JP5790575B2 - 変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、変速機に関し、特に、変速機における変速比の変化幅を拡大する技術に関する。
変速比を無段階に変化させる無段変速機が公知である。また、一般的に、無段変速機は、変速機を段階的に変化させる多段変速機に比べて変速比の変化幅、すなわち最小の変速比と最大の変速比との差を大きくし易いという特性を有する。変速比の変化幅が大きいほどトルクと燃費の観点において有利になり得ることから、変速比の変化幅を拡大するための様々な技術が研究ならびに開発されている。
変速比の変化幅を拡大した変速装置の一例として、特開2008−208854号公報(特許文献1)は、入力軸をプライマリプーリに連結し、出力軸をセカンダリプーリに連結した第1の変速モードと、出力軸をプライマリプーリに連結し、入力軸をセカンダリプーリに連結した第2の変速モードとを選択的に切り替える変速装置を開示する。
特開2008−208854号公報
しかしながら、特開2008−208854号公報に記載の変速装置においては、入力軸の回転方向を正回転方向とすると、出力軸の回転方向は逆回転方向となる。よって、正回転方向の回転を得るためには、出力軸の回転方向を別のギヤで逆転させなければならない。
また、例えば図3に示されるように、入力軸をプライマリプーリに連結した第1変速モードでは、ギヤ(歯車)44,46を経てトルクが伝達される一方で、図4に示されるように、入力軸をセカンダリプーリに連結した第2変速モードでは、ギヤ(歯車)47,46,44,48,49を経てトルクが伝達される。このように、第2変速モードでは、動力伝達経路に介在するギヤの数が増えるとともに、その数が多いため、動力が損失されやすい。特に第2変速モードは高車速領域において使用されるモードであるため、ベルト式無段変速機の金属ベルトの伝達効率は高速になるほど悪化するという特性と相まって、特開2008−208854号公報に記載の変速装置の高車速領域での効率はさらに悪化し得る。よって、効率の改善の余地があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、動力の伝達効率を改善することである。
ある実施例において、変速機は、リングギヤ、キャリアおよびサンギヤを含み、キャリアがエンジンに連結される差動装置と、同軸でサンギヤに連結される第1の駆動ギヤと、第1の駆動ギヤと噛み合う第1の従動ギヤと、同軸で第1の従動ギヤに連結される第2の駆動ギヤと、第2の駆動ギヤと噛み合う第2の従動ギヤと、同軸でリングギヤに連結される第3の駆動ギヤと、第3の駆動ギヤと噛み合う第3の従動ギヤと、同軸で第3の従動ギヤに連結される第4の駆動ギヤと、第4の駆動ギヤと噛み合い、同軸で第2の従動ギヤに連結された第4の従動ギヤと、第1の従動ギヤの回転数と第3の従動ギヤの回転数との比を変更可能な変速装置と、同軸で第2の従動ギヤと第4の従動ギヤとに連結された出力軸と、第3の従動ギヤから出力軸までの間に設けられた第1のクラッチと、第1の従動ギヤから出力軸までの間に設けられた第2のクラッチとを備える。
この構成によると、第3の駆動ギヤ、第3の従動ギヤ、第4の駆動ギヤ、第4の従動ギヤならびに第1のクラッチを介してリングギヤを出力軸に連結した状態と、第1の駆動ギヤ、第1の従動ギヤ、第2の駆動ギヤ、第2の従動ギヤならびに第2のクラッチを介してサンギヤを出力軸に連結した状態とのそれぞれの状態おいて、変速装置によりリングギヤの回転数とサンギヤの回転数との比を変更してリングギヤの回転数およびサンギヤの回転数を変化させることにより、変速機の入力軸としてキャリアの回転数と、出力軸の回転数との比を変化させることができる。また、どちらの状態においても、入力軸から出力軸までの動力伝達経路上に介在するギヤの数に変化はない。そのため、特定の動作状態において動力伝達経路上のギヤの数が増え、伝達効率が悪化するといったことが抑制される。さらに、入力軸としてのキャリアの回転は、第3の駆動ギヤと第3の従動ギヤとの対あるいは第1の駆動ギヤと第1の従動ギヤとの対によって逆転されるものの、第4の駆動ギヤと第4の従動ギヤとの対あるいは第2の駆動ギヤと第2の従動ギヤとの対によって再度逆転されて、出力軸に伝達される。よって、キャリアの回転方向を正回転方向とすると、出力軸の回転方向も正回転方向となる。したがって、正回転方向の回転を得るために別途ギヤを追加する必要はない。その結果、動力伝達経路上に介在するギヤの数を抑制することができる。よって、ギヤにおける損失動力を低減し、動力の伝達効率を改善することができる。
