JP2017047571A - 熱転写型画像形成装置、インクリボンの処理方法 - Google Patents

熱転写型画像形成装置、インクリボンの処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱転写がなされた後のインクリボン、いわゆる抜け殻から情報が漏洩することを防止できる熱転写型画像形成装置を提供する。【解決手段】熱転写型画像形成装置を、複数の色材層が面順次に設けられた第1のインクリボンAを介して熱転写による印刷を行う第1の印刷部71と、複数の色材層が面順次に設けられた第2のインクリボンBを介して熱転写による印刷を行う第2の印刷部72と、第2の印刷部の下流に設けられ、第2のインクリボンの上下を反転させる反転部78と、反転部の下流に設けられ、反転せしめられた第2のインクリボンと、反転していない第1のインクリボンを熱融着させる融着処理部77と、から構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、インクリボンを用いて画像を熱転写する熱転写型画像形成装置、およびインクリボンの処理方法に関する。
インクリボンに印画ヘッドを当接し、熱転写により印刷を行う熱転写型のプリンタは、種々の用途に用いられ、例えば、特許文献1に記載のようにいわゆるプリクラ(登録商標)などのプリントシール機による写真の印刷に用いられている。
ところで、近年、個人情報の保護が重視される中、上記のようなプリントシール機においても、個人情報の漏洩に関する問題が発生している。すなわち、熱転写がなされた後のインクリボン、いわゆる抜け殻には、印刷に係る情報が残存するため、このインクリボンを不用意に廃棄すると、第三者に個人情報が漏洩してしまうという問題である。この問題は、プリントシール機に限られず、インクリボンに情報が残る熱転写型のプリンタに共通する問題であり、その解決が要望されている。
本願出願人は、以前からこの問題の解決に取り組んでおり、例えば特許文献2に記載するような技術を開発している。
特開2000−118077号公報 特開2008−126510号公報
本願発明は、このような状況下においてなされたものであり、熱転写がなされた後のインクリボン、いわゆる抜け殻から情報が漏洩することを防止できる熱転写型画像形成装置、およびインクリボンの処理方法を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本願発明は、熱転写型画像形成装置であって、複数の色材層が面順次に設けられた第1のインクリボンを介して熱転写による印刷を行う第1の印刷部と、複数の色材層が面順次に設けられた第2のインクリボンを介して熱転写による印刷を行う第2の印刷部と、前記第2の印刷部の下流に設けられ、前記第2のインクリボンの上下を反転させる反転部と、前記反転部の下流に設けられ、前記反転せしめられた第2のインクリボンと、前記反転していない第1のインクリボンを熱融着させる融着処理部と、を含むことを特徴とする。
上記の発明にあっては、前記融着処理部において前記第1のインクリボンと第2のインクリボンとを熱融着させる際には、両リボンの色材層が設けられている面同士を熱融着させてもよい。
また、上記の発明にあっては、前記第1の印刷部の下流側に設けられ、熱転写後の第1のインクリボンの搬送量を調整する第1のバッファユニットと、前記第1のバッファユニットの下流に設けられ、熱転写後の第1のインクリボンにおける色材層を検知する第1の検知センサーと、前記第2の印刷部の下流側に設けられ、熱転写後の第2のインクリボンの搬送量を調整する第2のバッファユニットと、前記第2のバッファユニットの下流に設けられ、熱転写後の第2のインクリボンにおける色材層を検知する第2の検知センサーと、をさらに含み、前記第1および第2それぞれの検知センサーにおいて、熱転写後の第1および第2それぞれのインクリボンにおける色材層を検知し、その位置に応じて前記第1および第2それぞれのバッファユニットにおいて熱転写後の第1および第2それぞれのインクリボンの搬送量を調整することで、熱転写後の第1のインクリボンにおける色材層と、熱転写後の第2のインクリボンとをずれた状態にして、前記融着処理部において両者を熱融着させてもよい。
上記課題を解決するための本願の別の発明は、複数の色材層が面順次に設けられたインクリボンの処理方法であって、処理すべき2以上の熱転写後の前記各インクリボンのうち、一のインクリボンの上下を反転せしめ、当該反転したインクリボンと他のインクリボンとを熱融着せしめることを特徴とする。
