JP2017043403A - 手掛け付きガゼット袋 - Google Patents

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【課題】ガゼット袋において、手掛けして持ち上げて注出が行なえて、スタンディングパウチ形態の収容袋の如く適切に注出が行なえるようにして、収容量が大きいガゼット袋であっても手持ちで持ち上げして注出ができ、注ぎ残りが生じ難いガゼット袋を提供する。【解決手段】上部シール部11に交差する位置で袋本体2から正面シート4の二つ折りよりなり外方に折り出した手掛け帯状部13を設け、手掛け帯状部13の端部を袋本体2の上部隅のシート重ね合わせ部12に固定し、手掛け帯状部13と袋本体2との間に手掛けポケット部21を設け、袋本体2の注出口栓3への収容物送り込み集中部22に対応位置させた。【選択図】図1

Description

本発明は合成樹脂製シートを所要部分で溶着した注出口栓を有する包装袋であって、手を掛けることのできる部分を有する合成樹脂製シートからなるガゼット袋に関するものである。
従来から、正面シートと背面シートとの間に横マチシートを配置したガゼットタイプの合成樹脂製シートからなるガゼット袋があり、別成形の注出口栓を袋本体に取り付けて液体を収容する袋として多く流通している。そして、比較的に収容量が大きいガゼット袋にあっては持ち上げ易くする工夫が施されており、例えば特許文献1においては把手孔を備えたバッグインボックス用の内袋が示されている。この内袋では、収容部と区切られている袋本体の上部の両隅の三角状部分に把手孔を開口していて、内袋を外箱から取り出すときに前記把手孔に指を掛けて持ち上げるようにしたものであった。
また、特許文献2では、側面(マチの部分)のシートが底面となるように置いたときに注出口が上部に位置するように注出口を正面のシートや背面のシートに取り付けたバッグインボックス用の内袋が示されていて、この内袋においては袋本体の側辺を外方に延設し、その部分に手を掛けることのできる取っ手を設けたものである。
また、包装体の形態がガゼット袋ではなくスタンディングパウチタイプの包装袋ではあるが、この包装袋においても袋本体の正面側にその袋本体の正面シートを外方に折り出してなる部分を設け、その部分に開口を設けて取っ手を形成する工夫が、例えば特許文献3に示されている。
特開2003−191967号公報 特開2001−348065号公報 特許第4601763号公報
上記特許文献1や特許文献2に示されているバッグインボックス用の内袋はこの内袋単体として使用した場合、形態がガゼットタイプであることから、ガゼット袋の特長である積載効率が良い点や自立性に優れている点で効果がある。
しかしながら、特許文献1の内袋の把手孔は、両手を掛けて内袋を上方に持ち上げるときに使用するものであり、手持ちで持ち上げた状態で注出口栓から収容物を注ぎ出すようにこの内袋を取り扱うことができない。
仮に片肩側の把手孔だけに手を掛けて持ち上げて注出を行なおうとしても、注出方向が下方に向かないため、袋本体をねじるようにして注出口栓の向きを定めなければならなくなり、注出の仕方が非常に難しくなる。
また、特許文献1及び特許文献2の内袋では、袋の正面や背面に注出口栓が取り付けられていることから、注出口栓が最下点となるように傾けて袋本体を絞るように変形をさせない限り収容物が注出口栓に集まり難く、注ぎ終わっても袋内に収容物が残る度合が高いという不具合がある。
一方、特許文献3に示されたスタンディングパウチの包装袋では上部に注出口栓が位置しているため、上述したような注出に際して収容物が残り易いという不具合はない。しかし、このスタンディングパウチの形態では底マチの中央部分のみが下方に下りているだけであるため、袋底部側では収容効率が低く、袋全体としても収容効率を高くすることができない。また、充填済みのスタンディングパウチを上下に積み重ねることができないという点がある。
そこで本発明は上記事情に鑑み、収容効率が良く積載も行なえるガゼット袋の利点を活かしつつ、このガゼット袋を手掛けして持ち上げて注出をし、収容物をスタンディングパウチ形態の収容袋の如く適切に注出が行なえるようにすることを課題とし、収容量が大きいガゼット袋であっても手持ちで持ち上げして注出ができ、注ぎ残りが生じ難いガゼット袋を提供することを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、正面シートと背面シートとの間に横マチシートを配置したガゼットタイプの合成樹脂製シートからなる袋本体を備えていて、袋本体の下部は、袋本体の下辺部の方向に沿ってヒートシールした下部シール部で略平面の袋底面を形成可能にして閉じられ、袋本体の上部は、袋本体の上辺部に注出口栓を取り付け、この注出口栓の取付部分側から袋本体の両側辺部に向けて下り傾斜した方向に沿ってヒートシールした上部シール部で略平面の袋天面を形成可能にして閉じられており、前記注出口栓の取付部分の両側には、正面シートと背面シートとの間に横マチシートを二つ折りして配置してなるシート重ね合わせ部が前記上部シール部に連続して位置しているガゼット袋であって、