別の実施例において、側面視で、第1の従動ギヤの軸心と第3の従動ギヤの軸心とを結ぶ直線は、キャリアの軸心と出力軸の軸心との間において、キャリアの軸心と出力軸の軸心とを結ぶ直線と交差する。
この構成によると、キャリア、リングギヤ、サンギヤ、第1の駆動ギヤならびに第3の駆動ギヤの軸心と、第1の従動ギヤならびに第2の駆動ギヤの軸心と、第3の従動ギヤならびに第4の駆動ギヤの軸心と、第2の従動ギヤ、第4の従動ギヤならびに出力軸の軸心との4つの軸心を対角状に配置することで、各ギヤを効率よく配置し、変速機の全体的な体格を小さくできる。
さらに別の実施例において、変速機は、第1のクラッチを係合し、第2のクラッチを解放した第1のモードと、第2のクラッチを係合し、第1のクラッチを解放した第2のモードとのうちのいずれか一方のモードで作動する。第1のモードにおいて変速機がアップシフトする際のリングギヤの回転数の変化方向と、第2のモードにおいて変速機がアップシフトする際のリングギヤの回転数の変化方向とは逆である。
この構成によると、変速装置によりリングギヤの回転数とサンギヤの回転数との比を変更してリングギヤの回転数を上昇させた場合と、減少させた場合との両方の場合において、変速機をアップシフトさせることができる。したがって、サンギヤに対するリングギヤの回転数を増大させて変速機をアップシフトさせた後、サンギヤに対するリングギヤの回転数を減少させて変速機をさらにアップシフトさせることができる。よって、変速比の変化幅を大きくできる。
さらに別の実施例において、第1のモードでサンギヤに対するリングギヤの回転数を最大にした状態下において、第1の従動ギヤの回転数と出力軸の回転数とが同期する。
この構成によると、モードを切り替えるときの各回転数が同期しているため、ショックを低減できる。
さらに別の実施例において、変速装置は、無段変速装置である。
この構成によると、変速比を連続的に変化させて、変速に伴うショックを低減できる。
車両のパワートレーンを示す図である。 変速機の側面図である。 回転要素の夫々の回転数を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
なお、以下の説明において、回転数とは、特に指定がない限り、回転数の絶対値を意味する。
図1を参照して、車両に搭載されたパワートレーン100のエンジン200の出力トルクは、トルクコンバータ300を介して、変速機350に伝達される。なお、エンジン200の代わりにもしくは加えて、モータを駆動源として用いるようにしてもよい。
トルクコンバータ300は、エンジン200のクランク軸に連結されたポンプインペラ302と、タービン軸304を介してプラネタリギヤ400に連結されたタービンランナ306とから構成されている。ポンプインペラ302およびタービンランナ306の間にはロックアップクラッチ308が設けられている。ロックアップクラッチ308は、係合側油室および解放側油室に対する油圧供給が切換えられることにより、係合または解放されるようになっている。
ロックアップクラッチ308が完全係合させられることにより、ポンプインペラ302およびタービンランナ306は一体的に回転させられる。ポンプインペラ302には、無段変速装置500を変速制御したり、ベルト挟圧力を発生させたり、各部に潤滑のための作動油を供給したりするための油圧を発生する機械式のオイルポンプ310が設けられている。
変速機350は、差動装置であるプラネタリギヤ400、無段変速装置500、第1駆動ギヤ610、第1従動ギヤ612、第2駆動ギヤ620、第2従動ギヤ622、第3駆動ギヤ630、第3従動ギヤ632、第4駆動ギヤ640、第4従動ギヤ642、出力軸650、第1クラッチ661、第2クラッチ662を備える。なお、無段変速装置500の代わりに、段階的に変速比を変更可能な多段変速機を用いてもよい。
プラネタリギヤ400は、サンギヤ402、キャリア404、ピニオンギヤ406およびリングギヤ408を含む。トルクコンバータ300のタービン軸304は、キャリア404に連結されている。すなわち、キャリア404は、トルクコンバータ300を介してエンジン200に連結され、変速機350の入力軸として機能する。
