JP2017040132A - 便器装置 - Google Patents

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啓二 矢守
Keiji Yamori
啓二 矢守
寿治 加藤
Toshiharu Kato
寿治 加藤
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【課題】吐水口からの異音の発生を低減することができる便器装置を提供すること。【解決手段】便鉢を有する便器本体と、便鉢に水を吐出する吐水口と、吐水口に向けて水を流通させる下流側流路63、及び下流側流路63の上流側に設けられ水が導入されると共に下流側流路63の断面積よりも小径の縮径部62を有する流路6と、下流側流路63の内部側に突出するリブ部631と、を備える。また、リブ部631は、下流側流路63の下方に配置されることが好ましい。また、リブ部631が配置される部分における下流側流路63の断面積S2は、縮径部62の断面積S1よりも大きいことが好ましい。【選択図】図7

Description

本発明は、便器本体を備える便器装置に関する。
従来、便鉢を有する便器本体を備える便器装置において、便器本体の上縁の内部において略全周に設けられた通水路に、複数の射水孔が形成された便器装置が知られている。このような便器装置は、複数の射水孔から便鉢の内面に洗浄水を射出することで、洗浄水が便器本体の上縁の内部の通水路に沿って右回り及び左回りに流れる。これにより、複数の射水孔から便鉢の内面に洗浄水が射出され、洗浄水が便鉢の内面を洗浄するように構成される。
このような便器装置において、複数の射水孔の内部に閉じ込められた空気が洗浄水に巻き込まれて気泡混じりの水の流れとなり、各射水孔から気泡混じりの洗浄水が射出されるときに、異音が発生するという問題があった。
これに対して、洗浄水が通水路に沿って右回り及び左回りに流れることで合流される合流部に空気抜孔を設ける便器装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の便器装置においては、空気抜孔を通じて空気を追い出すことにより、通水路に空気が残留することを抑制して、異音の発生を低減することができるとされている。
特開平6−341162号公報
ところで、便器本体に1つ又は2つ程度の吐水口を設けて、便鉢の内面に水を吐水することで、洗浄水が便鉢の内面を洗浄する便器装置がある。便器本体に1つ又は2つ程度の吐水口を設ける便器装置においても、上述の複数の射水孔が形成された便器装置のように、洗浄水が吐水される際に、吐水口からの異音の発生は問題となり得る。
本発明は、吐水口からの異音の発生を低減することができる便器装置を提供することを目的とする。
本発明は、便鉢を有する便器本体と、前記便鉢に水を吐出する吐水口と、前記吐水口に向けて水を流通させる下流側流路、及び前記下流側流路の上流側に設けられ水が導入されると共に前記下流側流路の断面積よりも小径の縮径部を有する流路と、前記下流側流路の内部側に突出するリブ部と、を備える便器装置に関する。
また、前記リブ部は、前記下流側流路の下方に配置されることが好ましい。
また、前記リブ部が配置される部分における前記下流側流路の断面積は、前記縮径部の断面積よりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、吐水口からの異音の発生を低減することができる便器装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置1を左方側から視た場合の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る便器装置1を右方側から視た場合の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る便器装置1を上方から視た場合の断面図である。 本発明の一実施形態に係る便器装置1の第1下段流路63を側方から視た場合の部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る便器装置1の第1導入口62の部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る便器装置1の第1下段流路63におけるリブ部631が形成された部分の部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る便器装置1における第1導入流路6の洗浄水の流れを模式的に示す図である。
