JP2017047923A - エアゾール容器用吐出具 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄性を向上させると共に、流通時及び使用時における内容物の不用意な吐出を防止できるエアゾール容器用吐出具を提供する。【解決手段】エアゾール容器10に装着可能なエアゾール容器用吐出具1であって、エアゾール容器の口部を覆うカバー30と、カバー30に対して変位可能に連結され、内容物をステム13から吐出孔41aへと導いて外部に吐出させるノズル40と、ノズル40内に後方から着脱可能に挿入され吐出経路Sを形成する吐出経路形成部材50とを備えることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、洗浄性を向上させたエアゾール容器用吐出具に関するものである。
従来のエアゾール容器用吐出具としては、1つの容器のマウンティングカップから立ち上がる1つのステムにノズルが接続されるシングル式エアゾール容器用吐出具や、2つの容器のマウンティングカップからそれぞれ1つずつ立ち上がる総計2つのステムにノズルが接続される2連式エアゾール容器用吐出具や、1つの容器のマウンティングカップから立ち上がる2つのステムにノズルが接続されるエアゾール容器用吐出具などが知られている。
そして、このような従来のエアゾール容器用吐出具には、内容物の噴射後にノズル内を洗浄する際に、ノズルの内部に残留した内容物を洗浄し易くするために、ノズルが開閉可能に形成されたものがある。
例えば、特許文献1には、ノズルをステムに装着したままでも内部を洗浄可能とするために、ノズルの上面をヒンジを介して連結したカバーにより閉鎖するようにしたエアゾール容器用ノズルが開示されている。
特開2015−9837号公報
しかし、このように洗浄性を考慮したエアゾール容器用吐出具であっても、ノズルの位置が固定されているために洗浄時の取り扱いが必ずしも容易ではないという問題があった。また、流通時に内容物が吐出しないように、操作レバーの上面を覆うための別部品のカバーを取り付けたり、エアゾール容器本体を吐出具から取り外した状態で箱に入れるなどの対策を行っていたため、流通時にのみ別部品を必要としたり、箱のサイズが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために開発されたもので、洗浄性を向上させたエアゾール容器用吐出具を提供することを目的とする。また、本発明は、流通時及び使用時における内容物の不用意な吐出を防止できる、エアゾール容器用吐出具を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.ステムの押下により内容物を排出するエアゾール容器に装着可能なエアゾール容器用吐出具であって、
前記エアゾール容器の口部を覆うカバーと、
前記カバーに対して変位可能に連結され、前記エアゾール容器内の内容物を前記ステムから吐出孔へと導いて外部に吐出させるノズルと、
該ノズル内に後方から着脱可能に挿入され、吐出経路を形成する吐出経路形成部材と
を備える、エアゾール容器用吐出具。
2.該吐出経路形成部材は、変位可能なロックレバーを有し、該ロックレバーがロック位置にあるとき、前記ノズルに加えられる押圧力により該ロックレバーが前記カバーの一部に当接して、前記ノズルによる前記ステムの押下を拘束し、該ロックレバーがロック解除位置にあるとき、前記ノズルに加えられる押圧力により前記ステムが押下されて、前記エアゾール容器内の内容物が前記吐出孔から吐出される、前記1に記載のエアゾール容器用吐出具。
3.前記ロックレバーは、前記吐出経路形成部材の一部として一体成形されている、前記2に記載のエアゾール容器用吐出具。
4.前記エアゾール容器は2以上のステムを有し、前記吐出経路形成部材は、前記2以上のステムの各ステム毎に吐出孔までの吐出経路を区画形成する区画壁を有する、前記1乃至3のいずれか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
5.前記区画壁には、前記吐出経路間を連通させる孔部が設けられている、前記4に記載のエアゾール容器用吐出具。
6.前記孔部は、前記区画壁の長手方向に沿って複数設けられている、前記5に記載のエアゾール容器用吐出具。
7.前記複数の孔部は、前記区画壁の上端及び下端に交互に配置されている、前記6に記載のエアゾール容器用吐出具。
8.前記区画壁には、該区画壁に直交する方向に突出する凸部が設けられている、前記4乃至7のいずれかに記載のエアゾール容器用吐出具。
9.前記凸部は、前記孔部の直下、又は直上から前記区画壁に直交する方向に突出する、前記8に記載のエアゾール容器用吐出具。
10.前記ロックレバーには、前記ノズルに係合して該ロックレバーをロック位置又はロック解除位置の少なくとも一方に維持するための係合部が設けられている、前記2乃至9のいずれかに記載のエアゾール容器用吐出具。