前記上部シール部に交差する位置での袋本体の袋幅方向に亘って、前記正面シートを二つ折りにして袋本体から外方に折り出した手掛け帯状部が設けられて、この手掛け帯状部の両端部それぞれが前記シート重ね合わせ部に重ね合わされて固定されていることを特徴とする手掛け付きガゼット袋を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして、本発明によれば、上記手掛け帯状部に取っ手が切り込み形成されていることが良好である。
(請求項3の発明)
また、本発明によれば、上記手掛け帯状部において、該手掛け帯状部の基端のみが袋本体の袋幅方向に亘ってヒートシールされ、袋本体の内側と手掛け帯状部の内側とが区分されていることが良好である。
(請求項4の発明)
また、本発明によれば、上記袋本体の下部に取っ手が設けられていることが良好である。
(請求項5の発明)
また、本発明によれば、上記袋本体の上部の中央において対向する正面シートと背面シートとの間に注出口栓を位置させて溶着固定して取り付けられていることが良好である。
(請求項6の発明)
また、本発明によれば、上記手掛け帯状部に、空気を封入した膨らみ部が手掛け帯状部の長手方向に沿って設けられていることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1に係る発明によれば、袋本体の上部シール部に交差する位置にしてこの袋本体の正面シートを外方に折り出してなる手掛け帯状部を設け、この手掛け帯状部の両端部を上部シール部に連続するシート重ね合わせ部に固定し、この両端部がシート重ね合わせ部に固定された手掛け帯状部と袋本体との間に手先が差し入れできる手掛けポケット部を設けたことから、注出口栓に近い位置で手掛け帯状部が配されたガゼット袋となり、手掛け帯状部の手掛けポケット部に手を掛けて持ち上げて注出口栓が下となるように袋全体を傾けることが簡単となる。
そして注出口栓と手掛けポケット部とが近いため、収容物を注ぎ出す注出口栓の位置や注出口栓の向きを手掛けした手で調整でき、安全に収容物の注出が行なえ、注ぎ終えたときにも収容物が袋本体内に残り難くなるという優れた効果を奏する。
(請求項2の発明の効果)
請求項2に係る発明によれば、手掛け帯状部に手先が掛かっている状態をより一層確実なものとすることができる。
(請求項3の発明の効果)
請求項3に係る発明によれば、手掛け帯状部の内側と袋本体の内側とが連続しないように簡単に区分することができる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4に係る発明によれば、収容物を注出するときにガゼット袋をより一層簡単に傾けるようにすることができる。
(請求項5の発明の効果)
請求項5に係る発明によれば、注出口栓からの収容物の注ぎ出しに際し、その収容物が注出口栓の袋本体内に臨む流入口の部分に適正に集まるようになる。
(請求項6の発明の効果)
請求項6に係る発明によれば、手掛け帯状部に対して手先が掛かり易くなり、ガゼット袋を一層確実に支持することができるという効果を奏する。
本発明に係る手掛け付きガゼット袋の一例を正面シート側から見た状態で示す説明図である。 一例での収容物が充填された状態を斜視で示す説明図である。 一例の要部の断面を概略的に示す説明図である。 他の例を示す説明図である。 同じく他の例を示す説明図である。 モニター評価における収容袋を示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図6に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は手掛け付きガゼット袋で、該ガゼット袋1は、片面をシーラント層とした積層構成の合成樹脂製シートからなる袋本体2とこの袋本体2の上部に取り付けられている注出口栓3とからなるものである。
(袋本体の下部)
