JP2017053961A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の通過を検知するセンサ等のセンサを用いなくとも、定着装置への記録媒体の巻き付きを検知することを可能とする。【解決手段】画像形成装置10は、用紙Pに形成された画像を定着させる定着装置24と、定着装置24を駆動するモータと、モータの負荷を検出するトルク検出部と、を備え、トルク検出部により用紙Pが定着装置24に突入する際のモータの負荷のピーク値が検出された後のモータの負荷から用紙Pが定着装置24に巻き付いたことを検知する。【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーにより現像する現像器と、転写紙に担持された前記トナーを前記転写紙に定着する定着手段と、前記定着手段への前記転写紙の巻付きを、前記定着手段に当接して表面抵抗値を与えるための巻付き検知装置とを備えた画像形成装置が開示されている。
特開2009−069721号公報
本発明は、記録媒体の通過を検知するセンサ等のセンサを用いなくとも、定着装置への記録媒体の巻き付きを検知することができる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の定着装置は、記録媒体に形成された画像を定着させる定着手段と、前記定着手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、前記検出手段により前記記録媒体が前記定着手段に突入する際の前記負荷のピーク値が検出された後の前記負荷から前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたことを検知する検知手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記検知手段が、前記負荷のピーク値が検出された後に、前記検出手段により検出された予め定められた期間の前記負荷の積分量が許容範囲外である場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知するものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記検知手段が、前記期間における前記検出手段により検出された負荷と、前記記録媒体が前記定着手段により搬送されてない状態での前記負荷との差の積算値を前記積分量として、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたことを検知するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記検知手段が、前記期間の前記負荷の積分量が許容範囲外である場合で、かつ前記期間の前記負荷のピーク値が、前記記録媒体が前記定着手段に突入する際の前記負荷のピーク値より大きい場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知するものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記検知手段が、前記負荷のピーク値が検出された後に、該ピーク値が検出されたタイミングから前記定着手段の駆動周期を経過したタイミング毎における該タイミングの前後の第1期間内に前記検出手段により負荷のピーク値が検出された場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知するものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の発明において、前記検知手段が、前記負荷のピーク値が検出された後で、かつ前記定着手段の駆動周期毎に、該ピーク値が検出されたタイミングから前記定着手段の駆動周期を経過したタイミングの前後の第1期間以外の第2期間における前の前記第2期間からの前記負荷の増加量が閾値以上である場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知するものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項7に記載の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記記録媒体に形成された画像を定着させる請求項1から請求項6の何れか1項記載の定着装置と、を備えている。
請求項1及び請求項7に記載の発明によれば、記録媒体の通過を検知するセンサ等のセンサを用いなくとも、定着装置への記録媒体の巻き付きを検知することができる。
請求項2に記載の発明によれば、定着手段の駆動周期に関係なく、定着装置への記録媒体の巻き付きを検知することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体が定着手段により搬送されてない状態での負荷を考慮せずに検出手段により検出された負荷を積算する場合と比較して、該負荷がオフセットされた場合等でも、定着装置への記録媒体の巻き付きを精度良く検知することができる。
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体が定着手段に突入する際の駆動手段の負荷のピーク値を考慮しない場合に比較して、定着装置への記録媒体の巻き付きを精度良く検知することができる。
請求項5に記載の発明によれば、定着手段の駆動周期の上記第1期間の上記負荷に応じて、定着装置への記録媒体の巻き付きを検知することができる。
請求項6に記載の発明によれば、定着手段の駆動周期の上記第2期間の上記負荷に応じて、定着装置への記録媒体の巻き付きを検知することができる。
