JPH077426Y2 - ワンピース便器 - Google Patents

ワンピース便器

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JPH077426Y2
JPH077426Y2 JP1989131555U JP13155589U JPH077426Y2 JP H077426 Y2 JPH077426 Y2 JP H077426Y2 JP 1989131555 U JP1989131555 U JP 1989131555U JP 13155589 U JP13155589 U JP 13155589U JP H077426 Y2 JPH077426 Y2 JP H077426Y2
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JP
Japan
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water
toilet bowl
drainage
piece
orifice portion
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Application number
JP1989131555U
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English (en)
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JPH0369076U (ja
Inventor
洋介 鈴木
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は便器本体と洗浄水タンクとを一体に形成して
成るサイホン式のワンピース便器に関し、詳しくはサイ
ホン作用を高めるための技術手段に関する。
(従来の技術) 第3図はこの種従来のワンピース便器の一例を示したも
のである(但しボールタップ等の機構部は省略されてい
る)。図示のようにこのワンピース便器は、便器本体10
0と洗浄水タンク102とが一体に形成されており、洗浄水
タンク102内に貯留された洗浄水が主通水路104及びリム
通水路106より便鉢108内へと流入させられるようになっ
ている。
またこのワンピース便器においては、便器本体100の排
水口110が床面上に固定された連結ソケット112を介して
排水配管(図示省略)に接続され、便鉢108内の水がサ
イホン作用により排水口110,連結ソケット112を通じて
排水配管に排出されるようになっている。
この連結ソケット112には、オリフィス部114が排水口11
0と同心位置に設けられており、排水口110からの排出水
がそのオリフィス部114を通過する際に流動抵抗が生ず
るようにされている。これは排出水に対してオリフィス
部114で流動抵抗を生ぜしめることにより、便器本体100
の排水管路116を早く満水状態とするためである。尚連
結ソケット112には、上記排水口110及びオリフィス部11
4に対向するようにして水平な底板部118が形成されてお
り、かかる底板部118がオリフィス部114を通過した排出
水に対する抵抗部として作用するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところでこのサイホン式のワンピース便器にあっては、
洗浄水タンク102の背が低いことから、便鉢洗浄時の当
初の水流の勢いが弱く、このために排水管路116内が満
水状態となりにくく、従ってサイホン作用が円滑に惹起
されにくい不具合が存していた。
(課題を解決するための手段) 本考案はこのような課題を解決するためになされたもの
であり、その要旨は、便器本体と洗浄水タンクとを一体
に形成するとともに、該便器本体の排水口を、床面上に
固定した連結ソケットにより排水配管に接続し、該排水
口からの排出水を該連結ソケットに設けたオリフィス部
を経由して排出させるように成したサイホン式のワンピ
ース便器において、前記オリフィス部の中心を前記便器
本体の排水口の中心より偏心した位置に配置したことに
ある。
(作用及び考案の効果) 本考案においては、連結ソケットにおけるオリフィス部
が、便器本体の排水口に対して偏心配置されているた
め、そのオリフィス部における排出水の流動抵抗が一段
と大きくなるとともに、排出水がこのオリフィス部を通
過流動する際に乱流が生ぜしめられる。そしてこの乱流
により同部ないし近傍に残存していた空気が巻き込まれ
て排出水とともに速やかに排除される。即ち従来は排水
通路上に残存していた空気が円滑に排出されず、従って
排水通路内が円滑に満水状態となりにくかったのである
が、本考案によれば乱流発生に基づいて残存空気が円滑
に排除され、排水通路内が速やかに満水状態となって、
サイホン作用が円滑に惹起されるのである。
尚、オリフィス部の口径を小さくすることによっても同
様の効果を得ることができるが、この場合にはオリフィ
ス部の排水通路が狭くなって便鉢内の汚物が排出されに
くくなる。
これに対して、本考案はオリフィス部の位置を偏心させ
ることによりサイホン作用を助長するものであるため、
こうした不都合は生じない。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第2図において、10はサイホンボルテックス式のワンピ
ース便器であって、便器本体12と洗浄水タンク14とが一
体に形成されている。このワンピース便器10は、主通水
路16とリム通水路18とを有しており、洗浄水タンク14内
の洗浄水がその底部の排出口より主通水路16へと流下さ
せられた上便鉢20内部へと流入させられるとともに、給