無段変速装置500には、プライマリプーリ504と、セカンダリプーリ508と、これらのプーリに巻き掛けられた金属ベルト510とが設けられる。各プーリと金属ベルト510との間の摩擦力を利用して、動力伝達が行われる。金属ベルト510の代わりにチェーンを用いてもよい。また、プライマリプーリ504の位置とセカンダリプーリ508の位置が逆であってもよい。フルトロイダル式あるいはハーフトロイダル式の無段変速機を用いてもよい。その他の形式の無段変速機を用いてもよい。
各プーリは溝幅が可変であるように構成されている。周知のように、プライマリプーリ504の油圧シリンダに供給される油圧が制御されることにより、各プーリの溝幅が変化する。これにより、各プーリの有効径が変更され、変速比γ(γ=プライマリプーリ回転数/セカンダリプーリ回転数)が連続的に変化させられる。無段変速装置500には周知の一般的な無段変速装置を用いればよいため、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態においては、同軸でプライマリプーリ504に第1従動ギヤ612が連結され、同軸でセカンダリプーリ508に第3従動ギヤ632が連結されていることから、無段変速装置500は、第1従動ギヤ612の回転数と、第3従動ギヤ632の回転数との比を変更可能である。より詳細には、プライマリプーリ504に第1従動ギヤ612および第1駆動ギヤ610を介してサンギヤ402が連結され、セカンダリプーリ508に第3従動ギヤ632および第3駆動ギヤ630を介してリングギヤ408が連結されていることから、無段変速装置500は、サンギヤ402の回転数とリングギヤ408の回転数との比を変更可能である。
第1駆動ギヤ610は、サンギヤ402の軸心701と同軸でサンギヤ402に連結される。サンギヤ402は、キャリア404およびリングギヤ408と共通の軸心701を有する。従って、軸心701は、プラネタリギヤ400の軸心であるとも言える。
第1従動ギヤ612は、第1駆動ギヤ610と噛み合う。第2駆動ギヤ620は、第1従動ギヤ612の軸心702と同軸で第1従動ギヤ612に連結される。第2従動ギヤ622は、第2駆動ギヤ620と噛み合う。
同様に、第3駆動ギヤ630は、リングギヤ408の軸心701と同軸でリングギヤ408に連結される。第3従動ギヤ632は、第3駆動ギヤ630と噛み合う。第4駆動ギヤ640は、第3従動ギヤ632の軸心703と同軸で第3従動ギヤ632に連結される。
第4従動ギヤ642は、第4駆動ギヤ640と噛み合う。図1では各ギヤの配置を2次元で表しているため、第2従動ギヤ622の軸心と第4従動ギヤ642の軸心とは個別に記載されているが、実際には第2従動ギヤ622と第4従動ギヤ642とは軸心704を共有し、同軸で互いに連結されている。
出力軸650は、第2従動ギヤ622および第4従動ギヤ642の軸心704と同軸で、第2従動ギヤ622と第4従動ギヤ642とに連結されている。図1では各ギヤの配置を2次元で表しているため、2つの出力軸650が記載されているが、実際には1つである。
図2に、変速機350の側面図を示す。図2に示すように、側面視で、第1従動ギヤ612の軸心702と第3従動ギヤ632の軸心703とを結ぶ直線は、キャリア404の軸心701と出力軸650の軸心704との間において、キャリア404の軸心701と出力軸650の軸心704とを結ぶ直線と交差する。
これにより、4つの軸心701,702,703,704を対角状に配置することができる。4つの軸心701,702,703,704を対角状に配置することで、各ギヤを効率よく配置し、変速機の全体的な体格を小さくできる。
図1に戻って、第1クラッチ661は、第3従動ギヤ632から出力軸650までの間に設けられる。本実施の形態において、第1クラッチ661は、第3従動ギヤ632と第4駆動ギヤ640との間に設けられる。なお、第1クラッチ661を、第4従動ギヤ642と出力軸650との間に設けてもよい。
同様に、第2クラッチ662は、第1従動ギヤ612から出力軸650までの間に設けられる。本実施の形態において、第2クラッチ662は、第1従動ギヤ612と第2駆動ギヤ620との間に設けられる。なお、第2クラッチ662を、第2従動ギヤ622と出力軸650との間に設けてもよい。