各実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 各実施の形態に係る加圧ロールが離間位置に位置している状態での定着装置の構成を示す概略断面図である。 各実施の形態に係る加圧ロールが加圧位置に位置している状態での定着装置の構成を示す概略断面図である。 各実施の形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 各実施の形態に係る用紙検知センサの出力から用紙が定着装置に巻き付いたことが検知されない状態の一例の説明に供する概略側面図である。 各実施の形態に係る用紙検知センサの出力から用紙が定着装置に巻き付いたことが検知されない状態の一例の説明に供する概略側面図である。 各実施の形態に係る正常時のトルク検出部による検出結果の時系列データの一例を示すグラフである。 各実施の形態に係る用紙が定着装置に突入するタイミングの説明に供する概略構成図である。 各実施の形態に係る用紙が定着装置から排出されるタイミングの説明に供する概略構成図である。 第1の実施の形態に係る用紙の定着装置に対する巻き付きの検知処理の説明に供するグラフである。 第1の実施の形態に係る巻付検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 変形例に係る用紙の定着装置に対する巻き付きの検知処理の説明に供するグラフである。 第2の実施の形態に係る用紙の定着装置に対する巻き付きの検知処理の説明に供するグラフである。 第2の実施の形態に係る巻付検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1〜図3を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、以下では、黄色をY、マゼンタ色をM、シアン色をC、黒色をKで表すと共に、各構成部品及びトナー画像(画像)を色毎に区別する必要がある場合には、符号の末尾に各色に対応する色の符号(Y、M、C、K)を付して説明する。また、以下では、各構成部品及びトナー画像を色毎に区別せずに総称する場合には、符号の末尾の色の符号を省略して説明する。
(全体構成)
図1に示すように、画像形成装置10の装置本体10Aの内部には、入力される画像データをY、M、C、Kの4色の階調データに変換する画像処理を行う画像処理部12が設けられている。
また、装置本体10Aの中央側には、各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット16が、水平方向に対して傾斜する方向に間隔をおいて配置されている。また、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向の上方には、各色の画像形成ユニット16で形成されたトナー画像が多重に転写される一次転写ユニット18が設けられている。
さらに、一次転写ユニット18の側方(図1の左側)には、後述する供給搬送ユニット30によって搬送経路60に沿って搬送された記録媒体の一例としての用紙Pに、一次転写ユニット18に多重に転写されたトナー画像を転写する二次転写ロール22が設けられている。
二次転写ロール22に対して用紙Pの搬送方向(以下、「用紙搬送方向」という。)の下流側には、定着手段の一例としての定着装置24が設けられている。また、定着装置24は、用紙Pに転写されたトナー画像を熱及び圧力によって用紙Pに定着させる。
また、定着装置24に対して用紙搬送方向の下流側には、トナー画像が定着された用紙Pを画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部26に排出する排出ロール28が設けられている。
一方、画像形成ユニット16の鉛直方向の下方及び側方には、用紙Pを供給し搬送する供給搬送ユニット30が設けられている。また、一次転写ユニット18の鉛直方向の上方には、装置本体10Aの正面から装置本体10Aに対して着脱可能とされ、現像器38に補給されるトナーが充填されるトナーカートリッジ14が色別に4個(14K〜14Y)装置幅方向に並んで配置されている。各色のトナーカートリッジ14は、装置奥行方向に延びる円柱状とされ、各色の現像器38と図示しない補給管を介して接続されている。
(画像形成ユニット)
図1に示すように、各色の画像形成ユニット16は、すべて同様に構成されている。そして、画像形成ユニット16は、回転する円柱状の像保持体34と、像保持体34の表面を帯電させる帯電器36と、を備えている。
また、画像形成ユニット16は、帯電した像保持体34の表面に露光光を照射するLED(Light Emitting Diode)ヘッド32を備えている。また、画像形成ユニット16は、LEDヘッド32による露光光の照射によって形成された静電潜像を現像剤(本実施の形態では、負極に帯電したトナー)で現像してトナー画像として可視化する現像器38を備えている。また、画像形成ユニット16は、像保持体34の表面を清掃する図示しない清掃ブレードを備えている。
現像器38には、像保持体34と対向して現像ロール39が配置されており、現像器38は、現像ロール39を用いて像保持体34に形成された静電潜像を現像剤で現像してトナー画像として可視化する。
そして、帯電器36、LEDヘッド32、現像ロール39、及び清掃ブレードは、像保持体34の表面と対向して、像保持体34の回転方向の上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
(転写部(一次転写ユニット・二次転写ロール))
