JP2017045368A - 車間距離警報装置及び車間距離警報制御方法 - Google Patents

車間距離警報装置及び車間距離警報制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】先行車が進路変更する際の先行車との接近により発せられる不要な警報を防ぐことができる車間距離警報装置及び車間距離警報制御方法を提供する。
【解決手段】車両の車軸方向において前記車両の前方を走行する先行車を特定する先行車特定部と、前記車軸方向において前記車両と特定された先行車との車間距離が警報距離以下であるか否かを判定する車間距離警報判定部と、前記車両と特定された先行車との前記車間距離が前記警報距離以下であるときに警報出力部から車間距離警報を出力させる警報出力処理部と、前記車両の車幅方向における前記車両と特定された先行車とのずれである車幅方向ずれが所定値以上であるか否かを判定する車幅方向ずれ判定部と、前記車幅方向ずれが前記所定値以上であると判定されたことを条件として、前記車間距離警報の出力の待ち時間を設定する警報待ち時間設定部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車間距離警報装置及び車間距離警報制御方法に関する。
従来、車両前方を走行する先行車を特定したうえで、その特定した先行車との車間距離を算出し、算出した車間距離に基づいて警報(車間距離警報)を発する車間距離警報装置が、知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−151649号公報
ところで、車両前方を走行する先行車の特定においては、車両の前方側に設けられたミリ波レーダ装置やカメラといった検知手段からの情報を基にしているが、これら検知手段で検知可能な範囲は、車両の車軸方向だけでなく車幅方向にも一定程度の広がりをもっているため、先行車が車両に対して左右にある程度ずれても、車両は先行車を捕捉し続けることができる。そのため、例えば、先行車が車線変更をしたり交差点を曲がり始まったりすること(以下、これらをまとめて「進路変更」という)で車両に対して車幅方向にずれたときに、もはや車両との衝突危険性がほぼなくなったにもかかわらず、その先行車が減速によって車両に接近して車間距離が警報距離以下になれば、その時点で車間距離警報が作動してしまうという問題があった。
本発明は、不要な車間距離警報を抑制することができる車間距離警報装置及び車間距離警報制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る車間距離警報装置は、
車両の車軸方向において前記車両の前方を走行する先行車を特定する先行車特定部と、
前記車軸方向における前記車両と特定された先行車との車間距離が警報距離以下であるか否かを判定する車間距離警報判定部と、
前記車両と特定された先行車との前記車間距離が前記警報距離以下であるときに警報出力部から車間距離警報を出力させる警報出力処理部と、
前記車両の車幅方向における前記車両と特定された先行車とのずれである車幅方向ずれが所定値以上であるか否かを判定する車幅方向ずれ判定部と、
前記車幅方向ずれが前記所定値以上であると判定されたことを条件として、前記車間距離警報の出力の待ち時間を設定する警報待ち時間設定部と、
を有する。
本発明に係る車間距離警報制御方法は、
車両の車軸方向において前記車両の前方を走行する先行車を特定し、前記車軸方向における前記車両と特定された先行車との車間距離が警報距離以下であるか否かを判定し、前記車両と特定された先行車との前記車間距離が前記警報距離以下であるときに警報出力部から車間距離警報を出力させる、前記車両において実行される車間距離警報制御方法であって、
前記車両の車幅方向における前記車両と特定された先行車とのずれである車幅方向ずれが所定値以上であるか否かを判定し、
前記車幅方向ずれが前記所定値以上であると判定されたときに、前記車間距離警報の出力の待ち時間を設定する。