以下、本発明の便器装置1の一実施形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、便器本体2を正面から視た場合(便器本体2に対面した場合、図1の紙面を右側から視た場合、図2の紙面を左側から視た場合)における左右の向きを左右方向といい、便器本体2を正面から視た場合(便器本体2に対面した場合、図1の紙面を右側から視た場合、図2の紙面を左側から視た場合)における前後の向きを前後方向という。
本実施形態の便器装置1は、壁掛け式の便器装置である。図1及び図2に示すように、便器装置1は、便器本体2と、一対のカバー部材3,3と、便座(図示せず)と、便蓋(図示せず)と、を備える。便座(図示せず)及び便蓋(図示せず)は、便器本体2の上部に配置され、便器本体2に対して開閉可能に取り付けられる。
便器本体2は、トイレ室の壁10に取り付けられている。一対のカバー部材3,3は、便器本体2の凹部2a(図4参照)を塞ぐように、便器本体2の両側の側部に取り付けられている。
便器本体2は、衛生陶器により形成される。便器本体2は、図1〜図4に示すように、便鉢21と、吐水口としての第1吐水口23と、第2吐水口24と、洗浄水導水路4と、を有する。
便鉢21は、上面が開放された椀状に形成される汚物受け面25と、便鉢21の上部において便鉢21の開口の上端部の周縁に沿うように配置されるリム部22と、汚物受け面25とリム部22との間に配置される棚部26と、汚物受け面25よりも下方に配置される凹部27と、凹部27の後方且つ下方に配置される便器排水路入口211と、を備える。
リム部22は、便器本体2の上端部の周縁から内側に突出して形成される(ひさし状に張り出したオーバーハングした形状を有する)。リム部22の後方の内部には、洗浄水導水路4が形成される。
便器排水路入口211は、立壁211aに囲まれており、図示しない排水トラップ管路に接続されている。
第1吐水口23及び第2吐水口24は、便鉢21の内部の上端において、リム部22の下方に形成されている。第1吐水口23及び第2吐水口24は、便器装置1を洗浄する際に、便鉢21の内面に沿って、洗浄水(水)を便鉢21の内部に吐水する。
第1吐水口23は、図1及び図3に示すように、便鉢21の後方に設けられる。第1吐水口23は、便鉢21の内部の上端において、便鉢21の左右方向の中央よりも右方寄りに配置され、便器本体2の左方に向けて開口している。
第2吐水口24は、図2及び図3に示すように、便鉢21の左方に設けられる。第2吐水口24は、便鉢21の内部の上端において、便鉢21の前後方向の略中央に配置され、便器本体2の前方に向けて開口している。
洗浄水導水路4は、図3及び図4に示すように、リム部22の後方の内部に形成される。洗浄水導水路4は、洗浄水を、第1吐水口23及び第2吐水口24に向けて流通させる。第1吐水口23及び第2吐水口24は、洗浄水導水路4を通して流通された洗浄水を、便鉢21の内部に吐出する。
洗浄水導水路4は、給水流路5と、流路としての第1導入流路6と、第2導入流路7と、を有する。
給水流路5には、便器本体2の後方から洗浄水が供給される。給水流路5に供給された洗浄水は、第1導入流路6と、第2導入流路7と、に分岐されて流通される。第1導入流路6は、洗浄水を便器本体2の右方側に流通させて、洗浄水を第1吐水口23へ流通させる流路である。第2導入流路7は、洗浄水を便器本体2の左方側に流通させて、洗浄水を第2吐水口24へ流通させる流路である。
第1導入流路6は、図3及び図4に示すように、第1上段流路61と、縮径部としての第1導入口62と、下流側流路としての第1下段流路63と、を有する。第1導入流路6を流通する洗浄水は、第1上段流路61、第1導入口62及び第1下段流路63を通り、第1吐水口23から便鉢21の内部に吐水される。
第1上段流路61は、給水流路5の下流側の端部に接続されている。第1上段流路61は、リム部22の内部において、略水平に形成され、便器本体2の左右方向の略中央から右方に向かうにしたがって前方に向かうように傾斜して延びる。第1上段流路61は、給水流路5により供給された洗浄水を、第1導入口62に向かって流通させる。
第1導入口62には、第1上段流路61を流通された洗浄水(水)が導入される。第1導入口62は、第1下段流路63の上流側に設けられる。第1導入口62は、第1下段流路63の断面積よりも小径で開口する。
第1導入口62は、第1板状部621を円形状に貫通して形成される。第1板状部621は、リム部22の内部において、便器本体2の右方側に形成された板状の部分である。第1板状部621は、上下方向に延びると共に、便器本体2の左右方向の略中央から右方に向かうにしたがって前方に向かうように延びる。
第1導入口62は、断面積が第1上段流路61よりも狭まって形成されている。本実施形態では、第1導入口62の断面積及び第1上段流路61の断面積は、水の流れ方向に直交する方向の断面積を意味する。つまり、洗浄水が第1上段流路61から第1導入口62に導入される際には、第1導入口62において、洗浄水の流路が狭まる。