水管から供給された水がリム通水路18へと導かれた上、
複数の噴出口より便鉢内面に沿って流下させられるよう
になっている。
22はボールタップであって、給水管からの水を洗浄水タ
ンク14内へと供給し、同タンク14内がほぼ満水状態とな
った時に給水停止するようになっている。このボールタ
ップ22は、通常のそれとは異なって給水管からの水を直
接リム通水路18へも供給し得るようになっている。具体
的にはこのボールタップ22は、給水栓26,浮子24の他に
切替弁28を有しており、レバー操作によりボール弁体32
が引き上げられてタンク14内の洗浄水が主通水路16へと
落下・流出させられると同時に、給水栓26を経由して供
給された水を切替弁28によりリム通水路18へと導いて便
鉢20内面に沿って洗浄水を流下させるようになってい
る。また洗浄水タンク14内が空となってボール弁体32が
タンク底部の排出口を塞ぐ状態となった時、ボール弁体
32に連動して回動するアーム34により切替弁28の流路を
タンク吐水口30の側へと切り替えて、タンク14に給水さ
せる。而してタンク14内がほぼ満水状態となると、浮子
24が上昇して給水栓26の流路を閉じ、タンク14への給水
を停止させる。尚、このボールタップ22は公知のもので
あり、また本願考案とは直接的関係がないので、更に詳
しい構成説明及び作用説明は省略する。
本例のワンピース便器10は、便鉢20内の水を渦流を生ぜ
しめつつサイホン作用により流出させる形式のもので、
便器本体12の側に排水管路36を有している。そしてその
先端の排水口38が、連結ソケット40を介して排水配管41
に接続されている。
連結ソケット40は、排水口38近傍にオリフィス部42を有
し、またそれら排水口38及びオリフィス部42に対向する
ようにして底板部44が設けられている。
上記オリフィス部42は、第1図に詳しく示しているよう
に連結ソケット40に形成した細径部に鍔付の筒体48を装
着して成るもので、その中心が排水口38の中心に対して
便鉢20の中心側に距離l(本例ではl=10mmとされてい
る)だけ偏心させられている。
この種形式のワンピース便器においては、便鉢20からの
排出水により排水管路36内が満水状態となった時にサイ
ホン作用が惹起されるが、ワンピース便器の場合、洗浄
水タンク14からの洗浄水の勢いが弱いためにサイホン作
用が起きにくい。特に排水口110近傍に空気を残存し
て、これがサイホン作用を起す際の妨げとなり易い。
しかるに本例のワンピース便器10においては、排水口38
を通過した水がオリフィス部42の開口の周辺部に当っ
て、そこで大きな流動抵抗が生じるとともに、その抵抗
に基づいて乱流が生ぜしめられるため、残存空気が乱流
に巻き込まれて速やかに外部に排出され、サイホン作用
が円滑に惹起される。これにより洗浄力が効果的に高め
られる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案は便鉢の形
状,排出管路の形態等に応じてオリフィス部を上記とは
異なった方向に偏心させることも可能であるし、また上
例とは異なった形態のワンピース便器に適用することも
可能である等、その主旨を逸脱しない範囲において、当
業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるワンピース便器のオリ
フィス部と周辺部を示す要部断面図であり、第2図はそ
のワンピース便器の断面図、第3図は従来のワンピース
便器(一部省略)の断面図である。 12:便器本体 14:洗浄水タンク 38:排水口 40:連結ソケット 41:排水配管 42:オリフィス部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器本体と洗浄水タンクとを一体に形成す
    るとともに、該便器本体の排水口を、床面上に固定した
    連結ソケットにより排水配管に接続し、該排水口からの
    排出水を該連結ソケットに設けたオリフィス部を経由し
    て排出させるように成したサイホン式のワンピース便器
    において、 前記オリフィス部の中心を前記便器本体の排水口の中心
    より偏心した位置に配置したことを特徴とするワンピー
    ス便器。
JP1989131555U 1989-11-11 1989-11-11 ワンピース便器 Expired - Lifetime JPH077426Y2 (ja)

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JPH0369076U JPH0369076U (ja) 1991-07-09
JPH077426Y2 true JPH077426Y2 (ja) 1995-02-22

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ID=31679056

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JP5674231B2 (ja) * 2009-03-30 2015-02-25 Toto株式会社 水洗大便器

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JPH0352312Y2 (ja) * 1984-12-20 1991-11-12
JPS6221180U (ja) * 1985-07-19 1987-02-07

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JPH0369076U (ja) 1991-07-09

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