本発明によれば、洗浄性を向上させたエアゾール容器用吐出具を提供することができる。また、本発明によれば、流通時及び使用時における内容物の不用意な吐出を防止できる、エアゾール容器用吐出具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態(ロック位置)を示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態(ロック位置)を示す(a)図1のA−A断面における平面断面図、及び(b)右側面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態(ロック位置)を示す右側面半断面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具に用いられる吐出経路形成部材の(a)平面図、(b)正面図、及び(c)左側面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具における、(a)ロック位置とロック解除位置との関係を示す平面図、及び(b)正面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態(ロック解除位置)を示す、(a)図7のB−B断面における平面断面図、及び(b)右側面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態(ロック解除位置)を示す、図6(a)のC−C断面における正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態(ロック解除位置)において、ノズルを押圧してステムが押下された状態を示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具において、ロックレバーがロック解除位置で固定された状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るエアゾール容器用吐出具の(a)平面断面図、及び吐出経路形成部材の(b)平面図、(c)正面図、(d)左側面図である。
以下、図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態に係るエアゾール容器用吐出具について詳細に例示説明する。
なお、本明細書、特許請求の範囲及び図面において前方とは、ノズルの噴射筒側であり、後方とは、ノズルの噴射筒の軸線に沿った前方とは反対側である。また、側方とは、前方から後方に向って容器を見る際の左右方向である。そして、「上」方向、「下」方向は、エアゾール容器を水平面上に載置した状態での向きを示す。
図1に示すように、エアゾール容器用吐出具1は、固定盤20と、カバー30と、ノズル40と、吐出経路形成部材50とを備える。本実施形態のエアゾール容器用吐出具1は、エアゾール容器10のマウンティングカップ12から立ち上がる2つのステム13に接続される。
エアゾール容器10は、例えば金属製の有底筒状の容器本体11に、例えば金属製のマウンティングカップ12の外縁を巻き締めして固着したものであり、容器本体11の内側には異なる種類の内容物が収容された図示しない2つの内袋が設けられている。また、容器本体11と内袋との間の空間には、例えば窒素、圧縮空気、アルゴン、ヘリウム、酸素、炭酸ガスの単体またはそれらの混合ガスから成る圧縮ガス等の噴射剤が充填されている。
エアゾール容器10のマウンティングカップ12には、固定盤20が装着されている。固定盤20は、マウンティングカップ12の外周面に係合突起26によりアンダーカット係合する内周壁21と、該内周壁21の上端に設けられマウンティングカップ12の上端近傍に位置する中間段部27と、中間段部27の内周端から更に上方に延びる上部周壁24と、上部周壁24の上端に設けられステム13を露出させる開口が形成された天面壁22と、中間段部27から外周側に突出して垂下するように設けられた円柱側面形状の外周壁25とを備える。外周壁25の左右両側面には、図3に示すようにカバー30の外周壁部31の左右両側方に形成された係止孔32に係合する係止突起23が形成されている。
カバー30の外周壁部31は略円筒面形状を有し、外周壁部31の上端部には図2(b)に示すように天面壁部35が設けられている。外周壁部31の左右両側面には、図3に示すように固定盤20の外周壁25に設けられた係止突起23が係合する係止孔32が形成されている。天面壁部35の内周側端部には、図3に示すように下方に延び後述するノズル40及び吐出経路形成部材50を収容する内周壁部36が垂下している。係止孔32に係止突起23が係合し、内周壁部36の下端が天面壁22に当接することより、カバー30は固定盤20に固定されている。カバー30の前方高さ方向中央には、図1に示すように中央段部33が設けられ、この中央段部33において前後方向に狭幅化され、上部周壁34が更に上方へと延びている。
