JP2017048836A - 変速機の軸受構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向の長さを短縮することが可能であると共にボルト締結による軸受の変形並びに軸受荷重によるボルトの緩みを好適に防止することが可能な変速機の軸受構造を提供する。【解決手段】軸受120の外輪122の外周面122cから径方向の外側に突出するフランジ部123を形成した。フランジ部123の軸方向の一方の端面123bは中間ケース10bに当接し、他方の端面123aは軸受120の軸方向の移動を規制する保持プレート126に当接している。これにより、軸受120の外輪122は、フランジ部123が軸方向の両側から中間ケース10bと保持プレート126とに挟み込まれることによって中間ケース10bに固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、変速機の軸受構造に関し、詳細には、無段変速機構のプーリなどを設けた回転軸を変速機ケースに対して回転自在に支持してなる軸受を備えた軸受構造に関する。
従来、車両に搭載された変速機にはベルト式の無段変速機構を備えたものがある。ベルト式の無段変速機構は、エンジンなどの駆動源からの駆動力が入力される入力軸上に設けた入力側プーリと、駆動輪などの出力側に駆動力が出力される出力軸上に設けた出力側プーリと、これら入力側プーリと出力側プーリとの間に掛け渡した無端状ベルトとを備える。そして、このようなベルト式の無段変速機構におけるプーリの回転軸を回転自在に支持する軸受は、回転軸と一体に回転する内輪と、変速機ケース等に固定された外輪と、内輪と外輪との間に設けた複数の転動体(ボール)とからなる。
上記軸受の外輪を固定する構造について、例えば特許文献1に示す従来構造では、外輪の軸方向の端部が当接する変速機ケースの内周面に段差を設けると共に、外輪における軸方向の移動を規制する保持プレート(取付板)が当接する部分にも段差を設けている。そして、外輪の全体を変速機ケースの内周面と保持プレートとによって挟み込むことにより変速機ケースに固定している。
特開2012−241764号公報
特許文献1に記載の従来技術のように、外輪の全体を変速機ケースの内周面と保持プレートとによって挟み込む構造では、外輪の軸方向の端面に変速機ケースの内周面が当接するため、必然的に軸受構造の軸方向の長さが長くなるという問題がある。
また、軸受の外輪は軸方向の全体(全幅)が変速機ケースの内周面と保持プレートとによって挟み込まれ、保持プレートはボルトの締結によって変速機ケースに固定されている。そのため、ボルトを締結する際に外輪に歪みや変形(真円度の崩れ)が発生するおそれがある。
さらに、軸受を径方向に締り嵌めし、外輪の小径段部(段差)に嵌合させた保持プレートをボルトで締め付ける構造では、軸受とケースとの熱膨張の差により、軸受とケースとの間の締め代がなくなると、軸受荷重(径方向の荷重)が保持プレートを介してボルトのネジ部にかかる。これによりボルトの緩みにつながるという問題がある。
そこで、本発明は上述の従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、軸方向の長さを短く抑えることができると共に、ボルト締結による軸受の変形並びに軸受荷重によるボルトの緩みを好適に防止することができる変速機の軸受構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る変速機の軸受構造は、変速機(1)が備える回転軸(15)と、回転軸(15)と一体に回転する内輪(121)と、内輪(121)と同心円上で変速機ケース(10b)に固定された外輪(122)と、内輪(121)と外輪(122)との間に配設された転動体(125)とからなる軸受(120)と、を備える変速機の軸受構造において、外輪(122)の外周面(122c)の一部を径方向の外側に突出させてなるフランジ部(123)が形成され、フランジ部(123)の軸方向の一方の端面(123b)は変速機ケース(10b)に当接し、他方の端面(123a)は軸受(120)の軸方向の移動を規制する保持部材(126)に当接し、軸受(120)の外輪(122)は、フランジ部(123)が変速機ケース(10b)と保持部材(126)とに挟み込まれることによって変速機ケース(10b)に固定されていることを特徴とする。
