JP5178017B2 - 排水ソケット - Google Patents

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本発明は、洋風便器本体の排出口と床面の排水管をつなぐ排水ソケットに関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、便器本体の排出口と、床面に埋設された排水管とを、曲り部を有する排水ソケットで接続した構造の床排水式便器が存在する。
実開昭50−92543号公報
上記特許文献1のように、排水ソケット内に、急激に曲った曲り部が形成されている構造では、排水ソケット内を流れる水流に抵抗が生じてサイホンは起こり易くなるが、逆に水は抜け難くなり、汚物が詰まり易くなるという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、サイホン性能を落とさずに汚物の詰まりを無くすことのできる排水ソケットを提供することを目的とし、その請求項1は、
上端側を便器本体後部の床面側に向かって下向きに開口する排出口に接続され、下端側を床面の排水管に接続される排水ソケットであって、
該排水ソケット内には、前方向に湾曲状に下傾する前傾流路と、後方向に湾曲状に下傾する後傾流路が、上下方向に緩やかに湾曲して前記前傾流路の下端側と前記後傾流路の上端側を滑らかな連続湾曲面として繋げる屈曲部により上下方向に連続形成されていることである。
また請求項2は、前記屈曲部の流路断面が、後面側を直線状面とした略D形状に形成されていることである。
また請求項3は、前記排水管に差し込んで接続される排水ソケット下端側の下端差込部の内周部に、内側に突出したオリフィス棚部が形成されていることである。
本発明は、上端側を便器本体後部の床面側に向かって下向きに開口する排出口に接続され、下端側を床面の排水管に接続される排水ソケットであって、該排水ソケット内には、前方向に湾曲状に下傾する前傾流路と、後方向に湾曲状に下傾する後傾流路が、上下方向に緩やかに湾曲して前記前傾流路の下端側と前記後傾流路の上端側を滑らかな連続湾曲面として繋げる屈曲部により上下方向に連続形成されていることにより、排水ソケット内は略S字状の流路となっているため、水流の抵抗を大きくすることができ、少ない洗浄水量でサイホンを起こすことができる。また、洗浄水が流れ易いため汚物の詰まりを無くすことができる。
また、前記屈曲部の流路断面が、後面側を直線状面とした略D形状に形成されていることにより、流路の屈曲部の流路断面をD形状とすることで、流路の縦横の径を変えることなく面積を広げることができ、サイホン性能を落とさずに汚物の抜けを良くして詰まりを無くすことができ、少ない洗浄水量で汚物を排出することが可能となる。
また、前記排水管に差し込んで接続される排水ソケット下端側の下端差込部の内周部に、内側に突出したオリフィス棚部が形成されていることにより、洗浄水はオリフィス棚部に当たって抵抗となり、サイホンがより起こり易いものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、便器本体の据付状態の縦断面構成図であり、便器本体1のボール部1aの下流側には略逆U字状にトラップ流路1bが形成されており、このトラップ流路1bの入口1baは、ボール部1aから下方に傾斜した直線的な流入部となっている。また、ボール部1aも、前方からトラップ流路1bの入口1baまでの形状がほぼ直線状となっており、これにより、洗浄水を効果的にトラップ流路1bに誘導でき、流速を確保して、汚物を排出しやすくなり、少ない洗浄水量で済むようになっている。なお、トラップ流路1bの入口1baの直線的な流入部は、20mm以上確保することが望ましい。
また、トラップ流路1bの下流端には、床面F側に向かって垂下状に開口する排出口1cが形成されている。この排出口1cと、床面Fに埋設された排水管9との間は、排水ソケット2で接続されるものである。
本例における排水ソケット2は、図2に縦方向断面の半断面斜視図で拡大して示すような構造となっており、縦方向に延びる本体部4の上端に上端連結部5が一体形成され、本体部4の下端側には下方へ突出して下端差込部6が一体形成されている。
上端接続部5は、外側に竹の子状の爪部を有し、円筒状に立ち上げ形成されて上面が開放されており、この上端接続部5の外周および上面にゴムパッキン3を被せて、ゴムパッキン3の上面に形成されている上面差込孔3a内に、便器本体の排出口1cを差し込んで連結することができるものである。
ゴムパッキン3は、上端接続部5の爪部に係止されることにより、外れにくくなっており、さらに、ゴムパッキン3の外側下方の凹状部3bに、図示しない締結バンドを締め付けて、ゴムパッキン3は強固に上端接続部5に固定されるものである。
上端接続部5の下端には、内側へ水平な水平部5aが形成され、水平部5aの内端で下方側へ垂下する垂直部5bが形成され、垂直部5bの下端で内径側へ水平に突出して棚部5cが形成されており、この棚部5cの内側が本体部4の上端の入口4aを形成しており、この入口4aは、便器本体の排出口1cの内径と同寸法の直径60mmの円形状に形成されている。
この入口4aから、前方向に湾曲状に下傾して前傾流路R1が本体部4内に形成されており、この前傾流路R1の下端側は、本体部4の内壁を前方側へ突出させた屈曲部4bで下方側の後傾流路R2に滑らかに連続しており、後傾流路R2は、屈曲部4bから後方向に湾曲状に下傾して形成されている。なお、屈曲部4bは上下方向に緩やかに湾曲して、前傾流路R1の下端側と後傾流路R2の上端側を滑らかな略S字状の連続湾曲面として繋げている。
なお、前傾流路R1上端の中心線P1と、屈曲部4bの流路中心線P2間の偏芯距離aは10mm〜40mmに設定されており、後傾流路R2下端の中心線P3と、屈曲部4bの流路中心線P2間の偏芯距離bも10mm〜40mmに設定されている。