本発明によれば、不要な車間距離警報を抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係る車間距離警報装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る車間距離警報装置を備えた車両と先行車との車間距離を示す模式図である。 本実施の形態に係る車間距離警報装置における車間距離警報の出力の待ち時間が設定される場合の具体例(1)を説明するための図である。 本実施の形態に係る車間距離警報装置における車間距離警報の出力の待ち時間が設定される場合の具体例(2)を説明するための図である。 本実施の形態に係る車間距離警報装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る車間距離警報装置1の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1の車間距離警報装置1を備えた車両(以下、「自車」という)2と先行車3との車間距離を示す模式図である。図1において、本実施の形態に係る車間距離警報装置1は、ミリ波レーダ装置10と、カメラ11と、車速センサ12と、先行車特定部13と、警報距離設定部14と、車間距離警報判定部15と、警報出力処理部16と、警報出力部17と、車幅方向ずれ判定部18と、走行路判定部19と、警報待ち時間設定部20と、ヨーレートセンサ21とを備える。
ミリ波レーダ装置10は、自車2の前方側に配置され、前方にミリ波レーダを発信し、その反射波を受信する。ミリ波レーダ装置10は、ミリ波レーダの送信タイミングと、その反射波の受信タイミングとを示す情報を先行車特定部13へ出力する。なお、ミリ波レーダ装置10は、ミリ波レーダに代えて赤外線レーダを発信してもよい。カメラ11は、ミリ波レーダ装置10と同様に自車2の前方側に配置され、自車2の前方を撮影し、その映像を出力する。車速センサ12は、自車2の速度に応じた速度情報を出力する。車速センサ12は、例えば車両の車軸の回数数に比例したパルス信号を発生させるものである。
先行車特定部13は、ミリ波レーダ装置10及びカメラ11といった各種検知手段からの情報を基に自車2の車軸方向前方を走行する先行車3を特定する。また、先行車特定部13は、自車2の車軸方向における自車2と先行車3との車間距離Dmを所定時間毎に測定する。先行車特定部13は、自車2と先行車3との車間距離Dmが例えば約1m〜約100mであれば先行車3を捕捉可能である。先行車特定部13は、先行車3を捕捉すると、自車2と先行車3との相対速度と、車間距離Dmと、車幅方向ずれ(自車2の車幅方向における自車2と先行車3とのずれ)を求める。そして、求めた相対速度、車間距離Dm及び車幅方向ずれを出力する。
警報距離設定部14は、先行車特定部13から出力された自車2と先行車3との相対速度と、車速センサ12で検出された自車2の速度とを取得し、取得した自車2と先行車3との相対速度及び自車速度に基づいてリアルタイムで可変に警報距離を設定する。
車間距離警報判定部15は、警報距離設定部14で設定される警報距離と、先行車特定部13で求められた車間距離Dmとを取得し、車間距離Dmが警報距離以下であるか否かを判定する。また、車間距離警報判定部15は、車間距離Dmが警報距離以下であるか否かとは別に、自車2と先行車3との車間距離Dmが所定距離以下であるか否かも判定する。本実施の形態では、所定距離を「25m」とする。この「所定距離」は、出力される車間距離警報の信頼性を高めるために、より具体的には、車幅方向ずれの測定精度を一定レベル以上に確保することができるように、警報距離とは別に設定される閾値である。なお、この「所定距離」の候補を複数個容易しておき、その中の1つをドライバーが任意に選択できるようにしてもよい。