本発明にかかる変速機の軸受構造では、軸受の外輪における外周面の軸方向の一部を径方向の外側に突出させてなるフランジ部が設けられており、このフランジ部が軸方向の両側から変速機ケースと保持部材とに挟み込まれることによって、軸受の外輪が変速機ケースに固定されている。このようにフランジ部を変速機ケースと保持部材とによって挟み込むことで、外輪の軸方向全体(全幅)を変速機ケースと保持部材とによって挟み込むことなく軸受を変速機ケースに固定することが可能となる。これにより、軸受を固定する変速機ケースや保持部材を外輪に対して軸方向に突出させて配置しなくても外輪を固定することができるようになるので、その分、軸受及びその取付箇所の軸方向の長さを短縮することが可能となる。その結果、軸受構造の軸方向の長さを最小限に抑えることが可能となる。
また、外輪の外周面の軸方向の一部に形成されたフランジ部のみを変速機ケースと保持部材とで軸方向の両側から挟み込む構成にしたことで、保持部材を固定するボルトなどの固定具の締結に伴う外輪の歪みや変形(真円度の崩れ)を防止することが可能となる。
また、この変速機の軸受構造では、回転軸(15)上に設置したプーリ(22)と、回転軸(15)上に設置したギヤ(54A)と、を備え、プーリ(22)とギヤ(54A)はそれぞれ軸受(120)の軸方向の一方側と他方側に隣接して配置され、ギヤ(54A)は回転動力を伝達する際に軸受(120)側へのスラスト荷重を発生するようにしてよい。
この構成によれば、上記のフランジ部でギヤから軸受にかかるスラスト荷重を受け止めることができる。したがって、保持部材を固定するボルトなどの固定具の締結に伴う外輪の歪みや変形(真円度の崩れ)をより好適に防止することが可能となる。
また、上記の軸受構造では、外輪(122)のフランジ部(123)を除く外周面(122c)は、変速機ケース(10b)に当接しており、フランジ部(123)の外周面(123c)と変速機ケース(10b)との間には隙間(124)が形成されているとよい。
この構成によれば、外輪のフランジ部でギヤからのスラスト荷重(軸方向の荷重)を受けると共にフランジ部を除く径方向の外周面で軸受荷重(径方向の荷重)を受けることが可能となる。したがって、保持部材及び該保持部材を固定している固定具などに作用するスラスト荷重が好適に低減される。
さらに、上記構成によれば、変速機ケースと外輪及びフランジ部は、締り嵌めによる固定を必要とせず且つ保持部材は軸受荷重(径方向の荷重)を受けることがないため、軸受荷重により保持部材を固定している固定具が緩むことがなくなる。
また、上記の軸受構造では、保持部材(126)を変速機ケース(10b)に固定するための固定具(127)を備え、フランジ部(123)は、外輪(122)の外周面(122c)における軸方向のギヤ(54A)側の端部に形成されており、固定具(127)は、ギヤ(54A)側から変速機ケース(10b)に取り付けられていてよい。
この構成によれば、保持部材を変速機ケースに固定するための固定具をギヤ側から取り付けることが可能となる。これにより、プーリと軸受との間に固定具を取り付けるための作業スペースを設ける必要がない。その結果、プーリと軸受との間の軸方向のスペースを小さくすることができるので、変速機の軸方向の長さを短く抑えることが可能となる。
また、上記の軸受構造では、変速機ケース(10)は、軸受(120)が固定された中間ケース(10b)と、中間ケース(10b)が取り付けられると共に変速機(1)の構成部品を収容してなる外ケース(10a)とを含み、保持部材(126)を中間ケース(10b)に固定する上記の固定具(127)は、ギヤ(54A)側から中間ケース(10b)に取り付けられ、中間ケース(10b)を外ケース(10a)に固定する他の固定具(141)は、ギヤ(54A)側から外ケース(10a)に取り付けられるとよい。