なお、この屈曲部4bにおける本体部4内の流路の水平断面を図3の切断斜視図で示すと、この屈曲部4bにおける流路断面は略D形状に形成されている。
即ち、屈曲部4bにおける流路断面は図3に示すように、後面側の直線状後面41に対し、前面側は水平面内で湾曲した前側湾曲面42となっており、この前側湾曲面42と直線状後面41は左右の平行な直線状側面43,44でつながれて略D字状断面に形成されている。
このように、前傾流路R1の上端の入口4a側の流路断面は円形に形成され、屈曲部4bで流路断面は略D形状となり、後傾流路R2の下端側では流路断面は円形に形成されて、入口4aから下方に向かって徐々に流路断面は絞られている。
なお、屈曲部4bにおける直線状後面41と前側湾曲面42間の前後方向距離は55mmに設定され、直線状側面43と直線状側面44間の左右方向距離も55mmに設定されている。即ち、このD字状断面は、内側に円が内接される形状であり、内接される円形状断面よりも、直線状後面41と左右の直線状側面43及び44の交わる部分の面積を広げることができて、この屈曲部4bでは、円形断面よりも面積が広げられており、汚物が抜け易いように設定されている。
入口4aから下方に向かって徐々に流路断面を絞っているが、図4に要部を拡大して示すように、下端差込部6の内周面は、下端側へ向かってラッパ状に拡径した拡径部6aとなっており、この拡径部6aの下端に、内方側へ突出してオリフィス棚部6bが一体形成されている。このオリフィス棚部6bの内周は、直径54mmの出口6cとなっている。
本体部4の下端側の外周には、外側へ突出して床面Fに固定するための固定用フランジ部7が一体形成され、この固定用フランジ部7よりも下方に向かって下端差込部6が垂下状に形成されており、この下端差込部6を図1のように、排水管9内に差し込んで排水管9に接続できるものである。
排水管9の上端の床面Fには、予め床フランジ8が設けられ、この床フランジ8上に排水ソケット2の固定用フランジ部7が覆設固定されるものである。
このように構成された排水ソケット2においては、排出口1cの内径と入口4aの内径が同寸法であり、棚部5cが形成されているため、便器本体の排出口1cから流下される洗浄水は、排出口1cの内面に沿って外側に向かって落ち、棚部5cに当り、洗浄水が中心付近に集まり、流路内が満水になり易いように設計されている。また、紙等の汚物は真っ直ぐ下に落ちるため、汚物は詰まり難くなる。
また、洗浄水は前傾流路R1から屈曲部4bで屈曲されて反対側の後方側に向かって後傾流路R2内を流れ落ち、略S字状の流路となっているため抵抗が生じて、サイホンが起きやすいように設計されている。即ち、前傾流路R1上端の中心線P1と屈曲部4bの流路中心線P2間の偏芯距離a、および、後傾流路R2下端の中心線P3と屈曲部4bの流路中心線P2間の偏芯距離bは10mm〜40mmに設定されているため、水が抜け易く、かつ抵抗が生じやすい設計となっている。なお、偏芯距離が小さいと、抵抗が少なくサイホンが起こるのが遅くなり、逆に、偏芯距離が大きいと、抵抗が大でサイホンが起きやすいが、洗浄水の抜けが悪く詰まり易くなる。
一旦流路R1,R2内が満水状態となりサイホンが生じた後は、洗浄水を早く抜く必要があるため、屈曲部4bは前述したようにD字状断面に形成されて屈曲部4b付近の流路面積を広く確保しており、サイホン性能を落とすことなく汚物が抜け易くなる。
また、下端の出口6cには、拡径部6aが形成され且つオリフィス棚部6bが形成されているため、洗浄水はオリフィス棚部6bに当たって抵抗となり、サイホンがより起こり易いものとなり、しかも、紙等の汚物は拡径部6aにより真直ぐ出口6c内を流下できて、詰まり難いものなる。
このように本例の排水ソケット2ではサイホン性能を向上させて、少ない洗浄水量で確実にサイホンを生じさせることができ、しかも汚物が詰まることがなく、少ない洗浄水量で汚物を良好に排出することができるものとなる。
便器本体の据付状態の縦断面構成図である。 図1における排水ソケットの縦断面斜視構成図である。 図2における排水ソケットの屈曲部を水平に切断して上から見た斜視構成図である。 排水ソケットの下端差込部の拡大斜視図である。
1 便器本体
1b トラップ流路
1c 排出口
2 排水ソケット
3 ゴムパッキン
3a 上面差込部
4 本体部
4a 入口
4b 屈曲部
5 上端接続部
5c 棚部
6 下端差込部
6a 拡径部
6b オリフィス棚部
6c 出口
7 固定用フランジ部
9 排水管
41 直線状後面
42 前側湾曲面
43,44 直線状側面
F 床面
R1 前傾流路
R2 後傾流路

Claims (3)

  1. 上端側を便器本体後部の床面側に向かって下向きに開口する排出口に接続され、下端側を床面の排水管に接続される排水ソケットであって、
    該排水ソケット内には、前方向に湾曲状に下傾する前傾流路と、後方向に湾曲状に下傾する後傾流路が、上下方向に緩やかに湾曲して前記前傾流路の下端側と前記後傾流路の上端側を滑らかな連続湾曲面として繋げる屈曲部により上下方向に連続形成されている
    ことを特徴とする排水ソケット。
  2. 前記屈曲部の流路断面が、後面側を直線状面とした略D形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の排水ソケット。
  3. 前記排水管に差し込んで接続される排水ソケット下端側の下端差込部の内周部に、内側に突出したオリフィス棚部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水ソケット。
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