一次転写ユニット18は、無端状の中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、図示しないモータにより回転駆動して中間転写ベルト42を矢印A方向に周回させる駆動ロール46と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、中間転写ベルト42に張力を付与する張力付与ロール48と、張力付与ロール48の鉛直方向上方に配置されて中間転写ベルト42と従動回転する補助ロール50と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42を挟んで各色の像保持体34の反対側に各々配置される一次転写ロール52を備えている。
以上の構成により、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に順次形成されたY、M、C、Kの各色のトナー画像が、各色の一次転写ロール52によって、中間転写ベルト42上に多重に転写される。
さらに、中間転写ベルト42の表面に接して中間転写ベルト42の表面を清掃する清掃ブレード56が、中間転写ベルト42を挟んで駆動ロール46の反対側に配置されている。
また、中間転写ベルト42を挟んで補助ロール50の反対側には、中間転写ベルト42上に転写されたトナー画像を、搬送される用紙Pに転写する二次転写ロール22が設けられている。そして、二次転写ロール22は接地されており、補助ロール50は二次転写ロール22の対向電極を形成しており、補助ロール50には、二次転写電圧が印加されることにより、用紙Pにトナー画像が転写される。
(供給搬送ユニット)
供給搬送ユニット30は、装置本体10A内において、画像形成ユニット16に対して鉛直方向の下方に配置され、複数の用紙Pが積載される給紙部材62を備えている。
さらに、供給搬送ユニット30は、給紙部材62に積載された用紙Pを搬送経路60へ送り出す給紙ロール64と、給紙ロール64によって送り出された用紙Pを1枚ずつ分離する分離ロール66と、用紙Pの搬送タイミングを合わせる位置合わせロール68と、を備えている。そして、各ロールが、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順番で配置されている。
以上の構成により、給紙部材62から供給された用紙Pは、回転する位置合わせロール68によって中間転写ベルト42と二次転写ロール22との接触部(二次転写位置)へ定められたタイミングで送り出される。
(定着装置)
図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る定着装置24は、コイルユニット100、ソフトフェライト等を含む外部磁性部材102、加熱ベルト104、及び加圧ロール106を備えている。なお、図2では、加圧ロール106が、加熱ベルト104と離間した離間位置に移動された状態の一例を示している。また、図3では、加圧ロール106が、加熱ベルト104と接触して、加熱ベルト104を加圧する加圧位置に移動された状態の一例を示している。
コイルユニット100の内部には、図示しない定着電源からの電力の供給によって磁界を発生する複数の励磁コイル108が設けられている。また、加熱ベルト104は、電磁誘導により発熱する発熱層を含んで形成された無端状のベルトである。また、加熱ベルト104の内周面より内側の領域には、液晶ポリマー等を含んで形成された押圧パッド110、及び感温磁性合金を含んで形成された内部磁性部材112が設けられている。
一方、加圧ロール106は、アルミニウム等の金属を含んで形成された心金114、及び発泡シリコンゴム等のスポンジ弾性層116を備えている。また、加圧ロール106は、図示しないラッチ機構により、離間位置(図2の位置)と加圧位置(図3の位置)との間で移動可能とされている。また、加圧ロール106は、駆動手段の一例としてのモータ132(図4参照。)により駆動(回転)し、加熱ベルト104は、加圧ロール106の回転に伴い、従動して回転する。
以上の構成により、定着装置24に搬送された用紙Pは、定着装置24により加熱及び加圧されて、用紙Pの一方の面(画像形成面)にトナー画像が定着される。
さらに、供給搬送ユニット30は、定着装置24によって一方の面にトナー画像が定着された用紙Pを、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出させずに、他方の面にトナー画像を形成するために用いる両面搬送装置70を備えている。
両面搬送装置70は、排出ロール28から位置合わせロール68に向けて用紙Pの表裏が反転されて用紙Pが搬送される両面搬送経路72と、両面搬送経路72に沿って用紙Pを搬送する搬送ロール74及び搬送ロール76とを備えている。
(その他)
画像形成装置10は、搬送経路60に沿って定着装置24の用紙搬送方向の上流側に設けられた用紙検知センサ80、及び下流側に設けられた用紙検知センサ82を備えている。本実施の形態に係る用紙検知センサ80、82は、一例として、一組の発光素子及び受光素子を備えた反射型のセンサである。用紙検知センサ80、82は、発光素子から設置位置に対応する搬送経路60上の検知位置に対して光を照射する。また、用紙検知センサ80、82は、受光素子で受光した光量に応じた信号レベルの信号(以下、「検知信号」という。)を出力する。用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間は、発光素子から照射された光が用紙Pにより反射される。従って、用紙検知センサ80、82は、用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間と搬送されていない期間で異なる信号レベルの検知信号を出力する。