本発明の熱転写型画像形成装置、およびインクリボンの処理方法によれば、2本以上の熱転写後のインクリボン、いわゆる抜け殻を、単純に熱融着するにとどまらず、熱転写後の第1のインクリボンを反転せしめた状態で第2のインクリボンと熱融着せしめているので、互いのインクリボンにおける色材層に残存する情報が複雑に重なり合う状態とすることができるので、情報を読み取りづらくすることができ、情報漏洩を防止することができる。
本実施形態の装置および方法において行われる熱融着の仕方を説明するための図である。 図1に示す2本のインクリボンを熱融着せしめた状態を示す図である。 本実施形態の装置および方法において行われる別の熱融着の仕方を説明するための図である。 図3に示す2本のインクリボンを熱融着せしめた状態を示す図である。 本実施形態にかかる熱転写型画像形成装置の構成を説明するための概略構成図である。 バッファユニットの構成の一例及び動作を説明する図である。
<熱融着の仕方1>
まずはじめに、本願発明の実施形態にかかる熱転写型画像形成装置、および本願発明の実施形態にかかるインクリボンの処理方法に共通する、熱転写後の、換言すれば使用済みのインクリボンの熱融着の仕方について説明する。
図1は、本実施形態の装置および方法において行われる熱融着の仕方を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態の装置および方法においては、熱転写後のインクリボンを2本(符号A、B)用いる。第1のインクリボンAおよび第2のインクリボンBのそれぞれには、複数の色材層Y、M、C、・・・が面順次に設けられている。そして、第1のインクリボンAおよび第2のインクリボンBのそれぞれは、熱転写後、つまり使用済みであることから、熱転写にかかる情報が、いわゆる抜け殻として残存している。図1に示す第1のインクリボンAおよび第2のインクリボンBは、人物の正面写真を熱転写した後のインクリボンであり、したがって、人物の顔が抜け殻として残存している。
このような熱転写後の2本のインクリボンA、Bを処理するにあたり、本実施形態の装置および方法においては、処理すべきインクリボンA、Bのうちの第2のインクリボンBの上下を反転した状態にして、両インクリボンを熱融着せしめる。
図2は、図1に示す2本のインクリボンA、Bを熱融着せしめた状態を示す図である。
図2に示すように、本実施形態の装置および方法によれば、上記の<熱融着の仕方1>を行うので、第1のインクリボンAにおける色材層Y、M、C、・・・に残存する情報に、第2のインクリボンBにおける色材層Y、M、C、・・・に情報が、反転した状態で重なることになるため、もとの情報が読み取れなくなり、その結果、熱転写後のインクリボンA、Bからの情報漏洩を防止することができる。
ここで、本実施形態の装置および方法においては、融着すべき熱転写後の第1のインクリボンAおよび第2のインクリボンBそれぞれにおける色材層Y、M、C・・・の色を合わせる必要はなく、第1のインクリボンAのイエロー色材層Yと第2のインクリボンBのマゼンタ色材層Mとが重なりあってもよい。
なお、本実施形態の装置および方法における「上下」とは、インクリボンの色材層に残存する情報を基準としての上下であり、「反転」とは、インクリボンを、搬送方向を軸として180°回転させることをいう。
<熱融着の仕方2>
図3は、本実施形態の装置および方法において行われる別の熱融着の仕方を説明するための図である。
図4は、図3に示す第1のインクリボンAおよび第2のインクリボンBを熱融着せしめた状態を示す図である。
図3に示すように、本実施形態の装置および方法においては、2本の処理すべき熱融着後のインクリボンA、Bにおける色材層の境界X、Zに検知マーク10が設けられている。そして、前述のように第2のインクリボンBの上下を反転させるとともに、各インクリボンA、Bにおける色材層の境界X、Zを検知し、これを互いにずらした状態として熱融着することを特徴としている。本実施形態の装置および方法によれば、2本のインクリボンA、Bそれぞれの色材層同士がぴったりと重なってしまうことを防止でき、第1のインクリボンAの色材層に、第2のインクリボンBの色材層が2つ重なることとなり、かつ、第2のインクリボンBの上下は反転しているので、両インクリボンA、Bそれぞれにおける色材層に抜け殻として残存する情報がより複雑に重なり合うこととなり、もとの情報が読み取れなくなり、その結果、熱転写後の2本のインクリボンA、Bからの情報漏洩を防止することができる。ここで、本実施形態の如く、それぞれの境界X、Zに検知マーク10が設けられていることにより、当該検知マークを検知し、この検知マーク10を互いにずらした状態とすることが容易となる。
