JP2000351338A - 車両用運転状況監視装置 - Google Patents

車両用運転状況監視装置

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JP2000351338A
JP2000351338A JP11342384A JP34238499A JP2000351338A JP 2000351338 A JP2000351338 A JP 2000351338A JP 11342384 A JP11342384 A JP 11342384A JP 34238499 A JP34238499 A JP 34238499A JP 2000351338 A JP2000351338 A JP 2000351338A
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賢治 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べてより少ない演算量で車両の挙動
を的確に把握し、正確な運転状況の判定を行うことがで
きる車両用運転状況監視装置を提供する。 【解決手段】 車両のヨーレートYRを検出し、ヨーレ
ートYRを時間積分することによりヨー角YAを算出す
る(S11,S12)。ヨー角YA(i)と、その検出
時刻t(i)とから単回帰直線を求め、これを基準線と
して修正ヨー角YAWを算出し、修正ヨー角YAW及び
平均車速Vmから走行軌跡LOCを算出する(S13〜
S15)。また車両が走行中の道路の形状を判定し、曲
率半径Rの変化が小さい状態で、走行軌跡LOCの最大
変動幅LOCWIDTHが判定閾値LOCLIM以上と
なり、且つ車線変更をしていないとき、運転状況が異常
と判定する(S17〜S21)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運転者の運
転状況を監視し、必要に応じて警告を発する車両用運転
状況監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリングの操舵量及び車速に
基づいて、運転者の応答遅れ時間及び車両位置と走行車
線との偏差量を推定し、該推定した応答遅れ時間及び偏
差量と正常状態における応答遅れ時間及び偏差量とを比
較して、運転者の運転状況(例えば運転者の居眠りや疲
労による運転能力の低下による異常な操舵状態)を判定
するようにした運転状況監視装置が、従来より知られて
いる(特開平5−85221号公報)。
【0003】また車両のヨーレートと車速とを検出し、
検出したヨーレート及び車速に基づいて車両走行の基準
線を求め、実際の走行軌跡と基準線との偏差を示すパラ
メータを用いて車両運転状況の異常を判定する車両用運
転状況監視装置も知られている(特開平8−24960
0号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−85221号公報に記載の監視装置では、ステ
アリングの操舵量及び車速に基づいて実際の車両位置と
走行車線(基準となる車両位置)との偏差量を演算して
おり、車両の挙動に直接関連する物理量に基づいて前記
偏差量を演算していないため、例えば車両の特性の変化
(例えばサスペンションやステアリングの特性)等が原
因で前記偏差量に誤差が生じ、運転者の運転状況の判定
精度が低下するという問題があった。
【0005】一方特開平8−249600号公報に記載
の装置では、車両の挙動に直接関連するヨーレートを用
いて運転状況の判定を行うので、判定精度は向上してい
るが、判定の基準となる基準線の算出のための演算量が
多く、運転状況監視のための専用のマイクロコンピュー
タを設ける必要があった。そのため、使用するマイクロ
コンピュータの数を減らしてコスト低減を図ることが困
難であった。
【0006】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、従来に比べてより少ない演算量で車両の挙動を的
確に把握し、正確な運転状況の判定を行うことができる
車両用運転状況監視装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、車両の運転者の運転状況を監
視する車両用運転状況監視装置において、前記車両の横
方向運動に関する挙動量を検出する挙動量検出手段と、
前記車両の車速を検出する車速検出手段と、前記挙動量