このように、本実施の形態では、用紙検知センサ80、82として、反射型のセンサを適用しているが、これに限定されず、例えば、透過型のセンサ等、他のセンサを適用してもよい。
(画像形成工程)
まず、画像処理部12から各色のLEDヘッド32に各色の階調データが順次出力される。そして、LEDヘッド32から階調データに応じて出射された露光光は、帯電器36によって帯電した像保持体34の表面に照射される。これにより、像保持体34の表面には静電潜像が形成される。像保持体34上に形成された静電潜像は、各色の現像器38によって現像され、各々Y、M、C、Kの各色のトナー画像として可視化される。
さらに、一次転写ユニット18の一次転写ロール52によって、像保持体34上に形成された各色のトナー画像が、周回する中間転写ベルト42上に多重に転写される。
中間転写ベルト42上に多重に転写された各色のトナー画像は、給紙部材62から給紙ロール64、分離ロール66、位置合わせロール68によって搬送経路60に沿って搬送されてきた用紙Pに二次転写ロール22によって二次転写位置で二次転写される。
さらに、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置24へと搬送される。そして、トナー画像が定着装置24によって用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成させる場合は、定着装置24によって一方の面(表面)にトナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出されない。排出ロール28が逆回転されることで、用紙Pの用紙搬送方向が切り替えられる。そして、この用紙Pは、搬送ロール74、76により両面搬送経路72に沿って搬送される。
両面搬送経路72に沿って搬送された用紙Pは、表裏が反転されて再度位置合わせロール68へと搬送される。そして、用紙Pの他方の面(裏面)にトナー画像が転写及び定着された後、用紙Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成について説明する。
図4に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、画像形成装置10の全体的な動作を司るCPU(Central Processing Unit)120、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)122を備えている。また、画像形成装置10は、CPU120による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)124、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部126を備えている。
また、画像形成装置10は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部128を備えている。また、画像形成装置10は、画像形成装置10に対するユーザからの指示を受け付ける一方、ユーザに対して画像形成装置10の動作状況等に関する各種情報を表示する操作表示部130を備えている。なお、操作表示部130は、例えば、プログラムの実行により操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示される表示面にタッチパネルが設けられたディスプレイ、及びテンキーやスタートボタン等のハードウェアキーを含む。
また、画像形成装置10は、加圧ロール106を回転駆動するモータ132の負荷(トルク)を検出する検出手段の一例としてのトルク検出部134を備えている。本実施の形態に係るトルク検出部134は、モータ132に接続されており、モータ132のトルクを、モータ132に流れる電流値として検出する。
なお、本実施の形態に係るトルク検出部134の構成は、モータ132のトルクを検出可能であれば特に限定されない。例えば、トルク検出部134として、シャント抵抗間の電圧を測定して電流を検出する構成のものを適用してもよい。また、例えば、トルク検出部134として、モータ132に電流が流れる経路上に抵抗を設け、該抵抗間の電圧を測定して電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、例えば、トルク検出部134として、モータ132に電流が流れる経路上にホール素子による電流センサを設けて電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、トルク検出部134は、検出した電流を電圧に変換して出力する構成でもよい。さらに、例えば、トルク検出部134として、モータ132のトルクを検出するトルク検出器を適用してもよい。
また、画像形成装置10は、前述した画像形成ユニット16や一次転写ユニット18等の用紙Pに対する画像形成に関する各種処理を行う構成部位を含む画像形成部136を備えている。そして、CPU120、ROM122、RAM124、記憶部126、通信回線I/F部128、操作表示部130、モータ132、トルク検出部134、画像形成部136、及び用紙検知センサ80、82の各部がアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス138を介して互いに接続されている。