カバー30の後方中央には、図1及び図2(b)に示すように当接面37が設けられている。この当接面37に対して、後述する吐出経路形成部材50に設けられた当接ブロック51bが上方から当接することによりノズル40の下方への変位が拘束され、内容物の吐出はロックされる。
ノズル40は、図1に示すようにカバー30の上部周壁34の上端に設けられたノズルヒンジ42を介してカバー30に連結されている。ノズル40の下面には、ステム13が嵌合するための嵌合筒43が設けられ、嵌合筒43の上部に設けられた入口孔43aによりステム13とノズル40とが連通している。また、ノズル40の内側面には、後方から吐出経路形成部材50の嵌合壁53が嵌合し、係合フランジ52がノズル40に設けられた係合孔44に係合する。これにより、ノズル40及び吐出経路形成部材50は、図1に示すように入口孔43aから吐出孔41aに至る内容物の吐出経路Sを形成する。
なお、この吐出経路Sは、図1及び図2(a)に示す区画壁54によって区切られており、2つのステム13から噴射された異なる内容物が、吐出経路S内で混合されないように構成されている。そして、噴射筒41に設けられた吐出孔41aから内容物毎に吐出される。
吐出経路形成部材50は、図4に示すようにロックレバー51がレバーヒンジ56を介して区画壁54等と連結されている。ロックレバー51は、レバーヒンジ56を支点として回動自在に構成されている。また、ロックレバー51の先端には、図2(b)等に示すストッパー係合部45aと係合してロックレバー51をロック位置又はロック解除位置のいずれかに維持するためのストッパー突起51a、及びカバー30に設けられた当接面37に当接させてノズル40の下方への変位を拘束する当接ブロック51bが設けられている。なお、洗浄時には、ノズル40の内側面に吐出経路形成部材50の嵌合壁53が嵌合した状態から図4の着脱レバー55を内向きに変形させてから引っ張ることにより、吐出経路形成部材50をノズル40から容易に離脱させて後方を開放し、吐出経路Sを洗浄することができる。
ロックレバー51は、上述のようにレバーヒンジ56を支点として回動可能に構成されている。そして図5に示すようにロックレバー51が区画壁54と同一直線状にあるときは「ロック位置」となり、図2(b)等に示すように当接ブロック51bが当接面37に当接する。この「ロック位置」にある状態では、図1に示すように、ノズル40はノズルヒンジ42と当接面37とにより下方向への変位が拘束されている。従って、利用者が「ロック位置」において操作レバー45に押圧力を加えてもノズル40が下方に変位することはなく、ステム13が押下されないので、内容物が排出されることがない。
次に、図5(a)において、ロックレバー51を上方又は下方に変位させて「ロック解除位置」となった場合について説明する。利用者がロックレバー51に力を加えて図6(a)に示す「ロック解除位置」へと変位させると、図6(b)に示すように吐出経路形成部材50の当接ブロック51bがカバー30の当接面37に対して円周方向にずれるため、当接ブロック51bが当接面37に当接しない状態となる。この「ロック解除位置」においては、図7に示すようにノズル40の左端は依然としてノズルヒンジ42によって回動可能に支持されている一方、ノズル40の右端は上下方向に支持されない状態となる。このため、ノズル40はノズルヒンジ42を支点として回動可能な状態となる。図8に示すように、この「ロック解除位置」において利用者が操作レバー45に対して矢印方向に押圧力を加えると、ノズル40がノズルヒンジ42周りに回動し、嵌合筒43がステム13を押下する。これにより、ステム13から内容物が排出され、吐出経路Sを経由して吐出孔41aから吐出される。
なお、この「ロック解除位置」においては、図9に示すようにロックレバー51の先端に設けられたストッパー突起51aが、操作レバー45の直下に設けられたストッパー係合部45aに係合する。このような構成により、利用者が一度ロックレバー51を操作して「ロック解除位置」にした後は、意に反して再び「ロック位置」に戻ってしまうことが無い。なお、ストッパー突起51aが2つのストッパー係合部45aの隙間の領域に位置するようにロックレバー51を操作することにより、「ロック位置」に維持することも可能である。
