JPH0352312Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0352312Y2 JPH0352312Y2 JP1984194165U JP19416584U JPH0352312Y2 JP H0352312 Y2 JPH0352312 Y2 JP H0352312Y2 JP 1984194165 U JP1984194165 U JP 1984194165U JP 19416584 U JP19416584 U JP 19416584U JP H0352312 Y2 JPH0352312 Y2 JP H0352312Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- water tank
- flush
- heat insulating
- closed space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、水洗式大便器、特に寒冷時の結露を
防止する防露タイプの大便器に関する。
防止する防露タイプの大便器に関する。
従来、水洗式の大便器として、便器本体とこれ
に洗浄水を供給するための洗浄水タンクを一体的
に構成した所謂ワンピース便器のものがある。
に洗浄水を供給するための洗浄水タンクを一体的
に構成した所謂ワンピース便器のものがある。
これは、第5図に示すように便器本体1の後部
側に洗浄水タンク2を一体的に形成し、この洗浄
水タンク2内を便器本体1の上部に環状の流路と
して設けたリム通水路3及びボール部4内に連通
して形成したものである。
側に洗浄水タンク2を一体的に形成し、この洗浄
水タンク2内を便器本体1の上部に環状の流路と
して設けたリム通水路3及びボール部4内に連通
して形成したものである。
リム通水路3には洗浄水タンク2との連絡口5
から洗浄水が流入して射水孔6からボール部4へ
洗浄水を排出し、さらに洗浄水タンク2の下面に
設けた別の供給流路7からボール部4の中心部分
に洗浄水を供給し、汚物をトラツプ部8を形成し
た排水路9から排出する構成となつている。
から洗浄水が流入して射水孔6からボール部4へ
洗浄水を排出し、さらに洗浄水タンク2の下面に
設けた別の供給流路7からボール部4の中心部分
に洗浄水を供給し、汚物をトラツプ部8を形成し
た排水路9から排出する構成となつている。
ところで、洗浄水タンク2及び封水レベル以下
のトラツプ部8及び排水路9の入口側内には常に
水が滞留しているので、使用水の温度が低く便所
内が梅雨時や夏期のように比較的高温多湿のとき
は洗浄水タンク2及び便器本体1下部側の表面壁
に結露を生じる。
のトラツプ部8及び排水路9の入口側内には常に
水が滞留しているので、使用水の温度が低く便所
内が梅雨時や夏期のように比較的高温多湿のとき
は洗浄水タンク2及び便器本体1下部側の表面壁
に結露を生じる。
従来の便器構造では洗浄水タンク2及び便器本
体1の形成壁の内側面が水に、及び外側面が大気
に接するので、大気温度及び湿度の条件によつて
結露しやすく、床面を濡らすなどの問題があり衛
生機器として不適切であるという問題がある。
体1の形成壁の内側面が水に、及び外側面が大気
に接するので、大気温度及び湿度の条件によつて
結露しやすく、床面を濡らすなどの問題があり衛
生機器として不適切であるという問題がある。
本考案の目的は、便器本体と洗浄水タンクとを
一体的に形成したワンピース型の水洗便器におい
て、設置のために外形に影響を与えることなく、
製造に際して格別の追加工程を必要とせずに充分
な結露防止を可能とする構造を提供することにあ
る。
一体的に形成したワンピース型の水洗便器におい
て、設置のために外形に影響を与えることなく、
製造に際して格別の追加工程を必要とせずに充分
な結露防止を可能とする構造を提供することにあ
る。
本考案は、所謂ワンピース型の水洗便器におい
て、洗浄水タンクの内面に断熱材を貼着し、同洗
浄水タンクの底面から便器本体の下面側であつて
ボールへの供給流路の外面にかけて断熱材を貼着
するとともに、上記便器本体のトラツプ部の直下
に便器本体と一体的に底方も含めた隔壁によつて
第1の閉塞空間を形成し、且つ同第1の閉塞空間
の外周面にボール部および排水路の外壁面を覆う
第2の閉塞空間とを設けたことを特徴とする。
て、洗浄水タンクの内面に断熱材を貼着し、同洗
浄水タンクの底面から便器本体の下面側であつて
ボールへの供給流路の外面にかけて断熱材を貼着
するとともに、上記便器本体のトラツプ部の直下
に便器本体と一体的に底方も含めた隔壁によつて
第1の閉塞空間を形成し、且つ同第1の閉塞空間
の外周面にボール部および排水路の外壁面を覆う
第2の閉塞空間とを設けたことを特徴とする。
本考案はとくに便器本体に二重の閉塞空間を設