第1下段流路63は、図3及び図4に示すように、第1導入口62と第1吐水口23とを接続する。第1下段流路63は、第1吐水口23に向けて洗浄水を流通させる。
第1下段流路63は、第1導入口62及び第1上段流路61よりも下方に配置される。第1下段流路63は、リム部22の内部において、第1導入口62及び第1上段流路61よりも下方において、略水平に形成されている。
第1下段流路63は、第1上段流路61に対して、第1導入口62を挟んで折り返されて、便器本体2の左右方向の右方から略中央に向かうにしたがって後方側に向かうように延びている。
第1下段流路63は、断面積が第1導入口62よりも広がって形成されている。本実施形態では、第1下段流路63の断面積及び第1導入口62の断面積は、水の流れ方向に直交する方向の断面積を意味する。つまり、洗浄水が第1導入口62から第1下段流路63に導入される際には、第1下段流路63において、洗浄水の流路は広がる。これにより、第1導入口62に対して第1下段流路63の流路が広がるため、第1下段流路63には、空気を巻き込んだ洗浄水が第1導入口62から導入される。
第1下段流路63には、第1吐水口23の近傍において、第1下段流路63の内部側に突出するリブ部631が形成されている。リブ部631は、第1下段流路63の下方に配置される。リブ部631は、厚みを有する板状に形成され、第1下段流路63の底面から、所定の高さで、上方に向けて延びている。リブ部631の上面は、水平に形成されている。リブ部631は、第1下段流路63の幅方向の全域に亘って延びている。
図5及び図6に示すように、リブ部631が配置される部分における第1下段流路63の断面積S2は、第1導入口62の断面積S1よりも大きい(S2>S1)。
また、第1導入流路6の洗浄水の流れを模式的に示す図7において、第1下段流路63における第1導入口62とリブ部631との間の部分の断面積S3は、第1導入口62の断面積S1よりも大きい(S3>S1)。リブ部631が配置される部分における第1下段流路63の断面積S2は、第1下段流路63における第1導入口62とリブ部631との間の部分の断面積S3よりも小さい(S2<S3)。
このように構成される第1導入流路6においては、図3及び図4に示すように、第1導入流路6を流通する洗浄水は、第1上段流路61を通り、第1上段流路61に対して、第1導入口62を挟んで折り返されて、第1下段流路63に導かれる。
第1導入口62から導入された洗浄水は、図7に示すように、第1導入口62(断面積S1)よりも断面積が広がった第1下段流路63(断面積S3)を流通する。第1下段流路63を流通する洗浄水は、第1下段流路63(断面積S3)よりも断面積が狭まった第1下段流路63におけるリブ部631が配置された部分(断面積S2)を通過する。そして、第1下段流路63を通過した洗浄水は、第1吐水口23から便鉢21の内部に吐水される。
第2導入流路7は、図3及び図4に示すように、第2上段流路71と、第2導入口72と、第2下段流路73と、を有する。第2導入流路7を流通する洗浄水は、第2上段流路71、第2導入口72及び第2下段流路73を通り、第2吐水口24から便鉢21の内部に吐水される。
第2上段流路71は、給水流路5の下流側の端部に接続されている。第2上段流路71は、リム部22の内部において、略水平に形成され、便器本体2の左右方向の略中央から左方に向かうにしたがって前方に向かうように傾斜して延びる。第2上段流路71は、給水流路5により供給された洗浄水を第2導入口72に向かって流通させる。
第2導入口72には、第2上段流路71を流通された洗浄水(水)が導入される。第2導入口72は、第2下段流路73の上流側に設けられる。第2導入口72は、第2下段流路73の断面積よりも小径で開口する。
第2導入口72は、第2板状部721を円形状に貫通して形成される。第2板状部721は、リム部22の内部において、便器本体2の左方側に形成された板状の壁部である。第2板状部721は、上下方向に延びると共に、便器本体2の左右方向の略中央から左方に向かうにしたがって前方に向かうように延びる。
第2導入口72は、断面積が第2上段流路71よりも狭まって形成されている。本実施形態では、第2導入口72の断面積及び第2上段流路71の断面積は、水の流れ方向に直交する方向の断面積を意味する。つまり、洗浄水が第2上段流路71から第2導入口72に導入される際には、第2導入口72において、洗浄水の流路が狭まる。
第2下段流路73は、図3及び図4に示すように、第2導入口72と第2吐水口24とを接続する。第2下段流路73は、第2吐水口24に向けて洗浄水を流通させる。
第2下段流路73は、第2導入口72及び第2上段流路71よりも下方に配置される。第2下段流路73は、リム部22の内部において、第2導入口72及び第2上段流路71よりも下方において、略水平に形成されている。