また、図4に示すように、検知マーク10が設けられた2本のインクリボンA、Bを熱融着した場合、検知マーク10そのものが、各インクリボンA、Bにおける色材層に残存する情報を隠蔽する効果を発揮するので、情報漏洩防止の観点からも好ましい。
なお、図示はしないが、本実施形態の装置および方法にあっては、インクリボンの色材層の境界に設けられる検知マークは必須のものではなく、色材層そのものを検知したり、色材層の境界自体を検知したりすることにより、互いの色材層をずらして熱融着せしめてもよい。
また、上記<熱融着の仕方1>および<熱融着の仕方2>では、いずれも2本のインクリボンA、Bを熱融着せしめたが、これに限定されることはなく、2本以上のインクリボン、たとえば3本、4本・・・、など2本以上のインクリボンを熱融着せしめることも可能であり、この場合、熱融着せしめるインクリボンのうち少なくとも一のインクリボンの上下を反転せしめればよい。
<インクリボンの処理方法>
以下に、上記で説明した<熱融着の仕方1、2>を特徴とする本発明の実施形態にかかるインクリボンの処理方法について具体的に説明する。
本実施形態にかかるインクリボンの処理方法は、複数の色材層が面順次に設けられたインクリボンの処理方法であって、処理すべき2本以上の熱転写後の前記各インクリボンのうち、一のインクリボンの上下を反転せしめ、当該反転したインクリボンと他のインクリボンとを熱融着せしめることを特徴とする。
まず、本実施形態にかかるインクリボンの処理方法の対象物は、複数の色材層が面順次に設けられたインクリボンであって、熱転写後、つまり使用済みのものであればよい。インクリボン自体の構成については特に限定されることはなく、複数の色材層が面順次に設けられているものであれば、いかなるインクリボンをも処理可能である。一般的に、インクリボンは、基材シートの一方の面にイエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン染料層、場合によってはこれら3色の色材層に加えて黒色染料層が設けられている。このようなインクリボンにあって、基材シートの材質や厚みなどについては特に限定されることはなく、各色色材層の組成についても特に限定されることはない。また、色材層にあっては昇華型の色材層であってもよく、熱溶融型の色材層であってもよい。
本実施形態にかかるインクリボンの処理方法にあっては、上記<熱融着の仕方1、2>で説明の通り、2本以上のインクリボンをまとめて熱融着せしめることに特徴を有している。当該2本以上のインクリボンが異なる種類のインクリボンであっても処理は可能であるが、一方のインクリボンの上下を反転させた状態で熱融着をすることから同種のインクリボンを処理することが好ましい。
また、前述の通り、インクリボンの色材層をずらして、より具体的には色材層の境界をずらして熱融着せしめる場合にあっては、色材層の間に各種検知マークが設けられていてもよい。
本実施形態にかかるインクリボンの処理方法にあっては、処理すべき2本以上の熱転写後の前記各インクリボンのうち、一のインクリボンの上下を反転せしめ、当該反転したインクリボンと他のインクリボンとを熱融着せしめる。
ここで、一のインクリボンの上下を反転せしめる方法については特に限定することはなく、例えば公知の反転ロールなどを用いればよい。また、インクリボンの上下を反転させるタイミングについても、特に限定されることはなく、熱融着せしめる前のいずれかのタイミングにおいてインクリボンの上下を反転させればよい。
また、2本以上のインクリボンを熱融着せしめる方法については特に限定されることはなく、既存の技術を適宜選択して用いることができる。例えば各種加熱手段、具体的にはサーマルヘッドなどを用いてもよい。また、2本のインクリボンの熱融着せしめるにあたり、両インクリボンの色材層が設けられている面同士が接するように接着せしめることが好ましい。基材シートや背面層が設けられている面は熱融着には不向きな場合があるからである。
本実施形態にかかるインクリボンの処理方法にあっては、前述のとおり、一のインクリボンの上下を反転させることに加え、熱転写後の前記各インクリボンにおける色材層の境界を検知し、その位置に応じて熱転写後の各インクリボンの搬送量を調整することで、一の熱転写後のインクリボンにおける色材層の境界と、他の熱転写後のインクリボンの境界とをずれた状態にして、両者を熱融着せしめてもよい。