袋本体2は、それぞれ同じ合成樹脂製シートである正面シート4と背面シート5との間に、袋幅方向での両側にマチとして前記シート4、5と同じ合成樹脂製シートとされた横マチシート6を二つ折りした状態で配置したガゼットタイプの袋体である。そして、袋本体2の下部は、該袋本体2の下辺部7の方向(袋幅方向)に沿ってヒートシールしてなる下部シール部8で閉じられており、収容物を充填したときに略平面として展開される袋底面が形成可能とされている。
また、袋本体2の下部では横マチシート6の展開を容易にするために傾斜した下部シール部8も設けられていて、この傾斜した部分で正面シート4と横マチシート6とがヒートシールされ、背面シート5と横マチシート6とがヒートシールされている。図2においては袋天面と袋底面が展開された充填時の状態を表現しているが、説明を容易にするために収容物については図示していない。
上記ヒートシールは合成樹脂製シートを重ね合わせてなる通常のガゼット袋を得るために施す通常のヒートシールであって、ヒートシールが施された位置で重ね合わされているシートのシーラント層同士が溶着することでその位置でシートが接合するようにしているものであり、上述した袋本体2の下部において、正面シート4と背面シート5との袋内方側となる面が直接相対している部分でこの正面シート4と背面シート5とが接合され、正面シート4と横マチシート6との袋内方側となる面が直接に相対している部分や、背面シート5と横マチシート6との袋内方側となる面が直接に相対している部分でも接合が行なわれ、後述する袋本体2の上部や側部でのヒートシールにおいても同じである。なお、袋本体2の上部、下部での横マチシート6の外方側となる面が互いに相対する部分での接合は公知の方法により溶着される。
(袋本体の側部)
袋本体2の側部においても袋高さ方向に沿ってヒートシールして正面シート4の側辺と横マチシート6の側辺とを接合し、また背面シート5の側辺と横マチシート6の側辺とを接合して側部シール部10にて閉じていて、これにより袋周方向にシートを繋いでなる袋胴部が形成されている。
(袋本体の上部)
袋本体2の上部は図示されているようにこの袋本体2の上辺部9の中央にして上記注出口栓3が取り付けられていて、直接に相対する正面シート4と背面シート5との間に注出口栓3を挟み込むようにして溶着している。そして上辺部9における注出口栓3の取付部分側から袋本体2の左右の側辺部(側部シール部10)に向けて下り傾斜した方向に沿ってヒートシールしてなる上部シール部11が前記取付部分に連続して形成されており、前記注出口栓3の取付部分を含む上部シール部11によって袋本体2の上部が閉じられている。この上部シール部11で閉じた袋本体2の上部も、収容物の充填により上記袋底面と同じく略平面の広がりを持つ袋天面が形成可能とされている。
袋本体2の上部において上記注出口栓3の取付部分の両側には、傾斜した上部シール部11に連続するシート重ね合わせ部12が位置している。このシート重ね合わせ部12は、上部シール部11によって袋本体2の収容部分から区分された部分であり、正面シート4と背面シート5との間に横マチシート6を二つ折りして配置していて、シート重ね合わせ部12の上縁部分に沿って上記注出口栓3を溶着した取付部分の延長線上となるように連続してヒートシールが施され、上述したように横マチシート6同士が相対する面では溶着されている。
(手掛け帯状部)
本実施の形態での手掛け付きガゼット袋1では、図示されているように袋本体2の上部側に、上記注出口栓3の取付部分の近傍となる高さ位置にして幅方向に亘る手掛け帯状部13を有していて、この部分を利用して袋全体を持ち上げることができ、充填されたガゼット袋1を運び易くなるように図られている。
上記手掛け帯状部13は、上部シール部11に交差する位置での袋本体の袋幅方向に亘って正面シート4を二つ折りにして袋本体2から外方に折り出して袋本体2に重ねられている。そしてこの手掛け帯状部13は、上部シール部11に交差する位置の谷折りのシート折り返し部14から袋本体2の下部側に折り返されている袋本体側シート15と、袋本体側シート15の下端の山折りのシート折り返し部16から袋本体2の上部側に折り返されている外方側シート17とが重ね合わされたものであり、前記外方側シート17を谷折りのシート折り返し部14に対応する領域までとし、このシート折り返し部14に対応する部分を経た後に袋本体2の上部までに達する正面シート4としている。(図3参照)