の変化に基づいて、単回帰直線を求め、これを挙動基準
として設定する挙動基準設定手段と、前記挙動量、前記
挙動基準及び前記車速に基づいて前記車両の横変位挙動
量を演算する横変位挙動量演算手段と、前記横変位挙動
量に基づいて前記運転者の運転状況が適正か否かを判定
する運転状況判定手段と、前記車両が走行している道路
の形状を判定する道路形状判定手段とを有し、前記道路
形状判定手段により前記道路形状がほぼ直線状である
か、または曲率半径がほぼ一定の曲線状であると判定さ
れ、且つ前記運転状況判定手段により前記運転者の運転
状況が適正でないと判定されたときに、運転者の運転状
況が異常であると判定することを特徴とする。
【0008】この構成によれば、車両の横方向運動に関
する挙動量の変化に基づいて、単回帰直線を求められ、
この単回帰直線が挙動基準として設定される。さらに前
記挙動量、前記挙動基準及び車速に基づいて車両の横変
位挙動量が演算され、この横変位挙動量に基づいて運転
者の運転状況が適正か否かが判定される。そして、車両
が走行している道路がほぼ直線状であるか、または曲率
半径がほぼ一定の曲線状であると判定され、且つ運転者
の運転状況が適正でないと判定されたときに運転者の運
転状況が異常であると判定される。
【0009】挙動基準としての単回帰直線は、比較的少
ない演算量で求めることができるので、従来の装置に比
べて演算量を低減することができ、専用のマイクロコン
ピュータを使用することなく運転状況の監視が可能とな
る。その結果、他のシステム(例えばナビゲーションシ
ステムなど)に設けられたマイクロコンピュータを使用
して運転状況の監視が可能となり、コスト低減を図るこ
とができる。また単回帰直線を挙動基準とすると、道路
形状の変化が大きい場合には、横変位挙動量が増加する
傾向があることを考慮し、道路形状がほぼ直線状である
こと、または曲率半径がほぼ一定の曲線状であることを
条件として異常判定を行うようにしたので、単回帰直線
を挙動基準としても正確な運転状況の判定を行うことが
できる。
【0010】前記道路形状判定手段は、車両が走行中の
道路の曲率半径を推定し、該推定した曲率半径と、その
変化率とに基づいて道路形状の判定を行うことが望まし
い。また、前記曲率半径は、前記車速及び前記単回帰直
線の回帰係数に応じて推定することが望ましい。
【0011】また前記運転状況判定手段は、運転状況が
適正か否かを判定するための判定閾値を、車速及び前記
推定した曲率半径に応じて設定することが望ましい。さ
らに前記運転状況判定手段は、前記横変位挙動量の複数
の計測データから、少なくとも平均値を含む統計量を算
出し、該統計量に基づいて前記判定閾値の設定を行うこ
とが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態にか
かる車両用運転状況監視装置の構成を示すブロック図で
あり、本装置は内燃エンジンや電動モータ等の原動機で
駆動され、ステアリングを有する車両に搭載されてい
る。同図において、マイクロコンピュータ1の入力側に
は、当該車両のヨーレートYRを検出するヨーレートセ
ンサ2と、当該車両の走行速度(車速)Vを検出する車
速検出手段としての車速センサ3とが接続されている。
また、マイクロコンピュータ1の出力側には、運転者の
運転状況の監視中において必要に応じて警報を発する警
報部21が接続されている。この警報部21は、例えば
ランプ、ブザー、音声発生器などで構成される。
【0013】マイクロコンピュータ1の信号メモリ部1
1、挙動量演算部12、挙動安定度演算部13、道路形
状判定部14及び判断部15は、マイクロコンピュータ
1が有する機能をブロックとして示したものである。信
号メモリ部11はヨーレートセンサ2及び車速センサ3
からの入力信号を記憶し、現在から過去T1秒間(例え
ば10秒間)のヨーレートデータ及び車速データをT2
秒(例えば5秒)毎に更新して、挙動量演算部12に出
力する。
【0014】挙動量演算部12は、入力されたヨーレー
トYR(図3(a)参照)を時間積分して、ヨー角YA
(同図(b)参照)に変換する演算を行う。すなわち本
実施形態では、当該車両の横方向運動に関する挙動量と
して、ヨー角YAを用いる。演算されたヨー角YAは、
挙動安定度演算部13に入力される。また、挙動量演算
部12は、入力された車速VからT1秒間の平均車速V
mを算出し、挙動安定度演算部13及び判断部15に出
力する。