警報出力処理部16は、車間距離警報判定部15で車間距離Dmが警報距離以下であると判定された場合に、警報出力部17に警報出力指示を与える。ここで、特に、警報待ち時間設定部20から車間距離警報の出力の待ち時間(後述する)が通知された場合は、警報出力処理部16は、その待ち時間の間、先行車3を消失したか否かを判定する。警報出力処理部16は、その待ち時間の間、先行車3を消失しなかったことが確認された場合、警報出力部17に警報出力指示を与え、その一方、その待ち時間の間、先行車3を消失したことが確認された場合、警報出力部17に警報出力指示を与えない。なお、「先行車3が消失する」とは、それまで捕捉されていた先行車3がもはや捕捉されなくなった状態をいう。したがって、先行車3を消失したか否かは、先行車特定部13より得られる情報に基づいて確認することができる。
警報出力部17は、警報出力処理部16から警報出力指示が与えられることで、車間距離警報を出力する。車間距離警報は、例えば左右のドアスピーカからの警報音であったり、運転席のインパネに設けたディスプレイによる警報表示であったりする。音声や表示で車間距離警報を出すことで、自車2のドライバーは耳と目で車間距離警報を確認することができる。
車幅方向ずれ判定部18は、先行車特定部13で求められた車幅方向ずれが所定値以上であるか否かを判定する。本実施の形態では、自車2の車幅方向中央部から左右1mを所定値とする。走行路判定部19は、ヨーレートセンサ21により検出される自車2のヨーレート(旋回方向への回転角の変化速度)より、自車2の走行路が直線路であるか否か、又は比較的緩やかなカーブ路(例えば曲率半径が800R以上)であるか否かを判定する。
警報待ち時間設定部20は、車間距離警報判定部15にて車間距離Dmが所定距離(25m)以下であると判定され、また車幅方向ずれ判定部18にて車幅方向ずれが所定値(左右1m)以上であると判定され、更に走行路判定部19にて走行路が直線路又は所定曲率半径以上のカーブ路であると判定された場合、即ちこれらの3つの条件が成立した場合、警報出力部17における車間距離警報の出力の待ち時間(1秒)を設定する。待ち時間の設定は、警報待ち時間設定部20から警報出力処理部16に通知される。なお、待ち時間の設定は、待ち時間が経過すれば自動的に解除される。
ここで、走行路判定部19にて走行路判定を行う理由は、ある程度急なカーブ路では車幅方向のずれを高精度で測定することができなくなる可能性が高くなるからである。このようなことから、走行路が所定曲率半径未満の比較的急なカーブ路の場合は、車間距離警報の出力の待ち時間の設定を敢えて行わないようにしている。
また、警報待ち時間設定部20にて設定される「待ち時間」とは、車間距離警報を出力するタイミングを、車間距離Dmが警報距離以下になった瞬間から所定時間だけ遅らせる時間のことをいう。
「待ち時間」を「1秒」とした理由は、車間距離Dmが警報距離以下となった場合でも車間距離警報の出力を1秒待てば、先行車3の進路変更が進行することでもはやその先行車3との衝突危険性がほぼなくなり、車間距離警報を出力せずに済む場合があるからである。このように車間距離警報の出力を待たせる待ち時間を設けることで、不要な車間距離警報を抑制することができる。
次に、車間距離警報の出力の待ち時間が設定される場合について、2つの具体例を挙げて説明する。
図3は、本実施の形態に係る車間距離警報装置1における車間距離警報の出力の待ち時間が設定される場合の具体例(1)を説明するための図である。同図は、自車2が車道100の交差点100Aを直進しようとするときに先行車3が交差点100Aを右折する様子を模式的に示したものである。
同図において、先行車3が交差点100Aを右折するために減速すると、自車2は先行車3に接近することになる。このとき、自車2のドライバーは、先行車3の進路変更つまり右折が進行して自車2から離れて行くことを認識していれば、自車2が直進する際に、全く減速をしないか若干の減速をするに留まることがある。しかし、先行車3の右折中、その後部3Bが自車2の前方に残っている限り、車間距離警報装置1により先行車3が捕捉された状態が維持されるため、自車2と先行車3との車間距離Dmが警報距離以下になれば、警報出力処理部16から警報出力部17に警報出力指示が出力可能な状態となる。このとき、(1)自車2と先行車3との車間距離Dmが所定距離(25m)以下、(2)車幅方向ずれが所定値(左右1m)以上、(3)走行路が直線路又は所定曲率半径(800R)以上のカーブ路である、という警報出力待ちの3条件が成立していれば、警報待ち時間設定部20にて警報出力部17に車間距離警報の出力の待ち時間(1秒)が設定される。これにより、車間距離Dmが警報距離以下となっても直ぐには車間距離警報は出力されず、1秒間だけ車間距離警報の出力が保留される。
