JP2544395Y2 - 壁排水式便器の脱臭構造 - Google Patents

壁排水式便器の脱臭構造

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JP2544395Y2
JP2544395Y2 JP1991042589U JP4258991U JP2544395Y2 JP 2544395 Y2 JP2544395 Y2 JP 2544395Y2 JP 1991042589 U JP1991042589 U JP 1991042589U JP 4258991 U JP4258991 U JP 4258991U JP 2544395 Y2 JP2544395 Y2 JP 2544395Y2
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toilet
wall
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pipe
deodorizing
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Inventor
学 吉田
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、壁排水式の便器にお
ける脱臭構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、壁排水式便器の脱臭
構造は図2に示すようなものとなっており、図2におい
て、便器本体51内にはトラップ部52が形成され、こ
のトラップ部52の後面側に排水管53が接続され、こ
の排水管53はトイレの壁面W内に埋設されたものであ
り、便器内の汚物はトラップ部52を通りこの排水管5
3から外部に排出されるものとなっている。又、便器本
体51の上面側のリムにはリム穴51aが形成され、こ
のリム穴51aを通して便器本体51で発生する臭気が
脱臭ファン54を通り壁面W内に埋設された脱臭管55
より外部に排出されるものとなっており、従来において
はトイレの壁面W内に排水管53とともに脱臭用の脱臭
管55を配管する必要があり、壁面Wに孔を開ける等の
配管作業が必要となり、施工性が悪いという問題点があ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、施工性に優れた壁排水
式便器の脱臭構造を提供せんことを目的とし、その要旨
は、排水管が便器本体の後面に開口された排水口から外
方へトイレの壁面に向かってほぼ水平状に配設された壁
排水式の便器において、前記便器本体の後部上面に立設
されたロータンク内には、ロータンク内に立設されたオ
ーバーフロー管を通して前記便器本体の臭気を吸い取る
脱臭ファンが設けられ、該脱臭ファンから排気ダクト
、前記ロータンクの裏面上部部位からロータンクの外
側に出て該ロータンクの裏側とトイレの壁面間の隙間内
に縦設され、該排気ダクトの下端部は前記排水管に接続
されていることである。
【0004】
【作用】ロータンク内に立設されたオーバーフロー管に
は脱臭ファンが連通接続されており、この脱臭ファンに
排気ダクトが、ロータンクの裏面上部部位からロータ
ンクの外側に出て該ロータンクの裏側とトイレの壁面間
の隙間内に縦設され、排気ダクトの下端部は排水管に接
続されているため、脱臭ファンが作動されると便器本体
内の臭気はオーバーフロー管を通して脱臭ファンに吸い
出され、排気ダクトを通り排水管内に排出される。その
ため、臭気を排水管に排出することができ、別途脱臭用
の配管を必要としない。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は壁排水式便器の断面構成図であり、壁排水
式便器1の便器本体2内には水封部2aの後部に連通状
にトラップ部2bが形成され、トラップ部2bはさらに
後面側に開口された排水口2cに連通されている。この
排水口2cにはトイレの壁面内に埋設された排水管3が
接続されており、便器本体2内の汚物はトラップ部2b
から排水口2cを通り、この排水管3を介して外部に排
出されるものとなっている。
【0006】又、便器本体2の上部にはリム穴2dが形
成され、さらにこのリム穴2dと連通状に便器本体2の
後部上面には開口2eが形成されており、この開口2e
上にロータンク6が立設されており、ロータンク6内の
底面には前記開口2eと連通するフロート弁7が設けら
れ、このフロート弁7にオーバーフロー管8が立設され
ており、オーバーフロー管8の上端には吸気ダクト9が
被せられ、吸気ダクト9の上端には脱臭ファン10が設
けられ、この脱臭ファン10の排出側には逆流防止弁1
1が設けられているとともに、第1排気ダクト12が連
通接続されている。
【0007】さらにこの第1排気ダクト12に対しロー
タンク6の裏面から第2排気ダクト13が接続されてお
り、この第2排気ダクト13はロータンク6の裏面に沿
って垂設され、第2排気ダクト13の下端部は前記排水
管3から立ち上げられた脱臭用接続管14に連通接続さ
れている。尚、図中4は便座であり、図中5は便蓋であ
る。
【0008】このような構造において、水封部2aで発
生した臭気はリム穴2dを通りフロート弁7からオーバ
ーフロー管8を通って上昇し、脱臭ファン10の回転力
により第1排気ダクト12及び第2排気ダクト13を通
って排水管3内に排出される。
【0009】従って、このような構造では、従来のよう
にトイレの壁面に脱臭用の脱臭管を配管施工する必要が
なく、壁面に脱臭管用の穴を開ける等の作業が不要とな
り、施工性が極めて良好なものとなる。又、第2排気ダ
クト13はロータンク6の裏面に沿ってコンパクトに配
設することができ、トイレ空間を狭めることもない。
【0010】
【考案の効果】本考案は、排水管が便器本体の後面に開
口された排水口から外方へトイレの壁面に向かってほぼ
水平状に配設された壁排水式の便器において、前記便器
本体の後部上面に立設されたロータンク内には、ロータ
ンク内に立設されたオーバーフロー管を通して前記便器
本体の臭気を吸い取る脱臭ファンが設けられ、該脱臭フ
ァンから排気ダクトが、前記ロータンクの裏面上部部位
からロータンクの外側に出て該ロータンクの裏側とトイ
レの壁面間の隙間内に縦設され、該排気ダクトの下端部
前記排水管に接続されていることにより、従来のよう
にトイレの壁面に脱臭管を配管する必要がなく、便器の
ロータンクの裏側とトイレの壁面間の隙間を利用して、
この隙間内にコンパクトに排気ダクトを配設でき、排水
管を利用して臭気を排出することができ、水漏れ等の対
策を施す必要もなく、施工が極めて容易なものとなり、
また、排気ダクトは便器のメンテナンス時に何ら邪魔に
なることはなく、しかも排気ダクトはロータンクの裏側
に隠蔽された状態となり、前面側からは排気ダクトは隠
されて便器の見栄え性も良好なものとなり、デッドスペ
ースであるロータンクの裏側とトイレの壁面間の隙間を
利用して排気ダクトをコンパクトに配設して、便器全体
をコンパクト化させることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁排水式便器の脱臭構造を示す断面構成図であ
る。
【図2】従来の脱臭構造を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1 壁排水式便器 2 便器本体 2b トラップ部 2c 排水口 2d リム穴 3 排水管 6 ロータンク 8 オーバーフロー管 9 吸気ダクト 10 脱臭ファン 11 逆流防止弁 12 第1排気ダクト 13 第2排気ダクト 14 脱臭用接続管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水管が便器本体の後面に開口された排
    水口から外方へトイレの壁面に向かってほぼ水平状に
    設された壁排水式の便器において、前記便器本体の後部
    上面に立設されたロータンク内には、ロータンク内に立
    設されたオーバーフロー管を通して前記便器本体の臭気
    を吸い取る脱臭ファンが設けられ、該脱臭ファンから排
    気ダクトが、前記ロータンクの裏面上部部位からロータ
    ンクの外側に出て該ロータンクの裏側とトイレの壁面間
    の隙間内に縦設され、該排気ダクトの下端部は前記排水
    管に接続されていることを特徴とする壁排水式便器の脱
    臭構造。
JP1991042589U 1991-05-10 1991-05-10 壁排水式便器の脱臭構造 Expired - Lifetime JP2544395Y2 (ja)

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