【0015】挙動安定度演算部13は、入力されるヨー
角YAに基づいて車両の挙動基準となる単回帰直線を求
め(後述する式YAR=a・t+bの定数a,bを求
め)、その単回帰直線を基準として修正ヨー角YAWを
算出し、この修正ヨー角YAW及び平均車速Vmを用い
て、車両の走行軌跡LOC(x(i),y(i))を算
出し、その横方向の(y方向の)最大変動幅LOCWI
DTHを車両挙動の安定度を示す横変位挙動量として算
出する。
【0016】具体的には、時刻t(1),t(2),
…,t(i),…,t(n)において、ヨー角YA
(1),YA(2),…,YA(i),…,YA(n)
というデータが得られたとすると、先ず下記式(1)
(2)により単回帰直線の単回帰係数a及び定数bを算
出し、単回帰直線を求める。
【数1】
【0017】上記数式1において、tmean,YAm
eanはそれぞれ時刻t(i)及びヨー角YA(i)の
平均値である。単回帰直線上のヨー角YAをYARとす
ると、 YAR=a・t+b (3) となる(図3(b)参照)。
【0018】次に単回帰直線を基準としたヨー角、すな
わち修正ヨー角YAW(=YA−YAR)を算出する
(同図(c)参照)。次いで修正ヨー角YAW及び平均
車速Vmを下記式(4)(5)に適用して、走行軌跡L
OC(x(i),y(i))を求める(図3(d)参
照)。
【数2】
【0019】そして走行軌跡LOCの横方向(y方向)
の最大変動幅LOCWIDTHを車両挙動の安定度を示
す横変位挙動量として判断部15に出力する。また、車
両安定度演算部13は、平均車速Vmと単回帰係数aを
道路形状判定部14に出力する。
【0020】道路形状判定部14は、平均車速Vm及び
単回帰係数aに基づいて道路形状の判定を行う。具体的
には、k番目に入力された平均車速Vm及びk番目に算
出された単回帰係数aをそれぞれVm(k)及びa
(k)とし、下記式(6)に適用して推定曲率半径Rを
算出する。 R=Vm(k)/|a(k)| (6) 単回帰係数aは、その絶対値が大きいほど単回帰直線の
傾きが大きいこと、換言すれば道路の曲がりが大きいこ
とを示すので、推定曲率半径Rは小さくなる。一方平均
車速Vmが高いほど、推定曲率半径Rは大きくなる。
【0021】次に下記式(7)により推定曲率半径Rの
変化率RR(k)を算出する。 RR(k)=|R(k)−R(k−1)|/R(k) (7) そして、推定曲率半径R(k)が直線判定閾値RLIM
以上であって、道路がほぼ直線状である判定されると
き、または推定曲率半径R(k)が直線判定閾値RLI
Mより小さく且つ変化率RR(k)が、推定曲率半径R
(k)がほぼ一定であることを判定するための一定曲線
判定閾値RRLIM以下であるとき、運転状況の異常判
定を許可する判定許可信号を判断部15に出力する。
【0022】本実施形態では、判定の基準となる基準線
を単回帰直線で近似するようにしたので、道路形状の変
化が大きい場合には、誤判定が発生し易い。そこで、道
路が曲線状であり、かつその推定曲率半径Rの変化率R
Rが大きいときは、異常判定を禁止することにより、正
確な判定を可能としている。直線判定閾値RLIM及び
一定曲線判定閾値RRLIMは、後述する判断部15に
おける判定に誤りが発生しないように実験的に決定す
る。
【0023】判断部15は、道路形状判定部14から判
定許可信号が入力されている場合において、最大変動幅
LOCWIDTHが判定閾値LOCLIM以上であっ
て、且つ車線変更が行われていないとき、運転状況が異
常であると判定して、警報を発するように指令する信号
を警報部21に出力する。
【0024】ここで、判定閾値LOCLIMは、正常な
運転及び異常な運転をシミュレートしたとき検出される
ヨー角YAに基づいて、正常運転時の最大変動幅LOC
WIDTHNR及び異常運転時の最大変更幅LOCWI
DTHABを算出し、LOCWIDTHNR>LOCL
IM>LOCWIDTHABとなるように実験的に設定
する。最大変動幅LOCWIDTHは、車速Vの変化に
対応して変化することを考慮し、本実施形態では、検出
した車速Vの平均値Vmに応じて、車速平均値mが高く
なるほど、判定閾値LOCLIMが大きくなるように、
例えば下記式(8)を用いて設定している。 LOCLIM=α・Vm+β(αは正の定数、βは0以上の定数) (8)
【0025】また車線変更が行われたか否かの判別は、
以下のように行う。すなわち、車線変更が行われた場合
には、ヨーレートYRは図4に示すような変化をするこ