以上の構成により、本実施の形態に係る画像形成装置10は、CPU120により、ROM122、RAM124、及び記憶部126に対するアクセス、並びに通信回線I/F部128を介した外部装置との間での通信データの送受信を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU120により、操作表示部130を介した各種指示情報の取得、及び操作表示部130に対する各種情報の表示を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU120により、モータ132の制御、トルク検出部134から出力された電流値の取得、及び画像形成部136の制御を各々行う。
さらに、画像形成装置10は、CPU120により、用紙検知センサ80、82の各々から出力された検知信号を各々取得する。従って、画像形成装置10は、CPU120により、取得した該検知信号の信号レベルによって、用紙Pが用紙検知センサ80、82の各々による検知位置を通過しているか否かを検知する。
ところで、本実施の形態に係る画像形成装置10では、用紙Pが定着装置24の加熱ベルト104又は加圧ロール106に巻き付いたことを検知する巻付検知機能が搭載されている。
従来、例えば、用紙Pが用紙検知センサ82による検知位置を通過している期間が、用紙Pが正常に定着装置24を通過する期間として予め定められた期間を超えた場合に、用紙Pが加熱ベルト104又は加圧ロール106に巻き付いたと検知することが行われている。
しかしながら、このような用紙検知センサ等のセンサの出力を用いた手法では、例えば、図5に示すように、複数枚の用紙P1、P2が重なって搬送されて定着装置24に突入し、少なくとも1枚の用紙P1が加熱ベルト104に巻き付き、残りの用紙P2が正常に定着装置24を通過して用紙検知センサ82による検知位置を通過した場合、用紙Pが加熱ベルト104に巻き付いたことを検知できない場合がある。
また、例えば、図6(1)に示すように1枚の用紙Pの用紙搬送方向Bの先端が用紙検知センサ82による検知位置を通過した後に、図6(2)に示すように用紙Pが途中から加熱ベルト104に巻き付いて、用紙Pの先端が該検知位置より用紙搬送方向Bの反対方向Cに戻った場合、用紙Pが加熱ベルト104に巻き付いたことを検知できない場合がある。なお、図5及び図6では、用紙Pが加熱ベルト104に巻き付いた場合を例に説明したが、用紙Pが加圧ロール106に巻き付いた場合も同様である。なお、以下では、用紙Pの用紙搬送方向の先端及び後端を、単に用紙Pの先端及び後端ともいう。
そこで、本実施の形態に係る巻付検知機能では、トルク検出部134により検出されたモータ132の負荷から用紙Pが加熱ベルト104又は加圧ロール106に巻き付いたことを検知する。
図7〜図10を参照して、本実施の形態に係る巻付検知機能について詳細に説明する。なお、図7は、用紙Pの定着装置24に対する巻き付きが発生せず、正常な状態で4枚の用紙Pが1枚ずつ順番に定着装置24により搬送されて画像が定着された状態でのトルク検出部134から出力された電流値の時系列データを示している。また、図8及び図9は、図7に示した電流値の時系列データを説明するための図であり、用紙Pの搬送位置を示している。また、錯綜を回避するために、図8及び図9では、中間転写ベルト42を破線で示している。さらに、図10は、本実施の形態に係る巻付検知機能を説明するためのグラフであり、上段は正常時の電流値の時系列データを示し、下段は用紙Pが定着装置24に巻き付いた場合の電流値の時系列データを示している。
図7に示すように、トルク検出部134から出力される電流値は、用紙Pの先端が定着装置24に突入するタイミングで上に凸のピーク値となり、用紙Pの後端が定着装置24から排出されるタイミングで下に凸のピーク値となる。
図8及び図9を参照して、図7に示した電流値の時系列の変化の原理について説明する。図8に示すように、用紙Pの先端が定着装置24における加熱ベルト104と加圧ロール106とのニップ部に突入した際に、加圧ロール106には、加圧ロール106の回転方向とは逆方向の力(図8の矢印Dの力)が働き、モータ132のトルクが増加する。従って、トルク検出部134から出力される電流値も増加し、上に凸のピーク値となる。その後、用紙Pは定着装置24に挟まれて搬送され、用紙Pが定着装置24に突入した際の上記逆方向の力が働かなくなるため、上記電流値が減少する。
一方、図9に示すように、用紙Pの後端が上記ニップ部から排出される際に、加圧ロール106には、加圧ロール106の回転方向と同一方向の力(図9の矢印Eの力)が働き、モータ132のトルクが減少する。従って、トルク検出部134から出力される電流値も減少し、下に凸のピーク値となる。
一方、図10に示すように、用紙Pが定着装置24に巻き付いた場合、巻き付いた用紙Pが上記ニップ部に再度突入した際に、加圧ロール106には、最初の突入時と同様に、加圧ロール106の回転方向とは逆方向の力が働き、モータ132のトルクが増加する。従って、トルク検出部134から出力される電流値も増加し、再度上に凸のピーク値となる。
そこで、本実施の形態に係る巻付検知機能では、トルク検出部134により電流値のピーク値が検出された後のトルク検出部134により検出された電流値の積分量から用紙Pが定着装置24に巻き付いたことを検知する。なお、以下では、ピーク値として、厳密に頂部である最大値を適用した例を用いて説明するが、これに限定されず、最大値付近の最大値より小さい値を適用してもよく、本実施の形態で述べるピーク値にはこれも含まれる。但し、電流値の取得間隔(サンプリングレート)の範囲内で、取得された電流値の最大値を用いることが好ましい。
次に、図11を参照して、上記巻付検知機能の実行時における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図11は、用紙Pに対する画像形成指示が入力される毎にCPU120によって実行される巻付検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、本巻付検知処理プログラムはROM122に予めインストールされている。また、ここでは、錯綜を回避するために、前述した画像形成工程による用紙Pに画像を形成する処理については説明を省略する。