以上述べたように、本実施形態によれば、ノズル40の後方から吐出経路形成部材50を挿入して吐出経路Sを形成すると共に、この吐出経路形成部材50にノズル40の下方向への拘束の有無を切り替えるためのロックレバー51を設けるように構成した。そして、ノズル40の洗浄時には図3に示すリブ38を押圧して係止孔32への係止突起23の係合を解除してカバー30をノズル40と共に上方に引き抜くと共に、着脱レバー55を内向きに押し込みながら吐出経路形成部材50を図4の右方向にノズル40から引き抜く。これにより、取り外したノズル40をノズルヒンジ42周りに回動させながら、ノズル40内の洗浄を容易に行うことができる。また、流通時には、ロックレバー51が図5(a)のロック位置になるように操作することにより、当接ブロック51bが当接面37に当接するためノズル40に押圧力を加えてもステム13が押下されることがない。従って、流通時に操作レバー45を覆う付加的なカバーを設けたり、エアゾール容器用吐出具1をエアゾール容器10から取り外した状態で箱に入れる等の対応を行うことなく、内容物の意図しない吐出を回避することができる。
また、本実施形態によれば、ロックレバー51は吐出経路形成部材50の一部として、レバーヒンジ56と共に一体成形するように構成した。これにより、洗浄性の観点から設けた吐出経路形成部材50にステム13の押下をロックする機能を付加することができる。このため、部品点数を増加させたり箱の大きさを大きくすることなく流通時の内容物の意図しない吐出を回避することができる。
また、本実施形態によれば、複数のステム13毎に内容物の吐出経路Sを設けるために吐出経路形成部材50に区画壁54を設ける構成とした。これにより、複数の内容物を混合させることなく吐出孔41aから吐出させることができる。
また、本実施形態によれば、ロックレバー51に、操作レバー45近傍に設けたストッパー係合部45aに係合してロックレバー51を「ロック位置」又は「ロック解除位置」に維持するためのストッパー突起51aを設けるように構成した。これにより、利用者が一度ロックレバー51を操作して「ロック位置」又は「ロック解除位置」に移動させた後は、ロックレバー51が意図せずに元の位置に戻ってしまうことがない。
次に、図10を参照して、本発明の第2実施形態に係るエアゾール容器用吐出具について例示説明する。
なお、本実施形態は、吐出経路形成部材70の構成の一部が第1実施形態の吐出経路形成部材50と異なる他は、第1実施形態と差異が無い。従って、ここでは吐出経路形成部材70の構成を中心に説明する。
図10(a)は、本実施形態に係る吐出経路形成部材70を組み込んだエアゾール容器用吐出具の平面断面図であり、(b)〜(d)はそれぞれ吐出経路形成部材70の平面図、正面図、左側面である。本実施形態の吐出経路形成部材70は、第1実施形態の吐出経路形成部材50と比較して、区画壁74に孔部74a及び凸部74bを新たに設けている点で異なっている。
孔部74aは、図10(b)、(c)等から理解されるように、区画壁74の長手方向に所定の間隔で配置され、区画壁74の上端に配置されるものと下端に配置されるものとが交互に並べられている。また、区画壁74の上端に配置されている孔部74aの直下には、区画壁74と直交する方向に突出する凸部74bが設けられている。更に、区画壁74の下端に配置されている孔部74aの直上にも、同様に凸部74bが設けられている。
吐出経路形成部材70に上述のような孔部74aを設けることにより、2つのステム13から排出された2種類の内容物がこの孔部74aを通じて互いに交じり合う。従って、2つの内容物を適切な割合で混合させてから吐出させることができる。
また、吐出経路形成部材70に上述のような凸部74bを設けることにより、入口孔43aから吐出孔41aへと向かう内容物の流れを乱すことにより、2種類の内容物の混合を促進することができる。また、洗浄時に吐出経路形成部材70をノズル40から引き抜く際には、区画壁74から突出する凸部74bがノズル40内に残留する内容物を絡め取るので、ノズル40の洗浄性を向上させることができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、吐出経路形成部材70の区画壁74に孔部74aを設けたので、2種類の内容物を適切な割合で混合させることができる。
また、本実施形態によれば、孔部74aを区画壁74の長手方向に沿って複数設けるように構成したので、2種類の内容物の混合を促進することができる。
また、本実施形態によれば、孔部74aを区画壁74の上端及び下端に交互に配置したので、吐出経路S内の内容物の流れが乱され、2種類の内容物の混合を更に促進することができる。
また、本実施形態によれば、区画壁74に直交する方向に突出する凸部74bを設けたので、内容物の混合を更に促進させることができる他、ノズル40の洗浄時に吐出経路形成部材70を引き抜く際にノズル40内に残留する内容物を絡め取ることができるので、ノズル40の洗浄性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、区画壁74の上端に設けた孔部74aの直下、又は区画壁74の下端に設けた孔部74aの直上に凸部74bを配置するように構成した。これにより、2種類の内容物の混合を更に促進させることができる他、洗浄時にノズル40内に残留する内容物を更に効率良く絡め取ることができるので、ノズル40の洗浄性を更に向上させることができる。