とがわかっているので、ヨーレートYRが一方向(例え
ば右方向)のピークを示す時点から他方向(例えば左方
向)のピークを示す時点までの時間Tと、それらのピー
ク値の差(ヨーレートの振幅)Wとを計測する。そし
て、時間Tが所定時間T1,T2(T1>T2)範囲内
にあり、且つ振幅Wが所定値W0より大きいとき、車線
変更が行われたと判定する。所定時間T1,T2及び所
定値W0は、実際に車線変更を行ったときのヨーレート
YRを計測して実験的に設定する。
【0026】以上のように本実施形態では、検出したヨ
ーレートYRからヨー角YAを算出し、監視期間T1内
に検出された複数のヨー角YA(i)と時刻t(i)
(i=1〜n)の単回帰直線を求め、これを基準線(挙
動基準)として運転状況を判定するので、回帰誤差が所
定以下となるまで次数の上げて基準線を算出する従来の
方法(特開平8−249600号公報)に比べて演算量
を低減することができ、専用のマイクロコンピュータを
使用することなく運転状況の監視が可能となる。その結
果、他のシステム(例えばナビゲーションシステムな
ど)に設けられたマイクロコンピュータを使用して運転
状況の監視が可能となり、コスト低減を図ることができ
る。また、道路形状を判定して、誤判定が起きやすい場
合、すなわち道路が曲線状で推定曲率半径Rの変化率R
Rが大きい場合は、異常判定を行わないようにしたの
で、単回帰直線を基準としても正確な判定を行うことが
できる。
【0027】図2はマイクロコンピュータ1における処
理の手順を示すフローチャートであり、上述した挙動量
演算部12、挙動安定度演算部13、道路形状判定部1
4及び判断部15の機能は、具体的にはマイクロコンピ
ュータ1のCPUにおける図2の処理により実現され
る。
【0028】先ずステップS11では、T1秒間のヨー
レートYR及び車速VをT2秒毎に取り込み、次いでヨ
ーレートYRを時間積分することによりヨー角YAを算
出する(ステップS12)。次いでヨー角YAの時系列
データ、すなわち時刻t(i)と対応するヨー角YA
(i)とを前記式(1)(2)に適用して単回帰直線、
すなわち単回帰係数a及び定数bを求める(ステップS
13)。
【0029】続くステップS14では、修正ヨー角YA
W(=YA−YAR)を算出し、次いで平均車速Vm及
び修正ヨー角YAWを前記式(4)(5)に適用して、
走行軌跡LOC(x(i),y(i))及びその最大変
動幅LOCWIDTHを算出する(ステップS15)。
ステップS16では、判定閾値LOCLIMを例えば前
記式(8)を用いて、平均車速Vmに応じて設定し、ス
テップS17では、前記式(6)(7)を用いて道路の
推定曲率半径R及びその変化率RRを算出する。
【0030】そして推定曲率半径R及びその変化率RR
に基づいて道路形状がほぼ直線状であるか、または推定
曲率半径Rがほぼ一定の曲線状であるか否か、具体的に
は、推定曲率半径Rが直線判定閾値RLIM以上である
か、または推定曲率半径R<RLIMであって変化率R
Rが一定曲線判定閾値RRLIM以下であるか否かを判
別する(ステップS18)。その答が否定(NO)であ
るとき、すなわち道路形状が直線状あるいは一定曲線状
でないときは、誤判定を避けるため、直ちに処理を終了
する。
【0031】一方R≧RLIMであるとき、またはR<
RLIM且つRR≦RRLIMであるときは、すなわち
道路形状がほぼ直線状または曲率半径がほぼ一定の曲線
状であるとき、最大変動幅LOCWIDTHが判定閾値
LOCLIM以上であるか否かを判別し(ステップS1
9)、LOCWIDTH<LOCLIMであるときは、
運転状況が適正と判定して処理を終了する。また、LO
CWIDTH≧LOCLIMであるときは、車線変更し
たか否かを判別し(ステップS20)、車線変更してな
ければ運転状況が異常と判定して警報を発するよう警報
部21に指令する(ステップS21)。
【0032】図3(a)(b)は、それぞれヨーレート
YRと、このヨーレートYRを時間積分して得られるヨ
ー角YAの推移の一例を示す図であり、同図(b)に
は、演算により求めた単回帰直線(YAR)も示されて
いる。同図(c)は同図(b)の単回帰直線を基準線と
した修正ヨー角YAWの推移を示し、同図(d)は、修
正ヨー角YAWと平均車速Vmから算出される走行軌跡
LOCを示している。
【0033】本実施形態では、ヨーレートセンサ2及び
挙動量演算部12(図2のステップS11,S12)