上記構成によれば、プーリ、軸受、及びギヤ等の部材は回転軸に対して小組みされた後で外ケース内に組み付けられる。この組み付けの際に、保持部材を中間ケースに固定する固定具の取付方向と、中間ケースを外ケースに固定する固定具の取付方向をギヤ側に揃えたことにより、中間ケースと保持部材を一工程で外ケースに組み付けることが可能となる。これにより、変速機の組立時間が短縮されると共に組立作業が容易になる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明に係る変速機の軸受構造によれば、軸方向の長さを短く抑えることができると共に、ボルト締結による軸受の変形並びに軸受荷重によるボルトの緩みを好適に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る軸受構造を備えた変速機のスケルトン図である。 プーリ回転軸の軸受構造を示す要部断面図である。 図2のA部分の要部拡大図である。 図3のB部分の要部拡大図である。 保持プレートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る軸受構造を備えた変速機のスケルトン図である。同図に示す変速機1は、車両に搭載されたエンジン(駆動源)Eからの駆動力の回転を変速して駆動輪側に出力する変速機であって、エンジンEのクランク軸16と入力軸13との間に設置されたトルクコンバータ12を備えている。本実施形態の変速機1を備えた車両では、発進時の半クラッチ制御はトルクコンバータ12によって行われる。変速機1は、駆動源Eからトルクコンバータ12を介して接続された入力軸13と、入力軸13に対して平行に配置された第一出力軸14と第二出力軸15とを備える。
入力軸13は、エンジンEからの駆動力が入力される主入力軸13Aと、主入力軸13Aと回転中心が同じで第一クラッチ61を介して連結される中空の第一副入力軸13Bと、主入力軸13Aと回転中心が同じで第二クラッチ62を介して連結される第二副入力軸13Cとから構成される。第二副入力軸13Cは、第一副入力軸13Bの内部を貫通している。
第一出力軸14と第二出力軸15との間には、無段変速機構20が配設される。無段変速機構20は、第一出力軸14に設けられた第一プーリ21と、第二出力軸15に設けられた第二プーリ22と、第一プーリ21と第二プーリ22との間に巻き掛けられた無端ベルト23とを備える。第一プーリ21及び第二プーリ22の溝幅は油圧によって相互に逆方向に増減し、第一出力軸14及び第二出力軸15間の変速比を連続的に変化させる。第一プーリ21は、第一出力軸14の内周軸14Aに固定された第一固定プーリ21Aと、第一固定プーリ21Aに対して接近・離間可能な第一可動プーリ21Bとで構成される。また、第二プーリ22は、第二出力軸15に固定された第二固定プーリ22Aと、第二固定プーリ22Aに対して接近・離間可能な第二可動プーリ22Bとで構成される。
入力軸13と第一出力軸14との間には、入力軸13に配設される第一伝達駆動ギヤ51Aと、第一出力軸14の外周軸14Bに配設される第一伝達従動ギヤ51Bとからなる第一伝達経路51が設けられている。第一伝達駆動ギヤ51Aと第一伝達従動ギヤ51Bのギヤ比は1よりも大きい。そのため、第一伝達駆動ギヤ51Aと第一伝達従動ギヤ51Bは、入力軸13からの駆動力を減速させて伝達する減速ギヤ列として機能する。
入力軸13と第二出力軸15との間には、入力軸13に配設される第二伝達駆動ギヤ52Aと、第二出力軸15に配設される第二伝達従動ギヤ52Bとからなる第二伝達経路52が設けられている。第二伝達駆動ギヤ52Aと第二伝達従動ギヤ52Bのギヤ比は1よりも小さい。そのため、第二伝達駆動ギヤ52Aと第二伝達従動ギヤ52Bは、入力軸13からの駆動力を増速させて無段変速機構20に伝達する増速ギヤ列として機能する。
入力軸13と第一出力軸14との間には、入力軸13に配設される第三伝達駆動ギヤ53Aと、第一出力軸14に配設される第三伝達従動ギヤ53Cと、第三伝達駆動ギヤ53Aと第三伝達従動ギヤ53Cとの間に配設される第三伝達アイドルギヤ53Bとからなる第三伝達経路53が設けられている。第三伝達アイドルギヤ53Bはアイドル軸17上に支持されている。第三伝達アイドルギヤ53Bがあることによって、上記の3つのギヤ53A,53B,53Cからなるギヤ列は、駆動力の回転方向を逆転させて伝達するギヤ列として機能する。