本実施の形態において、変速機350は、第1クラッチ661を係合し、第2クラッチ662を解放した第1モード(Loモード)と、第2クラッチ662を係合し、第1クラッチ661を解放した第2モード(Hiモード)とのうちのいずれか一方のモードで作動する。
第1モード(Loモード)では、キャリア404の回転(リングギヤ408の回転)は、第3駆動ギヤ630ならびに第3従動ギヤ632によって逆転された後、第4駆動ギヤ640ならびに第4従動ギヤ642によって再び逆転されて、出力軸650に伝達される。
同様に、第2モード(Hiモード)では、キャリア404の回転(サンギヤ402の回転)は、第1駆動ギヤ610ならびに第1従動ギヤ612によって逆転された後、第2駆動ギヤ620ならびに第2従動ギヤ622によって再び逆転されて、出力軸650に伝達される。
したがって、どちらのモードにおいても、入力軸としてのキャリア404から出力軸650までの動力伝達経路上に介在するギヤの数に変化はない。そのため、特定のモードにおいて動力伝達経路上のギヤの数が増え、伝達効率が悪化するといったことが抑制される。
さらに、入力軸としてのキャリア404の回転は、第3駆動ギヤ630と第3従動ギヤ632との対あるいは第1駆動ギヤ610と第1従動ギヤ612との対によって逆転されるものの、第4駆動ギヤ640と第4従動ギヤ642との対あるいは第2駆動ギヤ620と第2従動ギヤ622との対によって再度逆転されて、出力軸650に伝達される。よって、キャリア404の回転方向を正回転方向とすると、出力軸650の回転方向も正回転方向となる。したがって、正回転方向の回転を得るために別途ギヤを追加する必要はない。その結果、動力伝達経路上に介在するギヤの数を抑制することができる。よって、ギヤにおける損失動力を低減し、動力の伝達効率を改善することができる。
図3を参照して、各運転モードについてさらに説明する。図においては、サンギヤ402を「S」と表す。キャリア404を「C」ならびに「IN」と表す。「IN」とは、変速機350の入力軸を意味する。リングギヤ408を「R」と表す。プライマリプーリ504を「Pri」と表す。セカンダリプーリを「Sec」と表す。出力軸650を「OUT」と表す。
なお、図3においては説明のため、サンギヤ402の回転数とプライマリプーリ504の回転数とを同じに表し、リングギヤ408の回転数とセカンダリプーリ508の回転数とを同じに表しているが、これらは実際には異なり得る。また、図3においては説明を簡略にするため、エンジン200の出力軸回転数、すなわちキャリア404の回転数が一定であるものと想定する。
図3Aは、第1クラッチ661を係合するとともに、第2クラッチ662を解放した状態、すなわち第1モード(Loモード)で、無段変速装置500の変速比γ、すなわちプライマリプーリ504(サンギヤ402)に対するセカンダリプーリ508(リングギヤ408)の回転数を最小にしたときの各回転要素の回転数を示す。図3Aに示す状態では、変速機350の変速比、すなわち入力回転数に対する出力回転数が最小となる。
図3Bは、第1モード(Loモード)で、変速機350がアップシフトされ、無段変速装置500の変速比γを「1」まで増大させたときの各回転要素の回転数を示す。図3Bにおける出力軸650の回転数は、図3Aにおける出力軸650の回転数よりも高い。第1モード(Loモード)では、無段変速装置500の変速比γを増大することによって、変速機350がアップシフトされる。
図3Cは、第1モード(Loモード)で、変速機350がさらにアップシフトされ、無段変速装置500の変速比γを最大にしたときの各回転要素の回転数を示す。図3Cに示す状態では、第1従動ギヤ612の回転数と出力軸650の回転数とが同期する。本実施の形態においては、第1従動ギヤ612の回転数と出力軸650の回転数とが同期することにより、第1従動ギヤ612の回転数と、出力軸650によって回転される第2駆動ギヤ620との回転数とが同じになる。よって、図3Cに示す状態では、第1クラッチ661と第2クラッチ662と同時に係合することができる。そのため、第1モード(Loモード)から第2モード(Hiモード)への移行時に発生し得るショックを低減できる。