袋本体2と手掛け帯状部13との境界部分は熱溶着した部分で仕切られていて、袋本体2の内側の収容空間と手掛け帯状部13の内側の空間とが繋がらないようにしている。具体的には、袋本体側シート15でのシート折り返し部14に沿う手掛け帯状部基端部分(シーラント層側の面)と、外方側シート17でのシート折り返し部14に対応する箇所に沿う手掛け帯状部基端部分(シーラント層側の面)とを、袋幅方向に亘る帯状にしてヒートシールして接合しており、このヒートシールよりなる仕切りシール部18によって袋本体2と手掛け帯状部13とを仕切り、また手掛け帯状部13の基端部分の剛性を高めるようにしている。
手掛け帯状部13は全体がヒートシールされるわけではなく、上部シール部11に対応する箇所に挟まれた領域、即ち、袋本体2の収容部分に対応する箇所についてはヒートシールが施されず、柔軟性を維持するように図っている。
上記手掛け帯状部13の両端部それぞれはシート重ね合わせ部12に重ね合わされて固定されている。図3は手掛け帯状部13の端部とこの端部を重ね合わせて固定しているシート重ね合わせ部12との重ね合わせ状態を断面で示し、また、手掛け帯状部13の端部とシート重ね合わせ部12との固定部19を示している。そして、図示されているように、手掛け帯状部13の端部における外方側シート17とシート重ね合わせ部12の背面シート5との間には、手掛け帯状部13の袋本体側シート15と正面シート4と二つ折りの横マチシート6とが位置している。図3の断面において符号aはシーラント層の面が相対してヒートシールされた接着部位を示し、符号bはシーラー或いは他の溶着装置によって接合された部位を示している。
手掛け帯状部13の袋本体側シート15と正面シート4と二つ折りの横マチシート6とには透孔20が開口されていて、外方側シート17と背面シート5とが前記透孔20を通して直接にヒートシールして固定部19が構成され、手掛け帯状部13の両端部がシート重ね合わせ部12に固定されている。そして、両端部をシート重ね合わせ部12に固定することで、この固定された端部間(固定部19間)の手掛け帯状部13と袋本体2との間に、袋本体2の下部側が開いて手先を差し入れ可能にした手掛けポケット部21が形成され、この手掛けポケット部21を袋本体2における注出口栓3への収容物送り込み集中部22に対応位置させている。
収容物送り込み集中部22は袋本体2の収納空間での注出口栓3に近接した部分であり、上部シール部11にて袋本体2の上部における収容空間を、注出口栓3の収容空間に臨む流入口に応じて狭めて形成されたものである。
本手掛け付きガゼット袋1では上記手掛け帯状部13を有し、この手掛け帯状部13にて手先を差し入れる手掛けポケット部21を形成しているので、その手掛けポケット部21に手先を差し入れるようにして手掛け帯状部13に手を掛けることで、充填されて重くなっている場合で確実に持ち上げることができ、ガゼット袋1の取り扱いや運搬が容易となる。
また、手掛けポケット部21が収容物送り込み集中部22に対応しているので、手掛けポケット部21に手先を差し入れるとともに袋本体2の下部を他方の手で支えるなどしてガゼット袋全体を傾けて注出口栓3を下側にすることで収容物が注ぎ出されるようになり、注出口栓3の向きも定め易く安定した流れにして収容物を注出できるとともに、収容空間に注ぎ残しが生じ難くなる。
上記手掛けポケット部21における手掛け帯状部13には取っ手23が切り込み成形されていて、この取っ手23の部分に指を通すことで手掛け帯状部13に対する手先の掛かり度合が向上し、より確実にこの手掛け付きガゼット袋1を取り扱えるようになる。
また図示されているように袋本体2の下部には下部シール部8の位置から袋本体の高さ方向下方に向けて延設してなる延設部24があり、この延設部24での袋本体2の中心線を通る位置にして取っ手25が切り込み形成されている。本実施の形態での手掛け付きガゼット袋1で収容物を注出する際には、袋本体2の下部の取っ手25にも他方の手を掛けて下部を支えながら引き上げることができ、ガゼット袋1の傾いた姿勢が安定して注出の操作が一層簡単に行なえるように設けられている。
上記実施の形態においては手掛け帯状部13に取っ手23を切り込み形成しているが、手掛け帯状部13への手掛けの状態を良好にする方法は切り込みの取っ手である必要はない。例えば図4に示すように手掛け帯状部13の上記シート折り返し部16側に偏倚した位置でこの手掛け帯状部13の長さ方向に沿うようにして空気を封入した膨らみ部26を設けるようにすることも良好である。