第一出力軸14と第二出力軸15との間には、第二出力軸15に配設される中間伝達駆動ギヤ54Aと、第一出力軸14に配設される中間伝達従動ギヤ54Cと、中間伝達駆動ギヤ54Aと中間伝達従動ギヤ54Cとの間に配設される中間伝達アイドルギヤ54Bとからなる第四伝達経路54が設けられている。中間伝達アイドルギヤ54Bはアイドル軸18上に支持されている。ここで、図1において、中間伝達アイドルギヤ54Bと中間伝達従動ギヤ54Cは隣接していないが、実際には、中間伝達アイドルギヤ54Bと中間伝達従動ギヤ54Cとは互いに隣接し、これらは互いに噛合(係合)している。
入力軸13と同軸には、前後進切換機構70が配設される。前後進切換機構70は、入力軸13からの駆動力を第二伝達経路52に伝達するか第三伝達経路53に伝達するかを選択的に切り換えるように構成されている。入力軸13の第二副入力軸13Cには、第二伝達駆動ギヤ52A及び第三伝達駆動ギヤ53Aが相対回転自在に支持されており、前後進切換機構70のスリーブ71を中立位置から図中左に動かすと、第二伝達駆動ギヤ52Aと入力軸13の第二副入力軸13Cとが結合し、駆動力が入力軸13から第二伝達経路52側に伝達される。一方、前後進切換機構70のスリーブ71を中立位置から図中右に動かすと、第三伝達駆動ギヤ53Aと入力軸13の第二副入力軸13Cとが結合し、駆動力が入力軸13から第三伝達経路53側に伝達される。
第一出力軸14の下流側には、第一出力軸14へ伝達された駆動力が出力される最終出力機構25が配設される。最終出力機構25は、第一出力軸14上に配設される最終駆動ギヤ26と、この最終駆動ギヤ26に噛み合う最終従動ギヤ27が外周に形成されたディファレンシャルギヤ28と、ディファレンシャルギヤ28で配分された駆動力を図示しない左右の駆動輪に伝達するための駆動軸29とを備える。
また、本実施形態の変速機1は、動力伝達切替機構として4つのクラッチ(摩擦クラッチ)を備えている。具体的には、入力軸13から第一伝達経路51への動力伝達の有無を切り替える第一クラッチ(LOクラッチ)61と、入力軸13から第二伝達経路52への動力伝達の有無を切り替える第二クラッチ(HIクラッチ)62と、第二プーリ22から最終出力機構25への動力伝達の有無を切り替える第三クラッチ63と、第一プーリ21から最終出力機構25への動力伝達の有無を切り替える第四クラッチ64である。これら第一〜第四クラッチ61〜64は、いずれも油圧回路(図示せず)による油圧(作動油)の給排でその締結・解放の動作が制御されるようになっている。
図2は、変速機の第二出力軸15及びその周辺を示す要部断面図である。なお、以下の説明中、左又は右というときは、図2に示す変速機1の状態での左又は右の向きを示すものとする。また、軸方向というときは第二出力軸15の軸方向を示すものとする。
図1に示すエンジンEから伝達される回転動力は、トルクコンバータ12に伝達され、入力軸13に伝達される。図2に示す第二出力軸(以下、「プーリ軸」という。)15には、入力軸13(図1参照)上の第二伝達駆動ギヤ52A及びプーリ軸15上の第二伝達従動ギヤ52Bによって回転動力が伝達される。プーリ軸15は、その両端に配設された軸受152,153及び軸方向の中央付近に配設された軸受120によって変速機1の外ケース10a及び中間ケース10bに対して回転自在に支持されている。プーリ軸15の両端に配設された軸受152,153は、外ケース10aに支持されており、軸方向の中央付近に配設された軸受120は、中間ケース10bに支持されている。
プーリ軸15は、第一プーリ軸15aと第二プーリ軸15bとを有する。第二プーリ軸15bの左端部は第一プーリ軸15aの右端部に挿入され、互いに相対回転自在である。第一プーリ軸15aと第二プーリ軸15bは、第三クラッチ63によってそれらの連結状態と非連結状態が切り替えられる。従って、第一プーリ軸15aと第二プーリ軸15bとが連結状態にあるとき、第一プーリ軸15aから第二プーリ軸15bへ回転動力が伝達される。