図11のステップ150で、CPU120は、用紙検知センサ80から出力された検知信号を取得する。次のステップ152で、CPU120は、上記ステップ150で取得された検知信号に基づいて、用紙Pの先端が搬送経路60上の用紙検知センサ80による検知位置を通過したか否かを判定する。CPU120は、この判定が否定判定となった場合はステップ150に戻る一方、肯定判定となった場合はステップ154に移行する。
なお、用紙検知センサ80が設けられていない構成の場合は、例えば、CPU120は、用紙Pの給紙部材62からの搬送を開始してからの期間が、閾値以上となった場合に、後述するステップ154での電流値の取得を開始してもよい。また、この場合の閾値は、給紙部材62から定着装置24までの搬送経路60の距離と用紙Pの搬送速度とから適宜定めればよい。
ステップ154で、CPU120は、トルク検出部134から出力された電流値を取得する。次のステップ156で、CPU120は、用紙Pの先端が定着装置24に突入したか否かを判定する。具体的には、一例として、CPU120は、ステップ154で取得された電流値が、用紙Pの先端が定着装置24に突入した値として予め定められた閾値以上となった場合に、用紙Pの先端が定着装置24に突入したと判定する。CPU120は、この判定が否定判定となった場合はステップ154に戻る一方、肯定判定となった場合はステップ158に移行する。
なお、用紙Pの先端が定着装置24に突入したか否かを判定する手法は以上説明した手法に限定されない。例えば、CPU120は、ステップ154で取得された電流値の予め定められた期間の積分量(積算値)が閾値以上となった場合に、用紙Pの先端が定着装置24に突入したと判定してもよい。また、例えば、CPU120は、ステップ154で取得された電流値の前回取得された電流値からの増加量が、閾値以上となった場合に、用紙Pの先端が定着装置24に突入したと判定してもよい。また、例えば、CPU120は、ステップ154で取得された電流値の前回取得された電流値からの変動量が正の値(増加)から負の値(減少)となった場合に、用紙Pの先端が定着装置24に突入したと判定してもよい。
さらに、例えば、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過してからの期間が閾値以上となった場合に、用紙Pの先端が定着装置24に突入したと判定してもよい。この場合の閾値は、用紙検知センサ80による検知位置から定着装置24までの搬送経路60の距離と用紙Pの搬送速度とから適宜定めればよい。
ステップ158で、CPU120は、ステップ154と同様に、トルク検出部134から出力された電流値を取得する。次のステップ160で、CPU120は、電流値の積分量の導出開始のタイミングであるか否かを判定する。具体的には、一例として、CPU120は、ステップ158で取得された電流値が閾値以下となった場合で、かつステップ158で用紙Pの突入後に電流値の取得が開始されてからの期間が積分量の導出対象の期間(以下、「積分対象期間」という。本実施の形態では100ms)以上となった場合に、積分量の導出開始のタイミングであると判定する。CPU120は、この判定が否定判定となった場合はステップ158に戻る一方、肯定判定となった場合はステップ162に移行する。
なお、積分量の導出開始のタイミングであるか否かを判定する手法は以上説明した手法に限定されない。例えば、CPU120は、ステップ158で取得された電流値の前回取得された電流値からの変動量が許容範囲内である場合に、積分量の導出開始のタイミングであると判定してもよい。
ステップ162で、CPU120は、ステップ154と同様に、トルク検出部134から出力された電流値を取得する。次のステップ164で、CPU120は、直前のステップ162、及び過去の積分対象期間のステップ162で取得された電流値を積算することにより、電流値の積分量を導出する。
なお、本実施の形態では、ステップ154、ステップ158、及びステップ162によるトルク検出部134から出力された電流値は、予め定められた取得間隔(サンプリングレート。本実施の形態では10ms)で取得するものとされている。すなわち、本実施の形態では、CPU120は、取得間隔(10ms)毎に積分対象期間(100ms)のトルク検出部134から出力された電流値を積算することにより、電流値の積分量を導出している。なお、この取得間隔及び積分対象期間の値は、要求される用紙Pの巻き付きの検知精度に応じて適宜決めればよい。
ステップ166で、CPU120は、ステップ164で導出された積分量が、許容範囲外であるか否かを判定する。具体的には、一例として、CPU120は、ステップ164で導出された積分量が、用紙Pが定着装置24に再突入した値として予め定められた閾値以上である場合に、許容範囲外であると判定する。CPU120は、この判定が肯定判定となった場合はステップ168に移行する一方、否定判定となった場合はステップ170に移行する。
ステップ168で、CPU120は、エラー通知画面として、用紙Pが定着装置24に巻き付いたことを示す情報を操作表示部130のディスプレイに表示した後、本巻付検知処理を終了する。