けたことによつて断熱材の封入によらずとも充分
な断熱機能を持つことになり、また、製造も断熱
材の封入工程を必要としない。
けたことによつて断熱材の封入によらずとも充分
な断熱機能を持つことになり、また、製造も断熱
材の封入工程を必要としない。
また、二重の閉塞空間も内側の第1空間によつ
て便器本体のトラツプ部の断熱機能を持たせ、さ
らに、第2の空間によつて第1空間による断熱機
能を補助せしめると共に外周面にボール部および
排水路による結露を防止する機能を持たせたもの
である。
て便器本体のトラツプ部の断熱機能を持たせ、さ
らに、第2の空間によつて第1空間による断熱機
能を補助せしめると共に外周面にボール部および
排水路による結露を防止する機能を持たせたもの
である。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
明する。
第1図は本考案に係る水洗式大便器の縦断面
図、第2図は同一部切欠平面図、第3図は同第2
図の−線矢視断面図、第4図は同底面図であ
る。
図、第2図は同一部切欠平面図、第3図は同第2
図の−線矢視断面図、第4図は同底面図であ
る。
便器本体1は従来例のものと同様に洗浄水タン
ク2を一体的に形成し、同洗浄水タンク2内から
洗浄水を連絡口5によりリム通水路3に及び洗浄
水タンク2の下面から便器本体1の側部にかけて
形成した供給流路7によりボール部4にそれぞれ
供給可能に構成している。
ク2を一体的に形成し、同洗浄水タンク2内から
洗浄水を連絡口5によりリム通水路3に及び洗浄
水タンク2の下面から便器本体1の側部にかけて
形成した供給流路7によりボール部4にそれぞれ
供給可能に構成している。
便器本体1の下部にはトラツプ部8の直下に位
置する第一空間部11、及びこの第一空間部11
の周囲を囲むように形成した第二空間部12を隔
壁13によつてそれぞれ設けている。
置する第一空間部11、及びこの第一空間部11
の周囲を囲むように形成した第二空間部12を隔
壁13によつてそれぞれ設けている。
第二空間部12は便器本体1前面側下部から排
水路9部分にかけての領域に位置し、便器本体1
の下面をこれら第一、第二空間部11,12によ
り形成される空気層が下端から封水レベルまでの
便器本体1に対して断熱層として機能する。
水路9部分にかけての領域に位置し、便器本体1
の下面をこれら第一、第二空間部11,12によ
り形成される空気層が下端から封水レベルまでの
便器本体1に対して断熱層として機能する。
また、洗浄水タンク2の内壁にはポリスチレン
等の合成樹脂を素材とする断熱材20を貼着し
て、洗浄水タンク2を外部と断熱している。
等の合成樹脂を素材とする断熱材20を貼着し
て、洗浄水タンク2を外部と断熱している。
この洗浄水タンク2内の断熱材20は、第2図
に示すように四分割した部材を別個に配置するも
ので、底面部21は供給流路7に対応する部分を
切欠した形状である。
に示すように四分割した部材を別個に配置するも
ので、底面部21は供給流路7に対応する部分を
切欠した形状である。
さらに、洗浄水タンク2の下面からトラツプ部
8の入口部に至る供給流路7の外壁面には、ウレ
タン樹脂を素材とした断熱材22を貼着し、供給
流路7部分を外部と断熱した状態に被覆してい
る。
8の入口部に至る供給流路7の外壁面には、ウレ
タン樹脂を素材とした断熱材22を貼着し、供給
流路7部分を外部と断熱した状態に被覆してい
る。
上記構成において、便器本体1の封水レベルよ
り下位は第一、第二空間部11,12によつて形
成した空気層により外部と断熱されているので、
高温多湿時においても便器本体1の表面、即ち第
二空間部12を形成する形成壁30の表面に結露
を生じることはなく、また洗浄水タンク2及びそ
の下面の供給流路7部分は断熱材20,22によ
り同様に外部と断熱されるのでその表面での結露
を防止できる。
り下位は第一、第二空間部11,12によつて形
成した空気層により外部と断熱されているので、
高温多湿時においても便器本体1の表面、即ち第
二空間部12を形成する形成壁30の表面に結露
を生じることはなく、また洗浄水タンク2及びそ
の下面の供給流路7部分は断熱材20,22によ
り同様に外部と断熱されるのでその表面での結露
を防止できる。
以上のように、洗浄水が滞留する封水レベル以
下の便器本体1、洗浄水タンク2及び洗浄水タン
ク2からの供給流路7を外界と断熱してその表面
での結露発生を防止できるので、使用時に人が着
座しても身体を濡らしたり、床面を汚してしまう
ようなことはない。
下の便器本体1、洗浄水タンク2及び洗浄水タン
ク2からの供給流路7を外界と断熱してその表面
での結露発生を防止できるので、使用時に人が着
座しても身体を濡らしたり、床面を汚してしまう
ようなことはない。