が、挙動量検出手段に相当し、挙動安定度演算部13
(図2のステップS13,S14,S15)が、挙動基
準設定手段及び横変位挙動量演算手段に相当し、道路形
状判定部14(図2のステップS17)が、道路形状判
定手段に相当し、判断部15が運転状況判定手段に相当
する。なお、図5に示すようにウインカスイッチ4の出
力をマイクロコンピュータ1に供給し、車線変更を行っ
たか否かの判別(図2,ステップS20)をウインカス
イッチ4の出力の基づいて行うようにしてもよい。
【0034】(第2の実施形態)図6は本発明の第2の
実施形態にかかる車両用運転状況監視装置の構成を示す
ブロック図である。図6に示す構成では、道路形状判定
部14と、判断部15との間に、閾値演算部16が設け
られており、この点で図1に示す第1の実施形態の装置
と異なっている。
【0035】閾値演算部16には、車両挙動量演算部1
2から平均車速Vmが供給され、道路形状判定部14か
ら道路の推定曲率半径Rが供給される。そして、閾値演
算部16は、車速Vm及び推定曲率半径Rに基づいて判
定閾値LOCLIMを算出して、判断部15に供給す
る。
【0036】図7及び8は本実施形態のマイクロコンピ
ュータ1における処理の手順を示すフローチャートであ
り、第1の実施形態で説明した挙動量演算部12、挙動
安定度演算部13、道路形状判定部14及び判断部15
に加えて、閾値演算部16の機能が、マイクロコンピュ
ータ1のCPUにおける図7,8の処理により実現され
る。
【0037】図7の処理は、図2の処理のステップS1
6をステップS16aに変更して、ステップS18とS
19との間に挿入したものであり、これ以外の点は図2
の処理と同一である。すなわちステップS18で、走行
中の道路形状が直線状または曲率がほぼ一定曲線状と判
定されたときは、図8に示すLOCLIM算出処理を実
行して、ステップS19に進む。
【0038】図8は、ステップS19で参照する判定閾
値LOCLIMを算出する処理のフローチャートであ
り、先ずステップS31では、平均車速Vm及び推定曲
率半径Rを取り込み、次いで平均車速Vm及び推定曲率
半径Rに応じて図9に示すKLOCマップを検索し、補
正係数KLOCを算出する(ステップS32)。KLO
Cマップは、平均車速Vmが、所定車速V0(例えば1
00km/h)で、道路形状が直線状(R=∞)である
場合に対応する動作点P0ににおいて、補正係数KLO
C=1.0(無補正値)とし、平均車速Vmが高くなる
ほど、また曲率半径Rが小さくなるほど、補正係数KL
OCが増加するように設定されている。また、推定曲率
半径Rが所定曲率半径R1より小さいとき、または平均
車速Vmが所定車速V2より高いとき若しくは所定車速
V1より低いときは、運転状況の判定を行わないように
する。
【0039】続くステップS33では、下記式(8)に
より、判定閾値LOCLIMを算出する。 LOCLIM=KLOC×LOCLIM0 (8) ここで、LOCLIM0は、図9に示した動作点P0に
対応する基準閾値LOCLIM0(例えば0.5m)で
ある。
【0040】以上のようにして算出した判定閾値LOC
LIMを図7のステップS19における判定に使用する
ことにより、車速Vm及び道路形状(曲率半径R)に応
じた適切な判定を行うことができ、不要な警報を発した
りあるいは逆に警報が遅れるといった事態を回避するこ
とができる。
【0041】図10は、図8のLOCLIM算出処理の
変形例のフローチャートであり、図10のステップS4
1,S46及びS47は、図8のステップS31,S3
2及びS33と同一の処理である。この変形例では、基
準閾値LOCLIM0を、正常運転中に計測された複数
の最大変動幅LOCWIDTHの平均値LOCWIDT
Hm及び標準偏差LOCWIDTHσに応じて設定する
ようにしたものである。なお、平均値及び標準偏差の算
出に用いる最大変動幅LOCWIDTHの計測データ
は、メモリに格納しておく。
【0042】図10のステップS42では、基準閾値L
OCLIM0の修正が完了したか否かを判別する。最初
は、この答は否定(NO)となるので、最大変動幅LO
CWIDTHの計測データが所定数N個(例えば20
個)以上となったか否かを判別する(ステップS4
3)。最初はこの答が否定(NO)となるので、直ちに
ステップS46に進んで補正係数KLOCを算出し、さ
らに前記式(8)による判定閾値LOCLIMの算出を
行う。このとき、基準閾値LOCLIM0は、初期値