この場合において、各インクリボンにおける色材層の境界の検知方法については特に限定されることはなく、既存の技術を適宜選択して用いればよい、たとえば各種光学センサーなどを用いて、色材層と色材層との境界を検知してもよい。また、上記のとおり、各インクリボンにおける色材層の境界に検知マークが設けられている場合には、当該検知マークを検知すればよく、その具体的方法についても特に限定されることはなく、既存の技術を応用可能である。
また、色材層の境界を検知し、各インクリボンの搬送量の調節を行う場合において、当該搬送量の調節方法についても特に限定されることはなく、やはり既存の技術を的に選択して用いることができる。たとえば、後述するように、既存のバッファユニットなどを用いてもよい。なお、当該インクリボンの搬送量の調節は、上記<熱融着の仕方1、2>で説明の通り、一のインクリボンにおける色材層の境界と、他のインクリボンにおける色材層との境界をずらすために行われるものである。
<熱転写型画像形成装置>
以下に、上記で説明した<熱融着の仕方1、2>を特徴とする本発明の実施形態にかかる本願発明の実施形態にかかる熱転写型画像形成装置について具体的に説明する。
図5は、本実施形態にかかる熱転写型画像形成装置の構成を説明するための概略構成図である。
図5に示すように、本実施形態にかかる熱転写型画像形成装置70は、複数の色材層が面順次に設けられた第1のインクリボンAおよび第2のインクリボンBのそれぞれを介して熱転写による印刷を行う、第1の印刷部71および第2の印刷部72と、前記第2の印刷部72の下流に設けられ、第2のインクリボンBの上下を反転させる反転部78と、前記反転部78の下流に設けられ、前記反転せしめられた第2のインクリボンBおよび反転していない第1のインクリボンAを熱融着させる融着処理部77と、を含んでいる。
本実施形態にかかる熱転写型画像形成装置70において用いられる第1のインクリボンAおよび第2のインクリボンBについては、上記本実施形態にかかる方法において説明した通りであり、ここでの説明は省略する。
また、本実施形態にかかる装置70における第1の印刷部71および第2の印刷部72についても特に限定されることはなく、従来公知の各種印刷装置を採用することができる。例えば昇華型印刷装置であってもよく、熱溶融型印刷装置であってもよい。
本実施形態にかかる装置70にあっては、2つの印刷部71、72それぞれにおいて熱転写による印刷が終了すると、熱転写後の第1のインクリボンAはそのまま融着処理部77に送られる一方で、第2のインクリボンBは反転部78に送られ、上下が反転せしめられる。当該反転部78の具体的な構成については特に限定されることはなく、例えば従来公知の反転ローラやターンバーなどを用いることができる。
本実施形態にかかる装置70にあっては、第1のインクリボンAと反転せしめられた第2のインクリボンBとが融着処理部77において熱融着せしめられる。当該融着処理部77についても特に限定されることはなく、図示するように、2つのローラからなり、一方または双方のローラが加熱ローラである融着処理部であってもよく、図示はしないがサーマルヘッドタイプの融着処理部であってもよい。
本実施形態にかかる装置70にあっては、上記で説明した各構成に加え、他の構成を含んでいてもよい。
例えば、図5に示すように、2つの印刷部71、72それぞれの下流側に設けられ、熱転写後の2本のインクリボンA、Bそれぞれの搬送量を調整する第1のバッファユニット73および第2のバッファユニット74と、前記2つのバッファユニット73、74の下流に設けられ、熱転写後の2本のインクリボンA、Bそれぞれにおける色材層の境界を検知する第1の検知センサー75および第2の検知センサー76と、を含んでいてもよい。
この場合、2つの印刷部71、72において熱転写による印刷が終了すると、熱転写後の2本のインクリボンA、Bのそれぞれは、まず、2つの印刷部71、72それぞれの下流に設けられた2つのバッファユニット73、74に送られる。当該2つのバッファユニット73、74についても特に限定されることはなく、後述する検知センサー75、76で検知された各インクリボンA、Bにおける色材層の境界の位置に応じて、それぞれのインクリボンの搬送量を調整可能な装置であればよい。
図6は、バッファユニットの構成の一例及び動作を説明する図である。
図6(a)に示すように、第1および第2のバッファユニット73、74は、インクリボンを上下面から挟むように配置され、かつ搬送方向に間隔をおいて配置される5つの調整用ローラを設けている。ここでは、インクリボンの上面側に3つ、下面側に2つの調整用ローラ81が配置されている。そして、各調整用ローラ81は、インクリボンに対して近接離間する方向に移動可能に構成されている。例えば、図6(b)及び図6(c)に示すように、中央の3つの調整用ローラ81がインクリボンに対して近接し、接触したままインクリボンを引っ張るようにさらに移動すると、その移動量によって第1および第2のバッファユニット73、74内のインクリボンの経路の長さを調整することができる。これにより、各印刷部71、72から排出される各インクリボンにおける色材層の境界が重なっていたとしても、各バッファユニット73、74で、搬送量を調整して、当該境界をずらすことができる。