そして、車間距離警報の出力の待ち時間の間に先行車3の右折が進行して先行車3の捕捉状態が解除されれば、たとえ先行車3までの車間距離Dmが警報距離よりも近くなったとしても、その先行車3はすでに監視対象から除外されているので、車間距離警報を出力する必要性自体がなくなり、結果として、不要な車間距離警報の出力が抑制される。なお、例えば先行車3が横断歩道110を渡る歩行者待ちなどで一旦停止して、その間に待ち時間が経過すると、車間距離警報が出力されることになり、つまり通常通りに自車2のドライバーに注意喚起が促される。したがって、過度な警報出力抑制は行われず、必要な車間距離警報は適切に実行することができる。
なお、言うまでもないが、本実施の形態における車間距離警報の出力待ち時間設定は、先行車3が交差点を左折する場面でも適用可能である。
図4は、本実施の形態に係る車間距離警報装置1における車間距離警報の出力の待ち時間が設定される場合の具体例(2)を説明するための図である。同図は、片側2車線の車道100において自車2が左側の車線を走行しているときに先行車3が左側の車線から右側の車線に車線変更する様子を模式的に示したものである。
同図において、先行車3が車線変更する際、たとえ先行車3が減速していても、自車2のドライバーが、先行車3の進路変更つまり車線変更の進行により自車2から離れて行くことを認識している場合は、自車2が全く減速しないか若干の減速をするに留まることがある。しかし、先行車3の車線変更中、その後部3Bが自車2の前方に残っている限り、自車2と先行車3との車間距離Dmが警報距離以下になれば、警報出力処理部16から警報出力部17に警報出力指示が出力可能な状態となる。このとき、(1)自車2と先行車3との車間距離が所定距離(25m)以下、(2)車幅方向ずれが所定値(左右1m)以上、(3)走行路が直線路又は所定曲率半径(800R)以上のカーブ路である、という車間距離警報の出力待ちの3条件が成立していれば、警報待ち時間設定部20にて警報出力部17に車間距離警報の出力の待ち時間(1秒)が設定される。これにより、車間距離Dmが警報距離以下となっても直ぐには車間距離警報は出力されず、1秒間だけ車間距離警報が保留される。
そして、車間距離警報の出力の待ち時間の間に先行車3が車線変更を完了すれば、たとえ先行車3までの車間距離Dmが警報距離よりも近くなったとしても、その先行車3はすでに監視対象から除外されているので、車間距離警報を出力する必要性自体がなくなり、結果として、不要な車間距離警報の出力が抑制される。
なお、言うまでもないが、本実施の形態における車間距離警報の出力待ち時間設定は、先行車3が右側の車線から左側の車線に車線変更する場面でも適用可能である。
図5は、本実施の形態に係る車間距離警報装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
同図において、まず先行車特定部13が、ミリ波レーダ装置10の出力及びカメラ11からの情報を基に自車2の車軸方向前方を走行する特定の1台の車両を「先行車3」として捕捉する(ステップS10)。次いで、先行車特定部13は、捕捉した先行車3と自車2との相対速度と、先行車3と自車2との距離である車間距離Dmと、自車2の車幅方向における自車2と先行車3とのずれである車幅方向ずれを求める(ステップS11)。