(例えば0.5m)を用いる。
【0043】ステップS43で計測データがN個に達す
ると、N個の最大変動幅データの平均値LOCWIDT
Hm及び標準偏差LOCWIDTHσを算出し(ステッ
プS44)、次いで下記式(9)により基準閾値LOC
LIM0の修正を行う(ステップS45)。 LOCLIM0=c×(LOCWIDTHm+LOCWIDTHσ)+d (10) ここで、式(10)は実験で求められた式であり、定数
cは、例えば0.73にされ、定数dは例えば0.2
(m)に設定される。
【0044】ステップS44,S45を実行することに
より、基準閾値LOCLIM0の修正が終了すると、ス
テップS42から直ちにステップS46に進む処理に移
行する。以上のように図10に示した変形例によれば、
正常運転中に計測されたN個の最大変動幅LOCWID
THの平均値LOCWIDTHm及び標準偏差LOCW
IDTHσに応じて基準閾値LOCLIM0を修正し、
修正後の基準閾値LOCLIM0を用いて判定閾値LO
CLIMを算出するようにしたので、運転者によって変
動する正常運転時の最大変動幅LOCWIDTHに適し
た判定閾値の設定を行うことができ、運転状況の判定を
より正確に行うことが可能となる。
【0045】本実施形態では、ヨーレートセンサ2及び
挙動量演算部12(図7のステップS11,S12)
が、挙動量検出手段に相当し、挙動安定度演算部13
(図7のステップS13,S14,S15)が、挙動基
準設定手段及び横変位挙動量演算手段に相当し、道路形
状判定部14(図7のステップS17)が、道路形状判
定手段に相当し、判断部15(図7のステップS16
a,S18〜S20、及び図8の処理)が運転状況判定
手段に相当する。
【0046】(その他の変形例)なお本発明は上述した
実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能であ
る。例えば、上述した実施形態では、車両挙動の安定度
を示す横方向挙動量として、走行軌跡LOCの最大変動
幅LOCWIDTHを用いたが、これに限るものではな
く、例えば図3(d)に斜線を付して示す領域の面積
(走行軌跡LOCのほぼ中心を通る直線と、走行軌跡L
OCとで囲まれる領域の面積)を用いてもよい。
【0047】また、上述した実施形態では、道路形状の
判定は、推定曲率半径Rとその変化率RRを用いて行う
ようにしたが、これに限るものでなく、例えば推定曲率
半径の逆数あるいは単回帰係数aの絶対値を道路形状判
定パラメータPRとして用いて行うようにしてもよい。
この場合には、道路の曲がりが大きいほど、道路形状判
定パラメータPRが増加するので、PR値が直線判定閾
値PRLIM以下のとき、道路がほぼ直線状であると判
定し、道路形状判定パラメータPRの変化率RPRが、
一定曲線判定閾値RRLIM以下のとき、曲率半径がほ
ぼ一定の曲線状であると判定する。
【0048】また、上述した第2の実施形態では、基準
閾値LOCLIM0の算出に、最大変動幅LOCWID
THの平均値LOCWIDTHm及び標準偏差LOCW
IDTHσを統計量として用いたが、標準偏差に代えて
分散を用いてもよい。また、基準閾値LOCLIM0
は、下記式(10a)により算出するようにしてもよ
い。 LOCLIM0=LOCWIDTHm+c’×LOCWIDTHσ (10a) ここで、c’は、実験により例えば1〜2程度の値に設
定される定数である。
【0049】また、第2の実施形態においても、ウイン
カスイッチ4の出力をマイクロコンピュータ1に供給
し、車線変更を行ったか否かの判別(図7,ステップS
20)をウインカスイッチ4の出力の基づいて行うよう
にしてもよい。また、車両挙動の安定度を示すパラメー
タとして最大変動幅LOCWIDTHを用いる場合に
は、走行軌跡LOCのx座標は、必ずしも算出する必要
はない。
【0050】また、運転者への警告は、運転者の視覚又
は聴覚に訴えるものを使用したが、これに限るものでは
なく、運転者に直接作用する方法、例えばシートを振動
させたり、シートベルトに張力を加えたり、あるいは特
定の香りを車室内に放出したり、空調装置の作動状態を
変更したりするようにしてもよい。これにより、運転状
況の悪化をより確実に運転者に知らせることができる。
【0051】また、上述した実施形態では、ヨーレート
センサ2によりヨーレートを検出したが、これに代え
て、車輪速センサ及び車速センサの出力、又はステアリ
