制御する転送スイッチ(図示省略)によって電荷転送電極33に転送され、緑色の光の信号として順次読み出される。
(実施例2)
次に、本実施の形態に係るカラー撮像素子70の具体的な実施例を以下説明する。
ここで、カラー撮像素子70の受光層10が青色、受光層20が赤色、受光層30が緑色の光を受光する構成とし、以下に述べる工程でカラー撮像素子70を作製した。
まず、透明性基板40として石英ガラス基板を用意し、石英ガラス基板の第1及び第2の面に、半導体層としてアモルファスシリコンを有し、画素電極11a及び21aとしてITOを用いたTFT基板を作製した。
すなわち、石英ガラス基板の第1の面に形成されたTFT基板は、画素毎にTFT及び画素電極11aを有し、石英ガラス基板の第2の面に形成されたTFT基板は、画素毎にTFT及び画素電極21aを有する。そして、石英ガラス基板の第1及び第2の面に形成されたTFT基板の開口率は、それぞれ、81%とした。
次いで、石英ガラス基板の第1の面に形成されたTFT基板の面上に、電子輸送層としてAlq3を約50nm、青色の光を吸収するコバルトポルフィリンを約120nm、正孔輸送層としてTPDを約30nm、真空蒸着法により順次成膜した。さらに、TPDの面上に、画素電極11aと対向する透明電極13としてITOを対向スパッタ法により約10nmの厚さで作製し、受光層10を得た。
引き続き、石英ガラス基板の第2の面に形成されたTFT基板の面上に、電子輸送層としてAlq3を約50nm、赤色の光を吸収する亜鉛フタロシアニンを約150nm、正孔輸送層としてTPDを約50nm、真空蒸着法により順次成膜した。さらに、TPDの面上に、画素電極21aと対向する透明電極13としてITOを対向スパッタ法により約10nmの厚さで作製し、受光層20を得た。
次いで、受光層30として、従来の作製手法に基づいて、シリコン基板上にインターライントランスファ型CCDイメージセンサを作製した。このCCDイメージセンサの開口率は35%であった。
続いて、CCDイメージセンサ上に、ボロンリンガラスからなる透明コーティング層61を例えばCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法により形成し、約900℃でリフロー処理した。次いで、透明コーティング層61上に、ポリスチレン樹脂層を形成し、エッチング処理及び加熱処理を行うことにより層間レンズ62を画素毎に形成した。
さらに、層間レンズ62上に、受光層10及び20が形成された石英ガラス基板をセットすることにより、カラー撮像素子70が得られた。この際、受光層20の透明電極23と層間レンズ62の最上部との間に1μm程度の間隔を設け、互いに接触しないようにした。
一方、実施例1で述べた工程を用いてCCDイメージセンサ上に受光層10及び20を設けたもの、すなわち層間レンズ62を含まないカラー撮像素子を作製し、層間レンズ62の有効性を確認した。
その結果、カラー撮像素子70における受光層30としてのCCDイメージセンサの感度は、層間レンズ62を含まないカラー撮像素子のものに対して約2倍となり、層間レンズ62を備える有効性が確認できた。
以上のように、本実施の形態のカラー撮像素子70によれば、有機材料で形成された受光層10及び20をそれぞれ透明性基板40の第1の面40a及び第2の面40b上に設け、受光層20から所定の間隔をおいて受光層30を設ける構成とし、さらに、受光層20と受光層30との間に層間レンズ62を設ける構成としたので、受光層10及び20の開口率よりも、受光層30の開口率が小さい場合でも、層間レンズ62によって、受光層30が受ける光量を受光層10及び20が受ける光量と揃えることができ、3板式のカラー撮像素子と同等に光の利用効率を向上させることができる。
なお、前述の実施の形態において、受光層20と受光層30との間に1層の層間レンズ62を設ける構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、受光層30の画素の微細化に応じて複数層の層間レンズを受光層20と受光層30との間に設ける構成とすれば、さらに集光効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50の基本的構成を示す概念的断面図 本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50において、光吸収特性及び分光感度特性の第1の組み合わせ例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50において、光吸収特性及び分光感度特性の第2の組み合わせ例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50において、光吸収特性及び分光感度特性の第3の組み合わせ例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50の受光層10及び20の構成例を示す概念的断面図 本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50の1画素分の詳細な構成例を示す概念的断面図 本発明の第1の実施の形態に係るカラー撮像素子50の受光層10、20及び30における光電流の波長依存性を示すグラフ 本発明の第2の実施の形態に係るカラー撮像素子70の1画素分の詳細な構成例を示す概念的断面図
符号の説明
10 受光層(第1の受光層)
11、21 信号読出回路
11a、21a 画素電極
12 光電変換部(第1の光電変換部)
13、23 透明電極
20 受光層(第2の受光層)
22 光電変換部(第2の光電変換部)
30 受光層(第3の受光層)
31 半導体基板
32 受光部(光電変換部)
33 電荷転送電極
34 遮光膜
40 透明性基板
40a 透明性基板の第1の面
40b 透明性基板の第2の面
50、70 カラー撮像素子
61 透明コーティング層
62 層間レンズ

Claims (7)

  1. 被写体側に位置する第1の面及びこの第1の面と対向する第2の面を含む透明性基板と、第1の波長域の光を受光する第1の受光層と、第2の波長域の光を受光する第2の受光層と、第3の波長域の光を受光する第3の受光層とを有し、
    前記第1の受光層は、前記透明性基板の前記第1の面上に設けられ、前記第2の受光層は、前記透明性基板の前記第2の面上に設けられ、前記第3の受光層は、前記被写体からの光のうち前記第1及び前記第2の受光層を透過した光を受光することを特徴とするカラー撮像素子。
  2. 前記第1の受光層は、前記第1の波長域の光を電気信号に変換する第1の光電変換部を備え、前記第2の受光層は、前記第2の波長域の光を電気信号に変換する第2の光電変換部を備え、前記第1及び前記第2の光電変換部は、それぞれ、有機材料を含むことを特徴とする請求項1に記載のカラー撮像素子。
  3. 前記第3の受光層は、前記第3の波長域の光を電気信号に変換する光電変換部を備え、前記光電変換部は、結晶シリコン、アモルファスシリコン及び化合物半導体材料のうちのいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラー撮像素子。
  4. 前記第2の受光層と前記第3の受光層との間に層間レンズを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のカラー撮像素子。
  5. 前記第1、前記第2及び前記第3の波長域の光は、光の3原色を構成することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のカラー撮像素子。
  6. 前記第2の波長域の光の帯域幅は、前記第1の波長域の光の帯域幅よりも広いことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のカラー撮像素子。
  7. 前記第3の波長域の光の帯域幅は、前記第1及び前記第2の波長域の光の帯域幅よりも広いことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のカラー撮像素子。
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