本実施形態にかかる装置70にあっては、第1および第2のバッファユニット73、74の下流に各インクリボンにおける色材層の境界を検知するための第1および第2の検知センサー75、76が設けられていてもよい。この2つの検知センサー75、76についても特に限定されることはなく、色材層の境界を検知可能なセンサーであればいかなるものも採用可能である。
なお、上述の通り、各インクリボンにおける色材層の境界に検知マーク10が設けられている場合には、当該検知マークの種類に応じ、当該検知マークを検知可能な検知センサーを用いればよい。
また、当該第1および第2の検知センサー75、76と前述の第1および第2のバッファユニット73、74とは連動しており、2つの検知センサー75、76によって検知した境界の位置に関する情報に基づいて、前述の2つのバッファユニット73、74が作動する、いわゆるフィードバック制御が行われることが好ましい。これにより色材層の境界の位置をずらすことができる。
さらに、図5に示すように、融着処理部77の下流側には、融着処理せしめられたインクリボンを巻き取るための巻き取りローラ79が備えられていてもよい。
また、図5に示した熱転写型画像形成装置70にあっては印刷部が2つ設けられていたが、これに限定されることはなく、3つ以上の印刷部があってもよい。
A…第1のインクリボン
B…第2のインクリボン
C、M、Y…色材層
X、Z…色材層の境界
10…検知マーク
70…熱転写型画像形成装置
71…第1の印刷部
72…第2の印刷部
73…第1のバッファユニット
74…第2のバッファユニット
75…第1の検知センサー
76…第2の検知センサー
77…融着処理部
78…反転部
79…巻き取りローラ

Claims (4)

  1. 複数の色材層が面順次に設けられた第1のインクリボンを介して熱転写による印刷を行う第1の印刷部と、
    複数の色材層が面順次に設けられた第2のインクリボンを介して熱転写による印刷を行う第2の印刷部と、
    前記第2の印刷部の下流に設けられ、前記第2のインクリボンの上下を反転させる反転部と、
    前記反転部の下流に設けられ、前記反転せしめられた第2のインクリボンと、前記反転していない第1のインクリボンを熱融着させる融着処理部と、
    を含むことを特徴とする熱転写型画像形成装置。
  2. 前記融着処理部において前記第1のインクリボンと第2のインクリボンとを熱融着させる際には、両リボンの色材層が設けられている面同士を熱融着させることを特徴とする請求項1に記載の熱転写型画像形成装置。
  3. 前記第1の印刷部の下流側に設けられ、熱転写後の第1のインクリボンの搬送量を調整する第1のバッファユニットと、
    前記第1のバッファユニットの下流に設けられ、熱転写後の第1のインクリボンにおける色材層を検知する第1の検知センサーと、
    前記第2の印刷部の下流側に設けられ、熱転写後の第2のインクリボンの搬送量を調整する第2のバッファユニットと、
    前記第2のバッファユニットの下流に設けられ、熱転写後の第2のインクリボンにおける色材層を検知する第2の検知センサーと、
    をさらに含み、
    前記第1および第2それぞれの検知センサーにおいて、熱転写後の第1および第2それぞれのインクリボンにおける色材層を検知し、その位置に応じて前記第1および第2それぞれのバッファユニットにおいて熱転写後の第1および第2それぞれのインクリボンの搬送量を調整することで、熱転写後の第1のインクリボンにおける色材層と、熱転写後の第2のインクリボンとをずれた状態にして、前記融着処理部において両者を熱融着させることを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写型画像形成装置。
  4. 複数の色材層が面順次に設けられたインクリボンの処理方法であって、
    処理すべき2以上の熱転写後の前記各インクリボンのうち、一のインクリボンの上下を反転せしめ、当該反転したインクリボンと他のインクリボンとを熱融着せしめることを特徴とするインクリボンの処理方法。
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