ングの操舵角を検出する操舵角センサ及び横方向加速度
センサの出力等を用いてヨーレートを算出するようにし
てもよい。またナビゲーションシステムを搭載している
車両の場合には、道路形状を示す情報(曲率半径)は、
車両の現在位置及びナビゲーションシステムの地図情報
から得るようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、車
両の横方向運動に関する挙動量の変化に基づいて、単回
帰直線を求められ、この単回帰直線が挙動基準として設
定される。さらに前記挙動量、前記挙動基準及び車速に
基づいて車両の横変位挙動量が演算され、この横変位挙
動量に基づいて運転者の運転状況が適正か否かが判定さ
れる。そして、車両が走行している道路がほぼ直線状で
あるか、または曲率半径がほぼ一定の曲線状であると判
定され、且つ運転者の運転状況が適正でないと判定され
たときに運転者の運転状況が異常であると判定される。
【0053】挙動基準としての単回帰直線は、比較的少
ない演算量で求めることができるので、従来の装置に比
べて演算量を低減することができ、専用のマイクロコン
ピュータを使用することなく運転状況の監視が可能とな
る。その結果、他のシステム(例えばナビゲーションシ
ステムなど)に設けられたマイクロコンピュータを使用
して運転状況の監視が可能となり、コスト低減を図るこ
とができる。また単回帰直線を挙動基準とすると、道路
形状の変化が大きい場合には、横変位挙動量が増加する
傾向があることを考慮し、道路形状がほぼ直線状である
こと、または曲率半径がほぼ一定の曲線状であることを
条件として異常判定を行うようにしたので、単回帰直線
を挙動基準としても正確な運転状況の判定を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる車両用運転状
況監視装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すブロックの機能を実現する演算処理
のフローチャートである。
【図3】車両のヨーレート及びヨーレートから算出され
るパラメータの推移の一例を示す図である。
【図4】車線変更時のヨーレートの推移を示す図であ
る。
【図5】図1に示す構成の変形例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかる車両用運転状
況監視装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示すブロックの機能を実現する演算処理
のフローチャートである。
【図8】判定閾値(LOCLIM)算出処理のフローチ
ャートである。
【図9】図8の処理で使用するマップを示す図である。
【図10】図8の処理の変形例のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 ヨーレートセンサ(挙動量検出手段) 3 車速センサ(挙動量検出手段) 12 挙動量演算部(挙動量検出手段) 13 挙動安定度演算部(挙動基準設定手段、横変位挙
動量演算手段) 14 道路形状判定部(道路形状判定手段) 15 判断部(運転状況判定手段) 21 警報部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転者の運転状況を監視する車両
    用運転状況監視装置において、 前記車両の横方向運動に関する挙動量を検出する挙動量
    検出手段と、 前記車両の車速を検出する車速検出手段と、 前記挙動量の変化に基づいて、単回帰直線を求め、これ
    を挙動基準として設定する挙動基準設定手段と、 前記挙動量、前記挙動基準及び前記車速に基づいて前記
    車両の横変位挙動量を演算する横変位挙動量演算手段
    と、 前記横変位挙動量に基づいて前記運転者の運転状況が適
    正か否かを判定する運転状況判定手段と、 前記車両が走行している道路の形状を判定する道路形状
    判定手段とを有し、 前記道路形状判定手段により前記道路がほぼ直線状であ
    るか、または曲率半径がほぼ一定の曲線状であると判定
    され、且つ前記運転状況判定手段により前記運転者の運
    転状況が適正でないと判定されたときに、運転者の運転
    状況が異常であると判定することを特徴とする車両用運
    転状況監視装置。
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