第2下段流路73は、第2導入口72の軸方向に沿った方向に延びる。第2下段流路73は、第2導入口72を挟んで、第2上段流路71に対して屈曲されて、便器本体2の前後方向に延びる。
第2下段流路73は、断面積が第2導入口72よりも広がって形成されている。本実施形態では、第2下段流路73の断面積及び第2導入口72の断面積は、水の流れ方向に直交する方向の断面積を意味する。つまり、洗浄水が第2導入口72から第2下段流路73に導入される際には、第2下段流路73において、洗浄水の流路は広がる。
このように構成される第2導入流路7においては、図3に示すように、第2導入流路7を流通する洗浄水は、第2上段流路71を通り、第2導入口72により流通方向を略直交方向に変更されて、第2下段流路73に導かれる。
第2下段流路73に通過した洗浄水は、第2吐水口24から便鉢21の内部に吐水される。
以上のように、第1吐水口23、第2吐水口24及び洗浄水導水路4が構成されることで、使用者が便器装置1を使用した後、便器洗浄(小洗浄または大洗浄)を実行すると、洗浄水が洗浄水導水路4を通り、第1吐水口23及び第2吐水口24から洗浄水が吐水される。第1吐水口23及び第2吐水口24から吐水された洗浄水は、便器本体2の上端の内面を周回して流れた後、便鉢21の内面に沿って周回しながら下方に流れる。即ち、便鉢21の内部に洗浄水による横方向及び縦方向の旋回流が形成され、この横方向及び縦方向の旋回流により便鉢21の内面に付着した汚物等が洗い流されて中央側に集められた後、便器排水路入口211(図3参照)を介して、外部に排出される。
次に、第1下段流路63にリブ部631を設けたことによる作用について説明する。
なお、本実施形態においては、図3及び図4に示すように、第1導入流路6において、第1下段流路63は、第1上段流路61に対して、第1導入口62を挟んで折り返されて延びている。ここで、本発明の作用の説明においては、図7に示すように、第1上段流路61から、第1導入口62、第1導入流路6の流路を模式的に直線状に示した。第1下段流路63を流通する洗浄水の作用について、流路を模式的に示した図7により説明する。
図7に示すように、第1導入流路6において、洗浄水は、第1上段流路61を流通されて、第1導入口62から第1下段流路63に導入される。第1導入口62(断面積S1)から導入された洗浄水は、第1導入口62(断面積S1)よりも断面積が広がった第1下段流路63(断面積S3)を流通する。ここで、第1導入口62は、第1下段流路63の断面積よりも小径に縮径して開口する。そのため、第1導入口62から第1下段流路63に導入された洗浄水は、空気を巻き込んで導入される。空気を巻き込んで第1下段流路63に導入された洗浄水からは、異音が発生することがある。
本発明においては、第1下段流路63の下方には、リブ部631が形成される。そのため、図7に示すように、第1下段流路63(断面積S3)を流通する洗浄水は、第1下段流路63(断面積S3)よりも断面積が狭まった第1下段流路63におけるリブ部631が配置された部分(断面積S2)を通過する。第1下段流路63は、第1下段流路63におけるリブ部631が配置される部分において流路が狭まる。これにより、第1下段流路63におけるリブ部631が設けられる部分は、リブ部631の上方において、洗浄水で満たされやすくなる。このため、第1下段流路63におけるリブ部631が設けられる部分は、洗浄水が満たされて、空気層が少なくなり、又は、空気層が存在しなくなる。
よって、空気を巻き込んだ洗浄水が第1下段流路63に導入されても、第1下段流路63にリブ部631を設けたことにより、異音が伝播する空気層が少なくなる。よって、第1吐水口23からの異音の発生を低減することができる。
また、第1下段流路63にリブ部631を設けることにより、リブ部631に洗浄水がぶつかることで洗浄水の勢いが弱められる。これにより、第1吐水口23から洗浄水が勢いよく飛び出すことが抑制される。また、洗浄水の横方向の旋回流を弱めて、洗浄水の縦方向の旋回流を強めることができる。これにより、洗浄水の横方向の旋回流が強い場合であっても、洗浄水を横方向に旋回させるだけでなく縦方向へ流れやすくして、軽い汚物等が便鉢21に残存することを低減することができる。
また、本実施形態においては、リブ部631は、第1下段流路63の下方に配置される。そのため、洗浄水は、第1下段流路63の下方側から満たされていくため、洗浄水がリブ部631を乗り越えて、リブ部631の上方に形成される空気層を少なくしやすい。これにより、異音が伝播する空気層をより少なくしやすいため、第1吐水口23からの異音の発生をより低減することができる。