上述したところは、本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、第1及び第2実施形態のノズル40は、カバー30とノズルヒンジ42により連結されて一体化されているが、この態様には限定されない。本発明は、カバー30とノズル40とを別部品として構成してもよい。
また、第1及び第2実施形態のロックレバー51,71は、図5に示すように中央にあるときに「ロック位置」となり、上下どちらか一方に変位したときに「ロック解除位置」となるように構成したが、この態様には限定されない。中央にあるときに「ロック解除位置」となり、上下どちらか一方に変位したときに「ロック位置」となるように構成してもよい。
また、第1実施形態の吐出経路形成部材50は、区画壁54を設けるように構成したが、この態様には限定されない。吐出経路形成部材50が区画壁54を有さず、ノズル40への挿入により、単にノズル40の後方が閉じられるように構成してもよい。
また、第2実施形態の吐出経路形成部材70は、区画壁74の長手方向に一定間隔で孔部74a及び凸部74bを設けるように構成したが、この態様には限定されない。孔部74a及び凸部74bは複数箇所に設けられていればよく、また1箇所のみに設けられていてもよい。そして、これらもまた本発明の範囲内であると理解すべきである。
1 エアゾール容器用吐出具
10 エアゾール容器
11 容器本体
12 マウンティングカップ
13 ステム
20 固定盤
21 内周壁
22 天面壁
23 係止突起
24 上部周壁
25 外周壁
26 係合突起
27 中間段部
30 カバー
31 外周壁部
32 係止孔
32a U溝部
33 中央段部
34 上部周壁
35 天面壁部
36 内周壁部
37 当接面
38 リブ
38a U溝部
40 ノズル
41 噴射筒
41a 吐出孔
42 ノズルヒンジ
43 嵌合筒
43a 入口孔
44 係合孔
45 操作レバー
45a ストッパー係合部
50,70 吐出経路形成部材
51,71 ロックレバー
51a,71a ストッパー突起(係合部)
51b,71b 当接ブロック
52,72 係合フランジ
53,73 嵌合壁
54,74 区画壁
55,75 着脱レバー
56,76 レバーヒンジ(ヒンジ部)
74a 孔部
74b 凸部
S 吐出経路

Claims (10)

  1. ステムの押下により内容物を排出するエアゾール容器に装着可能なエアゾール容器用吐出具であって、
    前記エアゾール容器の口部を覆うカバーと、
    前記カバーに対して変位可能に連結され、前記エアゾール容器内の内容物を前記ステムから吐出孔へと導いて外部に吐出させるノズルと、
    該ノズル内に後方から着脱可能に挿入され、吐出経路を形成する吐出経路形成部材と
    を備える、エアゾール容器用吐出具。
  2. 該吐出経路形成部材は、変位可能なロックレバーを有し、該ロックレバーがロック位置にあるとき、前記ノズルに加えられる押圧力により該ロックレバーが前記カバーの一部に当接して、前記ノズルによる前記ステムの押下を拘束し、該ロックレバーがロック解除位置にあるとき、前記ノズルに加えられる押圧力により前記ステムが押下されて、前記エアゾール容器内の内容物が前記吐出孔から吐出される、請求項1に記載のエアゾール容器用吐出具。
  3. 前記ロックレバーは、前記吐出経路形成部材の一部として一体成形されている、請求項2に記載のエアゾール容器用吐出具。
  4. 前記エアゾール容器は2以上のステムを有し、前記吐出経路形成部材は、前記2以上のステムの各ステム毎に吐出孔までの吐出経路を区画形成する区画壁を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  5. 前記区画壁には、前記吐出経路間を連通させる孔部が設けられている、請求項4に記載のエアゾール容器用吐出具。
  6. 前記孔部は、前記区画壁の長手方向に沿って複数設けられている、請求項5に記載のエアゾール容器用吐出具。
  7. 前記複数の孔部は、前記区画壁の上端及び下端に交互に配置されている、請求項6に記載のエアゾール容器用吐出具。
  8. 前記区画壁には、該区画壁に直交する方向に突出する凸部が設けられている、請求項4乃至7のいずれか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  9. 前記凸部は、前記孔部の直下、又は直上から前記区画壁に直交する方向に突出する、請求項8に記載のエアゾール容器用吐出具。
  10. 前記ロックレバーには、前記ノズルに係合して該ロックレバーをロック位置又はロック解除位置の少なくとも一方に維持するための係合部が設けられている、請求項2乃至9のいずれか一項に記載のエアゾール容器用吐出具。
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