一方、ステップ170で、CPU120は、用紙Pの後端が定着装置24から排出されたか否かを判定する。具体的には、一例として、CPU120は、直前のステップ162で取得された電流値が、用紙Pの後端が定着装置24から排出された値として予め定められた閾値以下となった場合に、用紙Pの後端が定着装置24から排出されたと判定する。CPU120は、この判定が否定判定となった場合はステップ162に戻る一方、肯定判定となった場合は本巻付検知処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、ステップ164で導出された積分量が閾値以上となった場合に、用紙Pが定着装置24に巻き付いたと検知した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、用紙Pが定着装置24に巻き付いた状態で定着装置24に再突入する場合、用紙Pは複数枚重ねられた状態と同じ状態で定着装置24に再突入することになる。このため、再突入時のモータ132の負荷は1回目の突入時の負荷より大きくなる場合が多い。従って、図12の一点鎖線に示すように、ステップ164で導出された積分量が閾値以上となった場合で、かつ電流値の2回目以降の上に凸のピーク値が、用紙Pの突入時のピーク値より大きい場合に、用紙Pが定着装置24に巻き付いたと検知してもよい。
また、本実施の形態では、積分対象期間におけるトルク検出部134から出力された電流値を積算することにより、電流値の積分量を導出した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、用紙Pを搬送していない状態で、加圧ロール106を加圧位置に移動させ、モータ132を駆動させることにより加圧ロール106を回転させた状態でトルク検出部134から出力された電流値又は電流値の平均値を基準値として定める。そして、例えば、積分対象期間におけるトルク検出部134から出力された電流値と上記基準値との差を積算することにより、電流値の積分量を導出してもよい。これにより、例えば、経年等によりトルク検出部134から出力される電流値がオフセットされた状態等でも、用紙Pが定着装置24に巻き付いたことが精度良く検知される。
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成は、第1の実施の形態と同様(図1〜図4参照。)であるため、ここでの説明は省略する。
図13を参照して、本実施の形態に係る巻付検知機能について説明する。図5に示したように、用紙Pが複数枚重なって搬送されて定着装置24に突入し、少なくとも1枚が加熱ベルト104に巻き付いた場合、最初に用紙Pが突入した後、加熱ベルト104の駆動周期(回転周期)を経過したタイミング毎に、巻き付いた用紙Pの先端が定着装置24に再突入する。また、用紙Pが加熱ベルト104に巻き付き始めてからは、加熱ベルト104が一回転する毎に用紙Pはさらに重なる状態となり、モータ132の負荷は増える。
そこで、図13に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、用紙Pの先端が定着装置24に突入した際のピーク値が検出されたタイミングから加熱ベルト104の回転周期が経過した毎のタイミングtの前後の第1期間については、第1期間内にトルク検出部134から出力された電流値に上に凸のピーク値が存在する場合に、用紙Pが加熱ベルト104に巻き付いたと検知する。
一方、画像形成装置10は、用紙Pの先端が定着装置24に突入した後における第1期間以外の第2期間については、第2期間内にトルク検出部134から出力された電流値の平均値の1つ前の第2期間内における電流値の平均値からの増加量ΔAが閾値以上である場合に、用紙Pが加熱ベルト104に巻き付いたと検知する。なお、この場合の閾値は、画像形成装置10の実機を用いた実験等により、用紙Pが加熱ベルト104に巻き付いた場合の増加量ΔAの下限値として予め得られた値等を適用すればよい。また、第2期間内の電流値の平均値ではなく、第2期間内の電流値の中央値等を用いてもよい。
次に、図14を参照して、上記巻付検知機能の実行時における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図14は、用紙Pに対する画像形成指示が入力される毎にCPU120によって実行される巻付検知処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、本巻付検知処理プログラムはROM122に予めインストールされている。また、ここでは、錯綜を回避するために、前述した画像形成工程による用紙Pに画像を形成する処理については説明を省略する。また、図14における図11と同一の処理を実行するステップについては図11と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図8のステップ170で、CPU120は、用紙Pの後端が定着装置24から排出されたか否かを判定する。CPU120は、この判定が否定判定となった場合はステップ172に移行する一方、肯定判定となった場合は本巻付検知処理を終了する。
ステップ172で、CPU120は、直前のステップ158で電流値が取得されたタイミングが、第1期間内であるか否かを判定する。CPU120は、この判定が肯定判定となった場合はステップ182に移行する一方、否定判定となった場合は該タイミングが第2期間内であると見なしてステップ174に移行する。
ステップ174で、CPU120は、同一の第2期間内においてステップ158で取得された電流値を加算する。次のステップ176で、CPU120は、直前のステップ158で電流値が取得されたタイミングが、第2期間内の最後のタイミングであるか否かを判定する。CPU120は、この判定が肯定判定となった場合はステップ178に移行する一方、否定判定となった場合はステップ158に戻る。