ここで、図5〜図7に示すように、リブ部631が配置される部分における第1下段流路63の断面積S2は、第1導入口62の断面積S1よりも大きい(S2>S1)。そのため、第1導入口62により流路が狭くなったことにより流量が少なくなった洗浄水について、第1吐水口23から吐水される洗浄水の流量を制限せずに、流量を確保した状態で、第1吐水口23から洗浄水を吐水することができる。
なお、第1下段流路63にリブ部631を設けた構成において、第1導入口62から第1吐水口23までの洗浄水の流路は、直線状の流路であっても、途中で折り返された流路であっても、上述のような作用と同様の作用が奏される。
また、図7に示す模式図においては、第1下段流路63は、水平に形成されているが、これに限らない。例えば、第1下段流路63は、第1導入口62から第1吐水口23に向かうにしたがって下るように傾斜して形成されていてもよいし、第1導入口62から第1吐水口23に向かうにしたがって上るように傾斜して形成されていてもよい。
以上説明した本実施形態の便器装置1によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態においては、便鉢21を有する便器本体2と、便鉢21に洗浄水を吐出する第1吐水口23と、第1吐水口23に向けて洗浄水を流通させる第1下段流路63、及び第1下段流路63の上流側に設けられ洗浄水が導入されると共に第1下段流路63の断面積よりも小径の第1導入口62を有する第1導入流路6と、第1下段流路63の内部側に突出するリブ部631と、を備える。
そのため、第1下段流路63におけるリブ部631が配置される部分は、流路が狭くなるため、洗浄水で満たされやすくなり、空気層が少なくなる。これにより、空気を巻き込んだ洗浄水が第1下段流路63に導入されても、リブ部631により、異音が伝播する空気層が少なくなる。よって、第1吐水口23からの異音の発生を低減することができる。
また、第1下段流路63にリブ部631を設けることにより、リブ部631に洗浄水がぶつかることで洗浄水の勢いが弱められる。これにより、第1吐水口23から洗浄水が勢いよく飛び出すことが抑制される。
また、第1吐水口23から吐出する洗浄水の勢いが弱められるため、洗浄水の横方向の旋回流を弱めて、洗浄水の縦方向の旋回流を強めることができる。これにより、洗浄水の横方向の旋回流が強い場合であっても、洗浄水を横方向に旋回させるだけでなく縦方向へ流れやすくして、軽い汚物等が便鉢21に残存することを低減することができる。
また、本実施形態においては、リブ部631は、第1下段流路63の下方に配置される。そのため、洗浄水は、第1下段流路63の下方側から満たされていくため、洗浄水がリブ部631を乗り越えて、リブ部631の上方に形成される空気層を少なくしやすい。これにより、異音が伝播する空気層をより少なくしやすいため、第1吐水口23からの異音の発生をより低減することができる。
また、本実施形態においては、リブ部631が配置される部分における第1下段流路63の断面積S2は、第1導入口62の断面積S1よりも大きい(S2>S1)。第1導入口62により流路が狭くなったことにより流量が少なくなった洗浄水について、第1吐水口23から吐水される洗浄水の流量を制限せずに、流量を確保した状態で、第1吐水口23から洗浄水を吐水することができる。
以上、本発明の便器装置1の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、リブ部631を第1導入流路6の第1下段流路63に設けたが、これに限らず、リブ部631を第2導入流路7の第2下段流路73に設けてもよい。
また、前記実施形態では、リブ部631を第1下段流路63の下方に配置したが、これに限らない。例えば、リブ部631を第1下段流路63の上方や側方に配置してもよい。
また、前記実施形態では、便器装置1を、壁掛け式の便器装置としたが、これに限らず、床置き式の便器装置としてもよい。
1 便器装置
2 便器本体
6 第1導入流路(流路)
21 便鉢
23 第1吐水口(吐水口)
62 第1導入口(縮径部)
63 第1下段流路(下流側流路)
631 リブ部

Claims (3)

  1. 便鉢を有する便器本体と、
    前記便鉢に水を吐出する吐水口と、
    前記吐水口に向けて水を流通させる下流側流路、及び前記下流側流路の上流側に設けられ水が導入されると共に前記下流側流路の断面積よりも小径の縮径部を有する流路と、
    前記下流側流路の内部側に突出するリブ部と、を備える便器装置。
  2. 前記リブ部は、前記下流側流路の下方に配置される請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記リブ部が配置される部分における前記下流側流路の断面積は、前記縮径部の断面積よりも大きい請求項1又は2に記載の便器装置。
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