第一プーリ軸15a上には、固定プーリ(第二固定プーリ)22Aと可動プーリ(第二可動プーリ)22Bとを有するプーリ(第二プーリ)22が配置されている。固定プーリ22Aと可動プーリ22Bとの間には、第一プーリ21(図1参照)と第二プーリ22との間に巻き掛けられた無端ベルト23が挟持されている。
互いに噛み合う第二プーリ軸15b上の中間伝達駆動ギヤ54Aとアイドル軸18上の中間伝達アイドルギヤ54Bは、はすば歯車である。そして、中間伝達駆動ギヤ54Aが正方向に回転しているとき、プーリ軸15に中間伝達駆動ギヤ54A側から第二プーリ22側に向けてスラスト荷重が発生する。他方、中間伝達駆動ギヤ54Aが逆方向に回転しているとき、プーリ軸15に第二プーリ22側から中間伝達駆動ギヤ54A側に向けてスラスト荷重が発生する。
アイドル軸18は、両端を軸受143,144によって支持されている。左端の軸受143は、中間ケース10bによって支持され、右端の軸受144は外ケース10aによって支持される。中間ケース10bは、ボルト141を中間ケース10bのボルト孔(貫通孔)10dに通し、さらに雌ねじが形成された外ケース10aのボルト孔10cにねじ込むことにより固定される。ボルト141の挿入方向は、軸方向で中間伝達駆動ギヤ54A側から第二プーリ22側に向かう方向である。
図3は、図2のA部分の要部拡大図であり、図4は、図3のB部分の要部拡大図である。固定プーリ22Aに隣接する軸受120は、第一プーリ軸15aと一体に回転する内輪121と、内輪121と同心円上にあり中間ケース10bに固定された外輪122と、内輪121と外輪122との間に設けられた転動体125とで構成されている。
内輪121は、軸方向の一方の端面(図の左側の側面)121bがワッシャー131を介して固定プーリ22Aに当接しており、軸方向の他方の端面(図の左側の側面)121aが当該内輪121の軸方向の固定を行うためのナット130に当接している。すなわち、内輪121はナット130の締結によって固定プーリ22Aとナット130によって挟まれた状態で固定されている。
外輪122の外周面122cの軸方向における中間伝達駆動ギヤ54A側(図の右側)の端部には、径方向の外側に突出するフランジ部123が形成されている。フランジ部123は、外輪122の外周面122cに周方向に沿って環状に形成されている。図4に示されるように、外輪122のフランジ部123を除く部分の外周面122cと中間ケース10bの内周面140cとが当接していると共に、フランジ部123の軸方向で固定プーリ22A側(図の左側)の端面123bと中間ケース10bの段差部140の端面(側面)140aとが当接しており、フランジ部123の外周面123cと中間ケース10bの段差部140の内周面140cとの間には隙間124が形成されている。これにより、軸受120ではスラスト荷重(軸方向の荷重)はフランジ部123で受けると共に、軸受荷重(径方向の荷重)は外輪122のフランジ部123を除く外周面122cで受けるように構成されている。
外輪122及びフランジ部123の軸方向における中間伝達駆動ギヤ54A側(図の右側)の端面(図の右側の端面)122a,123aには、外輪122の軸方向の移動を規制する保持プレート(保持部材)126が当接している。図3に示すように、中間ケース10bには、ボルト127とネジ締結するボルト孔127aが形成されており、保持プレート126はボルト127によって中間ケース10bに固定されている。ボルト127は、軸方向で中間伝達駆動ギヤ54A側(図の右側)から取り付けられる。すなわち、ボルト127の挿入方向は、軸方向で中間伝達駆動ギヤ54A側から第二プーリ22側に向かう方向である。
図5は、保持プレート126を示す図である。なお、同図には、軸受120の外形線も点線で記載している。同図に示すように、保持プレート126は中央部が開口した円板形状を成し、外周の複数箇所(例えば3箇所)に径方向の外側および軸方向に突出した取付部126cを有し、その取付部126cにはボルト127を通すボルト孔126aが設けられている。他方、中間ケース10bには、既述のようにボルト127の雄ねじと結合する雌ねじが形成されているボルト孔127aが形成されている。従って、ボルト127を保持プレート126のボルト孔126aに貫通させ、中間ケース10bのボルト孔127aにネジ込むことによって、保持プレート126は中間ケース10bに固定される。保持プレート126は、外輪122の右端面(右側面)122a及びフランジ部123の右端面(右側面)123aに当接し、中間ケース10bとの間にフランジ部123を挟み込んで外輪122を中間ケース10bに固定している。