図3Dは、第2クラッチ662を係合するとともに、第1クラッチ661を解放した状態、すなわち第2モード(Hiモード)で、無段変速装置500の変速比γを「1」まで減少させたときの各回転要素の回転数を示す。図3Dにおける出力軸650の回転数は、図3Cにおける出力軸650の回転数よりも高い。
図3Eは、第2モード(Hiモード)で、無段変速装置500の変速比γがさらに減少され、最小となったときの各回転要素の回転数を示す。図3Eにおける出力軸650の回転数は、図3Dにおける出力軸650の回転数よりも高い。
図3C〜3Dから明らかなように、第2モード(Hiモード)では、第1モード(Loモード)とは逆に、無段変速装置500の変速比γを減少させることによって、変速機350がアップシフトされる。すなわち、第1モード(Loモード)において出力軸650に対するキャリア404の回転数(入力回転数)を低減する際、すなわち変速機350をアップシフトする際のリングギヤ408の回転数の変化方向と、第2モード(Hiモード)において変速機350をアップシフトする際のリングギヤ408の回転数の変化方向とは逆である。したがって、無段変速装置500の変速比γを最小から最大まで増加させることによって変速機350をアップシフトした後、無段変速装置500の変速比γを最大から最小まで減少させることによって変速機350をさらにアップシフトすることができる。よって、変速比の変化幅を大きくできる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 パワートレーン、200 エンジン、300 トルクコンバータ、310 オイルポンプ、350 変速機、400 プラネタリギヤ、402 サンギヤ、404 キャリア、406 ピニオンギヤ、408 リングギヤ、500 無段変速装置、504 プライマリプーリ、508 セカンダリプーリ、510 金属ベルト、610 第1駆動ギヤ、612 第1従動ギヤ、620 第2駆動ギヤ、622 第2従動ギヤ、630 第3駆動ギヤ、632 第3従動ギヤ、640 第4駆動ギヤ、642 第4従動ギヤ、650 出力軸、661 第1クラッチ、662 第2クラッチ、701,702,703,704 軸心。

Claims (4)

  1. リングギヤ、キャリアおよびサンギヤを含み、前記キャリアがエンジンに連結される差動装置と、
    同軸で前記サンギヤに連結される第1の駆動ギヤと、
    前記第1の駆動ギヤと噛み合う第1の従動ギヤと、
    同軸で前記第1の従動ギヤに連結される第2の駆動ギヤと、
    前記第2の駆動ギヤと噛み合う第2の従動ギヤと、
    同軸で前記リングギヤに連結される第3の駆動ギヤと、
    前記第3の駆動ギヤと噛み合う第3の従動ギヤと、
    同軸で前記第3の従動ギヤに連結される第4の駆動ギヤと、
    前記第4の駆動ギヤと噛み合い、同軸で前記第2の従動ギヤに連結された第4の従動ギヤと、
    前記第1の従動ギヤの回転数と前記第3の従動ギヤの回転数との比を変更可能な変速装置と、
    同軸で前記第2の従動ギヤと前記第4の従動ギヤとに連結された出力軸と、
    前記第3の従動ギヤから前記出力軸までの間に設けられた第1のクラッチと、
    前記第1の従動ギヤから前記出力軸までの間に設けられた第2のクラッチとを備え
    側面視で、前記第1の従動ギヤの軸心と前記第3の従動ギヤの軸心とを結ぶ直線は、前記キャリアの軸心と前記出力軸の軸心との間において、前記キャリアの軸心と前記出力軸の軸心とを結ぶ直線と交差する、変速機。
  2. 前記変速機は、前記第1のクラッチを係合し、前記第2のクラッチを解放した第1のモードと、前記第2のクラッチを係合し、前記第1のクラッチを解放した第2のモードとのうちのいずれか一方のモードで作動し、
    前記第1のモードにおいて前記変速機がアップシフトする際の前記リングギヤの回転数の変化方向と、前記第2のモードにおいて前記変速機がアップシフトする際の前記リングギヤの回転数の変化方向とは逆である、請求項1に記載の変速機。
  3. 前記第1のモードで前記サンギヤに対する前記リングギヤの回転数を最大にした状態下において、前記第1の従動ギヤの回転数と、前記出力軸によって回転される前記第2の駆動ギヤの回転数とが同じになる、請求項に記載の変速機。
  4. 前記変速装置は、無段変速装置である、請求項1に記載の変速機。
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