ステップ178で、CPU120は、同一の第2期間内における上記ステップ174の繰り返し処理による加算値から、第2期間内の電流値の平均値を算出する。次のステップ180で、CPU120は、ステップ178で算出された第2期間内の電流値の平均値の1つ前の第2期間内における電流値の平均値からの増加量ΔAが閾値以上であるか否かを判定する。CPU120は、この判定が肯定判定となった場合はステップ184に移行する一方、否定判定となった場合はステップ158に戻る。
一方、ステップ182で、CPU120は、第1期間内に上に凸のピーク値が存在するか否かを判定する。なお、この判定は、例えば、ステップ152と同様に、例えば直前のステップ158で取得された電流値と閾値とを比較することにより行えばよい。CPU120は、この判定が肯定判定となった場合はステップ184に移行する一方、否定判定となった場合はステップ158に戻る。
ステップ184で、CPU120は、ステップ168と同様に、CPU120は、エラー通知画面として、用紙Pが定着装置24に巻き付いたことを示す情報を操作表示部130のディスプレイに表示した後、本巻付検知処理を終了する。
なお、上記各実施の形態では、電磁誘導により加熱を行う所謂IH(Induction Heating)方式の定着装置を用いた場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ハロゲンランプ等を用いた別の方式の定着装置を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、巻付検知処理プログラムがROM122に予めインストールされている場合について説明したが、これに限定されない。例えば、巻付検知処理プログラムが、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記憶媒体に格納されて提供される形態、又はネットワークを介して提供される形態としてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、巻付検知処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、巻付検知処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した画像形成装置10の構成(図1〜図4参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した巻付検知処理プログラムの処理の流れ(図11、図14参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
10 画像形成装置
24 定着装置
104 加熱ベルト
106 加圧ロール
120 CPU
132 モータ
134 トルク検出部
136 画像形成部
P 用紙

Claims (7)

  1. 記録媒体に形成された画像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記記録媒体が前記定着手段に突入する際の前記負荷のピーク値が検出された後の前記負荷から前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたことを検知する検知手段と、
    を備えた定着装置。
  2. 前記検知手段は、前記負荷のピーク値が検出された後に、前記検出手段により検出された予め定められた期間の前記負荷の積分量が許容範囲外である場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知する
    請求項1記載の定着装置。
  3. 前記検知手段は、前記期間における前記検出手段により検出された負荷と、前記記録媒体が前記定着手段により搬送されてない状態での前記負荷との差の積算値を前記積分量として、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたことを検知する
    請求項2記載の定着装置。
  4. 前記検知手段は、前記期間の前記負荷の積分量が許容範囲外である場合で、かつ前記期間の前記負荷のピーク値が、前記記録媒体が前記定着手段に突入する際の前記負荷のピーク値より大きい場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知する
    請求項2又は請求項3記載の定着装置。
  5. 前記検知手段は、前記負荷のピーク値が検出された後に、該ピーク値が検出されたタイミングから前記定着手段の駆動周期を経過したタイミング毎における該タイミングの前後の第1期間内に前記検出手段により負荷のピーク値が検出された場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知する
    請求項1から請求項4の何れか1項記載の定着装置。
  6. 前記検知手段は、前記負荷のピーク値が検出された後で、かつ前記定着手段の駆動周期毎に、該ピーク値が検出されたタイミングから前記定着手段の駆動周期を経過したタイミングの前後の第1期間以外の第2期間における前の前記第2期間からの前記負荷の増加量が閾値以上である場合に、前記記録媒体が前記定着手段に巻き付いたと検知する
    請求項1から請求項5の何れか1項記載の定着装置。
  7. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記記録媒体に形成された画像を定着させる請求項1から請求項6の何れか1項記載の定着装置と、
    を備えた画像形成装置。
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