以上説明したように、本実施形態の軸受構造によれば、軸受120の外輪122に設けたフランジ部123の左端面123bを中間ケース10bの段差部140の端面140aに当接させ、かつ保持プレート126を外輪122の右側面122a及びフランジ部123の右側面123aに当接させて配置することにより、中間ケース10bと保持プレート126とによって、フランジ部123を軸方向の両側から挟み込む構造としている。また、軸受120の外輪122は、保持プレート126によって中間ケース10bに固定され、保持プレート126はボルト127によって中間ケース10bに固定される。
図2に示すように、クラッチ63を締結することで第一プーリ軸15aと第二プーリ軸15bとが連結され、第一プーリ軸15aの回転動力が第二プーリ軸15bに伝達される。第二プーリ軸15b上に設けられた中間伝達駆動ギヤ54Aがアイドル軸18上の中間伝達アイドルギヤ54Bを回転駆動することにより、回転動力がアイドル軸18に伝達される。その際、中間伝達駆動ギヤ54Aと中間伝達アイドルギヤ54Bの噛み合いによりスラスト荷重が軸受120に負荷される。
本実施形態では、中間ケース10bと保持プレート126とによってフランジ部123を軸方向の両側から挟み込む構造とすることにより、フランジ部123で上記スラスト荷重を受けることが可能となる。これにより、保持プレート126及びボルト127に作用するスラスト荷重を低減することが可能となる。
また、保持プレート126に軸受荷重が作用することがないため、保持プレートを締結しているボルト127に軸受荷重が作用することはない。これによりボルト127の緩みを防ぐことができる。
また、フランジ部123を上記態様で挟み込む構造とすることにより、外輪122の軸方向全体(全幅)を挟み込む必要がなくなり、中間ケース10bの固定プーリ22A側(図の左側)の端面10fを外輪123の端面122bと軸方向の同一位置に揃えて配置するか、あるいは端面10fを端面122bよりも軸方向で固定プーリ22Aから離れた側に配置することが可能となる。これにより、固定プーリ22Aと軸受120との間のスペースを短縮することが可能となる。従って、軸受構造の軸方向の長さを最小限に抑えながらプーリ軸15を回転自在に支持することができる。また、外輪122の軸方向の全体(全幅)を挟み込むことがないため、保持プレート126をボルト127で締め付ける際に、外輪122の歪みや変形(真円度崩れ)を抑えることができる。
また、本実施形態では、保持プレート126を中間ケース10bに固定するボルト127の挿入方向と、中間ケース10bを変速機ケース10に固定するボルト141の挿入方向は同一方向である。本実施形態の変速機1を組み立てる際、プーリ軸15が組立用のホルダー(図示せず)に固定された後に、このプーリ軸15に対してプーリ22、軸受120、及び中間伝達駆動ギヤ54A等の部材が組み付けられる。上記部材が組み付けられた後、プーリ軸15は変速機ケース10に取り付けられる。この際、2つのボルト127,141の挿入方向を中間伝達駆動ギヤ54A側に揃えていることで、保持プレート126を中間ケース10bに固定する工程と、中間ケース10bを変速機ケース10に固定する工程とを一度に行うことができる。よって、変速機1の組立作業が容易になると共に組立時間を短縮することができる。
また、ボルト127の挿入方向を中間伝達駆動ギヤ54A側としたため、固定プーリ22Aと軸受120との間にボルト127の締結のためのスペースを設ける必要がない。これにより、固定プーリ22Aと軸受120との間のスペースを最小限の大きさとすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 変速機