先行車特定部13が、先行車3と自車2との相対速度と、先行車3と自車2との車間距離Dmと、自車2に対する先行車3の車幅方向ずれを求めた後、車間距離警報判定部15が、車間距離Dmが警報距離以下であるか否かを判定する(ステップS12)。なお、警報距離は警報距離設定部14にて求められる。車間距離警報判定部15は、車間距離Dmが警報距離以下であると判定すると(ステップS12で「YES」と判定すると)、車間距離Dmが所定値(例えば25m)以下であるか否かを判定する(ステップS13)。車間距離警報判定部15は、車間距離Dmが所定値以下であると判定すると(ステップS13で「YES」と判定すると)、車幅方向ずれ判定部18が、車幅方向ずれが所定値(例えば自車2の中央部から左右1m)以上であるか否かを判定する(ステップS14)。
車幅方向ずれ判定部18が、幅方向ずれが所定値以上であると判定すると(ステップS14で「YES」と判定すると)、走行路判定部19が、自車2と先行車3が走行している走行路が直線路又は所定曲率半径(例えば800R)以上のカーブ路であるか否かを判定する(ステップS15)。走行路判定部19が、走行路が直線路又は曲率半径が800R以上のカーブ路であると判定すると(ステップS15で「YES」と判定すると)、警報待ち時間設定部20が車間距離警報の出力の待ち時間(例えば1秒)を設定する(ステップS16)。
警報待ち時間設定部20が待ち時間を設定した後、警報出力処理部16は、先行車3を消失したか否かを確認しながら(ステップS17)、設定された待ち時間が経過したか否かを判定する(ステップS18)。警報出力処理部16は、先行車3を消失することなく(ステップS17で「NO」)、設定された待ち時間が経過したと判定すると(ステップS18で「YES」と判定すると)、警報出力部17に対して警報出力指示を出し、警報出力部17が、直ちに車間距離警報を出力する(ステップS19)。そして、本処理はステップS10に戻る。警報出力処理部16は、設定された待ち時間が経過してないと判定した場合(ステップS18で「NO」と判定した場合)は、待ち時間が経過したと判定するまで、ステップS18の判定を繰り返す。ここで、待ち時間が経過したか否かの判定を繰り返している間に、先行車3を消失したと判定された場合(ステップS17で「YES」と判定された場合)は、警報出力処理部16から警報出力部17への警報出力指示が出されないことはもちろんのこと、設定された待ち時間の経過も待つことなく、本処理はステップS10に戻る。
上記ステップS12で車間距離Dmが警報距離以下ではないと判定された場合(ステップS12で「NO」)、本処理は、ステップS10に戻る。また、上記ステップS12で車間距離Dmが警報距離以下であると判定された場合(ステップS12で「YES」)、上記ステップS13の判定で、車間距離警報判定部15が、車間距離Dmが所定値以下ではないと判定した場合(ステップS13で「NO」と判定した場合)、又は、上記ステップS14の判定で、車幅方向ずれ判定部18が、幅方向ずれが所定値以上ではないと判定した場合(ステップS14で「NO」と判定した場合)、又は、上記ステップS15の判定で、走行路判定部19が、走行路が直線路又は曲率半径が800R以上のカーブ路のいずれにも該当しないと判定した場合(ステップS15で「NO」と判定した場合)、警報待ち時間設定部20が車間距離警報の出力の待ち時間を設定することなく、即ち、警報出力処理部16が直ぐに、警報出力部17に対して警報出力指示を出し、警報出力部17が、直ちに車間距離警報を出力する(ステップS19)。そして、本処理はステップS10に戻る。
このように構成した本実施の形態の車間距離警報装置1は、自車2の車軸方向において自車2の前方を走行する先行車3までの車間距離Dmが警報距離以下である場合でも、車間距離Dmが所定距離以下であり、また自車2に対する先行車3の車幅方向ずれが所定値以上であり、更に走行路が直線路又は所定曲率半径以上のカーブ路のいずれかに該当することを条件として、車間距離警報の出力の待ち時間を設定するので、先行車3が進路変更する際の先行車3との接近により発せられる不要な警報を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上記実施の形態では、(1)車間距離Dmが所定距離以下と判定され、(2)車幅方向ずれが所定値以上と判定され、更に(3)走行路が直線路又は所定曲率半径以上のカーブ路のいずれかに該当すると判定された場合に、車間距離警報の出力の待ち時間を設定するようにしたが、(2)車幅方向ずれが所定値以上と判定された場合のみ車間距離警報の出力の待ち時間を設定するようにしもよいし、(1)車間距離Dmが所定距離以下と判定され、且つ(2)車幅方向ずれが所定値以上と判定された場合に車間距離警報の出力の待ち時間を設定するようにしもよい。