JP5674231B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
また、近年、節水の要請から、より少ない洗浄水量により早期にトラップ部を満水状態にしてサイホン作用を発生させる必要がある。
このように構成された本発明においては、屈曲管路の内側下面を立下管路から落下してきた洗浄水が横排水管路の入口近傍までほぼ水平方向に延びる平坦面に衝突し、排水管路の入口の上端近傍に向けて跳ね上がるので、この跳ね上がる洗浄水により、横排水管路の入口近傍の断面が水膜によりシールされ、これにより、トラップ排水路が早期に満水状態となり、サイホン作用の起動を早めることができる。この結果、本発明によれば、少ない洗浄水により洗浄が可能となる。さらに、本発明においては、屈曲管路の内側下面を横排水管路の入口近傍までほぼ水平方向に延びる平坦面形状に形成したので、この平坦面により、より多くの洗浄水を横排水管路の入口の上端近傍へ向けることができる。この結果、本発明によれば、横排水管路の入口近傍で水膜を形成して断面をシールし易くなり、サイホン作用の起動をさらに早めることができる。
このように構成された本発明においては、立下管路から落下してきた洗浄水が平坦面で跳ね上がり排水管路の入口の上端近傍に向うとき、平坦面の幅方向の両端部に形成されたR部が、跳ね上がった洗浄水をガイドして屈曲管路の内周面に沿って上方へ流れるので、排水管路の入口近傍で水膜を形成して断面をシールし易くなり、サイホン作用の起動をさらに早めることができる。
このように構成された本発明においては、横排出管路の入口の上端近傍に断面積を小さくする絞り部を設けたので、横排出管路の入口近傍で水膜を形成して断面をシールし易くなるので、サイホン作用の起動をさらに早めることができる。
このように構成された本発明においては、立下管路から落下してきた洗浄水が平坦面で衝突する際、平坦面の幅方向長さが、横排水管路の絞り部が設けられた入口近傍の屈曲管路の内径の少なくとも1/2の長さを有しているので、平坦面で跳ね上がる洗浄水が幅方向に広がり易くなり、この広がった洗浄水の両側の水が屈曲管路の内周面に沿って上方へ流れるので、横排水管路の入口近傍で水膜を形成して断面をシールし易くなり、サイホン作用の起動をさらに早めることができる。
このように構成された本発明においては、立下管路から落下してきた洗浄水が平坦面で跳ね上がり横排水管路の入口の上端近傍に向うとき、平坦面の下流側で平坦面に連続する横排水管路の断面形状をほぼ円筒形状としたので、平坦面から跳ね上がった洗浄水の両側の水が横排水管路の内周面に沿って上方へ流れ、横排水管路の入口近傍で水膜を形成して断面をシールし易くなり、サイホン作用の起動をさらに早めることができる。
このように構成された本発明においては、屈曲管路及び横排水管路が、上記立下管路に着脱自在に取り付けられた排水ソケットにより形成されているので、便器の取り付け等が容易となり、また、設計及び製造の自由度が向上する。
先ず、図1乃至図4により、本発明の第1実施形態による水洗大便器を説明する。図1は本発明の第1実施形態による水洗大便器を示す側面断面図であり、図2は図1のII−II線に沿って見た断面図であり、図3は図1に示す水洗大便器を後方から見た背面図であり、図4は図1のIV−IV線に沿って見た断面図である。
トラップ排水路6は、ボウル部4の底部に設けられた入口部8と、この入口部8から頂部10に向かって斜め上方に延びた立上管路12と、この頂部10から鉛直方向下方に向かう立下管路14とを備えている。
なお、絞り部22は、長大汚物の排出に支障がない程度の大きさであるのが好ましく、さらに、必要に応じて、省略することも可能である。
また、屈曲管路16の平坦面20の幅方向の両側部には、R部24が形成されている。さらに、屈曲管路16の平坦面20の幅方向長さWは、屈曲管路16の内径の少なくとも1/2の長さとなっている。例えば、本実施形態においては、屈曲管路16の内径は53mmであり、平坦面20の幅方向長さは30mmである。
このように構成された第2実施形態においても、屈曲管路26の内側下面には、同様な、平坦面20が形成されているので、上述した第1実施形態と同様な作用効果が奏される。
2 便器本体
6 トラップ排水路
12 立上管路
14 立下管路
16,26,30,40 屈曲管路
18,32 横排水管路
20 平坦面
22 絞り部
24 R部
28,42 縦排水管路
34,44 排水ソケット
36,46 シール材
Claims (6)
- 立上管路と立下管路を備えたトラップ排水路を有する水洗大便器において、
トラップ排水路の立下管路の下端に接続された屈曲管路と、
この屈曲管路の下流端に接続され、横方向に延びる横排水管路と、を有し、
上記屈曲管路の内側下面を、上記立下管路から落下してきた洗浄水が衝突し、この衝突した洗浄水が上記横排水管路の入口の上端近傍に向けて上方に跳ね上がるように、上記横排水管路の入口近傍までほぼ水平方向に延びる平坦面形状に形成したことを特徴とする水洗大便器。 - 前記屈曲管路の内側下面の平坦面の幅方向の両端部には、R部が形成されている請求項1記載の水洗大便器。
- 上記横排水管路の入口の上端近傍に断面積を小さくする絞り部を設けた請求項1又は2に記載の水洗大便器。
- 上記屈曲管路の平坦面の幅方向長さが、上記横排水管路の上記絞り部が設けられた入口近傍の屈曲管路の内径の少なくとも1/2の長さを有する請求項3に記載の水洗大便器。
- 上記屈曲管路の平坦面の下流側で平坦面に連続する上記横排水管路の断面形状をほぼ円筒形状とした請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記屈曲管路及び横排水管路が、上記立下管路に着脱自在に取り付けられた排水ソケットにより形成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。
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