10a 外ケース(変速機ケース)
10b 中間ケース(変速機ケース)
10f 端面
12 トルクコンバータ
13 入力軸
14 第一出力軸
15 第二出力軸(プーリ軸)
15a 第一プーリ軸(回転軸)
15b 第二プーリ軸(回転軸)
16 クランク軸
17 アイドル軸
18 アイドル軸
20 無段変速機構
21 第一プーリ
21A 第一固定プーリ
21B 第一可動プーリ
22 第二プーリ
22A 第二固定プーリ(固定プーリ)
22B 第二可動プーリ(可動プーリ)
23 無端ベルト
25 最終出力機構
26 最終駆動ギヤ
27 最終従動ギヤ
28 ディファレンシャルギヤ
29 駆動軸
51 第一伝達経路
52 第二伝達経路
52A 第二伝達駆動ギヤ
52B 第二伝達従動ギヤ
53 第三伝達経路
54 第四伝達経路
54A 中間伝達駆動ギヤ
54B 中間伝達アイドルギヤ
54C 中間伝達従動ギヤ
61 第一クラッチ
62 第二クラッチ
63 第三クラッチ
64 第四クラッチ
70 前後進切換機構
71 スリーブ
120 軸受
121 内輪
122 外輪
122a 右端面
122b 左端面
122c 外周面
123 フランジ部
123a 右端面
123b 左端面
123c 外周面
124 隙間
125 転動体
126 保持プレート(保持部材)
126a ボルト孔
126c 取付部
127 ボルト
127a ボルト孔
140 段差部
140a 側面
140c 内周面
141 ボルト
143 軸受
144 軸受
E エンジン(駆動源)

Claims (5)

  1. 変速機が備える回転軸と、
    前記回転軸と一体に回転する内輪と、前記内輪と同心円上で変速機ケースに固定された外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配設された転動体とからなる軸受と、を備える変速機の軸受構造において、
    前記外輪の外周面における軸方向の一部を径方向の外側に突出させてなるフランジ部が形成され、
    前記フランジ部の軸方向の一方の端面は前記変速機ケースに当接し、他方の端面は前記軸受の軸方向の移動を規制する保持部材に当接し、
    前記軸受の前記外輪は、前記フランジ部が軸方向の両側から前記変速機ケースと前記保持部材とに挟み込まれることによって前記変速機ケースに固定されていることを特徴とする変速機の軸受構造。
  2. 前記回転軸上に設置したプーリと、
    前記回転軸上に設置したギヤと、を備え、
    前記プーリと前記ギヤはそれぞれ前記軸受の軸方向の一方側と他方側に隣接して配置され、
    前記ギヤは回転動力を伝達する際に前記軸受側へのスラスト荷重を発生することを特徴とする請求項1に記載の変速機の軸受構造。
  3. 前記外輪の前記フランジ部を除く外周面は、前記変速機ケースに当接しており、
    前記フランジ部の外周面と前記変速機ケースとの間には隙間が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の変速機の軸受構造。
  4. 前記保持部材を前記変速機ケースに固定するための固定具を備え、
    前記フランジ部は、前記外輪の外周面における軸方向の前記ギヤ側の端部に形成されており、
    前記固定具は、前記ギヤ側から前記変速機ケースに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の変速機の軸受構造。
  5. 前記変速機ケースは、前記軸受が固定された中間ケースと、前記中間ケースが取り付けられると共に変速機の構成部品を収容してなる外ケースとを含み、
    前記保持部材を前記中間ケースに固定する前記固定具は、前記ギヤ側から前記中間ケースに取り付けられており、
    前記中間ケースを前記外ケースに固定する他の固定具は、前記ギヤ側から前記外ケースに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の変速機の軸受構造。
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