本考案は、便器本体と洗浄水タンクとを一体的
に形成したワンピース型の水洗便器において、設
置のために外形に影響を与えることなく、製造に
際して格別の追加工程を必要とせずに充分な結露
防止を可能とする構造が得られるという効果を奏
する。
に形成したワンピース型の水洗便器において、設
置のために外形に影響を与えることなく、製造に
際して格別の追加工程を必要とせずに充分な結露
防止を可能とする構造が得られるという効果を奏
する。
第1図は本考案にかかる水洗式大便器の縦断面
図、第2図は同一部切欠平面図、第3図は同第2
図の−線矢視断面図、第4図は同底面図、第
5図は従来例を示す断面図である。 1…便器本体、2…洗浄水タンク、3…リム通
水路、4…ボール部、7…供給流路、8…トラツ
プ部、9…排水路、11…第一空間部、12…第
二空間部、20…断熱材、22…断熱材。
図、第2図は同一部切欠平面図、第3図は同第2
図の−線矢視断面図、第4図は同底面図、第
5図は従来例を示す断面図である。 1…便器本体、2…洗浄水タンク、3…リム通
水路、4…ボール部、7…供給流路、8…トラツ
プ部、9…排水路、11…第一空間部、12…第
二空間部、20…断熱材、22…断熱材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 便器本体と洗浄水タンクとを一体的に形成し、
同洗浄水タンク内を便器本体のリム通水路及びボ
ール部内に連通し、さらに同ボール部内にトラツ
プ部を形成するとともに同トラツプ部から排水路
を有し、且つ、少なくとも水溜り部分の全外周面
に断熱層による結露防止構造を設けた水洗式大便
器において、 洗浄水タンクの内面に断熱材を貼着し、同洗浄
水タンクの底面から便器本体の下面側であつてボ
ールへの供給流路の外面にかけて断熱材を貼着す
るとともに、 上記便器本体のトラツプ部の直下に便器本体と
一体的に底方も含めた隔壁によつて第1の閉塞空
間を形成し、且つ同第1の閉塞空間の外周面にボ
ール部および排水路の外壁面を覆う第2の閉塞空
間を設けてなる水洗式大便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984194165U JPH0352312Y2 (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984194165U JPH0352312Y2 (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61106584U JPS61106584U (ja) | 1986-07-07 |
JPH0352312Y2 true JPH0352312Y2 (ja) | 1991-11-12 |
Family
ID=30751604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984194165U Expired JPH0352312Y2 (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352312Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH077426Y2 (ja) * | 1989-11-11 | 1995-02-22 | 株式会社イナックス | ワンピース便器 |
JP2000265525A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Toto Ltd | 水洗便器 |
JP6756468B2 (ja) * | 2015-10-01 | 2020-09-16 | 株式会社Lixil | 便器および便器の製造方法 |
JP6957406B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2021-11-02 | 株式会社Lixil | 便器洗浄タンク及び便器装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5984074U (ja) * | 1982-11-25 | 1984-06-06 | イナ・イホー株式会社 | 腰掛式水洗便器 |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP1984194165U patent/JPH0352312Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61106584U (ja) | 1986-07-07 |
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