また上記実施の形態では、手掛け帯状部13が袋本体2の下部側に向けた状態で袋本体2に重ねられているものとして説明したが、手掛け帯状部13は袋本体2の上部側に向けた状態で袋本体2に重ねられているものとであってもよい(図5)。そして、手掛け帯状部13が袋本体2の上部側に向いて袋本体2に重ねられている場合でも、上述した実施の形態と同じように両端部のシート重ね合わせ部に対する固定、手掛けポケット部の形成、取っ手の切り込み形成、膨らみ部の形成は同様に行なえるものである。
(モニター評価)
つぎにスタンディングパウチ形態の包装袋と、ガゼットタイプであって袋上部の両隅の三角状部分に把手孔を開口した包装袋と、同じくガゼットタイプであって本発明よりなるガゼット袋とを作製し、それぞれに4リットルの水を入れて、積載能力、自立性、運び易さ、注ぎ易さ、残液の程度に対してのモニター評価を実施した。それぞれの包装袋は、ドライラミネート法によるPET(ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm)/接着剤層/ONY(二軸延伸ナイロンフィルム15μm)/接着剤層/LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム150μm:シーラント層)の構成からなる積層シートを用いて作製した。モニター評価を表1として以下に示す。
Figure 2017043403
モニター評価の結果から、本実施の形態からなるガゼット袋が最も注ぎ易さと積載効率の両点で良好であり、総合的に優れていることが判った。
また、プラスチックボトルと本実施の形態からなるガゼット袋とのそれぞれに4リットルの水を入れて、注ぎ試験を実施した。注ぎ試験の内容はシンクに対しての注ぎ時間を計測するものであり、その注ぎ時間を比較した。その結果を以下の表2に示した。
Figure 2017043403
プラスチックボトルは注ぎ出すときに空気が入って脈動を起こすが、このプラスチックボトルと比較して、本実施の形態によるガゼット袋は、水が注ぎ出されながら袋本体が収縮していくために脈動を起こさず、注ぎ時間が短いことが判った。よって、本発明の手掛け付きガゼット袋はブラスチックボトルより短時間で収容物を注出できるという効果も奏する。
1…手掛け付きガゼット袋
2…袋本体
3…注出口栓
4…正面シート
6…横マチシート
7…袋本体2の下辺部
9…袋本体2の上辺部
10…側部シール部
11…上部シール部
12…シート重ね合わせ部
13…手掛け帯状部
15…袋本体側シート
17…外方側シート
18…仕切りシール部
19…固定部
20…透孔
21…手掛けポケット部
22…収容物送り込み集中部
23、25…取っ手
26…膨らみ部

Claims (6)

  1. 正面シートと背面シートとの間に横マチシートを配置したガゼットタイプの合成樹脂製シートからなる袋本体を備えていて、袋本体の下部は、袋本体の下辺部の方向に沿ってヒートシールした下部シール部で略平面の袋底面を形成可能にして閉じられ、袋本体の上部は、袋本体の上辺部に注出口栓を取り付け、この注出口栓の取付部分側から袋本体の両側辺部に向けて下り傾斜した方向に沿ってヒートシールした上部シール部で略平面の袋天面を形成可能にして閉じられており、前記注出口栓の取付部分の両側には、正面シートと背面シートとの間に横マチシートを二つ折りして配置してなるシート重ね合わせ部が前記上部シール部に連続して位置しているガゼット袋であって、
    前記上部シール部に交差する位置での袋本体の袋幅方向に亘って、前記正面シートを二つ折りにして袋本体から外方に折り出した手掛け帯状部が設けられて、この手掛け帯状部の両端部それぞれが前記シート重ね合わせ部に重ね合わされて固定されていることを特徴とする手掛け付きガゼット袋。
  2. 上記手掛け帯状部に取っ手が切り込み形成されている請求項1に記載の手掛け付きガゼット袋。
  3. 上記手掛け帯状部において、該手掛け帯状部の基端のみが袋本体の袋幅方向に亘ってヒートシールされ、袋本体の内側と手掛け帯状部の内側とが区分されている請求項1または2に記載の手掛け付きガゼット袋。
  4. 上記袋本体の下部に取っ手が設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の手掛け付きガゼット袋。
  5. 上記袋本体の上部の中央において対向する正面シートと背面シートとの間に注出口栓を位置させて溶着固定して取り付けられている請求項1から4の何れか一項に記載の手掛け付きガゼット袋。
  6. 上記手掛け帯状部に、空気を封入した膨らみ部が手掛け帯状部の長手方向に沿って設けられている請求項1から5の何れか一項に記載の手掛け付きガゼット袋。
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