また、(2)車幅方向ずれが所定値以上と判定され、且つ、走行路が直線路又は所定曲率半径以上のカーブ路と判定された場合に車間距離警報の出力の待ち時間を設定するようにしてもよい。要するに、本実施の形態の車間距離警報の出力の待ち時間設定においては、上記「(2)車幅方向ずれが所定値以上」が必要最低条件であるが、車幅方向ずれの測定結果の信頼性を確保するために、上記「(1)車間距離Dmが所定距離以下」及び上記「(3)走行路が直線路又は所定曲率半径以上のカーブ路のいずれかに該当する」の少なくとも一方を、待ち時間設定の条件に追加することが好ましい。
本発明は、不要な車間距離警報を抑制することができる車間距離警報装置及び車間距離警報制御方法として有用である。
1 車間距離警報装置
2 自車
3 先行車
10 ミリ波レーダ装置
11 カメラ
12 車速センサ
13 先行車特定部
14 警報距離設定部
15 車間距離警報判定部
16 警報出力処理部
17 警報出力部
18 車幅方向ずれ判定部
19 走行路判定部
20 警報待ち時間設定部
21 ヨーレートセンサ
100 車道
100A 交差点
110 横断歩道

Claims (4)

  1. 車両の車軸方向において前記車両の前方を走行する先行車を特定する先行車特定部と、
    前記車軸方向における前記車両と特定された先行車との車間距離が警報距離以下であるか否かを判定する車間距離警報判定部と、
    前記車両と特定された先行車との前記車間距離が前記警報距離以下であるときに警報出力部から車間距離警報を出力させる警報出力処理部と、
    前記車両の車幅方向における前記車両と特定された先行車とのずれである車幅方向ずれが所定値以上であるか否かを判定する車幅方向ずれ判定部と、
    前記車幅方向ずれが前記所定値以上であると判定されたことを条件として、前記車間距離警報の出力の待ち時間を設定する警報待ち時間設定部と、
    を有する車間距離警報装置。
  2. 前記車間距離警報判定部は、前記車両と特定された先行車との前記車間距離が所定距離以下であるか否かを、前記車両と特定された先行車との前記車間距離が警報距離以下であるか否かとは別に判定し、
    前記警報待ち時間設定部は、前記車幅方向ずれが前記所定値以上であると判定され、且つ、前記車両と特定された先行車との前記車間距離が前記所定距離以下であることを条件として、前記車間距離警報の出力の待ち時間を設定する、
    請求項1に記載の車間距離警報装置。
  3. 前記車両の走行路が直線路であるか否か又は所定曲率半径以上のカーブ路であるか否かを判定する走行路判定部をさらに有し、
    前記警報待ち時間設定部は、前記車幅方向ずれが前記所定値以上であると判定され、且つ、前記走行路が前記直線路又は前記所定曲率半径以上のカーブ路であることを条件として、前記車間距離警報の出力の待ち時間を設定する、
    請求項1又は2に記載の車間距離警報装置。
  4. 車両の車軸方向において前記車両の前方を走行する先行車を特定し、前記車軸方向における前記車両と特定された先行車との車間距離が警報距離以下であるか否かを判定し、前記車両と特定された先行車との前記車間距離が前記警報距離以下であるときに警報出力部から車間距離警報を出力させる、前記車両において実行される車間距離警報制御方法であって、
    前記車両の車幅方向における前記車両と特定された先行車とのずれである車幅方向ずれが所定値以上であるか否かを判定し、
    前記車幅方向ずれが前記所定値以上であると判定されたときに、前記車間距離警報の出力の待ち時間を設定する、
    車間距離警報制御方法。
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